JP3091052B2 - ビデオ信号処理装置 - Google Patents

ビデオ信号処理装置

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JP3091052B2
JP3091052B2 JP05107420A JP10742093A JP3091052B2 JP 3091052 B2 JP3091052 B2 JP 3091052B2 JP 05107420 A JP05107420 A JP 05107420A JP 10742093 A JP10742093 A JP 10742093A JP 3091052 B2 JP3091052 B2 JP 3091052B2
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    • G09G5/36Control arrangements or circuits for visual indicators common to cathode-ray tube indicators and other visual indicators characterised by the display of a graphic pattern, e.g. using an all-points-addressable [APA] memory
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    • G09G5/395Arrangements specially adapted for transferring the contents of the bit-mapped memory to the screen
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオ特殊効果、特
に、「軌跡」又は「残光性」をビデオ画像に与えるビデ
オ信号処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオ効果産業において、循環効果を一
般に用いて、オブジェクト(対象物)がビデオのフィー
ルド内に移動するにつれて、このオブジェクトの減衰す
像(アフター・イメージ)をなくす。かる効果は、
残光性の大きいモニタをシミュレートする。なお、残光
性は、高残光性蛍光体により与えられないが、デジタル
・ビデオ効果により与えられる。
【0003】特殊効果、特に、遅延や空間変換を含む効
果を実行するために、デジタル形式でビデオ信号を処理
するのが従来技術である。これは、デジタル信号に対し
て動作するランダム・アクセス・メモリや他の電子素子
が容易に利用可能だからである。典型的には、ビデオ信
号をフレーム・メモリに書込み、続いて読出す。そし
て、読出し及び書込みアドレスの関係を制御して、特殊
効果を達成する。
【0004】デジタル・ビデオ信号のフレームの各ピク
セルは、ビデオ・ラスタ内に独特の論理アドレスを有す
る。ピクセルが置かれるラインの数と、ラインの開始及
び問題のピクセル間のピクセル数により論理アドレスを
定義できる。
【0005】ビデオ信号をフレーム・メモリ内に書込む
とき、ピクセル値をメモリの各メモリ位置にロードす
る。ラスタ内の論理アドレスと必然的に同じではない物
理アドレスにより、メモリ位置を定義する。この場合、
画像を2次元と見做す。一方、メモリは、メモリ位置の
1次元配列であり、論理的にグループ化することによ
り、メモリ位置を2次元と見做せる。観察する視覚的出
力に影響を与えることなく、読出しのグループ化方法が
書込み方法に準ずる限り、かかるグループ化では、画像
の隣接するピクセルを幅広く独立したメモリ位置にマッ
プ化(割り当て)できる。
【0006】図2は、減衰する像又は軌跡を発生する
のに適する従来の循環効果回路を示す。図2に示す回路
は、端子2にフルフィールド・バックグランド・ビデオ
信号(BG:フィールド全体が背景のビデオ信号)及び
キー信号を受け、端子4に整形したフォアグランド(前
景)ビデオ信号(FG)及び関連したキー制御信号を受
ける。ビデオ信号は、NTSC D1のごときデジタル
形式であり、キー制御信号もまたデジタル形式である。
典型的には、前景ビデオ及びキー情報は、ビデオ・ラス
タ全体を占めない前景オブジェクトを表す。端子2は、
米国特許第4851912号に示した種類の優先組合せ
器6の入力端子の1つに接続される。組合せ器6は、米
国特許第4851912号に開示したごとく、優先信号
P1 に応じて、背景キー及びビデオ・データを処理した
前景キー及びビデオ・データと組合せる。端子4は、第
2優先組合せ器12の前景入力端(FG)に接続され
る。この第2優先組合せ器12は、後述の方法で、第2
信号源から得たキー及びビデオ・データも受ける。組合
せ器12は、優先信号P2 に応じて、前景キー及びビデ
オ・データを第2信号源からの得たキー及びビデオ・デ
ータと組合わせる。組合せ器12の出力信号は、循環効
果回路の出力を構成し、前景キー及びビデオ・データを
上述の如く処理したものである。
【0007】組合せ器12の出力信号を循環メモリ14
にロードする。この循環メモリ14の内容は、順次読出
され、組合せ器12の出力信号の時間遅延したものとな
る。循環メモリ14は、典型的には、フレーム・メモリ
であるので、このメモリ14による遅延は、フレーム期
間に等しい。乗算器16は、デジタル・キー及びビデオ
・データの第2信号源を構成し、循環メモリ14からの
遅延したキー及びビデオ・データを減衰係数Cd と乗算
する。よって、組合せ器12の第2入力端に供給される
ビデオ信号は、減衰され遅延された組合せ器12の出力
信号である。したがって、この組合せ器は、端子4に現
在受けているフレームと、組合せ器12が出力した以前
のフレームの減衰したフレームとを混合する。前景ビデ
オ信号が表すオブジェクトがビデオ・ラスタに対して動
くと、組合せ器12が発生するキー及びビデオ・データ
は、現在のフレームの前景オブジェクト及び減衰した
像を表す。なお、この後画像は、オブジェクトがその現
在の位置に動く経路を表す軌跡を形成する。よって、組
合せ器6の出力信号は、背景ビデオ・データが表す背景
に対する前景オブジェクト及びその軌跡を表す。
【0008】減衰係数Cd は、像がフェード・アウト
する比率を決定する。この値は、0と1の間に仮定でき
る。なお、0に近い値は、瞬間的なフェードであり、1
に近い値は、非常に長い期間の残光である。
【0009】上述した基本的なアプローチには、フレー
ムを蓄積する代わりにフィールドを蓄積する回路を用い
るなどのいくつかの付随的な変形があるが、これらの変
形は、後述の本発明の実施には重要でない。しかし、こ
れらの参考及びその背景として、バーネットの米国特許
第4752826号「内フィールド循環インタポレー
タ」に留意されたい。
【0010】循環にじみ効果を発生する装置は、本願発
明者による米国特許第4951144号「循環ビデオに
じみ効果」に開示されている。この循環滲み効果は、
「エアブラシ処理」した軌跡効果を発生する方法で、近
接し減衰したピクセルを混合する。「フライング(移動
する)」文書文字に対して循環にじみを用いると、後に
残った軌跡は滑らかであり、前のフレームからの文字の
縁も滑らかになる。そして、この効果は、にじみのない
軌跡の比較的荒い状態に対して、好ましい効果を与え
る。
【0011】他の循環効果は、本願発明人による米国特
許出願第07/760669号「虹のような減衰像を
得るための循環ビデオ色相回転」に開示されている。こ
の装置においては、クロミナンス位相回転器を循環ビデ
オ効果ループ内に設けているので、像の色相が減衰に
伴って変化する。クロミナンス位相回転器は、循環ルー
プのどこにでも配置でき、基本的な循環回路に必要なに
じみ効果及び/又は減衰係数乗算とも組合せできる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来技術は、
伏時間(latency :ラテンシー)、即ち、循環メモリの
出力端のピクセル値がこの循環メモリの入力端に戻る
での遅延に相当するクロック数を考慮していない。これ
ら遅延は、例えば、乗算器16内の減衰乗算及び組合せ
器12内の処理により生じる。よって、読出し/書込み
のq番目のクロック・サイクルのときに、循環メモリの
物理的アドレスKのピクセル値を読出した場合、この読
出され組合せ器で処理されたピクセル値は、循環メモリ
の物理アドレスK+Lが読出されるq+L番目のクロッ
ク・サイクルまで、循環メモリの入力端で利用できな
い。なお、Lはラテンシーである。したがって、処理し
たピクセル値同じアドレス位置に書き戻、論理アド
レス及び物理アドレスの関係を確実に維持するため
読出し/書込みのq番目のクロック・サイクルにお
いて、物理アドレスKが読出し用にアクセスされると、
書込み用にアクセスされる物理アドレスは、K―Lで
ければならない
【0013】ラテンシー・オフセット(上述のラテンシ
ーに対応するオフセット値)Lは、ビデオ・ラスタのラ
インに沿ったピクセル数表す水平成分Lh 及びラスタ
のライン数表す垂直成分Lv を有するベクトルとして
見做せる。ラテンシーによるオフセットは、通常非常に
小さい(例えば、Lv が0、Lh が約+10)が、循環
ループにより、にじみ効果を行う場合、Lv は正かもし
れない。しかし、LvもLh も負ではないそこで、ビ
デオ・ラスタで画像を表示して減衰軌道効果(残像効
果)を実行する際に、上述のラテンシー、即ち、循環メ
モリの出力端のピクセル値がこの循環メモリの入力端に
戻るまでの遅延を考慮して、フレーム内循環を避けるこ
とが望まれている。
【0014】したがって、本発明の目的は、循環メモリ
手段を用いて、ビデオ・ラスタで軌跡効果(残像効果)
を有する画像を表示する際に、ラテンシーを考慮してフ
レーム内循環を避け、静的なオブジェクトに軌跡効果を
与えることができるビデオ信号処理装置の提供にある。
本発明の他の目的は、フレーム内循環を避ける構成によ
り、出力ビデオ信号内の静的なオブジェクトに軌跡効果
を付加するビデオ信号処理装置の提供にある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の観点によ
れば、ビデオ・ラスタに渡って光学的に知覚可能な情報
の分配を表すビデオ信号を処理する装置を提供する。こ
の装置は、入力ビデオ信号及び遅延したビデオ信号を受
け、これら入力ビデオ信号及び遅延したビデオ信号を組
合わせて出力ビデオ信号を発生する組合せ手段と、この
出力ビデオ信号を受けて一時的に蓄積し、上述の遅延し
たビデオ信号を発生するメモリ手段と、出力ビデオ信号
をこのメモリ手段に書込んだり読出したりする際に、こ
のメモリ手段をアクセスして、出力ビデオ信号のピクセ
ルをビデオ・ラスタに対して空間的に変換する読出し/
書込み制御手段とを具えている。
【0016】本発明の第2の観点によれば、ビデオ・ラ
スタに渡って光学的に知覚可能な情報の分配を表すビデ
オ信号を処理する方法を提供する。この方法は、入力ビ
デオ信号及び遅延したビデオ信号を組合わせて出力ビデ
オ信号を発生し、この出力ビデオ信号を受けて一時的に
蓄積し、上述の遅延したビデオ出力信号を発生する。そ
して、出力ビデオ信号のピクセルをビデオ・ラスタに対
して空間的に変換する。
【0017】本発明の第3の観点によれば、ビデオ・ラ
スタに渡って光学的に知覚可能な情報の分配を表すビデ
オ信号を処理する装置を提供する。この装置は、入力ビ
デオ信号及び遅延したビデオ信号を受け、これら入力ビ
デオ信号及び遅延したビデオ信号を組合わせて出力ビデ
オ信号を発生する組合せ手段と、メモリ手段と、出力ビ
デオ信号をこのメモリ手段に書込んだ後にメモリ手段の
内容を読出して、遅延したビデオ信号を発生する読出し
/書込み手段とを具えている。なお、この読出し/書込
み手段が書込み及び読出しを行う方法は、遅延したビデ
オ信号のピクセルを出力ビデオ信号の対応するピクセル
に対して空間的に変換するようにする。
【0018】本発明の第4の観点によれば、ビデオ・ラ
スタに渡って光学的に知覚可能な情報の分配を表すビデ
オ信号を処理する装置を提供する。この装置は、入力ビ
デオ信号及び遅延したビデオ信号を受け、これら入力ビ
デオ信号及び遅延したビデオ信号を組合わせて出力ビデ
オ信号を発生する組合せ手段と、この出力ビデオ信号を
受けて一時的に蓄積するメモリ手段と、このメモリ手段
をアクセスする読出し/書込み手段とを具えている。こ
の読出し/書込み手段により、出力ビデオ信号の所定フ
レーム期間中、第1位置で開始するメモリ位置の範囲
に、出力ビデオ信号が書込まれる。そして、出力ビデオ
信号の次のフレームにおいて、この第1位置で開始する
メモリ位置の範囲から遅延したビデオ信号が読出され、
第2位置で開始するメモリ位置の範囲に出力ビデオ信号
が書込まれる。なお、第2位置は、第1位置よりオフセ
ットされている。
【0019】本発明の第5の観点によれば、ビデオ・ラ
スタに渡って光学的に知覚可能な情報の分配を表すビデ
オ信号を処理する改良方法を提供する。この方法では、
入力ビデオ信号及び遅延したビデオ信号を組合わせて出
力ビデオ信号を発生し、この出力ビデオ信号をメモリに
書込み、このメモリの内容を読出す。読出し及び書込み
の制御は改善されており、出力ビデオ信号の所定フレー
ム期間中、第1位置から開始するメモリ位置の範囲に出
力ビデオ信号が書込まれる。そして、出力ビデオ信号の
次のフレームにおいて、この第1位置から始まるメモリ
位置の範囲からこのメモリの内容が読出されて、遅延し
たビデオ信号を発生する。この出力ビデオ信号は、第2
位置から始まるメモリ位置の範囲に書込まれる。なお、
第2位置は、第1位置からオフセットされている。
【0020】本発明の要旨は、この明細書の特許請求の
範囲に特に指摘され、限定的に述べられている。しか
し、本発明の構成及び動作方法は、以下の説明及び添付
図を参照して、最も良く理解できよう。なお、添付図に
おいて、同じ参照番号は、同様な機能を有するブロック
を表す。
【0021】
【実施例】図1は、本発明の原理を示す第1回路のブロ
ック図である。アドレス信号発生器(読出し/書込み制
御回路)18は、循環メモリ14をアクセスするのに用
いるアドレス信号を発生する。このアドレス信号発生器
18は、ピクセル・クロック・パルスを計数(CK)
し、フレーム同期パルスによりクリア(CLR)される
アドレス・カウンタ22を具えている。このアドレス・
カウンタ22は、ライン(垂直)及びピクセル(水平)
を独立に計数し、アドレス信号を発生する。このアドレ
ス信号は、組合わせ器12の前景における現在のピクセ
ルのビデオ・ラスタのアドレス位置(x、y)を定義す
る垂直成分及び水平成分を含んでいる。アドレス信号発
生器18は、2個の減算回路26及び30も具えてい
る。減算回路30は、ラテンシー・オフセット信号L及
び自動変換オフセット信号Nをその加数入力端及び減数
入力端に夫々受け、その結果のオフセット信号Rを減算
回路26の減数入力端に供給する。ラテンシー・オフセ
ットと同様に、自動変換オフセットNは、ビデオ・ラス
タのラインに沿ったピクセルの選択数を表す水平成分N
h 及びそのラスタのラインの選択数を表す垂直成分Nv
を含むベクトルと見做してもよい。よって、その結果の
オフセットRは、水平成分h=Nh ―Lh 及び垂直成分
v=Nv ―Lv を有するベクトルを定義する。減算回路
26は、その加数入力端にカウンタ22が供給したアド
レス信号を受る。減算回路26の出力信号は、ビデオ・
ラスタ内の位置(x―h、y―v)を表す。
【0022】読出し/書込みサイクルの書込み位置にお
いて、マルチプレクサ(MUX)28は、メモリ14の
アドレス信号として、減算回路26の出力信号を選択す
る。また、そのサイクルの読出し位置において、マルチ
プレクサ28は、アドレス・カウンタ22の出力信号を
選択する。よって、組合せ器12が発生する出力ピクセ
ルOUTPUT(x、y) が位置(x―h、y―v)でメモ
リ14にロードされ、位置(x、y)の内容、即ち、O
UTPUT(x+h、y+v) が入力ピクセルINPUT(x、y)
と組合わされ、OUTPUT(x、y) を発生する。
【0023】この動作は、次式で示すことができる。 OUTPUT(x、y) =f(INPUT(x、y)) +g(OUTPUT(x+h、y+h)) (1) なお、f及びgは、通常の循環ビデオ効果に関連した減
衰及び組合せ処理を含む関数である。
【0024】自動変換オフセットNが0に等しいなら
ば、循環オフセットRはLに等しく、所定読出し/書込
みサイクルにおいて、書込みアドレスは読出しアドレス
よりもラテンシー・オフセットLだけ遅れて、図1に示
す装置は、図2に示す装置と本質的に同じ方法で機能す
る。しかし、自動変換オフセットNが0でなく、組合せ
器12が出力したビデオのフレームがメモリ14に書込
まれ、引続き読出されるとき、このメモリから読出され
たフレームは、組合せ器12が発生した出力フレームよ
りも遅延しており、この出力フレームに対して、自動変
換オフセットNだけシフトしている。組合せ器12の出
力信号は、前景オブジェクトを表すが、減衰軌跡は、自
動変換オフセットNが形成したベクトルの方向に伸び
る。前景オブジェクトがラスタに対して移動しているか
否かに関わらず、この軌跡を出力するので、静的なオブ
ジェクトは、「吹いた風(wind blown)」として現れ
る。
【0025】循環メモリ14の出力に作用するために乗
算器16に供給された乗算係数は、マルチプレクサ20
が供給する。このマルチプレクサ20は、ブランキング
制御回路24の出力信号に応じて、減衰係数Cd 又は0
の何れかを選択する。ブランキング制御回路24は、ピ
クセル・クロック・パルス及びフレーム同期パルスを受
け、水平及び垂直ブランキング期間中に論理0出力信号
を発生し、それ以外の期間に論理1出力信号を発生す
る。マルチプレクサ20は、ビデオ・フレームのアクテ
ィブ・ラインのアクティブ・ビデオ部分期間中に減衰係
数Cd を選択し、それ以外の期間中に定数0を選択す
る。これにより、ビデオ・ラスタの一方の縁から他方の
縁への巻き込みを防ぐ。
【0026】Rの値が正に対して、即ち、vが正でhが
正に対して、フレームqでメモリ位置(x―h、y―
v)に書込まれたピクセル値OUTPUTx、y、q を、フ
レームq+1において、メモリから読出す。その結果、
前景ビデオ信号が表すオブジェクトがビデオ・ラスタに
対して移動するとき、このオブジェクトの移動に応答し
て生じる軌跡の動きが生じる。この際、オブジェクトの
動きに対して僅かな遅延があるので、その軌跡は粘着性
を表すように現れる。
【0027】Rの負の値、即ち、vが負か0であり、h
が負であるRの値の場合、フレームの後の方でアドレス
指定された位置に情報が書込まれたのと同じビデオ・フ
レーム内にて、の方でアドレス指定されたピクセル位
置から情報が得られる。
【0028】y=20、h=0、v=―1の場合を考察
する。単純化するために、ラテンシーL=0と仮定する
と、 OUTPUT(x、20)=f(INPUT(x、20)) +g(OUTPUT(x、19)) (1.1) となり、次のラインで、 OUTPUT(x、21)=f(INPUT(x、21)) +g(OUTPUT(x、20)) (1.2) となる。
【0029】式(1.1)及び(1.2)と、これらか
ら推定すると、ライン21はライン20で決まり、ライ
ン20はライン19で決まり、ライン19はライン18
で決まる。このように、第1ラインまで、以下同様に決
まる。このフレーム内(イントラ・フレーム)循環の結
果、前景オブジェクトがラスタ内で移動すると、いかな
る目立つ遅延も粘性を伴わずに軌跡が移動するので、こ
れから生じるオブジェクト及び軌跡は、単一のユニット
として現れる。
【0030】所定の読出し/書込みサイクルで書込みの
ためにアドレス指定された物理的メモリ位置が、そのサ
イクル期間中に読出しのためにアクセスされたアドレス
にあるとき、フレーム内循環が生じることが理解で
きよう。したがって、その結果のオフセットRが負で、
自動変換オフセットNがラテンシー・オフセットLより
も大きくするならば、フレーム内循環は単に生じること
ができる。
【0031】Rの負の値が与える効果は、Rの正の値が
与える効果よりも視覚的関心は低くなると信じられてい
る。また、いくつかの場合では、この効果の品質の差
は、Rの正の値の選択のみを許すのが望ましいとするこ
とである。しかし、これは、自動変換オフセット・ベク
トルの利用可能な方向の範囲を制限する。これは、オブ
ジェクトに対して軌跡の可能な方向の範囲を制限する。
【0032】循環処理のラテンシーを増やすことによ
り、フレーム内循環を避けることができる。本願発明者
による米国特許第4951144号「循環ビデオにじみ
効果」によれば、2次元にじみフィルタは、ラテンシー
のいくつかのラインを付加できる。フィルタと関連しな
いシフト・レジスタ又は小容量メモリの如き遅延を付加
することにより、付加的なラテンシーを達成できる。か
かるラテンシーは、下方向の自動変換の量を増加する一
方、フレーム内循環を避ける。
【0033】図3に示す2重循環メモリ14A及び14
B並びにアドレス信号発生器18’を用いることによ
り、自動変換オフセット・ベクトルの方向を制限するこ
となく、フレーム内循環を避けることができる。なお、
このアドレス信号発生器18’は、図3に示すごとく、
2重マルチプレクサ28A及び28Bを含んでいる。シ
ーケンスの奇数フレーム期間中、メモリ14Aは、書込
みイネーブル信号を受けると共に、その書込みアドレス
信号として減算回路26の出力信号も受ける一方、メモ
リ14Bは、読出しイネーブル信号を受けると共に、そ
のアドレス信号も受ける。偶数フレームでは、読出し及
び書込みイネーブル信号並びに読出し及び書込みアドレ
ス信号は、逆になる。
【0034】図3に示す回路は、自動変換オフセットN
を制限することなく、フレーム内循を避けられるとい
利点を有するが、2重フレーム・メモリを設けるため
のコストによる欠点もある。
【0035】本発明の好適実施例を示す図4に示す回路
は、自動変換オフセット・ベクトルの方向を制限するこ
となく、フレーム内循環を避ける。図4に示すごとく、
アドレス信号発生器18''は、リセットCLR及び値M
を受ける入力端を有するアキュムレータ40を具えてい
る。このアキュムレータは、フレーム同期パルスが発生
する度にMを増分する。減算回路42は、アドレス・カ
ウンタ22の出力信号からアキュムレータ40の出力信
号を減算し、マルチプレクサ28に供給する読出しアド
レス信号を発生する。減算回路26’は、減算回路42
の出力信号からオフセットM―Rを減算して、マルチプ
レクサ28に供給する書込みアドレス信号を発生する。
なお、R<Mである。図4の回路がどのように動作する
かを示すために、予備的な例を説明する。ここでは、結
果としてのオフセットRは、ラテンシー・オフセットL
に等しい。すなわち、N=0である。循環効果の前に、
次のフレーム同期パルスの発生時に、リセット信号はア
キュムレータ40をクリアする。その結果、第1フレー
ム期間中、アキュムレータの出力端が0値となる。ビデ
オ・データの第1フレーム期間中、第1減算回路42
は、アドレス・カウンタ22の出力信号からこの0を減
算して、読出しアドレスを発生する。減算回路26’
は、読出しアドレスから量M―Rを減算して、書込みア
ドレスを発生する。この例ではR=Lなので、書込みア
ドレスは、読出しアドレス―(M―L)である。よっ
て、書込みの物理アドレスは、(M―L)により、読出
しの物理アドレスからフレームの開始方向にずれる。
【0036】さらに、この同じ例に続いて、ビデオ・デ
ータの第2フレームの初めにおいて、フレーム同期パル
スは、リセット信号がないときに発生し、Mをアキュム
レータ40にロードする。このフレームの期間中、減算
回路42の出力端に発生した読出しアドレスは、アドレ
ス・カウンタ22の出力マイナスMである。よって、第
フレーム期間中にメモリ14から読出されたビデオ信
号は、第1フレーム期間中にメモリに書込まれたビデオ
信号からラテンシー・オフセットLだけずれており、ラ
スタに対する論理画像シフトない。また、減算回路
26’の出力端に発生した書込みアドレスは、アドレス
・カウンタ22の出力マイナス(2M−L)である。よ
って、再び、書込みのメモリ位置は、読出されるメモリ
位置から(M−L)だけずれる。
【0037】第3フレームの開始において、他のフレー
ム同期パルスは、アキュムレータ0の内容をMだけ増
加させる。(一般に、アキュムレータ40の出力信号
は、0の初期値及びMの共通差が定義する演算処理の要
素を構成する。)第3フレーム期間中、減算回路42の
出力信号は、アドレス・カウンタ22の出力信号マイナ
ス2Mであり、減算回路26’の出力信号は、このアド
レス・カウンタの出力信号マイナス(3M−L)であ
る。いま1度、書込まれるメモリ位置は、読出されるメ
モリ位置から(M−L)だけずれ、メモリから読出され
るビデオ信号は、以前のフレーム期間中にメモリに書込
まれたビデオ信号からラテンシー・オフセットLだけず
る。よって、論理画像シフトない。
【0038】そして、操作者が自動変換オフセット用に
所望値Nを選択して、その結果のオフセットRの最大量
がMよりも小さくなると、減算回路26’の減数入力端
が受けた値M−Rは常に正であり、この減算回路26’
の出力信号は、常に減算回路42の出力信号よりも小さ
い。よって、物理書込みアドレスは物理読出しアドレス
を常に追跡し、現在のフレーム期間中にメモリ14に書
込まれたピクセルOUTPUTx,y は、次のフレームま
でメモリから読出されない。この方法において、2重メ
モリに頼ることなく、フレーム内循環を避ける。
【0039】図4に示す回路を基にした動作原理は、自
動変換オフセット・ベクトルの大きさを制限し、フレー
ム毎にステップ状に増加する負のベース・オフセットを
物理書込みアドレスに与える。負ベース・オフセットに
おけるこのステップ増分は、その結果のオフセット・ベ
クトルの大きさよりも大きい。このステップ状に増加す
る負のベース・オフセットにより、物理書込みアドレス
が物理読出しアドレスを決して越さないことを確実にす
る。よって、所定フレーム期間中、組合せ器12の出力
信号は、同じフレーム内に順次読出しのためにアドレス
指定される位置に書込まれない。
【0040】アドレス・カウンタ22の範囲は、メモリ
14のアドレス範囲に等しく、減算器42及び26’の
出力信号は、メモリのアドレス範囲の終わりから初めに
戻るように巻き込まれる。よって、メモリ14は、エン
ドレス環状メモリのように機能するので、アキュムレー
タ40へのリセット入力は選択的なものである。これ
は、アキュムレータ出力信号において、このアキュムレ
ータの出力信号の絶対値ではなく、あるフレームから重
要な次のフレームへの変化のためである。
【0041】図5は、図4に示す回路の変形を示す。図
5に示すごとく、アキュムレータの出力信号を加算器4
4の一方の入力端に供給する。この加算器は、他方の入
力端にアドレス・カウンタ22の出力信号を受け、その
出力端が読出しアドレス信号及び書込みアドレス信号の
両方を循環メモリ14に供給するように接続されてい
る。
【0042】所定の読出し/書込みアドレス・サイクル
において、物理アドレスAのピクセル値をメモリ14か
ら読出して、メモリ14の入力端のピクセル値を同じ物
理アドレスに書込む。物理アドレスAから読出したピク
セル値は論理アドレスPを有するが、ラテンシーを処理
することにより、その読出し/書込みサイクルでメモリ
に書込まれたピクセル値の論理アドレスは、ラテンシー
Lにより、論理アドレスPからオフセットさている。よ
って、全体のフレームを読出し且つ書込みした結果、論
理画像は、ラテンシー・オフセットだけ、メモリ内で下
方向にシフトしている。アキュムレータへの入力MがL
に等しかったとすると、次のフレームにおいて、物理ア
ドレスA+Lから読出されたピクセル値は、前のフレー
ムで物理アドレスAから読出されたピクセル値と同じ物
理アドレスを有する。よって、論理画像は、ラスタに対
してシフトされない。MがLよりも大きければ、次のフ
レーム期間中、ピクセルは、MがLに等しいときよりも
早く読出され、軌跡がオブジェクトから上方向になる。
MがLよりも小さいと、ピクセルは、MがLと等しいと
きよりも遅く読出され、軌跡がオブジェクトから下方向
になる。
【0043】図6は、図4に示す回路の別の変形を示
す。図6の場合において、ロード可能なアドレス・カウ
ンタ22’は、フレーム同期パルスに応答して、アキュ
ムレータ40の出力信号をロードする。よって、加算
が、図5に示す独立した加算器44の代わりに、カウン
タ22’内で行われる。
【0044】上述の説明では、種々のオフセットを別個
の垂直及び水平成分として扱った。これは、アドレス・
カウンタとアドレス発生器の他の成分とが、ライン(垂
直)及びピクセル(水平)に対して独立に作用すること
が必要である。これは、オフセットの説明、特に、循環
メモリが、ビデオ信号をライン毎に蓄積する形式のラン
ダム・アクセス・メモリであるときに、便利である。し
かし、代わりに、フレーム全体に対してピクセルのみを
計数することが可能である。この場合、ラテンシー・オ
フセットLは、ラインのピクセル数(p)を垂直オフセ
ットのライン数(Lv )倍したものに、水平オフセット
のピクセル数(Lh )を加算したものに等しい。同様
に、自動変換オフセットNは、ラインのピクセル数
(p)を垂直オフセットのライン数(Nv )倍したもの
に、水平オフセットのピクセル数(Nh)を加算したも
のに等しい。よって、その結果のオフセットRは、次の
ようになる。 R=p*Lv +Lh ―p*Nv ―Nh
【0045】例えば、FIFO(ファースト・イン・フ
ァースト・アウト)メモリに蓄積することにより、キー
及びビデオ・データを線形の流れとして処理するとき
に、単一の数としてRを扱うことは便利である。FIF
Oメモリの概念モデルは、メモリ位置の線形配列である
が、ランダム・アクセス・メモリで実現してもよい。
【0046】図7は、組合せ器12の出力信号が表す画
像に対して、この組合せ器の第2入力信号が表す画像
を、図2〜4を参照して説明したランダム・アクセス・
メモリの代わりにFIFOメモリ14’を用いていかに
オフセットするかを示している。FIFOメモリ14’
内のメモリ位置の総数は、少なくともフレーム内のピク
セル数の2倍である。放送用ビデオ信号用の現在のデジ
タル・フォーマットでは、デジタルPALがフレーム当
たりのピクセル数が最も多いので(ライン当たり113
5ピクセルで、フレーム当たり625ラインで、総数は
フレーム当たり約710000ピクセル)、総ての標準
放送用ビデオ・フォーマットの装置を使用できるよう
に、FIFOメモリは少なくとも1420000メモリ
位置を有するように設計する。メモリ14’は、書込み
イネーブル入力端と読出しイネーブル入力端とを有す
る。書込みイネーブル入力がアクティブのとき、組合せ
器12から受けたキー及びビデオ・データをメモリに書
込む。そして、読出しイネーブル入力がアクティブのと
き、ファースト・イン・ファースト・アウトを基本とし
てキー及びビデオ・データをメモリから読出す。
【0047】図7に示す装置も、読出し及び書込みイネ
ーブル入力を制御するための読出し/書込み制御回路5
0を具えている。この読出し/書込み制御回路50は、
2個のダウン・カウンタ52、56を含んでいる。各フ
レームのアクティブ期間の開始の前に、ダウン・カウン
タ52の端子LOADのフレーム同期パルスは、その端
子INITの定数Cをこのダウン・カウンタ52にロー
ドする。このカウンタ52は、ピクセル・クロック・パ
ルスの発生毎に、下降係数をする。この定数Cは、フレ
ーム同期パルスとビデオ・フレームの約ライン10との
間に生じるピクセル・クロック・パルスの数に等しい。
現在の放送用ビデオ標準に応じて、フレームの約ライン
20まで、垂直ブランキング期間が続く。よって、ダウ
ン・カウンタ52は、「0に等しい出力信号」EQ0を
垂直ブランキング期間の中央付近で、例えば、アクティ
ブ・ビデオの開始の約10ライン前で発生する。ダウン
・カウンタ52のEQ0出力端を、セット・リセット・
フリップ・フロップ60のセット入力端Sに接続すると
共に、ダウン・カウンタ64のロード制御入力端LOA
Dにも接続する。このダウン・カウンタ64は、ロード
制御入力端がアクティブのときに、INIT端の値「フ
レーム長」をロードする。それ以外のときは、ピクセル
・クロック・パルス毎に下方に計数する。「フレーム
長」信号は、ビデオ・フレームの約ライン10とアクテ
ィブ・ビデオの終わりの後で選択されたラインとの間で
あるが、次のフレーム同期パルスの前のピクセル・クロ
ック・パルス数に等しい。ダウン・カウンタ64が0に
達すると、それは直ちにEQ0出力を上昇させる。ダウ
ン・カウンタ64のEQ0出力端は、セット・リセット
・フリップ・フロップ60のリセット入力端Rに接続さ
れるので、カウンタ64が0に達すると、それはフリッ
プ・フロップ60をリセットする。フリップ・フロップ
60の出力端は、FIFOメモリ14’の書込みイネー
ブル入力端に接続される。したがって、ダウン・カウン
タ52のEQ0出力信号が発生してから、ダウン・カウ
ンタ52のEQ0出力信号が発生するまで、FIFOメ
モリ14’の書込みイネーブル入力信号はアクティブで
ある。そうでなければ、この書込みイネーブル入力信号
は非アクティブである。したがって、循環効果が呼び出
されると、メモリ14’は、各フレームのアクティブ・
ビデオの開始前の約10ラインからアクティブ・ビデオ
の終わりの後まで、キー及びビデオ・データをロードす
る。
【0048】ダウン・カウンタ56は、各フレームの開
始前に数(C+R)をロードし、ピクセル・クロック・
パルス毎に下方に計数する。ダウン・カウンタ56が0
に達すると、それは直ちにそのEQ0出力を上昇させ
る。ダウン・カウンタ52がそのEQ0出力信号を発生
した後に、Rクロック・パルスが生じる。(Rが負なら
ば、ダウン・カウンタ56はダウン・カウンタ52より
前に0に達する。)ダウン・カウンタ56のEQ0出力
端は、アンド・ゲート70の一方の入力端に接続され
る。このアンド・ゲート70は、その第2入力端に「読
出しイネーブル」信号を受ける。循環効果が呼び出され
ると、組合せ器12の出力信号の第1フレームがメモリ
14’にロードされるまで、「読出しイネーブル」信号
が論理0に維持される。そして、論理1になる。よっ
て、FIFOメモリ14’がキー及びビデオ・データの
1フレームをロードするまで、「読出しイネーブル」信
号は、アンド・ゲート70をディスエーブルする。次の
フレーム同期パルスにおいて、数(C+R)をダウン・
カウンタ56に再びロードする。このダウン・カウンタ
56は、クロック・パルス毎に下方に計数する。ダウン
・カウンタ56が第2回目に0に達すると、「読出しイ
ネーブル」信号が論理1になる。その後、ダウン・カウ
ンタ56のEQ0出力信号が高になると、アンド・ゲー
ト70は条件を満足する(その入力が総て高になる)。
【0049】アンド・ゲート70の出力端をセット・リ
セット・フリップ・フロップ66のセット入力端S及び
ダウン・カウンタ68のロード入力端LOADに接続す
る。ダウン・カウンタ8のロード入力がアクティブの
とき、ダウン・カウンタ68は「フレーム長」値をロー
ドする。それ以外のときは、ダウン・カウンタ68がピ
クセル・クロック・パルス毎に下方に計数する。ダウン
・カウンタ68が0に達すると、それは直ちにEQ0出
力を上昇させる。ダウン・カウンタ68のEQ0出力端
をセット・リセット・フリップ・フロップ66のリセッ
ト入力端Rに接続するので、カウンタ68が0に達する
と、フリップ・フロップ66をリセットする。フリップ
・フロップ66の出力端をFIFOメモリ14’の読出
しイネーブル入力端に接続する。よって、「読出しイネ
ーブル」信号が論理1になった後、ダウン・カウンタ5
6のEQ0出力が発生したときから、ダウン・カウンタ
のEQ0出力が発生するまで、FIFOメモリ1
4’の読出しイネーブル入力は、アクティブである。そ
れ以外は、FIFOメモリ14’の読出しイネーブル入
力は、非アクティブである。各フレームにおいて、読出
しイネーブル信号は、「フレーム長」信号に等しい期間
だけアクティブであり、書込みイネーブル信号に対して
値Rにより時間的にオフセットされている。よって、メ
モリ14’は、可変遅延として動作し、正のRに対し
て、組合せ器12の出力信号を1フレームとR個のクロ
ック・パルスとの和だけ遅延させ、負のRに対して、2
フレームとR個のクロック・パルスとの和だけ遅延させ
る。これは、図1を参照して説明したように、ビデオ・
ラスタに対して、キー及びビデオ・データをシフトする
効果がある。所定の読出し/書込みサイクルにおいてメ
モリから読出されたデータは、組合せ器12の出力端に
て現在発生しているフレームよりも早いフレームから始
まっているので、フレーム内循環を避けられる。
【0050】読出し/書込み回路50は、キー及びビデ
オ・データがメモリ14’にロードされない期間が存在
、読出されたピクセルの数及び書込まれたピクセルの
数が等しくなるのを確実にする。よって、図7に示す回
路は、常に安定であり、メモリ14’のロードの開始に
おける状態を予想できる。
【0051】FIFOメモリ14’による遅延量は、所
定の制限内に抑えられる。書込み開始パルスが20ライ
ンの垂直ブランキング期間の中点ならば、Nは、マイナ
ス10ラインからプラス10ラインまでの遅延に対応す
る値を有する。Nが0ならば、FIFOメモリが与える
ビデオ信号は入力ビデオ信号と同相である。そして、入
力ビデオ信号は、静的なオブジェクトを表す。また、メ
モリ14’の出力ビデオ信号は、入力信号が表すのと同
じ位置のオブジェクトを表す。0から(0を含まない)
プラス10ラインまでの範囲に対応するNの値の結果、
FIFOメモリの出力端のビデオ信号が表すオブジェク
トは、入力するビデオのラスタに対して下方に移動され
る。よって、静的なオブジェクトの軌跡は、そのオブジ
ェクトから下方に延びて、減衰する。一方、マイナス1
0ラインから0までの(0を含まず)範囲に対応するN
の値の結果、オブジェクトは上方向に移動され、静的オ
ブジェクトの軌跡は、上方向に延びる。Nが1つのライ
ンのピクセルの数の整数倍に等しくなければ、オブジェ
クトは上又は下と同様に左又は右に移動される。
【0052】図7の場合、ロウパス・フィルタ72は、
メモリ14’の出力端及び組合せ器12の背景入力端間
の循環ループ内に接続されている。このロウパス・フィ
ルタ72を用いて、本願発明者による米国特許第495
1144号「循環ビデオにじみ効果」に開示されている
ごとく、循環にじみを達成できる。循環にじみにより、
ビデオ画像の特徴はフェード及びにじみとなり、時間及
び付加的なトリップの経過は、循環ループを通る。ま
た、上述の自動変換効果と組合わせると、その結果の
「吹いた風」効果が、非常に滑らかで、心地よいものに
なる。減衰係数Cdによる減衰も、フィルタ72内にお
いて影響される。
【0053】図7は、前景信号が表すオブジェクトから
得られる軌跡の巻き込みを防ぐ別の方法も示している。
前景ビデオの垂直及び水平ブランキング期間中、ブラン
キング制御回路24の制御下で動作するマルチプレクサ
20’は、組合せ器12の背景入力端BG用に定数0を
選択する。
【0054】図8は、図7に示す組合せ器12の出力信
号が定めるピクセル位置の配列の一部を概略的に示す。
フレーム同期信号及びピクセル・クロック信号が図8に
示す座標(x、y)のピクセル80を現在定義し、自動
変換オフセットNの水平成分Nh が+3で、垂直成分N
v が+3ならば、ラテンシー・オフセットLをした場
合、メモリ14’から読出された対応するピクセル値
は、座標(x+3、y+3)のピクセル用になる。自動
変換オフセットの値が同じ値を維持する限り、オブジェ
クトの現在の位置からの軌跡は、ピクセル80からピク
セル82の方向に伸びる。Nh 又はNv の値を交換する
と、軌跡の方向及び/又は長さが変化する。しかし、自
動変換オフセットの水平成分の値が3から2に変化する
と、その結果は、軌跡の方向の変化が知覚できるジャー
キンネス(jerkiness )となる。垂直オフセット成分の
値及び水平オフセット成分の値の両方を変化させること
により、例えば、hを+4にvを+5に増やすことによ
り、方向変化におけるジャーキンネスを低減できる。よ
って、読出されるピクセル値は、ピクセル84(x+
4、y+5)用のものである。しかし、自動変換オフセ
ットの長さ、そして軌跡の長さが変化する。この問題を
避けるために、図7に示すフィルタ66は、自動変換オ
フセットの水平及び垂直成分の準整数値用のピクセル値
を与える双1次内挿を含んでもよい。かかる内挿は、フ
ィルタ66内のフィルタ係数を、例えばフレーム毎に、
調整することにより影響される。そして、知覚できるジ
ャーキンネスのない方法で、自動変換オフセット・ベク
トルを、その大きさ及び/又は方向において変更でき
る。
【0055】本発明は、上述した特定の実施例に限定さ
れるものではなく、特許請求の範囲及びその均等で定め
た本発明の要旨を逸脱することなく種々の変更が可能な
ことが理解できよう。例えば、本発明は、米国特許第4
851912号に示した優先組合せ器の利用に限定し
て、入力ビデオ及び循環メモリの減衰した出力との組合
せに影響を与えたり、循環効果回路の出力と背景ビデオ
との組合せに影響を与えるだけのものではない。これら
何れの場合も、高度でないビデオ混合器や高度なビデオ
混合器を用いることができる。
【0056】また、本発明は、乗算器16は循環メモリ
の出力端に限定するものではなく、その入力端に設けて
もよい。循環にじみを用いた場合、ロウパス・フィルタ
の係数を調整することにより、乗算器16を実現でき
る。さらに、書込みを先に行うのを避ける基本的なオフ
セットの利用は、循環ビデオ効果に対する一般的なアプ
リケーションであり、自動変換オフセットを行う場合に
限定されないので、本発明は、自動変換オフセットの適
用する場合のみに制限されない。これは、図4のNを0
に等しく設定することにより達成できる。
【0057】
【発明の効果】上述のごとく本発明によれば、(循環)
メモリ手段を用いて残像効果を実行する際に、遅延した
ビデオ信号及び出力ビデオ信号を組合せ手段により組み
合わせるときに、出力ビデオ信号に対して遅延したビデ
オ信号を変換する。この際、メモリ手段をアクセスし、
出力ビデオ信号の所定フレーム期間中、第1記憶位置か
ら始まるメモリ手段の記憶範囲に出力ビデオ信号を書き
込むと共に、出力ビデオ信号の次のフレーム期間中に、
第1記憶位置からオフセットされた第2記憶位置から始
まるメモリ手段の記憶範囲から遅延したビデオ信号を読
み出すと共に、第1記憶位置からオフセットされた第
記憶位置から始まるメモリ手段の記憶範囲に出力ビデオ
信号を書き込む。また、第1記憶位置及び第2記憶位置
の間のオフセットを、メモリ手段の入力端及び出力端間
の遅延と、出力ビデオ信号に対する遅延したビデオ信号
の空間的変換とに応じて決定し、遅延したビデオ信号及
び入力ビデオ信号を組合せ手段手段により組合せて発生
した出力ビデオ信号内の静的オブジェクトがビデオ・ラ
スタで軌跡効果を表示する。よって、本発明は、フレー
ム内循環避けるための制御と、出力ビデオ信号内の静
的なオブジェクトに対しても軌跡効果を与えるための制
御とを、メモリ手段の読出しの記憶範囲及び書込みの記
憶範囲を制御するのみで行える。すなわち、2つの制御
をメモリ手段のアドレス制御のみで行えるので、構成及
び制御が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を示すブロック図である。
【図2】減衰する残像を発生する循環メモリ・ループ回
路の従来のブロック図である。
【図3】本発明の原理を示す別のブロック図である。
【図4】本発明の好適実施例のブロック図である。
【図5】図4の第1変形のブロック図である。
【図6】図4の第2変形のブロック図である。
【図7】環ビデオ自動変換を行うFIFOを基本とし
た回路のブロック図である。
【図8】ビデオ・フレームの一部を表す図である。
【符号の説明】
6 組合せ器 12 組合せ器(組合せ手段) 14 循環メモリ 16 乗算器 18、18” アドレス信号発生器(読出し/書込み制
御回路) 20、28 マルチプレクサ 22 アドレス・カウンタ 24 ブランキング制御回路 26、30 減算器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−111380(JP,A) 特開 昭64−46375(JP,A) 特開 平3−68282(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビデオ・ラスタによる画像を表すビデオ
    信号を処理する装置であって、 入力ビデオ信号及び遅延したビデオ信号を受け、上記入
    力ビデオ信号及び上記遅延したビデオ信号を組合わせ
    て、出力ビデオ信号を発生する組合せ手段と、 上記出力ビデオ信号を受けて一時的に蓄積し、上記遅延
    したビデオ信号を発生するメモリ手段と、 該メモリ手段をアクセスし、上記出力ビデオ信号の所定
    フレーム期間中、第1記憶位置から始まる上記メモリ手
    段の記憶範囲に上記出力ビデオ信号を書き込、上記出
    力ビデオ信号の次のフレーム期間中に、上記第1記憶位
    からオフセットされた第2記憶位置から始まる上記メ
    モリ手段の記憶範囲から上記遅延したビデオ信号を読み
    出すと共に、上記第1記憶位置からオフセットされた第
    記憶位置から始まる上記メモリ手段の記憶範囲に上記
    出力ビデオ信号を書き込む読出し/書込み手段とを具
    え、上記第1記憶位置及び上記第2記憶位置の間のオフセッ
    トを、上記メモリ手段の入力端及び出力端の間の遅延
    と、上記出力ビデオ信号に対する上記遅延したビデオ信
    号の空間的変換とに応じて決定し、 上記遅延したビデオ信号及び上記入力ビデオ信号を上記
    組合せ手段により組合せて発生した上記出力ビデオ信号
    内の静的オブジェクトが上記ビデオ・ラスタ上で軌跡効
    果を表示する ことを特徴とするビデオ信号処理装置。
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