JP3088910B2 - 液晶表示装置の駆動方法 - Google Patents

液晶表示装置の駆動方法

Info

Publication number
JP3088910B2
JP3088910B2 JP06187125A JP18712594A JP3088910B2 JP 3088910 B2 JP3088910 B2 JP 3088910B2 JP 06187125 A JP06187125 A JP 06187125A JP 18712594 A JP18712594 A JP 18712594A JP 3088910 B2 JP3088910 B2 JP 3088910B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scanning
voltage
electrode group
signal
period
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP06187125A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0854600A (ja
Inventor
彩 河路
克彦 熊川
好則 古林
米治 田窪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP06187125A priority Critical patent/JP3088910B2/ja
Publication of JPH0854600A publication Critical patent/JPH0854600A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3088910B2 publication Critical patent/JP3088910B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、マトリクス型の液晶
表示装置の駆動方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のマトリクス型液晶表示装置の駆動
方法としては、非選択期間に印加する実効電圧を一定に
する電圧平均化法が一般的である(例えば特開昭50−
68419号公報)。例えば、図15のパターンを表示
した場合について説明する。図15において、1,2,
3は画素、100,110,120,130,140,
150,160は走査電極、200,210,220は
信号電極であり、図中、走査電極と信号電極の交差部分
(画素)における斜線部は黒表示、斜線のない部分は白
表示を示す。図16は図15の走査電極100に関わる
部分の等価回路を示している。また、図17は従来の電
圧平均化法における印加電圧波形図で、(a),
(b),(c)はそれぞれ図15の走査電極100,1
10,120に印加する走査電極印加電圧波形図、同図
(d),(e),(f)はそれぞれ信号電極200,2
10,220に印加する信号電極印加電圧波形図であ
る。
【0003】走査電極と信号電極との交差点におけるそ
れぞれの電位差が各画素に印加される。画素のON(オ
ン)/OFF(オフ)は信号電極印加電圧により決定
し、これと走査電極印加電圧パルスとの差により、ON
/OFF実効値をとる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来の電圧平均化
法においては、図17(d),(e),(f)に示すよ
うに表示パターンによって信号電極印加電圧波形が異な
ったものとなる。また実際に各画素に印加される電圧
は、パネルの電極抵抗や液晶容量の影響のため、これら
の異なった各信号電極印加電圧波形により複雑に歪んで
しまう。このため印加すべき実効電圧とは異なった実効
電圧が加わり、表示むらとなって画質が著しく低下して
しまうという問題点を有していた。
【0005】次にその内容について説明する。図16の
等価回路に示すようにノード101,102,103に
おける走査電圧は、図18(a)に示すように、走査電
極100の抵抗Rおよび画素容量Cにより信号電圧の変
化時に歪みが生じる。ここで、ノード99と101の間
の抵抗に比べ、ノード101と103の間の抵抗は小さ
く、101,102,103の電位はほぼ等しい。ま
た、ノード201,211,221は図18(b),
(c),(d)に示すように、信号電極の抵抗rおよび
画素容量Cにより波形の歪みが生じる。このため、図1
5の画素1,2,3に印加される電圧は、図18
(e),(f),(g)のようになり、同じON実効値
をとらなければいけないものが、実際は異なった実効値
をとり、輝度むらの原因となる。この現象は、表示容量
の増加に伴う駆動周波数の高周波化および電圧抵抗の増
加等によってより顕著になる。
【0006】これらの歪量を計算するため、いま1つの
信号電圧の変化による走査電圧の歪量および信号電圧の
歪量をそれぞれ1単位と仮定すると、各表示データによ
り歪量が異なっている非選択期間taにおける2フィー
ルドでの画素電圧(走査側印加電圧−信号側印加電圧)
歪量は、それぞれ−28,−20,−8となり(歪量差
最大20)、本来同じ輝度であるべき画素1,2,3に
印加される実効電圧は異なり、輝度むらが生じてしま
う。
【0007】また、上記走査電圧の歪量を除去するため
に走査電極の歪電圧を検出し、この検出された走査電圧
歪量をもとに走査電圧に補正電圧をフィードバックする
方法がある(例えば、特願62−74607号、また
「単純マトリクスLCDのクロストーク表示むら低減の
ための新駆動法」,電子情報通信学会信学技報199
2,41ページ)。しかし、この方法では走査電圧の歪
に起因する輝度むらは除去できるが、各信号電圧波形の
切り替わり回数差(周波数成分差)に起因する輝度むら
は完全には除去することができない。また次に、信号電
圧波形の切り替わり回数差を均一化するために、1走査
期間(1走査線を選択している期間)の整数倍で全駆動
の極性を反転してやるという方法がある(例えば特開昭
60−19195号公報)。しかしこの方法では、設定
した極性反転周期によって走査線フリッカーが生じた
り、またこれらを回避する極性反転周期にすると信号電
圧波形の切り替わり回数差が表示パターンによっては均
一にならなく、やはり輝度むらが生じる結果となってい
た。
【0008】また、図19に示すような中間調表示を行
う場合を考える。図19において、図15と対応する部
分には同一符号を付し、図中、走査電極と信号電極の交
差部分(画素)における実線の斜線部は黒表示、点線の
斜線部は中間調表示、斜線のない部分は白表示を示す。
図20は図19に示すパターンを表示するため印加電圧
波形図で、(a),(b),(c)はそれぞれ走査電極
100,110,120に印加する走査電極印加電圧波
形図、同図(d),(e),(f)はそれぞれ信号電極
200,210,220に印加する信号電極印加電圧波
形図である。この場合の画素1,2,3の走査電極側の
電圧波形を図21(a)に、画素1,2,3の信号電極
側の電圧波形を図21(b),(c),(d)に、画素
1,2,3に印加される電圧波形を図21(e),
(f),(g)に示す。
【0009】図20に示すように、1走査期間内におい
てON,OFFデータを階調レベルに応じて切り換える
ことにより中間調を表示するパルス幅変調方式では、階
調データにより信号波形が1走査期間内において切り替
わる時と切り替わらない時が生じ、これによる周波数成
分の違いから上記と同様、図21に示すように階調パタ
ーンにより各画素での電圧歪量が異なり、輝度むらが生
じていた。
【0010】この発明の目的は、上記問題点を解決し、
表示パターンに関係なく、輝度むらの発生を抑制できる
液晶表示装置の駆動方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の液晶表示
装置の駆動方法は、走査電極群に順次印加される走査パ
ルスにおいて、第1の走査パルスとつぎの第2の走査パ
ルスとの間に走査電圧がともに非走査レベルとなる休止
期間を設け、信号電極群に印加される信号電圧は、休止
期間に、非走査レベルとされ、かつ、各信号電極におけ
る電圧切替り回数が1走査期間内において一定である
とを特徴とする。
【0012】請求項2記載の液晶表示装置の駆動方法
は、走査電極群に順次印加する走査パルスにおける第1
の走査パルスを印加する第1の期間と第1の走査パルス
のつぎの第2の走査パルスを印加する第2の期間とに跨
がる所定の期間において、信号電極群に印加される信号
電圧は、走査電圧の非走査レベルとされ、かつ、各信号
電極における電圧切替り回数が1走査期間内において一
定であることを特徴とする。請求項3記載の液晶表示装
置の駆動方法は、走査電極群に順次印加される走査パル
スにおいて、第1の走査パルスとつぎの第2の走査パル
スとの間に走査電圧がともに非走査レベルとなる休止
間を設け、信号電極群に印加される信号電圧は、休止期
間を跨ぐ所定の期間に、非走査レベルとされ、かつ、各
信号電極における電圧切替り回数が1走査期間内におい
て一定であることを特徴とする。請求項4記載の液晶表
示装置の駆動方法は、請求項1から3のうちいずれかに
記載の液晶表示装置の駆動方法において、第1の走査レ
ベル電圧と第1の非走査レベル電圧により走査が行われ
る第1の期間と、第2の走査レベル電圧と第2の非走査
レベル電圧により走査が行われる第2の期間とを有し、
信号電圧に印加される非走査レベルは、第1および第2
の期間のうち、そのタイミングが属している方の非走査
レベルとする。
【0013】請求項記載の液晶表示装置の駆動方法
は、請求項1から4のうちいずれかに記載の液晶表示装
置の駆動方法において、走査電極群を設けた第2の基板
において、信号電極の給電側と終電側の双方に歪み電圧
を検出する検出電極を設け、検出電極に発生した歪み電
圧をもとに走査電極群に電圧補正を行うものである。
【0014】請求項6記載の液晶表示装置の駆動方法
は、走査電極群に順次印加する各走査パルスの中に、走
査電圧が非走査レベルとなる休止期間を設け、信号電極
群に印加される信号電圧は、そのパルス幅が中間調状態
に対応して変調されているとともに、信号電圧は、休止
期間に、非走査レベルとされ、かつ、各信号電極におけ
る電圧切替り回数が1走査期間内において一定であるこ
とを特徴とする。請求項7記載の液晶表示装置の駆動方
法は、走査電極群には走査パルスが順次印加されてお
り、信号電極群に印加される信号電圧は、そのパルス幅
が中間調状態に対応して変調されているとともに、走査
電極群のそれぞれの走査電極に走査パルスが印加されて
いる期間の中にある所定の期間において、信号電圧は、
走査電圧の非走査レベルとされ、かつ、各信号電極にお
ける電圧切替り回数が1走査期間内において一定である
ことを特徴とする。 請求項8記載の液晶表示装置の駆動
方法は、走査電極群に順次印加する各走査パルスの中
に、走査電圧が走査レベルと非走査レベルの間の中間レ
ベルとなる期間を設け、信号電極群に印加される信号電
圧は、そのパルス幅が中間調状態に対応して変調されて
いるとともに、信号電圧は、走査電圧が中間レベルとな
る期間に、非走査レベルとされ、かつ、各信号電極にお
ける電圧切替り回数が1走査期間内において一定である
ことを特徴とする。 請求項9記載の液晶表示装置の駆動
方法は、請求項6から8のうちいずれかに記載の液晶表
示装置の駆動方法において、走査電極群に順次印加され
る走査パルスにおいて、第1の走査パルスとつぎの第2
の走査パルスとの間に走査電圧がともに非走査レベルと
なる休止期間を設け、信号電極群に印加される信号電圧
は、休止期間に、非走査レベルとされるものである。
求項10記載の液晶表示装置の駆動方法は、請求項6か
ら8のうちいずれかに記載の液晶表示装置の駆動方法に
おいて、走査電極群に順次印加する走査パルスにおける
第1の走査パルスを印加する第1の期間と第1の走査パ
ルスのつぎの第2の走査パルスを印加する第2の期間と
に跨がる所定の期間において、信号電極群に印加される
信号電圧は、走査電圧の非走査レベルとされるものであ
る。 請求項11記載の液晶表示装置の駆動方法は、請求
項6から8のうちいずれか に記載の液晶表示装置の駆動
方法において、走査電極群に順次印加される走査パルス
において、第1の走査パルスとつぎの第2の走査パルス
との間に走査電圧がともに非走査レベルとなる休止期間
を設け、信号電極群に印加される信号電圧は、休止期間
を跨ぐ所定の期間に、非走査レベルとされるものであ
る。 請求項12記載の液晶表示装置の駆動方法は、請求
項9から11のうちいずれかに記載の液晶表示装置の駆
動方法において、第1の走査レベル電圧と第1の非走査
レベル電圧により走査が行われる第1の期間と、第2の
走査レベル電圧と第2の非走査レベル電圧により走査が
行われる第2の期間とを有し、信号電圧に印加される非
走査レベルは、第1および第2の期間のうち、そのタイ
ミングが属している方の非走査レベルとするものであ
る。
【0015】請求項13記載の液晶表示装置の駆動方法
は、請求項6から12のうちいずれかに記載の液晶表示
装置の駆動方法において、走査電極群を設けた第2の基
板において、信号電極の給電側と終電側の双方に歪み電
圧を検出する検出電極を設け、検出電極に発生した歪み
電圧をもとに走査電極群に電圧補正を行うものである。
【0016】
【作用】液晶表示装置を駆動する際の電圧歪みにより生
じる輝度むらには2つの原因が存在する。1つは各信号
電圧波形の表示パターンによる切り替わり回数差(周波
数成分差)による電圧歪差であり、もう1つは、信号電
圧の変化による走査電圧の歪である。
【0017】この発明の駆動方法によれば、第1の走査
パルスと第2の走査パルスの間、あるいは第1の走査パ
ルスと第2の走査パルスを跨いだ期間に、走査電極群に
印加する非走査電圧と同電圧を信号電極群に印加するこ
とにより、信号電圧による切り替わり回数差(周波数成
分差)に起因する電圧歪差を表示パターンにかかわらず
一定にし、大表示容量のパネルにおいても輝度むらの少
ない高品位の表示を可能とすることができる。特に、第
1の走査パルスと第2の走査パルスの間に、走査電極群
に印加する非走査電圧と同電圧を信号電極群に印加する
方法では、ON/OFF実効値比を従来と同等にとれる
ため、従来のコントラストを保持した状態で、輝度むら
のない表示を可能とすることができる。
【0018】さらに、信号電圧の変化による走査電極の
歪み電圧と同等な歪み電圧が発生する検出電極を設け、
この検出電極に発生した歪み電圧をもとに走査電極群に
電圧補正を行うこと、あるいは、走査電極上の給電・終
電方向の1画素当りの抵抗を5Ω以下とすることによ
り、信号電極の電圧の変化による走査電極の電圧の歪量
を大幅に軽減でき、上記2つの原因を同時に改善するこ
とにより2つの相乗効果が現れ、表示パターンによらず
輝度むらのないより高品位の表示を可能とすることがで
きる。
【0019】さらに、パルス幅変調方式により中間調を
表示するとともに、各走査期間の中程の所定の期間に非
走査電圧と同電圧を信号電極群に印加することにより、
どんな中間調データによっても信号電圧の1走査期間内
における切り替わり回数を同じとし、中間調表示を含め
たあらゆる表示パターンにかかわらず、輝度むらのない
高品位の表示を可能とすることができる。
【0020】
【実施例】
(第1の実施例)以下、この発明の第1の実施例の液晶
表示装置の駆動方法について、図面を参照しながら説明
する。図1および図2はこの発明の第1の実施例の液晶
表示装置の駆動方法における電圧波形図で、図1の
(a),(b),(c)はそれぞれ図15での走査電極
100,110,120に印加する走査電極印加電圧波
形図、図1(d),(e),(f)はそれぞれ信号電極
200,210,220に印加する信号電極印加電圧波
形図で、各画素にはそれぞれの電位差が印加される。図
2(a)は図16のノード101,102,103にお
ける走査電圧波形、図2(b),(c),(d)はノー
ド201,211,221における信号電圧波形、図2
(e),(f),(g)は図15の画素1,2,3に印
加される電圧波形を示す。
【0021】この実施例では、図17と18,図20と
21に示す従来例同様、走査周期毎に印加電圧の極性を
反転させている。すなわち、はじめの1走査周期では、
図1(a),(b),(c)において、V0を基準電圧
として、V5を走査電圧、V1を非走査電圧とし、図1
(d),(e),(f)において、V0を基準電圧とし
て、V2を選択電圧としている。つぎの1走査周期で
は、図1(a),(b),(c)において、V5を基準
電圧として、V0を走査電圧、V4を非走査電圧とし、
図1(d),(e),(f)において、V5を基準電圧
として、V3を選択電圧としている。したがって、はじ
めの1走査周期とつぎの1走査周期では基準電圧に対す
るすべての電圧の極性が反転し、図2(e),(f),
(g)に示すように、画素1,2,3に印加される電圧
は2走査周期において完全な交流信号となっている。
【0022】さらにこの実施例では、走査電極印加電圧
は図1(a),(b),(c)に示すように、(a)の
走査パルスと(b)の走査パルスの間、(b)の走査パ
ルスと(c)の走査パルスの間に非走査電圧(V1,V
4)の期間(休止期間)を設けている。そして、信号電
極印加電圧は図1(d),(e),(f)に示すよう
に、走査パルスと走査パルスとの間の期間で、表示デー
タにかかわらず一旦走査電極駆動での非走査電圧と同電
位になるような休止期間を持つ駆動波形を印加するよう
にしている。これにより、各信号電圧波形の切り替わり
回数(周波数成分)はそれぞれ等しくなり、輝度むらが
緩和される。
【0023】この実施例の駆動方法では図16のノード
101,102,103における走査電圧は図2(a)
のように歪み、ノード201,211,221における
信号電圧は図2(b),(c),(d)となる。よって
画素1,2,3に印加される電圧は図2(e),
(f),(g)のように歪む。ここで従来例と同様に1
回の信号電圧の変化による走査電圧の歪量および信号電
圧の歪量を1単位とすると、各表示データにより歪量が
異なっている非選択期間taにおける2フィールドでの
電圧歪量はそれぞれ−11.2,−9.6,−8とな
り、従来例に比べそれぞれの画素での歪量差が小さくな
るので(最大差3.1)、輝度むらも大きく改善され
る。
【0024】また、この実施例の駆動方法は従来の駆動
方法に対し、画素1,2,3に印加される電圧は、図2
(e),(f),(g)に示すように、休止期間に零電
位が入っているのみである。よってON/OFF電圧実
効値比は、従来の駆動方法における実効値比をほとんど
保つことができ、従来のコントラストを保持した状態
で、輝度むらを低減することができる。
【0025】このようにこの実施例の駆動方法では、各
信号電圧波形の表示パターンによる切り替わり回数差
(周波数成分差)に起因する電圧歪差を表示パターンに
かかわらず一定とし、大表示容量のパネルにおいても輝
度むらの少ない高品位の表示を可能とすることができ
る。なお、休止期間については、休止期間が少し存在す
るのみでも信号波形の切り替わり回数はどの信号パター
ンにおいても均一となるので、本発明の効果は現れ始
め、輝度むらを改善することができる。また、休止期間
については、液晶表示装置の各信号ラインの持つ抵抗と
容量で決まる時定数による駆動波形切り替わり時のなま
り方により効果が異なる。いま、駆動波形切り替わり時
の画素に印加される信号電極側電位を0%とし、波形切
り替わり後十分時間の経過した定常状態における画素に
印加される信号電極側電位を100%としたとき、波形
切り替わり後、画素に印加される信号電極側電位が50
%に変化した時点までの期間を休止期間とし、実際のパ
ネルで評価を行ったところ、その効果は十分認められ
た。そして、波形切り替わり後、画素に印加される信号
電極側電位が100%以上になった時点までの期間を休
止期間とすることにより、信号電極側の画素電圧に及ぼ
す影響は、どのような表示パターンに対応する駆動を行
っても等しくなり、ほとんど輝度むらは観測されなかっ
た。したがって、休止期間の設定において、少しでも休
止期間を設定することにより本発明の効果は現れ始める
が、上記50%以上の期間を設定することにより効果は
良くなり、上記100%以上の期間を設定することによ
り、その効果は特に良くなる。
【0026】また、この実施例では液晶表示モードがし
きい値特性が急峻なSTN(Super−Twiste
d−Nemathic)モードにおいて特にその効果を
大きく発揮できるが、この第1の実施例以下第5の実施
例まで、この発明の駆動方法は液晶の表示モードにかか
わらず、対向面に走査電極群と信号電極群を有する一対
の基板間に液晶を挟持した液晶表示パネルであれば、そ
の他のモードを用いた液晶表示装置でもこの発明の駆動
方法を用いることにより、実施例同様、画素駆動電圧歪
による輝度むらを改善することができる。これに関して
は例えば、TN(Twisted−Nemathic)
モード,電界効果複屈折モード等が挙げられる。
【0027】(第2の実施例)以下、この発明の第2の
実施例の液晶表示装置の駆動方法について、図面を参照
しながら説明する。この実施例における走査電極印加電
圧波形図および信号電極印加電圧波形図は図1に示す第
1の実施例と同様である。しかしこの実施例では、液晶
表示装置における走査電極に、信号電圧の変化による走
査電圧の歪を除去するための回路を付加している。この
実施例における液晶表示装置の回路構成を図3に示す。
図3において、10は液晶パネル、11は走査電極、1
2は信号電極、13は走査ドライバ、14は信号ドライ
バ、15は検出電極、16は検出回路、17は補正電圧
発生回路、18は制御回路、19は駆動電圧発生回路で
ある。図5はこの第2の実施例における電圧波形図であ
り、図2と同様、図5(a)は図16のノード101,
102,103における走査電圧波形、図5(b),
(c),(d)はノード201,211,221におけ
る信号電圧波形、図5(e),(f),(g)は図15
の画素1,2,3に印加される電圧波形を示す。
【0028】マトリクス型の液晶表示装置では、信号ド
ライバ14によって供給される信号電極印加電圧は、信
号電圧切り替わり時において、液晶によるカップリング
のため、走査電極11上に歪み電圧が発生する。この実
施例では、走査電極側の基板に、走査電極11と同様な
検出電極15を付加することにより、走査電極11と同
様に検出電極15にも歪み電圧が発生する。この検出電
極15に発生した歪み電圧を、例えばオペアンプの入力
端子等で構成された検出回路16により検出し、この検
出電圧を増幅して逆位相にさせる補正電圧発生回路17
を通してもとの走査ドライバ13の駆動電圧ラインに加
えてやるといった方式を用いることにより、走査電極1
1上に発生する電圧歪みを抑えることができる。
【0029】なお、この方式は、信号電極印加電圧の切
り替わり時に走査電極11上に発生する電圧歪みを検出
し、それをもとに走査電極11に電圧を補正を行う一例
であり、走査電極11上に発生する電圧歪みを補正でき
る方式であれば、どのような方式を用いても構わない。
この方式により、信号電圧の変化による走査電極の歪量
は、図5(a)のように図2(a)の第1の実施例に比
べて軽減され、1回の信号電圧の切り替わりによる走査
電圧の歪量は第1の実施例の1単位から0.1単位程度
まで低減される。従来例と同様に計算を行うと、画素
1,2,3に印加される電圧は図5(e),(f),
(g)であり、各非選択期間taにおける2フィールド
での第2の実施例の電圧歪量はそれぞれ−4.7,−
4.6,−4.4となり、歪量の差は僅か0.3とほと
んど差がなくなる。
【0030】またこれに対し、従来の駆動方法で単に信
号電圧の変化による走査電圧の歪を除去する方法を用い
たのみでは、画素1,2,3に印加される電圧の非選択
期間taにおける2フィールドでの電圧歪量はそれぞれ
−11.8,−7.4,−2.6であり、歪量の差は
9.2となり、これでは輝度むらはあまり改善されな
い。この原因は、走査電圧の歪を除去するのみでは、信
号電極駆動電圧波形の切り替わり回数差(周波数成分
差)による歪量の差は改善されないためである。しか
し、この第2の実施例のように、第1の実施例の駆動方
法と走査電極上の歪電圧を除去する方法とを併用するこ
とによって、2つの方法の相乗効果が出て、作用で述べ
た輝度むらの原因の双方を同時に改善することができ、
輝度むらが大きく改善される。
【0031】なお、図3では、検出電極15を信号電極
12の給電側に設けているが、終電側に設けても上記同
様の効果を得ることができる。また、走査電極上に乗る
歪電圧は、信号電極側から見た給電側と終電側で違いが
あるため、図4に示すように、信号電極12の給電側と
終電側の両方に検出電極15を設け、この2つの検出電
極15からの検出により補正電圧を求めると、さらに精
度よく歪電圧を除去することができる。また、補正方法
に関してはこの第2の実施例に示すもののみならず、信
号電圧変化による走査電圧の歪が除去されるものであれ
ば、第2の実施例同様、第1の実施例における駆動方法
との相乗効果が現れ、作用で述べた輝度むらの原因の双
方を同時に改善することができ、輝度むらを大きく改善
することができる。
【0032】なお、図3,図4における検出電極15
は、走査電極11の一部を検出電極の代わりとして用い
ても構わない。 (第3の実施例)以下、この発明の第3の実施例の液晶
表示装置の駆動方法について、図面を参照しながら説明
する。
【0033】この実施例は、第1の実施例では走査電極
のシート抵抗が10Ω/□であり、走査電極上の給電側
から終電側に向かう方向の1画素当りの抵抗が10Ωで
あったものを、走査電極に並設したAlなどの金属の補
助配線により1画素当りの抵抗が1Ωとなるまで下げた
ものである。走査電極印加電圧波形図および信号電極印
加電圧波形図は図1に示す第1の実施例と同様である。
図6はこの第3の実施例における電圧波形図であり、図
2と同様、図6(a)は図16のノード101,10
2,103における走査電圧波形、図6(b),
(c),(d)はノード201,211,221におけ
る信号電圧波形、図6(e),(f),(g)は図15
の画素1,2,3に印加される電圧波形を示す。
【0034】この実施例の走査電極低抵抗化により、信
号電圧の変化による走査電圧の歪量は図6(a)に示す
ように、図2(a)で示される第1の実施例に比べて大
幅に軽減され、1回の信号電圧の切り替わりによる走査
電圧の歪量は従来例の1単位から0.3単位程度まで低
減される。同様に計算を行うと、画素1,2,3に印加
される電圧は図6(e),(f),(g)であり、非選
択期間taにおける2フィールドでの電圧歪量はそれぞ
れ−6.4,−5.9,−5.3となり、歪量は従来に
比べて小さく、また差もかなり小さい(最大差1.
1)。
【0035】またこれに対し、従来の駆動方法で単に補
助電極のみを用い、1画素当りの抵抗を1Ωにするのみ
では、画素1,2,3に印加される電圧の非選択期間t
aにおける2フィールドでの電圧歪量はそれぞれ−1
6,−10.6,−4であり、歪量の差は12となり、
これでは輝度むらが生じる。この原因も第2の実施例同
様、信号電極駆動電圧波形の切り替わり回数差(周波数
成分差)による歪量の差が改善されていないためであ
る。よって、単に走査電極抵抗を低抵抗化しても信号電
極側の波形の周波数成分は変わらず、輝度むらはあまり
改善されない。しかし、この第3の実施例のように、第
1の実施例の駆動方法と走査電極低抵抗化とを併用する
ことによって、2つの方法の相乗効果が現れ、輝度むら
を大きく改善することができる。またこの走査電極低抵
抗化は、走査電極上の給電・終電方向の1画素当りの抵
抗が5Ω以下で、第1の実施例に対して特に効果が現
れ、さらに、1Ω以下であれば上記に示したようにほと
んど輝度むらは生じなくなる。
【0036】なお、この実施例では、金属補助配線を用
いた走査電極低低抗化の方法を用いたが、この方法のみ
ならず、単なるITO電極低抵抗化等、走査電極低抵抗
化の方法であれば、この実施例同様、各画素に印加され
る駆動電圧波形歪量の差を低減する事ができ、輝度むら
を大きく改善することができる。 (第4の実施例)以下、この発明の第4の実施例の液晶
表示装置の駆動方法について、図面を参照しながら説明
する。
【0037】図7はこの発明の第4の実施例の液晶表示
装置の駆動方法における印加電圧波形図であり、図7
(a),(b),(c)はそれぞれ図15での走査電極
100,110,120に印加する走査電極印加電圧波
形、図7(d),(e),(f)はそれぞれ信号電極2
00,210,220に印加する信号電極印加電圧波形
を示す。図8はこの第4の実施例における電圧波形図で
あり、図2と同様、図8(a)は図16のノード10
1,102,103における走査電圧波形、図8
(b),(c),(d)はノード201,211,22
1における信号電圧波形、図8(e),(f),(g)
は図15の画素1,2,3に印加される電圧波形を示
す。
【0038】第1〜第3の実施例では駆動電圧波形の休
止期間を、信号電極駆動・走査電極駆動共、走査パルス
と走査パルスの間に設けていたが、この第4の実施例で
は、図7に示すように、信号電極駆動のみに休止期間を
設定し、これが2つの走査期間にまたがった形となって
いる。信号電極を駆動する切り替わり回数差をパターン
に依存せず一定にするという原理は第1の実施例と全く
同じであるが、この実施例では第1の実施例の駆動方法
に比べ、液晶パネルを駆動するICの耐圧を低くできる
特徴を持っている。
【0039】第1の実施例の方法では、画素電圧波形は
図2(e),(f),(g)に示されるように従来の画
素電圧波形(図18(e),(f),(g))に比べ、
休止期間が入っているため、画素に印加される電圧実効
値が低下してしまう。このため、液晶を駆動するために
パルス電圧を従来よりも高く設定しなければいけなくな
り、駆動用ICの耐圧も高いものにしなければならな
い。しかし、この実施例では図8(e),(f),
(g)に示すように、選択パルスの両端期間にONパル
スとOFFパルスの中間の電圧が加わった形となるの
で、実効値低下を抑えることができ、駆動ICの耐圧も
低く抑えることができる。
【0040】この駆動方法では、画素を駆動する電圧の
ON/OFF実効値比が従来例および第1の実施例に対
し、低いものとなってしまうので、図9に示すように、
走査電圧の休止期間を第1の実施例に示したものより短
くして、信号電圧の休止期間を2つの走査期間にまたが
って設定することにより、駆動IC耐圧に応じた最適な
駆動方法を得ることができる。なお、図9(a),
(b),(c)はそれぞれ図15での走査電極100,
110,120に印加する走査電極印加電圧波形、図9
(d),(e),(f)はそれぞれ信号電極200,2
10,220に印加する信号電極印加電圧波形を示す。
【0041】また、この実施例の駆動方法においても第
2,第3の実施例と同様、信号電圧変化による走査電圧
の歪を除去する方法とを組み合わせることにより、輝度
むらを大きく改善することができる。 (第5の実施例)以下、この発明の第5の実施例の液晶
表示装置の駆動方法について、図面を参照しながら説明
する。
【0042】図10は図19に示す中間調表示をパルス
幅変調方式により行った場合のこの実施例における電極
印加電圧波形を示している。図10(a),(b),
(c)はそれぞれ図19での走査電極100,110,
120に印加する走査電極印加電圧波形、図10
(d),(e),(f)はそれぞれ信号電極200,2
10,220に印加する信号電極印加電圧波形を示す。
図11はこの第5の実施例における電圧波形図であり、
図2と同様、図11(a)は図16のノード101,1
02,103における走査電圧波形、図11(b),
(c),(d)はノード201,211,221におけ
る信号電圧波形、図11(e),(f),(g)は図1
9の画素1,2,3に印加される電圧波形を示す。
【0043】この実施例のように中間調表示パターンの
場合、図10に示すように、走査電極印加電圧および信
号電極印加電圧に、非走査電圧と同電位になる休止期間
を各走査期間の中に設けている。これにより、画素電圧
は図11(e),(f),(g)のようになる。この方
法を用いることにより、どの中間調データに対しても上
記実施例同様、信号電極駆動電圧波形の反転回数差(周
波数成分差)による歪量の差が小さくなる。
【0044】また、第2,第3の実施例と同様、信号電
圧の変化による走査電圧の歪みを除去するような方法を
併用することにより、輝度むらを大きく改善させること
ができることも同様である。従来でのパルス幅変調にお
ける中間調表示では中間調データにより、信号波形が1
走査期間内において切り替わる場合と切り替わらない場
合が生じ、これにより信号切り替わり回数による波形歪
みの回数が異なることから、2値表示での表示パターン
の切り替わりの場合と同様のメカニズムにより輝度むら
が生じていた。しかしこの実施例によれば、あらゆる中
間調データにかかわらずこの切り替わり回数を同じもの
とし、輝度むらのない均一な液晶表示装置を得ることが
できる。
【0045】またこの方法に関しても、第1の実施例と
同様に画素を駆動する電圧のON/OFF実効値比は保
つ方式であるが、画素にかかる電圧実効値は従来に対し
て小さなものとなり、液晶パネルの駆動ICの耐圧は高
いものにしなければならない。このため、図10
(a),(b),(c)に示す所の走査電圧パルスの休
止期間をなくし、図12(a),(b),(c)に示す
ような駆動波形を用いると、画素印加電圧波形は図13
(e),(f),(g)のようになり実効値の低下を抑
え、駆動ICの耐圧を抑えることができる。なお、図1
2(a)〜(f)は図10の(a)〜(f)同様、走査
電極印加電圧および信号電極印加電圧の波形を示し、図
13(a)〜(g)は図11の(a)〜(g)同様、走
査電圧波形,信号電圧波形および図19の画素1,2,
3に印加される電圧波形を示す。
【0046】また、図12,図13に示す方法に関して
も画素のON/OFF電圧実効値比が従来より小さくな
ってしまう。ここで、図14に示すような図10と図1
2の中間となる駆動方法、すなわち休止期間における走
査電極印加電圧を走査電圧と非走査電圧との中間の電圧
を印加する方法を用いることにより、液晶駆動ICの耐
圧に応じた最適な駆動方法を得ることができる。なお、
図14(a)〜(f)は図10の(a)〜(f)同様、
走査電極印加電圧および信号電極印加電圧の波形を示
す。
【0047】また、この実施例に示す駆動方法のみでは
中間調データによる電圧歪量の差を除去できるが、表示
パターンの切り替わりによる電圧歪は従来のように発生
し、輝度むらが生じる。よってこれを改善するため、第
1〜第4の実施例の駆動方法とこの第5の実施例の駆動
方法とを組み合わせることにより、中間調表示を含めた
あらゆる表示パターンにかかわらず、輝度むらのない高
品位の表示を可能とすることができる。
【0048】なお、本発明は、信号電圧の歪み量を表示
パターンにかかわらず一定とするものであり、信号電極
印加電圧の歪み量が表示パターンにより異なる、すなわ
ち表示パターンにより信号電極印加電圧波形が切り替わ
るものと切り替わらないものとが存在する駆動方法であ
れば、本発明の駆動方法を適用することにより、輝度む
らを改善することができる。また、上記実施例では、走
査周期毎に、基準電圧(V0,V5)に対する走査電極
印加電圧と信号電極印加電圧の極性を反転させ、画素に
印加される電圧が2走査周期において完全な交流信号と
なるような駆動方法を用いたが、この極性反転周期がど
のような周期であっても、本発明の駆動方法を用いるこ
とにより輝度むらを改善することができる。
【0049】
【発明の効果】以上のようにこの発明の液晶表示装置の
駆動方法は、第1の走査パルスと第2の走査パルスの
間、あるいは第1の走査パルスと第2の走査パルスを跨
いだ期間に、走査電極群に印加する非走査電圧と同電圧
を信号電極群に印加することにより、信号電圧による切
り替わり回数差(周波数成分差)に起因する電圧歪差を
表示パターンにかかわらず一定にし、大表示容量のパネ
ルにおいても輝度むらの少ない高品位の表示を可能とす
ることができる。特に、第1の走査パルスと第2の走査
パルスの間に、走査電極群に印加する非走査電圧と同電
圧を信号電極群に印加する方法では、ON/OFF実効
値比を従来と同等にとれるため、従来のコントラストを
保持した状態で、輝度むらのない表示を可能とすること
ができる。さらに、信号電圧の変化による走査電極の歪
み電圧と同等な歪み電圧が発生する検出電極を設け、こ
の検出電極に発生した歪み電圧をもとに走査電極群に電
圧補正を行うこと、あるいは、走査電極上の給電・終電
方向の1画素当りの抵抗を5Ω以下とすることにより、
信号電極の電圧の変化による走査電極の電圧の歪量を大
幅に軽減でき、表示パターンによらず輝度むらのないよ
り高品位の表示を可能とすることができる。
【0050】さらに、パルス幅変調方式により中間調を
表示するとともに、各走査期間の中程の所定の期間に非
走査電圧と同電圧を信号電極群に印加することにより、
どんな中間調データによっても信号電圧の1走査期間内
における切り替わり回数を同じとし、中間調表示を含め
たあらゆる表示パターンにかかわらず、輝度むらのない
高品位の表示を可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a),(b),(c)はこの発明の第1の実
施例の液晶表示装置の駆動方法における走査電極印加電
圧波形図、(d),(e),(f)は同実施例における
信号電極印加電圧波形図。
【図2】(a)はこの発明の第1の実施例の液晶表示装
置の駆動方法における画素の走査電極側の電圧波形の概
略図、(b),(c),(d)は同実施例における画素
の信号電極側の電圧波形の概略図、(e),(f),
(g)は同実施例における画素に印加される電圧波形の
概略図。
【図3】この発明の第2の実施例の液晶表示装置の駆動
方法における液晶表示装置のブロック図。
【図4】この発明の第2の実施例の液晶表示装置の駆動
方法における液晶表示装置のブロック図。
【図5】(a)はこの発明の第2の実施例の液晶表示装
置の駆動方法における画素の走査電極側の電圧波形の概
略図、(b),(c),(d)は同実施例における画素
の信号電極側の電圧波形の概略図、(e),(f),
(g)は同実施例における画素に印加される電圧波形の
概略図。
【図6】(a)はこの発明の第3の実施例の液晶表示装
置の駆動方法における画素の走査電極側の電圧波形の概
略図、(b),(c),(d)は同実施例における画素
の信号電極側の電圧波形の概略図、(e),(f),
(g)は同実施例における画素に印加される電圧波形の
概略図。
【図7】(a),(b),(c)はこの発明の第4の実
施例の液晶表示装置の駆動方法における走査電極印加電
圧波形図、(d),(e),(f)は同実施例における
信号電極印加電圧波形図。
【図8】(a)はこの発明の第4の実施例の液晶表示装
置の駆動方法における画素の走査電極側の電圧波形の概
略図、(b),(c),(d)は同実施例における画素
の信号電極側の電圧波形の概略図、(e),(f),
(g)は同実施例における画素に印加される電圧波形の
概略図。
【図9】(a)はこの発明の第4の実施例の液晶表示装
置の駆動方法における画素の走査電極側の電圧波形の概
略図、(b),(c),(d)は同実施例における画素
の信号電極側の電圧波形の概略図、(e),(f),
(g)は同実施例における画素に印加される電圧波形の
概略図。
【図10】(a),(b),(c)はこの発明の第5の
実施例の液晶表示装置の駆動方法における走査電極印加
電圧波形図、(d),(e),(f)は同実施例におけ
る信号電極印加電圧波形図。
【図11】(a)はこの発明の第5の実施例の液晶表示
装置の駆動方法における画素の走査電極側の電圧波形の
概略図、(b),(c),(d)は同実施例における画
素の信号電極側の電圧波形の概略図、(e),(f),
(g)は同実施例における画素に印加される電圧波形の
概略図。
【図12】(a),(b),(c)はこの発明の第5の
実施例の液晶表示装置の駆動方法における走査電極印加
電圧波形図、(d),(e),(f)は同実施例におけ
る信号電極印加電圧波形図。
【図13】(a)はこの発明の第5の実施例の液晶表示
装置の駆動方法における画素の走査電極側の電圧波形の
概略図、(b),(c),(d)は同実施例における画
素の信号電極側の電圧波形の概略図、(e),(f),
(g)は同実施例における画素に印加される電圧波形の
概略図。
【図14】(a)はこの発明の第5の実施例の液晶表示
装置の駆動方法における画素の走査電極側の電圧波形の
概略図、(b),(c),(d)は同実施例における画
素の信号電極側の電圧波形の概略図、(e),(f),
(g)は同実施例における画素に印加される電圧波形の
概略図。
【図15】マトリクス型液晶表示パネルの表示パターン
図。
【図16】マトリクス型液晶表示パネルの1つの走査電
極に関わる等価回路図。
【図17】(a),(b),(c)は従来の液晶表示装
置の駆動方法における走査電極印加電圧波形図、
(d),(e),(f)は同駆動方法における信号電極
印加電圧波形図。
【図18】(a)は従来の液晶表示装置の駆動方法にお
ける画素の走査電極側の電圧波形の概略図、(b),
(c),(d)は同駆動方法における画素の信号電極側
の電圧波形の概略図、(e),(f),(g)は同駆動
方法における画素に印加される電圧波形の概略図。
【図19】マトリクス型液晶表示パネルの中間調表示パ
ターン図。
【図20】(a),(b),(c)は従来の液晶表示装
置のパルス幅変調駆動方法における走査電極印加電圧波
形図、(d),(e),(f)は同駆動方法における信
号電極印加電圧波形図。
【図21】(a)は従来の液晶表示装置のパルス幅変調
駆動方法における画素の走査電極側の電圧波形の概略
図、(b),(c),(d)は同駆動方法における画素
の信号電極側の電圧波形の概略図、(e),(f),
(g)は同駆動方法における画素に印加される電圧波形
の概略図。
【符号の説明】
1,2,3 画素 10 液晶パネル 11 走査電極 12 信号電極 13 走査ドライバ 14 信号ドライバ 15 検出電極 16 検出回路 17 補正電圧発生回路 18 制御回路 19 駆動電圧発生回路 100,110,130,140,150,160 走
査電極 200,210,220 信号電極 99,101,102,103,201,211,22
1 ノード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田窪 米治 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−333315(JP,A) 特開 平2−250030(JP,A) 特開 平2−171718(JP,A) 特開 昭64−29899(JP,A) 特開 平5−224195(JP,A) 特開 平4−154005(JP,A) 特開 平4−265938(JP,A) 特開 平3−15023(JP,A) 特開 平6−118383(JP,A) 特開 平4−50998(JP,A) 特開 平4−50918(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/133 545 G09G 3/36

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号電極群を設けた第1の基板と、前記
    信号電極群と交差配列した走査電極群を設けた第2の基
    板との間に、液晶を挟持したマトリクス型の液晶表示装
    置の駆動方法であって、 前記走査電極群に順次印加される走査パルスにおいて、
    第1の走査パルスとつぎの第2の走査パルスとの間に
    査電圧がともに非走査レベルとなる休止期間を設け、前記信号電極群に印加される信号電圧は、前記休止期間
    に、前記非走査レベルとされ、かつ、各信号電極におけ
    る電圧切替り回数が1走査期間内において一定である
    とを特徴とする液晶表示装置の駆動方法。
  2. 【請求項2】 信号電極群を設けた第1の基板と、前記
    信号電極群と交差配列した走査電極群を設けた第2の基
    板との間に、液晶を挟持したマトリクス型の液晶表示装
    置の駆動方法であって、 前記走査電極群に順次印加する走査パルスにおける第1
    の走査パルスを印加する第1の期間と前記第1の走査パ
    ルスのつぎの第2の走査パルスを印加する第2の期間と
    に跨がる所定の期間において、前記信号電極群に印加さ
    れる信号電圧は、走査電圧の非走査レベルとされ、か
    つ、各信号電極における電圧切替り回数が1走査期間内
    において一定であることを特徴とする液晶表示装置の駆
    動方法。
  3. 【請求項3】 信号電極群を設けた第1の基板と、前記
    信号電極群と交差配列した走査電極群を設けた第2の基
    板との間に、液晶を挟持したマトリクス型の液晶表示装
    置の駆動方法であって、 前記走査電極群に順次印加される走査パルスにおいて、
    第1の走査パルスとつぎの第2の走査パルスとの間に
    査電圧がともに非走査レベルとなる休止期間を設け、前記信号電極群に印加される信号電圧は、前記休止期間
    を跨ぐ所定の期間に、前記非走査レベルとされ、かつ、
    各信号電極における電圧切替り回数が1走査期間内にお
    いて一定である ことを特徴とする液晶表示装置の駆動方
    法。
  4. 【請求項4】 第1の走査レベル電圧と第1の非走査レ
    ベル電圧により走査が行われる第1の期間と、第2の走
    査レベル電圧と第2の非走査レベル電圧により 走査が行
    われる第2の期間とを有し、 信号電圧に印加される非走査レベルは、前記第1および
    第2の期間のうち、そのタイミングが属している方の非
    走査レベルとする請求項1から3のうちいずれかに記載
    の液晶表示装置の駆動方法。
  5. 【請求項5】 走査電極群を設けた第2の基板におい
    て、信号電極の給電側と終電側の双方に歪み電圧を検出
    する検出電極を設け、前記検出電極に発生した歪み電圧
    をもとに前記走査電極群に電圧補正を行う請求項1から
    4のうちいずれかに記載の液晶表示装置の駆動方法。
  6. 【請求項6】 信号電極群を設けた第1の基板と、前記
    信号電極群と交差配列した走査電極群を設けた第2の基
    板との間に、液晶を挟持したマトリクス型の液晶表示装
    置の駆動方法であって、 前記走査電極群に順次印加する各走査パルスの中に、走
    査電圧が非走査レベルとなる休止期間を設け、 前記信号電極群に印加される信号電圧は、そのパルス幅
    が中間調状態に対応して変調されているとともに、前記
    信号電圧は、前記休止期間に、前記非走査レベルとさ
    れ、かつ、各信号電極における電圧切替り回数が1走査
    期間内において一定であることを特徴とする液晶表示装
    置の駆動方法。
  7. 【請求項7】 信号電極群を設けた第1の基板と、前記
    信号電極群と交差配列した走査電極群を設けた第2の基
    板との間に、液晶を挟持したマトリクス型の液晶表示装
    置の駆動方法であって、 前記走査電極群には走査パルスが順次印加されており、 前記信号電極群に印加される信号電圧は、そのパルス幅
    が中間調状態に対応して変調されているとともに、前記
    走査電極群のそれぞれの走査電極に走査パルスが印加さ
    れている期間の中にある所定の期間において、前記信号
    電圧は、走査電圧の非走査レベルとされ、かつ、各信号
    電極における電圧切替り回数が1走査期間内において一
    定であることを特徴とする液晶表示装置の駆動方法。
  8. 【請求項8】 信号電極群を設けた第1の基板と、前記
    信号電極群と交差配列した走査電極群を設けた第2の基
    板との間に、液晶を挟持したマトリクス型の液晶表示装
    置の駆動方法であって、 前記走査電極群に順次印加する各走査パルスの中に、走
    査電圧が走査レベルと非走査レベルの間の中間レベルと
    なる期間を設け、 前記信号電極群に印加される信号電圧は、そのパルス幅
    が中間調状態に対応して変調されているとともに、前記
    信号電圧は、前記走査電圧が中間レベルとなる期間に、
    前記非走査レベルとされ、かつ、各信号電極における電
    圧切替り回数が1走査期間内において一定であることを
    特徴とする液晶表示装置の駆動方法。
  9. 【請求項9】 走査電極群に順次印加される走査パルス
    において、第1の走査パルスとつぎの第2の走査パルス
    との間に走査電圧がともに非走査レベルとなる休止期間
    を設け、 信号電極群に印加される信号電圧は、前記休止期間に、
    前記非走査レベルとされる請求項6から8のうちいずれ
    かに記載の液晶表示装置の駆動方法。
  10. 【請求項10】 走査電極群に順次印加する走査パルス
    における第1の走査パルスを印加する第1の期間と前記
    第1の走査パルスのつぎの第2の走査パルスを印加する
    第2の期間とに跨がる所定の期間において、信号電極群
    に印加される信号電圧は、走査電圧の非走査レベルとさ
    れる請求項6から8のうちいずれかに記載の液晶表示装
    置の駆動方法。
  11. 【請求項11】 走査電極群に順次印加される走査パル
    スにおいて、第1の走査パルスとつぎの第2の走査パル
    スとの間に走査電圧がともに非走査レベルとなる休止期
    間を設け、 信号電極群に印加される信号電圧は、前記休止期間を跨
    ぐ所定の期間に、前記非走査レベルとされる請求項6か
    ら8のうちいずれかに記載の液晶表示装置の駆動方法。
  12. 【請求項12】 第1の走査レベル電圧と第1の非走査
    レベル電圧により走査が行われる第1の期間と、第2の
    走査レベル電圧と第2の非走査レベル電圧により走査が
    行われる第2の期間とを有し、 信号電圧に印加される非走査レベルは、前記第1および
    第2の期間のうち、そのタイミングが属している方の非
    走査レベルとする請求項9から11のうちいずれかに記
    載の液晶表示装置の駆動方法。
  13. 【請求項13】 走査電極群を設けた第2の基板におい
    て、信号電極の給電側 と終電側の双方に歪み電圧を検出
    する検出電極を設け、前記検出電極に発生した歪み電圧
    をもとに前記走査電極群に電圧補正を行う請求項6から
    12のうちいずれかに記載の液晶表示装置の駆動方法。
JP06187125A 1994-08-09 1994-08-09 液晶表示装置の駆動方法 Expired - Lifetime JP3088910B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06187125A JP3088910B2 (ja) 1994-08-09 1994-08-09 液晶表示装置の駆動方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06187125A JP3088910B2 (ja) 1994-08-09 1994-08-09 液晶表示装置の駆動方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0854600A JPH0854600A (ja) 1996-02-27
JP3088910B2 true JP3088910B2 (ja) 2000-09-18

Family

ID=16200557

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06187125A Expired - Lifetime JP3088910B2 (ja) 1994-08-09 1994-08-09 液晶表示装置の駆動方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3088910B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4575543B2 (ja) * 2000-02-29 2010-11-04 オプトレックス株式会社 液晶表示装置の駆動回路
JP3620434B2 (ja) 2000-07-26 2005-02-16 株式会社日立製作所 情報処理システム
JP4861955B2 (ja) * 2007-10-15 2012-01-25 ▲し▼創電子股▲ふん▼有限公司 液晶ディスプレイの光度不均衡を軽減させる駆動装置及び駆動方法
JP6612703B2 (ja) 2016-09-21 2019-11-27 株式会社東芝 液晶駆動装置、及び、液晶駆動方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0854600A (ja) 1996-02-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2743841B2 (ja) 液晶表示装置
KR0126876B1 (ko) 액정 표시 장치의 구동 방법
JPH0968689A (ja) 液晶表示装置の駆動方法
KR20070036070A (ko) 극성 반전 패턴을 갖는 액정 디스플레이 구동
JP3107980B2 (ja) 液晶表示装置
JP3110618B2 (ja) 液晶表示装置
JP3196998B2 (ja) 液晶表示装置
JP3088910B2 (ja) 液晶表示装置の駆動方法
JPH08262406A (ja) 表示装置の駆動方法
US5870070A (en) Liquid crystal display device and method for driving display device
JP3214328B2 (ja) 液晶表示装置
JPH0664435B2 (ja) 液晶表示装置
JPH04142513A (ja) 液晶表示装置
JP2006177992A (ja) 液晶表示装置の駆動方法および液晶表示装置
JPH0458036B2 (ja)
JP2506796B2 (ja) 液晶表示装置
JP2000305063A (ja) 液晶表示装置
JP3128309B2 (ja) 画像表示装置およびその駆動方法
JP3328944B2 (ja) 液晶表示装置の駆動方法
JP3627354B2 (ja) 液晶表示装置の駆動方法
JP2562393B2 (ja) 液晶表示装置
JP2918279B2 (ja) 液晶表示装置
JP2562392B2 (ja) 液晶表示装置
JP3515201B2 (ja) 液晶表示装置とその駆動方法
JPH04371995A (ja) 液晶素子の駆動方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070714

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080714

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090714

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090714

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100714

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110714

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120714

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120714

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130714

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130714

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140714

Year of fee payment: 14

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term