JP3090967U - ガスレンジ用カバー装置 - Google Patents

ガスレンジ用カバー装置

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JP3090967U JP2002003863U JP2002003863U JP3090967U JP 3090967 U JP3090967 U JP 3090967U JP 2002003863 U JP2002003863 U JP 2002003863U JP 2002003863 U JP2002003863 U JP 2002003863U JP 3090967 U JP3090967 U JP 3090967U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ガスレンジのトッププレート後端部に排熱孔が
あると、うっかりその排熱孔に手を触れてしまうことが
ある。 【解決手段】水平な姿勢でガスレンジ10の上面を覆っ
た倒伏位置とガスレンジ10の後ろから垂直な姿勢で起
立した起立位置との間で起伏されるカバーを備えたガス
レンジ用カバー装置1に、排熱孔ガード51を設けた。
この排熱孔ガード51は、格子形に形成されると共に倒
伏位置に来たカバー31の後端部下方に水平な姿勢で位
置するように取り付けられる。従って、油の飛散や熱輻
射が背後の壁に及ぶのをカバー31が防止し、カバー3
1を調理器具などの置台代わりに利用できるだけで無
く、ガスレンジ10の排熱孔12に手が触れるのを排熱
孔ガード51が確実に阻止する。また、排熱孔ガード5
1が五徳15による調理器具載置面を後へ広げる形にな
るため、これを、鍋などの一時的な置き台として利用す
ることもできる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ガスレンジ用カバー装置に関する。詳しくは、ガスレンジの上面に 対して起伏自在なカバープレートを備えていて、ガスレンジ本体又はレンジ台の 甲板に設置されることで、当該ガスレンジの上面を覆う状態とこの上面を開放し た状態に選択的に切り替えるカバー装置に関するものであり、特に、トッププレ ートの後端部にグリル用の排熱孔が設けられている型式のガスレンジに用いて有 益なガスレンジ用カバー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種のカバー装置は、基本的に、ガスレンジの本体部に直付けされるブラケ ット又はレンジ台の甲板上に据え置かれるプレート部材などの据付けベースと、 この据付けベースに回動自在に支持されたカバーと、ストッパー等で構成されて いて、ガスレンジを使用するときはカバーを起立姿勢にして背後への油飛散や熱 輻射を防止し、ガスレンジを使用しないときはカバーを水平な倒伏姿勢に倒して 当該ガスレンジの上面を覆うことでガスレンジを保護したりキッチン用品等を乗 せたり料理台の代わりとして使用できるようになっている。 このようなカバー装置が記載されたものとしては、例えば、登録実用新案第3 038614号公報や、同3050074号公報がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、最近のガスレンジは、グリルの排熱孔をトッププレートの後端部に 設けたものが多い。この型式のガスレンジは、五徳に乗せた鍋等の取っ手をグリ ルバーナーによる燃焼ガスで焦がしてしまうようなことはほぼ防止できるが、そ の反面、排熱孔の下方が見えないために危険性を感じ難いということがあって、 使用中に排熱孔の近くに手を延ばしてうっかり火傷をする虞れがある。
【0004】 本考案は上記した従来の問題点に鑑みて為されたものであり、トッププレート の後端部に排熱孔が設けられている型式のガスレンジに使用すると、その排熱孔 に対する安全機能を果すと共に、その安全機能を果たす部材を調理器具の一時的 な置き場所としても利用できる新規なガスレンジ用カバー装置を提供することを 目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、請求項1に記載したガスレンジ用カバー装置は、 ガスレンジの本体部又はレンジ台の甲板に設置される据付けベースと、水平な姿 勢で当該ガスレンジの上面を覆った倒伏位置と該ガスレンジの後ろから垂直な姿 勢で起立した起立位置との間を移動するように上記据付けベースに回動自在に支 持されたカバーと、ほぼ格子形に形成されると共に前記据付けベースに取り付け られ倒伏位置に来たカバーの後端部下方に水平な姿勢で位置する排熱孔ガードと を備えたことを特徴とするものである。
【0006】 本考案によれば、これをトッププレートの後端部に排熱孔がある型式のガスレ ンジの本体部叉はその型式のガスレンジが組み込まれたレンジ台の甲板に設置し たときは、排熱孔ガードが必然的に当該ガスレンジの排熱孔を上から覆う。 従って、油の飛散や熱輻射が背後の壁などに及ぶのをカバーが防止したり、ま たこのカバーを調理器具などの置台代わりに利用できるだけで無く、うっかり当 該ガスレンジの排熱孔近くに手を延ばすようなことがあっても、排熱孔ガードで 邪魔されて排熱孔に直接触れてしまうのを確実に阻止される。 排熱孔ガードは格子形に形成されていることで熱を蓄え難いので、排熱孔から 出る燃焼ガスによって過熱されてしまう虞は無い。
【0007】 請求項2に記載したガスレンジ用カバー装置は、請求項1に記載したガスレン ジ用カバー装置において、据付けベースはレンジ台の甲板に載置される形態のも のであって当該ガスレンジの左右両脇に各別に位置する側壁を有し該側壁の上側 縁に切欠きが形成されており、排熱孔ガードは、脚と左右両端部に位置した係合 部を有し該係合部を上記切欠きに係合させ且つ脚をガス台の甲板などに置くこと で取り付けられることを特徴とするものである。
【0008】 このようにすると、排熱孔ガードは、その係合部を側壁の切欠きに係合させる と共に脚をガス台の甲板などに着けることによって高さ位置と水平方向における 位置が定まって取付けが完了するので、排熱孔ガードの着脱を極めて容易に行う ことができる。 係合部や脚の形態としてはいろいろ考えられるが、排熱孔ガードの格子形を構 成している骨材の端を所要の形状、例えばクランク形に折り曲げ加工すれば製作 が簡単で済む。 また、据付けベースの側壁に設ける切欠きの形態としては、排熱孔ガードの骨 材の直径とほぼ同じ幅を有する半円形やU字形、又は所謂Jスロット形などが考 えられ、Jスロット形にした場合は、着脱が面倒にならずに排熱ガードの取付け 状態をより安定に保持することができる。
【0009】 請求項3に記載したガスレンジ用カバー装置は、請求項1叉は2に記載したガ スレンジ用カバー装置において、排熱孔ガードの高さ位置を、倒伏位置に来たカ バーに下から近接する位置にしたことを特徴とするものである。 通常、この種のカバー装置において、倒伏位置に来たカバーの高さは当該ガス レンジに設けられている五徳に上から近接する高さに設定されるので、排熱孔ガ ードの高さを請求項3のように設定すると、この排熱孔ガードは当該ガスレンジ の五徳とほぼ同じ高さに位置する。 従って、排熱孔ガードは五徳が構成する調理器具載置面を後へある程度拡張す る形になるので、この排熱孔ガードを、鍋などをコンロバーナーの真上から外れ た位置に一時的に逃がして置くための器具置き台等として利用することができる 。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下に、本考案の実施の形態に係るガスレンジ用カバー装置1を図面に従って 説明する。ここに示すカバー装置1は、本考案を、レンジ台の甲板上に据え置く タイプに適用したものである。
【0011】 〔A.レンジ台〕(図1〜図4) 先ず、カバー装置1が据え付けられるレンジ台4とガスレンジ10の一例を説 明する。3は、レンジ台4や流し台5が組み合わされて成るシステムキッチンを 示し、ガスレンジ10は、そのトッププレート11がレンジ台4の甲板4aから 突き出た状態で該レンジ台4に組み込まれている。トッププレート11は、その 後端部が排熱孔12になっていて、その余の領域が浅い汁受け凹部13になって いる。排熱孔12は、比較的小さな矩形の孔が前後2列で左右方向へ多数配列さ れた形になっている。汁受け凹部13には、3つのコンロバーナー14(図面で はバーナーキャップのみ示してある)が突き出ると共に、このコンロバーナー1 4より多少高い五徳15が置かれている。 また、ガスレンジ10の内部にはグリル16(図面では扉だけを示してある) が設けられており、このグリル16の図示しないグリルバーナーによる燃焼ガス は上記排熱孔12から放出される。 17は、システムキッチン3の後ろにある壁を示す。
【0012】 〔B.カバー装置〕(図1〜図6) カバー装置1は、左右対称形をした2つの据付けベース21及び21´と、カ バー31と、支点ピン40及びストッパピン41と、ロックレバー45と、排熱 孔ガード51とで構成されている。以下の説明において方向を言うときは、図1 における左斜め下方へ向かう方向を前側とし、右斜め下方へ向かう方向を左側と する。
【0013】 〔B−1.構造〕 〔B−1−a.据付けベース〕(図1〜図6) 据付けベース21と21´は前後方向へ延びる水平な帯板状を為す底板22と 、該底板22の一側縁から折り起こされた側壁23とが一体に形成されており、 底板22の下面には軟質エラストマー製の粘着マット27が貼り付けられている 。側壁23は、その後端部が背の高い支持壁部24になっていて、その余の部分 は背が低く、この背が低い部分の上側縁におけるほぼ中間位置にU字形をした切 欠き25が形成されている。
【0014】 支持壁部24における一番高い後端部の丈は、レンジ台4の甲板4aから五徳 15の上面までの高さH(図4参照)より多少高くなっていて、この部分には、 その上側縁に開口したほぼU字形の切欠き24aが形成されると共に、該切欠き 24aの下に縦長の長孔24bが形成され、この長孔24bの下から水平な下支 え片24cが内側へ向けて切り起こされている。また、支持壁部24の前側縁は 、2つの円弧が順次前下方へ向けて連続して延びるような階段様に形成されてお り、この2つの円弧の上側のものが案内縁24dで、この案内縁24dの下端が 別の円弧に続く水平な部分がストッパ縁24eになっている。案内縁24dは、 長孔24bの上端部を中心とする円弧になっている。
【0015】 〔B−1−b.カバー〕(図1〜図6) カバー31は、カバープレート32とこれに取り付けられた補強板35とから 成る。 カバープレート32は、ガスレンジ10の平面形状より一回りほど大きい矩形 の平板状をした主部32aと、該主部32aの外周縁ほぼ全体から折り起こされ た背の低い周壁32bとで形成されており、前側2つの隅角部には周壁32bの 丈よりやや高い脚33が取り付けられている。
【0016】 周壁32bの左右両側部の後端部には補強板35が外側から取り付けられてい る。この補強板35は、ほぼ短冊形をした主部35aとこの主部35aの一端部 からその幅方向へ向けてほぼ扇形に張り出した張出し部35bとが比較的厚い金 属板で一体に形成されており、側方から見て概ねL字形を為す。主部35aの長 手方向両端部はその余の部分に対して板厚方向へその厚み分程度打ち出されてお り、この打ち出された部分がハトメによって周壁32bに固定されている。主部 35aは周壁32bに重なり、張出し部35bは周壁32bからはみ出している 。 そして、主部35aの長手方向における中間部には、この方向で互いに離間し た支点ピン用螺孔36とストッパピン用螺孔37が、一端側からこの順に形成さ れており、張出し部35bの円弧縁は支点ピン用螺孔37を中心とした摺接縁3 8になっている。
【0017】 〔B−1−c.支点ピン、ストッパピン、カバーの起伏〕(図1〜図6) 支点ピン40及びストッパピン41にはいずれもボルトを使用しており、その 頭部の外周面にはローレットが形成されていて、容易に手回しできるようになっ ている。 支点ピン40は支持壁部24の長孔24bを通して補強板35の支点ピン用螺 孔36に取り付けられ、ストッパピン41は補強板35のストッパピン用螺孔3 7に取り付けられている。これら支点ピン40とストッパピン41は、図2等を 見て分かるように、その頭部が支持壁部24より外側に残された状態で取り付け られる。 しかして、支点ピン40は長孔24bの範囲内である程度上下に移動できる状 態で設けられ、カバー31はこの支点ピン40を回動中心として回動可能なるよ うに据付けベース21、21′に支持される。
【0018】 カバー31は、図1、図4及び図6に示す起立位置と図3に示す倒伏位置との 間で起伏される。 即ち、ストッパピン41が図6に実線で示すように支持壁部24の切欠き24 aに落ちた状態では、このストッパピン41と支点ピン40が垂直線上に並ぶこ とでカバー31が垂直に立った起立姿勢にされ、この状態は、ストッパピン41 が切欠き24aによって前後方向への動きを止められることで保持される。この 状態において、支点ピン40は長孔24bの下端部に位置し、補強板35の摺接 縁38は図6に示すように下支え片24cのほぼ前脇に位置する。
【0019】 この状態から、図6に二点鎖線で示すように、支点ピン40が長孔24bの上 端部に来るまでカバー31を持ち上げると、ストッパピン41が切欠き24aか ら上に抜けるので、カバー31を前下方へ倒すことができる。この前下方への倒 しは、図3に示すように、ストッパピン41が支持壁部24のストッパ縁24e に当った位置(この位置が「倒伏位置」である)まで可能であり、カバー31は この位置まで倒されると丁度水平な姿勢になる。
【0020】 尚、起立姿勢になっているカバー31を持ち上げると、図6を見て分かるよう に補強板35の摺接縁38の一端が下支え片24cの上面とほぼ同じ高さに来る ので、この状態からカバー31を多少でも前に倒すと、摺接縁38が下支え片2 4cに乗り上げて行く(図3参照)。従ってここからは、カバー31を持ち上げ ていた力を抜いても、カバー31は長孔24bの上端部に来ている支点ピン40 を中心としてスムーズに回動するので、カバー31に対する操作は、これを静か に倒して行くだけのことで済む。
【0021】 〔B−1−d.ロックレバー〕(図1〜図3、図5、図6) ロックレバー45は、起立位置へと移動させたカバー31が不用意に倒れない ようにロックするためのもので、その下端部が左側の支持壁部24における下後 ろ隅角部に回動自在に支持され、上端部近くに設けられている切欠き45aをス トッパピン41の軸部に係合させることで該ストッパピン41の上方への移動を 阻止する。このロックレバー45には指掛け片45bが折り起し状に形成されて いる。
【0022】 〔B−1−e.排熱孔ガード〕(図1〜図6) 排熱孔ガード51は、横断面円形の比較的太いステンレス製線材を縦横に組む ことで格子形に形成されており、左右方向へ互いに平行に延びる5本の横桟52 と、前後方向へ延びる5本の縦桟53とで構成されている。横桟52と縦桟53 は、縦桟53が横桟52に下から接する状態で交差し、その各交点で溶接されて いる。5本の横桟52のうち、後側から二番目のものの両端部は下方へ直角に曲 げることで脚52aを構成し、一番前側のものの両端部は下外方へ向けてクラン ク形に屈曲した係合部兼用脚52bを構成している。
【0023】 これら脚52a及び係合部兼用脚52bはその余の3本の横桟52の端より多 少長く延びており、左右の脚52aどうしの距離は左右の据付けベース21、2 1′の側壁23どうしの距離より多少短く、左右の係合部兼用脚52bの先端間 の距離は側壁23どうしの距離より多少長い。 また、5本の縦桟53の中間のものは、1本の線材をほぼU字形に折り曲げる と共に、その折返し部が脚53aを為すように下へ向けて直角に折り曲げてある 。 このような形の排熱孔ガード51の前後幅はガスレンジ10の排熱孔12の前 後幅よりやや大きい。 脚52aと係合部兼用脚52bの高さは、レンジ台4の甲板4aから五徳15 の上面までの前記高さHより稍短くしてある。
【0024】 排熱孔ガード51は、その一部を左右の据付けベース21と21′に掛け渡し た水平な姿勢で着脱自在に取り付けられる。即ち、排熱孔ガード51は、左右の 係合部兼用脚52bの水平な中間部を据付けベース21と21′に形成されてい る前記切欠き25に各別に係合させると共に、横桟52の脚52aを据付けベー ス21、21′の底板22に乗せることで取り付けられる。脚53aは、カバー 装置1がレンジ台4に据え置かれたときその甲板4aに着く。このように取り付 けられた排熱孔ガード51の上面は、倒伏位置に来たカバー31に下から近接す るところに位置する(図3参照)。 ガスレンジ用カバー装置1は以上のように構成されている。
【0025】 〔B−2.使用方法と作用〕(図1〜図4) 次に、ガスレンジ用カバー装置1の使用方法と作用等を説明する。 このカバー装置1を据え付けるときは、据付けベース21、21′をレンジ台 4の甲板4a上に載置するだけで完了する(図1参照)。この場合、据付けベー ス21、21′を、ガスレンジ10の後ろ半部の両脇に位置させる。排熱孔ガー ド51の脚53aは甲板4aに着く。
【0026】 これにより、カバー31の回動中心を為す支点ピン40が当該ガスレンジ10 の背後の左右両脇に位置するので、カバー31を起立位置へと移動させた場合は このカバー31が図1に示すようにガスレンジ10の背後から垂直に立ち、カバ ー31を倒伏位置へと移動させた場合は、このカバー31が図3に示すように水 平な姿勢でガスレンジ10の上面全体を覆うことになる。そして、排熱孔ガード 51は、ガスレンジ10における五徳15の後側にそれとほぼ同じ高さに位置し て排熱孔12のほぼ全体を覆う(図2、図4参照)。
【0027】 しかして、カバー31を倒伏位置へと移動させた状態では、ガスレンジ10に 直接物が当ったりする何らかの衝撃をカバー31が保護すると共に、カバー31 を調理器具などの置台代わりとしたり調理台の代わりとして使用することができ る。尚、カバー31を倒伏位置へと移動させると、その脚33がレンジ台4の甲 板4aに着くので、カバー31に物を載せても、支点ピン40や支持壁部24等 に無理な力がかかることは無い。 また、この状態からカバー31を起立位置へと移動させれば、ガスレンジ10 の上面全体が露出して、カバー31が後側の壁17を覆う。ガスレンジ10の使 用はこの状態で行う。従って、壁17に油が飛んだり燃焼炎や輻射熱が及ぶのを 防止できる。
【0028】 そして、排熱孔ガード51がガスレンジ10の排熱孔12のほぼ全体を覆うの で、うっかりこの排熱孔12近くに手を延ばすようなことがあっても、排熱孔ガ ード51で邪魔されて排熱孔12に直接触れてしまうのを確実に阻止される。排 熱孔ガード51は格子形に形成されていることで熱を蓄え難いので、排熱孔12 から出る燃焼ガスによって高温になる虞は無い。
【0029】 更に、この排熱孔ガード51は、五徳15とほぼ同じ高さに位置するため、五 徳15が構成する調理器具載置面を排熱孔ガード51が後へある程度拡張する形 になる。従って、例えば図4に示すように、鍋などをコンロバーナー14の真上 から外れた位置に一時的に逃がして置くための鍋置き台等として排熱孔ガード5 1を利用することもできる。
【0030】 この排熱孔ガード51が邪魔である場合や洗浄したりする場合はこれを取り外 せば良い。この取外しは、排熱孔ガード51を持ち上げるだけの1動作で済む。
【0031】 以上、本考案の実施の形態を説明したが、本考案の具体的構成がこの実施の形 態に限定されるものでは無く、本考案の要旨から外れない範囲での設計変更等が あっても本考案に含まれる。 例えば、実施の形態においては、排熱孔ガードの脚を左右両端と中間の合計3 箇所設けたが、この脚は左右両端だけにしても良い。 また、実施の形態においては、本考案を、レンジ台の甲板上に据え置かれるタ イプに適用したが、本考案は、ガスレンジの本体部に直に取り付けるタイプにも 適用することができる。その場合は、据付けベースをガスレンジの本体部にネジ などで取り付けるブラケット形のものにすれば良い。
【0032】
【考案の効果】
以上のように、本考案によれば、これをトッププレートの後端部に排熱孔があ る型式のガスレンジの本体部叉はその型式のガスレンジが組み込まれたレンジ台 の甲板に設置したときは、排熱孔ガードが必然的に当該ガスレンジの排熱孔を上 から覆うので、油の飛散や熱輻射が背後の壁などに及ぶのをカバーが防止したり 、またこのカバーを調理器具などの置台代わりに利用できるだけで無く、うっか り当該ガスレンジの排熱孔近くに手を延ばすようなことがあっても、排熱孔ガー ドで邪魔されて排熱孔に直接触れてしまうのを確実に阻止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態に係るガスレンジ用カバー
装置をレンジ台に設置した状態で示す斜視図である。
【図2】図1のA−A線に沿って切断した拡大水平断面
図である。
【図3】図1に示すガスレンジ用カバー装置を、そのカ
バーが倒伏位置に来た状態で示す側面図である。
【図4】図2のB−B線に沿って切断した要部拡大断面
図である。
【図5】図1に示すガスレンジ用カバー装置の分解斜視
図である。
【図6】図1に示すガスレンジ用カバー装置を、カバー
が起立位置に来た状態で示す要部拡大側面図である。
【符号の説明】
1…ガスレンジ用カバー装置 4…レンジ台 4a
…甲板 10…ガスレンジ 21…据付けベース 21´…
据付けベース 23…側壁 25…切欠き 31…カバー 51
…排熱孔ガード 52a…脚 52b…係合部 53a…脚

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガスレンジの本体部又はレンジ台の甲板に
    設置される据付けベースと、水平な姿勢で当該ガスレン
    ジの上面を覆った倒伏位置と該ガスレンジの後ろから垂
    直な姿勢で起立した起立位置との間を移動するように上
    記据付けベースに回動自在に支持されたカバーと、ほぼ
    格子形に形成されると共に前記据付けベースに取り付け
    られ倒伏位置に来たカバーの後端部下方に水平な姿勢で
    位置する排熱孔ガードとを備えたことを特徴とするガス
    レンジ用カバー装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載したガスレンジ用カバー装
    置において、据付けベースはレンジ台の甲板に載置され
    る形態のものであって当該ガスレンジの左右両脇に各別
    に位置する側壁を有し該側壁の上側縁に切欠きが形成さ
    れており、排熱孔ガードは、脚と左右両端部に位置した
    係合部を有し該係合部を上記切欠きに係合させ且つ脚を
    ガス台の甲板などに置くことで取り付けられることを特
    徴とするガスレンジ用カバー装置。
  3. 【請求項3】請求項1叉は2に記載したガスレンジ用カ
    バー装置において、排熱孔ガードの高さ位置を、倒伏位
    置に来たカバーに下から近接する位置にしたことを特徴
    とするガスレンジ用カバー装置。
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