JPH11272196A - 平面型ディスプレイの壁掛け装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 壁面と所要の間隔を保持しながらディスプレ
イ面の傾斜角度を調節できるようにする。 【解決手段】 壁面１に金具２を固定し、ディスプレイ
３の側面に金具４を取付け、金具４の下端を蝶番５で金
具２の突出部に回動可能に連結し、アーム６の一端をネ
ジ７で金具２の上部に取付け、アームの長穴８の適宜の
位置をネジ９で金具４にネジ止めする。ディスプレイの
傾斜角度の調節はネジ９を緩めて行う。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は平面型ディスプレイ
の壁掛け装置に係り、ディスプレイ面の傾斜角度の調節
が可能なものに関する。

【０００２】

【従来の技術】プラズマディスプレイパネル（ＰＤＰ）
等を用いた平面型ディスプレイは、薄型に形成できるた
め壁掛け式に設置することができる。壁掛け式の場合、
居住者等の邪魔にならないようにするためディスプレイ
を目線より高い位置に設置することが多く、この場合、
画面の傾斜角度を調節できるようにする必要がある。と
ころで、ＰＤＰを用いる場合、ＰＤＰおよび回路の発熱
でディスプレイの温度が上昇し、性能が低下し機器の寿
命に悪影響を及ぼすため、傾斜角度の調節でディスプレ
イが壁面から所要の間隔（例えば、50mm）以下にならな
いようにする必要がある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような点
に鑑み、壁面と所要の間隔を保持しながらディスプレイ
面の傾斜角度を任意に調節できる壁掛け装置を提供する
ことを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の平面型ディスプレイの壁掛け装置において
は、第１金具を壁面に固定し、下端を蝶番で第１金具の
突出部に回動可能に連結した第２金具をディスプレイの
側面に取付け、前記第１金具の上部にアームの一端を取
付け、アームの適宜の位置を前記第２金具の上部にネジ
止めし、ディスプレイの傾斜角度を調節するようにす
る。

【０００５】なお、前記アームに長手方向に長穴を穿設
し、長穴の適宜の位置を前記第２金具の上部にネジ止め
するようにする。または、前記長穴を前記第１金具に取
付けるための穴の位置まで延長し、延長された長穴の一
端を前記第１金具に取付けるようにしてもよい。

【０００６】あるいは、前記長穴の一長辺を凹凸状に形
成し、適宜の位置の凹部でネジ止めするようにしてもよ
い。

【０００７】または、前記アームにネジ止め用の穴を長
手方向に複数設け、適宜の穴で前記第２金具の上部にネ
ジ止めするようにしてもよい。

【０００８】なお、前記第２金具およびアームを二組備
え、ディスプレイの両側面に取付けるようにしてもよ
い。

【０００９】

【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例に基づ
き図面を参照して説明する。図１は本発明による平面型
ディスプレイの壁掛け装置の一実施例の要部側面図であ
る。図において、１は壁面、２は壁面１に固定された第
１金具である。３はディスプレイ、４はディスプレイ３
の側面に取付けた第２金具で、蝶番５により下端が第１
金具２の突出部に回動可能に連結されている。６はアー
ムで、長穴８の一端をネジ７で第１金具２の上部に取付
け、長穴８の適宜の位置をネジ９で第２金具４の上部に
ネジ止めする。ディスプレイ３を前方に傾けるには、ネ
ジ９を緩めてディスプレイ３を矢印の方向に倒し、所望
の角度になったところでネジ９を締めつける。第２金具
４は蝶番５を軸にして回動するので、第１金具２に設け
る蝶番５の位置を壁面１から所要距離突出させて設定す
ることにより、ディスプレイ３を下向きに傾斜させても
壁面１との間に必要な距離が確保でき、温度上昇を抑え
ることができる。なお、ディスプレイ３の両側面に第２
金具４を取付け、両側面を二枚のアーム６で固定するよ
うにする。

【００１０】アーム６は図１に示すものの他、例えば、
図２に示す如き形状にしてもよい。すなわち、（イ）は
第２金具４にネジ止めするための穴のみを長穴(11)とし
たものであり、（ロ）は長穴11の一長辺を凹凸状12に形
成し、所要の傾斜角度に対応する凹部の位置で第２金具
にネジ止めするようにしたものであり、（ハ）は長手方
向に複数の丸穴13を設け、所望の傾斜角度に対応する丸
穴13で第２金具にネジ止めするようにしたものである。

【００１１】

【発明の効果】以上に説明したように、本発明による平
面型ディスプレイの壁掛け装置によれば、ディスプレイ
と壁面との間隔を保持しながらディスプレイ面の傾斜角
度を調節することができるもので、ディスプレイの傾斜
角度を変えてもディスプレイの温度上昇を所要範囲以内
に抑えられ、性能の低下および寿命への悪影響を回避す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による平面型ディスプレイの壁掛け装置
の一実施例の要部側面図である。

【図２】アームの三つの例を示す図である。

【符号の説明】

１ 壁面 ２ 第１金具 ３ ディスプレイ ４ 第２金具 ５ 蝶番 ６ アーム ７、９ ネジ ８、11 長穴 12 凹凸 13 穴

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 第１金具を壁面に固定し、下端を蝶番で
   第１金具の突出部に回動可能に連結した第２金具をディ
   スプレイの側面に取付け、前記第１金具の上部にアーム
   の一端を取付け、アームの適宜の位置を前記第２金具の
   上部にネジ止めし、ディスプレイの傾斜角度を調節する
   ようにした平面型ディスプレイの壁掛け装置。
2. 【請求項２】 前記アームに長手方向に長穴を穿設し、
   長穴の適宜の位置を前記第２金具の上部にネジ止めする
   ようにした請求項１記載の平面型ディスプレイの壁掛け
   装置。
3. 【請求項３】 前記アームの長穴を前記第１金具に取付
   けるための穴の位置まで延長し、延長された長穴の一端
   を前記第１金具の上部に取付け、長穴の適宜の位置を前
   記第２金具の上部にネジ止めするようにした請求項２記
   載の平面型ディスプレイの壁掛け装置。
4. 【請求項４】 前記長穴の一長辺を凹凸状に形成し、適
   宜の位置の凹部でネジ止めするようにした請求項２記載
   の平面型ディスプレイの壁掛け装置。
5. 【請求項５】 前記アームにネジ止め用の丸穴を長手方
   向に複数設け、適宜の丸穴で前記第２金具の上部にネジ
   止めするようにした請求項１記載の平面型ディスプレイ
   の壁掛け装置。
6. 【請求項６】 前記第２金具およびアームを二組備え、
   ディスプレイの両側面に取付けるようにした請求項１、
   ２、３、４または５記載の平面型ディスプレイの壁掛け
   装置。