JP3089255B2 - 遊星歯車 - Google Patents
遊星歯車Info
- Publication number
- JP3089255B2 JP3089255B2 JP02095627A JP9562790A JP3089255B2 JP 3089255 B2 JP3089255 B2 JP 3089255B2 JP 02095627 A JP02095627 A JP 02095627A JP 9562790 A JP9562790 A JP 9562790A JP 3089255 B2 JP3089255 B2 JP 3089255B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carrier
- oil
- pinion
- planetary gear
- guide member
- Prior art date
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- Expired - Fee Related
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/04—Features relating to lubrication or cooling or heating
- F16H57/042—Guidance of lubricant
- F16H57/0427—Guidance of lubricant on rotary parts, e.g. using baffles for collecting lubricant by centrifugal force
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/04—Features relating to lubrication or cooling or heating
- F16H57/048—Type of gearings to be lubricated, cooled or heated
- F16H57/0482—Gearings with gears having orbital motion
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、自動変速機等に適用される遊星歯車に関す
る。
る。
（従来の技術） 従来、自動変速機に適用される遊星歯車としては、特
開昭51−87661号公報や、特開昭58−196368号公報や、
特開昭60−84443号公報等に記載されているものが知ら
れている。
開昭51−87661号公報や、特開昭58−196368号公報や、
特開昭60−84443号公報等に記載されているものが知ら
れている。
（発明が解決しようとする課題） しかしながら、この従来技術にあっては、サンギア及
びピニオンの高回転時における、オイルの流れが考慮さ
れておらず、サンギア及びピニオンの高回転時には、キ
ャリアの中心部に設けられているシャフトから周方向に
隣接するピニオン間に噴出する冷却の為のオイルが、ピ
ニオンに向かって流れにくくなり、ピニオンまわりの温
度が特に高くなっていた。
びピニオンの高回転時における、オイルの流れが考慮さ
れておらず、サンギア及びピニオンの高回転時には、キ
ャリアの中心部に設けられているシャフトから周方向に
隣接するピニオン間に噴出する冷却の為のオイルが、ピ
ニオンに向かって流れにくくなり、ピニオンまわりの温
度が特に高くなっていた。
又、サンギア及びピニオンが高トルクを受けた時のキ
ャリアの戻り剛性が十分に考慮されておらず、サンギア
及びピニオンが高トルクを受けた時には、ピニオンを支
えるピニオンシャフトにたわみが発生し、フリクション
が増大していた。
ャリアの戻り剛性が十分に考慮されておらず、サンギア
及びピニオンが高トルクを受けた時には、ピニオンを支
えるピニオンシャフトにたわみが発生し、フリクション
が増大していた。
本発明は、上述のような問題に着目してなされたもの
で、ピニオンを支持するキャリアを有する遊星歯車にお
いて、高回転時のピニオンまわりの冷却不足を解消する
ことを課題とする。
で、ピニオンを支持するキャリアを有する遊星歯車にお
いて、高回転時のピニオンまわりの冷却不足を解消する
ことを課題とする。
（課題を解決するための手段） 上記課題を解決するために本発明の遊星歯車のキャリ
アでは、ピニオンに向けるオイルガイド部材をキャリア
に設けた。
アでは、ピニオンに向けるオイルガイド部材をキャリア
に設けた。
即ち、サンギアとピニオンとリングギアと前記ピニオ
ンを支持するキャリアとを有する遊星歯車において、前
記キャリアの中心部にあるシャフトから周方向に隣接す
るピニオン間に噴出するオイルの流れを前記ピニオンに
向けるオイルガイド部材をキャリアに設け、前記オイル
ガイド部材を中央で折れ曲がった形状とし、シャフトか
ら噴出するオイルを一旦捕られ、それから、オイルの流
れて行く方向を周方向に隣接する２つのピニオンとリン
グギアとの噛み合い方向に向けたことを特徴とする。
ンを支持するキャリアとを有する遊星歯車において、前
記キャリアの中心部にあるシャフトから周方向に隣接す
るピニオン間に噴出するオイルの流れを前記ピニオンに
向けるオイルガイド部材をキャリアに設け、前記オイル
ガイド部材を中央で折れ曲がった形状とし、シャフトか
ら噴出するオイルを一旦捕られ、それから、オイルの流
れて行く方向を周方向に隣接する２つのピニオンとリン
グギアとの噛み合い方向に向けたことを特徴とする。
尚、前記キャリアは、ベースプレートとキャリアプレ
ートとを有し、オイルガイド部材を、前記ベースプレー
トとキャリアプレートとを軸方向に連結するように設け
ても良い。
ートとを有し、オイルガイド部材を、前記ベースプレー
トとキャリアプレートとを軸方向に連結するように設け
ても良い。
（作 用） 高回転時には、キャリアの中心部に設けられているシ
ャフトから周方向に隣接するピニオン間に噴出するオイ
ルの勢いが増し、ピニオンに向かってオイルが流れにく
くなるが、中央で折れ曲がった形状とし、シャフトから
噴出するオイルを一旦捕らえ、それから、オイルの流れ
て行く方向を周方向に隣接する２つのピニオンとリング
ギアとの噛み合い方向に向けたオイルガイド部材をキャ
リアに設けた為、ピニオンの噛み合い部材はオイルで常
に冷却される。
ャフトから周方向に隣接するピニオン間に噴出するオイ
ルの勢いが増し、ピニオンに向かってオイルが流れにく
くなるが、中央で折れ曲がった形状とし、シャフトから
噴出するオイルを一旦捕らえ、それから、オイルの流れ
て行く方向を周方向に隣接する２つのピニオンとリング
ギアとの噛み合い方向に向けたオイルガイド部材をキャ
リアに設けた為、ピニオンの噛み合い部材はオイルで常
に冷却される。
さらに、ベースプレートとキャリアプレートとから構
成されるキャリアを有する遊星歯車において、前記オイ
ルガイド部材を、ベースプレートとキャリアプレートと
を軸方向に連結することによって、キャリアの戻り剛性
を向上させることが出来る。
成されるキャリアを有する遊星歯車において、前記オイ
ルガイド部材を、ベースプレートとキャリアプレートと
を軸方向に連結することによって、キャリアの戻り剛性
を向上させることが出来る。
（実施例） 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
尚、実施例を説明するにあたり、自動変速機の補助変
速装置として適用される遊星歯車を例にとり説明する。
また、各図において同一の符合は同一の対象を示す。
速装置として適用される遊星歯車を例にとり説明する。
また、各図において同一の符合は同一の対象を示す。
まず、構成を説明する。
第１図は本発明実施例の遊星歯車（サンギアとリング
ギアは図面省略）におけるキャリアの全体を示す平面図
及び断面図で、第２図は、第１図におけるII−II断面図
である。
ギアは図面省略）におけるキャリアの全体を示す平面図
及び断面図で、第２図は、第１図におけるII−II断面図
である。
第１図と第２図において、キャリア１は、ベースプレ
ート11に設けられた固定穴111に、キャリアプレート12
の支柱部121の先端部が溶接固定されている。第１図に
おいて、ピニオン２を支持するピニオンシャフト３は、
前記ベースプレート11と前記キャリアプレート12にそれ
ぞれ垂直に固定されており、前記ベースプレート11の中
心部には、組み付け時にサンギア（図面省略）を通すた
めの穴112が設けられており、前記キャリアプレート12
の中心部には、オイルを噴出するオイル噴出シャフト４
を支持するための穴122が設けられている。
ート11に設けられた固定穴111に、キャリアプレート12
の支柱部121の先端部が溶接固定されている。第１図に
おいて、ピニオン２を支持するピニオンシャフト３は、
前記ベースプレート11と前記キャリアプレート12にそれ
ぞれ垂直に固定されており、前記ベースプレート11の中
心部には、組み付け時にサンギア（図面省略）を通すた
めの穴112が設けられており、前記キャリアプレート12
の中心部には、オイルを噴出するオイル噴出シャフト４
を支持するための穴122が設けられている。
そして、オイル噴出シャフト４から噴出されるオイル
の流れをピニオン２の噛み合い部分21に向けるオイルガ
イド部材５が、第２図に示すように、前記ベースプレー
ト11とキャリアプレート12とが平行位置となる部分を軸
方向に連結するように設けられている。
の流れをピニオン２の噛み合い部分21に向けるオイルガ
イド部材５が、第２図に示すように、前記ベースプレー
ト11とキャリアプレート12とが平行位置となる部分を軸
方向に連結するように設けられている。
次に、作用を説明する。
高回転時には、キャリア１の中心部に設けられている
オイル噴出シャフト４から噴出するオイルの勢いが増す
為、ピニオン２の噛合部分21に向かってオイルが流れに
くくなるが、第１図に示すように、オイルの流れて行く
方向をピニオン２に向けその中央部分で折れ曲がったオ
イルガイド部材５をキャリアに設けた為、オイル噴出シ
ャフト４から噴出したオイルは、一旦、オイルガイド部
材５で捕らえられ、それから、オイルはピニオン２の噛
合部分21に向かって流れて行く、そのため、ピニオン２
はオイルで常に冷却されることになる。
オイル噴出シャフト４から噴出するオイルの勢いが増す
為、ピニオン２の噛合部分21に向かってオイルが流れに
くくなるが、第１図に示すように、オイルの流れて行く
方向をピニオン２に向けその中央部分で折れ曲がったオ
イルガイド部材５をキャリアに設けた為、オイル噴出シ
ャフト４から噴出したオイルは、一旦、オイルガイド部
材５で捕らえられ、それから、オイルはピニオン２の噛
合部分21に向かって流れて行く、そのため、ピニオン２
はオイルで常に冷却されることになる。
また、前記オイルガイド部材５を、ベースプレート11
とキャリアプレート12とが平行位置となる部分で、ベー
スプレート11とキャリアプレート12とを軸方向に連結す
ることによって、キャリア１の戻り剛性を向上させるこ
とが出来る。さらに、前記オイルガイド部材をもう１箇
所もしくは２箇所追加して設ければ、キャリア１の戻り
剛性をさらに向上させることが出来る。
とキャリアプレート12とが平行位置となる部分で、ベー
スプレート11とキャリアプレート12とを軸方向に連結す
ることによって、キャリア１の戻り剛性を向上させるこ
とが出来る。さらに、前記オイルガイド部材をもう１箇
所もしくは２箇所追加して設ければ、キャリア１の戻り
剛性をさらに向上させることが出来る。
以上、実施例を図面に基づいて説明してきたが、具体
的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明
の要旨を逸脱しない範囲における設計変更などがあって
も本発明に含まれる。
的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明
の要旨を逸脱しない範囲における設計変更などがあって
も本発明に含まれる。
（発明の効果） 以上説明してきたように、本発明にあっては、サンギ
アとピニオンとリングギアとピニオンを支持するキャリ
アとを有する遊星歯車において、キャリアの中心部にあ
るシャフトから周方向に隣接するピニオン間に噴出する
オイルの流れをピニオンに向けるオイルガイド部材をキ
ャリアに設け、このオイルガイド部材を中央で折れ曲が
った形状とし、シャフトから噴出するオイルを一旦捕ら
え、それから、オイルの流れて行く方向を周方向に隣接
する２つのピニオンとリングギアとの噛み合い方向に向
けた為、高いオイル冷却効果が確保され、高回転時のピ
ニオンまわりの冷却不足を解消ことが出来るという効果
が得られる。
アとピニオンとリングギアとピニオンを支持するキャリ
アとを有する遊星歯車において、キャリアの中心部にあ
るシャフトから周方向に隣接するピニオン間に噴出する
オイルの流れをピニオンに向けるオイルガイド部材をキ
ャリアに設け、このオイルガイド部材を中央で折れ曲が
った形状とし、シャフトから噴出するオイルを一旦捕ら
え、それから、オイルの流れて行く方向を周方向に隣接
する２つのピニオンとリングギアとの噛み合い方向に向
けた為、高いオイル冷却効果が確保され、高回転時のピ
ニオンまわりの冷却不足を解消ことが出来るという効果
が得られる。
さらに、ベースプレートとキャリアプレートとから構
成されるキャリアを有する遊星歯車において、前記オイ
ルガイド手段を、前記ベースプレートとキャリアプレー
トとを連結するように設けると、キャリアの戻り剛性を
向上させることが出来るという効果が得られる。
成されるキャリアを有する遊星歯車において、前記オイ
ルガイド手段を、前記ベースプレートとキャリアプレー
トとを連結するように設けると、キャリアの戻り剛性を
向上させることが出来るという効果が得られる。
第１図は本発明実施例の遊星歯車（サンギアとリングギ
アは図面省略）におけるキャリアの全体を示す半断面
図、第２図は第１図におけるII−II断面図を示す。 １……キャリア ２……ピニオン ４……オイル噴出シャフト ５……オイルガイド部材 11……ベースプレート 12……キャリアプレート
アは図面省略）におけるキャリアの全体を示す半断面
図、第２図は第１図におけるII−II断面図を示す。 １……キャリア ２……ピニオン ４……オイル噴出シャフト ５……オイルガイド部材 11……ベースプレート 12……キャリアプレート
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平２−72243（ＪＰ，Ａ) 特開 昭57−124124（ＪＰ，Ａ) 特開 昭59−106761（ＪＰ，Ａ) 特開 昭51−42861（ＪＰ，Ａ) 特開 昭59−13164（ＪＰ，Ａ) 特開 昭51−87661（ＪＰ，Ａ) 特開 昭58−196368（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−84443（ＪＰ，Ａ) 実開 昭61−67456（ＪＰ，Ｕ) 特公 昭62−42188（ＪＰ，Ｂ２) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F16H 57/00 - 57/12 F16H 1/36
Claims (2)
- 【請求項１】サンギアとピニオンとリングギアと前記ピ
ニオンを支持するキャリアとを有する遊星歯車におい
て、 前記キャリアの中心部にあるシャフトから周方向に隣接
するピニオン間に噴出するオイルの流れを前記ピニオン
に向けるオイルガイド部材をキャリアに設け、前記オイ
ルガイド部材を中央で折れ曲がった形状とし、シャフト
から噴出するオイルを一旦捕られ、それから、オイルの
流れて行く方向を周方向に隣接する２つのピニオンとリ
ングギアとの噛み合い方向に向けたことを特徴とする遊
星歯車。 - 【請求項２】請求項１記載の遊星歯車において、 前記キャリアは、ベースプレートとキャリアプレートと
を有し、前記オイルガイド部材を、前記ベースプレート
とキャリアプレートとを軸方向に連結するように設けた
ことを特徴とする遊星歯車。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02095627A JP3089255B2 (ja) | 1990-04-11 | 1990-04-11 | 遊星歯車 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02095627A JP3089255B2 (ja) | 1990-04-11 | 1990-04-11 | 遊星歯車 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0453A JPH0453A (ja) | 1992-01-06 |
| JP3089255B2 true JP3089255B2 (ja) | 2000-09-18 |
Family
ID=14142763
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP02095627A Expired - Fee Related JP3089255B2 (ja) | 1990-04-11 | 1990-04-11 | 遊星歯車 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3089255B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6039667A (en) * | 1998-09-24 | 2000-03-21 | The Falk Corporation | Sun gear lubrication and inspection mechanism |
| US8348803B2 (en) | 2008-04-17 | 2013-01-08 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Planetary reduction gear apparatus |
| CA2682454C (en) * | 2009-04-14 | 2013-11-26 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Planetary reduction gear apparatus |
-
1990
- 1990-04-11 JP JP02095627A patent/JP3089255B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0453A (ja) | 1992-01-06 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |