JP3090814B2 - 換気装置 - Google Patents

換気装置

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JP3090814B2
JP3090814B2 JP05066498A JP6649893A JP3090814B2 JP 3090814 B2 JP3090814 B2 JP 3090814B2 JP 05066498 A JP05066498 A JP 05066498A JP 6649893 A JP6649893 A JP 6649893A JP 3090814 B2 JP3090814 B2 JP 3090814B2
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健次 逢坂
洋典 野田
健也 近藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、換気装置に関するも
のである。さらに詳しくは、この発明は、昼夜ともに安
定して確実に換気することができ、かつ気流のショート
パスの発生を防止しつつエジェクタ効果も発現させるこ
とができ、屋内換気効率を向上させることできるとと
もに、構造が単純で換気装置の製造、施工が簡便かつ容
易となる太陽電池利用の換気装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、太陽電池の開発とその応用拡
大への期待から、換気装置の電力供給源として太陽電池
を利用することが検討されてきている。この換気装置へ
の利用については、たとえば図に示したように、住宅
等の屋根面(ア)に設置した太陽電池瓦(イ)からの電
力を、屋内換気のための換気装置(ウ)のファン(エ)
の駆動用電源として利用するシステムが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、たとえ
ばこの図に示したような従来の換気システムにおいて
は、強制換気を行う換気装置(ウ)のファン(エ)の駆
動減として太陽電池を採用しているため、昼間は太陽光
を受け作動し、図中に示した矢印方向の住宅等の屋内換
気が可能となるものの、夜間になると、日射がないため
に太陽電池の起電力が得られず、ファン(エ)は作動し
ない。したがって、夜間には、換気装置(ウ)による強
制換気は行うことができないという基本的な問題があ
る。この欠点を解消するために、夜間には換気装置
(ウ)の強制換気に用いられる換気口から自然換気を行
うことが考えられもするが、この自然換気の通気路は、
換気口とファン(エ)との間に制限されるため、開口面
積が小さく、換気能力は不十分であり、事実上自然換気
はほとんど不可能である。一方、換気装置(ウ)を大型
にすることも考えられるが、この場合には、ファン
(エ)は、換気口の開口面積を考慮すればさほど大きく
することができないため、強制換気の換気能力が低下し
てしまう。
【0004】この発明は、以上の通りの事情に鑑みてな
されたものであり、従来の太陽電池利用の換気システム
の欠点を解消し、昼夜ともに安定して確実に換気するこ
とができ、かつ気流のショートパスの発生を防止しつつ
エジェクタ効果も発現させることができ、屋内換気効率
を向上させることできるとともに、構造が単純で換気
装置の製造、施工が簡便かつ容易となる改善された太陽
電池利用の換気装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するものとして、屋根面に設置される太陽電池を
備えた換気装置であって、この換気装置は強制換気口と
その外側の自然換気口とを同軸円筒状に設け、かつ強制
換気口には太陽電池駆動の換気ファンを設け、強制換気
口からの気流吸引力によるエジェクタ効果を発現させ
なることを特徴とする換気装置を提供する。
【0006】
【作用】この発明の換気装置においては、太陽電池駆動
の換気ファンを設けた強制換気口と自然換気口を別々に
配備するため、昼間は太陽電池からの電力を電源として
換気ファンによる強制換気を行い、夜間は自然換気口か
らの自然換気を確実に行うことができる。強制換気と自
然換気を昼夜で交互に行うことができ、かつ気流のショ
ートパスの発生を防止しつつエジェクタ効果も発現させ
ることができ、住宅等の屋内換気効率が向上する。
【0007】
【実施例】以下、図面に沿って実施例を示し、この発明
の換気装置についてさらに詳しく説明する。図1は、こ
の発明の換気装置の一実施例を示した断面図である。た
とえばこの図1に例示したように、換気装置(1)は、
住宅等の屋根面の野地板(2)および瓦(3)の設置面
に設置される。換気装置(1)の頂部には、太陽電池
(4)を設けており、この太陽電池(4)の起電力を受
けて作動する換気ファン(5)が換気装置(1)底部に
設けた強制換気口(6)の下端部に配設されている。
た換気装置(1)の側部に排気口部(8)を配置しても
いる。
【0008】この例においては、下端部に太陽電池駆動
の換気ファン(5)を備えた強制換気口(6)の外側に
自然換気口(7)をその強制換気口(6)と同軸円筒
に配設している。このような換気口構成は、たとえば図
のaおよびbに示した構造により実現することができ
る。たとえば内径の異なる大小2つの円筒(9)(1
0)を同軸状に接続したユニットにより、強制換気口
(6)に連続させてその外側に自然換気口(7)を設け
ることができる。このため、強制換気口(6)からの通
気路近傍に自然換気口(7)が配置され、強制換気口
(6)からの気流吸引力によるエジェクタ効果を
ることができる。自然換気口(7)を強制換気口
(6)と別に設けることによる気流のショートパスの発
生が防止され、安定した充分な風量が得られる。また、
換気装置(1)に設ける強制換気口(6)および自然換
気口(7)用の開口部が円筒(9)(10)からなるユ
ニット1つ分で済むため、構造が単純となり、その施工
とともに換気装置の製造が簡便かつ容易となる。また、
に例示したように、強制換気口(6)および自然換
気口(7)を複数設けることも容易であり、換気効率の
さらに向上した換気装置が可能となる。
【0009】実際、この発明の換気装置と夜間の自然換
気が不可能な従来装置とにより比較実験を行ったとこ
ろ、図に示した結果が得られた。図中のAは、この発
明の換気装置による露点温度の変化で、Bは従来装置に
よるもの、Cは野地板温度をそれぞれ示している。この
からも明らかなように、この発明の換気装置の場合
には、昼夜ともに露天温度が下げられており、効率のよ
い安定した換気を行うことができることが確認される。
【0010】もちろんこの発明は、以上の例によって限
定されるものではない。太陽電池の構成および構造等の
細部については様々な態様が可能であることはいうまで
もない。
【0011】
【発明の効果】以上詳しく説明した通り、この発明によ
って、昼夜で強制換気と自然換気を交互に切り替えて換
気することができ、かつ気流のショートパスの発生を防
止しつつエジェクタ効果も発現させて確実に換気するこ
とができ、太陽電池利用の換気装置の換気効率を向上さ
せることができるとともに、換気装置の構造が単純で製
造、施工が簡便かつ容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の換気装置の一実施例を示した断面図
である。
【図2】aおよびbは、各々、図の例の強制換気口と
自然換気口の構成を例示した平面図および断面図であ
る。
【図3】露点温度の変化を示した相関図である。
【図4】従来の太陽電池利用の換気システムを示した断
面図である。
【符号の説明】
1 換気装置 2 野地板 3 瓦 4 太陽電池 5 換気ファン 6 強制換気口 7 自然換気口 8 排気口部10 円筒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷口 英二 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電 工株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−123244(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 7/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根面に設置される太陽電池を備えた換
    気装置であって、この換気装置は強制換気口とその外側
    自然換気口とを同軸円筒状に設け、かつ強制換気口に
    は太陽電池駆動の換気ファンを設け、強制換気口からの
    気流吸引力によるエジェクタ効果を発現させてなること
    を特徴とする換気装置。
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USD748239S1 (en) 2014-03-06 2016-01-26 Gregory S. Daniels Roof vent assembly
CA2940392C (en) 2014-03-06 2022-10-18 Gregory S. Daniels Roof vent with an integrated fan
USD755944S1 (en) 2014-03-06 2016-05-10 Gregory S. Daniels Roof vent assembly
USD891604S1 (en) 2015-11-19 2020-07-28 Gregory S. Daniels Roof vent assembly
USD930810S1 (en) 2015-11-19 2021-09-14 Gregory S. Daniels Roof vent
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