JP3091943U - 両面シール製品 - Google Patents
両面シール製品Info
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- JP3091943U JP3091943U JP2002004923U JP2002004923U JP3091943U JP 3091943 U JP3091943 U JP 3091943U JP 2002004923 U JP2002004923 U JP 2002004923U JP 2002004923 U JP2002004923 U JP 2002004923U JP 3091943 U JP3091943 U JP 3091943U
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- sided
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】両面シールから剥離紙が分離せず、剥離紙がゴ
ミになるのを防止でき、使用した後の両面シールの粘着
層を保護でき、その粘着性の劣化を防止することがで
き、何度も使用することができる両面シール製品を提供
する。 【解決手段】基材の両面に粘着層が形成された両面シー
ルと、この両面シールの一方の粘着層に、接着・剥離自
在に重ね合わされた剥離紙20とからなり、この剥離紙
20に、一端は剥離紙20の端縁にまで達しており、他
端は剥離紙20の端縁に達していない切断可能な分離線
21が形成されており、この分離線21を境界にして、
剥離紙20が剥離部分32と残留部分31とに分けられ
ており、剥離部分32および残留部分31は、切れずに
繋がっている。
ミになるのを防止でき、使用した後の両面シールの粘着
層を保護でき、その粘着性の劣化を防止することがで
き、何度も使用することができる両面シール製品を提供
する。 【解決手段】基材の両面に粘着層が形成された両面シー
ルと、この両面シールの一方の粘着層に、接着・剥離自
在に重ね合わされた剥離紙20とからなり、この剥離紙
20に、一端は剥離紙20の端縁にまで達しており、他
端は剥離紙20の端縁に達していない切断可能な分離線
21が形成されており、この分離線21を境界にして、
剥離紙20が剥離部分32と残留部分31とに分けられ
ており、剥離部分32および残留部分31は、切れずに
繋がっている。
Description
【0001】
本考案は、両面シール製品に関する。
【0002】
図6は従来の両面シール製品101 の使用説明図である。同図に示すように、従
来の両面シール製品101 は、基材の両面に粘着層が形成された両面シール10の
一方の粘着層に、左右一対の剥離紙120 ,120 が重ね合わされたものである。こ
の両面シール製品101は、薄くて軽く安全ピンよりも安全なので、街頭募金のと
きに募金者に渡す赤い羽根2に貼り付けて、利用されている。
この赤い羽根2を募金者に取り付けるときには、両面シール10から剥離紙12
0 ,120 を剥がし取り、両面シール10の粘着層を露出させて、募金者の上着胸
部分など所望の場所に押し付けることにより、赤い羽根2を簡単に取り付けるこ
とができる。
【0003】
しかるに、従来の両面シール製品101 には、以下の(i)〜(ii)に示す問題
がある。
(i)両面シール10から剥がし取られた剥離紙120 は不要なので、捨てられ
るとゴミとなり散らかってしまう。
(ii)剥離紙120 を捨ててしまうと、使用した後に両面シール10の粘着層に
剥離紙120 を再び重ね合わせることができず、粘着層を保護できない。このため
、両面シール10の粘着層の粘着性は劣化してしまい、何度も使用することがで
きない。
【0004】
本考案はかかる事情に鑑み、両面シールから剥離紙が分離せず、剥離紙がゴミ
になるのを防止でき、使用した後の両面シールの粘着層を保護でき、その粘着性
の劣化を防止することができ、何度も使用することができる両面シール製品を提
供することを目的とする。
【0005】
請求項1の両面シール製品は、基材の両面に粘着層が形成された両面シールと
、該両面シールの一方の粘着層に、粘着・剥離自在に重ね合わされた剥離紙とか
らなり、該剥離紙に、一端は剥離紙の端縁にまで達しており、他端は剥離紙の端
縁に達していない切断可能な分離線が形成されており、該分離線を境界にして、
前記剥離紙が剥離部分と残留部分とに分けられており、該剥離部分および残留部
分は、切れずに繋がっていることを特徴とする。
請求項2の両面シール製品は、請求項1記載の考案において、前記分離線が、
剥離紙の周端縁に沿って形成され、該分離線と前記剥離紙の周端縁との間の細長
い部分が、前記残留部分を形成していることを特徴とする。
請求項3の両面シール製品は、請求項1記載の考案において、前記分離線の他
端に、破れ防止部が形成されたことを特徴とする。
【0006】
請求項1の考案によれば、両面シールから剥離紙の剥離部分を剥離させると、
分離線により剥離部分と残留部分は分けられているので、剥離部分が両面シール
から剥離しても残留部分は両面シールに貼り付いたまま残り、この残留部分は剥
離部分から切れずに繋がっている。このため、両面シールと剥離紙は分離しない
ので、剥離紙は捨てられず、ゴミとなるのを防止することができる。また、両面
シールに剥離紙が切れずに繋がっているので、使用した後の両面シールの粘着層
に剥離紙を重ね合わせて保護することができ、何度も両面シールを使用すること
ができる。
請求項2の考案によれば、分離線の周端縁に沿って細長い残留部分を形成する
ことにより、剥離紙の中央部分に広い領域の残留部分を形成することができる。
このため、両面シールの粘着層の中央部分を大きく露出させることができるので
、両面シールを貼りやすい。
請求項3の考案によれば、分離線の他端に、破れ防止部が形成されているので
、分離線に沿って剥離紙を破ったときに、勢い余って必要以外の部分まで剥離紙
が破れるのを防止することができる。
【0007】
つぎに、本考案の実施形態を図面に基づき説明する。
図1は本実施形態の両面シール製品1の平面図である。図2は(A)は本実施
形態の両面シール製品1の正面図、(B)は(A)図の拡大図である。図1〜図
2に示すように、本実施形態の両面シール製品1は、両面シール10と剥離紙2
0とから構成されたものである。
【0008】
まず、両面シール10を説明する。
図2に示すように、両面シール10は、基材11の両面に粘着層12,12が
形成されたものである。基材11は、薄いシートであり、その素材は合成樹脂や
紙等であるが、種々の素材を採択しうる。
粘着層12は、前記基材11の両面に、水性感圧接着剤やホットメルト感圧接
着剤などの接着剤を塗布することにより形成することができる。
【0009】
つぎに、剥離紙20を説明する。
前記両面シール10の一方の粘着層12には、粘着・剥離自在に剥離紙20が
重ね合わされている。この剥離紙20は、ポリプロピレン等の合成樹脂製の薄い
透明なシートであるが、紙の表面にシリコーン層が形成されたシートであっても
よく、前記粘着層12に粘着・剥離自在なシートであれば、種々の素材を採択し
うる。
この剥離紙20の色は、透明なので目立たず人目につかないので好適であるが
、白色や赤色であってもよく、色には特に限定はない。
【0010】
前記両面シール10には、その粘着層12の粘着力によって剥離紙20が粘着
しているが、粘着層12の粘着力は弱いので、両面シール10から剥離紙20を
簡単に剥がすことができるのである。
なお、両面シール10の他方の粘着層12には、紙の表面にシリコーン層が形
成された剥離紙等の台紙4を重ね合わせておくことにより、この粘着層12の粘
着力が劣化するのを防止できるので、好適である。
【0011】
さて、図1に示すように、この剥離紙20には、切断可能な分離線21が形成
されている。この分離線21を境界にして、剥離紙20は残留部分31と剥離部
分32とに分けされている。この分離線21は、その一端が剥離紙20の端縁に
まで達しており、他端は剥離紙20の端縁に達しておらず、前記残留部分31お
よび剥離部分32は、切れずに繋がっている。
【0012】
図3は両面シール10から剥離紙20が剥がされたときの概略斜視図である。
同図に示すように、両面シール10から剥離紙20の剥離部分32を剥離させる
と、分離線21により剥離部分32と残留部分31は分けられているので、剥離
部分が両面シールから剥離しても残留部分31は両面シール10に貼り付いたま
ま残るのである。
なお、図1に示すように、剥離紙20の適所に、剥がし始める位置を示す目印
22、例えば「はがす」の文字や矢印等を印刷しておくと、剥がし始める位置が
わかり、使いやすくなるので好適である。
【0013】
しかも、図1に示すように前記分離線21は、剥離紙20の周端縁に沿って形
成されており、この分離線21と剥離紙20の周端縁との間の細長い部分が、前
記残留部分31を形成している。このため、剥離紙20の中央部分に広い領域の
残留部分32を形成することができる。したがって、両面シール10の粘着層1
2の中央部分を大きく露出させることができるので、両面シール10を貼りやす
い。
なお、分離線21は、必ずしも剥離紙20の周端縁に沿って形成されていなく
てもよく、剥離紙20の中央部分に形成されていてもよい。
【0014】
分離線21の他端には、剥離紙20の内側に向けて半円弧状に形成された切断
可能な切断線が、破れ防止部24として形成されている。この破れ防止部24の
切断線の形状は、円弧状だけでなく、J字状であってもよく、また、円弧状やJ
字状の切断線が左右対称に2方向に分岐していてもよく、種々の形状を採択しう
る。
この破れ防止部24によれば、分離線21に沿って剥離紙20を破ったときに
、勢い余って剥離紙20が必要以外の部分まで破れるのを防止することができる
。
なお、破れ防止部24は必ずしも形成されていなくてよい。
【0015】
また、剥離紙20の適所、例えば分離線21の延長線上に、折る場所を示す目
印23、例えば「おる」の文字や破線等を印刷しておくと、折る場所がわかりや
すい。このため、図5のように折り曲げて使用することができ、使用した後の両
面シール10に、剥離紙20の剥離部分32をキレイに重ね合わせて保護するこ
とができ、何度も両面シール10を使用することができるので好適である。
【0016】
つぎに、本実施形態の両面シール製品1の使用方法を説明する。
図4は本実施形態の両面シール製品1の使用説明図である。同図に示すように
、両面シール製品1における両面シール10の粘着層12を、赤い羽根2に押し
つけることにより、両面シール製品1を赤い羽根2に簡単に安全に取り付けるこ
とができる。両面シール10の残りの粘着層12には、剥離紙20が重ね合わさ
れているので、この粘着層12の粘着力が劣化するのを防止することができる。
なお、両面シール製品1を取り付ける対象は、上記赤い羽根2だけでなく、白
色や緑色など種々の色の羽根に取り付けてもよい。また、結婚式やパーティなど
のイベントにおいて、名札などの目印に取り付けることができる。
【0017】
本実施形態の両面シール製品1によれば、以下の(1)〜(3)の作用効果を
奏する。
(1)両面シール10から剥離紙20の剥離部分32を剥離させると、分離線
21により剥離部分32と残留部分31は分けられているので、剥離部分が両面
シールから剥離しても残留部分31は両面シール10に貼り付いたまま残り、こ
の残留部分31は剥離部分32から切れずに繋がっている。このため、両面シー
ル10と剥離紙20は分離しないので、剥離紙20は捨てられず、ゴミとなるの
を防止することができる。また、両面シール10に剥離紙20が切れずに繋がっ
ているので、使用した後の両面シール10の粘着層に剥離紙20を重ね合わせて
保護することができ、何度も両面シール10を使用することができる。
【0018】
(2)分離線21の周端縁に沿って細長い残留部分31を形成することにより
、剥離紙20の中央部分に広い領域の残留部分32を形成することができる。こ
のため、両面シール10の粘着層の中央部分を大きく露出させることができるの
で、両面シール10を貼りやすい。
【0019】
(3)分離線21の他端に、破れ防止部24が形成されているので、分離線2
1に沿って剥離紙20を破ったときに、勢い余って剥離紙20が必要以外の部分
まで破れるのを防止することができる。
【0020】
請求項1の考案によれば、両面シールから剥離紙の剥離部分を剥離させると、
分離線により残留部分は分けられているので、剥離部分が両面シールから剥離し
ても残留部分は両面シールに貼り付いたまま残り、この残留部分は剥離部分から
切れずに繋がっている。このため、両面シールと剥離紙は分離しないので、剥離
紙は捨てられず、ゴミとなるのを防止することができる。また、両面シールに剥
離紙が切れずに繋がっているので、使用した後の両面シールの粘着層に剥離紙を
重ね合わせて保護することができ、何度も両面シールを使用することができる。
請求項2の考案によれば、前記分離線の周端縁に細長い残留部分を形成するこ
とにより、剥離紙の中央部分に残留部分を形成することができる。このため、両
面シールの粘着層の中央部分を大きく露出させることができるので、両面シール
を貼りやすい。
請求項3の考案によれば、分離線の他端に、破れ防止部が形成されているので
、分離線に沿って剥離紙を破ったときに、勢い余って必要以外の部分まで剥離紙
が破れるのを防止することができる。
【図1】本実施形態の両面シール製品1の平面図であ
る。
る。
【図2】(A)は本実施形態の両面シール製品1の正面
図、(B)は(A)図の拡大図である。
図、(B)は(A)図の拡大図である。
【図3】両面シール10から剥離紙20が剥がされたと
きの概略斜視図である。
きの概略斜視図である。
【図4】本実施形態の両面シール製品1の使用説明図で
ある。
ある。
【図5】両面シール10から剥離紙20が剥がされたと
きの他の概略斜視図である。
きの他の概略斜視図である。
【図6】従来の両面シール製品101 の使用説明図であ
る。
る。
1 両面シール製品
10 両面シール
20 剥離紙
21 分離線
24 破れ防止部
31 残留部分
32 剥離部分
Claims (3)
- 【請求項1】基材の両面に粘着層が形成された両面シー
ルと、該両面シールの一方の粘着層に、粘着・剥離自在
に重ね合わされた剥離紙とからなり、該剥離紙に、一端
は剥離紙の端縁にまで達しており、他端は剥離紙の端縁
に達していない切断可能な分離線が形成されており、該
分離線を境界にして、前記剥離紙が剥離部分と残留部分
とに分けられており、該剥離部分および残留部分は、切
れずに繋がっていることを特徴とする両面シール製品。 - 【請求項2】前記分離線が、剥離紙の周端縁に沿って形
成され、該分離線と前記剥離紙の周端縁との間の細長い
部分が、前記残留部分を形成していることを特徴とする
請求項1記載の両面シール製品。 - 【請求項3】前記分離線の他端に、破れ防止部が形成さ
れたことを特徴とする請求項1記載の両面シール製品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002004923U JP3091943U (ja) | 2002-08-06 | 2002-08-06 | 両面シール製品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002004923U JP3091943U (ja) | 2002-08-06 | 2002-08-06 | 両面シール製品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3091943U true JP3091943U (ja) | 2003-02-21 |
Family
ID=43246024
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002004923U Expired - Fee Related JP3091943U (ja) | 2002-08-06 | 2002-08-06 | 両面シール製品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3091943U (ja) |
-
2002
- 2002-08-06 JP JP2002004923U patent/JP3091943U/ja not_active Expired - Fee Related
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |