JP3091206U

JP3091206U - 全方向可変型の吊下金具

Info

Publication number: JP3091206U
Application number: JP2002005024U
Authority: JP
Inventors: 幸雄北原
Original assignee: ハクバ写真工業株式会社
Priority date: 2002-07-04
Filing date: 2002-07-04
Publication date: 2003-01-24
Anticipated expiration: 2008-07-04

Abstract

(57)【要約】【課題】従来の吊下金具では、液晶プロジェクター等の
機器の方向調整に上下、左右、傾き方向別に締付操作を
しなければ調整出来ない為、その操作性が悪く、時間が
かかった為、角度調整操作が容易に出来る吊下金具を提
供する。【課題を解決するための手段】前記の課題を解決する為
に、本考案の天吊金具は、ブラケット球板（２）をブラ
ケット軸（１）とクランパーカップ（３）で挟み込み、
六角ナット（４）をネジ加工したブラケット軸（１）主
軸部（１ｃ）に取付けて、ブラケット球板（２）をブラ
ケット軸（１）とクランパーカップ（３）で挟着もしく
は圧着する事により、全方向に対して角度調整を可能に
する。

Description

【考案の詳細な説明】【０００１】【考案の属する技術分野】本考案は、天井や壁に液晶プロジェクター等機器の取付吊下金具に関する。【０００２】【従来の技術】天井に液晶プロジェクター等を吊下げる従来の吊下金具は、上下・左右・傾き方向それぞれにナット等の締付けにより固定することで、機器角度調整をする機構であった。【０００３】【考案が解決しようとする課題】上記のように従来の吊下金具では、液晶プロジェクター等の機器の方向調整に上下、左右、傾き方向別に締付操作をしなければ調整出来ない為、その操作性が悪く、時間がかかった。【０００４】本考案は、前記のような問題点を解決し、角度調整操作が容易に出来る吊下金具を提供する事を目的とするものである。【０００５】【課題を解決するための手段】前記の目的を達成する為に、本考案の吊下金具は、ブラケット球板（２）をブラケット軸（１）とクランパーカップ（３）で挟み込み、六角ナット（４）をネジ加工したブラケット軸（１）主軸部（１ａ）に取付けて、ブラケット球板（２）をブラケット軸（１）とクランパーカップ（３）で挟着もしくは圧着する事により、全方向に対して角度調整を可能にする。【０００６】【考案の実施の形態】以下本考案である吊下金具の実施例を、図面を参照して説明する。図１に示されるように、本考案の吊下金具の構造は、ブラケット球板（２）の軸穴（２ｃ）にブラケット軸（１）主軸部（１ａ）を通し、さらにクランパーカップ（３）軸穴（３ｂ）に通し、ブラケット軸（１）主軸部（１ｃ）に六角ナット（４）を装着することにより本体主要部分を構成する。【０００７】上記本考案主要構成部分を取付部プレート（７）と一体化されたポール（６）に取付けるのに、ブラケット軸（１）に設けられたパイプ接続穴（１ｄ）をポール（６）の固定ボルト取付穴（６ａ）と合わせ、固定ボルト（８）、固定ナット（９）、ワッシャー（１０）にて図１のように取付ける。図２はその取付けられた状態を示す。【０００８】ブラケット球板（２）のブラケット軸（１）に対する可動範囲は、ブラケット軸（１）突出部（１ｂ）が、ブラケット球板（２）端面（２ｅ）へのあたりにより調整する。突出部（１ｂ）と軸穴（２ｃ）の寸法は取付け機器の必要傾斜角度を考慮して決め、クランパーカップ（３）外周淵部（３ａ）がブラケット球板（２）の淵部（２ｄ）に干渉しない範囲にする。軸穴（２ｃ）形状は、実施例では円形としているが、方向調整や角度を制限する為に、四角形なども考えられる。【０００９】図４は液晶プロジェクターを取付けた状態の参考実施例である。ここでは天井吊下げの例を示しているが、ポール（６）を直角に曲げる事により壁掛け型にする事もある。【００１０】取付部プレート（７）とポール（６）を一体化させるには溶接などの方法がある。【００１１】各部品は強度面を考慮して金属製が好ましいが、吊下げ機器重量が軽量な場合には、材料を樹脂などにして軽量化する方法もある。【００１２】吊下げる機器は、液晶プロジェクター以外にも、テレビカメラやスピーカーなども考えられる。【００１３】締付部品は六角ナット（４）以外でも、挽物加工品でもよい。【００１４】図３のように主軸部（１ｃ）とポール（６）の寸法が大きく違う場合には、軸受（５）をポール（６）に接合する事によりガタを抑えているが、主軸部（１ｃ）外径とポール（６）内径が同じ位の場合には、軸受（５）を設けなくてもよい。【００１５】ブラケット球板（２）の機器取付け部（２ｂ）形状は図１では四角形としているが、吊下げる機器に合わせて変更させる。四角形にした場合には外周に曲げ加工し強度強化する方法もある。【００１６】ブラケット球板（２）可動部（２ａ）の形状は、大きな物を吊下げる場合には、強度を増す為に円弧形状を大きくしたり、部品その物を大きくしたりしてもよい。それに伴い、ボウル部（１ａ）とクランパーカップ（３）の円弧形状も変更する。またブラケット軸（１）と同心円にして摩擦係数を上げ、固定の効果を上げる方法もある。【００１７】【考案の効果】前記のように本考案の吊下金具は、液晶プロジェクター等機器類の方向調整をするのに、その軸構成部をボウル状にする事により、上下、左右、傾き全方向に可動出来る為、その固定調整操作を容易にしたものである。

【図面の簡単な説明】【図１】部品展開図【図２】組立完成図【図３】図２のＡ−Ａ断面図【図４】参考実施例斜視図【符号の説明】１．ブラケット軸１ａ．ボウル部１ｂ．突出部１ｃ．主軸部１ｄ．パイプ接続穴２．ブラケット球板２ａ．可動部２ｂ．機器取付部２ｃ．軸穴２ｄ．淵部２ｅ．端面３．クランパーカップ３ａ．外周淵部３ｂ．軸穴４．六角ナット５．軸受６．ポール６ａ．固定ボルト取付穴７．取付部プレート８．固定ボルト９．固定ナット１０．ワッシャー１１．液晶プロジェクター

Claims

【実用新案登録請求の範囲】【請求項１】電子機器、光学機器、照明機器の懸架体に
おいて、機器取付部と一体に形成されたボウル状可動部
を、軸を介した両側からの挟み込みによる挟着もしくは
圧着機構による一軸連続可変構造で、軸に取付けたナッ
ト等の締緩により全方向角度調整が出来る事を特徴とす
る天吊型もしくは壁掛型の吊下金具。