JP3090421U - マッサージ器具 - Google Patents

マッサージ器具

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JP3090421U JP2002003268U JP2002003268U JP3090421U JP 3090421 U JP3090421 U JP 3090421U JP 2002003268 U JP2002003268 U JP 2002003268U JP 2002003268 U JP2002003268 U JP 2002003268U JP 3090421 U JP3090421 U JP 3090421U
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富榮 高山
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▲高▼山 富榮
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Abstract

(57)【要約】 【課題】安価かつ維持費を要さないマッサージ器具を実
現する。 【解決手段】このマッサージ器具は、中空の円柱体1の
外周に緩衝材2が巻装されて成るものである。緩衝材2
は床面3との間に摩擦を生じさせ、本体を滑りにくくす
る。円柱体1の材質は、身体下肢部の重みに耐え得るも
のであれば良く、例えば、紙、金属、プラスチック樹
脂、木材等である。また、緩衝材2の材質は、床面3と
の間に摩擦を生じるものであれば良く、例えば、布、ゴ
ム材、化学繊維等である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、身体に刺激を与えて血行を促進させ、健康回復を促すことを目的と するマッサージ器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の身体に刺激を与えるマッサージ器具について説明すると、例えば、電動 バイブレータを内蔵した電気あんま器や椅子式電動マッサージ器といった、電動 式マッサージ器具が知られている。
【0003】 電気式マッサージ器具は、先ず、内蔵されている電動バイブレータが電磁気的 な駆動力により振動を発生させ、また、発生させた振動により身体の局部を刺激 するものである。身体に与えられた刺激は、当該箇所周辺の血行促進といったマ ッサージ効果を生む。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した電動式マッサージ器具は、一般家庭における購入およ び維持管理に際し、高額な費用が必要となる場合が多々あった。
【0005】 即ち、電磁気的な駆動力を用いた器具の構造により価格が高価になり消費者に とっての経済的負担が大きくなっていた。さらに使用時の電力消費に伴い、電気 使用料金の出費といった経済的負担を必要としていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そこで、本考案のマッサージ器具は、床面に仰向けに寝た状態の身体下肢部に おいて、外周に緩衝材を巻き付けた中空の円柱もしくは半円柱体により、電磁気 的な駆動力を用いずに身体下肢部を刺激することを特徴とするものである。
【0007】 係る構造のマッサージ器具では、電磁気的な駆動力を必要としないことから、 器具の構造が簡単になり、製造過程が減少することで製造費用が安価となり、消 費者にとって安価に購入することが可能となる。
【0008】 また、使用時において電力を消費しないので、使用時の電気使用料金の出費は 必要としない。したがって、本考案によれば、従来の電動式マッサージ器具の問 題点を解消できる。
【0009】
【考案の実施の形態】
次に、本考案の実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0010】 図1は、本考案の第1の実施形態に係るマッサージ器具を示す図であり、図1 (a)はその正面図、図1(b)はその側面図、図1(c)はその斜視図である 。また、図2は本考案の第1の実施形態に係るマッサージ器具の使用状態を示す 側面図である。
【0011】 このマッサージ器具は、中空の円柱体1の外周に緩衝材2が巻装されて成るも のである。緩衝材2を巻装したのは、マッサージ器具上に身体下肢部を乗せた状 態で適度な緩衝効果を得るためである。円柱体1の材質は、身体下肢部の重みに 耐え得るものであれば良く、例えば、硬質紙、金属、プラスチック樹脂、木材等 である。
【0012】 また、緩衝材2の材質は緩衝効果のあるものであればよく、例えば、カーペッ ト材、布地、ゴム材、化学繊維、樹脂等である。この緩衝材2に遠赤外線発生素 材、例えばトルマリン微粉末などを混入させれば、マッサージ効果に加えて、温 熱効果も得ることができる。
【0013】 このマッサージ器具の使用状態は、図2に示すように、仰向けに寝た状態の人 の身体下肢部と床面3との間にマッサージ器具を挟むことで、身体下肢部に適度 な刺激を与えるものである。即ち、マッサージ器具上の身体下肢部の重みが、中 空の円柱体1の凸部分に集中して加わることで、身体下肢部が局部的に圧迫もし くは刺激され、疲労回復に顕著な効果がある。
【0014】 また、マッサージ器具は円柱体1に緩衝材2が巻装された構造であるため、仰 向けに寝た状態において身体下肢部を屈伸させることにより、マッサージ器具を 移動させることができる。即ち、仰向けに寝た状態において身体下肢部の刺激箇 所を好みに応じて選択でき、広範囲にわたる連続的な刺激が可能となる。
【0015】 さらに、緩衝材2にトルマリン微粉末等の遠赤外線発生素材を混入させれば、 身体下肢部へのマッサージ効果に加えて、温熱効果による血行促進効果が得られ る。
【0016】 次に、本考案の第2の実施形態について図面を参照しながら説明する。図3は 本考案の第2の実施形態に係るマッサージ器具を示す図であり、図3(a)はその 正面図、図3(b)はその側面図、図3(c)はその斜視図である。また、図4は 本考案の第2の実施形態に係るマッサージ器具の使用状態を示す側面図である。
【0017】 このマッサージ器具は、中空の半円柱体4およびその外周に巻装された緩衝材 5とで構成されている。それらの材質は、第1の実施形態に示したものと同様と である。ただし、このマッサージ器具の床面からの高さは、半円柱体形状を呈し ているため、同一半径であれば、第1の実施形態に示したマッサージ器具に比べ 低く制限されたものとなる。
【0018】 床面からの高さが低いため、身体下肢部もしくは全身の関節に何らかの障害を 持つ使用者(例えばリハビリ対象者、高齢者)にとって、使用時の身体的負担を 伴わずに済む利点を有するものである。
【0019】 本考案の第2の実施形態に係るマッサージ器具の使用状態は、図4に示すよう に、仰向けに寝た状態の身体下肢部と床面3との間にマッサージ器具を挟むこと で、身体下肢部に刺激を与えるものである。
【0020】 即ち、マッサージ器具上の身体下肢部の重みが、中空の半円柱体4の凸部分に 集中して加わることで、身体下肢部が局部的に圧迫もしくは刺激され、疲労回復 に顕著な効果がある。
【0021】 次に、本考案の第3の実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0022】 図5は本考案の第3の実施形態に係るマッサージ器具を示す図であり、図5( a)はその正面図、図5(b)はその上面図、図5(c)はその側面図、図5(d)は その斜視図である。
【0023】 このマッサージ器具は、中空の半円柱体4の外周に緩衝材5が巻装されている 点、及びそれらの材質は、第1の実施形態に示したものと同様であるが、車輪を 取り付けた点が異なっている。
【0024】 即ち、中空の半円柱体4の両側面には側板6を取り付け、底面には底板7を取 り付ける。側板6の下部中央には、中空の半円柱体4の長手方向に軸8を設け、 その両端を側板6に取り付ける。マッサージ器具本体が床面に沿って移動可能と するための2つのドラム型車輪9をこの軸8に挿入する。ドラム型車輪9は、床 面との接触面積が大きいため、安定性に優れている。また底板7は、ドラム型車 輪9と床面3の接触部分が露出できる大きさの矩形の穴を設ける。
【0025】 本考案の第3の実施形態に係るマッサージ器具の使用状態は、概ね図4に示し た第2の実施形態の場合と同様であるが、身体下肢部の屈伸によりマッサージ器 具を移動させて広範囲を連続的に刺激できる点で異なる。
【0026】 次に、本考案の第4の実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0027】 図6は本考案の第4の実施形態に係るマッサージ器具の上面図である。このマ ッサージ器具は、中空の半円柱体4の外周に緩衝材5が巻装されている点、及び それらの材質は、本考案の第3の実施形態に示したものと同様である。
【0028】 また、第3の実施形態と同様にマッサージ器具本体を移動可能にするため、中 空の半円柱体4の両側面および底面にはそれぞれ、側板6および底板7を取り付 ける。ただし図6に示すように、側板6の下部には、中空の半円柱体4の長手方 向に沿って、2本の軸8を取り付ける。各軸には2つのドラム型車輪9を取り付 け、合計4つのドラム型車輪9を設ける。また、底板7は、ドラム型車輪の個数 に合わせて4つの矩形の穴を設ける。
【0029】 マッサージ器具本体を移動可能にするために設けられたドラム型車輪が、底面 の4箇所に設けられたことで、第3の実施形態のものに比べ、本体が傾きにくく なるので、より安定したマッサージ器具の移動が可能となる。即ち、使用者にと って、より僅かな労力を伴う身体下肢部の屈伸運動により、マッサージ器具の移 動が容易に可能になる。さらに、床面に凹凸が存在し、マッサージ器具本体の移 動が困難な場合においても、4つのドラム型車輪に起因する安定性により、安易 なマッサージ器具本体の移動および身体下肢部の屈伸が可能になる。この第4の 実施形態に係るマッサージ器具の使用状態は、前述した第3の実施形態によるも のと同様である。
【0030】
【考案の効果】
本考案のマッサージ器具によれば、安価な材質(例えば、紙、金属、プラスチ ック樹脂、木材、布、ゴム材、化学繊維等)による、緩衝材を巻き付けた中空の 円柱体もしくは半円柱体を用いることで、電磁気的な駆動力に依らずに身体を適 度に刺激でき、しかも優れたマッサージ効果を発揮する。即ち、安価かつ維持費 を要さないマッサージ器具が実現可能となる。
【0031】 さらに、本考案のマッサージ器具を半円柱体形状とし、本体の高さを制限する ことで、身体に何らかの障害を持つ使用者に対する身体上の負担を軽減すること が可能になる。
【0032】 また、そのような半円柱体形状のマッサージ器具を可動式にすることで、身体 下肢部の広範囲を連続的に刺激することで、マッサージが及ぶ範囲を拡大できる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施形態に係るマッサージ器具
を示す図である。
【図2】本考案の第1の実施形態に係るマッサージ器具
の使用状態を示す側面図である。
【図3】本考案の第2の実施形態に係るマッサージ器具
を示す図である。
【図4】本考案の第2の実施形態に係るマッサージ器具
の使用状態を示す側面図である。
【図5】本考案の第3の実施形態に係るマッサージ器具
を示す図である。
【図6】本考案の第4の実施形態に係るマッサージ器具
を示す図である
【符号の説明】
1 中空の円中体 2 緩衝材 3 床面 4 中空の半円中体 5 緩衝材 6 側板 7 底板 8 軸 9 ドラム型車輪

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空の円柱体の外周に緩衝材が巻装され
    て成ることを特徴とするマッサージ器具。
  2. 【請求項2】 中空の半円柱体の外周に緩衝材が巻装さ
    れて成ることを特徴とするマッサージ器具。
  3. 【請求項3】 前記緩衝材に遠赤外線発生素材が混入さ
    れていることを特徴とする請求項1又は2記載のマッサ
    ージ器具。
  4. 【請求項4】 前記半円柱体の底部に移動用のドラム型
    車輪が複数設けられていることを特徴とする請求項2記
    載のマッサージ器具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015023931A (ja) * 2013-07-25 2015-02-05 妙子 川村 健康器具
JP5902857B1 (ja) * 2015-08-18 2016-04-13 村山 哲夫 腹筋運動補助具

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JP2015023931A (ja) * 2013-07-25 2015-02-05 妙子 川村 健康器具
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