JP3092057U

JP3092057U - 手すりプレート

Info

Publication number: JP3092057U
Application number: JP2002005076U
Authority: JP
Inventors: 秀樹藤川
Original assignee: 榎本金属株式会社
Priority date: 2002-08-12
Filing date: 2002-08-12
Publication date: 2003-02-28
Anticipated expiration: 2008-08-12

Abstract

(57)【要約】【課題】廊下や階段等の壁Ｃに手すりＢを取り付けるに
当って、それを支持するブラケットＤを手すりプレート
Ａに対して位置決めしやすく、かつ、簡単に取り付ける
ことができるようにする。【解決手段】手すり支持用のブラケットＤを取り付ける
ための手すりプレートＡの表面に、少なくとも前記ブラ
ケットＤの取付座ｄがきっちり嵌まる幅で長手方向に走
る平坦な凹陥部ａを形成する。壁Ｃに固定されている手
すりプレートＡの平坦な凹陥部ａに、ブラケットＤの取
付座ｄを嵌め込んで位置決めするだけで、ブラケットＤ
を正しい位置にあてがい、その位置決めを極めて容易に
行うことができる。

Description

【考案の詳細な説明】【０００１】【考案の属する技術分野】本考案は、廊下や階段等の壁に手すりを取り付けるに当って、それを支持するブラケットを手すりプレートに対して位置決めしやすく、かつ、簡単に取り付けることができるように改良した手すりプレートに関するものである。【０００２】【従来の技術】従来、廊下や階段等の壁Ｃに手すりＢを取り付けるに当っては、図７に示すように、壁Ｃに手すりプレートＡ’を固定し、この手すりプレートＡ’に手すり支持用のブラケットＤを位置決めした状態で取り付けている。そして、位置決めされたこのブラケットＤに手すりＢをネジ止めしている。この場合において、手すりプレートＡ’に対して手すり支持用のブラケットＤを位置決めしやすいように、手すりプレートＡ’には図５〜図７に示すように長手方向に走る細い溝状の目印ａ'が形成されている。【０００３】【考案が解決しようとする課題】しかしながら、長手方向に走る細い溝状の目印ａ'だけでは、１本の目印ａ'に対して手すり支持用のブラケットＤが正しい位置にあてがわれているかどうかを把握しにくいため、以外に位置決めしにくい。本考案は、この欠点を解消し得るようにしたものである。【０００４】【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、本考案では、手すり支持用のブラケットＤを取り付けるための手すりプレートＡの表面に、少なくとも前記ブラケットＤの取付座ｄがきっちり嵌まる幅で長手方向に走る平坦な凹陥部ａが形成されている。この場合には、壁Ｃに固定されている手すりプレートＡの平坦な凹陥部ａに、手すり支持用のブラケットＤの取付座ｄを嵌め込んで位置決めするだけで、ブラケットＤを正しい位置にあてがうことができる。従って、手すりプレートＡにブラケットＤを取り付けるに当って、その位置決めを極めて容易に行うことができる。【０００５】【考案の実施の形態】本考案の好ましい実施の形態を、図１〜図４に基いて説明する。なお、本明細書においては、手すりプレートを除いた他の部材については、本考案の場合と従来例の場合とで同じ符号を付すこととする。廊下や階段等の壁Ｃに手すりＢを取り付けるに当っては、図３に示すように、ネジなどの定着手段Ｉを用いて手すりプレートＡを壁Ｃに固定し、この手すりプレートＡに手すり支持用のブラケットＤを位置決めした状態で取り付けている。そして、位置決めされたこのブラケットＤに手すりＢをネジ止めしている。これらの作業手順は、従来の場合と同じである。【０００６】この場合に用いる手すりプレートＡの表面には、図１〜図３に示すように、少なくとも前記ブラケットＤの取付座ｄが、より好ましくは、取付座ｄに被せたカバーＦがきっちり嵌まる幅で長手方向に走る平坦な凹陥部ａが形成されている。従って、図２及び図３に示すように、壁Ｃに固定されている手すりプレートＡの平坦な凹陥部ａに、手すり支持用のブラケットＤの取付座ｄを嵌め込んで位置決めするだけで、ブラケットＤを正しい位置にあてがうことができる。位置決めされたブラケットＤは、その取付座ｄに形成されているネジ孔（図示しない）を介して図４に示すネジＥを手すりプレートＡにねじ込むことにより固定される。そして、手すりプレートＡの所定位置に固定されたこのブラケットＤに、手すりＢをネジ止めする。なお、前記ネジＥを覆い隠すために、ブラケットＤの取付座ｄにカバーＦを被せている。【０００７】図４には、石膏ボードＧの裏側に下地材がない場合において、石膏ボードＧに手すりプレートＡを取り付けた場合を例示する。この場合においては、石膏ボードＧの裏側に位置する柱Ｈに達するように、ネジなどの定着手段Ｉをねじ込んで石膏ボードＧに手すりプレートＡを取り付けている。そして、この手すりプレートＡに、上述したように、手すり支持用のブラケットＤを固定している。【０００８】なお、本考案の一例を示す図３、図４、及び、従来例を示す図７において、図面符号Ｊは、手すりＢの両端部を保持するためのエンド・ブラケットである。両エンド・ブラケットＪ，Ｊも図４に示すネジＫ，Ｋにより手すりプレートＡに取り付けられ、長い手すりＢを壁Ｃに固定することができる。【０００９】【考案の効果】本考案の手すりプレートを用いれば、手すりプレートＡにブラケットＤを取り付けるに当って、その位置決めを極めて容易に行うことができるので、手すり取付作業が簡単になるだけでなく、その作業時間を大幅に短縮できる効果がある。

【図面の簡単な説明】【図１】本考案による手すりプレートの一例を示す縦断
側面図である。【図２】図１に示す手すりプレートに対して、手すり支
持用のブラケットを位置決めする様子を示す概略正面図
である。【図３】図１に示す手すりプレートの使用状態を示す概
略正面図である。【図４】石膏ボードの裏側に下地材がない場合におい
て、石膏ボードに手すりプレートを取り付けた場合を例
示する概略横断面図である。【図５】従来から使用されている手すりプレートの一例
を示す縦断側面図である。【図６】図５に示す従来の手すりプレートに対して、手
すり支持用のブラケットを位置決めする様子を示す概略
正面図である。【図７】図５に示す従来の手すりプレートの使用状態を
示す概略正面図である。【符号の説明】Ａ，Ａ’…手すりプレート、Ｂ…手すり、Ｃ…壁、Ｄ…
ブラケット、ａ…凹陥部、ａ’…目印、ｂ…取付座。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】【請求項１】手すり支持用のブラケットＤを取り付ける
ための手すりプレートＡの表面に、少なくとも前記ブラ
ケットＤの取付座ｄがきっちり嵌まる幅で長手方向に走
る平坦な凹陥部ａを形成したことを特徴とする手すりプ
レート。