JP3088853U - ストロー付き飲料容器 - Google Patents

ストロー付き飲料容器

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JP3088853U
JP3088853U JP2002001643U JP2002001643U JP3088853U JP 3088853 U JP3088853 U JP 3088853U JP 2002001643 U JP2002001643 U JP 2002001643U JP 2002001643 U JP2002001643 U JP 2002001643U JP 3088853 U JP3088853 U JP 3088853U
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剛 中山
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ニッスイ工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ストローカバーを閉じることによって、スト
ローを原因とする液漏れをほぼ完全に止めることができ
るようにする。 【構成】 キャップ12のストロー取り付け部14にス
トロー13を通す筒状のガイド部15を設け、ストロー
周囲からの液漏れを防止するために、シールリング27
をストロー13に嵌め合わせるとともに、不使用時にス
トロー13を押し込んだときに、シールリング27が全
周で接触可能なテーパ状のシール座28を上記のガイド
部15の内部に設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は容器本体と、その開口を閉じるキャップと、キャップに出没可能かつ 出方向へ付勢した状態で取り付けた吸飲のためのストローと、不使用時にストロ ーを押し込んだときにストロー取り付け部を閉じるストローカバーとを有するス トロー付き飲料容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
初期のストロー付き水筒は実公昭58−11722号の考案のような構成であ り、ストローが勢いよくとび出すとか、傾けたときに液体が浸出するという問題 があった。これに対し実公昭63−6036号のものは、ストローを、伸縮する 上部と器内に固定の下部とによって構成し、伸縮する上部はシール部材を有して いるので漏液の問題は解消され、またストローがとび出す勢いも或る程度は緩和 になった。一方、ストローにより吸引するためには水筒内に空気がスムーズに流 入する必要があるが、シール部材により密閉状態となると空気が流通しないため 自然に吸飲することができないという問題が生じた。
【0003】 このように、水筒に代表されるこの種のストロー付き飲料容器において、携帯 時における液漏れの防止と、飲用時における通気性の確保とは相反する問題を提 起しており、その解決に完全を期し難いということがあった。
【0004】 また飲用時にストローカバーを開いて、ストローを出位置にするときに、スト ローカバーが勢い良く開き過ぎるという問題があった。開く勢いが強いと、解放 の反動でストローカバーが一旦最大に開いてから元に戻ろうとすることがあり、 そのためにストローをくわえようとした子供の動作とタイミングが合わず、口唇 に当たる可能性があるのである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 本考案は前記の点に着目してなされたもので、その課題は、ストローカバーを 閉じることによって、ストローを原因とする液漏れをほぼ完全に止めることがで きるようにすることである。また本考案の他の課題は、ストローカバーを開く勢 いが緩和されることによりストローカバーが跳ね返るような問題を生じないよう にすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するため本考案は、キャップのストロー取り付け部にストロ ーを通す筒状のガイド部を設け、ストロー周囲からの液漏れを防止するために、 シールリングをストローに嵌め合わせるとともに、不使用時にストローを押し込 んだときに、シールリングが全周で接触可能なテーパ状のシール座を上記のガイ ド部の内部に設けるという手段を講じたものである。
【0007】
【考案の実施の形態】
本考案に係るストロー付き飲料容器は、容器本体と、その開口を閉じるキャッ プと、キャップに出没可能かつ出方向へ付勢した状態で取り付けた吸飲のための ストローと、不使用時にストローを押し込んだときにストロー取り付け部を閉じ るストローカバーとを有する。
【0008】 ストローを出方向へ付勢する手段は任意で良いが、一般的にはばねの弾力が利 用される。またストローカバーを閉じ位置に固定するために、ストローカバーと キャップとの間には係合のようなワンタッチ操作で固定可能な固定手段が設けら れ、さらにワンタッチ操作で固定を解除可能な解除手段が設けられる。
【0009】 本考案におけるストロー周囲のシール上の特徴は、シールリングが全周で接触 可能なシール座をテーパ状とした点にある。従来のシールリングは筒状のガイド 部の内壁面に密接するように構成されており、従って内壁面の精度にシール性が 左右される。筒状のガイド部の内壁面からそれと直交する平面に変更してもその 平面の精度にシール性が左右されるので事情は変わらない。しかし、テーパ状と することにより、シールリングの接触相手の径が次第に小径となっているためテ ーパ面の精度不足による影響が減殺されるものとなる。
【0010】 ストローは、これを押し込んだときにストローの外方端部がストローカバーと 接して閉じられるが、このストローカバー内部の接触箇所に摩擦の大きい材料か ら成る接触片を取り付ける。この接触片は、ストロー外方端部に対するシール部 材の役割を持つ、と同時に、ストローとの接触上、摩擦の大きい材料から成るこ とによって、ストローカバーの開く勢いを緩和し、跳ね返りを防止する役割をも 併せ持っている。摩擦が大きい材料という条件は、柔軟性を有する材料と言い換 えることも可能である。何故なら、ストローを出方向へ付勢するばね力により押 されて接触片が変形し、変形が抵抗となりストローカバーの開く勢いを緩和し得 るからである。柔軟な接触片は、ストローを出方向へ付勢する力で変形してシー ル度を高め得るので、シール性の面からも好都合である。
【0011】 また、ストローを出方向へ付勢するものがばねの弾力であり、そのばねは、ス トローの外方端部に加えられるストローカバーの荷重を僅かに上回るばね荷重を 有していることが望ましい。ストローカバーの荷重を僅かに上回るばね荷重、と は、ばね荷重がストローカバーを撥ね飛ばすほど強烈であってはならない、とい うことである。ばね荷重が強烈過ぎれば、摩擦の大きい接触片による抵抗作用も 少なくなるが、そうはならない範囲でばね荷重を設定する。
【0012】
【実施例】
以下図示の実施例を参照して本考案をより詳細に説明する。各図はストロー付 き水筒に本考案を適用した場合に関する実施例を示しており、このストロー付き 水筒10は、容器本体11と、その開口を閉じるキャップ12とを有し、ストロ ー13は、キャップ12のストロー取り付け部14に、筒状のガイド部15を用 いて取り付けられる。
【0013】 例示の場合、キャップ12は容器本体開口部にねじ結合16によって着脱可能 に取り付けられており、そのキャップ12の上面にキャップ取り付け部14とし て小開口が開口しており、そこにストロー13を通す筒状のガイド部15が設け られている(図2参照)。ガイド部15は円筒状を有し、その上部を開口しかつ 底に相当する下部にストロー13の通し孔17を開口したもので(図3参照)、 キャップ取り付け部14には外方(上方)から取り付けられる。18はストロー 押さえを示しており、ストロー通す小孔19と、キャップ取り付け部14の係合 部21と係合可能な係合相手22を有している。
【0014】 筒状のガイド部15は、上記のストロー押さえ18によってキャップ12に固 定されるもので、そのために外側を向いた突部23が上部の外側に設けられてい る。このガイド部15の内部の底に相当する箇所には、ストロー13を外方へ付 勢するストロー付勢手段としての弱いばね25の下端を受ける受け部24が設け られており、ばね25の上端はストロー13に設けられた突部26に支持される (図4参照)。
【0015】 ストロー周囲からの液漏れを防止する手段であるシールリング27は上記の突 部26に設けられており、このシールリング27の外径は、筒状のガイド部15 の内径と同等程度に設定されている。また不使用時にストロー13を押し込んだ ときに、シールリング27が全周で接触可能なように、テーパ状のシール座28 がガイド部15の内部に設けられている(図4)。
【0016】 シール座28の上位に当たるガイド部15の内壁面は、シールリング27と接 触可能な壁面29となっており、シール座28から少し許り離れた位置から上方 の内壁面に、外部へ通じる通気溝30が設けられている。故に、シールリング2 7がシール座28から離れて通気溝30にさしかかるようになると容器本体内外 が通気状態となる。
【0017】 ストロー13を押し込んだときにストロー取り付け部14を覆うストローカバ ー31が、キャップ12に軸32によって回転可能に設けられている。キャップ 12の軸32と反対側の箇所には、掛け爪33がばね34によって外方へ付勢さ れた状態で組み込まれており、掛け爪33はストローカバー31の掛け止め部 35を掛止して、ストローカバー31をストロー取り付け部14を覆う位置に保 つ(図3)。掛け爪33は押し釦36を一体に有しており、押し釦36はキャッ プ12の取り付け口37の内部に収まって不意に押されないようになっている。 掛け爪33と掛け止め部35とは固定手段を構成し、ばね34で付勢された押し 釦36は解除手段を構成している。
【0018】 さらに、ストロー13を押し込んだときに、ストロー13の外方端部と接して 閉じる接触片38がストローカバー31の内部の所定箇所に設けられている。こ の接触片38は、ストロー13の外方端部39と接触してそこを閉じ、かつ開く ときにゆっくりと動くように、摩擦が大きく柔軟性を有する材料によって形成さ れているもので、例示のものはシリコンラバー製である。なお、例示のストロー 13は、上部の飲み口部と下部の撓み部との2部分から成っている。
【0019】 このようなストロー付き飲料容器10では、図3のストローカバー31を閉じ た状態から押し釦36を押すと、掛止されていたストローカバー31がストロー 13に作用するばね34の付勢力で押されて開く。ストロー13の外方端部39 が弱いばね25により接触片38と接して押し上げる際、接触摩擦が抵抗となっ ているためストローカバー31はゆっくりと動くようになり、跳ね返ったりする ことがない。シールリング27がシール座28に接した密閉状態から、ストロー 13が出て、通気溝30へ至ると同時に、容器本体内が通気状態となるので、自 然に吸飲することができる。
【0020】
【考案の効果】
本考案は以上の如く構成されかつ作用するものであるから、ストローカバーを 閉じることによってストローを原因とする液漏れをほぼ完全に止めることがで き、かつ、ストローカバーを開くときは勢いが緩和されて跳ね返り顔に当たるよ うな問題を生じることがなく、しかも自然な通気状態の下で吸飲が可能となり、 各部品、構造の僅かなばらつきがあっても安定した作用が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るストロー付き飲料容器の実施例を
示す縦断面図。
【図2】同上要部の分解斜視図。
【図3】同じく拡大縦断面図。
【図4】ストローとガイド部との関係を示す拡大断面説
明図。
【図5】同じくストローカバー開放時の断面説明図。
【符号の説明】
10 ストロー付き飲料容器 11 容器本体 12 キャップ 13 ストロー 14 ストロー取り付け部 15 筒状のガイド部 18 ストロー押さえ 25 ばね 27 シールリング 28 シール座 30 通気溝 31 ストローカバー 38 接触片

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体と、その開口を閉じるキャップ
    と、キャップに出没可能かつ出方向へ付勢した状態で取
    り付けた吸飲のためのストローと、不使用時にストロー
    を押し込んだときにストロー取り付け部を覆うストロー
    カバーとを有するストロー付き飲料容器であって、キャ
    ップのストロー取り付け部にストローを通す筒状のガイ
    ド部を設け、ストロー周囲からの液漏れを防止するため
    に、シールリングをストローに嵌め合わせるとともに、
    不使用時にストローを押し込んだときに、シールリング
    が全周で接触可能なテーパ状のシール座を上記のガイド
    部の内部に設けたことを特徴とするストロー付き飲料容
    器。
  2. 【請求項2】 ストローを押し込んだときに、ストロー
    の外方端部と接して閉じるストローカバーの内部の所定
    箇所に、摩擦の大きい材料から成る接触片を取り付け、
    出方向へ付勢されているストローが開き操作で外方へ出
    始める際に抵抗となってゆっくりとストローカバーが開
    くように構成された請求項1記載のストロー付き飲料容
    器。
  3. 【請求項3】 ストローを出方向へ付勢するものがばね
    の弾力であり、そのばねは、ストローの外方端部に加え
    られるストローカバーの荷重を僅かに上回るばね荷重を
    有する請求項1又は2記載のストロー付き飲料容器。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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