JP3092033B2 - 電気湯沸し器 - Google Patents
電気湯沸し器Info
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- JP3092033B2 JP3092033B2 JP04284844A JP28484492A JP3092033B2 JP 3092033 B2 JP3092033 B2 JP 3092033B2 JP 04284844 A JP04284844 A JP 04284844A JP 28484492 A JP28484492 A JP 28484492A JP 3092033 B2 JP3092033 B2 JP 3092033B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、容器内の液体を加熱、
保温し、液体を注出することができる電気湯沸し器に関
する。
保温し、液体を注出することができる電気湯沸し器に関
する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の電気湯沸し器は図３に示
すような構成が一般的であった。
すような構成が一般的であった。
【０００３】図において、１は本体、２は本体１に内装
された容器で、外底面に発熱体３が装着されている。４
は容器２の上部開口を覆う蓋体である。５はＵ字状の水
路で、その導入路５ａは容器２の底面に、導出路５ｂは
水位表示管６にそれぞれ連接されている。７は注出口
で、水位表示管６に連接されている。８は容器２内の液
体の水位を示す水位目盛で、水位表示管６に対向して設
けられた本体１の窓９に設けられている。
された容器で、外底面に発熱体３が装着されている。４
は容器２の上部開口を覆う蓋体である。５はＵ字状の水
路で、その導入路５ａは容器２の底面に、導出路５ｂは
水位表示管６にそれぞれ連接されている。７は注出口
で、水位表示管６に連接されている。８は容器２内の液
体の水位を示す水位目盛で、水位表示管６に対向して設
けられた本体１の窓９に設けられている。
【０００４】１０はＵ字状水路５の導入路５ａ内に装着
されたフィルターで、液体に混じって注入されたゴミ
や、液体を加熱したとき発生する炭酸カルシウムを主成
分とした水アカが注出されないように濾過するものであ
る。
されたフィルターで、液体に混じって注入されたゴミ
や、液体を加熱したとき発生する炭酸カルシウムを主成
分とした水アカが注出されないように濾過するものであ
る。
【０００５】また、特開平２−２７９１１５号公報に
は、濾過を目的にしたフィルターに線状のばねを取付
け、ばねを出湯路の内壁に弾設させて着脱自在にした構
成が示されている。
は、濾過を目的にしたフィルターに線状のばねを取付
け、ばねを出湯路の内壁に弾設させて着脱自在にした構
成が示されている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の構成
の電気湯沸し器では、図３に示した構成のものでは、フ
ィルター１０の先端部１０ａがＵ字状の水路５の導入路
５ａ内に位置しているため、容器２に水を注入した際、
図４に示したように、フィルター１０の下方の導入路５
ａ内に気泡Ａが残留することがあり、この気泡Ａが導入
路５ａを閉塞すると水位表示管６内の水位は気泡Ａの体
積分だけ押上げられ、容器２内の水位と異なった水位を
表示してしまうという問題があった。
の電気湯沸し器では、図３に示した構成のものでは、フ
ィルター１０の先端部１０ａがＵ字状の水路５の導入路
５ａ内に位置しているため、容器２に水を注入した際、
図４に示したように、フィルター１０の下方の導入路５
ａ内に気泡Ａが残留することがあり、この気泡Ａが導入
路５ａを閉塞すると水位表示管６内の水位は気泡Ａの体
積分だけ押上げられ、容器２内の水位と異なった水位を
表示してしまうという問題があった。
【０００７】さらに、水を注入するときの勢いや、液体
注入前の導入路５ａおよびフィルター１０の濡れ状態等
などにより気泡Ａの発生の度合いが変化するため、注入
液体量が安定して表示されないという問題もあった。
注入前の導入路５ａおよびフィルター１０の濡れ状態等
などにより気泡Ａの発生の度合いが変化するため、注入
液体量が安定して表示されないという問題もあった。
【０００８】また、特開平２−２７９１１５号公報に示
された構成のものでは、フィルターに取付けられたばね
と出湯路との間に気泡が付着することがあり、図３に示
したものと同様に出湯路を閉塞して水位を誤表示すると
いう問題があった。
された構成のものでは、フィルターに取付けられたばね
と出湯路との間に気泡が付着することがあり、図３に示
したものと同様に出湯路を閉塞して水位を誤表示すると
いう問題があった。
【０００９】本発明はこのような問題を解決するもの
で、容器内の液体の水位を正確に安定して表示すること
ができる電気湯沸し器を提供することを目的としてい
る。
で、容器内の液体の水位を正確に安定して表示すること
ができる電気湯沸し器を提供することを目的としてい
る。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、液体を収容する容器と、その導入路が前記
容器の底面に、その導出路が水位表示管にそれぞれ連設
されたＵ字状の水路と、前記水位表示管に連設されて前
記液体を注出する注出水路と、前記Ｕ字状の水路の導入
路側に装着されたフィルターとを備え、前記フィルター
の先端部を前記Ｕ字状水路の最下部内壁の上面と同等の
位置またはそれよりも低い位置に位置させた構成とした
ものである。
するために、液体を収容する容器と、その導入路が前記
容器の底面に、その導出路が水位表示管にそれぞれ連設
されたＵ字状の水路と、前記水位表示管に連設されて前
記液体を注出する注出水路と、前記Ｕ字状の水路の導入
路側に装着されたフィルターとを備え、前記フィルター
の先端部を前記Ｕ字状水路の最下部内壁の上面と同等の
位置またはそれよりも低い位置に位置させた構成とした
ものである。
【００１１】
【作用】上記構成において、フィルターの先端部をＵ字
状水路の最下部内壁面と同等の位置またはそれより低い
位置に位置させたことにより、発生した気泡はＵ字状の
水路の導出路方向に流れて導入路内に残留することがな
くなる。これにより、気泡による誤った水位の表示がな
くなる。
状水路の最下部内壁面と同等の位置またはそれより低い
位置に位置させたことにより、発生した気泡はＵ字状の
水路の導出路方向に流れて導入路内に残留することがな
くなる。これにより、気泡による誤った水位の表示がな
くなる。
【００１２】
（実施例１）以下、本発明の第１の実施例について図１
および図２を参照にしながら説明する。
および図２を参照にしながら説明する。
【００１３】なお、従来例に示したものと同一部品には
同じ符号を付して説明を省略する。図において、１０は
目の細かい金網を深絞り加工等で成型したフィルター
で、Ｕ字状の水路５の導入路５ａ内に装着されている。
同じ符号を付して説明を省略する。図において、１０は
目の細かい金網を深絞り加工等で成型したフィルター
で、Ｕ字状の水路５の導入路５ａ内に装着されている。
【００１４】そして、フィルター１０の先端部１０ａ
は、図１（ａ）に示したように、Ｕ字状の水路５の最下
部内壁５ｃの上面５ｄと同等の位置、または図１（ｂ）
に示したように、それよりも低い位置に位置するように
装着されている。
は、図１（ａ）に示したように、Ｕ字状の水路５の最下
部内壁５ｃの上面５ｄと同等の位置、または図１（ｂ）
に示したように、それよりも低い位置に位置するように
装着されている。
【００１５】上記構成において、容器２内に注水する
と、導入路５ａは急激に狭くなっているため、注水は空
気を巻き込んで水中に気泡を作りながらフィルター１０
を通過する。このとき、フィルター１０の先端部１０ａ
はＵ字状の水路５の最下部内壁５ｃの上面５ｄと同等の
位置、またはそれよりも低い位置に位置されているた
め、フィルター１０を通過した気泡ＡはＵ字状の水路５
の導出路５ｂ方向に流れて導入路５ａ内に残留すること
はない。
と、導入路５ａは急激に狭くなっているため、注水は空
気を巻き込んで水中に気泡を作りながらフィルター１０
を通過する。このとき、フィルター１０の先端部１０ａ
はＵ字状の水路５の最下部内壁５ｃの上面５ｄと同等の
位置、またはそれよりも低い位置に位置されているた
め、フィルター１０を通過した気泡ＡはＵ字状の水路５
の導出路５ｂ方向に流れて導入路５ａ内に残留すること
はない。
【００１６】このように本発明の第１の実施例によれ
ば、注水時に巻込んだ気泡ＡをＵ字状の水路５の導入路
５ａ内に残留させることなく導出路５ｂに流入させるの
で、気泡Ａの導入路５ａ内への残留による水位表示管６
の誤表示をなくすることができるという効果がある。
ば、注水時に巻込んだ気泡ＡをＵ字状の水路５の導入路
５ａ内に残留させることなく導出路５ｂに流入させるの
で、気泡Ａの導入路５ａ内への残留による水位表示管６
の誤表示をなくすることができるという効果がある。
【００１７】（実施例２）次に本発明の第２の実施例に
ついて図２を参照しながら説明する。
ついて図２を参照しながら説明する。
【００１８】図に示したように、Ｕ字状の水路５の導入
路５ａと導出路５ｂとの間の水路５ｅを導出路５ｂに向
かって上方に傾斜させて配設している。なお、他の構成
は第１の実施例に示したものと同様であるので説明を省
略する。
路５ａと導出路５ｂとの間の水路５ｅを導出路５ｂに向
かって上方に傾斜させて配設している。なお、他の構成
は第１の実施例に示したものと同様であるので説明を省
略する。
【００１９】上記構成において、フィルター１０を通過
した気泡Ａは、導出路５ｂ側に高く傾斜した水路５ｅに
流入し、その傾斜に従って導出路５ｂへの流入が促進さ
れる。
した気泡Ａは、導出路５ｂ側に高く傾斜した水路５ｅに
流入し、その傾斜に従って導出路５ｂへの流入が促進さ
れる。
【００２０】このように本発明の第２の実施例によれ
ば、注水時に巻込んだ気泡Ａの導入路５ａ内への残留を
なくするとともに、気泡Ａの導出路５ｂへの流入を促進
するので、気泡Ａの導入路５ａ内への残留による水位表
示管６の誤表示を一層確実になくすることができるとい
う効果がある。
ば、注水時に巻込んだ気泡Ａの導入路５ａ内への残留を
なくするとともに、気泡Ａの導出路５ｂへの流入を促進
するので、気泡Ａの導入路５ａ内への残留による水位表
示管６の誤表示を一層確実になくすることができるとい
う効果がある。
【００２１】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、フィルターの先端部をＵ字状の水路の最下部
内壁の上面と同等の位置、またはそれより低い位置に位
置させたことにより、注水時に巻込まれてフィルターを
通過した気泡は導入路内に残留することなく導出路に流
入するので、気泡の導入路内への残留による水位表示管
の水位誤表示を確実になくすることができる。
によれば、フィルターの先端部をＵ字状の水路の最下部
内壁の上面と同等の位置、またはそれより低い位置に位
置させたことにより、注水時に巻込まれてフィルターを
通過した気泡は導入路内に残留することなく導出路に流
入するので、気泡の導入路内への残留による水位表示管
の水位誤表示を確実になくすることができる。
【００２２】また、注水の勢いや、注水前の導入路およ
びフィルターの濡れ状態等などに影響されずに水位を安
定して表示することができる。
びフィルターの濡れ状態等などに影響されずに水位を安
定して表示することができる。
【００２３】このように本発明によれば、容器内の水位
を正確に安定して表示することができる電気湯沸し器を
提供することができる。
を正確に安定して表示することができる電気湯沸し器を
提供することができる。
【図１】（ａ）は本発明の一実施例の電気湯沸し器の側
断面図 （ｂ）（ｃ）は同要部の側断面図
断面図 （ｂ）（ｃ）は同要部の側断面図
【図２】同他の実施例の電気湯沸し器の要部の側断面図
【図３】従来例の電気湯沸し器の側断面図
【図４】同要部の側断面図
２ 容器 ５ Ｕ字状の水路 ５ａ 導入路 ５ｂ 導出路 ５ｃ 最下部内壁 ５ｄ 上面 ５ｅ 導入路と導出路との間の水路 ６ 表示管 １０ フィルター １０ａ フィルターの先端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) A47J 27/21 101
Claims (2)
- 【請求項１】 液体を収容する容器と、その導入路が前
記容器の底面に、その導出路が水位表示管に連接された
Ｕ字状の水路と、前記水位表示管に連接されて前記液体
を注出する注出水路と、前記Ｕ字状の水路の導入路側に
装着されたフィルターとを備え、前記フィルターの先端
部を前記Ｕ字状の水路の最下部内壁の上面と同等の位置
またはそれよりも低い位置に位置させたことを特徴とす
る電気湯沸し器。 - 【請求項２】 Ｕ字状の水路の導入路側と導出路側との
間の水路を導出路側に向かって上方に傾斜させたことを
特徴とする請求項１記載の電気湯沸し器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04284844A JP3092033B2 (ja) | 1992-10-23 | 1992-10-23 | 電気湯沸し器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04284844A JP3092033B2 (ja) | 1992-10-23 | 1992-10-23 | 電気湯沸し器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06133867A JPH06133867A (ja) | 1994-05-17 |
| JP3092033B2 true JP3092033B2 (ja) | 2000-09-25 |
Family
ID=17683761
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04284844A Expired - Fee Related JP3092033B2 (ja) | 1992-10-23 | 1992-10-23 | 電気湯沸し器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3092033B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4863260B2 (ja) * | 2005-11-30 | 2012-01-25 | 東京エレクトロン株式会社 | 液面検出装置及びそれを備えた液処理装置 |
| JP5130745B2 (ja) * | 2007-03-02 | 2013-01-30 | タイガー魔法瓶株式会社 | 水加熱容器 |
-
1992
- 1992-10-23 JP JP04284844A patent/JP3092033B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06133867A (ja) | 1994-05-17 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |