JP3090249U - 空調ドレン管の接続構造 - Google Patents

空調ドレン管の接続構造

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剛 岩永
一彦 井端
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建築工事であるLGSの施工および天井
ボードの施工に障害のないよう設備工事である空調ドレ
ン管の先行施工を行う処法を提供する。多量の空調ドレ
ン管施工を短期間で施工し得ること。 【解決手段】 天吊空調機ACから延出する空調ドレン
枝管1を竪管2に接続して成る空調ドレン管の接続構造
であり、前記竪管2と前記枝管1とを合成樹脂材料で構
成する。前記竪管2と前記枝管1との接合部は大口径管
(竪管)に小口径管(枝管)が挿し込まれる構造とし、
前記大口径管の内径は前記小口径管の外径と略同径とす
る。そして前記小口径管の挿し込み量に伴って前記枝管
の勾配が調整し得るようにする。それにより建築工事で
ある天井工事の前に空調ドレン管を水平に施工しておき
天井工事終了後に空調ドレン管のレベル調整を行うこと
を可能にする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案が属する技術分野】
本考案は、天吊空調機の冷房時に発生する凝縮水(空調ドレン)を排出するた めの空調ドレン管の配管接続構造に係り、天井工事における施工性を改善し得る 接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
ビルディングなどの建築工事において、天井には天井ボードを貼るのが一般であ り、この場合、空調機器などの設備機器および配管・ダクトが天井ボードとコン クリートスラブの間に収納される。天井ボードの施工にはあらかじめLGS(ラ イトゲージスタッド、軽量鉄骨)を建築躯体からとり、これに天井ボードを支持 させる。設備機器や配管、ダクトの施工は天井ボードをが貼られる前に完了する 必要がある。また強度確保の必要性からLGSの施工前に行うことも難しく、設 置されたLGSの間を施工せざるを得なかった。小径の配管についてはLGSの 施工に先立って敷設することも考えられるが、LGS施工の邪魔になることから 、当該手順は普及しているとはいえなかった。特に空調ドレン管については、自 然流下させるため竪管に至るまでに勾配が必要であり、天井工事全体の能率を考 慮すると先行施工は実施し難かった。
【0003】 しかし、例えばマンションなどの集合住宅、学生寮などの寄宿舎、テナントビル といった、一つの階に多数の室を有する建物では一つの室に冷房機である空調機 器は少なくとも一つは設置され、空調ドレン管の施工もその分必要となる。一方 天井スラブが施工されてからLGSが施工されるまでの間に時日を要し、しかも LGSが施工されてから天井ボードが貼られるまでの間に時間があまりないこと もある。多種の職種が輻輳するのは建築工事の一般であるが、そのなかで設備工 事の工程が特に優先されていないというのが実状である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 本考案の目的は、LGSの施工および天井ボードの施工に障害のないよう空調ド レン管を施工する処法を提供すること、それにより多量の空調ドレン管施工を短 期間で施工し得ることを実現することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、天吊空調機から延出する空調ドレン枝管を竪管に接続して成る空調ド レン管の接続構造であって、前記竪管の少なくとも一部と前記枝管とを合成樹脂 材料で構成し、前記竪管は市販の直管をそのまま用いる構成であり、前記接続構 造における前記竪管と前記枝管との接合部は大口径管に小口径管が挿し込まれる 構造とし、前記大口径管の内径は前記小口径管の外径と略同径であり、前記枝管 の勾配が前記小口径管の挿し込み量に伴って調整し得るよう構成されたことを特 徴とする、空調ドレン管の接続構造である。
【0006】 前記構成によれば、合成樹脂材料の可塑性・弾性を利用して垂直方向に枝管を押 し込むことにより、枝管の竪管との合流地点の高さレベルを決定し得る。すなわ ち枝管の勾配を調整できる。それにより在来工法で勾配のある空調ドレン管を施 工すると天井ボードの施工代(施工に必要な空間)がなかったのに対し、あらか じめ空調ドレン管を水平に敷設しておき、天井ボード施工後に大口径管とした竪 管に対し小口径管で構成する枝管を挿し込むことで天井ボード施工に障害のない 空調ドレン配管工事を実現できる。設備工事、LGS工事、天井ボードとも高所 作業空間において干渉する部材が少なく、設備工事の能率が向上する一方後二者 の作業能率は維持される。
【0007】
【考案の実施の形態】
本発明の好ましい実施の形態について図1によって説明する。図1は、ファンコ イルユニット、パッケージエアコン室内機などの天吊空調機ACに接続される空 調ドレン管の接続構造を示している。枝管1は、天吊空調機ACの図示しないド レンパンに連なる空調ドレン排出位置から竪管の施工されている位置まで水平に 梁の下を通って敷設され、竪管と平面における同位置においてエルボEを介して 立ち下がっている。竪管2はあらかじめ外壁3と内壁を構成するためのLGS4 との間に立設されている。枝管1は塩化ビニル管、架橋ポリエチレン管などの合 成樹脂管で構成されている。
【0008】 そして、図1の例では、枝管1の口径は天吊空調機の空調ドレン排出口と同径の 20Aとされている。竪管についても20Aとして設計されている。そのため枝 管1はエルボEで立ち下がった後、レジューサRで口径13Aに縮径されている 。こうして縮径された枝管1は、やはり合成樹脂材料で構成された竪管2に挿し 込まれる得るようになる。より具体的には、レジューサ以降の口径13Aの細管 部分5は、その一部が竪管に挿入される挿し込み代として機能する。
【0009】 すなわち、LGS施工前に、枝管1の直管部が水平になるよう細管部分5の一部 が竪管に挿し込まれる。その後LGSと天井ボードの施工後、枝管1の直管部が 計算された勾配を得られるようさらに細管部分5を竪管に挿し込む。
【0010】 挿し込む作業は、LGS施工前においては竪管2の上端開口に細管部分5の位置 合わせをし、若干細管部分5をねじ込む要領で、一部の挿入がなされた後は下方 に力を入れて押すことにより、作業員1名での作業で可能である。なお、竪管2 と細管部分5とは施工中にはのり付け等は不要である。なお竪管2は市販の直管 でありこれに接合のための加工例えばフランジやガイドの取り付け、拡径加工な どを施していないものを用いる。また枝管1と竪管2は合成樹脂管であればよく 外側にあらかじめ断熱被覆が施されたものを用いてもよい。
【0011】 こうして、細管部分5が所定の挿し込み量(図1の符号6は本実施の形態での挿 し込み代を示し、床から天井ボードまでの高さ2100mmに対し200mmで ある)を挿し込まれた後は空調ドレン管の施工が完了したことなり、夏季等に発 生する結露水を適切に流下させ排出させ得る。この時点では竪管2の上端部内周 位置において細管部分5と接着剤で固定されることが好ましい。
【0012】 なお、以上の実施の形態では竪管と枝管が同径であったためにレジューサを使っ て縮径したが、竪管が枝管より大径である場合にはそのまま挿し込むことができ る。また、挿し込まれる竪管は挿し込み作業のさいに若干拡径する必要があるた め合成樹脂材料で構成される必要があるが、竪管のうち前記挿し込みに供されな い部分(図1では床FLに近い高さ位置の左向きエルボ以降)は鋼管で構成して もよい。
【0013】 また、一つの階に多数の室のある建物に本考案を適用するに際しては、あらかじ め所定の挿し込み代をもった枝管を多数用意しておき所定位置にセットし挿し込 み作業を順次行う方法を提案できる。また図1では1台の天吊空調機に1本の竪 管が接続される例を図示しているが、複数の天吊空調機からの空調ドレン管をT 管のような継手で合流させ合流後の枝管を竪管に接続させることもできる。
【0014】
【考案の効果】
本考案によれば、合成樹脂管を使ってその可塑性・弾性を利用してあたかも竪管 との接合部位が伸縮するかのように機能させ得るので、天井に敷設される空調ド レン管施工の自由度が向上する。また人力で挿し込むことができるので特別な治 具を必要とせず、溶着などによる発火の惧れもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
1 空調ドレン枝管 2 竪管 3 外壁 4 内壁を構成するためのLGS 5 枝管の細管部分 AC 天吊空調機 FL 床面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天吊空調機から延出する空調ドレン枝管
    を竪管に接続して成る空調ドレン管の接続構造であっ
    て、前記竪管の少なくとも一部と前記枝管とを合成樹脂
    材料で構成し、前記竪管は市販の直管をそのまま用いる
    構成であり、前記接続構造における前記竪管と前記枝管
    との接合部は大口径管に小口径管が挿し込まれる構造と
    し、前記大口径管の内径は前記小口径管の外径と略同径
    であり、前記枝管の勾配が前記小口径管の挿し込み量に
    伴って調整し得るよう構成されたことを特徴とする、空
    調ドレン管の接続構造。
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