JP3088131U - 太陽電池駆動換気装置 - Google Patents
太陽電池駆動換気装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 運転コストが低く、十分な換気が行え、配線
の必要がなく、取り付けが容易な太陽電池駆動換気装置
を提供することにある。 【解決手段】 建物30の室内31と室外32を通気さ
せる通気口33を通過できる形状の換気装置本体2を設
け、換気装置本体2の内部にモーター4の駆動で回転す
る電動ファン3を設け、換気装置本体2の室外側部分に
フード6を設け、フード6の外側の面に太陽電池7を設
け、太陽電池7の起電力でモーター4が駆動できるよう
に電線5を配線し、太陽光をエネルギー源として換気を
行うようにした。
の必要がなく、取り付けが容易な太陽電池駆動換気装置
を提供することにある。 【解決手段】 建物30の室内31と室外32を通気さ
せる通気口33を通過できる形状の換気装置本体2を設
け、換気装置本体2の内部にモーター4の駆動で回転す
る電動ファン3を設け、換気装置本体2の室外側部分に
フード6を設け、フード6の外側の面に太陽電池7を設
け、太陽電池7の起電力でモーター4が駆動できるよう
に電線5を配線し、太陽光をエネルギー源として換気を
行うようにした。
Description
【0001】
本考案は、太陽電池によって太陽光をエネルギー源として起電し、その起電力 で電動ファンを作動させて換気を行う太陽電池駆動換気装置に関する。
【0002】
従来の換気装置は、その建物に配電された電源によって作動するものであった 。よって運転コストがかかるものであった。 一方、換気の重要性は多方面から指摘されており、また室内の気密性も高くな って来ていることから換気を十分に行う必要性が高まっていた。
【0003】
本考案が解決しようとする課題は、従来のこれらの問題を解消し、運転コスト が低く、十分な換気が行え、配線の必要がなく、取り付けが容易な太陽電池駆動 換気装置を提供することにある。
【0004】
かかる課題を解決した本考案の構成は、 1) 建物内の空気を換気する電動ファンを備えた換気装置本体を建物の通気口 の外側に取り付け、建物内への風雨の侵入を防ぐフードを前記通気口の建物外部 側に設け、前記フードの外側の面に太陽電池を設け、同太陽電池の起電力を給電 して電動ファンを駆動し、電動ファンによって発生する換気流がフード内面に接 触して太陽電池を冷却できるようにした太陽光をエネルギー源として換気を行う 太陽電池駆動換気装置 2) 建物内の空気を換気する電動ファンを備えた換気装置本体を通気口から建 物内側に挿入するように取り付け、建物内への風雨の侵入を防ぐフードを前記通 気口の建物外部側に設け、前記フードの外側の面に太陽電池を設け、同太陽電池 の起電力を給電して電動ファンを駆動し、電動ファンによって発生する換気流が フード内面に接触して太陽電池を冷却できるようにした太陽光をエネルギー源と して換気を行う太陽電池駆動換気装置 3) 換気装置本体にフードを取り付ける構造にした前記1)又は2)記載の太 陽電池駆動換気装置 4) フードの内側の面に太陽電池を冷却する放熱フィンを設けた前記1)〜3 )いずれかに記載の太陽電池駆動換気装置 5) 太陽電池を電源とし電動ファンの作動に伴って点灯又は点滅する発光体を フードに設けた前記1)〜4)いずれかに記載の太陽電池駆動換気装置 にある。
【0005】
本考案では、室内に位置させたフードの上面に設けた太陽電池で太陽光を受け ることにより起電させ、その起電力によって電動ファンを作動させて換気を行う 。太陽電池にすることで電源を必要とせず、また、太陽電池を一体的に設けるこ とによって外部への配線を必要としない。さらに換気流によって太陽電池を冷却 する。 換気装置本体が通気口を通過できる寸法形状で換気装置本体にフードを取り付 ける構造にしたものは、通気口への取り付けの際に換気装置本体を建物外部側か ら通気口に挿入して建物内部に突出させるように取り付けでき、換気装置本体と フードを一体的に取り扱えるようにする。 フードの内側の面に放熱フィンを設けたものは、建物内部側から建物外部側へ 、又は建物外部側から建物内部側へ流れる電動ファンによって起こされる換気流 と放熱フィンが接触して放熱フィンが冷却されて熱が伝達されることにより太陽 電池が冷却され、温度が上がりすぎないようにして良好な特性を保つようにする 。 発光体をフードに取り付けたものは、太陽電池の起電力で電動ファンの作動に 伴って発行体を点灯又は点滅させて電動ファンの作動を光で知らせるようにする 。
【0006】
本考案の太陽電池駆動換気装置の取付場所には、軒下、床下、屋根裏、便所、 浴室、倉庫、小屋などがあり、光を利用できる場所であればどのような場所に用 いてもよい。 太陽電池駆動換気装置には、タイマーや充電装置、別の電源を使用できるよう に切替装置を設けるようにしてもよい。 放熱フィンは、安価で軽く、熱伝導性のよいものが望ましい。 発光体には、発光LEDや電球等があり、使用する電力が少なく、安価なもの が好ましい。 フードを透明なボードで形成し、その内面に太陽電池を取り付けて換気流が直 接太陽電池を冷却するようにしてもよい。 太陽電池の冷却は、換気流がフードを冷却してそのフードによって太陽データ にを冷却するようにしても、換気流が直接、太陽電池を冷却してもよい。 太陽電池には、シリコン系や化合物半導体系、有機半導体のものなどがあり、 低コストで耐久性のあるものが好ましい。 電動ファンは、電動で換気できるものであれば、どのようなものでもよいが効 率よく換気できるものが好ましい。 換気装置本体が通気口の外側にある場合と、通気口の内側に又は建物内側にあ る場合とがある。 フードは、換気装置本体に取り付ける場合と独立して通気口の外側に取り付け る場合がある。 太陽電池パネルでフードを構成し、太陽電池パネルがフードを兼用する場合が ある。
【0007】
本考案の各実施例について図面を参照して具体的に説明する。 実施例1(図1〜3参照) 図1〜3に示す実施例1は装置本体内に電動ファンを設け、フードに太陽電池 を設け、フード上面を下方に湾曲した太陽電池駆動換気装置の例である。 図1は実施例1の太陽電池駆動換気装置の斜視図である。図2,3は実施例1 の太陽電池駆動換気装置の説明図である。 図中、1は太陽電池駆動換気装置、2は換気装置本体、2aは空気取入口、2 bは空気吹出口、2cは取付部、3は電動ファン、3aは羽根、4はモーター、 5は電線、6はフード、7は太陽電池、30は建物、31は室内、32は室外、 33は通気口である。
【0008】 本実施例1の太陽電池駆動換気装置1は、換気装置本体2内部にモーター4の 駆動で回転する電動ファン3を設ける。電動ファン3は、回転盤の間に細長い板 状の羽根3aを環状に複数設けたものである。換気装置本体2には、電動ファン 3の空気送り側に空気吹出口2bを設け、空気吹出口2bを設けた面に枠状の取 付部2cを設ける。換気装置本体2は建物30の室内31と室外32を通気させ る通気口33を通過できる寸法形状にしている。また、換気装置本体2には、内 部に空気を取り込むための小さい空気取入口2aを多数設ける。次に換気装置本 体2の空気吹出口2bを設けた面の外側を覆うフード6を設ける。フード6は、 上面が多段的に屈曲して全体として湾曲して下方に向かう形状にしている。次に 、このフード6の上面に太陽電池7を設け、太陽電池7で起電した起電力でモー ター4を作動させるように電線5を配線する。
【0009】 本実施例1の太陽電池駆動換気装置1を建物30に取り付けるには、通気口3 3に換気装置本体2を挿入し、換気装置本体2を大部分が室内31に突出するよ うにし、室外32の取付部2cを壁面に当ててボルトやねじ、金具等で取り付け る。 太陽電池駆動換気装置1のフードが日光にさらされると、太陽光を受けた太陽 電池が起電し、その発生した電気によって電動ファン3が作動して室内31と室 外32の換気を太陽電池により、電源が不要で運転コストがほとんどかからずに 行う。このように換気装置本体2を通気口33に通過可能な形状寸法にすること で、非常に取り付けが簡単な太陽電池駆動換気装置1にできる。また、フード6 と換気装置本体2を一体とすることで太陽電池7とモーター4、電動ファン3の 配線は装置内部であらかじめ配線されているので、装置の取り付けの際に配線を 行う必要がなくさらに取り付けが簡単にできる。 また、換気による空気流がフード6の内側を通ることにより、フード6の内側 の面が冷却され間接的に太陽電池7が冷却されるので熱持性が改善され、良好な 起電力を得ることができる。
【0010】 図4〜7に示すのは、実施例1の太陽電池駆動換気装置の他の例である。 図中、34は床下空間である。 図4(a)に示す他の例は太陽電池駆動換気装置1が屋根裏空間を換気するよ うにしたものであり、図4(b)に示す他の例は太陽電池駆動換気装置1が床下 空間34を換気するようにしたものである。このように太陽電池駆動換気装置は 屋根裏、床下、室内、便所、浴室、倉庫、小屋など様々な場所の換気に用いるこ とができる。 図5に示す他の例では、換気装置本体2とフード6を別体にして、換気装置本 体2を室内に、フード6を室外に取り付けるようにしたものである。このように 換気装置本体2とフード6は一体としても別体にしてもよい。 図6,7に示す他の例では、フード6の形状が異る。このようにフード6の形 状は太陽電池7が適度に日光を受けられるものであればどのようなものでもよい 。
【0011】 実施例2(図8参照) 図8に示す実施例2は、放熱フィンと発光体を設けた太陽電池駆動換気装置の 例である。 図8は実施例2の太陽電池駆動換気装置の説明図である。 図中、10は放熱フィン、11は発光LEDである。 実施例2の太陽電池駆動換気装置1はフード6の内側の面に放熱フィン10を 設けている。放熱フィン10は、フード6の内側を流れる空気流にフィンが突出 する構造にし、空気流に接触する表面積を大きくして効率よく空気流によって冷 却されるようにしている。よって、太陽電池7をさらに冷却することができ、暑 い季節の太陽光を受ける際にもさらに良好な温度特性で起電力を得ることができ る。 また、実施例2の太陽電池駆動換気装置1は、太陽電池7を電源とし、電動フ ァン3の作動に伴って点滅する発光LED11を設けている。電動ファン3の作 動が確認しづらい場所に取り付けた場合などに確認ができ、また趣向性を持たせ ることができる。
【0012】 実施例3(図9参照) 図9に示す実施例3は、換気装置本体を建物の通気口の外側に取り付けた太陽 電池駆動換気装置の例である。 図9は実施例3の太陽電池駆動換気装置の説明図である。 実施例3の太陽電池駆動換気装置1は換気装置本体2を通気口33の外側の室 外32に取り付けている。このように換気装置本体2を状況に応じて室外32の 通気口33の外側に取り付けてもよい。
【0013】
本考案によれば、運転コストが低く、十分な換気が行え、配線の必要がなく、 取り付けが容易な太陽電池駆動換気装置にできる。 換気装置本体が通気口を通過できる寸法形状にし、換気装置本体にフードを取 り付ける構造にしたものは、さらに取り付けを容易にすることができ、コストを 抑制できる。 放熱フィンを設けたものは、暑い状況でも良好な出力を得ることができる。 発光体を設けたものは、電動ファンの作動確認ができ、趣向性を持たせること ができる。
【図1】実施例1の太陽電池駆動換気装置の斜視図であ
る。
る。
【図2】実施例1の太陽電池駆動換気装置の説明図であ
る。
る。
【図3】実施例1の太陽電池駆動換気装置の説明図であ
る。
る。
【図4】実施例1の太陽電池駆動換気装置の他の例の説
明図である。
明図である。
【図5】実施例1の太陽電池駆動換気装置の他の例の説
明図である。
明図である。
【図6】実施例1の太陽電池駆動換気装置の他の例の斜
視図である。
視図である。
【図7】実施例1の太陽電池駆動換気装置の他の例の斜
視図である。
視図である。
【図8】実施例2の太陽電池駆動換気装置の説明図であ
る。
る。
【図9】実施例3の太陽電池駆動換気装置の説明図であ
る。
る。
1 太陽電池駆動換気装置 2 換気装置本体 2a 空気取入口 2b 空気吹出口 2c 取付部 3 電動ファン 3a 羽根 4 モーター 5 電線 6 フード 7 太陽電池 10 放熱フィン 11 発光LED 30 建物 31 室内 32 室外 33 通気口 34 床下空間
Claims (5)
- 【請求項1】 建物内の空気を換気する電動ファンを備
えた換気装置本体を建物の通気口の外側に取り付け、建
物内への風雨の侵入を防ぐフードを前記通気口の建物外
部側に設け、前記フードの外側の面に太陽電池を設け、
同太陽電池の起電力を給電して電動ファンを駆動し、電
動ファンによって発生する換気流がフード内面に接触し
て太陽電池を冷却できるようにした太陽光をエネルギー
源として換気を行う太陽電池駆動換気装置。 - 【請求項2】 建物内の空気を換気する電動ファンを備
えた換気装置本体を通気口から建物内側に挿入するよう
に取り付け、建物内への風雨の侵入を防ぐフードを前記
通気口の建物外部側に設け、前記フードの外側の面に太
陽電池を設け、同太陽電池の起電力を給電して電動ファ
ンを駆動し、電動ファンによって発生する換気流がフー
ド内面に接触して太陽電池を冷却できるようにした太陽
光をエネルギー源として換気を行う太陽電池駆動換気装
置。 - 【請求項3】 換気装置本体にフードを取り付ける構造
にした請求項1又は2記載の太陽電池駆動換気装置。 - 【請求項4】 フードの内側の面に太陽電池を冷却する
放熱フィンを設けた請求項1〜3いずれかに記載の太陽
電池駆動換気装置。 - 【請求項5】 太陽電池を電源とし電動ファンの作動に
伴って点灯又は点滅する発光体をフードに設けた請求項
1〜4いずれかに記載の太陽電池駆動換気装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002000857U JP3088131U (ja) | 2002-02-22 | 2002-02-22 | 太陽電池駆動換気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002000857U JP3088131U (ja) | 2002-02-22 | 2002-02-22 | 太陽電池駆動換気装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3088131U true JP3088131U (ja) | 2002-08-30 |
Family
ID=43239453
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002000857U Expired - Fee Related JP3088131U (ja) | 2002-02-22 | 2002-02-22 | 太陽電池駆動換気装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3088131U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7460139B2 (ja) | 2020-06-17 | 2024-04-02 | 株式会社バウハウス | 換気扇用取付枠 |
-
2002
- 2002-02-22 JP JP2002000857U patent/JP3088131U/ja not_active Expired - Fee Related
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Legal Events
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