JP3092029U - 褥瘡や脊柱側弯症などの人のためのクッションシート - Google Patents

褥瘡や脊柱側弯症などの人のためのクッションシート

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JP3092029U
JP3092029U JP2002005045U JP2002005045U JP3092029U JP 3092029 U JP3092029 U JP 3092029U JP 2002005045 U JP2002005045 U JP 2002005045U JP 2002005045 U JP2002005045 U JP 2002005045U JP 3092029 U JP3092029 U JP 3092029U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は褥瘡や脊柱側弯症の発症者が苦痛を伴
うことなく快適に使用することができるクッションシー
トを新規に提供することを目的とするものである。 【構成】本考案は腰掛け面と該腰掛け面の後端に続く背
当て面とよりなるクッションシートであって、前記腰掛
け面の後端部中央に腰掛者の尾てい骨周辺，褥瘡部分を
さけて当らないようにした空間部を設け、且つ前記背当
て面の中央部縦全長に背骨部分をさけて当らないように
した空間部を設けたことを特徴とする褥瘡や脊柱側弯症
の人のためのクッションシートにある。

Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【考案が属する技術分野】
この考案は褥瘡や脊柱側弯症の人のためのクッションシートに関するものであ る。
【０００２】
【従来の技術】
従来のクッションシートは平面視四角形や円形などで全面が平滑面にて形成さ れており、背もたれのついたクッションも背当て面は平滑面にて形成されている 。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、長期間床に就いていたりするために発症する圧迫性壊疽の一種 である褥瘡（床ずれ）や、背骨が側方に歪んでしまう脊柱側弯症、また闘病のた めに肉が落ちて背骨が突出してしまった人などは、褥瘡の部分や背骨が当ると、 たとえクッション性があっても非常な痛みを感ずるという課題がある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
本考案は腰掛け面と該腰掛け面の後端に続く背当て面とよりなるクッションシ ートであって、前記腰掛け面の後端部中央に腰掛者の尾てい骨周辺，褥瘡部分を さけて当らないようにした空間部を設け、且つ前記背当て面の中央部全長に背骨 部分をさけて当らないようにした空間部を設けて、かかる課題を解決するように したのである。
【０００５】
【考案の実施の形態】
図１（ａ）（ｂ）に示すように、適度の硬さと柔軟性を有すスポンジ材を内挿 して表装材でくるみ、またはスポンジ材の表面をなめらかに加工する一体成形な どにて腰掛け面１と腰掛け面１の後端に角度自由に接続する背当て面２を有す厚 さ５ｃｍ程度のクッションシート３を形成する。腰掛け面１の後端部中央に後側 を１０〜１５ｃｍ幅とし前方に向けて三角形状にすぼまるようにして３ｃｍほど 段落させた褥瘡用空間部４を設け、背当て面２の中央部縦全長に図１（ａ）に示 すように１５ｃｍほどの幅で３ｃｍほど段落させた背骨用空間部５、または図１ （ｂ）に示すように裏面まで貫通した背骨用空間部５を設ける。２ａはつなぎ材 である。またクッションシート３の腰掛け面１および背当て面２の裏側の適所に は図２に示すように薄いゴムシートなどの滑り止め材６を取付ける。滑り止め材 はゴムシートにかえてベルト止め式や平面ファスナーなどとすることもできる。
【０００６】 以上のように形成したクッションシート３は図３に示す座椅子７や図４に示す 椅子８、図５に示す車椅子９、図６に示すベッド１０の上などに載せて使用する のである。
【０００７】 使用する腰掛者が脊柱側弯症や背骨が突出している症状であっても、図７（ａ ）に示すように背骨部分は背骨用空間部５の位置にあって背当て面２に当らない ために接触や擦れによる痛みを感ずることがなく、また褥瘡があらわれる尾てい 骨周辺は図７（ｂ）に示すように褥瘡用空間部４上に位置するために圧迫される ことなく楽に座ることができることとなる。
【０００８】 なお褥瘡用空間部４や背骨用空間部５は空間であることにより空気がよく流通 し発汗や汗溜まりを抑すこととなるので至極快適であり、長時間使用する際の褥 瘡発症の予防効果も大きいものとなる。
【０００９】
【考案の効果】
以上にようにして本考案のクッションシートは褥瘡部分や曲がったり突出した りした背骨が当らないようにした各空間部を設けたので、腰掛者は座位やベッド での上体起こし、車椅子や乗物による移動などを苦痛を伴うことなく長時間快適 に過ごすことができるという効果を生ずる。
【００１０】 クッションシートの裏面に滑り止め材を設けたので取付け姿勢のくずれを防止 して楽な体勢を維持し続けることができるという効果を生ずる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本考案のクッションシートの実施例を示すも
ので、（ａ）は背当て面の背骨用空間部を段落形成した
例の斜視図、（ｂ）は同、貫通形の空間部とした例を示
す斜視図
【図２】 クッションシートの裏面におけるゴムシート
等の滑り止め材の取付例を示す斜視図
【図３】 クッションシートを座椅子に載せ置きした状
態を示す斜視図
【図４】 同、椅子に載せた例を示す斜視図
【図５】 同、車椅子にセットした状態を示す斜視図
【図６】 同、ベッドの枕側に立てかけた状態を示す斜
視図
【図７】 （ａ）は使用する腰掛者が腰掛けた状態にて
示す平面図、（ｂ）は同、腰掛けた部分を点線にて示す
平面図
【符号の説明】
１は腰掛け面 ２は背当て面 ３はクッションシート ４は褥瘡用空間部 ５は背骨用空間部 ６は滑り止め材 ７は座椅子 ８は椅子 ９は車椅子 １０はベッド

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】 腰掛け面と該腰掛け面の後端に続く背当
    て面とよりなるクッションシートであって、前記腰掛け
    面の後端部中央に腰掛者の尾てい骨周辺，褥瘡部分をさ
    けて当らないようにした空間部を設け、且つ前記背当て
    面の中央部縦全長に背骨部分をさけて当らないようにし
    た空間部を設けたことを特徴とする褥瘡や脊柱側弯症の
    人のためのクッションシート。
  2. 【請求項２】 クッションシートの裏面に滑り止め材を
    設けた請求項１記載のクッションシート。
  3. 【請求項３】 クッションシートは椅子，座椅子，車椅
    子，ベッド，乗物の座席等に取外し自在に取付ける請求
    項１または２に記載のクッションシート。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013118901A (ja) * 2011-12-06 2013-06-17 Yamazaki:Kk 座椅子
JP2014030668A (ja) * 2012-08-06 2014-02-20 Asian Resources International Ltd 座椅子
JP2015500772A (ja) * 2011-12-20 2015-01-08 ツィマー メディツィンシステム ゲーエムベーハー 子供用チャイルドシート装置及びベビーカー
JP2022001114A (ja) * 2020-06-19 2022-01-06 ラテックス九州販売株式会社 褥瘡防止用具

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