JP3090683U - ロール式粘着シール - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 必要に応じて任意の長さに安全に切断して書
き込み使用することができるロール式粘着シールを提供
する。 【解決手段】 ロール式粘着シールは、多色のロール式
メモ用シール１、及び自由に切断できるメモ用紙台２の
二つの機能が一体になっている。ロール式メモ用シール
１は耐水性の材質でできていて、表面に文字や図案を書
き込むことができる。メモ用紙台２は、二枚の側面板２
０と、のこぎり状のカッター２４と、平らな押さえ２５
等が一体成型されている。二枚の側面板２０には相対す
る丸い切り込み２１が入っており、その内側には突出し
た固定部分２２があって、同一ローラー上の各色のメモ
用紙を固定するようになっている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案はロール式粘着シールに関する。本考案のロール式粘着シールは、多色 のメモ用紙と安全カッターを組み合わせたメモ用紙台が一体となっている。その 構造は簡単で、使用上便利である。メモ用紙の長さは、メッセージや記事の多少 に応じて決められるので紙が無駄にならない。

【０００２】

【従来の技術】

メモ用紙は、メッセージを残したり、メモを書き付けたりするのに便利である 。従来、よく使用、あるいは、販売されているメモ用紙は、一般的な便利性を追 及するため、大抵、いくつかのタイプやサイズを提供して選ぶようになっている 。

【０００３】

【考案が解決するための課題】

しかしながら、単一サイズ（固定したサイズ）タイプのメモ用紙は、使用上、様 々な問題が生じる。例えば、メモする事柄が一、二行の場合でも、用紙を一枚使 うことになり、残りの部分は無駄になってしまう。それを避けるために切断具を 探すのも面倒である。中には、手で破るといったケースもあって、その切り口は 不揃いで、見た目も悪い。それとは逆に、記録する内容が多い時、メモ用紙が小 さすぎて、複数枚も使用しなければならないこともある。さらに、複数枚のメモ 用紙がなくなったり、見失ったりするのを避けるため、画鋲等で固定しなければ ならず、甚だ不便である。その後、業者が用紙の裏に、部分的に微粘性の粘着剤 を施し、重ねることが可能なメモ用紙を提供した。この構造は、メモ用紙を固定 する上での従来の欠点を克服し、目に付くところにメモを貼り付けられるという 特徴を有する。ただ、同時に各種サイズのメモ用紙を購入しなければならないの で、実用的とは言えない。

【０００４】

【課題を解決するための手段】 本考案のロール式粘着シールは、多色のロール式メモ用シール、及び、自由に 切断できるメモ用紙台の二つの機能が一体になっている。そのロール式メモ用シ ールは、耐水性の材質でできていて、表面に文字や図案を書き込むことができる 。メモ用紙台は、二枚の側面板と、のこぎり状の安全カッターと、平らな押さえ 等が一体成型されている。二枚の側面板には、それぞれ相対応する位置に丸い切 り込みが入っている。その丸い切り込みの内側には内方に突出した固定部分があ って、同一ローラー上の各色のメモ用紙を固定するようになっている。メモ用紙 台を軽く押し広げ、ロール式のメモ用紙を取り付けるだけでよい。そして、二枚 の側面板に接続し、安全切断機能を持つカッターによって、引き出された粘着式 シールが、必要な長さで簡単に切断できるようになっている。したがって、本考 案のロール式粘着シールは、必要に応じて異なった色のメモ用紙を選択して区別 することができる上に、必要な長さだけを引き出して切断できるので紙が無駄に ならない。

【０００５】

【考案の実施の形態】

次に、本考案の実施例について、図１および図２を参照しながら説明する。本 考案のロール式粘着シールは、ロール式シール１及びメモ用紙台２の二つの部分 からなる。 ロール式シール１は、ローラー１０を有し、ローラー１０の周囲に数個の各種 異なった色の粘着式シール１１を固定するようになっている。粘着式シール１１ は、どれも耐水性の材質でできている。片側面には粘着剤が施され、他側面は特 殊な処理の滑らかな面になっていて、文字や図案を書き込むことができる。

【０００６】 メモ用紙台２は一体成型方式で成型されていて、それは、両側の薄い長方形の 側面板２０、二枚の側面板２０の対応する位置に対称に形成された丸い切り込み ２１、切り込み２１の半円弧にあって、内側に突出した上述のローラー１０をは め込んで固定する固定部分２２、二枚の側面板１０の間にあって、上方に設けら れて連結する役目を有する、傾斜した板片２３、その板片２３の前の縁にはめ込 まれて、粘着式シール１１を切断するためのカッター２４、板片２３の後方に水 平に設置された押さえ２５からなり、それぞれの粘着式シール１１の引き出され た頭部分は押さえ２５の上に出て押さえられ、使用の際、引き出すのに便利なよ うになっている。板片２３が傾斜角度を持っているため、カッター２４にも同様 に傾斜角度を持たせることになる。したがって、使用の際、安全で、けがを防ぐ ことができる。

【０００７】 図３において、使用の際は、好みと必要に応じて、適当な粘着式シール１１を 引き出して使用する。必要な長さを引き出したら、後ろに折って、カッター２４ で簡単に切断することができる。多色の粘着式シール１１を提供することで、目 印やマーキングをするのに便利なようになっている。粘着式シール１１を使って メッセージを残したり、メモをしたりする際は、内容の多少に応じて必要な長さ を引き出し、後ろに折り返してカッター２４で切断すればよい。切り口が美しく 、好きな長さだけ切って使用することが可能である。

【０００８】 本考案のメモ用紙台２は、たった一枚の板片２３のみで二枚の側面板２０を連 結する構造になっている。したがって、粘着式シール１１の取り外し、取り替え 作業が非常に簡単で手軽である。単に、二枚の側面板２０を外に向かって押し広 げるだけで、簡単にローラー１０が取り外せる。同様に、逆の操作をすれば、新 しい粘着式シール１１のローラー１０を簡単に側面板２３の間に設置することが できる。そして、固定部分２２で挟むことで、ローラー１０は回転する。粘着式 シール１１を引き出し、頭の部分を押さえ２５の上方にまたがらせ、カッター２ ４の下方まで持ってくればよい。これで、本考案のロール式粘着シール１とメモ 用紙台２の取り付けが完了する。（図４を参照のこと）

【０００９】 また、本考案の粘着式シール１１は耐水性の材質を採用しているので、破損し にくく保存が利く。表面は特殊な処理が施されているので、いかなる筆記用具で でもはっきりと文字や図案が書き込める。この点でも従来のメモ用紙と大きく異 なっている。さらに、本考案の押さえ２５は粘着式シール１１の頭の部分を出し て押さえるようになっていうる。粘着式シール１１の裏に粘着性があることによ り、滑り落ちることがない。

【００１０】

【考案の効果】

本考案のロール式粘着シールは、好みの色を自由に選ぶことができる。さらに 、必要に応じた長さに切断できるので、紙が無駄にならない。そして、切断、取 り替えが簡単で、便利なので、時間の節約、資源の節約が可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のロール式粘着シールの分解斜視図であ
る。

【図２】本考案のロール式粘着シールの組立て状態の斜
視図である。

【図３】本考案のロール式粘着シールの使用状態の説明
図である。

【図４】本考案のロール式粘着シールの断面図である。

【符号の説明】

１ ロール式シール １０ ロー
ラー １１ 粘着式シール ２ メモ
用紙台 ２０ 側面板 ２１ 切り
込み ２２ 固定部分 ２３ 板片 ２４ カッター ２５ 押さ
え

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項1】 ロール式シール及びメモ用紙台の二つの
   部分からなり、 ロール式シールは、数個の各種異なった色の粘着式シー
   ルを固定するようになったローラーを有し、 メモ用紙台は、一体成型方式で成型されていて、両側の
   薄い長方形の側面板と、二枚の側面板の対応する位置に
   対称に形成された丸い切り込みと、切り込みの半円弧に
   あって、内側に突出した上述のローラーをはめ込んで固
   定する固定部分と、二枚の側面板の間にあって、上方に
   設けられて連結する役目を有する傾斜した板片と、その
   板片の前の縁にはめ込まれて、粘着式シールを切断する
   ためのカッターと、板片後方に水平に設置された押さえ
   から成ることを特徴とするロール式粘着シール。
2. 【請求項２】 粘着式シールが耐水性の材質でできてい
   て、片側面に粘着剤が施されていて、他側面が特殊処理
   されていて、表面に文字や図案を書き込むことができる
   ことを特徴とする請求項1に記載のロール式粘着シー
   ル。
3. 【請求項３】 板片が傾斜角度を持っているため、カッ
   ターにも同様に傾斜角度を持たせることになり、使用の
   際に、安全で、けがを防ぐことができることを特徴とす
   る請求項1に記載のロール式粘着シール。