JP3090967B2 - 育苗用播種装置 - Google Patents

育苗用播種装置

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JP3090967B2
JP3090967B2 JP03068607A JP6860791A JP3090967B2 JP 3090967 B2 JP3090967 B2 JP 3090967B2 JP 03068607 A JP03068607 A JP 03068607A JP 6860791 A JP6860791 A JP 6860791A JP 3090967 B2 JP3090967 B2 JP 3090967B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばレタス、キャベ
ツ、ブロッコリ、白菜などのポット苗を生産するため
に、内部を縦横に区画した育苗箱を利用して播種をする
育苗用播種装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のポット苗のための育苗用播種装置
においては、種子が灌水、覆土などによって動かされな
いように、育苗箱の内部を縦横に区画してポット部を形
成し、その内部に床土を入れ、このポット部内の床土の
上面中央に播種凹部を形成し、この播種凹部内に種子を
播種するものであり、播種装置は外周に多数の凹部を有
する播種ロールを育苗箱の搬送と同期させながら回転さ
せ、播種ロールの真下にきた凹部から種子を落下して、
育苗箱の播種凹部に1列毎に供給するようになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術では、米
のように比較的大きい種子を播種するには支障はない
が、レタス、キャベツなどのように、コーティングをし
ても小粒である種子を1〜3粒ずつ播種する場合は、播
種ロールは回転しているために、凹部を小さくするとホ
ッパから種子が入り難く、播種ロールは回転し且つ育苗
箱は直線移動しているために、播種凹部に同期させなが
ら正確に落下供給することが困難になっている。
【0004】また、育苗箱を間隙を有して連続搬送する
場合、播種ロールは回転しているため、種子の始末が悪
く、不本意に育苗箱内に入ったりすることがある。これ
は播種ロールの駆動系にクラッチを設けることにより、
ある程度解決できるが、播種ロールの回転を停止した後
に再開するとき、つぎの育苗箱の播種凹部との同期がと
り難く、播種を不正確にすることがある。
【0005】本発明は、間欠搬送される育苗箱を検知し
て、育苗箱の搬入信号により係合体作動具を介して係合
体を作用状態にし、この係合体をホーム位置にある播種
板に係合して直線往復動させて、種貯留部内で種子を受
け取った播種板3の種穴を離脱位置まで移動し、この離
脱位置で種穴から種子を落下して播種することことによ
り、育苗箱を間隙を有して連続的に搬送しても、育苗箱
搬送を停止して次に再開するときも、各育苗箱内の播種
凹部に正確に播種できるようにした育苗用播種装置を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明における課題解決
のための具体的手段は、ホッパ11の下方に形成された
種貯留部4と、この種貯留部4の底部に配置されていて
所要粒の種子1を収納する多数の種穴2を有する播種板
3と、この播種板3を育苗箱搬送方向に往復動自在に支
持する固定台5と、この固定台5の種貯留部4対応部の
外側に形成された種落下口6の下方に配置されていて種
子1を育苗箱7に案内するシュート8と、育苗箱7を間
欠的に搬送する育苗箱搬送機構15と、育苗箱7が搬入
されてから搬出されるまでの間、育苗箱7の搬送に同期
して種穴2を種貯留部4内から種落下口6対応位置まで
往復動させるべく播種板3を駆動する播種板駆動機構1
6とを有し、前記播種板駆動機構16は、育苗箱7の搬
入を検知する第1検知センサ23からの信号により駆動
源からの動力で播種板3と同一方向に往復動するスライ
ダ19と、このスライダ19上設けられていて作用状
態で播種板3と係合する係合体20と、育苗箱7が播種
位置に存在することを検知する第2検知センサ24から
の信号により係合体20を作用状態にする係合体作動具
21と、係合体20と離脱した播種板3をホーム位置に
戻す戻し部材49とを有することである。
【0007】
【作用】装置内に育苗箱7が搬入されると第1センサ2
3がこれを検知し、駆動源を作動してその動力によりス
ライダ19を往復動する。育苗箱7が播種位置に達する
と第2センサ24が育苗箱7の存在を検知して係合体作
動具21を作動し、スライダ19上の係合体20を作用
状態する。係合体20はスライダ19の移動により播種
板3側に移動してホーム位置にある播種板3と係合し、
スライダ19と一体的に播種板3を固定台5上で育苗箱
搬送方向に往復動させる。
【0008】播種板3は往復動することにより、それに
形成した多数の種穴2がホッパ11の下方に形成された
種貯留部4に入り、所要粒の種子1を収納する。多数の
種穴2は直線移動するので、また往動から復動に切り替
わるときに瞬間的に停止するので、種子1は正確に収納
される。播種板3が復動してその種穴2が固定台5の種
貯留部4対応部の外側に形成された種落下口6に対向す
る位置まで移動すると、種穴2の下方が開放されて種子
1が落下する。このときも播種板3は移動方向が逆転す
るために瞬間的に一旦停止し、種子1は確実に排出され
る。
【0009】播種位置に育苗箱7間の間隙が対応する
と、または播種位置に育苗箱7がなくなると、これを第
2センサ24が検知して係合体作動具21の作動を解除
し、スライダ19と播種板3の係合を解除する。係合が
解除されると播種板3は、戻し部材49によってホーム
位置に戻され、次の育苗箱7の搬入に備えられる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基ずいて説明
する。図6、7において、播種機Aの全体構成は、機フ
レーム30に搬送装置Bが組み込まれ、その上に床土装
置C、鎮圧ローラD、スクレーパE、床土ブラシF、播
種凹部形成装置G、播種装置H、灌水装置J、覆土装置
K及び覆土ブラシLが搭載されている。
【0011】育苗箱7は外箱31にセルトレイ32を挿
入して構成され、内部はセルトレイ32によって縦横に
区画され、多数のポット部9が縦横に配列形成されてい
る。この育苗箱7はまず、搬送装置Bの第1ベルトコン
ベヤ33上に置かれ、床土装置C内を通って所要量の床
土が供給され、鎮圧ローラDで鎮圧された後、セルトレ
イ32の上面と摺接するスクレーパEによって余剰土が
排除され、続いて床土ブラシFによって床土量が適性化
される。
【0012】播種凹部形成装置Gは型付けローラ34の
外周に軸方向及び周方向に多数の突起35配設したもの
であり、第1ベルトコンベヤ33からの動力によって育
苗箱7の搬送速度と同期して回転する。この回転する突
起35によって、床土装置Cから送られてきた育苗箱7
は、各ポット部9の床土上面中央に所要深さの播種凹部
36が横1列づつ連続的に形成される。前記型付けロー
ラ34の外周面は床土ブラシFと摺接されていて、常に
清掃されている。
【0013】播種凹部36形成後の育苗箱7は播種装置
Hに送られ、播種装置Hの育苗箱搬送機構15によって
2ピッチづつ間欠送りされ、2列のポット部9の各播種
凹部36に同時に播種される。播種後の育苗箱7は搬送
装置Bの第2ベルトコンベヤ37によって搬送され、灌
水装置Jで所要量の水及び薬剤などが供給され、覆土装
置Kで覆土を供給され、覆土ブラシLで覆土表面が均さ
れる。
【0014】図1〜5、7に示す播種装置Hにおいて、
装置フレーム40の左右側壁41が機フレーム30に固
定されており、この装置フレーム40の上部に操作ボッ
クス42とホッパ11とが固定され、左右側壁41の中
途部にモータMと固定台5とが取り付けられている。前
記固定台5は育苗箱搬送方向N(前方向)上向きに傾斜
しており、その上面には播種板3が育苗箱搬送方向Nに
往復動自在に配置されている。この播種板3とホッパ1
1との間には種貯留部4が形成されている。種貯留部4
は左右側壁41と前後の仕切り部材12F、12Rとに
よって仕切られており、播種板3が底壁となっていて、
ホッパ11から供給された種子1を一時的に貯留する。
種子1はコーティング種子又は裸種子で、種貯留部4の
中の少なくとも後下側に貯留され、前上の仕切り部材1
2F近くでは種子1は存在しなくとも良い。前記仕切り
部材12はブラシ又は板材で形成でき、前上の仕切り部
材12Fはブラシで形成することが好ましい。
【0015】前記播種板3は、側壁41に回転自在に支
持された複数のガイド輪43によって、円滑な往復動
と、左右位置規制と、固定台5からの離脱防止とが図ら
れている。この播種板3には多数の種穴2が横1列に形
成されている。この種穴2の個数は育苗箱7の横1列の
ポット部9の個数の整数倍、例えば2倍に設定されてい
る。
【0016】播種板3の往復動の範囲は、種穴2が種貯
留部4内の後下部にある位置から種貯留部4の外側へ離
脱する位置までであり、即ち、種穴2が種貯留部4で所
要粒の種子1を確実に収納し、そして、その種子1を余
剰種子を排除した状態で種貯留部4外の離脱位置に持ち
出し得るストロークになっている。種穴2は1列に多数
形成されていて、種貯留部4内では同一条件で種子1を
収納し、種貯留部4から同時に離脱することができるの
で、前記ストロークは短くても良い。
【0017】播種板3を支持する固定台5の前上部に
は、種貯留部4対応部の外側(離脱位置)には種落下口
6が形成され、種貯留部4から離脱した種穴2が対向可
能になっている。種穴2が種落下口6に対向すると、種
穴2に収納されていた種子1は種穴2から種落下口6を
通って落下する。固定台5の種落下口6の下方には、プ
ラスチック又は金属で形成された多数本のシュート8が
設けられている。各シュート8は上部が種穴2に対向可
能に1列に並べられているが、その下部は育苗箱搬送方
向2列(複数群)に分けられており、間欠搬送される育
苗箱7の2列のポット部9の各播種凹部36に同時に対
向可能になっている。
【0018】前記固定台5の前上方延長方向にはスライ
ダ19が配置されている。このスライダ19は播種板3
と同様に、側壁41に回転自在に支持された上下複数個
のガイド輪43によって、円滑な往復動と、左右位置規
制とが図られている。このスライダ19の下面にはラッ
ク44が取り付けられ、回動軸45に設けたピニオン4
6と噛合している。側壁41に固定のモータMの出力軸
と前記回動軸45とには、ギヤ47とディスク48とが
取り付けられ、互いにクランクロッド49で連結されて
おり、モータMの回転によってピニオン46を往復回動
し、スライダ19を直線往復移動可能にしている。
【0019】前記スライダ19の上面には、左右一対の
クラッチ爪(係合体)20が軸51を介して枢支され、
同じく軸52を介して枢支された回動体53の両端とリ
ンク54を介して連結されている。また、スライダ19
の上面にはソレノイド(係合体作動具)21も取り付け
られ、このソレノイド21の鉄心は回動体53に連結さ
れ、ソレノイド21を励磁することにより、左右クラッ
チ爪20をその先端が対向外方向に揺動(図3の実線位
置へ移動)するように構成されている。
【0020】左右各クラッチ爪20の先端部には、係合
凹部55と案内面56とが形成されている。この係合凹
部55は、スライダ19が播種板3側に進出したとき、
播種板3の上面のピン57と係合するものであり、係合
することにより播種板3をスライダ19と一体的に摺動
すべく連結する。この連結の際に、案内面56はピン5
7と当接して係合凹部55の係合を案内する。そして、
ソレノイド21を消磁することにより、クラッチ爪20
の係合凹部55はピン57から離脱する方向に揺動され
る。
【0021】播種板3と固定台5との間には、クラッチ
爪20と離脱した播種板3をホーム位置に戻す引っ張り
スプリング(戻し部材)49が設けられ、播種板3の復
動を助勢している。従って、スライダ19は播種板3を
主に往動させる役目をし、クラッチ爪20の係合を解除
すると、播種板3は種穴2が種貯留部4内に位置する状
態(ホーム位置)に保持される。
【0022】前記モータM、スライダ19、クラッチ爪
20、ソレノイド21、引っ張りスプリング49などに
よって、播種板駆動機構16が構成されている。装置フ
レーム40の外側には、搬送装置Bの一部を構成する育
苗箱搬送機構15が配置されている。この育苗箱搬送機
構15はモータMによって駆動されるもので、側壁41
の外面にコロ60を介して前後動自在に支持された一対
の連動棒61と、左右連動棒61間に架設された前1
本、後2本の支持棒62とで枠状の可動体17を構成
し、各支持棒62に左右一対の係合爪18を揺動自在に
設けている。そして、機フレーム30には取り付け板6
7を介して2本のガイドレール68が設けられ、育苗箱
7を第1ベルトコンベヤ33から移載可能になってい
る。69は係合爪18が垂下しないように最下姿勢を設
定する姿勢設定板で、支持棒62に固定されている。
【0023】装置フレーム40には回転軸63が支持さ
れ、この回転軸63の一端に設けたギヤ64はモータM
のギヤ47と噛合し、他端に設けたディスク65はクラ
ンクロッド66を介して連動棒61と連結されている。
従って、モータMが回転することにより、連動棒61を
直線的に前後往復動させ、総ての係合爪18を前後駆動
する。
【0024】左右係合爪18は前下向きになっていて、
セルトレイ32の左右側部のポット部9に係脱自在であ
り、前進するときにポット部9と係合して育苗箱7を2
列のポット部9に相当するストロークだけ前方移動さ
せ、後進するときはセルトレイ32の上面を摺動するだ
けとなり、これにより育苗箱7を間欠搬送する。装置フ
レーム40及び機フレーム30には検知手段22が設け
られており、この検知手段22は3個のセンサ23、2
4、25を有する。第1センサ23は最も搬入方向手前
(後部)にあって、播種装置Hへの育苗箱7の搬入を検
知してモータ(動力源)Mを作動させる。、第2センサ
24はシュート8の近傍にあって、播種位置に達した育
苗箱7を検知することにより播種板駆動機構16のソレ
ノイド21を励磁する。
【0025】第3センサ25は第1、2センサ23、2
4間に位置して、後続の育苗箱7の追突防止を行う。即
ち、第3センサ25は育苗箱7を検知しているときON
になっていて、第1センサ23がOFFになってもモー
タMの作動を維持する。しかし、育苗箱7の供給が途切
れて第1センサ23がOFFになったうえに、第3セン
サ25が最後の育苗箱7の後端から外れてOFFになる
と、モータMは停止する。そして、次に新たな育苗箱7
が搬入されて第1センサ23がONになると、モータM
が作動して育苗箱搬送機構15が駆動される。このとき
係合爪18が戻り行程にあって育苗箱7を直ちに送れな
くとも、新育苗箱7の先端と前記最後の育苗箱7の後端
との間には、2つのセンサ23、25の間隔によって設
定された間隙が形成され、新育苗箱7が最後の育苗箱7
に追突するのが回避される。
【0026】次に、播種機Aにおける一連の動作を説明
する。外箱31にセルトレイ32を挿入して育苗箱7を
構成し、これを搬送装置Bの第1ベルトコンベヤ33上
に載せて搬送する。搬送される育苗箱7はまず、床土装
置C内を通って所要量の床土が供給され、鎮圧ローラD
で鎮圧された後、セルトレイ32の上面と摺接するスク
レーパEによって余剰土が排除され、続いて床土ブラシ
Fによって床土量が適性化される。
【0027】所定量の床土が入った育苗箱7は、第1ベ
ルトコンベヤ33で送られながら播種凹部形成装置G内
に入って、搬送速度と同期しながら回転する型付けロー
ラ34の外周の突起35によって、各ポット部9の床土
中央に所要深さの播種凹部36が連続的に形成される。
その後、育苗箱7は第1ベルトコンベヤ33で播種装置
Hの入口まで送られ、ガイドレール68上に移載され
る。播種装置Hでは育苗箱7の搬入を第1センサ23で
検知し、モータMを作動して育苗箱搬送機構15と播種
板駆動機構16とを作動させる。育苗箱7は育苗箱搬送
機構15の係合爪18によって2ピッチづつ間欠送りさ
れる。この育苗箱7が播種装置H内の所定位置、即ち、
播種位置に達すると第2センサ24がこれを検知して、
播種板駆動機構16のソレノイド21を励磁する。
【0028】前記播種板駆動機構16ではモータMから
の動力によってスライダ19が往復動されており、この
スライダ19上に設けられたクラッチ爪20はソレノイ
ド21の励磁によって作用状態になり、播種板3側に移
動して播種板3上のピン57と係合し、播種板3をスラ
イダ19と一体的に移動させる。播種板3は固定台5上
で往復動し、横1列に形成された多数の種穴2を種貯留
部4内から離脱位置まで移動する。種貯留部4はホッパ
11の下方に位置して多量の種子1が貯留されており、
種穴2がこの内部に入ってくると全種穴2に略同一条件
で種子1が収納される。この時、播種板3は移動方向が
変わるために瞬間的に停止する。そして、種穴2が種貯
留部4から抜け出すために仕切り部材12の下方を通過
すると、または、それまでに播種板3が前上向き傾斜し
ていることにより、余剰の種子1が排除されて種穴2内
に所要粒の種子1が残る。
【0029】多数の種穴2は総て同時に、種貯留部4か
ら離脱して播種板3を支持する固定台5の種落下口6に
対向する。全種穴2に収納されていた種子1は種穴2か
ら種落下口6を通って落下し、多数のシュート8内に入
る。この時も、播種板3は移動方向が変わるために瞬間
的に停止する。各シュート8は上部が全種穴2に対向可
能に1列に並べられているが、その下部は育苗箱搬送方
向2列(複数群)に分けられており、横1列で入った種
子1は前後2群に分けられて、間欠搬送される育苗箱7
の2列のポット部9の各播種凹部36に同時に播種され
る。播種板3は種子1を放出するとスライダ19及び引
っ張りスプリング49によって復動され、種貯留部4に
戻って新たな種子1が収納される。
【0030】播種後の育苗箱7は第2ベルトコンベヤ3
7によって搬送され、灌水装置Jで所要量の水及び薬剤
などが供給され、覆土装置Kで覆土を供給し、土表面が
均される。播種装置Hへの育苗箱7の搬入は連続的に行
われるが、前後育苗箱7間には間隙が設けられており、
第2センサ24がこの間隙に対応すると、ソレノイド2
1は消磁され、播種板3とスライダ19の係合は解除さ
れ、播種板3はホーム位置に戻って待機する。また、何
らかの理由で育苗箱7の搬入が途切れると、第1センサ
23がOFFになるが、第3センサ25が最後の育苗箱
7の後端を検知するまでモータMは駆動され、第3セン
サ25がOFFになった時点でモータMは停止する。そ
して、時間をおいて次に新たな育苗箱7が搬入される
と、新育苗箱7の先端と前記最後の育苗箱7の後端との
間には、2つのセンサ23、25の間隔によって設定さ
れた間隙が形成され、新育苗箱7が最後の育苗箱7に追
突するのが回避される。このとき、ソレノイド21も消
磁される。
【0031】尚、本発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく、種種変形することができる。例えば、播種板
3はその上に載った余剰種子を前仕切り部材12の手前
で種穴2上から除くために前上向き傾斜されているが、
これを水平にしても良く、種穴2は1列であるが2列以
上の複数列にしたり、シュート8を育苗箱搬送方向3群
以上に分けたりしても良く、但し、その場合は育苗箱7
の送りピッチもそれに応じて3ピッチ以上にする。ま
た、育苗箱7は外箱31内にペーパポットを挿入した
り、格子状の仕切り板を設けて、その内部を区画するよ
うにしても良い。更に、クラッチ爪20は播種板3に対
して係脱できるのであれば良く、ソレノイド21のクラ
ッチ爪20に対して係脱動作を可能にするものであれば
良い。
【0032】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、間欠搬送
される育苗箱7を検知して、育苗箱7の搬入信号により
係合体作動具21を介して係合体20を作用状態にし、
この係合体20をホーム位置にある播種板3に係合して
直線往復動させて、種貯留部4内で種子1を受け取った
播種板3の種穴2を離脱位置まで移動し、この離脱位置
で種穴2から種子1を落下して播種するように構成して
いるので、育苗箱7を間隙を有して連続的に搬送して
も、育苗箱搬送を停止して次に再開するときも、各育苗
箱7内の播種凹部36に正確に播種できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の育苗用播種装置の断面側面図である。
【図2】播種装置の要部の断面側面図である。
【図3】図2のX矢視図である。
【図4】図2のYーY線断面図である。
【図5】播種装置の全体断面正面図である。
【図6】一連の播種動作を示す断面説明図である。
【図7】播種機全体の概略側面図である。
【符号の説明】
1 種子 2 種穴 3 播種板 4 種貯留部 5 固定台 6 種落下口 7 育苗箱 8 シュート 9 ポット部 11 ホッパ 15 育苗箱搬送機構 16 播種板駆動機構 19 スライダ 20 クラッチ爪(係合体) 21 ソレノイド(係合体作動具) 22 検知手段 36 播種凹部 A 播種機 B 搬送装置 C 床土装置 D 鎮圧ローラ E スクレーパ F 床土ブラシ G 播種凹部形成装置 H 播種装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホッパ11の下方に形成された種貯留部
    4と、この種貯留部4の底部に配置されていて所要粒の
    種子1を収納する多数の種穴2を有する播種板3と、こ
    の播種板3を育苗箱搬送方向に往復動自在に支持する固
    定台5と、この固定台5の種貯留部4対応部の外側に形
    成された種落下口6の下方に配置されていて種子1を育
    苗箱7に案内するシュート8と、育苗箱7を間欠的に搬
    送する育苗箱搬送機構15と、育苗箱7が搬入されてか
    ら搬出されるまでの間、育苗箱7の搬送に同期して種穴
    2を種貯留部4内から種落下口6対応位置まで往復動さ
    せるべく播種板3を駆動する播種板駆動機構16とを有
    し、前記播種板駆動機構16は、育苗箱7の搬入を検知
    する第1検知センサ23からの信号により駆動源からの
    動力で播種板3と同一方向に往復動するスライダ19
    と、このスライダ19上設けられていて作用状態で播
    種板3と係合する係合体20と、育苗箱7が播種位置に
    存在することを検知する第2検知センサ24からの信号
    により係合体20を作用状態にする係合体作動具21
    と、係合体20と離脱した播種板3をホーム位置に戻す
    戻し部材49とを有することを特徴とする育苗用播種装
    置。
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