JP3088772B2 - 柔軟薄物製品を箱詰する方法及び装置 - Google Patents

柔軟薄物製品を箱詰する方法及び装置

Info

Publication number
JP3088772B2
JP3088772B2 JP03113424A JP11342491A JP3088772B2 JP 3088772 B2 JP3088772 B2 JP 3088772B2 JP 03113424 A JP03113424 A JP 03113424A JP 11342491 A JP11342491 A JP 11342491A JP 3088772 B2 JP3088772 B2 JP 3088772B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
product
box
axis
center axis
longitudinal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP03113424A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04352613A (ja
Inventor
則幸 金沢
Original Assignee
株式会社トマック
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社トマック filed Critical 株式会社トマック
Priority to JP03113424A priority Critical patent/JP3088772B2/ja
Publication of JPH04352613A publication Critical patent/JPH04352613A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3088772B2 publication Critical patent/JP3088772B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Container Filling Or Packaging Operations (AREA)
  • Packaging Of Special Articles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スーパーマーケット等
で使用する合成樹脂フィルム製Uバッグのような、柔軟
で腰のない製品を、ダンボールなどの箱に箱詰めする方
法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】スーパーマーケット等で使用される合成
樹脂フィルム製Uバッグのような袋を製造する製袋装
置、及びこの製袋装置で作られ積層された柔軟薄物製品
(以下、「製品」という)を包装する包装装置が従来か
ら知られている。これらの製品は柔軟で腰がないため、
周知のローラコンベアやベルトコンベアなどを用いた箱
詰装置では、ダンボールなどの箱に隙間なく箱詰めする
ことができなかった。箱に隙間があると、かかる製品は
輸送中に箱内で移動し、製品に折り目ができ、商品とし
て使用できなくなる。従って、かかる製品を箱に隙間な
く箱詰めする装置の要望が従来からあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】又、広く使用されてい
るUバッグのような製品の箱詰めの場合には、単に製品
を隙間なく箱詰めするだけでは依然として上述したよう
な製品が移動する問題があった。これは、Uバッグのよ
うな製品では、図9(A)に示すように袋に把手部分が
加工されており、又両幅部分に折り込み部があるため、
底部分が把手部分より厚く、かつ両幅部分が中央に較べ
て厚くなる。そのため、製品を同じ向きに積層させて箱
詰めすると、把手部分に隙間ができ、かつ図9(B)に
示すように中央部分が凹むことによる。従って、製品を
箱に隙間なく箱詰めするには、製品を1つ毎に逆向きに
充填し、かつ箱詰めの最後に製品を縦に半分に折ったも
のを中央部分に入れる必要があった。
【0004】従って、本発明の目的は、Uバッグのよう
な柔軟薄物製品を箱に隙間なく箱詰めする方法及び装置
を提供することにある。更に、本発明の目的は、製品を
1つ毎に逆向きに充填し、かつ箱詰めの最後に製品を半
分に折ったものを中央部分に入れることができる方法及
び装置を提供することにある。
【0005】更に、本発明の目的は、Uバッグのような
製品をきちんと半折りし、箱詰めする方法及び装置を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、長さ方
向対称軸線と幅方向中心軸線を有する柔軟薄物製品を、
縦方向中心軸線、横方向中心軸線及び垂直方向中心軸線
を有する箱に箱詰する方法であって、前記箱を上部が開
口した状態で水平に固定する工程と、前記製品を、前記
箱の上端より高い水平面上に、前記製品の長さ方向対称
軸線が箱の縦方向中心軸線に平行であり、前記製品の幅
方向中心軸線が箱の幅方向中心軸線に平行であるように
置く工程と、前記製品を、製品の長さ方向対称軸線が箱
の縦方向中心軸線に一致するまでほぼ水平に横移動させ
る工程と、前記製品を、前記製品の幅方向中心軸線が箱
の横方向中心軸線に一致するまでほぼ水平に縦移動させ
る工程と、前記箱を、箱の垂直方向中心軸線のまわりに
180°旋回させる工程と、前記製品を、前記製品の長
さ方向対称軸線が箱の縦方向中心軸線に一致し、かつ前
記製品の幅方向中心軸線が箱の横方向中心軸線に一致す
る状態で、箱の内部に落下させる工程と、を有し、前記
各工程を繰り返し行い、更に、最後の製品を、製品の長
さ方向対称軸線で半分に折り曲げる工程と、半分に折り
曲げた前記製品を、前記製品の幅方向中心軸線が箱の横
方向中心軸線に一致するまでほぼ水平に縦移動させる工
程と、半分に折り曲げた前記製品を、その長さ方向対称
軸線が箱の縦方向中心軸線に一致し、かつ前記製品の幅
方向中心軸線が箱の横方向中心軸線に一致する状態で、
箱の内部に落下させる工程と、を有する、柔軟薄物製品
の箱詰方法を提供する。
【0007】更に、本発明によれば、長さ方向対称軸線
と幅方向中心軸線を有する柔軟薄物製品を、縦方向中心
軸線、横方向中心軸線及び垂直方向中心軸線を有する箱
に箱詰する装置であって、前記箱を上部が開口した状態
で水平に固定し、箱の垂直方向中心軸線のまわりに18
0°旋回させるようになった旋回装置と、前記箱の上端
より高い水平面上に、前記製品の長さ方向対称軸線が箱
の縦方向中心軸線に平行であり、前記製品の幅方向中心
軸線が箱の横方向中心軸線に平行であるように置かれた
製品を、製品の長さ方向対称軸線が箱の縦方向中心軸線
に一致するまでほぼ水平に横移動させる横移動装置と、
前記製品を、前記製品の幅方向中心軸線が箱の横方向中
心軸線に一致するまでほぼ水平に縦移動させる縦移動装
置と、前記製品を、前記製品の長さ方向対称軸線が箱の
縦方向中心軸線に一致し、かつ前記製品の幅方向中心軸
線が箱の横方向中心軸線に一致する状態で、箱の内部に
落下させるようになった落下装置と、前記製品を、製品
の長さ方向対称軸線で半分に折り曲げるようになった半
折装置と、からなる、柔軟薄物製品の箱詰装置を提供す
る。
【0008】
【作用】上記方法及び装置によれば、箱が上部が開口し
た状態で水平に固定され、柔軟薄物製品が、箱の上端よ
り高い水平面上に、前記製品の長さ方向対称軸線が箱の
縦方向中心軸線に平行であり、前記製品の幅方向中心軸
線が箱の横方向中心軸線に平行であるように置かれ、前
記製品が、製品の長さ方向対称軸線が箱の縦方向中心軸
線に一致するまでほぼ水平に横移動され、前記製品が、
前記製品の幅方向中心軸線が箱の横方向中心軸線に一致
するまでほぼ水平に縦移動され、前記箱が、箱の垂直方
向中心軸線のまわりに180°旋回され、前記製品が、
前記製品の長さ方向対称軸線が箱の縦方向中心軸線に一
致し、かつ前記製品の幅方向中心軸線が箱の横方向中心
軸線に一致する状態で、箱の内部に落され、前記製品に
対し前記操作を繰り返し、最後製品が、製品の長さ方向
対称軸線で半分に折り曲げられ、半分に折り曲げた前記
製品が、前記製品の幅方向中心軸線が箱の横方向中心軸
線に一致するまでほぼ水平に縦移動され、半分に折り曲
げた前記製品が、その幅方向中心軸線軸線が箱の横方向
中心軸線に一致する状態で、箱の内部に落される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1は、本発明による箱詰装置を全体的に示す
斜視図である。箱詰装置は、旋回装置20を備え、この
装置により、縦方向中心軸線(X)、横方向中心軸線
(Y)及び垂直方向中心軸線(Z)を有する箱10が、
上部が開口した状態でターンテーブル22の上面に周知
の方法で水平に固定され、箱10の軸線(Z)のまわり
に180°旋回できるようになっている。箱10は、図
示しない装置によりターンテーブル22上に水平に供給
され、また搬出される。
【0010】箱詰装置は、更に横移動装置30を備え
る。この横移動装置30には、製品12を載せるほぼ水
平な供給テーブル32が、箱10の上端より高い位置に
設けられている。供給テーブル32の横方向内側(図で
左側)の端部には、製品12の端部を挟持し易いように
複数の矩形切欠部33が設けられている。製品12は、
図9に示すように、長さ方向対称軸線(x)と幅方向中
心軸線(y)を有しており、上流側装置により、供給テ
ーブル32の上面に供給される。
【0011】横移動装置30には、更に、複数の第1グ
リップ34を有する横移動部材36が、横方向に水平に
延びる2本のガイドロッド37により摺動自在に案内さ
れ、この横移動部材36は横方向に水平に延びるチェー
ン(図示せず)に固定されている。駆動装置(図示せ
ず)によるチェーンの移動により、横移動部材36を横
方向にほぼ水平に移動させることができる。
【0012】第1グリップ34は挟持部35を有し、こ
の挟持部は、周知の仕方、例えば空気シリンダにより横
方向外側(図で右側)が上下に開閉できるようになって
いる。第1グリップ34の縦方向位置は、供給テーブル
32の切欠部33と整合しており、挟持部35の幅は、
切欠部33の幅よりも狭くなっている。これにより、供
給テーブル32に載せられた製品12の幅方向端部を第
1グリップ34の挟持部35で挟持することができる。
【0013】横移動装置30には、更に、供給テーブル
32及び横移動部材36より低い位置に横方向に延びる
水平な支持テーブル38が設けられている。この支持テ
ーブル38は、縦方向下流側(図で右側)の端部に、製
品12の端部を挟持し易いように複数の矩形切欠部38
aを有し、更に、後述する半折り工程のため、箱10の
縦方向軸線(X)と整合した軸線方向のスリット38b
を有する。
【0014】以上の構成により、第1グリップ34の挟
持部35が製品12を挟持した状態で、製品の軸線
(x)が箱の軸線(X)に一致するまで、製品12を支
持テーブル38上でほぼ水平に横移動させることができ
る。箱詰装置は、更に縦移動装置40を備える。この縦
移動装置40には、単一の第2グリップ42を有する縦
移動部材44が、支持テーブル38より高い位置で縦方
向に水平に延びる1本のガイド板46により摺動自在に
案内され、かつ縦移動部材44は、縦方向に水平に延び
るチェーン(図示せず)に固定されている。図示しない
駆動装置によるこのチェーンの移動により、第2グリッ
プ44を縦方向にほぼ水平に移動させることができる。
【0015】図2に第2グリップ42を詳細に示す。第
2グリップ42は挟持部47a、47bを有し、この挟
持部は、周知の仕方、例えば空気シリンダにより縦方向
上流側(図で左側)が上下に開閉できるようになってい
る。第2グリップ42の横方向位置は、箱10の縦方向
軸線(X)と整合しており、挟持部47a、47bの幅
は、支持テーブル38の切欠部38aの幅よりも狭くな
っている。また、第2グリップ42の高さは、支持テー
ブル38上に置かれた製品12、及び支持テーブル38
よりも高い位置の製品12を挟持部47a、47bによ
り挟持できるように設定されている。
【0016】縦移動装置40には、更に、支持テーブル
38より低い位置に縦方向に延びる水平な支持テーブル
(図示せず)が、前記支持テーブル38の下流側端部か
ら、後述する落下装置50のシャッタ板の手前まで設け
られている。以上の構成により、第2グリップ42の挟
持部47a、47bが製品12の下流側端部を挟持した
状態で、製品の幅方向軸線(y)が箱の横方向軸線
(Y)に一致するまで、すなわちシャッタ板62の中央
まで、製品12をほぼ水平に縦移動させることができ
る。
【0017】図3に落下装置50を示す。箱詰装置は、
この落下装置50を更に備える。この図において製品1
2は、前述した縦移動装置40により左側から図に破線
で示すターンテーブル22の上方に供給される。落下装
置50は、2枚のシャッタ板52a、52bを有し、そ
の各々は横方向(図で上下方向)に水平に延びる2本の
ガイドロッド54により横方向に摺動自在に案内されて
いる。シャッタ板52a、52bの上面には、複数の横
方向に延びる細長いシャッタ棒53a、53bが縦方向
(図で左右方向)に間隔を隔てて固定されている。シャ
ッタ板52a、52bの下方には、製品12の縦方向上
流側及び下流側にそれぞれ2本づつ横方向に水平に延び
るベルト55が設けられ、このベルト55は図示のよう
に配置された6個の水平なプーリ56を通すことにより
平行な部分が相互に逆方向に同期して移動するようにな
っている。シャッタ板52a、52bの下面は、それぞ
れこの平行なベルト部分の一方に固定されている。この
構成により、箱10に落下するときベルト55が干渉し
ないようになっている。
【0018】シャッタ板52bの下面には開閉ロッド5
7が取付けられ、駆動装置58による開閉ロッド57の
往復運動によりシャッタ板52a、52bを同期して開
閉することができる。以上の構成により、製品12の軸
線(x)が箱10の軸線(X)に一致し、かつ製品12
の軸線(y)が箱10の軸線(Y)に一致する状態で、
製品12を箱10の内部に落下させることができる。
【0019】図4に落下装置50の断面説明図を示す。
前記落下装置50には、更に、製品12の落下を案内す
る落下案内装置60が備えられている。この落下案内装
置60は、2枚の案内部材62を有し、その各々は横方
向に水平に延びる2本のガイドロッド64(図3に示
す)により横方向に摺動自在に案内されている。案内部
材62には、複数の垂直下方に延びる細長い案内棒63
がシャッタ板52a、52bの上面のシャッタ棒53
a、53bと干渉しない位置に縦方向に間隔を隔てて固
定されている。2枚の案内部材62は、空気シリンダ6
5により横方向内方に移動され、水平に置かれた製品1
2の幅に合った外側位置に停止する。落下案内装置60
は、更に案内棒63を横方向内方に移動するようになっ
た空気シリンダ66を有し、これにより、案内棒63を
半折りにされた製品12の幅に合った外側位置に停止さ
せることができる。
【0020】以上の構成により、製品12が箱10に落
下するときに、製品12の落下を案内することができ
る。箱詰装置は、更に、製品12を半折りする半折装置
70を横移動装置30の上下部分に備える。図5及び図
6にこの半折装置70を模式的に示す。半折装置70
は、断面がほぼ逆U字形を有する半折成形体72を有
し、この半折成形体72は、箱10の軸線方向のスリッ
ト38bに沿って垂直に延びる2枚の板からなり、その
上部で相互に連結されている。半折成形体72の縦方向
長さは、ほぼ支持テーブル38と等しく、かつその縦方
向下流側には半折成形体72を水平位置に回転させたと
きに支持テーブル38の切欠部38a(図1参照)と整
合する複数の切欠部72aを有する。更に、半折成形体
72の一方の板(図5で手前)には、複数の保持シリン
ダ76が設けられ、そのロッド76aはこの板に設けら
れた穴(図示せず)を貫通するようになっている。
【0021】半折成形体72は、更に、回転用シリンダ
78により垂直位置から水平位置まで回転できるように
なっており、更に、昇降用シリンダ79により上方位置
から下方位置まで下降できるようになっている。半折装
置70は、更に、垂直な押込み板74を有し、この押込
み板74は、2本のガイドロッドを有する昇降駆動装置
75により上下に移動し、垂直位置にある半折成形体7
2の内部に挿入できるようになっている。この昇降駆動
装置75には、2本のシリンダ75a、75bが組込ま
れており、これにより、押込み板74の上昇位置を上下
2段に調整することができる。
【0022】押込み板74の上端部分には、図5に示す
ように、上端まで切欠かれた2つのU字状切欠74a
と、上端が切欠かれていない2つの細長いスロット74
bを有する。切欠74aは、半折成形体72上の1本づ
つの保持シリンダ76と縦方向位置が整合しており、一
方スロット74bは、2本づつの保持シリンダ76と縦
方向位置が整合している。これにより、図7に詳細に示
すように、製品12、特にUバッグを半分に折曲げると
きに、Uバッグの把手部の端が、押込み板74の端が切
欠かれた部分に重なるのを防ぐことができ、従来きちん
と折ることが難しかったUバッグの半折りを正確に行う
ことができる。
【0023】以上の構成により、後述する工程により、
製品12を製品の長さ方向軸線(x)で半分に折曲げる
ことができる。箱詰装置は、更に、図1に示すように落
下装置50の上方に押付シリンダ80を備えるのが好ま
しい。この押付シリンダ80のロッド80aは、箱10
の垂直方向中心軸線(Z)に沿って下方に延びており、
その先端に製品12とほぼ同じ大きさの押付板82が水
平に固定されている。この押付シリンダ80は、縮んだ
状態では、押付板82が縦移動装置40及び落下装置5
0と干渉しない高さにあり、かつ延びた状態では、押付
板82が箱10の少なくとも上端に達するように、十分
長いストロークを有する。
【0024】次に本発明による装置の作動を説明する。
箱10が、ターンテーブル22上に供給され、上部が開
口した状態で水平に固定される。次いで、製品12が、
上流側装置により、供給テーブル32の上面に製品の長
さ方向軸線(x)が箱の縦方向軸線(X)に平行であ
り、製品の幅方向軸線(y)が箱の軸線(Y)に平行で
あるように供給される。この時、製品の底端が支持テー
ブル38の下流端とほぼ一致し、かつ製品の幅方向端が
供給テーブル32の横方向内端とほぼ一致する。
【0025】次いで、製品12の幅方向端部を第1グリ
ップ34の挟持部35で挟持し、横方向左方に横移動
し、製品の軸線(x)が箱の軸線(X)に一致する位置
で挟持部35を開いて製品12を離す。第1グリップ3
4は、更に後方(左方)に後退する。次いで、縦移動装
置40により、支持テーブル38に載った製品12の縦
方向下流端を第2グリップ42の挟持部47a、47b
で挟持し、製品の幅方向軸線(y)が箱の横方向軸線
(Y)に一致するまで、すなわちシャッタ板52a、5
2bの上まで、製品12をほぼ水平に縦移動させる。
【0026】次いで、落下案内装置60により、案内棒
63が、空気シリンダ65により横方向内方に移動し、
水平に置かれた製品12の幅に合った外側位置に停止す
る。次いで、落下装置50の2枚のシャッタ板52a、
52bが開き、案内棒63により案内しながら製品12
を箱10の内部に落とす。次いで、押付装置80のロッ
ド80aが延び、押付板82により箱10内の製品12
が下方に押付けられ、製品内部の空気を排出する。
【0027】次いで、旋回装置20により、箱10を、
軸線(Z)のまわりに180°旋回する。上述した工程
は、製品12が箱10内にほぼ一杯になるまで、すなわ
ち製品12を10個づつ箱詰めする場合には9個を箱詰
めするまで繰返し行われる。最後の製品12が、横移動
装置30により、製品の軸線(x)が箱の軸線(X)に
一致する位置まで横移動されると、縦移動装置40が作
動する前に、以下の工程が行われる。
【0028】初めに、それまで水平上方位置にあった半
折成形体72を垂直下方位置に移動させる。次いで、昇
降駆動装置75の押込み板74により製品12の軸線
(X)の部分を上方に押し上げ、製品12を半折成形体
72内に半折り状態に押し込む。次いで、保持シリンダ
76のうち下側の4本が延びて、そのロッド76aが半
折成形体72の一方の板を貫通して、製品12を半折成
形体72内に保持する。このとき、押込み板74のU字
状切欠74aとスロット74bの下方部分をロッド76
aが押すため、昇降駆動装置75の一方のシリンダ75
bを縮めることにより、図8(A)に示すように、保持
シリンダ76が製品12を半折成形体72内に保持した
状態で、押込み板74を下方にずらすことができる。
【0029】次いで保持シリンダ76のうちスロット7
4bに係合する上側の2本を延ばして、押込み板74の
上側に残された部分を押し、次いで下側の2本を縮める
(図8(B)参照)。この状態で、押込み板74を下降
させることができる。これにより、図7に詳細に示した
ように、製品12、特にUバッグを半分に折曲げるとき
に、Uバッグの把手部の端が、押込み板74の端が切欠
かれた部分に重なるのを防ぐことができる。従って、従
来、きちんと折ることが難しかったUバッグの半折りを
正確に行うことができる。
【0030】次いで、半折成形体72を、回転用シリン
ダ78により垂直位置から水平位置まで回転し、更に、
昇降用シリンダ79により上方位置から下方位置まで下
降する(図8(C)参照)。この水平下方位置では、半
折成形体72内と製品12を第2グリップ42で挟持す
ることができる。次いで、縦移動装置40により、半折
りにされた最終製品12が、製品の幅方向軸線(y)が
箱の横方向軸線(Y)に一致するまで製品12をほぼ水
平に縦移動され、次いで、落下案内装置60が作動し、
案内棒63が、空気シリンダ64及び65により半折に
された製品12の幅に合った外側位置に停止する。
【0031】次いで、落下装置50により製品12を案
内棒63で案内しながら箱10の内部に落とし、次い
で、押付装置80により、包装内部の空気が排出され
る。以上の工程がすべて終了すると、箱詰めされた箱1
0が、本装置から搬出され、本発明による箱詰め工程が
完了する。
【0032】
【発明の効果】上述した説明から明らかなように、本発
明による装置及び方法により、Uバッグのような柔軟薄
物製品を箱に隙間なく箱詰めすることができる。更に、
製品を1つ毎に逆向きに充填し、かつ箱詰めの最後に製
品を半分に折ったものを中央部分に入れることができ
る。また、Uバッグのような製品をきちんと半折りし、
箱詰めすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による箱詰装置を全体的に示す斜視図で
ある。
【図2】第2グリップ42の部分側面図である。
【図3】落下装置50の平面図である。
【図4】落下案内装置60の断面説明図である。
【図5】半折装置70の正面概略図である。
【図6】半折装置70の模式的説明図である。
【図7】Uバッグの半折り状態を示す説明図である。
【図8】Uバッグの半折り工程を示す説明図である。
【図9】Uバッグと、その箱詰め状態を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
10 箱 12 製品 20 旋回装置 22 ターンテーブル 30 横移動装置 32 供給テーブル 34 第1グリップ 38 支持テーブル 40 縦移動装置 42 第2グリップ 50 落下装置 52a、52b シャッタ板 60 落下案内装置 63 案内棒 70 半折装置 72 半折成形体 74 押込み板 76 保持シリンダ 78 回転用シリンダ 79 昇降用シリンダ 80 押付シリンダ

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長さ方向対称軸線と幅方向中心軸線を有
    する柔軟薄物製品を、縦方向中心軸線、横方向中心軸線
    及び垂直方向中心軸線を有する箱に箱詰する方法であっ
    て、 前記箱を上部が開口した状態で水平に固定する工程と、 前記製品を、前記箱の上端より高い水平面上に、前記製
    品の長さ方向対称軸線が箱の縦方向中心軸線に平行であ
    り、前記製品の幅方向中心軸線が箱の幅方向中心軸線に
    平行であるように置く工程と、 前記製品を、製品の長さ方向対称軸線が箱の縦方向中心
    軸線に一致するまでほぼ水平に横移動させる工程と、 前記製品を、前記製品の幅方向中心軸線が箱の横方向中
    心軸線に一致するまでほぼ水平に縦移動させる工程と、 前記箱を、箱の垂直方向中心軸線のまわりに180°旋
    回させる工程と、 前記製品を、前記製品の長さ方向対称軸線が箱の縦方向
    中心軸線に一致し、かつ前記製品の幅方向中心軸線が箱
    の横方向中心軸線に一致する状態で、箱の内部に落下さ
    せる工程と、を有し、 前記各工程を繰り返し行い、 更に、最後の製品を、製品の長さ方向対称軸線で半分に
    折り曲げる工程と、 半分に折り曲げた前記製品を、前記製品の幅方向中心軸
    線が箱の横方向中心軸線に一致するまでほぼ水平に縦移
    動させる工程と、 半分に折り曲げた前記製品を、その長さ方向対称軸線が
    箱の縦方向中心軸線に一致し、かつ前記製品の幅方向中
    心軸線が箱の横方向中心軸線に一致する状態で、箱の内
    部に落下させる工程と、を有する、ことを特徴とする柔
    軟薄物製品の箱詰方法。
  2. 【請求項2】 長さ方向対称軸線と幅方向中心軸線を有
    する柔軟薄物製品を、縦方向中心軸線、横方向中心軸線
    及び垂直方向中心軸線を有する箱に箱詰する装置であっ
    て、 前記箱を上部が開口した状態で水平に固定し、箱の垂直
    方向中心軸線のまわりに180°旋回させるようになっ
    た旋回装置(20)と、 前記箱の上端より高い水平面上に、前記製品の長さ方向
    対称軸線が箱の縦方向中心軸線に平行であり、前記製品
    の幅方向中心軸線が箱の横方向中心軸線に平行であるよ
    うに置かれた製品を、製品の長さ方向対称軸線が箱の縦
    方向中心軸線に一致するまでほぼ水平に横移動させる横
    移動装置(30)と、 前記製品を、前記製品の幅方向中心軸線が箱の横方向中
    心軸線に一致するまでほぼ水平に縦移動させる縦移動装
    置(40)と、 前記製品を、前記製品の長さ方向対称軸線が箱の縦方向
    中心軸線に一致し、かつ前記製品の幅方向中心軸線が箱
    の横方向中心軸線に一致する状態で、箱の内部に落下さ
    せるようになった落下装置(50)と、 前記製品を、製品の長さ方向対称軸線で半分に折り曲げ
    るようになった半折装置(70)と、からなる、ことを
    特徴とする柔軟薄物製品の箱詰装置。
  3. 【請求項3】 前記半折装置は、 断面がほぼ逆U字形を有する半折成形体(72)と、 前記半折成形体内に製品を半折り状態に押し込む押込み
    装置(74)と、 前記製品を前記半折成形体内に保持する保持装置(7
    6)と、 前記半折成形体を垂直位置から水平位置に回転させる回
    転装置(78)と、 前記半折成形体を上方位置から下方位置まで下降させる
    昇降装置(79)とからなることを特徴とする請求項2
    に記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記落下装置は、製品の落下を案内する
    落下案内装置(60)を更に備える、ことを特徴とする
    請求項3に記載の装置。
  5. 【請求項5】 箱内の製品を下方に押付ける押付装置
    (80)を更に備える、ことを特徴とする請求項4に記
    載の装置。
JP03113424A 1991-05-17 1991-05-17 柔軟薄物製品を箱詰する方法及び装置 Expired - Fee Related JP3088772B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03113424A JP3088772B2 (ja) 1991-05-17 1991-05-17 柔軟薄物製品を箱詰する方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03113424A JP3088772B2 (ja) 1991-05-17 1991-05-17 柔軟薄物製品を箱詰する方法及び装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04352613A JPH04352613A (ja) 1992-12-07
JP3088772B2 true JP3088772B2 (ja) 2000-09-18

Family

ID=14611888

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03113424A Expired - Fee Related JP3088772B2 (ja) 1991-05-17 1991-05-17 柔軟薄物製品を箱詰する方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3088772B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9132972B2 (en) 2013-08-27 2015-09-15 Yutaka Mfg. Co., Ltd. Article dropping apparatus
JP2018079961A (ja) * 2016-11-17 2018-05-24 株式会社豊製作所 落とし入れ装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9132972B2 (en) 2013-08-27 2015-09-15 Yutaka Mfg. Co., Ltd. Article dropping apparatus
JP2018079961A (ja) * 2016-11-17 2018-05-24 株式会社豊製作所 落とし入れ装置
US10232962B2 (en) 2016-11-17 2019-03-19 Yutaka Mfg. Co., Ltd. Article dropping apparatus and method

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04352613A (ja) 1992-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2249628C (en) Method and apparatus for treating flexible bags
JP4159670B2 (ja) Ptp包装体の集束移載方法及び装置
JP5646760B2 (ja) ひも掛け機用の束の運搬装置
JP2019520238A (ja) 段ボールブランクの折曲げステーション、及び段ボールブランクから得られる段ボール箱の中に物品を梱包するための機械
JP2011512302A (ja) (チューブ)袋を段ボール箱に入れる方法と装置
CN111824511B (zh) 一种立式产品包装设备及包装方法
US5819509A (en) Bag shouldering and deaerating apparatus
JP5753643B2 (ja) 段ボール箱詰めシステム
JP3628086B2 (ja) スナック菓子包装袋の搬送方法、及びスナック菓子包装袋の搬送・箱詰め方法
BR112018076369B1 (pt) Máquina de embalagem, e, método para embalar com um filme uma pluralidade de produtos empilhados e sobrepostos em um palete
JP3088772B2 (ja) 柔軟薄物製品を箱詰する方法及び装置
CN109383880A (zh) 一种电梯导轨自动打包设备及其控制方法
US3771280A (en) End folding machine
JP3610513B2 (ja) 集積物品の箱詰め装置
EP3248773B1 (en) Automatic unloading system for bag making machines
JP4509251B2 (ja) 中仕切り板の自動組立方法及びその装置
CN110834765A (zh) 一种纸盒自动成型填料的包装流水线
JPS6135048B2 (ja)
JPH06171759A (ja) 長尺包装体の箱詰め装置用搬入装置
CN114633929B (zh) 一种装盒机
JP3493378B2 (ja) 物品の箱詰め包装方法及び装置
JPH0692457A (ja) 袋物製品の函詰方法及びその装置
US20240190602A1 (en) Packaging machine with dynamic buffer and its assembly method
US3393494A (en) Packaging machine
JPH02191108A (ja) 偏平な対象物をフオイル被包ないし包装する方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees