JP3091770B2 - 二重薄被覆した疑似カプセル様薬剤 - Google Patents

二重薄被覆した疑似カプセル様薬剤

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    • A61K9/2886Dragees; Coated pills or tablets, e.g. with film or compression coating having two or more different drug-free coatings; Tablets of the type inert core-drug layer-inactive layer

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は薄被覆した疑似カプセル様薬剤
に関する。より詳細には、カプセル様薬剤の外観を得る
ため、少なくとも1種の水溶性薄膜形成ポリマーと疎水
性可塑剤との混合物とで薄被覆し、そして滑らかな外側
の塗膜をコートしてカプセル様薬剤の外観を与えた固体
状の薬剤カプレットコア、並びに上記コートした薬剤の
製造方法に関する。
【0002】
【発明の背景】種々の薬剤をカプセル封じするために充
填されたツーピースのゼラチンカプセルが、19世紀の
中頃から投薬用として使用されてきた。このカプセル状
の薬剤は非常に広く普及している、何故ならば、堅いゼ
ラチン製カプセルは味がなく、服用が容易であり、そし
て薬局での充填、或は産業用プラントでの多量予備充填
が容易なためである。堅い殻のゼラチン製カプセルは、
薬剤師が調剤した薬剤用として広く未だ普及している投
薬形態であるが、内容物が偽造される危険性があるた
め、多くの店頭製品においては一般に打ち切られてきて
いる。
【0003】カプセル状の薬剤の偽造の受け易さがなけ
れば、数多くの長所を有しているためカプセル形態は広
く消費者に普及していたであろう。効能があるとの知
覚、味、感覚、およびゼラチン製カプセル状の薬剤の飲
み込み易さのため、ゼラチン製のカプセル形態が広く消
費者に好まれている。
【0004】このゼラチン製カプセル様薬剤に対する消
費者の好みのため、堅いゼラチン製カプセル様投薬形態
の長所を消費者に与える耐偽造カプセル様薬剤製造への
要請が産業界に寄せられた。Norbert I. Berta は、米
国特許番号 4,820,524 に記載されているように、疑似
カプセル様薬剤および上記カプセル様薬剤の製造方法を
開発した。この結果、この発行された米国特許の全体
は、ここでは参考にいれられる。Norbert I. Berta は
また、1987年12月4日共出願の米国特許出願番号129,10
8、1987年12月4日出願の129,109、1988年5月5日出願の1
90,551および1988年5月5日出願の190,616 中に記載され
ている疑似カプセル様薬剤製造に関する変法および上記
薬剤製造方法のための装置を開発した。Bertaによって
開発された疑似カプセル様薬剤は、普及しているゼラチ
ン製のカプセルの投薬形態の疑似代替物を与えるべく産
業界が感じていた長い間の必要性に答えるものであっ
た。アセトアミノフェンの如きコートされていない圧縮
薬剤のゼラチンによる塗布は、Bertaの発明に従うこと
でも可能であるが、上記ゼラチンコートしたカプレット
の表面の外観の品質を調整するのが困難である。
【0005】本質的に泡の無い滑らかで均一な外側コー
ティングの外観を商業的に製造するためには、疑似カプ
セル様薬剤の開発以上に、種々の要因および事柄が満足
されなければならない。好適なゼラチンコートカプレッ
トは、二色のゼラチンコートカプレットを製造するため
に別々の色に着色した二種のゼラチンコート用溶液を用
いたものである。この二つのオーバーラップさせた別々
の色に着色したゼラチンコートが、薬剤の長軸の回りに
会わせ目を形成する。この合わせ目および異なる二色が
存在することで、このような疑似カプセル様薬剤がゼラ
チン製カプセル投薬形態の同等物であるとの知覚を消費
者に持たせることになる。
【0006】消費者の視覚的および触覚的観点から、ゼ
ラチンでコートしたカプレット製品はカプセル様薬剤を
適切に模擬させるものでなくてならなく、従って、変
色、穴および溝の無いものでなくてならない。上記物理
的欠点が存在すると、ゼラチンコートカプレットのカプ
セル様の特質およびこの投薬形態の偽造をさせない特質
に関する消費者の知覚を徐々に壊すことになり得る。ゼ
ラチン製カプセル様の特質および本発明の疑似カプセル
薬剤の耐偽造性に関する強力な消費者の信任が、本投薬
形態の市場化において最も重要であり、そして本発明の
目的をなすものである。従って、本発明の目的は、疑似
カプセル様薬剤に本質的に泡の無い滑らかで均一な外側
のコート外観を与えるため、泡形成、変色および他の美
的不完全さを最小限にする固体状カプレット薬剤のコア
を提供することにある。
【0007】発明の要約本質的に泡の無い滑らかで均一
な外側のコート外観を有する疑似カプセル様薬剤を提供
することから成る前述の目的は、本発明の組成物および
方法に従ってここに達成された。
【0008】具体的に示しそしてここに充分に説明を行
う本発明の目的に従って、本発明は:薬剤から成る固体
状のカプレットのコア;水溶性の薄膜形成ポリマーの第
一薄被覆そして次の、少なくとも1種の水溶性薄膜形成
ポリマーと疎水性可塑剤との混合物から成る第二薄被覆
を有する、該カプレットコア上の二重薄被覆組成物;お
よび滑らかな外側のコート;から成る疑似カプセル様薬
剤から成る。それによって、本薄被覆組成物は、本質的
に泡の無い滑らかで均一な外側のコート外観をカプセル
様薬剤に与えることを助長する。
【0009】本発明の好適な具体例において、第一薄被
覆中の水溶性薄膜形成ポリマーはポビドンであり、そし
て第二(外側)薄被覆の水溶性薄膜形成のポリマーはヒ
ドロキシプロピルメチルセルロースまたはポビドンであ
るが、好適には両者の混合物である。該疎水性可塑剤は
ヒマシ油から成り、そして該滑らかな外側コート組成物
はゼラチンである。より好適な具体例において、第一薄
被覆のポビドンは、薄被覆したカプレットコア全重量の
約0.025〜約0.25%、より好適には約0.07
5〜約0.15%、最も好適には約0.1重量%から成
る。第二薄被覆のポビドン、ヒドロキシプロピルメチル
セルロースおよびヒマシ油は、薄被覆したカプレットコ
ア全重量の約2〜約8%、より好適には約4〜約6%、
最も好適には約4重量%から成る。
【0010】本発明の更に好適な具体例において、該薬
剤はアセトアミノフェン、イブプロフェン、ロペルアミ
ド、ナプロキセン、プソイドエフェドリン、デキストロ
メトルファン、クロロフェニラミン、およびそれらの混
合物から成る群から選択される組成物から成る。より好
適な薬剤はイブプロフェンである。更に好適な具体例に
おいて、該カプセル様薬剤の固体状カプレットコアは、
若干アーチ形に湾曲した形を有している。好適には、こ
の湾曲は、該カプレットコアの長軸の回りに約1〜5度
の弓形の変差を示している。
【0011】ここに具体的に示しそして広く説明するよ
うに、本発明は更に、薬剤と薬学的に許容される賦形剤
との混合物を粒状にしそして圧縮して固体状のカプレッ
トコアを生じさせ;水溶性の薄膜形成ポリマーから成る
第一(内部)薄被覆と、それに続く、一種以上の水溶性
薄膜形成ポリマー類および疎水性可塑剤の混合物から成
る第二コーティングと、から成る薄被覆組成物を該固体
状カプレットコアに施し;そして該薄被覆したカプレッ
トコアに滑らな外側コーティングを施し、該カプセル様
薬剤に本質的に泡のない滑らかで均一な外側コーティン
グ外観を与えること;を有する段階から成る疑似カプセ
ル様薬剤の製造方法から成る。該カプレットコアおよび
該薄被覆混合物のための好適な薬剤成分は、上述したの
と同じである。本発明の方法の好適な具体例において、
該外側コーティングはゼラチンであり、そして約45〜
65℃、好適には約50〜60℃の温度で施す。
【0012】発明の好適な具体例の詳細な記述参考とし
て、本発明の好適な具体例を詳細に示すが、この実施例
が以下の実施例の章の中に示してある。
【0013】本質的に泡のない滑らかで均一な外側コー
ティングの外観を有する疑似カプセル様薬剤を得るため
の本発明の目的を達成するため、二重薄被覆を固体状カ
プレット薬剤コアに施し、ゼラチン状コーティングのた
めの相溶性のあるコーティング表面を与える。本発明に
従う二重薄被覆組成物は、泡形成、変色および他の美的
不完全さを最小限にするゼラチン状のコーティングのた
めの表面を提供する。本発明のカプセル様薬剤は、通常
の賦形剤および錠剤製造用助剤を用いて粒状化と圧縮を
行いカプレットコアを生じさせることのできる薬剤の固
体状カプレットコアから成る。カプレットコアに成型さ
れ得るいかなる薬学的活性物または薬剤が、本発明に従
って使用されてもよい。本発明に従って利用されてもよ
い適切な薬剤の例には、限定はされないが、アセトアミ
ノフェン、イブプロフェン、ロペルアミド、ナプロキセ
ン、プソイドエフェドリン、デキストロメトルファン、
クロロフェニラミン、およびそれらの混合物が含まれ
る。好適には、該薬剤は、ラセミ混合物であるか、或は
本質的に純粋なS−イブプロフェンの形態(S−イブプ
ロフェンはイブプロフェンのRおよびSラセミ混合物か
ら成る鎮痛剤用活性成分である)であり得るイブプロフ
ェンである。これらの薬剤は、単独で使用されてもよい
か、或は、例えばイブプロフェンとプソイドエフェドリ
ンとから成る洞性頭痛複合薬の如き組み合わせで使用さ
れてもよい。
【0014】1989年4月28日出願の米国特許出願
395,599 には、疑似カプセル様薬剤のための薄被覆が
記載されている。この出願の中に例示されている薄被覆
は、ヒドロキシプロピレンメチルセルロースとヒマシ油
との混合物から成り、そしてアセトアミノフェンのカプ
レットコアに特に適切な単層の薄被覆である。しかしな
がら、この薄被覆は、滑らかな外側コーティング、例え
ばゼラチンコーティングが備わっている薄被覆されたイ
ブプロフェンカプレットコア用としては最適な表面状態
を与えないことが見いだされた。従って本発明の二重薄
被覆は、このような単層薄被覆に対して有利な代替物を
提供する。
【0015】本発明の二重薄被覆組成物は、特にイブプ
ロフェンカプレットコアの塗布用として適切な薄被覆の
ために要求される多様な機能を提供するために開発した
ものである。この薄被覆またはプレコートのこれらの機
能および特徴には、下記のものが含まれる:該薄被覆さ
れた錠剤が物理的輸送に耐えそして該薄被覆の元のまま
状態を保持することを可能にするような、該薄被覆の適
切な薄被覆強度;該薄被覆材料とコートすべき薬剤との
相溶性;最終製品上の泡形成を最小限にしながら該滑ら
かな外側コーティングの適切な取り上げが成されるよう
な、該薄被覆材料と該滑らかな外側コーティングとの相
溶性;および特に2つの異なる色を用いた場合に、該薄
被覆が該外側コーティング組成物の色に悪影響を与えな
いような、該薄被覆材料と該外側コーティングとの相溶
性。更に、第一(内部)薄被覆は、該カプレットコアの
第二(外側)薄被覆の接着性を改良する。この第一薄被
覆は、密な接触のための優位に相溶性のある表面を与
え、そして第一薄被覆の内部表面におけるカプレットコ
アへの接着性およびその反対側の表面における第二薄被
覆への接着性を改良する。従ってこの第一薄被覆は、カ
プレットコアと第二薄被覆とから成る材料の間に、この
コアと第二薄被覆とが直接互いに接触している時可能な
よりも良好な接着性を与える。
【0016】本発明の薄被覆組成物はまた、優位な加工
機能を提供する。この薄被覆は、薬剤カプレットコアの
粉塵および他の劣化を減少させるのを助長する。この薄
被覆はまた、薄被覆した固体状カプレットコア中のゼラ
チンコーティング溶液と薬剤との間に充分な分離防壁を
提供することによって、存在する薬剤によるゼラチンコ
ーティング溶液の汚染を防止する。
【0017】本発明に従って、この要求される機能を達
成する薄被覆組成物は、水溶性薄膜形成ポリマーから成
る第一薄被覆と、それに続く少なくとも一種の水溶性薄
膜形成ポリマーおよび疎水性可塑剤から成る第二薄被覆
と、から成ることを見い出した。この第一薄被覆用の好
適な水溶性膜形成ポリマーは、ポビドン(ポリビニルピ
ロリドン)である。該第二薄被覆用の好適な水溶性膜形
成ポリマーは、ポビドンとヒドロキシフェニルメチルセ
ルロース、より好適にはそれらの混合物であり、そして
好適な疎水性可塑剤はヒマシ油である。使用する薄被覆
組成物の量は、該薄被覆したカプレットコアに上述した
望ましい機能および特徴を与えるのに有効な量である。
【0018】使用されるポビドンは、適切な柔軟性と強
度を有する薄膜を得るため、好適には、より柔軟な低鎖
長のポビドン、例えばK−25グレードと、より強力な
長鎖長ポビドン、例えばK−90グレードとの混合物で
ある。例えば、K−25とK−90グレードポビドンと
の比率は1:1〜1:2.5、好適には1:2であって
もよい。
【0019】コーティング剤の量の最適量は、カプレッ
トコアの大きさ、使用する特別な薬剤に従って変化す
る。好適には、第一薄被覆のポビドンは、該カプレット
コア全重量の約0.025〜約0.25%、より好適に
は約0.75〜約0.15%、最も好適には約0.1%
から成る。好適な第二薄被覆組成物は、ポビドン、ヒド
ロキシプロピルメチルセルロースおよびヒマシ油の混合
物であり、そして該薄被覆されたカプレットコア全重量
の約2〜約8%、より好適には約4〜約6%、最も好適
には約4%から成る。疎水性可塑剤として存在するヒマ
シ油の量は、該薄被覆されたカプレットコア全重量の約
0.1〜約1重量%から成る。好適には、ポビドンとヒ
ドロキシプロピルメチルセルロースとの量は、約1:1
0〜約1:15のオーダーである。好適には、水溶性薄
膜形成ポリマー類、例えばポビドンとヒドロキシプロピ
ルメチルセルロースと、疎水性可塑剤、例えばヒマシ油
との量は、約20:1のオーダーである。
【0020】カプセル様薬剤の知覚を得るため、該疑似
カプセル様薬剤の外側コーティングは滑らかで均一であ
り、そして本質的に泡がない状態であることが重要であ
る。ゼラチン性カプセル投与形態の良好な疑似を達成す
るため、該コートした薬剤カプレットコアの中間付近に
明瞭なつなぎ目で合わさる二色の外側コーティングを用
いるのが好ましい。この好適な外側コーティング組成物
は、薄被覆したカプレットコアをゼラチン系溶液に浸す
ことで得られるゼラチンである。より好適には、被覆し
た薬剤カプレットコアの相対する両端を、異なる色を有
する二種のゼラチン系溶液に浸して、二重に着色された
カプセル様薬剤を製造する。この製品に加えるゼラチン
系コーティングの量は、この製品に望まれる外側の外観
に依存している。一般に、泡のない滑らかで均一な外側
のコーティング外観を得るため、並びに触った時そして
この疑似カプセル様薬剤を消費者が飲み込む時の口の中
でゼラチン様の感触を得るため、充分なゼラチンコーテ
ィングを付ける必要がある。好適なゼラチン系コーティ
ング付加は、該疑似カプセル様薬剤全重量の約6.0〜
約8.3重量%である。
【0021】好適な具体例において、本発明のカプセル
様薬剤は、若干アーチ形に湾曲した形を有するカプレッ
トコアを有する。この湾曲した形は2つの重要な機能を
有している。湾曲していないか、或は真っすぐな端を有
する従来技術のカプレットは、互いに粘着して「双子」
を生じる傾向がより高いことが見いだされた。双子また
は対の形成は、加工中、端が互いに接触して1つ以上の
カプレットが互いに粘着することである。更に、真っす
ぐな端を有するカプレットはまた、粘着するか、或は一
時的に一緒になって対を成す傾向があり、そして表面の
不完全さ、例えばくぼみを生じさせる。
【0022】従って、本発明に従う疑似カプセル様薬剤
を製造する場合、並びに全ての粘着性のあるカプレット
コアを取り扱う場合、加工時の接触によるカプレットの
双子化を減少させる若干湾曲した形を有するカプレット
を用いるのが有利である。この湾曲した形はカプレット
間の接触点を最小限にし、従ってカプレットのお互いの
粘着または双子化を減少させる。
【0023】本発明の好適な具体例において、この湾曲
は、カプレットコアの長軸の中間からの軸が両方の端へ
外側に向かうアーチ形の湾曲である。該カプレットコア
の長軸に沿う湾曲変差は、約1〜5度のオーダーであ
る。この弓形の変差は、そのゼラチンカプセルに関する
疑似性に対して重要である最終薬剤製品のカプセル様の
形状および外観を損なうことなく、加工中のカプレット
の双子化を減ずるのに充分な大きさである。
【0024】若干アーチ形に湾曲させた形を有するカプ
レットを得ることによるもう1つの驚くべき利点は、こ
の形が、常規の湾曲していないカプレット状のコアに比
較して、約10%にまでも及んで錠剤の堅さを増大させ
ることである。この堅さの増大は、幾分、中心部分の回
りのカプレットの増大した厚さによるものであろうが、
しかしこのような増大の大きさが、この領域の厚さをこ
のように若干変化させることによって得られるとは、期
待されていなかった。この増大した堅さがコーティング
工程中のコアの表面のくぼみの生成および破壊の防止に
貢献することから、アーチ形に湾曲した形を有するカプ
レットを得ることが有利であることも見いだされた。
【0025】本発明に従って、疑似カプセル様薬剤製造
のための方法も提供する。この工程は、薬剤と相溶性を
有する賦形剤との混合物を粒状化し圧縮して固体状のカ
プレットコアを生じさせる段階を含む。この選択された
賦形剤および用いた圧縮は、該カプレットコアのコーテ
ィング中表面のくぼみおよびカプレットの破損を防止す
るために充分な堅さを有するカプレットを与えるのに適
切でなくてはならない。カプセル様イブプロフェン薬剤
に関しては、好適な堅さは約7〜10Kpであり、より
好適には約7〜9Kpである。
【0026】カプセル状の外観を与えるため、該疑似カ
プセル様薬剤の回りの厚さの比率は、1にできるだけ近
いものとする。このような外観を与えるイブプロフェン
カプレットに好適なツーリングの大きさは、0.602
インチ ×0.200インチ× 0.060インチであ
る。このツーリングから得られる厚さは0.197イン
チである。これらの大きさは、カプレットのサイズが変
化するにつれて変化するが、ゼラチン製カプセル投与形
態の適切な疑似性を与えるため、厚さに対する幅の比率
ができるだけ1に近くなるように、努力する必要があ
る。ゼラチン製カプセル投与形態の形は一般に円く、従
って、1の定義に近い、厚さに対する幅の比率を有して
いる。
【0027】第一薄被覆組成物、好適にはポビドンは、
5重量/重量%の水溶液を用いて施す。許容される第一
薄被覆の塗布量は、コーティングの粘性を確保するた
め、1〜10重量/重量%であり、好適には5重量/重
量%の溶液を用いて行うことができる。第二薄被覆組成
物、好適にはポビドン、ヒドロキシプロピルメチルセル
ロースおよびヒマシ油の混合物は、8重量/重量%の水
溶液を用いて施す。許容される薄被覆は、6〜8%であ
り、好適には8%濃度の薄被覆用溶液を用いて行うこと
ができる、何故ならば、カプレットコア上に望ましい量
の薄被覆を与えるためには、より短い時間の噴霧が要求
されるからである。8%以上のコーティング水準は、該
薄被覆組成物に不均一な塗布を生じさせるためあまり望
ましくない薄被覆を与えることを見い出した。該1番目
と2番目の薄被覆用溶液の濃度は、このコーティング工
程に対して決定的でないと考えられる。カプレットコア
の、好適には約0.025〜約0.25重量%、より好
適には約0.075〜約0.15重量%、最も好適には
約0.1重量%から成る第一薄被覆、並びに該薄被覆さ
れたカプレットコア全重量の、好適には約2〜8重量
%、より好適には4〜6%、最も好適には約4%薄被覆
を与える第二薄被覆が得られるように、該カプレットコ
アを薄被覆する。
【0028】このカプセル様薬剤に本質的に泡がない滑
らかで均一な外側のコーティング外観を与えるため、滑
らかな外側のコーティングを該薄被覆したカプレットコ
アに施す。この好適な外側のコーティングは、ゼラチン
製外側コーティングであり、より好適には二色のゼラチ
ン製コーティングである。このゼラチン系コーティング
の加工は、約45〜65℃の範囲の温度を有するゼラチ
ン溶液に、該薄被覆したカプレットコアを浸すことで行
われる。ここで使用する「ゼラチン溶液」は、着色剤お
よび不透明化剤、例えば二酸化チタンおよび酸化鉄が入
っていてもよいゼラチンコーティング材料の懸濁液が含
まれることを意味している。ゼラチン溶液のより高い温
度は一般に、ゼラチン溶液の粘度を結果として下げるこ
とになる。ゼラチン溶液の温度が上昇しそして粘度が下
がるにつれて、薄被覆されたカプレットはより少ない量
のゼラチンを吸い上げる、何故ならば、このゼラチン溶
液は低粘になり、そして該薄被覆されたカプレットへの
粘着性が低下するからである。45〜65℃、好適には
約60℃のゼラチン溶液に関するこの比較的高い温度
が、微生物の成長およびこのように高い温度での汚染を
減少させるため有利である。本発明の二重薄被覆は、該
溶液をより高い温度およびより低い粘度で施すことを可
能にする該ゼラチンのための、改良された接着表面を提
供することにある。
【0029】ゼラチン浸漬は、このカプレットのゼラチ
ン溶液への手による浸漬を含むいかなる適切な手段によ
って行われてもよい。特に好適な方法は、ここでは参考
に入れられる上述した米国特許番号 4,820,524 中 Bert
a の教示に従って行われる。この特許は、疑似カプセル
様の感覚および外観に貢献しているカプレットの色が重
なっている部分の回りを若干持ち上げたつなぎ目を有す
る、二色のゼラチンでコートしたカプセル様薬剤を与え
るために有益な方法を提供している。いかなる着色した
ゼラチン溶液も利用できるが、色が明確に異なることが
望ましい。
【0030】
【実施例】本発明を実施例によってここに説明を行う。
この実施例は本発明の範囲を限定することを意図したも
のでなく、これは、上述の詳細で一般的な記述と関連さ
せることで本発明の一層の理解および本発明の組成物の
製造方法に関する概略を与えるものである。
【0031】実施例1 疑似カプセル様イブプロフェン投薬形態 イブプロフェンカプセル様ゼラチンコート投薬形態
(“ゲルカップ”)を下記の材料から製造した。
【0032】
【表1】 材料 mg/カプレット* A.イブプロフェン粒状化 イブプロフェンUSP 200.00 微小結晶のセルロースNF 40.00 スターチNF(コーン) 40.00 予めゼラチン化したスターチNF 20.00 ナトリウムスターチグリコラートNF 8.00 ヒドロキシプロピルメチルセルロースUSP 2.00 精製水** 9.50 B.乾燥添加剤 ナトリウムスターチグリコラートNF 2.00 コロイド状二酸化ケイ素NF 1.00 C.薄覆コート ポビドンUSP(K−25) 0.437 ポビドンUSP(K−90) 0.875 ヒドロキシプロピルセルロースとヒマシ油 との20:1の混合物 12.00 精製水USP** 9.50 D.ゼラチンコート 不透明灰色ゼラチン 15.00 不透明赤色ゼラチン 13.00 ゲルカップの全重量 354.312 * 全ての賦形剤の量の偏差は±10%であり得る。
【0033】** 精製水は、粒状化を生じさせそして
カプレットをコートするために用いそして乾燥時に除去
する。
【0034】処理法 1.必要ならば、凝集体をなくすためイブプロフェン
を機械的衝撃ミル(例えば、Entoleter)に通す。
【0035】2.高強度ミキサー/グラニュレーター
(例えば、Fielder)中にイブプロフェン、微小結晶の
セルロース、スターチ、予めゼラチン化したスターチお
よびナトリウムスターチグリコラートを入れそしてブレ
ンドする。撹拌しながら、0.5〜5.0%の水溶液と
してヒドロキシプロピルメチルセルロースを加え造粒す
る。適切な粒状化を達成するために必要なだけ追加的な
量の精製水を用いる。
【0036】3.凝集体を減ずる必要がある場合、この
湿った造粒物を、ミル(例えば、Comil)、または遠心
分離型ふるい(例えば、Glatt Quick Sieve)を通す。
【0037】4.この造粒物を液体床乾燥機(例えば、
Aeromatic,Glatt)中で乾燥する。 5.この乾燥したイブプロフェン造粒物に乾燥添加剤
(ナトリウムスターチグリコラートおよびコロイド状の
二酸化ケイ素)を加える。
【0038】6.乾燥添加剤と一緒になった乾燥した造
粒物を、遠心分離型ふるい(例えば、Glatt Quick Siev
e)上のステンレス鋼製のスクリーンに通す。
【0039】7.ステンレス鋼製のブレンダー(例え
ば、PattersonKelly トゥインシェルブレンダー、Tote
Bin ブレンダー)中で、混練りした乾燥添加剤と一緒の
イブプロフェン造粒物をブレンドする。
【0040】8.規定されたパンチとダイスを用いて、
指示された重量で、ロータリー錠剤プレス(例えば、Ma
nesty, Fette)上で圧縮する。
【0041】9.横にベントのあるコーティング皿(例
えば、Accela Cota, Vector)を用いて、カプレット
に、ポビドンK−25およびポビドンK−29の水溶液
に続いて、ポビドンK−25、ポビドンK−90および
20:1の混合物のヒドロキシプロピルメチルセルロー
スとヒマシ油とから成る水溶液を水薄膜コートする。
【0042】10.このコートしたカプレットをコーテ
ィング皿から取り出す。
【0043】ゼラチン浸漬 次に、この薄被覆したカプレットコアにゼラチン浸漬
を受けさせるが、これは手で、例えば約60℃の不透明
な灰色ゼラチン溶液中に約6秒間、該薄被覆したカプレ
ットコアの半分を浸漬し、この半分コートしたカプレッ
トを取り出した後、乾かし、続いてこのカプレットのゼ
ラチンがまだコートされていない方の半分を、60℃の
温度の不透明な赤色ゼラチン溶液中に約6秒間、浸漬す
ることによって行われてもよい。この方法で、このカプ
レットの中間部分の回りに、2つの異なる色に着色した
ゼラチン系コアの若干の重なりが得られる。
【0044】このカプレットはまた、ここでは参考に入
れられる Bertaの米国特許番号 4,820,524 に記載され
ているような方法および装置に従ってゲル浸漬を行って
もよい。例えば、改良した硬ゼラチンカプセル成型機を
用いて、不透明な灰色ゼラチン中に、コートしたカプレ
ットの半分よりも若干広い部分を浸漬した後、このゼラ
チンを乾燥させる。このカプレットのゼラチンをコート
した半分をつかみ、そして不透明な赤色ゼラチン中にこ
のカプレットの約半分を浸漬した後、乾燥する。本発明
の範囲は、説明、実施例およびここで提案した使用によ
って限定されるものではなく、本発明の精神から逸脱し
ない限り修飾は行い得る。例えば、種々の香料、防腐剤
および他の薬学的賦形剤を含む他の成分もこのカプレッ
トコアに加えられ得る。本発明はまた、このカプレット
コアが、薬剤と持続した放出を促進する賦形剤から成る
持続放出調剤中に与えられていてもよい。この疑似カプ
セル様組成物および若干湾曲したカプレットはまた、非
薬用用途、例えばビタミン類および/または他の栄養剤
の経口投与形態に応用されてもよい。
【0045】医薬および薬学的使用に関する本発明の組
成物および方法の応用は、本分野の技術者に現在または
将来知られ得るような臨床、医薬および薬学的方法およ
び技術によってなされ得る。従って、本発明は、それら
が付随する特許請求およびそれらの同等の範囲内にある
ことを条件にして、本発明の修飾および変化を包含する
ことを意図したものである。
【0046】本発明の特徴および態様は以下のとうりで
ある。
【0047】1.薬剤を含む固体状カプレットコア;水
溶性の薄膜形成ポリマーから成る該カプレットコアに施
した第一薄被覆と、少なくとも一種の水溶性薄膜形成ポ
リマーおよび疎水性可塑剤から成る第二薄被覆と、から
成る該カプレットコア上の二重薄被覆組成物;および滑
らかな外側コーティングから成り、該薄被覆組成物が本
質的に泡のない滑らかで均一な外側のコート外観をカプ
セル様薬剤に与えるのを助成している、疑似カプセル様
薬剤。
【0048】2.該カプレットコアが若干湾曲した形を
有する第1項のカプセル様薬剤。
【0049】3.該湾曲した形が凸形であり該カプレッ
トコアの長軸の回りに約1〜5度の変差を示す第2項の
カプセル様薬剤。
【0050】4.薬剤を含む固体状のカプレットコア;
ポビドンから成る該カプレットコアに施した第一薄被覆
と、ポビドン、ヒドロキシプロピルメチルセルロースお
よびヒマシ油から成る第二薄被覆と、から成る該カプレ
ットコア上の二重薄被覆組成物;および滑らかなゼラチ
ン状の外側コーティングから成る疑似カプセル様薬剤。
【0051】5.該第一薄被覆組成物が該二重薄被覆さ
れたカプレットコアの約0.025〜約0.25重量%
から成り、そして該第二薄被覆組成物が該二重薄被覆さ
れたカプレットコアの全重量の約2〜8重量%から成る
第4項のカプセル様薬剤。
【0052】6.該第一薄被覆組成物が該薄被覆された
カプレットコアの約0.075〜約0.15重量%から
成り、そして該第二薄被覆組成物が該二重薄被覆された
カプレットコアの全重量の約4〜6重量%から成る第4
項のカプセル様薬剤。
【0053】7.該第一薄被覆組成物が該二重薄被覆さ
れたカプレットコアの約0.1重量%から成り、そして
該第二薄被覆組成物が約4重量%から成る第4項のカプ
セル様薬剤。
【0054】8.該ヒマシ油が該薄被覆されたカプレッ
トコアの全重量の約0.1〜約1.0重量%から成る第
4項のカプセル様薬剤。
【0055】9.該第二薄被覆中のポビドン対ヒドロキ
シプロピルメチルセルロースとの比率が約1:10〜約
1:15の範囲であり、そしてヒドロキシプロピルメチ
ルセルロース対ヒマシ油の比率が約20:1である第5
項のカプセル様薬剤。
【0056】10.該薬剤がイブプロフェンとプソイド
エフェドリンとの組み合わせから成る第6項記載のカプ
セル様薬剤。
【0057】11.該薬剤がイブプロフェンである第4
項記載のカプセル様薬剤。
【0058】12.該薬剤がナプロキセンである第4項
記載のカプセル様薬剤。
【0059】13.該薬剤がロペルアミドである第4項
記載のカプセル様薬剤。
【0060】14.該薬剤がイブプロフェンとプソイド
エフェドリンとの組み合わせである第4項記載のカプセ
ル様薬剤。
【0061】15.若干凸形に湾曲した形を有する固体
状のカプレット薬剤コア;約0.1%のポビドンから成
る第一薄被覆と、該薄被覆したカプレットコアの全重量
の約4%の、ヒドロキシプロピルメチルセルロースおよ
びヒマシ油の混合物から成る第二薄被覆と、から成る該
カプレットコア上の二重薄被覆組成物;および滑らかな
ゼラチン状の外側コート;から成る疑似カプセル様薬
剤。
【0062】16.該薬剤が、アセトアミノフェン、イ
ブプロフェン、ロペルアミド、ナプロキセン、プソイド
エフェドリン、デキストロメトルファン、クロロフェニ
ラミン、およびそれらの混合物から成る群から選択され
る第15項記載のカプセル様薬剤。
【0063】17.該薬剤がイブプロフェンである第1
5項記載のカプセル様薬剤。
【0064】18.薬剤および賦形剤の混合物を粒状に
しそして圧縮して固体状のカプレットコアを生じさせ;
水溶性の薄膜形成ポリマーから成る第一コーティング
と、水溶性薄膜形成ポリマーおよび疎水性可塑剤の混合
物から成る第二コーティングと、から成る二重薄被覆を
該固体状のカプレットコアに施し;そして該薄被覆した
カプレットコアに滑らな外側コーティングを施し、該カ
プセル様薬剤に本質的に泡のない滑らかで均一な外側コ
ーティング外観を与える段階から成る疑似カプセル様薬
剤の製造方法。
【0065】19.該第一コーティング中の該水溶性薄
膜形成ポリマーがポビドンであり、そして該水溶性薄膜
形成ポリマーがポビドン、ヒドロキシプロピルメチルセ
ルロース、または両者の混合物であり、そして該可塑剤
がヒマシ油である第18項の方法。
【0066】20.該薬剤が、アセトアミノフェン、イ
ブプロフェン、ロペルアミド、ナプロキセン、プソイド
エフェドリン、デキストロメトルファン、クロロフェニ
ラミン、およびそれらの混合物から成る群から選択され
る第18項の方法。
【0067】21.該滑らかな外側のコーティングがゼ
ラチンから成る第20項の方法。
【0068】22.該ゼラチン製外側コーティングを約
35〜65℃の範囲の温度で施すことから成る第21項
の方法。
【0069】23.該薬剤がイブプロフェンであり、そ
して該ゼラチン製外側コーティングを約60℃の温度で
施すことから成る第21項の方法。
【0070】24.該カプセル様薬剤の第一薄被覆組成
物が約0.025〜約0.25%のポビドンから成り、
そして該第二薄被覆組成物が該全組成物の重量の約2%
〜約8%の、ポビドン、ヒドロキシプロピルメチルセル
ロースおよびヒマシ油の混合物から成る第20項の方
法。
【0071】25.該第一薄被覆組成物を約1〜10重
量%の水溶液として施し、そして該第二薄被覆組成物を
約6〜8重量%の水溶液として施すことから成る第21
項の方法。
【0072】26.該固体状カプレットコアを圧縮した
後若凸形に湾曲した形に成型することから成る第18項
の方法。
【0073】27.該ゼラチン製外側コーティングを、
該薄被覆したカプセル様薬剤を一種以上のゼラチン溶液
中に浸すことで施すことから成る第21項の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トマス・ジエイ・マークレイ アメリカ合衆国ペンシルベニア州19446 ランズデイル・グレイズレイン222 (56)参考文献 特開 平2−304021(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 9/30 - 9/42

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薬剤を含む固体状カプレットコア;水溶
    性の薄膜形成ポリマーから成る該カプレットコアに施し
    た第一薄被覆と、少なくとも一種の水溶性薄膜形成ポリ
    マーおよび疎水性可塑剤から成る第二薄被覆と、から成
    る該カプレットコア上の二重薄被覆組成物;および滑ら
    かな外側コーティングから成り、該薄被覆組成物が本質
    的に泡のない滑らかで均一な外側のコート外観をカプセ
    ル様薬剤に与えるのを助成している、疑似カプセル様薬
    剤。
  2. 【請求項2】 薬剤を含む固体状のカプレットコア;ポ
    ビドンから成る該カプレットコアに施した第一薄被覆
    と、ポビドン、ヒドロキシプロピルメチルセルロースお
    よびヒマシ油から成る第二薄被覆と、から成る該カプレ
    ットコア上の二重薄被覆組成物;および滑らかなゼラチ
    ン状の外側コーティング;から成る疑似カプセル様薬
    剤。
  3. 【請求項3】 若干凸形に湾曲した形を有する固体状の
    カプレット薬剤コア;約0.1%のポビドンから成る第
    一薄被覆と、該薄被覆したカプレットコアの全重量の約
    4%の、ヒドロキシプロピルメチルセルロースおよびヒ
    マシ油の混合物から成る第二薄被覆と、から成る該カプ
    レットコア上の二重薄被覆組成物;および滑らかなゼラ
    チン状の外側コート;から成る疑似カプセル様薬剤。
  4. 【請求項4】 薬剤および賦形剤の混合物を粒状にしそ
    して圧縮して固体状のカプレットコアを生じさせ;水溶
    性の薄膜形成ポリマーから成る第一コーティングと、水
    溶性薄膜形成ポリマーおよび疎水性可塑剤の混合物から
    成る第二コーティングと、から成る二重薄被覆を該固体
    状のカプレットコアに施し;そして該薄被覆したカプレ
    ットコアに滑らな外側コーティングを施し、該カプセル
    様薬剤に本質的に泡のない滑らかで均一な外側コーティ
    ング外観を与える段階から成る疑似カプセル様薬剤の製
    造方法。
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