JP2008051968A - ディスプレイ支持機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ディスプレイをスムーズに回動させることができるディスプレイ支持機構を提供する。
【解決手段】 壁面に取り付けられるベースプレートと、ベースプレートに対し、リンク機構を介して傾動可能に取り付けた一対の傾動ブラケットと、一対の傾動ブラケットの少なくとも1つに設けられたチルト機構と、一対の傾動ブラケットに取り付けられたディスプレイの取付プレートとからなり、傾動ブラケットを、シャフトと第1傾動ブラケットと第2傾動ブラケットとで構成し、リンク機構を第1傾動ブラケットと第2傾動ブラケットとを回動可能に連結する連結部材で構成し、チルト機構を、フリクションによりディスプレイを所望の位置に停止保持させるフリクション発生手段と、ベースプレートに平行に延び、第1傾動ブラケットと連結部材との間に設けられて付勢力によりディスプレイが前面側に倒れる力を打ち消す付勢部材を有する落下モーメント打消手段とで構成したことにより、前記課題を解決した。
【選択図】 図3

Description

本発明は、モニターや液晶テレビ等のディスプレイをフリクションにより所望の位置に停止保持させる壁掛け用のディスプレイ支持機構に関するものである。
モニターや液晶テレビ等の壁掛け型のディスプレイは、壁掛け用のディスプレイ支持機構を介して垂直の壁面に支持されている。このディスプレイ支持機構としては、ディスプレイを壁面に対して傾動可能に支持するものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
このディスプレイ支持機構は、連結軸と、この連結軸に回動可能に支持され、前記壁面に取り付けられる固定サポートと、連結軸に回動可能に支持され、ディスプレイの後面に取り付けられる傾動サポートと、一端部が固定サポートの上端部に回動可能に支持されていると共に、他端部が傾動サポートの上部に移動可能でかつ回動可能に連結されている連結サポートとを備えている。この連結サポートの他端部と傾動サポートの上部との連結は、傾動サポートの軸方向にノッチ付きガイド溝を設け、このガイド溝のノッチに、調整軸を介して連結サポートの他端部を係合することによって行われている。このガイド溝のノッチに係合する調整軸の係合位置を変えることにより、ディスプレイのチルト方向の傾きを可変することができるようになっている。
特開2002−152628号公報 特開2004−229106号公報
しかし、ディスプレイのチルト方向の傾きは、調整軸がガイド溝のノッチに係合する位置でないと変えることができず、チルト方向の傾きを微調節することができなかった。
また、ディスプレイ支持機構としては、左右一対のフリクションヒンジを備えたものが知られている(例えば、特許文献2参照。)。フリクションヒンジは、台部を軸に左右対称のものである。台部上には、シャフトが左右方向に延びて設けられ、これらシャフトに回動可能にブラケットが取り付けられている。これらブラケットがディスプレイに取り付けられて、ディスプレイがシャフトを軸にチルト方向(前後)に回動支持されている。シャフトには、ストッパーワッシャー、フリクションワッシャー、ブラケット、フリクションワッシャー、皿バネ及び押え用ワッシャーが締付ナットにより取り付けられており、皿バネ及び各ワッシャーが互いに圧接状態になってシャフトとブラケットとの間、すなわち、ディスプレイと台部との間にフリクションが発生する。このフリクションによってディスプレイを所望の位置に停止保持するものであるが、ディスプレイ自体の重さによりディスプレイが前に倒れようとするので、ディスプレイをスムーズに回動動作することができない。すなわち、シャフトより前方にディスプレイの重心が位置されているために、ディスプレイが前に倒れようとするので、バネの付勢力を強くしてディスプレイが前に倒れないように強いフリクショントルクを発生させている。このため、ディスプレイをシャフトを軸にチルト方向に回動させる場合には、強いフリクショントルクより大きな力が必要となり、ディスプレイをスムーズに回動させることができないという問題があった。
本発明は、前記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、ディスプレイをスムーズに回動させながら所望の位置に停止保持させることができるディスプレイ支持機構を提供することにある。
前記の目的を達成するための本発明に係るディスプレイ支持機構は、ディスプレイを壁面に対してチルト方向に傾動可能に支持する壁掛け用のディスプレイ支持機構であって、前記壁面に取り付けられるベースプレートと、このベースプレートに対し、傾動可能に取り付られていると共にリンク機構を備えた一対の傾動ブラケットと、この一対の傾動ブラケットの少なくとも1つに設けられたチルト機構と、前記一対の傾動ブラケットに取り付けられた前記ディスプレイの取付プレートとからなり、前記傾動ブラケットを、シャフトと、このシャフトに回動可能に支持され、前記ベースプレートに取り付けられる第1傾動ブラケットと、前記シャフトに回動可能に支持され、前記取付プレートに取り付けられる第2傾動ブラケットとで構成し、前記リンク機構を、一端部が前記第1傾動ブラケットに、他端部が前記第2傾動ブラケットにそれぞれ回動可能に取り付けられ、前記第1傾動ブラケットと前記第2傾動ブラケットとを回動可能に連結すると共に、この回動範囲を規制する連結部材で構成し、前記チルト機構を、前記第1傾動ブラケットと前記第2傾動ブラケットとの間にフリクションを発生させて前記ディスプレイを前記壁面に対して所望の位置に停止保持させるフリクション発生手段と、前記ベースプレート又は前記取付プレートに平行に延び、前記第1傾動ブラケット又は前記第2傾動ブラケットと前記連結部材との間に設けられて付勢力により前記ディスプレイが前記シャフトを軸に前面側に倒れる力を打ち消す付勢部材を有する落下モーメント打消手段とで構成したことを特徴とする。
この発明によれば、チルト機構をフリクション発生手段と落下モーメント打消手段とで構成したので、ディスプレイを壁面に対して所望の位置に停止保持させることができる。このとき、ディスプレイがシャフトを軸に前面側に倒れる力を打ち消す落下モーメント打消手段によって打ち消されるために、ディスプレイが前面側に倒れることがないので、小さなフリクショントルクでディスプレイを所望の位置に停止保持させることができると共に、ディスプレイをスムーズに回動させることができる。また、落下モーメント打消手段が、ベースプレート又は取付プレートに平行に延び、第1傾動ブラケット又は第2傾動ブラケットと連結部材との間に設けられて付勢力によりディスプレイがシャフトを軸に前面側に倒れる力を打ち消す付勢部材を有することで、第1傾動ブラケットと第2傾動ブラケットの間隔、すなわち、ベースプレートと取付プレートとの間隔を狭くすることが可能となり、薄型化を図れる。
本発明に係るディスプレイ支持機構において、前記付勢部材が、コンプレッションスプリングであることが好ましい。また、本発明に係るディスプレイ支持機構において、前記第1傾動ブラケットの下方及び前記第2傾動ブラケットの下方が、前記シャフトにそれぞれ回動可能に支持され、前記連結部材の両端部が、前記第1傾動ブラケットの上方及び前記第2傾動ブラケットの上方にそれぞれ回動可能に取り付けられていることが好ましい。また、本発明に係るディスプレイ支持機構において、前記第1傾動ブラケットの下方及び前記第2傾動ブラケットの下方が、前記シャフトにそれぞれ回動可能に支持され、前記第2傾動ブラケットの上方に、長孔が設けられ、前記連結部材の他端部が、この長孔に移動可能でかつ回動可能に取り付けられていると共に、前記連結部材の一端部が、前記第1傾動ブラケットの上方であって前記長孔より下方に回動可能に取り付けられ、この連結部材の一端部に、受圧ピンが設けられ、前記付勢部材が、コンプレッションスプリングであり、このコンプレッションスプリングの一端部が、前記第1傾動ブラケットに当接されていると共に、このコンプレッションスプリングの他端部が、前記受圧ピン及び前記連結部材を介して前記第1傾動ブラケットに対して前記第2傾動ブラケットを付勢すべく前記受圧ピンに当接されていることが好ましい。
また、本発明に係るディスプレイ支持機構において、前記第2傾動ブラケットと前記取付プレートと互いに着脱可能に取り付けられていることが好ましい。また、本発明に係るディスプレイ支持機構において、前記第2傾動ブラケットの上部に、上方に突出する係合凸部を設けると共に、前記取付プレートの上部に、前記係合凸部に係合する係合凹部を設けて、この取付プレートの係合凹部を前記第2傾動ブラケットの係合凸部に係合させてから前記取付プレートの下部を前記第2傾動ブラケットに取り付けるように構成することが好ましい。また、本発明に係るディスプレイ支持機構において、前記第2傾動ブラケットに対する前記取付プレートの下部の取付が、ビスによる締め付け固定か、前記取付プレートの下部に設けられた第1係合部と前記回動ブラケットに設けた第2係合部との係合で行われていることが好ましい。
以上説明したように本発明に係るディスプレイ支持機構によれば、ベースプレートと傾動ブラケットとチルト機構と取付プレートとからなり、傾動ブラケットをシャフトと第1傾動ブラケットと第2傾動ブラケットとで構成し、リンク機構を連結部材で構成し、前記チルト機構をフリクション発生手段と落下モーメント打消手段とで構成したので、小さなフリクショントルクでディスプレイを所望の位置に停止保持させることができると共に、ディスプレイをスムーズに回動させることができ、かつ、薄型化を図れる。
以下、本発明に係るディスプレイ支持機構の一例を添付図面に基づいて詳述する。
図1〜図6は本発明に係るディスプレイ支持機構の一例を示す図である。本発明に係るディスプレイ支持機構は、図1〜図6に示すように、ディスプレイ11を壁面12に対してチルト方向に傾動可能に支持する壁掛け用のものである。ディスプレイ11は、モニターや液晶テレビ等で壁掛け型のものであり、本発明に係るディスプレイ支持機構1は、特に大型のモニターや液晶テレビ等に有用なものである。このディスプレイ11は、本発明に係るディスプレイ支持機構1を介して壁面12に支持されている。壁面12としては、特に限定されず、垂直(略垂直を含む。)な面を有するものが好ましく、例えば、壁等の面や立設した面等である。
本発明に係るディスプレイ支持機構1は、壁面12に取り付けられるベースプレート2と、ベースプレート2に対し、傾動可能に取り付られていると共にリンク機構7を備えた一対の傾動ブラケット3と、一対の傾動ブラケット3の少なくとも1つに設けられたチルト機構8と、一対の傾動ブラケット3に取り付けられたディスプレイ11の取付プレート4とからなり、傾動ブラケット3を、シャフト31と、このシャフト31に回動可能に支持され、ベースプレート2に取り付けられる第1傾動ブラケット32と、シャフト31に回動可能に支持され、取付プレート4に取り付けられる第2傾動ブラケット33とで構成し、リンク機構7を、一端部が第1傾動ブラケット32に、他端部が第2傾動ブラケット33にそれぞれ回動可能に取り付けられ、第1傾動ブラケット32と第2傾動ブラケット33とを回動可能に連結すると共に、この回動範囲を規制する連結部材で構成し、チルト機構8を、第1傾動ブラケット32と第2傾動ブラケット33との間にフリクションを発生させてディスプレイ11を壁面12に対して所望の位置に停止保持させるフリクション発生手段5と、ベースプレート2又は取付プレート4に平行に延び、第1傾動ブラケット32又は第2傾動ブラケット33と連結部材との間に設けられて付勢力によりディスプレイ11がシャフトを軸に前面側に倒れる力を打ち消す付勢部材62を有する落下モーメント打消手段6とで構成したことに特徴がある。
ベースプレート2は、例えば、略矩形平板状に形成されて、このベースプレート2が壁面12に面接触させた状態で取り付けられる。ベースプレート2には、ベースプレート2を例えばビス等により壁面12に取り付けるための取付孔2aが例えば5つ設けられている。ベースプレート2の下方には、その幅方向に延び、かつ、表面から突出する第1傾動ブラケット取付部2bが設けられている。また、ベースプレート2の略中央部には、その幅方向に延び、かつ、表面から突出する第1回動ブラケット取付部2cが設けられている。これら第1傾動ブラケット取付部2b及び第1回動ブラケット取付部2cは、それぞれ第1傾動ブラケット及び第1回動ブラケットを2つ取り付けるように形成されているが、これに限定されるものではない。第1傾動ブラケット取付部2b及び第1回動ブラケット取付部2cには、取付孔2d、2eがそれぞれ設けられている。これら取付孔2d、2eには、ネジが切られており、第1傾動ブラケット及び第1回動ブラケットがビス17等によりベースプレート2に取り付けられるようになっている。
取付プレート4は、図1〜図6及び図10に示すように、例えば、ベースプレート2より上下方向の長さが長い例えば若干長い略矩形平板状に形成され、ディスプレイ11の後面に面接触させた状態で取り付けられる。取付プレート4には、取付プレート4を例えばビス等によりディスプレイ11の後面に取り付けるための取付孔4aが例えば6つ設けられている。取付プレート4の上端部は、取付面と反対側に略直角に折り曲げられて係合部46として形成され、この係合部46の両側部近傍には、係合凹部である係合孔46aがそれぞれ設けられている。係合孔46aは、幅方向に延びる略細長矩形状に形成されている。また、取付プレート4の下端部であって係合孔46aと対向した2箇所は、取付面と反対側に略直角に折り曲げられて取付部47として形成され、これら取付部47には取付孔47aがそれぞれ設けられている。これら係合部46、係合孔46a、取付部47及び取付孔47aが着脱手段45の構成要素である。
傾動ブラケット3は、一対設けられている。これら2つの傾動ブラケット3は、いずれも、シャフト31と、このシャフト31に回動可能に支持され、ベースプレート2に取り付けられる第1傾動ブラケット32と、シャフト31に回動可能に支持され、取付プレート4に取り付けられる第2傾動ブラケット33とで構成されている。
シャフト31は、例えば、円形の棒状に形成されている。シャフト31の両端部近傍の外周には、その周方向に延びるEリング取付溝31aがそれぞれ設けられている。
第1傾動ブラケット32は、略コ字状に形成され、例えばビス17等により基部32aがベースプレート2に取り付けられている。第1傾動ブラケット32の両側部32bには、シャフト31を回動可能に支持する挿通孔32cがそれぞれ設けられている。
第2傾動ブラケット33は、図1〜図6及び図11に示すように、上下方向に細長の略コ字状に形成されている。第2傾動ブラケット33の幅は、第1傾動ブラケット32の両側部32bの内面間の寸法より短い例えば若干短い寸法で形成されている。この第2傾動ブラケット33の両側部33bの下方には、シャフト31を回動可能に支持する挿通孔33cがそれぞれ設けられている。この第2傾動ブラケット33の挿通孔33cと第1傾動ブラケット32の挿通孔32cとを孔合わせし、これら挿通孔33c、32cにシャフト31を挿通させてこのシャフト31の両端部にワッシャー35を介してEリング36をそれぞれ取り付けることで、第1傾動ブラケット32と第2傾動ブラケット33とがシャフト31を介して互いに回動可能に連結されている。
第2傾動ブラケット33の上端部には、長手方向(上下方向)に延び、係合孔46aに挿入されて係合する係合凸部である係合凸片48が設けられている。第2傾動ブラケット33の長手方向の係合凸片48を除いた長さは、取付プレート4の係合部46と取付部47との内面間の寸法より若干短い寸法で形成されている。第2傾動ブラケット33の下端部は、両側部33b側に両側部33b間を閉塞するように略直角に折り曲げられて取付部49として形成され、この取付部49には、ネジが切られた取付孔49aが設けられている。これら係合凸片48、取付部49及び取付孔49aが着脱手段45の構成要素である。
すなわち、着脱手段45は、取付プレート4と第2傾動ブラケット33とを互いに着脱可能に取り付けるものであり、例えば、係合孔46aを有する係合部46と、取付孔47aを有する取付部47と、係合凸片48と、取付孔49aを有する取付部49とで構成されている。例えば、取付プレート4を持って2つの係合孔46aに2つの第2傾動ブラケット33の係合凸片48を挿通させて係合孔46aと係合凸片48とを係合させてから、取付プレート4と第2傾動ブラケット33の基部33aとを面接触又は近接させて、取付孔47aと取付孔49aとを孔合わせし、例えば、ビス39を取付孔47aを介して取付孔49aに螺合させて締め付けることにより、取付プレート4と第2傾動ブラケット33とが固定した状態で取り付けられるようになっている。
なお、着脱手段45は、他の構成により取付プレート4と第2傾動ブラケット33とを互いに着脱可能に取り付けるようにしてもよく、例えば、取付プレート4の取付部47と第2傾動ブラケット33の取付部49とに第1係合部と第2係合部を設けたり、その他の係合機構例えばロック機構を設けたりしてもよい。この場合、係合孔46aと係合凸片48とを係合させてから、取付プレート4と第2傾動ブラケット33の基部33aとを面接触又は近接させることで、第1係合部と第2係合部との係合が自動的に行われたり、ロック機構により係合が自動的に行われるように構成することが好ましい。このように、着脱手段45を構成することにより、一層簡単に取付プレート4と第2傾動ブラケット33との着脱を行えるようになる。
リンク機構7は、第1傾動ブラケット32と第2傾動ブラケット33とを回動可能に連結すると共に、この回動範囲を規制する連結部材71を有するものである。リンク機構7は、特に限定されず、例えば、ベースプレート2に取り付けられる回動ブラケット72、73と、第2傾動ブラケット33に設けられた長孔74と、一端部が回動ブラケット72、73に回動可能に取り付けられると共に他端部が長孔74に回動可能であって移動可能に取り付けられる連結部材71とからなることが好ましい。このリンク機構7は、1対の傾動ブラケット3にそれぞれ設けられ、これら2つの傾動ブラケット3のうちの少なくとも一方、例えば、どちらか一方の傾動ブラケット3のリンク機構7にチルト機構8が設けられている。すなわち、リンク機構7は、チルト機構8が設けられているものと、チルト機構8が設けられていないものとの2種類がある。回動ブラケットも第1回動ブラケット72と第2回動ブラケット73の2種類がある。連結部材71も回動ブラケットによって形状が異なり、第1連結ブラケット75と第2連結ブラケット76との2種類がある。
第2回動ブラケット73は、図3、図4及び図9に示すように、略コ字状に形成され、基部73aが例えばビス18等によりベースプレート2に取り付けられている。この第2回動ブラケット73の両側部73bの上方には、第2回動シャフト15を回動可能に支持する挿通孔73cがそれぞれ設けられている。第2回動シャフト15は、例えば、第2回動ブラケット73の両側部73bを挿通し得る寸法の円形の棒状に形成され、この一端部には拡径された頭部15aが設けられている。
第2連結ブラケット76は、略コ字状に形成されている。第2連結ブラケット76の両側部76bの幅は、第2傾動ブラケット33の両側部33bの内面間の寸法より短く、第2回動ブラケット73の両側部73bの外面間の寸法より長い寸法で形成されている。第2連結ブラケット76の両側部76bの下方には、第2回動シャフト15が挿通する挿通孔76dがそれぞれ設けられている。第2連結ブラケット76の挿通孔76d及び第2回動ブラケット73の挿通孔73cに挿通させた第2回動シャフト15の他端部(頭部15aとは反対側の端部)をかしめることによって、第2連結ブラケット76と第2回動ブラケット73とが、回動規制シャフト16を介して互いに回動可能に連結されるようになっている。
また、第2連結ブラケット76の両側部76bの上方には、回動規制シャフト16が挿通する挿通孔76cがそれぞれ設けられている。回動規制シャフト16は、長孔74に挿通される。長孔74は、第2傾動ブラケット33の両側部33bの上方に設けられている。この長孔74は、長手方向(上下方向)に延びて形成されている。回動規制シャフト16は、例えば、第2傾動ブラケット33の両側部33bを挿通し得る寸法の円形の棒状に形成されている。この回動規制シャフト16の両端部近傍の外周には、その周方向に延びるEリング取付溝16aがそれぞれ設けられている。第2傾動ブラケット33の長孔74及び第2連結ブラケット76の挿通孔76cに挿通させた回動規制シャフト16の両端部にワッシャー85を介してEリング86を取り付けることで、回動規制シャフト16が長孔74を移動し得る範囲で第1傾動ブラケット32に対する第2傾動ブラケット33の回動範囲が規制されるようになっている。
第1回動ブラケット72は、図3、図4及び図8に示すように、略コ字状に形成されている。この第1回動ブラケット72の両側部72bの先端部が外側に折り曲げられてフランジ部72dとして形成されている。フランジ部72dには、ビス19等により第1回動ブラケット72を第1回動ブラケット取付部2cに取り付けるための取付孔72eが設けられている。
第1回動ブラケット72の両側部72bの上方には、第1回動シャフト14を回動可能に支持する挿通孔72cがそれぞれ設けられている。第1回動シャフト14は、側部72b毎に個別に設けられている。第1回動シャフト14は、図14に示すように、外周に切り欠き部14dが設けられている拡径されたフランジ部14cを有し、このフランジ部14cの一方の第1シャフト部14aが軸方向の長さが長く円形状に形成されていると共に、他方の第2シャフト部14bが軸方向の長さが短く略長円状(陸上の略トラックの形状)に形成されている。また、第1回動ブラケット72の下方は、図8に示すように、閉塞されて閉塞部72fとして形成され、この閉塞部72fには、付勢部材62が当接する円形状に突出した当接部72gが設けられている。また、第1回動ブラケット72の両側部72bの挿通孔72c近傍には、係合孔72hが設けられている。
第1連結ブラケット75は、略コ字状に形成されている。第1連結ブラケット75は、1つのブラケットから形成してもよいが、例えば、一方の側部と基部の一部を構成する第1連結Aブラケット77(図12参照。)と、他方の側部と基部の一部を構成する第1連結Bブラケット78(図13参照。)とから形成してもよい。これら第1連結Aブラケット77と第1連結Bブラケット78とは、取付孔77a、78aを介して、例えば、ビス79等によって略コ字状に取り付けられて、第1連結ブラケット75が形成されている。第1連結ブラケット75の両側部75bの上方及び中央部の幅は、第2傾動ブラケット33の両側部33bの内面間の寸法より短い、例えば、若干短い寸法で形成されている。第1連結ブラケット75の両側部75bの下方は、それぞれ内側にクランク状に折り曲げられて取付部75eとして形成され、この取付部75eの幅が、第1回動ブラケット72の両側部72bの内面間の寸法より短い寸法で形成されている。
第1連結ブラケット75の両側部75bの上方には、回動規制シャフト16が挿通する挿通孔75cがそれぞれ設けられている。また、第1連結ブラケット75の両側部75bの取付部75eの第1傾動ブラケット33とは反対側(すなわち、ベースプレート2側)には、第1回動シャフト14が挿通する挿通孔75dが設けられている。この挿通孔75dは、第1回動シャフト14の第2シャフト部14bが嵌合し得る略長円状(陸上の略トラックの形状)に形成されている。第2傾動ブラケット33の長孔74及び第1連結ブラケット75の挿通孔75cに挿通させた回動規制シャフト16の両端部にワッシャー85を介してEリング86を取り付けると共に、第1連結ブラケット75の挿通孔75d及び第1回動ブラケット72の挿通孔72cに第1回動シャフト14を挿通させることによって、回動規制シャフト16が長孔74を移動し得る範囲で第1傾動ブラケット32に対して第2傾動ブラケット33が回動し得るようになっている。
この第2傾動ブラケット33の回動範囲がディスプレイ11のチルト方向の回動範囲(傾動範囲)である。すなわち、この回動範囲は、回動規制シャフト16が挿通されている長孔74の上下方向の寸法によって決められ、例えば、ディスプレイ11のチルト方向の回動角度が、−15°〜2°の範囲となるように設定されている。なお、チルト方向の回動角度とは、ベースプレートに対する取付プレートの角度であり、平行のときが0°としたものであり、−のときはディスプレイ11が前方側に倒れていることを示し、逆に+のときにはディスプレイ11が後方側に倒れていることを示す。なお、本発明においては、15°には略15°が含まれるものとし、また、2°には略2°が含まれるものとする。
また、第1連結ブラケット75の両側部75bの取付部75eの第2傾動ブラケット33側には、受圧ピン65が挿通する挿通孔75f、75gが設けられている。これら挿通孔のうちいずれか一方の挿通孔75fは、円形状に形成されていると共に、これら挿通孔のうちいずれか他方の挿通孔75gは、円形状の一部を直線上に切り欠いた形状に形成されている。受圧ピン65は、図15に示すように例えば、第1連結ブラケット75の両側部75bの両取付部75eを挿通し得る寸法の円形棒状に形成されている。この受圧ピン65の一端部は、他方の挿通孔75gに嵌合し得る形状(円形状の一部を直線上に切り欠いた形状)に形成されている。この受圧ピン65の一端部が他方の挿通孔75gに嵌合した状態で挿通されると共に、その他端部が一方の挿通孔75fに挿通され、この受圧ピン65の両端部がかしめられることにより、第1連結ブラケット75の両側部75bの取付部75e間に受圧ピン65が掛け渡されている。
チルト機構8は、第1傾動ブラケット32と第2傾動ブラケット33との間にフリクションを発生させてディスプレイ11を壁面12に対して所望の位置に停止保持させるフリクション発生手段5と、ベースプレート2又は取付プレート4に平行に延び、第1傾動ブラケット32又は第2傾動ブラケット33と連結部材との間に設けられて付勢力によりディスプレイ11がシャフトを軸に前面側に倒れる力を打ち消す付勢部材62を有する落下モーメント打消手段6とで構成されている。
フリクション発生手段5は、第1傾動ブラケット32と第2傾動ブラケット33との間にフリクションを発生させてディスプレイ11を壁面12に対して所望の位置に停止保持させることができれば特に限定されないが、例えば、図3〜図5及び図7に示すように、第1回動シャフト14の軸回りに設けられていることが好ましい。具体的には例えば、第1回動シャフト14の第2シャフト部14bに第1連結ブラケット75の挿通孔75dを嵌合させつつ挿通させてこの第2シャフト部14bの端部(先端部)をかしめると共に、第1回動シャフト14の第1シャフト部14aに、第1ワッシャー55、第1回動ブラケット72、第2ワッシャー56、皿ばね57及び押えワッシャー58を順次装着してこの第1シャフト部14aの端部(先端部)をかしめることにより、第1傾動ブラケット32と第2傾動ブラケット33との間にフリクションを発生させるようにしてもよい。第1ワッシャー55及び第2ワッシャー56は、その周縁部の一部に折り曲げられて形成された係合片を有するものが好ましい。この第1ワッシャー55の係合片が第1回動シャフト14の切り欠き部14dに係合するように第1ワッシャー55を取り付けることが好ましい。また、第2ワッシャー56の係合片が第1回動ブラケット72の係合孔72hに係合するように第2ワッシャー56を取り付けることが好ましい。
落下モーメント打消手段6は、ディスプレイ11がシャフト31を軸に前面側に倒れる力を打ち消すものである。この落下モーメント打消手段6は、ベースプレート2又は取付プレート4に平行に延び、第1傾動ブラケット32又は第2傾動ブラケット33と第1連結ブラケット75との間に設けられて付勢力によりディスプレイ11がシャフト31を軸に前面側に倒れる力を打ち消す付勢部材62を有している。
付勢部材62としては、例えば、コンプレッションスプリング63であり、第1回動ブラケット72内にベースプレート2に平行であって上下方向に延びて設けられている。コンプレッションスプリング63の一端部は、第1回動ブラケット72の当接部72gに着座するように当接されていると共に、コンプレッションスプリング63の他端部は、第1回動ブラケット72内にその長手方向(上下方向)に移動可能に設けられているスライダー64に当接されている。
スライダー64は、第1回動ブラケット72内にその長手方向(上下方向)に移動可能に設けられていると共に、受圧ピン65に当接するように形成されている。例えば、スライダー64は、コンプレッションスプリング63の端部が装着される略コ字状に形成されたスライダー本体64aと、スライダー本体64aの先端部に設けられ、第1回動シャフト14間を延び、先端部が受圧ピン65に当接する押圧部64bとから形成されている。このスライダー64を介してコンプレッションスプリング63の付勢力により受圧ピン65が押圧されてディスプレイ11がシャフト31を軸に前面側に倒れる力が打ち消されるように構成されている。
次に本発明に係るディスプレイ支持機構1の作用を説明する。
本発明に係るディスプレイ支持機構1を用いてディスプレイ11を壁面12に取り付けるには、まず、取付プレート4と傾動ブラケット3とを互いに外す。例えば、ビス39を外して取付プレート4と傾動ブラケット3の第2傾動ブラケット33との下部の取り付けを解除してから、係合凸片48を係合孔46aから抜いて係合孔46aと係合凸片48との係合を解除する。これにより、取付プレート4と傾動ブラケット3とが簡単に外せる。
この傾動ブラケット3には、ベースプレート2が例えばビス等により取り付けられており、このベースプレート2を壁面12の所望の位置に、例えば、ビス等を用いて取り付ける。また、取付プレート4をディスプレイ11の後面に、例えば、ビス等を用いて取り付ける。
取付後、ディスプレイ11を持って取付プレート4の2つの係合孔46aに2つの第2傾動ブラケット33の係合凸片48が挿通させる。すなわち、係合孔46aを係合凸片48に上から引っ掛けて、係合孔46aと係合凸片48とを係合させる。この取付プレート4と第2傾動ブラケット33の基部33aとを面接触又は近接させて、取付孔47aと取付孔49aとを孔合わせし、例えば、ビス19を取付孔47aを介して取付孔49aに螺合させて締め付ける。これにより、ディスプレイ11を本発明に係るディスプレイ支持機構1を介して壁面12にチルト方向に移動可能に取り付けることができる。
このように、取付プレート4の係合孔46aを第2傾動ブラケット33の係合凸片48に係合させてからビス止することで、ディスプレイ11を壁面12に取り付けることができるので、ディスプレイ11の壁面12への取付を簡単に行える。すなわち、取付プレート4の係合孔46aを第2傾動ブラケット33の係合凸片48に係合させると、ディスプレイ11が取付プレート4を介して吊り下げ支持されるために、取付孔47aと取付孔49aとの孔合わせ及びビス止作業を容易に行えるので、ディスプレイ11の壁面12への取付を簡単に行える。また、取付プレート4の取付部47と第2傾動ブラケット33の取付部49との係合をビス止めの代わりに第1係合部と第2係合部との係合や、ロック機構による係合により行うようにすれば、一層簡単に取付プレート4と第2傾動ブラケット33との着脱を行えるようになる。
このディスプレイ11のチルト方向の角度を変えたいときには、シャフト31を軸に第2傾動ブラケット33が第1傾動ブラケット32に対して回転するようにディスプレイ11に力を作用させる。すなわち、第1傾動ブラケット32と第2傾動ブラケット33との間に発生しているフリクションより大きな力をディスプレイ11に作用させる。これにより、第2傾動ブラケット33が第1傾動ブラケット32に対して回転して、ディスプレイ11のチルト方向の回動角度が、例えば、−15°〜2°の範囲で変わる。ディスプレイ11の角度が所望の角度になったら、その移動を停止すると、第1傾動ブラケット32と第2傾動ブラケット33との間に発生しているフリクションによりディスプレイ11がその位置に停止保持される。
このようにディスプレイ11の角度を変えるとき、落下モーメント打消手段6が備えられているので、小さな力でディスプレイ11を動かすことができる。すなわち、ディスプレイ11がシャフト31を軸に前面側に倒れる力がコンプレッションスプリング63の付勢力により打ち消されるので、ディスプレイ11が前面側に倒れることがない。このため、小さなフリクショントルクでディスプレイ11のチルト方向の位置を所望の位置に停止保持させることができるので、ディスプレイ11を動かすときにも小さな力を作用させればよく、ディスプレイ11を容易にスムーズに回動させることができる。
例えば、ディスプレイ11が液晶テレビであると、重心の位置は液晶テレビより前方であるために液晶テレビが前面側に倒れようとする。この液晶テレビが前面側に倒れる力をコンプレッションスプリング63の付勢力により打ち消す。これにより、第1傾動ブラケット32と第2傾動ブラケット33との間にフリクションが発生していない場合には、液晶テレビにシャフト31を軸に回動する方向に力を作用させると、液晶テレビがシャフト31を軸に揺動するように前後に回動する。このため、液晶テレビのチルト方向の位置を所望の位置に停止保持させるには、小さなフリクショントルクで良いので、ディスプレイ11を動かすときにも小さな力を作用させればよく、液晶テレビの回動をスムーズに行うことができる。
したがって、本発明に係る壁掛け用のディスプレイ支持機構1は、ディスプレイ11がシャフト31を軸に前面側に倒れる力を打ち消す落下モーメント打消手段6を備えたので、小さなフリクショントルクでディスプレイ11を所望の位置に停止保持させることができると共に、ディスプレイ11を容易にスムーズに回動させることができる。また、部品点数が少ないので、低コスト化及び省スペース化を図ることができる。その結果、本発明に係るディスプレイ支持機構1は、特に大型のモニターや液晶テレビ等の据え置き型のディスプレイ11を保持させるものとして好適なものである。
また、コンプレッションスプリング63が、ベースプレート2に平行に延びて設けられているので、第1傾動ブラケット32と第2傾動ブラケット33との間隔、すなわち、ベースプレート2と取付プレート4との間隔を狭くすることができる。その結果、薄型化を図れる。さらに、コンプレッションスプリング63の付勢力を作用させる第1連結ブラケット75をシャフト31から離間した位置に設けたので、コンプレッションスプリング63を小型化できる。すなわち、シャフト31が第1傾動ブラケット32の下方に支持されると共に、第1連結ブラケット75が第1傾動ブラケット32の上方に設けられているので、シャフトと連結部材とが近接している場合に比して、コンプレッションスプリング63のトルクは小さくてよいので、コンプレッションスプリング63の小型化を図れる。その結果、一層薄型化を図ることができる。
なお、本発明の実施の形態では、2つある傾動ブラケットの一方にチルト機構を設けたが、2つの傾動ブラケットの両方にチルト機構を設けるようにしてもよい。また、落下モーメント打消手段6にコンプレッションスプリング63の付勢力を調節する付勢力調節手段を設けるようにしてもよい。また、フリクション発生手段5及び落下モーメント打消手段6を第1傾動ブラケットに設けたが、第2傾動ブラケットに設けるようにしてもよい。
以上説明したように本発明に係るディスプレイ支持機構は、ベースプレートと傾動ブラケットとチルト機構と取付プレートとからなり、傾動ブラケットをシャフトと第1傾動ブラケットと第2傾動ブラケットとで構成し、リンク機構を連結部材で構成し、前記チルト機構をフリクション発生手段と落下モーメント打消手段とで構成したので、小さなフリクショントルクでディスプレイを所望の位置に停止保持させることができると共に、ディスプレイをスムーズに回動させることができ、かつ、薄型化を図れることから、特に大型のモニターや液晶テレビ等の壁掛け型のディスプレイを保持させるものとして好適なものである。
本発明に係るディスプレイ支持機構の一例を示す側面図である。 本発明に係るディスプレイ支持機構の一例を示す斜視図である。 本発明に係るディスプレイ支持機構の一例を示す分解斜視図である。 本発明に係るディスプレイ支持機構の一例を示す平面図である。 本発明に係るディスプレイ支持機構の一例を示す図で、(a)は側面図、(b)は図4中のA−A線矢視断面図、(c)は取付プレートを前方側に倒した状態を示す断面図である。 本発明に係るディスプレイ支持機構の一例を示す図で、(a)は図4中のB−B線矢視一部断面図、(b)は側面図、(c)は取付プレートを前方側に倒した状態を示す一部断面図である。 図4中のC部分の拡大図である。 本発明に係る第1回動ブラケットの一例を示す図で、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 本発明に係る第2回動ブラケットの一例を示す図で、(a)は正面図、(b)は側面図である。 本発明に係る取付プレートの一例を示す図で、(a)は平面図、(b)は正面図である。 本発明に係る回動ブラケットの一例を示す図で、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 本発明に係る第1連結Aブラケットの一例を示す図で、(a)は平面図、(b)は側面図である。 本発明に係る第1連結Bブラケットの一例を示す図で、(a)は平面図、(b)は側面図である。 本発明に係る第1回動シャフトの一例を示す図で、(a)は左側面図、(b)は正面図、(c)は右側面図である。 本発明に係る受圧ピンの一例を示す図で、(a)は正面図、(b)は側面図である。
符号の説明
1 ディスプレイ支持機構
2 ベースプレート
3 傾動ブラケット
4 取付プレート
5 フリクション発生手段
6 落下モーメント打消手段
7 リンク機構
8 チルト機構
11 ディスプレイ
12 壁面
31 シャフト
32 第1傾動ブラケット
33 第2傾動ブラケット
62 付勢部材
63 コンプレッションスプリング
65 受圧ピン
71 連結部材
72 第1回動ブラケット
73 第2回動ブラケット
74 長孔
75 第1連結ブラケット
76 第2連結ブラケット

Claims (7)

  1. ディスプレイを壁面に対してチルト方向に傾動可能に支持する壁掛け用のディスプレイ支持機構であって、
    前記壁面に取り付けられるベースプレートと、
    このベースプレートに対し、傾動可能に取り付けられていると共にリンク機構を備えた一対の傾動ブラケットと、
    この一対の傾動ブラケットの少なくとも1つに設けられたチルト機構と、
    前記一対の傾動ブラケットに取り付けられた前記ディスプレイの取付プレートとからなり、
    前記傾動ブラケットを、シャフトと、このシャフトに回動可能に支持され、前記ベースプレートに取り付けられる第1傾動ブラケットと、前記シャフトに回動可能に支持され、前記取付プレートに取り付けられる第2傾動ブラケットとで構成し、
    前記リンク機構を、一端部が前記第1傾動ブラケットに、他端部が前記第2傾動ブラケットにそれぞれ回動可能に取り付けられ、前記第1傾動ブラケットと前記第2傾動ブラケットとを回動可能に連結すると共に、この回動範囲を規制する連結部材で構成し、
    前記チルト機構を、前記第1傾動ブラケットと前記第2傾動ブラケットとの間にフリクションを発生させて前記ディスプレイを前記壁面に対して所望の位置に停止保持させるフリクション発生手段と、前記ベースプレート又は前記取付プレートに平行に延び、前記第1傾動ブラケット又は前記第2傾動ブラケットと前記連結部材との間に設けられて付勢力により前記ディスプレイが前記シャフトを軸に前面側に倒れる力を打ち消す付勢部材を有する落下モーメント打消手段とで構成したことを特徴とする、ディスプレイ支持機構。
  2. 前記付勢部材が、コンプレッションスプリングであることを特徴とする、請求項1に記載のディスプレイ支持機構。
  3. 前記第1傾動ブラケットの下方及び前記第2傾動ブラケットの下方が、前記シャフトにそれぞれ回動可能に支持され、前記連結部材の両端部が、前記第1傾動ブラケットの上方及び前記第2ブラケットの上方にそれぞれ回動可能に取り付けられていることを特徴とする、請求項1又は2に記載のディスプレイ支持機構。
  4. 前記第1傾動ブラケットの下方及び前記第2傾動ブラケットの下方が、前記シャフトにそれぞれ回動可能に支持され、前記第2傾動ブラケットの上方に、長孔が設けられ、前記連結部材の他端部が、この長孔に移動可能でかつ回動可能に取り付けられていると共に、前記連結部材の一端部が、前記第1ブラケットの上方であって前記長孔より下方に回動可能に取り付けられ、この連結部材の一端部に、受圧ピンが設けられ、前記付勢部材が、コンプレッションスプリングであり、このコンプレッションスプリングの一端部が、前記第1傾動ブラケットに当接されていると共に、このコンプレッションスプリングの他端部が、前記受圧ピン及び前記連結部材を介して前記第1傾動ブラケットに対して前記第2傾動ブラケットを付勢すべく前記受圧ピンに当接されていることを特徴とする、請求項1に記載のディスプレイ支持機構。
  5. 前記第2傾動ブラケットと前記取付プレートと互いに着脱可能に取り付けられていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載のディスプレイ支持機構。
  6. 前記第2傾動ブラケットの上部に、上方に突出する係合凸部を設けると共に、前記取付プレートの上部に、前記係合凸部に係合する係合凹部を設けて、この取付プレートの係合凹部を前記第2傾動ブラケットの係合凸部に係合させてから前記取付プレートの下部を前記第2傾動ブラケットに取り付けるように構成したことを特徴とする、請求項5に記載のディスプレイ支持機構。
  7. 前記第2傾動ブラケットに対する前記取付プレートの下部の取付が、ビスによる締め付け固定か、前記取付プレートの下部に設けられた第1係合部と前記回動ブラケットに設けた第2係合部との係合で行われていることを特徴とする、請求項6に記載のディスプレイ支持機構。
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