JP3092367B2 - 包装箱体 - Google Patents
包装箱体Info
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- JP3092367B2 JP3092367B2 JP04348785A JP34878592A JP3092367B2 JP 3092367 B2 JP3092367 B2 JP 3092367B2 JP 04348785 A JP04348785 A JP 04348785A JP 34878592 A JP34878592 A JP 34878592A JP 3092367 B2 JP3092367 B2 JP 3092367B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- box
- packaging box
- pad
- rigid paper
- packaging
- Prior art date
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、おおむねその形状が
方形箱形である、例えば換気扇などの物品を包装するた
めの包装箱体に関するものである。
方形箱形である、例えば換気扇などの物品を包装するた
めの包装箱体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の包装箱体としては、図9
に示すように被包装物1の上面部を被覆する天箱2と、
底面部を受容する底箱3と、上記天箱2と底箱3との間
において被包装物1の側面を前後面の一部とともに被覆
する一対の圧縮枠4と、天箱2あるいは底箱3のいずれ
かと被包装物1とに直接接触する緩衝材5とからなるも
のが知られている(例えば、実公昭62−44901号
公報参照)。
に示すように被包装物1の上面部を被覆する天箱2と、
底面部を受容する底箱3と、上記天箱2と底箱3との間
において被包装物1の側面を前後面の一部とともに被覆
する一対の圧縮枠4と、天箱2あるいは底箱3のいずれ
かと被包装物1とに直接接触する緩衝材5とからなるも
のが知られている(例えば、実公昭62−44901号
公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の包装箱体は上記
のように構成されているので、被包装物1を一定の高さ
から床面に自由落下させるなどの衝撃評価をする場合、
衝撃に対する緩衝機能が不足し衝撃耐力が弱く衝撃から
被包装物1を保護するために、包装箱体の緩衝寸法を大
きくとらなければならず、結果的に包装仕上り容積が大
きくなるという課題があった。
のように構成されているので、被包装物1を一定の高さ
から床面に自由落下させるなどの衝撃評価をする場合、
衝撃に対する緩衝機能が不足し衝撃耐力が弱く衝撃から
被包装物1を保護するために、包装箱体の緩衝寸法を大
きくとらなければならず、結果的に包装仕上り容積が大
きくなるという課題があった。
【0004】この発明は係る課題を解決するためになさ
れたもので、その課題とするところは、衝撃耐力を簡単
な組み立て作業により確保できる包装箱体を得ることで
ある。
れたもので、その課題とするところは、衝撃耐力を簡単
な組み立て作業により確保できる包装箱体を得ることで
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するため
に請求項1の発明は、おおむね方形箱体形をなし前後面
に凹部を有し、この凹部の両側に前方又は後方に張出す
張出部のある被包装物に対する包装箱体について、その
被包装物の上面部にキャップ状に装着して同被包装物の
上面部を被覆する剛性紙などよりなる天箱と、被包装物
の底面を受容し、同被包装物の底面部を被覆する剛性紙
などよりなる底箱と、底箱と天箱との間において被包装
物の側面を、張出部のある前後面の一部とともに張出部
の外側において被覆する略コ字形の剛性紙などよりなる
一対の圧縮枠と、被包装物の凹部に被着させる底箱と天
箱との間に設ける剛性紙などよりなる前後面パットを備
え、前後面パットには縦方向のパット折れ線を形成する
手段を採用する。
に請求項1の発明は、おおむね方形箱体形をなし前後面
に凹部を有し、この凹部の両側に前方又は後方に張出す
張出部のある被包装物に対する包装箱体について、その
被包装物の上面部にキャップ状に装着して同被包装物の
上面部を被覆する剛性紙などよりなる天箱と、被包装物
の底面を受容し、同被包装物の底面部を被覆する剛性紙
などよりなる底箱と、底箱と天箱との間において被包装
物の側面を、張出部のある前後面の一部とともに張出部
の外側において被覆する略コ字形の剛性紙などよりなる
一対の圧縮枠と、被包装物の凹部に被着させる底箱と天
箱との間に設ける剛性紙などよりなる前後面パットを備
え、前後面パットには縦方向のパット折れ線を形成する
手段を採用する。
【0006】前記課題を達成するために請求項2の発明
は、請求項1に係る前記手段における前後面パットの凹
部側の面の両端に支え板を設ける手段を採用する。
は、請求項1に係る前記手段における前後面パットの凹
部側の面の両端に支え板を設ける手段を採用する。
【0007】
【0008】
【0009】
【作用】前記手段を採用することにより、被包装物の四
周が囲い込まれ、衝撃耐力が増す。張出部がある凹部に
は、前後面パットを折り曲げることにより張出部を容易
に潜らせて装着できる。そして前後面パットにくの字状
の折り癖がつくため前後面パットの強度も増すことにな
る。
周が囲い込まれ、衝撃耐力が増す。張出部がある凹部に
は、前後面パットを折り曲げることにより張出部を容易
に潜らせて装着できる。そして前後面パットにくの字状
の折り癖がつくため前後面パットの強度も増すことにな
る。
【0010】また、前後面パットと凹部との間に空気緩
衝部分を形成できる。
衝部分を形成できる。
【0011】
【0012】
【0013】
実施例1.図1〜図5はこの発明の実施例1を示す図で
あり10は被包装物で、おおむね方形箱体形をなし薄鋼
板などからなる換気扇11にて、対向する側壁12にダ
クト接続口13が設けられ前後面14においては薄鋼板
の接合面(図示せず)がフランジ状に突出し凹部15が
形成されている。16は天吊り金具で、上記被包装物1
0の前後面14に装着されている。17は包装箱体で、
上記換気扇11の上面部を被覆する天箱18と、同じく
底面部を被覆する底箱19と、側面とともに前面と後面
の一部を被覆する一対で一組の圧縮枠20とからなり、
いずれも剛性紙よりなる。なお、上記天箱18は底を欠
く浅い箱体で、底箱19は天部を欠く有底の浅い箱体で
ある。21、22は上記天箱18および底箱19に内設
され、被包装物10の緩衝と位置ずれを防止する天パッ
トと底パットで、いずれも図5に示すように一対で一組
の天支え板23、同じく一対で一組の底支え板24が被
包装物10の嵌合寸法にて配設されている。なお、上記
天パット21、底パット22、天支え板23および底支
え板24はいずれも剛性紙よりなるものである。25は
前後面パットで、剛性紙よりなり図4に示すように凹部
15の深さに応じて支え板26を部分接合し、さらに天
吊り金具16をさけて挿入性を良くするため、くの字状
に折り曲げるパット折れ線27が設けられ、凹部15全
体を内側から覆うものである。28はクッション材で、
換気扇11の側面部を被覆する側面部29に換気扇11
の前面および後面の一部を被覆する一対のつば部30を
備えコ字形あるいはチャンネル形に形成された圧縮枠2
0のつば部30の自由端31に設けられている。32は
包装箱体17を結束する樹脂バンドである。
あり10は被包装物で、おおむね方形箱体形をなし薄鋼
板などからなる換気扇11にて、対向する側壁12にダ
クト接続口13が設けられ前後面14においては薄鋼板
の接合面(図示せず)がフランジ状に突出し凹部15が
形成されている。16は天吊り金具で、上記被包装物1
0の前後面14に装着されている。17は包装箱体で、
上記換気扇11の上面部を被覆する天箱18と、同じく
底面部を被覆する底箱19と、側面とともに前面と後面
の一部を被覆する一対で一組の圧縮枠20とからなり、
いずれも剛性紙よりなる。なお、上記天箱18は底を欠
く浅い箱体で、底箱19は天部を欠く有底の浅い箱体で
ある。21、22は上記天箱18および底箱19に内設
され、被包装物10の緩衝と位置ずれを防止する天パッ
トと底パットで、いずれも図5に示すように一対で一組
の天支え板23、同じく一対で一組の底支え板24が被
包装物10の嵌合寸法にて配設されている。なお、上記
天パット21、底パット22、天支え板23および底支
え板24はいずれも剛性紙よりなるものである。25は
前後面パットで、剛性紙よりなり図4に示すように凹部
15の深さに応じて支え板26を部分接合し、さらに天
吊り金具16をさけて挿入性を良くするため、くの字状
に折り曲げるパット折れ線27が設けられ、凹部15全
体を内側から覆うものである。28はクッション材で、
換気扇11の側面部を被覆する側面部29に換気扇11
の前面および後面の一部を被覆する一対のつば部30を
備えコ字形あるいはチャンネル形に形成された圧縮枠2
0のつば部30の自由端31に設けられている。32は
包装箱体17を結束する樹脂バンドである。
【0014】上記のように構成された実施例1における
包装箱体において、その組み立ては底箱19上に底パッ
ト22を配置し、底パット22の底支え板24間に換気
扇11を嵌合させて載置する。次に凹部15に前後面パ
ット25をパット折れ線27でくの字状に折り曲げ、張
出部である天吊り金具16を潜らせて当て添わす。そし
て、換気扇11の側面部と前面および後面の一部を被覆
するように圧縮枠20を底箱19上に載置した後、上方
より天パット21を有する天箱18を換気扇11に被
せ、樹脂バンド32により包装箱体17、換気扇11を
結束する。前後面パット25には、くの字状の折り癖が
つくため前後面パット25の強度も増すことになる。ま
た、前後面パット25と凹部15との間に支え板26に
よる空気緩衝部分が形成され緩衝機能が向上する。
包装箱体において、その組み立ては底箱19上に底パッ
ト22を配置し、底パット22の底支え板24間に換気
扇11を嵌合させて載置する。次に凹部15に前後面パ
ット25をパット折れ線27でくの字状に折り曲げ、張
出部である天吊り金具16を潜らせて当て添わす。そし
て、換気扇11の側面部と前面および後面の一部を被覆
するように圧縮枠20を底箱19上に載置した後、上方
より天パット21を有する天箱18を換気扇11に被
せ、樹脂バンド32により包装箱体17、換気扇11を
結束する。前後面パット25には、くの字状の折り癖が
つくため前後面パット25の強度も増すことになる。ま
た、前後面パット25と凹部15との間に支え板26に
よる空気緩衝部分が形成され緩衝機能が向上する。
【0015】実施例2.図6はこの発明の実施例2を示
す図であり、天支え板23を有する天パット21および
底支え板24を有する底パット22の裏面に剛性紙から
なる補助クッション35を設けることにて、より緩衝機
能が向上される。
す図であり、天支え板23を有する天パット21および
底支え板24を有する底パット22の裏面に剛性紙から
なる補助クッション35を設けることにて、より緩衝機
能が向上される。
【0016】実施例3.図7および図8はこの発明の実
施例3を示す図であり、剛性紙からなる天パット21、
底パット22の代りに天箱18、底箱19に発泡スチロ
ールからなる第1のクッション40と、この第1のクッ
ション上に垂直に、且つ略L字形を形成するよう発泡ス
チロールからなる第2のクッション41を重ねて接合す
る。なお、第1のクッション40は第2のクッション4
1より幅広く形成されているものである。これにより、
換気扇11を一定の高さから床面に自由落下させるなど
の衝撃評価をする場合の底面方向落下耐力において第1
のクッション40の緩衝強度を最大限活用することがで
きる。
施例3を示す図であり、剛性紙からなる天パット21、
底パット22の代りに天箱18、底箱19に発泡スチロ
ールからなる第1のクッション40と、この第1のクッ
ション上に垂直に、且つ略L字形を形成するよう発泡ス
チロールからなる第2のクッション41を重ねて接合す
る。なお、第1のクッション40は第2のクッション4
1より幅広く形成されているものである。これにより、
換気扇11を一定の高さから床面に自由落下させるなど
の衝撃評価をする場合の底面方向落下耐力において第1
のクッション40の緩衝強度を最大限活用することがで
きる。
【0017】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、衝撃耐力を簡
単な組み立て作業により確保できる包装箱体が得られ
る。
単な組み立て作業により確保できる包装箱体が得られ
る。
【0018】請求項2の発明によれば、請求項1に係る
前記効果とともに緩衝機能が向上する。
前記効果とともに緩衝機能が向上する。
【0019】
【0020】
【図1】この発明の実施例1を示す縦断面図である。
【図2】この発明の実施例1を示す平面断面図である。
【図3】この発明の実施例1を示す棲側縦断面図であ
る。
る。
【図4】この発明の実施例1を示す前後面パットの平面
図と側面図である。
図と側面図である。
【図5】この発明の実施例1を示す天パットおよび底パ
ットの平面図と側面図である。
ットの平面図と側面図である。
【図6】この発明の実施例2を示す天パットおよび底パ
ットの平面図と側面図である。
ットの平面図と側面図である。
【図7】この発明の実施例3を示す底箱の縦断面図であ
る。
る。
【図8】この発明の実施例3を示す底箱の平面図と断面
図である。
図である。
【図9】従来の包装箱体を示す断面図である。
10 被包装物 14 前後面 15 凹部 17 包装箱体 18 天箱 19 底箱 20 圧縮枠 21 天パット 22 底パット 23 天支え板 24 底支え板 25 前後面パット 26 支え板 27 パット折れ線 28 クッション材 35 補助クッション
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 5/50 101 B65D 5/32
Claims (2)
- 【請求項1】 おおむね方形箱体形をなし前後面に凹部
を有し、この凹部の両側に前方又は後方に張出す張出部
のある被包装物に対する包装箱体であって、前記被包装
物の上面部にキャップ状に装着して同被包装物の上面部
を被覆する剛性紙などよりなる天箱と、前記被包装物の
底面を受容し、同被包装物の底面部を被覆する剛性紙な
どよりなる底箱と、この底箱と前記天箱との間において
前記被包装物の側面を、前記張出部のある前後面の一部
とともにその張出部の外側において被覆する略コ字形の
剛性紙などよりなる一対の圧縮枠と、前記被包装物の凹
部に被着させる前記底箱と前記天箱との間に設けられた
剛性紙などよりなる前後面パットを備え、その前後面パ
ットに縦方向のパット折れ線を形成した包装箱体。 - 【請求項2】 請求項1に記載の包装箱体であって、前
後面パットの凹部側の面の両端に支え板を設けた包装箱
体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04348785A JP3092367B2 (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 包装箱体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04348785A JP3092367B2 (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 包装箱体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06191530A JPH06191530A (ja) | 1994-07-12 |
JP3092367B2 true JP3092367B2 (ja) | 2000-09-25 |
Family
ID=18399349
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04348785A Expired - Fee Related JP3092367B2 (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 包装箱体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3092367B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105883208A (zh) * | 2016-06-15 | 2016-08-24 | 珠海格力电器股份有限公司 | 底部包装组件及具有其的包装结构 |
-
1992
- 1992-12-28 JP JP04348785A patent/JP3092367B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105883208A (zh) * | 2016-06-15 | 2016-08-24 | 珠海格力电器股份有限公司 | 底部包装组件及具有其的包装结构 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06191530A (ja) | 1994-07-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |