JP3093459B2 - 歩行型農作業機における自動操向装置 - Google Patents

歩行型農作業機における自動操向装置

Info

Publication number
JP3093459B2
JP3093459B2 JP04198495A JP19849592A JP3093459B2 JP 3093459 B2 JP3093459 B2 JP 3093459B2 JP 04198495 A JP04198495 A JP 04198495A JP 19849592 A JP19849592 A JP 19849592A JP 3093459 B2 JP3093459 B2 JP 3093459B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ridge
vehicle body
traveling vehicle
traveling
wheels
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP04198495A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0646605A (ja
Inventor
忠司 近藤
武 白石
修一 清水
俊郎 和田
英夫 中島
正俊 日朝
雅弘 兼崎
芳明 蔵屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
Original Assignee
Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yanma Agricultural Equipment Co Ltd filed Critical Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
Priority to JP04198495A priority Critical patent/JP3093459B2/ja
Publication of JPH0646605A publication Critical patent/JPH0646605A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3093459B2 publication Critical patent/JP3093459B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Guiding Agricultural Machines (AREA)
  • Transplanting Machines (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、畝を跨いで走行する車
輪を備え、畝に沿って走行しながら苗を移植する等のた
めの歩行型農作業機における自動操向装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】この種の歩行型農作業機において、畝に
沿って走行車体を進行させるための自動走行制御装置と
して、先行技術の特開昭63−94905号公報には、
走行車体の進行方向を検出するため、走行車体の前部ま
たは/及び後部に回動自在に枢支された支持軸の先端部
に、それぞれ、畝に対する機体の進行方向角度を検出す
る方向センサ体を取付けし、左右のセンサ体における支
持軸の動作角度をポテンショメータにて検出し、その動
作角度に応じて自動操向装置を制御動作させることが開
示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この先行技術において
は、走行車体の進行方向を修正する操向装置の操向作動
時に、一旦直進状態に戻すことにより、左右の操向時に
操向動作時間遅れに起因して、操向ずれが生じても、機
体が左右に振れるハンチング現象を未然に防止できると
している。
【0004】ところで、前記先行技術における操向装置
は、左右の車輪の向きを変更するという、通常の操舵装
置を利用するものであって、構造が複雑である。また、
この操向制御の方式では、畝に対する機体の左右の偏り
が少ない場合にも、一旦直進状態に戻すという制御を実
行するので、制御の反応が遅いという欠点もあった。本
発明は、前記問題を解決すると共に操向装置の形式も簡
単にすることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、畝の左右両側に跨いで走行する車輪を走
行車体に昇降動調節可能に装着し、前記左右駆動車輪に
それぞれサイドクラッチを介して動力伝達するように構
成してなる歩行型農作業機において、走行車体には、畝
の左右両側面を挟むように押圧接当させ、且つ該押圧付
勢力に抗して回動可能な左右一対の方向センサ体を装着
し、該方向センサ体の動作角度が一定値以上の場合に前
記サイドクラッチをON・OFF制御する制御手段を設
けたものである。
【0006】
【実施例】次に本発明を具体化した苗移植機の実施例に
ついて説明する。図1は苗移植機の側面図、図2は平面
図、図3は背面図である。移植機の走行車体1の前部に
エンジン2と油圧制御用の切換弁ユニット3とを搭載
し、走行車体1の前後略中途部にミッションケース4を
固定する。走行車体1の左右両側に配置する前車輪5,
5と後車輪6,6は後述する昇降機構7を介して走行車
体1に装着されている。
【0007】走行車体1の上部側には、後方に突出され
た平面視コ字型のハンドル8との間にロータリポット9
を配置し、該ロータリポット9の下方には、畝Aの上面
との間を植付リンク10を介して略楕円軌跡を描いて昇
降する移植開孔器11を設け、植付け伝動部12にて植
付リンク10を昇降させ、ロータリポット9を水平回転
させ、且つ移植開孔器11を開閉させるように構成す
る。鎮圧輪13は苗ポットNを移植した後の畝Aを整形
するためのものである。
【0008】なお、移植開孔器11はロータリポット9
の後端のポット位置から落下供給された苗ポットNを受
ける筒体と、畝Aの上面に突き刺さるとき移植孔を開成
すると共にその直後のタイミングで進行方向前後に開い
て苗ポットNを移植孔に落下させる分割バケットとによ
り構成されている。次に昇降機構7について説明する。
この昇降機構7は左右両側の車輪5,6が一斉に昇降動
して、走行車体1が畝Aに対して下降または上昇する機
構と、左右の車輪のうち片方の車輪が上昇するとき他方
の車輪が下降することにより走行車体1が進行方向の左
または右に傾く、いわゆるローリングする機構とを備え
る。
【0009】前記ミッションケース4から左右両側に突
出する駆動軸14の両端に伝動機構を内蔵したスイング
ケース15a,15bを回動可能に装着し、この各スイ
ングケース15a,15bの先端に後車輪6を設けて回
転駆動する。各スイングケース15a,15bから前に
延びる連結杆16の前端に前車輪5を装着する一方、連
結杆16を、走行車体1のパイプ状の前部フレーム17
に上下回動可能に枢着した前支持パイプ18に連結して
枠状構造に補強する。
【0010】走行車体1の前部下面には、昇降用油圧シ
リンダ19の後端を固定して設け、該昇降用油圧シリン
ダ19から前方向に延びるピストンロッド20に昇降パ
イプ21の左右中途部を連結し、この昇降パイプ21を
走行車体の前部に前方に開放した案内溝に沿って前後動
するように構成する。昇降パイプ21に対して回動可能
に嵌挿したローリング軸23の左右両端部にはブラケッ
ト24,25を互いに上下逆向きに固着し、各ブラケッ
ト24,25に昇降リンク機構26a,26bを介して
前記各スイングケース15a,15bに連結する。これ
により、昇降用油圧シリンダ19におけるピストンロッ
ド20が前方向に突出すると、昇降パイプ21を介して
ローリング軸23を前移動させるから、左右両側昇降リ
ンク機構26a,26bを一斉に引き、これを介して左
右両側のスイングケース15a,15bの自由端側が下
向き回動し、左右両車輪5,5,6,6は一斉に下降動
して走行車体1が畝Aから上向きに離れるように上昇す
る。反対にピストンロッド20を後退させると、左右両
車輪5,5,6,6は一斉に上昇回動して走行車体1が
畝Aの上面に近づくように下降動する。
【0011】この昇降の構成により、畝Aに対する苗ポ
ットNの移植深さを調節することができるし、高さが違
う種々の畝Aに対して苗を移植することもできる。ま
た、ローリングの機構は次のようになっている。即ち、
前記昇降パイプ21と一体的に前後動する支持台27
に、基端を回動可能に装着したローリング用油圧シリン
ダ28のピストンロッド29を前記ローリング軸23の
一側寄り部位に取付くブラケット30に連結し、ピスト
ンロッド29を突出させると、ローリング軸23は図4
において反時計回りに回動し、これにより、左側の車輪
5,6に対するブラケット24を上向き回動させ、左側
の昇降リンク機構26aを後向きに押し、これを介して
スイングケース15aはその自由端側が上向き回動し
て、左側の車輪5,6が走行車体17対して上昇する。
このとき、反対に右側の車輪5,6に対するブラケット
25を下向き回動させ、右側の昇降リンク機構26bを
前方に引き、これを介してスイングケース15bはその
自由端側が下向き回動して、右側の車輪5,6が走行車
体17対して下降するというように、走行車体1はその
左側が下向きとなるようにローリングする。
【0012】畝Aの長手方向が山の斜面に沿って形成さ
れている箇所に沿って、走行車体1を走行させる場合、
前記ローリングの機構にて、山側寄りの車輪の走行車体
に対する高さを低く、谷側寄りの車輪の走行車体に対す
る高さを高くして走行車体の左右が略水平となるように
姿勢制御し、畝Aの上面に苗ポットNを略垂直に移植で
きるようにする。
【0013】図1及び図5は、前記ローリングの機構を
手動にて調節する手段であって、ハンドル8の近傍に、
操作レバー31を左右回動可能に装着し、リンク32を
介して前後長手の操作軸33をその軸線回りに正逆回動
となるように構成し、操作軸33の前端のリンク36
を、切替弁ユニット3におけるローリング制御弁34の
弁軸35に係合して、該弁軸35を昇降することによ
り、前記ローリング用油圧シリンダ28のピストンロッ
ド29を突出動または後退動するように制御するもので
ある。
【0014】前記昇降機構7にて苗ポットNの移植深さ
を略一定状態に調節するに際して、走行車体1の下面と
畝A上面との高さ寸法を検出するための畝高さ検出装置
を、図1に示す。該畝高さ検出装置は、走行車体1に基
端を上下回動自在に枢支した回動レバー37と、該回動
レバー37の自由端に回転自在に取付くローラ状のセン
サ体38と、回動レバー37の長手中途部と走行車体1
との間に介挿する緩衝用のばね手段と、前記切換弁ユニ
ット3における昇降用の油圧シリンダ19に対する油圧
の切換え弁を回動させるための操作リンク機構とを主な
構成要素とする。
【0015】この構成によれば、前述のように予め苗植
付け深さを調節し、畝Aの左右両側を車輪5,6で跨い
だ状態で走行車体1を畝Aに沿って進行させつつ、ロー
タリポット9の箇所に苗ポットNを供給しておけば、ロ
ータリポット9を水平回転させ、所定の時間間隔でロー
タリポット9の一箇所(進行方向後端)のポット部の下
蓋が開き、上昇した位置の移植開孔器11で苗ポットN
を受け、植付けリンク10を下降させ、移植開孔器11
を開いて畝Aの上面に苗ポットNを移植する。
【0016】前記走行車体1が前進するとき、ばねにて
押圧されつつ前記センサ体38が畝Aの上面を転がり前
進する。そして、緩やかに畝Aの高さ(H1)が高くな
ると、回動レバー37を介してセンサ体38が上昇し、
切換弁ユニット3の油圧の送り方向の切換えにて左右両
側の前後車輪5,6が一斉に下降し、走行車体1と畝A
上面との上下間隔が所定の高さ寸法になれば、切換弁を
中立に戻しその高さ位置を保持するように制御する。反
対に、畝高さH1が低くなれば、左右両側の前後車輪
5,6が一斉に上昇して走行車体1を畝Aに近づけ、所
定高さに保持できるように制御するのである。
【0017】図1及び図6〜図8は、畝Aに沿って走行
車体1を操向するための自動操向装置を示す。この自動
操向装置は、畝Aの左右両側面を挟むように押圧接当さ
せるローラ状の左右一対の方向センサ体40a,40b
と、前記左右駆動車輪6,6にそれぞれ動力伝達し及び
動力遮断することのできる左右一対のサイドクラッチ4
1a,41bと、前記各方向センサ体40a,40b回
動角度を検出するロータリエンコーダ、またはポテンシ
ョメータ等の検出器42a,42bと、この検出器42
a,42bの検出信号に応じて前記かくサイドクラッチ
41a,41bをON・OFFさせる油圧シリンダ等の
アクチェータ39a,39bを作動させるマイクロコン
ピュータ等の制御装置43とを主構成要素とする。
【0018】方向センサ体40a,40bは、ローラア
ーム44に回転自在に取り付けられ、各ローラアーム4
4の基端は、走行車体1の左右側面前部に取付くブラケ
ット45,45に固定した各支軸46に上下回動可能に
装着されている。断面コ字状の取り付け枠47は前記支
軸46に対して回動可能に枢支されると共に、取り付け
枠47に穿設した円弧状の溝48に嵌挿するボルト49
が、支軸46に固定した規制板50に対して螺着され、
取り付け枠47の傾き姿勢を調節してその状態を保持で
きるように構成する。
【0019】従って、取り付け枠47との間で捩じりコ
イルばね51にて付勢されて斜め下向きに突出する前記
ローラアーム44が取り付け枠47から突出するストッ
パー片52に接当する傾き角度(鉛直に対する角度、
θ)を大小調節することができる。前記各取り付け枠4
7に取付く検出器42a,42bのセンサ棒53は、図
示しない(検出器に内蔵されている)ばねによりローラ
アーム44の中途部に押圧接当するように臨ませて、ロ
ーラアーム44の回動角度(後述するゾーン)を検出し
て所定の検出信号を制御装置43に出力するように構成
されている。
【0020】この構成において、苗移植作業を開始する
に先立って、一旦ボルト49を緩め、左右の方向センサ
体40a,40bにおけるローラアーム44,44が左
右のストッパー片52,52に接当するとき、左右の方
向センサ体40a,40bの間隔が畝Aの幅寸法Wより
狭い幅となるように調節したのち、再度ボルト49を締
めつけて取り付け枠47,47の姿勢を固定する。
【0021】この調整により、畝Aの左右略中央に走行
車体1の左右中心位置が来るように配置すると、左右両
側の方向センサ体40a,40bは共に畝Aの側面には
接当しない状態である。このように、少なくとも一方の
センサ体が畝Aに側面に接当していない状態を、アーム
フリー状態と呼ぶ。そして、本実施例では、ローラアー
ム44が前記アームフリー状態から水平方向に上向き回
動する範囲を15度ずつの間隔で第1ゾーン(Z1)、
第2ゾーン(Z2)、第3ゾーン(Z3)として区切
り、この各ゾーンを前記各検出器42a,42bにて検
出できるようにする(図9参照)。この左右両側の検出
器42a,42bにて検出された信号Z1〜Z3の組合
せにより、図10のような操向制御を実行する。
【0022】即ち、左右両側のローラアーム44,44
が共に第1ゾーンZ1,Z1の状態では、換言すると、
左右いずれかの方向センサ体40a(または40b)が
畝Aの一方の側面に当たり、しかもローラアーム44の
傾き角度θか小さい状態では、該畝側面に当たった方向
センサ体側のローラアーム44に対する付勢力にて走行
車体1を向きを修正して、走行車体1の中心軸線が畝A
と略沿うように操向制御する。このとき、左右両側サイ
ドクラッチ41a,41bはON状態(動力伝達状態)
とする。左右両側のローラアーム44,44が共に第2
ゾーンZ2,Z2の状態のときも同様とする。この場合
に考えられるのは、畝Aの横幅寸法が規定より大きくな
っている場合である。さらに、左右両側のローラアーム
44,44が共に第3ゾーンZ3,Z3の状態のときに
は、検出エラー、または検出器の故障と考え操向制御を
中止し、走行も停止する。そして前記以外のゾーンの組
合せ場合には、図10のように右又は左に走行車体1が
向くように、一方のサイドクラッチ41aまたは41b
をOFF(動力遮断)とするように制御装置43から信
号をを送り、駆動回路55a,55bにて前記各ゾーン
に対応する所定デューティ比の駆動信号にてアクチェー
タ39a,39bを所定時間だけ作動させるのである。
第3ゾーンと第2ゾーンの組合せの場合の方が第1ゾー
ンと第2ゾーンの組合せの場合よりデューティ比を大き
い、つまりサイドクラッチのOFF作動時間を長くす
る。
【0023】なお、図11は前記畝A側面に接当する方
向センサ体40a,40bとローリング制御とを関連さ
せた実施例を示し、前記実施例で示した各ゾーンによる
サイドクラッチのONまたはOFFの制御に加えて、ロ
ーラアーム44が大きく回動した側(方向センサ体が畝
Aの側面に強く当たった側)の車輪を高くし、同時にそ
の反対側を低くなるように制御する。そのため、走行車
体1の前部に左右長手の平衡棒56の中央を、切替弁ユ
ニット3上面に突設した支点57にて回動自在に支持
し、平衡棒56の左右両端に重り58,58を取り付け
て、平衡棒56が常時左右水平状態を保持するように構
成する。そして、平衡棒56の一側に取り付けた操作片
59が切替弁ユニット3におけるローリング制御弁34
に係止する。そして、例えば走行車体1が左右の水平面
に対して右側が下向きになると、その下向き傾斜を補正
すべく、右側の車輪5,6を下降させ(左側の車輪5,
6を上昇させ)て走行車体1の右側を上向きに上げるべ
くローリング制御するように構成されている。
【0024】走行車体1の後ろ側から前方を見て、この
平衡棒56の右寄り部位に対して前記左側のローラ状の
方向センサ体40aのローラアーム44基部を連結リン
ク60にて連結し、平衡棒56の左寄り部位に対して前
記右側の方向センサ体40bのローラアーム44基部を
連結リンク61にて連結する。これにより、例えば図1
1の二点鎖線で示すように、走行車体1の右側の方向セ
ンサ体40bが上向き回動するように畝Aの右側面に接
当して、平衡棒56の左側が上向き回動すると、前記右
側方向センサ体40b側の右車輪5,6が上昇させ(左
側車輪5,6を下降させ)て、走行車体1の左側が上昇
する(右側が下降する)ようにローリング作動させる。
このようにすれば、前記前記実施例で畝Aの右側面と、
それに接当している方向センサ体41bとの間隔を広げ
るように、右サイドクラッチ41bを切ると、走行車体
1は右旋回するが、その右側の走行車体1が下向き傾斜
すると、当該走行車体1の左右重心が右に偏るから、前
記右旋回の傾向が一層促進されるのである。
【0025】本発明は苗移植機ばかりでなく、管理機に
も適用できることはいうまでもない。
【0026】
【発明の作用・効果】以上詳述したように、本発明によ
れば、左右の駆動車輪への動力伝達を継断するサイドク
ラッチの入り・切り(ON・OFF)で、農作業機の操
向を自動制御するので、従来の技術のように、車輪の向
きを左右に首振りさせて操向制御するものに比べ、機構
(構造)が簡単となる。
【0027】そして、畝の左右両側に跨いで走行する走
行車体には、その畝の左右両側面を挟むように押圧接当
させ、且つ該押圧付勢力に抗して回動可能な左右一対の
方向センサ体を装着したものであるから、方向センサ体
の動作角度が小さい間、つまり走行車体の操向修正角度
が小さい間は、左右両側の方向センサ体の畝に対する挟
み押圧力の反力で、走行車体の向きを修正するので、通
常の制御に伴うハンチング現象が発生せず、円滑に操向
修正することができる。
【0028】さらに、方向センサ体の動作角度が一定値
以上の場合に前記サイドクラッチをON・OFF制御す
る制御手段を設けたので、操向制御装置の構造が簡単な
ものでありながら、確実に畝に沿う操向制御を実現する
ことができるという効果を奏す。
【図面の簡単な説明】
【図1】移植機の側面図である。
【図2】移植機の平面図である。
【図3】移植機の背面図である。
【図4】昇降機構及びローリング機構の機構説明図であ
る。
【図5】ローリング操作機構の斜視図である。
【図6】操向制御装置の要部を示す図である。
【図7】図6の要部断面図である。
【図8】図7の VIII −VIII線矢視断面図である。
【図9】検出ゾーンの説明図である。
【図10】操向制御態様を示す図である。
【図11】他の実施例を示す図である。
【符号の説明】
1 走行車体 3 切換弁ユニット 5,5 前車輪 6,6 後車輪 7 昇降機構 15a,15b スイングケース 19 昇降用油圧シリンダ 26a,26b 昇降リンク機構 28 ローリング用油圧シリンダ 39a,39b アクチェータ 40a,40b 方向センサ体 41a,41b サイドクラッチ 42a,42b 検出器 43 制御装置 44 ローラアーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 和田 俊郎 大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農 機株式会社内 (72)発明者 中島 英夫 大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農 機株式会社内 (72)発明者 日朝 正俊 大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農 機株式会社内 (72)発明者 兼崎 雅弘 大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農 機株式会社内 (72)発明者 蔵屋 芳明 大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農 機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−94905(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01B 69/00 A01C 11/02 G05D 1/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】畝の左右両側に跨いで走行する車輪を走行
    車体に昇降動調節可能に装着し、前記左右駆動車輪にそ
    れぞれサイドクラッチを介して動力伝達するように構成
    してなる歩行型農作業機において、走行車体には、畝の
    左右両側面を挟むように押圧接当させ、且つ該押圧付勢
    力に抗して回動可能な左右一対の方向センサ体を装着
    し、該方向センサ体の動作角度が一定値以上の場合に前
    記サイドクラッチをON・OFF制御する制御手段を設
    けたことを特徴とする歩行型農作業機における自動操向
    装置。
JP04198495A 1992-07-24 1992-07-24 歩行型農作業機における自動操向装置 Expired - Fee Related JP3093459B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04198495A JP3093459B2 (ja) 1992-07-24 1992-07-24 歩行型農作業機における自動操向装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04198495A JP3093459B2 (ja) 1992-07-24 1992-07-24 歩行型農作業機における自動操向装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0646605A JPH0646605A (ja) 1994-02-22
JP3093459B2 true JP3093459B2 (ja) 2000-10-03

Family

ID=16392078

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04198495A Expired - Fee Related JP3093459B2 (ja) 1992-07-24 1992-07-24 歩行型農作業機における自動操向装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3093459B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5086889B2 (ja) * 2008-05-22 2012-11-28 オートリブ ディベロップメント エービー シートベルトリトラクタ
JP5368217B2 (ja) * 2009-08-28 2013-12-18 八鹿鉄工株式会社 種球植付機
JP6606356B2 (ja) * 2015-06-03 2019-11-13 Ikomaロボテック株式会社 水田除草ロボット
JP7386395B2 (ja) * 2020-12-23 2023-11-27 井関農機株式会社 移植機
CN114987608B (zh) * 2022-06-29 2023-11-10 内蒙古锦泰明科技集团有限公司 一种自动纠偏装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0646605A (ja) 1994-02-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3093459B2 (ja) 歩行型農作業機における自動操向装置
JP3808024B2 (ja) 田植機の昇降制御装置
JP3560627B2 (ja) 耕耘機の耕深調整装置
JP2008099586A (ja) 苗移植機
JP2985713B2 (ja) 田植機の植付部昇降制御装置
JP3332410B2 (ja) 耕耘装置の昇降制御装置
JP3123519B2 (ja) 田植機の植付部昇降制御装置
JP3697923B2 (ja) 水田用農作業機の作業部昇降制御装置
JPH088572Y2 (ja) 田植機の植深制御装置
JP2004344019A (ja) 農作業機
JP3401359B2 (ja) 多条植え用の田植機
JP3418036B2 (ja) 田植機
JP3509619B2 (ja) 田植機
JP3372453B2 (ja) 田植機
JPH0728806Y2 (ja) 移植機
JP3123518B2 (ja) 田植機の植付部昇降制御装置
JP2542856B2 (ja) 水田作業車における制御装置
JP2546791B2 (ja) 移植機
JPH0745134Y2 (ja) 農用作業車における機体昇降制御装置
JPS6041065Y2 (ja) 田植機における植付け装置昇降機構
JP2561627B2 (ja) 移植機
JPH0338969Y2 (ja)
JP3503269B2 (ja) 水田用農作業機の昇降制御装置
JPS6255801B2 (ja)
WO2016056537A1 (ja) 作業車両

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees