JP3092302U - 製品収納ケースの包装フィルム切開装置 - Google Patents

製品収納ケースの包装フィルム切開装置

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JP3092302U JP2002005333U JP2002005333U JP3092302U JP 3092302 U JP3092302 U JP 3092302U JP 2002005333 U JP2002005333 U JP 2002005333U JP 2002005333 U JP2002005333 U JP 2002005333U JP 3092302 U JP3092302 U JP 3092302U
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JP2002005333U
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幸英 森
和明 滝沢
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協和電機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製品収納ケースの包装フィルムの剥離に必要
な裂け口の形成を、吸引による包装フィルムの部分的な
膨張と、カッターによる膨張部分の切開とにより自動的
に行えるように構成する。 【解決手段】 フレーム1内の上部に設けた移送床板4
と、その両側に対設した案内縁6とによる製品収納ケー
スAの移送路3を装置上面に備える。移送路3と並行に
フレーム1内の側部に設けた循環移動装置7の循環部材
71に、製品収納ケースAの複数の移送バー8を、一定
間隔ごとに取り付けて移送路3上に横設する。移送路上
に製品収納ケースAのホッパー9を片寄せて立設する。
ホッパー9に近接した片側の案内縁6に、製品収納ケー
ス側面の包装フィルムを部分的に吸引膨張する横長のノ
ズル口13と、ノズル口内に突出して膨張部を切開する
カッター15とを備えた切開部材10を配設する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、製品を収納したケースをフィルム包装して商品とした製品収納ケ ースの包装フィルム切開装置に関するものである。
【0002】
【考案が解決しようとする課題】
製品をケースに収納し、そのケースをフィルム包装して市販する商品,たとえ ばDVD(Digital Versatile Disc)などの商品では、 売れ残った商品を再包装して販売することが多い。この場合には、既に施されて いる包装フィルムを取り除いて、新たなフィルムにより包装し直す必要があり、 その殆どは包装フィルムを、人手によりカッターを使用して切開し、その切口か ら剥離するようにしている。
【0003】 一般的にフィルムによる商品の包装では、加熱収縮包装を採用して包装フィル ムを熱収縮により商品に密着している。このため包装フィルムだけをカッターに より切開することが難しい。図5に例示するように、DVDなどの商品の製品収 納ケース20では、光ディスク(図は省略)を収納したケース21のプレーヤへ の差込み側を除いて、三表面にわたりカバーフィルム22を施し、そのカバーフ ィルム22の内側に内容を表示する表紙23を挟み込んでいる。
【0004】 このため差込み側以外の個所では、カッターによる包装フィルムのみの切開は は難しく、誤ってカバーフィルム22まで切り込むことが多い。差込み側でもケ ースに切り傷が付き易いなど、包装フィルムの剥離には慎重さが要求され、切損 による商品ロスも生じ易いなどの課題を有する。
【0005】 この考案は、上記事情から考えられたものであって、その目的は、製品収納ケ ース側面の包装フィルムを、吸引により部分的に膨張させた状態でカッターによ り自動的に切開してゆくことにより、包装フィルムの剥離を可能とする裂け口を 容易に形成することができる製品収納ケースの包装フィルム切開装置を提供する ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的によるこの考案は、フレーム内の上部に設けた移送床板と、その両側 に対設した案内縁とによる製品収納ケースの移送路を装置上面に備え、その移送 路と並行にフレーム内の側部に設けた循環移動装置の循環部材に、製品収納ケー スの複数の移送バーを、一定間隔ごとに取り付けて移送路上に横設するとともに 、移送路上に製品収納ケースのホッパーを片寄せて立設し、そのホッパーに近接 した片側の案内縁に、製品収納ケース側面の包装フィルムを部分的に吸引膨張す る横長のノズル口と、そのノズル口内に突出して膨張部を切開するカッターとを 備えた切開部材を配設してなる、というものである。
【0007】 また上記切開部材は、装置受台内の吸気ブロワーに接続した中空の板状ブロッ クからなり、その板状ブロックの先端面を製品収納ケースの側面を受ける横長の 立面に形成し、その先端面に浅溝の上記ノズル口を横長に凹設して、ノズル口内 に吸引孔と上記カッターとを隣接し、その吸引孔をホッパー側にしてノズル口を 上記移送路に臨ませ、該ノズル口内にて製品収納ケース側面の包装フィルムの吸 引膨張と切開とを行えるように構成してなる、というものである。
【0008】 上記構成では、製品収納ケースの多数をホッパーに積み重ねて蓄えて置くだけ で、移送バーがホッパーの下側を通過するごとに、移送床板の上に供給された製 品収納ケースが、ホッパーの下側から切開部材の前面に送り出され、その切開部 材を通過するごとに、側面の包装フィルムの切開が自動的に行われるので、これ までのような人手による煩わしさと能率の悪さが解消され、また切損による商品 ロスも皆無となる。
【0009】
【考案の実施の形態】
図中1は偏平な直方形に組んだ装置のフレームで、支持台2の上に載置固定し てある。3は装置上面に設けた製品収納ケース20の移送路で、フレーム内の上 部に設けた移送床板4と、その移送床板4の左右の上面板5の内側縁を下向きに 折曲して、移送床板4の両側に対設した案内縁6とからなる。この移送路3は製 品収納ケース20の移送を横に1個づつ制限する深さと横幅からなる(たとえば DVDのサイズは、厚さ1.5mm、横幅13.5mm、長さ19.0mm)。
【0010】 7は製品収納ケース20の循環移動装置で、移送路3と並行にフレーム内の側 部に設けてある。図示の循環移動装置7は左右一対のチェーン機構によるもので あって、循環部材となるチェーン71を巻回した前後一対の歯車72と、駆動側 の回転軸73に取り付けた駆動歯車74とモータ75の歯車76とにわたり巻回 した駆動チェーンと77とからなり、上側チェーン71aが移送床板4の上面よ り若干上側に位置するように、移送床板側部に設けてある。
【0011】 また片側のチェーン71の外側には、図2に示すように、案内縁下側から移送 路3に横設される4本の移送バー8が、移送路3に向けて一定間隔ごとに取り付 けてある。この移送バー8は移送路上に片寄せて立設したホッパー9から、移送 床板4の上に横に供給された製品収納ケース20の後端を押しながら移動し、該 製品収納ケース20をホッパー下側から押出して移送路3の前方へと移動する。 なお、上記ホッパー9の平面サイズは製品収納ケース20の平面サイズに合わせ て設定される。
【0012】 10は製品収納ケース20の包装フィルム24の切開部材で、ホッパー9に近 接した片側の案内縁6に配設してある。この切開部材10は、後端面に継ぎ口1 2を有する中空の板状ブロック11からなり、その板状ブロック11の先端面は 製品収納ケース20の側面を受ける横長の立面に形成してある。この先端面には 浅溝のノズル口13が横長に凹設してあり、そのノズル口内に吸引孔14とカッ ター15とが隣接して設けてある。カッター15は板状でブロック内の溝壁に穿 設した横穴に、刃先を吸引孔側に向けて水平に差込み、ねじビス16により着脱 自在に固定してある。なお、図では省略しているが、流通路3はホッパー位置を 除いて、透明なカバープレートにより被覆してある。
【0013】 上記切開部材10は、吸引孔14をホッパー側にして先端面を案内縁6と面一 に上面板5に嵌め込んで装置上面に設けられ、これによりノズル口13を上記移 送路3に臨ませている。また上記継ぎ口12には受台2の内部に取り付けたた吸 気ブロワー17の吸気パイプ18が接続され、その吸気ブロワー17により板状 ブロック内を吸引減圧して、ノズル口内に製品収納ケース20の側面の包装フィ ルムを部分的に吸引することができるようにしてある。
【0014】 上記構成の包装フィルム切開装置では、上記循環駆動装置7の作動により移送 バー8がホッパー側から切開部材10の方向に循環移動する。これによりホッパ ー9に積み重ねて蓄えられた製品収納ケース20が、下側から順に移送床板4の 上に供給されるごとに、移送バー8によりホッパー位置から押し出され、切開部 材10に沿って移送されてゆく。
【0015】 切開部材10では、吸気ブロワー17の作動により常に吸気状態にあることか ら、製品収納ケース20の切開部材側の側面が、ノズル口13の吸気孔14に達 した部分から吸引されるようになる。この際の吸引力は、包装フィルム24がケ ース21表面の表紙23のカバーフィルム22を被覆しているだけで、接着され ていないことから、カバーフィルム22にまで及ばず、最外側の包装フィルム2 4にのみ作用して、図3(A)に示すように、側面の包装フィルムがノズル口1 3に吸い込まれて部分的な膨張部24aとなる。
【0016】 さらにノズル口内にはカッター15が、吸気孔14に隣接して突出しているこ とから、図3(B)に示すように、ノズル口13内の膨張部24aが、製品収納 ケース20の移動に伴いカッター15により切り開らかれる。このカッター15 による切開は、膨張によりカバーフィルム22から包装フィルム24を隔離した 状態で行われるので、カッター15の刃先によりカバーフィルム22及びその内 側の表紙23までが切り開かれるようなことがない。
【0017】 また切開部材10を通過した後の切り裂き部分は、製品収納ケース20の側面 の包装フィルムに、図4に示すような横長の裂け口25となるので、その裂け口 25から包装フィルム24を引き開いてケース21から剥ぎ取ることができるよ うになる。
【0018】 したがって、ホッパー9に積み重ねて蓄えて置いた製品収納ケース20は、最 階位のものから順に移送床板4の上に供給され、移送バー8によりホッパー9の 下側から切開部材10の前面に送り出されて、側面の包装フィルム24の吸引膨 張と切開きとが連続して自動的に行われるので、作業効率がよく、包装フィルム 以外を切開することはないので、カッター15による商品の瑕疵も生じ難い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この考案に係る製品収納ケースの包装フィル
ム切り裂き装置の中央縦断側面図である。
【図2】 同じく部分横断平面図である。
【図3】 製品収納ケース側部の包装フィルムの吸引膨
張(A)と切開状態(B)とを示す説明図である。
【図4】 切開処理後の製品収納ケースの斜視図であ
る。
【図5】 包装フィルムの一部を切除して示す製品収納
ケースの斜視図である。
【符号の説明】
1 装置のフレーム 2 装置の受台 3 製品収納ケースの移送路 4 移送床板 5 上面板 6 案内縁 7 循環駆動装置 8 製品収納ケースの移送バー 9 製品収納ケースのホッパー 10 切開部材 11 板状ブロック 12 継ぎ口 13 ノズル口 14 吸引孔 15 カッター 16 ねじビス 17 吸気ブロワー 18 吸気パイプ 20 製品収納ケース 21 ケース 24 包装フィルム 24a 膨張部 25 裂け口 71 チェーン(循環部材) 71a 上側チェーン 72 歯車 75 モータ 77 駆動チェーン

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーム内の上部に設けた移送床板と、
    その両側に対設した案内縁とによる製品収納ケースの移
    送路を装置上面に備え、 その移送路と並行にフレーム内の側部に設けた循環移動
    装置の循環部材に、製品収納ケースの複数の移送バー
    を、一定間隔ごとに取り付けて移送路上に横設するとと
    もに、移送路上に製品収納ケースのホッパーを片寄せて
    立設し、 そのホッパーに近接した片側の案内縁に、製品収納ケー
    ス側面の包装フィルムを部分的に吸引膨張する横長のノ
    ズル口と、そのノズル口内に突出して膨張部を切開する
    カッターとを備えた切開部材を配設してなることを特徴
    とする製品収納ケースの包装フィルム切開装置。
  2. 【請求項2】 上記切開部材は、装置受台内の吸気ブロ
    ワーに接続した中空の板状ブロックからなり、その板状
    ブロックの先端面を製品収納ケースの側面を受ける横長
    の立面に形成し、その先端面に浅溝の上記ノズル口を横
    長に凹設して、ノズル口内に吸引孔と上記カッターとを
    隣接し、その吸引孔をホッパー側にしてノズル口を上記
    移送路に臨ませ、該ノズル口内にて製品収納ケース側面
    の包装フィルムの吸引膨張と切開とを行えるように構成
    してなることを特徴とする請求項1記載の製品収納ケー
    スの包装フィルム切り裂き装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0573369U (ja) * 1992-03-10 1993-10-08 旭有機材工業株式会社 ボールバルブ
JP2012012114A (ja) * 2010-07-05 2012-01-19 Internatl Tobacco Machinery Poland Sp Zoo シガレットパックの破壊的開放方法及び装置

Cited By (3)

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