JP3091342U - 光触媒物質分散液の噴霧器具 - Google Patents

光触媒物質分散液の噴霧器具

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JP3091342U
JP3091342U JP2002004246U JP2002004246U JP3091342U JP 3091342 U JP3091342 U JP 3091342U JP 2002004246 U JP2002004246 U JP 2002004246U JP 2002004246 U JP2002004246 U JP 2002004246U JP 3091342 U JP3091342 U JP 3091342U
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JP
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dispersion liquid
photocatalyst substance
substance dispersion
light
photocatalyst
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肇 松浦
雄二 小川
隆久 岸本
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Sakai Ovex Co Ltd
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Sakai Ovex Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 必要な場所で適宜使用することができて非常
に使い勝手の良い光触媒物質分散液の噴霧器具を提供す
ること。 【解決手段】 建築材料などに含有する揮発性有機化合
物や生活悪臭などを効果的に分解するために用いる器具
であって、光触媒物質11が媒液W中に分散されて成る光
触媒物質分散液1とこの光触媒物質分散液1を内部に収
容可能な容器であって、紫外線遮蔽性を有する遮光ボト
ル2とこの遮光ボトル2に接続され、プルレバー31をグ
リップすることによって当該遮光ボトル2内に収容され
た光触媒物質分散液1をポンピングし、ノズル口32から
外部に霧状に拡散噴射可能である噴射機構3とから構成
するという技術的手段を採用した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、シックハウス症候群などの原因となる有害物質を分解する用具に関 し、更に詳しくは、必要な場所で適宜使用することができて非常に使い勝手の良 い光触媒物質分散液の噴霧器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、建築材料にはトルエン、スチレン、キシレン、ベンゼンなどのVOCガ ス(揮発性有機化合物)やホルムアルデヒドなどが含まれており、諸外国や国際 機関によっては人体に有害で発ガン性のおそれがあるとも考えられている。そし て、このような材料で建築された住宅においては、これらの物質によって住人の 体調を害する、所謂「シックハウス症候群」が問題となっている。
【0003】 ところで、このような揮発性有機化合物を分解するためには、金属酸化物に紫 外線を照射して得られる光触媒作用が有効であることが知られている。
【0004】 しかしながら、従来、光触媒物質を対象基材に予めコーティング処理すること はあったが、この際、コーティング処理工程には設備が必要でコストがかかって しまうという問題があり、汎用性および利便性に乏しかった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記問題に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、 必要な場所で適宜使用することができて非常に使い勝手の良い光触媒物質分散液 の噴霧器具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案者が上記課題を解決するために採用した手段を添付図面を参照して説明 すれば次のとおりである。
【0007】 即ち、本考案は、建築材料などに含有する揮発性有機化合物や生活悪臭などを 効果的に分解するために用いる器具であって、 光触媒物質11が媒液W中に分散されて成る光触媒物質分散液1と; この光触媒物質分散液1を内部に収容可能な容器であって、紫外線遮蔽性を有す る遮光ボトル2と; この遮光ボトル2に接続され、プルレバー31をグリップすることによって当該遮 光ボトル2内に収容された光触媒物質分散液1をポンピングし、ノズル口32から 外部に霧状に拡散噴射可能である噴射機構3とから構成するという技術的手段を 採用した。
【0008】 また、本考案は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、 遮光ボトル2を着色顔料を含有した合成樹脂材料で中空成形するという技術的手 段を採用した。
【0009】 更にまた、本考案は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加 え、噴射機構3のノズル口32には開閉切換ストッパー32aを配設するという技術 的手段を採用した。
【0010】 更にまた、本考案は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加 え、光触媒物質分散液1中に分散される光触媒物質11を酸化チタンにするという 技術的手段を採用した。
【0011】
【考案の実施の形態】
本考案の実施形態を具体的に図示した図面に基いて更に詳細に説明すると次の とおりである。
【0012】 本考案の実施形態を図1および図2に基いて説明する。図中、符号1で指示す るものは、光触媒物質分散液であり、この光触媒物質分散液1は光触媒物質11が 媒液W中に分散されて成る。
【0013】 次に、符号2で指示するものは遮光ボトル2であり、この遮光ボトル2は前記 光触媒物質分散液1を内部に収容可能な容器であって、紫外線遮蔽性を有する。
【0014】 また、符号3で指示するものは噴射機構であり、この噴射機構3は前記遮光ボ トル2に接続され、プルレバー31をグリップすることによって当該遮光ボトル2 内に収容された光触媒物質分散液1をポンピングし、ノズル口32から外部に霧状 に拡散噴射可能である。
【0015】 しかして、本実施形態の噴霧器具を作製するにあっては、まず、光触媒物質分 散液1を遮光ボトル2の内部に収容する。本実施形態では、当該光触媒物質分散 液1中に分散される光触媒物質11として酸化チタン(TiO2 )を採用し、この 酸化チタンにはルチル型結晶系のものとアナターゼ型結晶系のものがあるが、酸 化還元反応に基づく物質の分解作用に優れたアナターゼ型結晶系のものを採用す ることが好ましい。また、媒液Wとして水を採用した。
【0016】 また、遮光ボトル2は着色顔料を含有した合成樹脂材料を中空成形して作製す る。この際、着色顔料としてパールシルバー系のものを採用し、また、厚みを大 きくすることによって、容器内部への紫外線を遮蔽することができる。
【0017】 そして、こうして収容した光触媒物質分散液1を外部に噴射するための噴射機 構3を前記遮光ボトル2に接続し、プルレバー31をグリップすることによって当 該遮光ボトル2内に収容された光触媒物質分散液1をポンピングし、ノズル口32 から外部に霧状に拡散噴射することができる。
【0018】 こうして構成された噴霧器具を用いて、図2に示すように部屋のカーテンや壁 などに噴霧することによって、光触媒物質11を付着せしめることができる。そし て、然る後、紫外線と反応することによって有機化合物の分解効果を発揮するこ とができると共に、生活悪臭の原因となるアンモニアを分解したり、また、抗菌 作用を付与することもできる。
【0019】 なお、本実施形態では、噴射機構3のノズル口32に開閉切換ストッパー32aを 配設することによって、不使用時の光触媒物質分散液1の誤噴射を防止すること ができる。
【0020】 本考案は概ね上記のように構成されるが、本考案は図示の実施例に限定される ものでは決してなく、「実用新案登録請求の範囲」の記載内において種々の変更 が可能であって、例えば、光触媒物質11は酸化チタンに限らず、酸化スズや酸化 亜鉛、三酸化二ビスマス、三酸化タングステン、酸化第二鉄、チタン酸ストロン チウムなどを採用しても良い。
【0021】 また、遮光ボトル2は内部に紫外線を遮蔽するものであれば、他色の着色顔料 を含有した合成樹脂や、あるいは、金属などで作製しても良く、何れのものも本 考案の技術的範囲に属する。
【0022】
【考案の効果】
以上、実施形態を挙げて説明したとおり、本考案の噴霧器具にあっては、光触 媒物質分散液を紫外線遮蔽性の遮光ボトルに収容して構成したことによって、光 触媒物質の保存性が良くなる。また、噴射機構を配設したことによって、当該分 散液を効果的に霧状に拡散噴射することができ、部屋などの必要な箇所において 適宜使用することができるので非常に使い勝手が良い。
【0023】 また、光触媒物質の持つ作用によってVOCガスやホルムアルデヒドなどのシ ックハウス症候群の原因となる有機化合物およびアンモニアなどの生活悪臭を分 解、除去することができ、更に、抗菌性を付与することもできることから、実用 的利用価値は頗る高いと云える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施形態の噴霧器具の構造を表わす説
明図である。
【図2】本考案の実施形態の噴霧器具の使用状況を表わ
す斜視図である。
【符号の説明】
1 光触媒物質分散液 11 光触媒物質 W 媒液 2 遮光ボトル 3 噴射機構 31 プルレバー 32 ノズル口 32a 開閉切換ストッパー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 松浦 肇 福井県福井市花堂中2−15−1 サカイオ ーベックス株式会社内 (72)考案者 小川 雄二 愛知県名古屋市西区幅下1−4−1 株式 会社サンゲツ内 (72)考案者 岸本 隆久 大阪府大阪市中央区南本町1−8−14 エ ヌアイ帝人商事株式会社内

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築材料などに含有する揮発性有機化合
    物や生活悪臭などを効果的に分解するために用いる器具
    であって、光触媒物質11が媒液W中に分散されて成る光
    触媒物質分散液1と;この光触媒物質分散液1を内部に
    収容可能な容器であって、紫外線遮蔽性を有する遮光ボ
    トル2と;この遮光ボトル2に接続され、プルレバー31
    をグリップすることによって当該遮光ボトル2内に収容
    された光触媒物質分散液1をポンピングし、ノズル口32
    から外部に霧状に拡散噴射可能である噴射機構3とから
    構成されることを特徴とする光触媒物質分散液の噴霧器
    具。
  2. 【請求項2】 遮光ボトル2は着色顔料を含有した合成
    樹脂材料で中空成形されていることを特徴とする請求項
    1記載の光触媒物質分散液の噴霧器具。
  3. 【請求項3】 噴射機構3のノズル口32には開閉切換ス
    トッパー32aが配設されていることを特徴とする請求項
    1または2記載の光触媒物質分散液の噴霧器具。
  4. 【請求項4】 光触媒物質分散液1中に分散される光触
    媒物質11が酸化チタンであることを特徴とする請求項1
    〜3の何れか一つに記載の光触媒物質分散液の噴霧器
    具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011020928A (ja) * 2009-07-13 2011-02-03 Kankyo Hozen Kenkyusho:Kk デトックス機能を備えた化粧料及び洗浄料
JP2018102622A (ja) * 2016-12-27 2018-07-05 オーニット株式会社 脱臭方法及び脱臭装置

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