JP2689043B2 - プラネタリキャリアへのピニオンシャフトの組付方法 - Google Patents

プラネタリキャリアへのピニオンシャフトの組付方法

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JP2689043B2
JP2689043B2 JP4019921A JP1992192A JP2689043B2 JP 2689043 B2 JP2689043 B2 JP 2689043B2 JP 4019921 A JP4019921 A JP 4019921A JP 1992192 A JP1992192 A JP 1992192A JP 2689043 B2 JP2689043 B2 JP 2689043B2
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planetary carrier
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pinion
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治雄 田中
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/08General details of gearing of gearings with members having orbital motion
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Retarders (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用自動変速機等に
用いられるプラネタリギア機構のプラネタリキャリアに
プラネタリピニオンを軸支するピニオンシャフトを組付
ける方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プラネタリキャリアへのピニオン
シャフトの組付けに際しては、プラネタリキャリアに形
成したシャフト取付穴にピニオンシャフトを圧入式に挿
通し、キャリア外側面のシャフト取付穴の開口縁部に形
成したかしめポケット部に肉が食い込むようにピニオン
シャフトの軸端をかしめて、ピニオンシャフトをプラネ
タリキャリアに固定している。
【0003】また、実開昭54−117464号公報や
特公平3−4787号公報に見られるように、プラネタ
リキャリアの外側面側に潤滑油通路を設けると共に、ピ
ニオンシャフトに該通路に連通する軸孔と該軸孔からシ
ャフト軸線と直交方向にのびてシャフト周面に開口する
油孔とを形成し、プラネタリピニオンを軸支するシャフ
ト外周のニードルベアリングに潤滑油を供給するように
したものも知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の如くピニオンシ
ャフトに潤滑用の油孔を形成する場合、プラネタリキャ
リアの回転遠心力によって潤滑油がニードルベアリング
に効率良く供給されるように、油孔をプラネタリキャリ
アの放射方向に指向させてピニオンシャフトをプラネタ
リキャリアに組付けることが望まれる。本発明は、以上
の点に鑑み、プラネタリキャリアに形成するかしめポケ
ット部を利用して、ピニオンシャフトを油孔が所要の方
向を向くように位相決めしてプラネタリキャリアに組付
けられるようにした組付方法を提供することをその目的
としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明は、シャフト軸線に直交する潤滑用の油孔を有す
るピニオンシャフをプラネタリキャリアに組付ける方
法であって、ピニオンシャフトの軸端に前記油孔に対し
所定の位相関係で径方向外方に膨出する係合部を形成す
る工程と、プラネタリキャリアにシャフト取付穴を形成
すると共に、プラネタリキャリアの外側面のシャフト取
付穴の開口縁部に前記係合部を受け入れてピニオンシャ
フトを位相決めするかしめポケット部を形成する工程
と、ピニオンシャフトをシャフト取付穴に挿通して前記
係合部をかしめポケット部に係合させる工程と、ピニオ
ンシャフトをプラネタリキャリアにかしめ付ける工程と
から成ることを特徴とする。この場合、シャフト取付穴
とかしめポケット部とを形成する工程は、プラネタリキ
ャリアにシャフト取付穴の下穴をピアス加工する第1工
程と、プラネタリキャリアの外側面にかしめポケット部
をコイニング加工する第2工程と、正規径のシャフト取
付穴をピアス加工する第3工程とから成るものとするこ
とが望ましい。
【0006】
【作用】係合部をかしめポケット部に係合させることに
よりピニオンシャフトが位相決めされ、係合部と所定の
位相関係に存する油孔の向きが決まる。かくて、ピニオ
ンシャフトをプラネタリキャリアに油孔が所要の方向を
向くようにして確実に組付けることができる。また、シ
ャフト取付穴とかしめポケット部とを上記第1乃至第3
工程で形成すれば、第1工程でピアス加工した下穴が第
2工程のコイニング加工に際し変形し、即ち下穴が応力
の逃げ部として機能して成形荷重を余り大きくせずにか
しめポケット部を精度良く成形できるようになる。そし
て、第3工程のピアス加工で不要部が除去されてシャフ
ト取付穴が仕上げ成形される。更に、第1乃至第3工程
は何れもプレス加工であるため、トランスファ式のプレ
ス装置を用いてこれら工程を連続して能率良く行なうこ
とができる。
【0007】
【実施例】図1を参照して、1はプラネタリキャリア、
2はプラネタリピニオンを示し、該プラネタリキャリア
1は、プラネタリピニオン2を挾んで対向する2枚のキ
ャリアプレート11、12で構成され、該両キャリア
レート11、12に跨るピニオンシャフト3を設けて、
該ピニオンシャフト3の外周のニードルベアリング4に
プラネタリピニオン2を各キャリアプレート11、12
との間にワッシャ5を介設した状態で軸支するようにし
た。一方のキャリアプレート11の外側面側には該キャ
リアプレート11との間に潤滑油通路を形成するオイル
プレート6が設けられており、ピニオンシャフト3に該
通路に連通するシャフト軸線上の軸孔31と、該軸孔3
1に直交する所定の一つの直径線上の油孔32とを形成
し、軸孔31と油孔32とを介してニードルベアリング
4に潤滑油を供給するようにした。
【0008】ピニオンシャフト3は、その両端部を前記
両キャリアプレート11、12に形成したシャフト取付
穴13に挿通してかしめることにより、プラネタリキャ
リア1に固定されている。ここで、各キャリアプレート
11、12の外側面のシャフト取付穴13の開口縁部に
は、図2(c)に示す如く、該シャフト取付穴13に対
しプラネタリキャリア1の放射方向外方と内方とに位置
する1対のかしめポケット部14、14が形成されてお
り、ピニオンシャフト3の軸端のかしめにより各ポケッ
ト部14に肉を食い込ませて、ピニオンシャフト3をプ
ラネタリキャリア1に回り止めして固定する。
【0009】シャフト取付穴13とかしめポケット部1
4との加工に際しては、先ず図2(a)に示す如くキャ
リアプレート11、12にシャフト取付穴13の下穴1
3´をピアス加工し、次に図2(b)に示す如くキャリ
プレート外側面の下穴13´の開口縁部にコイニング
パンチAを用いてかしめポケット部14をコイニング加
工し、最後に図2(c)に示す如く正規径のシャフト取
付穴13をピアス加工する。これらの加工はトランスフ
ァ式プレス装置を用いて連続して行なうことができ、ま
た、コイニング加工に先行して下穴13´を形成するこ
とにより、コイニング加工時に下穴13´が変形して、
コイニング加工を成形荷重を軽減して精度良く行い得ら
れるようになる。
【0010】ところで、上記したニードルベアリング4
への潤滑油の供給をプラネタリキャリア1の回転遠心力
を利用して効率良く行なうため、ピニオンシャフト3を
前記油孔32がプラネタリキャリア1の放射方向を向く
ように位相決めしてプラネタリキャリア1に組付ける必
要がある。そこで、ピニオンシャフト3の一方の軸端
に、図3(a)に示す如く、比較的小さなかしめパンチ
Bを用いて、油孔32と所定の位相関係で径方向外方に
膨出する係合部33を形成し、ピニオンシャフト3を前
記両キャリアプレート11、12のシャフト取付13
に挿通してプラネタリキャリア1にセットするとき、図
3(b)に示す如く、係合部33を一方のキャリアプレ
ート11のかしめポケット部14に係合させて、ピニオ
ンシャフト3を位相決めできるようにした。本実施例に
おいて、かしめポケット部14はプラネタリキャリア1
の放射方向に合致するように1対に形成されており、係
合部33を油孔32と同位相で1対に形成して、係合部
33をかしめポケット部14に係合させたとき油孔32
がプラネタリキャリア1の放射方向を向くようにした。
【0011】そして、ピニオンシャフト3のプラネタリ
キャリア1へのセットに際し、両キャリアプレート1
1、12間においてピニオンシャフト3の外周にプラネ
タリピニオン2、ニードルベアリング4、ワッシャ5を
装着し、次に図3(c)に示す如く、かしめてパンチC
によりピニオンシャフト3の一方の軸端を前記係合部3
3においてかしると共に他方の軸端もかしめて、ピニオ
ンシャフト3をプラネタリキャリア1に固定する。
【0012】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、ピニオンシャフトを油孔が所要の方向を向く
ように位相決めしてプラネタリキャリアに組付けること
ができ、而も位相決めはピニオンシャフトの軸端に形成
した係合部をキャリア外側面のシャフト取付穴の開口縁
部に形成したかしめポケット部に係合するだけで行い得
られ、ピニオンシャフトの位相決めを含む組付作業の自
動化が容易になる。
【0013】また、請求項2の発明によれば、プラネタ
リキャリアにプレス加工だけでシャフト取付とかしめ
ポケット部とを能率良く高精度で形成でき、生産性が向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明方法を適用するプラネタリキャリアの
断面図
【図2】 シャフト取付とかしめポケット部の形成手
順を示す工程図
【図3】 ピニオンシャフトの組付手順を示す工程図
【符号の説明】
1 キャリア 13 シャフト取付穴 14 かしめポケット部 3 ピニオンシャフ
ト 32 油孔 33 係合部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャフト軸線に直交する潤滑用の油孔を
    有するピニオンシャフをプラネタリキャリアに組付け
    る方法であって、ピニオンシャフトの軸端に前記油孔に
    対し所定の位相関係で径方向外方に膨出する係合部を形
    成する工程と、プラネタリキャリアにシャフト取付穴を
    形成すると共に、プラネタリキャリアの外側面のシャフ
    ト取付穴の開口縁部に前記係合部を受け入れてピニオン
    シャフトを位相決めするかしめポケット部を形成する工
    程と、ピニオンシャフトをシャフト取付穴に挿通して前
    記係合部をかしめポケット部に係合させる工程と、ピニ
    オンシャフトをプラネタリキャリアにかしめ付ける工程
    とから成ることを特徴とするプラネタリキャリアへのピ
    ニオンシャフトの組付方法。
  2. 【請求項2】 シャフト取付穴とかしめポケット部とを
    形成する工程は、プラネタリキャリアにシャフト取付穴
    の下穴をピアス加工する第1工程と、プラネタリキャリ
    アの外側面にかしめポケット部をコイニング加工する第
    2工程と、正規径のシャフト取付穴をピアス加工する第
    3工程とから成ることを特徴とする請求項1に記載のプ
    ラネタリキャリアへのピニオンシャフトの組付方法。
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