JP3089389B2 - 炎漏出防止型コンロ - Google Patents
炎漏出防止型コンロInfo
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Description
て当接可能な環状の五徳を備え、バーナからの炎が五徳
の外側へ漏出しないようにした炎漏出防止型コンロに関
する。
鍋底と天板との間に隙間が形成され、バーナからの炎や
炎の燃焼が完結した後の熱気が該隙間を通って五徳の外
側に漏出する。すると、漏出した炎や熱気によって鍋の
取手が加熱され鍋を五徳から降ろす際に取手が持ちづら
いという不具合が生じる。そこで、鍋底に対して全周に
亙って当接可能な環状の五徳を天板上に設け、炎や熱気
が五徳の外側に漏出しないようにして鍋の取手が加熱さ
れないようにしたコンロが考えられる。但し、このよう
に炎や熱気が外側に漏出しないようにすると、別途にバ
ーナの燃焼により生じる排気を排出する機構を設けなけ
ればならない。そこで、天板の上面のうちの五徳の内側
に露出する面に窓穴を開設して、該窓穴から天板の下方
に設けた内部空間を介して排気を排出することが考えら
れる。
ロでは、鍋を五徳上に載置している時には、炎や熱気が
五徳の外側に漏出しないが、バーナの燃焼中に鍋を五徳
から持ち上げると、炎や熱気が立ち上がり、バーナの燃
焼量が実際の燃焼量より大きいと錯覚する場合が生じ、
鍋を持ち上げた使用者が戸惑うことになる。
ーナの燃焼中に鍋を持ち上げても炎や熱気を立ち上げず
燃焼量を錯覚しない炎漏出防止型コンロを提供すること
を目的とする。
に、請求項1の発明は、鍋底に全周に亙って当接する環
状の五徳を備えると共に、排気ファンにより排気を吸引
する窓穴を有しバーナからの炎が五徳の外側へ漏出しな
いようにしたコンロにおいて、五徳上の鍋の有無を検知
する鍋検知手段を設け、五徳上に鍋が載置されていない
ことを検知した場合にバーナの燃焼量を絞る燃焼量制限
手段を備えたことを特徴とする。
て、上記燃焼量制限手段は、バーナの燃焼量を最大燃焼
量より低い所定燃焼量に制限することを特徴とする。
2の発明において、上方に付勢される鍋底温度検知素子
を、上記五徳に鍋を載置したときに鍋底によって押し下
げられるように上下動自在に設け、該鍋底によって押し
下げられた鍋底温度検知素子の位置を検知する位置検知
手段で上記鍋検知手段を構成したことを特徴とする。
2の発明において、上記バーナを内側に炎孔が列設され
たリングバーナで構成し、上方に付勢される鍋底温度検
知素子を、上記五徳に鍋を載置したときに鍋底によって
押し下げられるようにリングバーナの略中心位置に上下
動自在に設けると共に該鍋底温度検知素子を保護筒によ
り所定間隔を存して囲繞し、該鍋底温度検知素子の検知
温度が所定温度以上であることを検知する高温検知手段
で上記鍋検知手段を構成したことを特徴とする。
2の発明において、上記鍋底温度検知素子の検知温度の
温度上昇速度が所定速度以上であることを検知する高温
検知手段で上記鍋検知手段を構成したことを特徴とす
る。
2の発明において、上記バーナの燃焼排気を上記五徳の
内周面に開設した窓穴を介して排気する排気通路を設け
ると共に、該排気通路の途中に排気ファンを設け、排気
ファンによって強制排気される排気温度が上記バーナの
燃焼時に所定温度以下に低下したことを検知する排気温
度検知手段で上記鍋検知手段を構成したことを特徴とす
る。
に鍋を載置しないでバーナに点火しようとすると、バー
ナの燃焼状態が強火であれば炎や熱気が大きく立ち上が
って燃焼量を錯覚する。そのため、五徳に鍋が載置され
ていない状態では燃焼量を強制的に絞って炎や熱気が立
上らないようにすることとした。尚、五徳に鍋が載置さ
れていない状態ではバーナの燃焼量を強制的に制限す
る。この制限は消火であってもよいが、消火させるので
はなく最大燃焼量より低い所定燃焼量(中火または弱火
に相当する燃焼量)に制限すると、再び鍋を五徳上に載
置した時点火動作を行なう必要がない。
素子を設ける場合があり、該鍋底温度検知素子は鍋の有
無によって上下するため、請求項3の発明のように、鍋
底温度検知素子の位置を検知することにより鍋が五徳に
載置されていないことを検知することができる。
バーナを用いた場合に鍋底温度検知素子を設けると、炎
は一旦鍋底検知素子に向かって集まるが、鍋底温度検知
素子の周囲は保護筒で囲まれると共に上面は鍋底が当接
して閉塞され、排気ファンの吸引力により炎は窓穴に向
かって吸引されるため、炎が直接鍋底温度検知素子に接
することはない。ところが、五徳に鍋が載っていないと
鍋底温度検知素子の上面は鍋底によって覆われないため
炎に排気ファンの吸引力はほとんど作用せず炎が鍋底検
知素子の上面に作用し、五徳に鍋を載せた場合より高温
を検知する。従って、該鍋底温度検知素子の検知温度が
所定温度以上になれば鍋が載置されていないものと判断
することができる。
ヘッドが炎によって直接加熱されると温度上昇速度が速
くなるので該温度上昇速度が所定速度以上の場合に鍋が
載置されていないものと判断することができる。
を設けて強制排気させるものでは、五徳に鍋が載置され
ている状態では熱気は五徳の外へ漏出せず、熱気は全て
排気通路を介して排気され、従って、排気温度は所定温
度以上の比較的高温になる。ところが、鍋を持ち上げる
と窓穴には炎や熱気以外に多量の空気が吸い込まれ、排
気温度は鍋を五徳に載置した場合の排気温度より低下す
る。従って、バーナが燃焼しているにもかかわらず排気
温度が所定温度以下に低下した場合には鍋が載置されて
いないと判断できる。
あり、該本体1の上面の天板10bに着脱される内天板
10aに形成した開口11の周縁部上面に五徳2を着脱
自在に載置すると共に、開口11の周縁部下面に筒状の
燃焼筐3を垂設し、該燃焼筐3内にバーナ4を収納し
た。
成されており、プレス成形され内部は中空になってい
る。鍋Pを五徳2に載置すると上面21は全周に亙って
鍋底PBに当接する。また、五徳2の内周には五徳2の
中心に向かって張り出す段部22が形成され、該段部2
2より上に位置する内周面23には周方向に略等間隔で
複数の窓穴24が開設されている。また、五徳2の外周
面25には同じく略等間隔で複数の冷却窓26が開設さ
れている。そして、該五徳2の内部には五徳2の中空空
間を内側と外側とに分ける仕切り板27を設けた。但
し、該仕切り板27を設けなくてもよいが、仕切り板2
7を設けない場合には窓穴24と冷却窓26とが一致し
ないように両者を相互にずらして開設することが望まし
い。
0を周設したリングバーナで構成されており、燃焼筐3
内に、周囲に空隙41を存して挿入される有底筒状の支
持枠42の上端の開口部にバーナ4を嵌着した。燃焼筐
3の上端部は炎孔40よりも内方に張り出しており、こ
の張出部30とバーナ4との間に上記空隙41に連なる
二次空気通路41aを形成した。また、支持枠42の底
板部の中央の開口43に保護筒44を挿通して保持し、
該保護筒44内にばね45cで上方に付勢される、鍋P
が空焚き等により過熱された場合にバーナ4を消火させ
るための感熱ヘッド45を収納し、五徳2に鍋Pを載置
したとき、鍋底PBに感熱ヘッド45が押接されるよう
にした。尚、感熱ヘッド45は支持枠42の下方に延出
したブラケット42aに、ばね45c及びロッド45a
を介して保持されている。また、保護筒44の上端は五
徳2の上面21の高さより低く設定されており鍋Pを五
徳2に載置しても保護筒44の上端は鍋底PBに所定間
隔44Aを存して離れ接触することはない。保持筒44
の下端開口から吸引され、保護筒44内を上昇してきた
空気は保護筒44と感熱ヘッド45との隙間45Aを通
り所定間隔44Aから放射状に吹出し、感熱ヘッド45
を冷却すると共に感熱ヘッド45に炎Fが直接接触する
ことを防止して感熱ヘッド45が炎Fの温度を検知する
という不具合を防止している。燃焼用の二次空気は、上
記二次空気通路41aのほか開口43と保護筒44との
間の隙間や支持枠42の底板部に形成した開口46から
燃焼筐3内に導入される。尚、保護筒44の周面の下部
には穴44aが貫設されており、保護筒44の下端開口
から吸引された空気は隙間45Aや所定間隔44Aによ
って空気の通路面積が狭まっているため一部が該穴44
aから保護筒44の外側へ分流し燃焼用の二次空気とな
ると共に保護筒44の外周面に沿って空気を上昇させ炎
Fが保護筒44に直接接しないようにし、更に、穴44
aを通り抜ける際に保護筒44自体を空冷するようにし
た。ところで、上記感熱ヘッド45はロッド45aに固
定して保持したが、ロッド45aを支持枠42に固定
し、感熱ヘッド45をロッド45aにばね等を介して上
下動自在に保持してもよく、その場合にはマイクロスイ
ッチ71は感熱ヘッド45の下端もしくは該下端から垂
設した爪片によりオン・オフされるようにすればよい。
尚、図中47は点火プラグであり、48は失火センサで
ある。該失火センサ48は熱電対からなり熱起電力によ
り図外の電磁安全弁を開弁状態に保持するものであり、
炎Fが失火すると電磁安全弁は閉弁するように構成され
ている。
り、燃焼筐3の2重壁間の空間を燃焼筐3の上面の開口
31を介して五徳2の中空空間に連通する排気通路5に
構成している。尚、燃焼筐3は筐体3aの上部開口を内
天板10a及び天板10bで塞いで形成される。該排気
通路5は、天板10bの奥部に開設した排気口50に連
通しており、更に、排気通路5に排気ファン6を介設し
て強制排気を行なえるようにした。また、本実施例では
感熱ヘッド45に連なり該感熱ヘッド45と共に上下動
するロッド45aの下方にフランジ45bを取り付け、
感熱ヘッド45が鍋底PBにより押し下げられた状態で
フランジ45bによりオンにされるマイクロスイッチ7
1を配設した。該マイクロスイッチ71は制御装置7に
接続されており、該制御装置7はマイクロスイッチ71
がオフになると五徳2に鍋Pが載置されていないものと
判断し、ガス供給路Gに介設した絞り機構72に信号を
出力してノズルNからのガスの噴出量を所定量に減少さ
せるようにした。
Sがオンになると排気ファン6が作動し、かつ点火プラ
グ47とバーナ4との間に火花放電させバーナ4に点火
するようにした。該火花点火によりバーナ4に点火され
ると炎Fは上記のごとく一旦中心に向かって集まりなが
ら上昇する。この時保護筒44の外周面に沿って空気が
上昇しているので、炎Fは保護筒44に直接接触するこ
とはない。また、通路41aを通って導入される空気は
炎孔40の上方から炎Fに向かって吹きつけられること
になるので炎Fは上方から押さえられ、開口11の周面
に炎Fが接触せず、また鍋底PBに炎Fが接触するまで
炎Fが放射状に拡がらない。炎Fが鍋底PBに当たりそ
れ以上の上昇が阻止されると炎Fは鍋底PBに沿って放
射状に拡がる。また、保護筒44内を上昇してきた空気
は保護筒44と感熱ヘッド45との隙間45Aを通り、
鍋底PBと保護筒44の上端との隙間44Aから放射状
に吹出し、炎Fが感熱ヘッド45に直接接触することを
防止する。一方、上記排気ファン6の作動により窓穴2
4を介して排気通路5へと吸引されているため、炎Fは
窓穴24に向かって流れる。尚、窓穴24に向かって流
れる途中で炎Fは完全燃焼し炎Fは熱気となる。該熱気
が窓穴24に近づくと段部22によって熱気が通る通路
PAの上下方向の幅が狭められ、熱気は窓穴24に吸い
込まれる直前まで鍋底PBに接触し、鍋P内の調理物を
加熱する。
り内側の空間2Aと外側の空間2Bとに仕切られてお
り、上記窓穴24から吸い込まれた熱気は内側の空間2
A内に入る。すると、熱気は仕切り板27にぶつかった
後開口31を通って排気通路5内へと流れていく。一
方、排気ファン6の作動により空間2A・2Bは共に負
圧になるため、冷却窓26からは外部の空気が空間2B
内に導入される。このように空間2B内には熱気はほと
んど入り込まず外部の空気が導入されるので、五徳2の
外側部分はバーナ4の燃焼中であっても空気により冷却
され熱くはならない。そして、空間2B内の空気は空間
2A内の熱気と共に開口31を通って排気通路4へと流
れる。
行なっている時に鍋を持ち上げるとロッド45a及び感
熱ヘッド45はフランジ45bに作用するばね45cに
よる付勢力により上方へ移動する。するとマイクロスイ
ッチ71はフランジ45bとの係合が解かれてオフにな
り、制御装置7は該マイクロスイッチ71のオフにより
鍋Pが五徳2に載置されていないと判断し、絞り機構7
2に信号を出力して上記のごとくノズルNのガス噴出量
を強制的に削減する。但し、その削減量はバーナ4が失
火しない程度のガス噴出量が確保できるように設定す
る。そして、鍋Pが再び五徳2に載置され感熱ヘッド4
5が押し下げられることによってマイクロスイッチ71
がオンになると、制御装置7は絞り機構72への信号の
出力を停止し、ノズルNのガス噴出量に対する強制的な
削減を解除し、再び所定量で燃焼を再開する。
たことは、上記マイクロスイッチ71を用いなくても検
知することができる。図4に示すように、鍋Pを持ち上
げると上述のごとく感熱ヘッド45はばね45cの付勢
力により上昇する。そして、感熱ヘッド45の上面は鍋
底PBに押接しなくなる。一方、炎Fは鍋底PBによっ
て上方が塞がれた状態で排気ファン6の負圧力が働き窓
穴24に向かって吸引されることにより放射状に拡がっ
ていたので、鍋底PBがなくなると上方が開放され、排
気ファン6の負圧力が働かなくなり放射状に拡がること
なく中央に集まり感熱ヘッド45を炎Fが囲うことにな
る。すると、図5に示すように、鍋Pを持ち上げた時点
t1から、鍋Pを載置した状態での温度変化を示す曲線
aから逸脱し、曲線bのように急速に検知温度が上昇す
る。従って、感熱ヘッド45の検知温度が所定温度Ta
を越えると五徳2から鍋Pが持ち上げられたものと判断
してガスを削減することができる。尚、はじめから五徳
2に鍋Pが載置されていないと曲線cに示すように検知
温度が変化して所定温度Taを越えるので同様に鍋Pが
載置されていないことを検知してガスを削減することが
できる。但し、図5の曲線bは検知温度がTaを越えて
も燃焼量を絞らない状態での検知温度の変化を示したも
のであり、本実施例のように検知温度がTaを越えたこ
とにより燃焼量を絞れば、点線d及び点線eのように検
知温度はTaを越えた後それほど上昇しない。一方、鍋
Pを載置した状態でも鍋P内の水分がなくなり空焚き状
態になれば鍋Pは過熱され検知温度は上昇する。その場
合には、検知温度がTaを越えた時点で燃焼量を絞るの
でそれ以上の過熱が防止されるが、更に検知温度が上昇
するようであればTaより高温の基準温度を設定してお
き、該基準温度を越えた時点でバーナを完全に消火させ
ればより安全である。ところで、鍋Pが載置されていな
いと感熱ヘッド45は炎Fによって直接過熱されるため
急速に検知温度が上昇する。従って、検知温度の温度上
昇速度が所定速度以上になった際に鍋が載置されていな
いと判断するようにしてもよい。
傍に温度センサ73を設けることにより五徳2から鍋P
が持ち上げられたことを検知することができる。即ち、
五徳2に鍋Pが載置されているとバーナ2の燃焼により
生じた熱気は全て窓穴24に吸引され排気通路5を介し
て排気口50へと強制的に排出されるため、排気口50
の近傍の温度は図7の曲線xに示すように比較的高くな
る。ところが、鍋Pを持ち上げると窓穴24には熱気以
外に五徳2の上面21近傍の空気が吸い込まれ熱気の大
半は五徳2の上方へ逃げてしまう。従って、このように
五徳2に鍋Pを載置しない場合における温度センサ73
の検知温度は、図7の曲線yに示すように上記曲線xで
示す場合より相当低温になる。従って、温度センサ73
の検知温度が、バーナ4の作動中であるにもかかわらず
鍋を持ち上げた時点t1型曲線xより曲線yに移行し所
定温度Tbより低い場合には五徳2に鍋Pが載置されて
いないと判断することができる。尚、温度センサ73の
配設位置は排気口50の近傍に限定されるものではな
く、排気通路5の途中や窓穴24の内側に設けてもよ
い。
を検知する構成は上記実施例のいずれのものでもよい
が、鍋Pの代わりに五徳2に焼き網を載せて焼物調理を
する場合には、上記図1に示した感熱ヘッド45の位置
で鍋Pの有無を判断するものでは焼き網が感熱ヘッド4
5を押し下げ鍋Pが載置されているものと誤判断し、燃
焼量を強火まで増大し得ることになる。しかし強火では
焼物調理の調理物に直接炎が当たり焼物調理を行なうに
は燃焼量が強すぎるので、焼物調理を行う場合には上記
図4または図6に示した実施例の構成を採用することが
望ましい。該図4または図6に示した実施例のものでは
焼き網が載置されていても鍋Pが載置されていないもの
と判断し燃焼量を制限し得るので、焼物調理を適当な燃
焼量で行なうことができる。また、図4または図6に示
した実施例のものでは鍋Pを持ち上げてから燃焼量が絞
られるまでに若干の時間のずれがあるので、炒め物料理
のようにきわめて短時間五徳から鍋Pを浮かすような調
理の場合にその都度燃焼量を絞られなくて使い勝手がよ
い。
ついて説明したが、2口以上のコンロや器具本体内部に
グリルを備えたガステーブルに適用してもよい。また、
上記各実施例では燃焼量を失火しない程度に絞ったが、
完全に消火するまで絞るようにしてもよい。この場合、
点消火ボタンBの操作により点消火スイッチSがオン状
態である限り再び鍋Pを五徳上に載置した時には、ガス
供給路Gに設けた電磁弁(図示せず)を開弁してガス供
給を再開し、点火プラグ47を作動させて点火を行な
う。尚、鍋Pを載置しない状態で点消火ボタンBによっ
て点消火スイッチSがオンしても点火しない。また、初
回点火時には鍋を載置しなければ点火できないようにし
てもよく、あるいは弱火状態で点火するようにしてもよ
いが、何ら制限することなく強火状態で点火させ、その
後直ちに上記実施例のように燃焼量を制限するようにし
ても何ら問題はない。
によれば、五徳に鍋を載置しない状態で点火する場合や
調理中に五徳から鍋を持ち上げた場合に燃焼量を強制的
に所定燃焼量に制限するので炎や熱気が立上らず、鍋を
持ち上げた者がとまどわない。
Claims (6)
- 【請求項1】 鍋底に全周に亙って当接する環状の五
徳を備えると共に、排気ファンにより排気を吸引する窓
穴を有しバーナからの炎が五徳の外側へ漏出しないよう
にしたコンロにおいて、五徳上の鍋の有無を検知する鍋
検知手段を設け、五徳上に鍋が載置されていないことを
検知した場合にバーナの燃焼量を絞る燃焼量制限手段を
備えたことを特徴とする炎漏出防止型コンロ。 - 【請求項2】 上記燃焼量制限手段は、バーナの燃焼
量を最大燃焼量より低い所定燃焼量に制限することを特
徴とする請求項1記載の炎漏出防止型コンロ。 - 【請求項3】 上方に付勢される鍋底温度検知素子
を、上記五徳に鍋を載置したときに鍋底によって押し下
げられるように上下動自在に設け、該鍋底によって押し
下げられた鍋底温度検知素子の位置を検知する位置検知
手段で上記鍋検知手段を構成したことを特徴とする請求
項1または請求項2記載の炎漏出防止型コンロ。 - 【請求項4】 上記バーナを内側に炎孔が列設された
リングバーナで構成し、上方に付勢される鍋底温度検知
素子を、上記五徳に鍋を載置したときに鍋底によって押
し下げられるようにリングバーナの略中心位置に上下動
自在に設けると共に該鍋底温度検知素子を保護筒により
所定間隔を存して囲繞し、該鍋底温度検知素子の検知温
度が所定温度以上であることを検知する高温検知手段で
上記鍋検知手段を構成したことを特徴とする請求項1ま
たは請求項2記載の炎漏出防止型コンロ。 - 【請求項5】 上記鍋底温度検知素子の検知温度の温
度上昇速度が所定速度以上であることを検知する高温検
知手段で上記鍋検知手段を構成したことを特徴とする請
求項1または請求項2記載の炎漏出防止型コンロ。 - 【請求項6】 上記バーナの燃焼排気を上記五徳の内
周面に開設した窓穴を介して排気する排気通路を設ける
と共に、該排気通路の途中に排気ファンを設け、排気フ
ァンによって強制排気される排気温度が上記バーナの燃
焼時に所定温度以下に低下したことを検知する排気温度
検知手段で上記鍋検知手段を構成したことを特徴とする
請求項1または請求項2記載の炎漏出防止型コンロ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07108872A JP3089389B2 (ja) | 1995-05-02 | 1995-05-02 | 炎漏出防止型コンロ |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07108872A JP3089389B2 (ja) | 1995-05-02 | 1995-05-02 | 炎漏出防止型コンロ |
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JPH08303785A JPH08303785A (ja) | 1996-11-22 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP07108872A Expired - Lifetime JP3089389B2 (ja) | 1995-05-02 | 1995-05-02 | 炎漏出防止型コンロ |
Country Status (1)
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-
1995
- 1995-05-02 JP JP07108872A patent/JP3089389B2/ja not_active Expired - Lifetime
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