JP3493378B2 - 物品の箱詰め包装方法及び装置 - Google Patents

物品の箱詰め包装方法及び装置

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JP3493378B2
JP3493378B2 JP22428799A JP22428799A JP3493378B2 JP 3493378 B2 JP3493378 B2 JP 3493378B2 JP 22428799 A JP22428799 A JP 22428799A JP 22428799 A JP22428799 A JP 22428799A JP 3493378 B2 JP3493378 B2 JP 3493378B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数個の物品とそ
の使用説明書とを箱詰め包装する物品の箱詰め包装方法
及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、図10の(E)に示す円筒形胴
部をもつ大容量の容器a’と、これと同じ高さで胴部の
長径を上記円筒形胴部と同じとした図10の(F)に示
す楕円形胴部をもつ小容量の容器a”に充填された物品
を、図10の(A)(B)(C)(D)に示すように、
それぞれ専用の箱c’、c”に複数個(例えば3個)単
位で箱詰めし、使用説明書dを折り曲げ状態で挿入して
包装する場合、容器a’やa”だけを箱c’やc”内に
挿入することは比較的簡単であるが、使用説明書dを箱
内に自動的に挿入することが意外に難しく、これが自動
化を妨げるネックになっている。
【0003】上記のように、複数個の物品とその使用説
明書とを自動的に箱詰め包装する装置を設計製作するこ
とは決して困難ではないが、必要以上に装置が複雑とな
り、コストが高くなるようであれば、実用に供されな
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】複数個の物品とその使
用説明書とを必要最少限の手段で合理的に処理して自動
的に箱詰め包装するならば、装置の複雑化を避けて、コ
ストも低くし、実用に供されることが予測できる。
【0005】本発明は、上記予測に基いてそれを実現す
るために開発されたもので、その目的とするところは、
物品を使用説明書と共に箱内に巧く自動挿入可能とし、
しかも、設備コスト及びランニングコストを低減可能と
した物品の箱詰め包装方法及び装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の物品の箱詰め包装方法は、多数の容器を正立状
態で箱詰め位置に向けて1列で整列搬送し、これと併行
して折畳み状態で収容された箱を1箱ずつ送り出して起
立成形しつつ箱詰め位置へ横倒状態で搬送させ、これと
関連して使用説明書を1枚ずつ取出して箱詰め位置に略
水平に載置し、箱詰め位置に搬送されてきた容器を先頭
から所定個数だけ分離して略水平に載置されている使用
説明書の約半分上に箱への挿入方向と反対方向に横倒さ
せて押さえ、次に横倒状態の容器の頭部から食み出した
使用説明書の残り約半分を容器の頭部に近接した位置で
略垂直に折り上げ、続いてその使用説明書の上半部分を
横倒状態の容器の上面に折り曲げて密着させながら使用
説明書と横倒容器とを一緒に箱内に略水平方向から押し
込み挿入し、その後、箱の蓋を折り畳んで次工程に搬出
することを特徴とする。
【0007】この発明の方法によれば、箱は箱詰め位置
へ横倒状態で供給させておき、容器は正立状態で箱詰め
位置へ供給させ、使用説明書は箱詰め位置へ略水平に載
置しておき、箱詰め位置で容器を使用説明書の上に横倒
させて押さえ、続いて、使用説明書を折り上げ、その状
態で箱に向けて押し込むことによって、使用説明書を容
器の頭部に略コ字形に巻き付けるように折り曲げること
ができ、第1に使用説明書の折り曲げ動作回数を最少と
し、かつ、箱への挿入動作と兼用させて動作手段を減少
させることができ、第2に使用説明書を略コ字形に巻き
付けた状態に保持する手段として、容器の自重で下面へ
押さえ付けさせて使用説明書の載置面を一方の押さえ手
段として利用でき、第3に箱に略水平に押し込む方式を
採用しているため、使用説明書の載置面を箱への挿入基
準面として利用でき、上から薄い板状のもので押えるだ
けでよいため、挿入手段の簡略化が図れ、箱へに挿入を
確実容易に行わせることができ、例えば、容器及び使用
説明書を掴んで上から挿入する方式に比較して箱への挿
入に邪魔物を殆どなくせるのであり、動作の単純化及び
装置の簡略化が図れる。
【0008】上記本発明の方法は、底部の蓋が予め接着
閉鎖されており、頭部の蓋が開放状態で折り畳たまれた
状態の箱に適用することができるだけでなく、底部の蓋
及び頭部の蓋が開放状態で折り畳たまれた状態の箱にも
適用することができる。
【0009】また、本発明の物品の箱詰め包装装置は、
容器を箱詰め位置に正立状態で搬送するコンベアと、コ
ンベア上で搬送される容器を1列に整列させるガイド
と、コンベア上に容器を供給する供給手段と、ストッカ
ーに多数折畳み状態で収容された箱を1箱ずつ送り出す
箱送り出し手段と、送り出された箱を箱供給位置で受取
って起立成形しつつ箱詰め位置から蓋折り畳み位置まで
横倒状態で搬送するコンベアと、箱詰め位置の上部に設
置されたストッカーに多数収容された使用説明書を1枚
ずつ取出して作業台上に略水平に載置する説明書取出し
手段と、箱詰め位置に搬送されてきた容器を先頭から所
定個数だけ分離する仕切り手段と、箱詰め位置で分離さ
れた所定個数の容器を略水平に載置された使用説明書の
約半分上に箱への挿入方向と反対方向に横倒させて押さ
える容器横倒手段と、横倒状態の容器の頭部から食み出
した使用説明書の残り約半分を倒伏容器の頭部に近接し
た位置で略垂直に折り上げ、続いてその使用説明書の上
半部分を横倒状態の容器の上面に折り曲げて密着させな
がら使用説明書と横倒状態の容器とを一緒に箱内に略水
平方向から押し込み挿入する挿入手段と、箱の蓋を折り
畳む蓋折り畳み手段と、箱を次工程に搬出する手段とを
具備したことを特徴とする。
【0010】上記本発明の装置によれば、前記方法発明
の実施を確実化でき、装置の簡略化による設備コスト及
びランニングコストの低減が図れる。
【0011】また、本発明の物品の箱詰め包装装置は、
箱搬送用コンベアには、無端状に張設されたチェーンに
等間隔で取付けられた箱支持台と、各箱支持台の搬送方
向前後にアームを介して開閉回動可能に枢着された一対
の箱把持板とを装備させ、上記アームに取付けたローラ
に対応して、箱供給位置から箱詰め位置までには固定ガ
イドカムを設置し、また、蓋折り畳み位置には昇降ガイ
ドカムを設置して、箱供給位置では上記アームを介して
一対の箱把持板を搬送方向に沿って外側に拡開させ、か
つ、箱供給位置を出てから蓋折り畳み位置までの間では
上記アームを介して一対の箱把持板を搬送方向に沿って
内側に閉じ動作させ、さらに、蓋折り畳み位置では昇降
ガイドカムにより上記アームを介して一対の箱把持板を
拡開動作可能としたことを特徴とする。
【0012】上記構成によれば、折り畳み状態の箱の受
入れを容易化でき、しかも、当該箱の起立成形とそれに
続く容器及び使用説明書の箱への挿入を確実に行うこと
ができ、さらに、蓋の折り畳み及び次工程への箱の搬出
を支障なく行わせることができる。
【0013】さらに、本発明の物品の箱詰め包装装置
は、底部の蓋が予め接着閉鎖されており、頭部の蓋が開
放状態で折り畳たまれた状態の箱を折畳み状態で積み重
ね収容するストッカーの内面には、箱の折り畳み厚さの
薄い頭部側に対応して係止突起を高さ方向に適宜間隔で
設置してあることを特徴とする。この構成によれば、折
り畳み状態の箱の底部側と頭部側との厚み差の累積によ
る過大な傾斜を是正して、ストッカーからの箱の送り出
しを円滑に行わせることができる。
【0014】また、本発明の物品の箱詰め包装装置は、
容器を整列させるガイドの案内幅、箱を収容するストッ
カーの収容幅、箱搬送用コンベアの箱把持板の取付け位
置、箱詰め位置への容器の受入幅、及び、挿入手段の箱
への挿入高さを、容器及び箱の大きさにより調節可能と
してあることを特徴とする。この構成によれば、内容量
等の異なる複数種類の容器及び箱に対して、1つの箱詰
め包装設備で兼用させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。なお、図面に示す実施の形態は、
底部の蓋が予め接着閉鎖されており、頭部の蓋が開放状
態で折り畳たまれた状態の箱に適用した場合を例示して
いる。
【0016】先ず、本発明に係る物品の箱詰め包装方法
は、図1に示すように、多数の容器aを正立状態で箱詰
め位置bに向けて1列で整列搬送し、これと併行して折
畳み状態で積み重ね収容された箱cを1箱ずつ送り出し
て起立成形しつつ頭部を開口させて箱詰め位置bへ横倒
状態で搬送させ、これと関連して使用説明書dを1枚ず
つ取出して箱詰め位置bに略水平に載置し、箱詰め位置
bに搬送されてきた容器aを先頭から所定個数だけ分離
して略水平に載置されている使用説明書dの約半分上に
箱cへの挿入方向と反対方向に横倒させて押さえ、次に
横倒状態の容器aの頭部から食み出した使用説明書dの
残り約半分を容器aの頭部に近接した位置で略垂直に折
り上げ、続いてその使用説明書dの上半部分を横倒状態
の容器aの上面に折り曲げて密着させながら使用説明書
dと横倒容器aとを一緒に箱c内に略水平方向から押し
込み挿入し、その後、箱cの頭部周囲の蓋c1 、c2 、
c3 を閉鎖方向に順次折り畳んで次工程(例えば、糊付
け工程等)に搬出するようにしている。
【0017】また、本発明の物品の箱詰め包装装置は、
図2に示すように、容器aを箱詰め位置bに正立状態で
搬送するコンベア1と、コンベア1上で搬送される容器
aを1列に整列させるガイド2と、コンベア1上に容器
aを供給する供給手段3と、ストッカー4に多数折畳み
状態で積み重ね収容された箱cを最下部から1箱ずつ送
り出す箱送り出し手段5と、送り出された箱cを箱供給
位置eで受取って起立成形しつつ頭部を開口させて箱詰
め位置bから蓋折り畳み位置fまで横倒状態で搬送する
コンベア6と、箱詰め位置bの上部に設置されたストッ
カー7に多数積み重ね収容された使用説明書dを最下部
から1枚ずつ下方に取出して作業台8上に略水平に載置
する説明書取出し手段9と、箱詰め位置bに搬送されて
きた容器aを先頭から所定個数だけ分離する仕切り手段
10と、箱詰め位置bで分離された所定個数の容器aを
略水平に載置された使用説明書dの約半分上に箱cへの
挿入方向と反対方向に横倒させて押える容器横倒手段1
1と、横倒状態の容器aの頭部から食み出した使用説明
書dの残り約半分を倒伏容器aの頭部に近接した位置で
略垂直に折り上げ、続いてその使用説明書dの上半部分
を横倒状態の容器aの上面に折り曲げて密着させながら
使用説明書dと横倒状態の容器aとを一緒に箱c内に略
水平方向から押し込み挿入する挿入手段12と、箱cの
頭部周囲の蓋c1 、c2 、c3 を閉鎖方向に順次折り畳
む蓋折り畳み手段13と、箱cを次工程に搬出する手段
14とを具備している。
【0018】容器搬送コンベア1は、図2に示すよう
に、ベルトコンベアで構成され、その上に一対のガイド
2a、2bが容器aの1個分の幅でブラケット2cを介
してコンベアフレーム1aに取付けてあり、容器aの種
類や外周形状等に応じて、一方の固定側のガイド2aに
対して他方のガイド2bの取付け位置を変更することに
より、ガイド幅を調節可能としている。本実施例では、
図10の(E)(F)に示すように、内容量の異なる大
小2種類の容器の箱詰め包装に用いるためにガイド幅を
2通りに調節できるように構成している。
【0019】容器供給手段3は、図2に示すように、回
転するターンテーブル3aと固定配置した案内ブレード
3bと送り出しガイド3cとを備え、ターンテーブル3
aの回転によって、その上に載置された容器aを案内ブ
レード3bによってターンテーブル3aの外周側へ案内
し、送り出しガイド3cによって容器搬送コンベア1上
へ送り出すように構成している。
【0020】ストッカー4は、図3の(A)に示すよう
に、箱cを折り畳み状態で多数積み重ね収容するもの
で、最下部のものから順次水平に取出し可能とし、上か
ら補給可能としている。箱cは、図10の(A)〜
(D)に示すように、正面と裏面とが容器aを所定個数
(本実施例は3個)だけ収容できる長さの長辺とし、左
右両側面は容器aを1個分収容できる長さの短辺とし、
高さは、容器aを1個分だけ収容できる高さとしてあ
り、全体は図10の(G)(H)に示すように、長方形
箱状で上下両端の4辺にそれぞれ蓋c1 〜c8 を延長形
成しており、底部側の蓋c5 〜c8 は、図10の(I)
(J)に示すように、折り畳み状態の箱cを起立させる
と自動的に閉鎖状態に組立て保持できるように左右両側
面の蓋c5 、c6を正面の蓋c7 と裏面の蓋c8 とに予
め接着閉鎖して箱cの内側に折り畳まれている。そのた
め、折り畳み状態の箱cは、底部側の厚みが頭部側より
も厚くなっている。ストッカー4は、図3の(A)に示
すように、上記厚み差の累積による積み重ね状態の傾斜
を是正するため、厚みの薄い頭部側に対応する内面の高
さ方向の途中に適宜間隔で係止突起4aを設けている。
この係止突起4aにより、例えば、最下段の箱cの収容
数が減少してくると、下から2段目の段の厚みの大きい
底部側が先に下がり、それによって頭部側が係止突起4
aから順次外れて最下段へ自重で落下して自動的に箱c
の補給が行われ、それより上の段でも同様となる。
【0021】上記ストッカー4は、底部の蓋c5 〜c8
が予め接着閉鎖されており、頭部の蓋c1〜c4が開放状態
で折り畳たまれた状態の箱cに適用する場合であるが、
底部の蓋c5 〜c8 が頭部の蓋c1〜c4と同様に、ともに
開放状態で折り畳たまれた状態の箱cに適用する場合で
は、頭部側と底部側とに上記した厚み差が生じないた
め、係止突起4aを省略して実施するものである。ま
た、その場合には、ストッカー4は、横置きとし、真空
吸着パッドその他のハンドリング手段で1箱ずつ箱搬送
コンベア6上に供給させるようにしてもよい。
【0022】上記ストッカー4は、箱cの大きさに合せ
て収容幅を調節可能としてあり、本実施例では、内容量
の異なる大小2種類の容器aを収容するための2種類の
大きさの箱cに対応してストッカー4の収容幅を調節可
能としている。なお、2種類以上の場合にも共用できる
ように、収容幅を無段調節可能としてもよい。
【0023】箱送り出し手段5は、図3の(A)に示す
ように、ストッカー4に多数折畳み状態で積み重ね収容
された箱cを最下部から1箱ずつ箱搬送コンベア6上に
頭部側を前にして略水平に送り出すもので、シリンダ5
aで進退動作するプッシャー5bとストッパー5cとを
備えており、プッシャー5bは、折り畳み状態の箱の1
枚分の底部側の厚さとされ、ストッカー4に折り畳み状
態で積み重ねて収容されている最下部の箱cの底部側か
らストッカー4の底板4bに沿って箱搬送コンベア6の
箱供給位置eに向けて押し出すように構成され、ストッ
パー5cは、図3の(B)に示すように、ばね5dによ
り常時押し下げられ、ストッカー4内の最下部の箱cが
プッシャー5bで押出される時だけ、傾斜面5c’によ
りばね5dに抗して押し上げられてその箱cを箱搬送コ
ンベア6の箱供給位置eに向けて通過させ、最下部以外
の箱cが押出されないように規制している。なお、プッ
シャー5bの押し出しストロークs1 は、一定量に設定
されており、かつ、箱搬送コンベア6の箱供給位置eの
押し出し方向前方には、図3の(A)に示すように、押
し出されてくる箱cの前端位置を規制するストッパー5
eを設置している。
【0024】箱搬送コンベア6は、図4の(A)(B)
に示すように、コンベアフレーム6aに回転可能に支持
した駆動軸6b及び従動軸6cの両端に取付けた駆動ス
プロケット6d、6dと従動スプロケット6e、6eと
にチェーン6f、6fを無端状に張設し、このチェーン
6f、6fに等間隔で箱支持台6gを取付け、この箱支
持台6gの搬送方向前後に一対の箱把持板6h、6iを
それぞれアーム6j、6kを介して起伏回動可能に枢着
しており、ストッカー4の側部の箱供給位置eから後述
する蓋折り畳み位置fまでに亘って箱cを1ピッチずつ
間欠搬送するものである。
【0025】上記箱供給位置eから箱詰め位置bに亘っ
て、図4の(A)(B)に示すように、固定ガイドカム
6mを取付け、各箱支持台6gが箱供給位置eに到達し
たとき、アーム6j、6kに取付けたローラ6n、6o
をこの固定ガイドカム6mに当接させることにより一対
の箱把持板6h、6iを搬送方向の外側に拡開させてス
トッカー4からの箱cの受取りを容易にしており、か
つ、箱搬送コンベア6の間欠移動が開始されるとき、一
対の箱把持板6h、6iを内側に閉じ動作させて、折り
畳まれている箱cの短辺を起立させて頭部を開口成形
し、底部の蓋c5 〜c8 を組立て閉鎖させると共に、一
対の箱把持板6h、6iにより箱cの長辺を搬送方向前
後から若干圧縮するように押圧して把持し、頭部開口部
の中央部を上下に拡開させ、後述する箱詰め位置bでの
容器aと使用説明書dの挿入を容易化させている。尚、
上記固定ガイドカム6mは、一対の箱把持板6h、6i
を上記閉じ動作状態のままで箱詰め位置bまで移動させ
るべく延長して設置している。
【0026】上記一対の箱把持板6h、6iのうち、搬
送方向後側の箱把持板6hの上部には、図4の(B)に
示すように、内側に向けて屈曲する係止爪6h’が形成
してあり、搬送方向後側の箱把持板6hの閉じ動作で折
り畳まれた箱cの搬送方向後側を押圧して起立させると
き、起立される箱cの搬送方向後側上端を係止して上方
への逃げを防止し、箱cの起立成形を確実にするもので
ある。この係止爪6h’の高さは、搬送方向後側のアー
ム6に対する取付け位置を箱cの短辺の長さに合せて調
節可能とされ、具体的には、本実施例の場合、内容量が
異なる大小2種類の容器を包装する2種類の箱に対応し
て、2段階に調節できるように構成されている。
【0027】また、搬送方向前側の箱把持板6iの内面
下部には、図4の(B)に示すように、ゴムシート6
i’が貼り付けてあり、搬送方向後側の箱把持板6hの
閉じ動作で折り畳まれた箱cを搬送方向前側の箱把持板
6iに押付けて起立させるとき、箱cの搬送方向前縁が
上側に滑って逃げることを防止させている。
【0028】また、蓋折り畳み位置fには、図4の
(B)に示すように、昇降ガイドカム6pが昇降シリン
ダ6qを介して昇降可能に設置されており、各箱支持台
6gが蓋折り畳み位置fに到達し、蓋c1 、c2 の折り
畳み動作が終了し、かつ、蓋c3の折り畳みも終了して
搬出手段14で箱cを搬出する時点になると、昇降シリ
ンダ6qにより昇降ガイドカム6pが下降動作せしめら
れ、アーム6j、6kに取付けたローラ6n、6oを下
降回動させて一対の箱把持板6h、6iを外側に拡開さ
せ、箱cの搬出を容易にしている。なお、箱cの搬出が
済めば、昇降シリンダ6qにより昇降ガイドカム6pが
上昇復帰せしめられ、固定ガイドカム6mと同一高さに
して待機せしめられる。
【0029】なお、一対の箱把持板6h、6iは、閉じ
方向への動作端が直立状態で停止するように構成され、
その状態が起立成形した箱cの長辺を若干圧縮するよう
な寸法関係に設定されている。
【0030】ストッカー7は、図5の(A)に示すよう
に、箱詰め位置bの一側上部に固定配置され、使用説明
書dを折り畳み状態で多数積み重ね収容するもので、底
部両側に係止部7a、7aを有する。このストッカー7
の収容幅は、使用説明書dの大きさに応じて調整可能と
してもよい。
【0031】作業台8は、図5の(A)及び図6に示す
ように、容器搬送コンベア1の終端付近の箱詰め位置b
で容器搬送コンベア1の側部、特に、箱への反挿入側に
沿って略水平に設置され、その上面は、容器搬送コンベ
ア1で搬送されてくる容器aの搬送方向の一方、特に、
箱への反挿入側に沿って容器aを案内規制するために該
容器搬送コンベア1の搬送面より僅かに高くして段差8
aが形成してあり、この段差8aを利用して容器aが箱
への反挿入側に倒伏される。段差8aの高い作業台8側
には使用説明書dが載置され、その上に容器aが倒伏せ
しめられる。なお、容器搬送コンベア1の搬送面に対し
て、箱搬送コンベア6の各箱支持台6gの上面は、僅か
に低く構成されている。この構成によって、使用説明書
dと容器aとを箱c内にスムーズに挿入することができ
るようにしている。この作業台8には、図6に示すよう
に、容器搬送コンベア1の搬送方向の前方側に、容器a
の箱詰め位置bへの受入れ位置を規制し、かつ、容器a
を箱c内に挿入する際の挿入ガイド部8bが形成されて
いる。
【0032】箱詰め位置bには、図6及び図7の(C)
に示すように、大容量と小容量の2種類の容器aの小容
量の容器aに対応して、容器搬送コンベア1から送り出
されてくる容器aの受入れ幅を規制し、容器aの整列位
置を段差8a側に揃えるために2本の平行なガイドロッ
ドからなるフォーク状をした可動ガイド部材2dがシリ
ンダ2eにより図7の(B)に示すように、ストローク
s2 だけ作業台8の挿入ガイド部8bの壁面外から容器
搬送コンベア1の搬送方向と平行に進退動作可能に設置
され、2種類の容器aの大容量の容器aの箱詰め包装時
には、箱詰め位置bから退避させて不使用とされる。な
お、この可動ガイド部材2dは、小容量の容器aが容器
搬送コンベア1から箱詰め位置bに送り出される際に、
箱詰め位置b内に前進せしめられ、容器aが横倒せしめ
られる際には、一旦、箱詰め位置b外に後退せしめら
れ、次の容器aが箱詰め位置bに送り出される際には再
び箱詰め位置b内に前進せしめられ、毎回これを繰返す
ようにシリンダ2eが動作制御される。
【0033】説明書取出し手段9は、図5の(A)及び
図7の(C)に示すように、ストッカー7の下方に設置
され、シリンダ9aでストロークs3 だけ上下動する複
数個(本実施例では2個)の真空吸着パッド9b、9b
を上下動基板9cに取付けたもので、ストッカー7に収
容されている使用説明書dを最下部のものから1枚ずつ
取出して作業台8上に略水平に載置するもので、真空吸
着パッド9b、9bは、ホース(図示省略)を介して吸
気発生源( 図示省略)に接続され、このホースの途中に
設置されるバルブ(図示省略)によって吸気作用のON
・OFF制御を行う構成とされている。作業台8及び後
述する挿入手段12の説明書折り曲げ兼押さえ板12a
には、図5の(A)及び図6に示すように、真空吸着パ
ッド9b、9bが通過する貫通孔9d、9dが形成され
ている。なお、箱詰め位置bにおける箱cと容器aと使
用説明書dの供給位置関係は、図5の(A)、図6及び
図7の(B)に示すように、挿入方向の奥に箱cがあ
り、その手前に容器aがあり、さらにその手前に使用説
明書dがあるように設定されている。
【0034】仕切り手段10は、図5の(B)及び図7
の(A)〜(C)に示すように、シリンダ10aで上下
に進退動作可能に枢着された仕切り板10bを有し、容
器搬送コンベア1で箱詰め位置bまで1列で連続して搬
送されてきた容器aを先頭から所定個数だけ後続のもの
から分離するものである。上記仕切り板10bは、図6
及び図7の(B)に示すように、箱詰め位置bで容器a
を箱cに挿入する際の一方の挿入ガイドとして利用され
る。
【0035】容器横倒手段11は、図5の(A)及び図
7の(A)に示すように、水平動シリンダ11aの先端
に上下動シリンダ11bを取付け、この上下動シリンダ
11bの先端に押し板11cを略水平に取付けたもの
で、水平動シリンダ11aによりストロークs4 だけ略
水平に前進して容器aを横倒させ、続いて、上下動シリ
ンダ11bによりストロークs5 だけ下降して横倒した
容器aを押えるもので、この押し板11cは、容器aの
上部のキャップ部分を略水平に押す高さに配置されてお
り、仕切り手段10で分離された所定個数の容器aを作
業台8上に略水平に載置されている使用説明書dの略半
分上に横倒させて押さえるものである。
【0036】挿入手段12は、図5の(A)及び図7の
(A)(C)に示すように、説明書折り曲げ兼押さえ板
12aを上面に有し、その下面に容器挿入部材12bを
一体に固着してなり、これらを取付けたアーム12cを
上下動シリンダ12dで上下動可能に支持するととも
に、水平動シリンダ12eで水平動可能としてなり、先
ず、作業台8の下方から上下動シリンダ12dの動作で
図5の(A)に示すように、ストロークs6 だけ上昇し
て、説明書折り曲げ兼押さえ板12aの上面により、容
器横倒手段11で横倒させた容器aから食み出した使用
説明書dの残り約半分を横倒容器aの頭部に近接した位
置で略垂直に折り上げ、続いて、水平動シリンダ12e
の動作で箱cの開口部に向けて図5の(A)に示すよう
に、ストロークs7 だけ水平移動し、その水平移動の前
半で説明書折り曲げ兼押さえ板12aの前面と下面によ
り使用説明書dの上半部分を横倒容器aの上面に折り曲
げて密着させ、この状態で水平移動の後半に移行して容
器挿入部材12bが所定個数の横倒容器aを両側板部1
2b’、12b’で囲い込むようにして横倒容器aと使
用説明書dとを一緒に箱c内に向けて水平に押し込み挿
入するものである。上記挿入手段12による容器a及び
使用説明書dの箱c内への挿入に備えて、箱cの底部側
には、図5の(A)及び図7の(B)に示すように、ス
トッパ12fが箱搬送コンベア6のコンベアフレーム6
aに取付けてある。
【0037】上記挿入手段12の上下動シリンダ12d
と水平動シリンダ12eとは、容器横倒手段11やスト
ッカー7等との干渉を避けるため、図7の(A)(C)
に示すように、箱詰め位置bの上部一側に位置をずらせ
て配置している。
【0038】上記挿入手段12は、大容量と小容量の2
種類の容器aの横倒状態での中心高さが異なるため、箱
cへの挿入高さを調節する必要があり、本実施例では、
図7の(A)(C)に示すように、上下動シリンダ12
dの上昇ストロークを調整ブロック12gで調節するこ
とによって、挿入手段12の挿入高さを変更可能として
いる。具体的には、小容量の容器aのときに調整ブロッ
ク12gを使用し、大容量の容器aのときには調整ブロ
ック12gを使用しないようにしている。
【0039】蓋折り畳み手段13は、挿入手段12で容
器aと使用説明書dとが挿入された箱cの開口部の短辺
の両側の蓋c1 、c2 を内側に折り畳むもので、図8の
(A)〜(C)に示すように、水平動シリンダ13aの
動作で蓋折り畳み板13bを箱cの開口部に向けて水平
に接近移動させ、その前面両側の傾斜面13b’、13
b’で両側の蓋c1 、c2 を内側に折り畳ませるもので
ある。この時、箱cの底部をストッパ13cで受け止め
て箱cが逃げないようにしている。上記蓋折り畳み手段
13は、挿入手段12との干渉を避けるため、箱搬送コ
ンベア6で箱詰め位置bから1ピッチ前方へ移動させた
蓋折り畳み位置fで蓋c1 、c2 の折り畳み動作を行わ
せるものである。尚、箱cの開口部の長辺の上側の蓋c
3 の折り畳みは、次の搬出手段14により行わせる構成
としている。また、蓋折り畳み手段13の蓋折り畳み板
13bによる箱cの短辺両側の蓋c1 、c2 への当接位
置は、高さ方向の中心よりもやや下側とするのが好まし
い。これは、次に述べる搬出手段14による箱cの開口
部の長辺の上側の蓋c3 の折り畳み動作が行われ出すま
で蓋折り畳み板13bで蓋c1 、c2 を押えておき、上
側の蓋c3 が閉じられる直前或いは直後に蓋折り畳み板
13bを後退させることを可能とするためである。
【0040】搬出手段14は、図9及び図8の(A)
(C)に示すように、支持フレーム14aと、この支持
フレーム14aに移動シリンダ14b及び移動ガイド1
4cを介して水平移動可能に支持された移動台14d
と、この移動台14dに上下動シリンダ14eを介して
吊下げ支持された箱把持ハンド14fと、この箱把持ハ
ンド14fに内蔵するシリンダにより接近・離隔移動可
能に支持された一対の把持板14g、14hを有し、蓋
折り畳み手段13による蓋c1 、c2 の折り畳みが終了
した箱cを蓋折り畳み位置fから次工程のコンベア等
(図示省略)へ把持して搬送するもので、蓋折り畳み位
置fで箱把持ハンド14fを上下動シリンダ14eによ
り下降動作させるとき、箱cの開口部の長辺の上側の蓋
c3 を下側へ折り曲げ、続いて、一対の把持板14g、
14hを接近動作させて箱cを把持させるとき、蓋c3
を完全に折り畳み、その状態で箱cを把持して次工程へ
搬出させるものである。一対の把持板14g、14hの
うちの蓋c3 を折り畳ませる方の把持板14gは、図9
に示すように、蓋c3 の長手方向中央部に対応する厚い
プラスチック製の厚板部分14g’と、蓋c3 の長手方
向両側に対応する薄いプラスチック(例えば、テフロン
シート等)製の薄板部分14g”とを貼り合わせて構成
し、薄板部分14g”を厚板部分14g’より若干下方
に長くして、両側の薄板部分14g”を先に長辺側の蓋
c3 に当ててその折り曲げをソフトタッチで確実容易に
するためである。
【0041】この実施例では、次工程は蓋c4 への糊付
け及び折り畳み接着工程であって、この工程を本発明装
置の蓋折り畳み位置fの次に組込むことも可能である。
【0042】本発明の実施例装置は、以上の構成からな
り、次に、全体の動作を簡略に説明する。容器aは、図
2のターンテーブル3a上に正立状態で供給され、ガイ
ド2で1列に整列状態で容器搬送コンベア1により箱詰
め位置bに搬送供給され、仕切り手段10の仕切り板1
0bにより1箱分(本実施例では3個)の容器aが後続
のものから分離される。なお、小容量の容器aの箱詰め
の場合は、可動ガイド部材2dが箱詰め位置bに挿入さ
れているが、大容量の容器aの箱詰めの場合は、可動ガ
イド部材2dが箱詰め位置bに挿入されず、退避状態に
置かれる。
【0043】箱cは、ストッカー4に一定枚数ずつ上部
から補給され、ストッカー4の最下部から箱送り出し手
段5によって1枚ずつ箱搬送コンベア6の箱供給位置e
に頭部を前にして送り出される。箱供給位置eに送り出
された箱cは、図4の(A)(B)に示すように、箱搬
送コンベア6の間欠移動によって箱詰め位置bに搬送さ
れるが、その移動初期の時点で一対の箱把持板6h、6
iが固定ガイドカム6mによって閉じ動作し、箱cを起
立させて組立て成形し、この状態で箱詰め位置bに横倒
状態で供給される。
【0044】使用説明書dは、ストッカー7内に上から
供給され、説明書取出し手段9により最下部のものから
1枚ずつ取り出されて作業台8の上に載置される。
【0045】この状態で、図5の(A)に示すように、
容器横倒手段11の水平動シリンダ11aがストローク
s4 だけ前進して押し板11cにより箱詰め位置bにあ
る容器aを作業台8上の使用説明書dの約半分上に横倒
させ、続いて、上下動シリンダ11bがストロークs5
だけ下降して押し板11cにより、横倒した容器aを押
える。
【0046】次に、挿入手段12の上下動シリンダ12
dがストロークs6 だけ上昇し、説明書折り曲げ兼押さ
え板12aにより使用説明書dの残り約半分を横倒状態
の容器aの頭部付近で折り上げ、続いて、水平動シリン
ダ11eがストロークs7 だけ水平方向に前進する。こ
の前半過程で説明書折り曲げ兼押さえ板12aにより使
用説明書dを容器aの上面側に折り曲げて押さえ付け
る。この時点で、容器横倒手段11の上下動シリンダ1
2bが上昇し、水平動シリンダ12aが水平に後退動作
して押し板11cが図5の(A)に実線で示す不干渉位
置まで復帰せしめられる。そして、後半過程では、容器
挿入部材12bにより容器aを抱持しながら説明書折り
曲げ兼押さえ板12aと共に使用説明書dを箱c内に挿
入する。
【0047】挿入後、挿入手段12は逆の順序で後退復
帰せしめられ、箱搬送コンベア6が1ピッチ前進移動す
る。これにより、次の箱cが箱詰め位置bに供給され、
仕切り手段10の仕切り板10bが上昇して次の容器a
を箱詰め位置bに受け入れ、それが済むと、仕切り板1
0bが下降して後続のものから分離し、また、使用説明
書dの取り出しが行われ、これらの準備が整うと、容器
横倒手段11が容器aを横倒させて押え、続いて、挿入
手段12による使用説明書dの折り曲げ及び容器aと使
用説明書dの箱cへの挿入が行われる。
【0048】一方、容器a及び使用説明書dが挿入され
た箱cは、箱搬送コンベア6により、蓋折り畳み位置f
に搬送され、先ず、蓋折り畳み手段13の水平動シリン
ダ13aにより蓋折り畳み板13bが箱cの開口部に接
近移動せしめられ、図8の(B)に示すように、蓋c1
、c2 を内側に折り畳み、その状態を保持する。続い
て、図8の(C)に示すように、搬出手段14の上下動
シリンダ14eにより箱把持ハンド14fが下降して箱
cの蓋c3 を下側に折り曲げる。この時点で、蓋折り畳
み手段13の水平動シリンダ13aにより蓋折り畳み板
13bが後退復帰せしめられる。そして、箱把持ハンド
14fが一対の把持板14g、14hを接近動作させて
箱cを把持し、箱cの蓋c3 を閉じる。この時点で、昇
降シリンダ6qにより昇降ガイドカム6pが下降動作せ
しめられ、アーム6j、6kに取付けたローラ6n、6
oを下降回動させて一対の箱把持板6h、6iを外側に
拡開させる。続いて、搬出手段14の上下動シリンダ1
4eが上昇動作せしめられ、さらに、水平動シリンダ1
4bが水平動作して箱cを次工程に搬出する。箱cの搬
出が済めば、昇降シリンダ6qにより昇降ガイドカム6
pが上昇復帰せしめられ、固定ガイドカム6mと同一高
さに復帰して待機せしめられる。搬出手段14は、箱c
を次工程に渡すと、復帰し、次の搬出に備える。次の工
程では、糊付けされて蓋c4 が折り畳まれて接着され
る。本発明の実施例装置は、以上の動作を反復する。
【0049】上記実施例は、容器に充填された物品を所
定個数ずつ使用説明書と共に箱詰め包装する場合を例示
したが、使用説明書又はそれと同様な効能書等と共に箱
詰め包装する他の物品(例えば、裸の物品、包装紙で包
まれた物品、小箱に収納された物品等)の場合にも適用
可能である。容器は、ガラス製、プラスチック製、金属
製、紙製、木製その他いずれでも適用可能である。ま
た、本発明は、底部の蓋が予め接着閉鎖されずに頭部と
同様に開放状態で折り畳まれた箱にも同様に適用するこ
とが可能であって、その場合、箱詰め位置において、物
品と使用説明書とを挿入する際、箱の底に代わるストッ
パを箱の底側にシリンダ等の進退動作手段で進退可能に
設置すればよい。そして、蓋折り畳み位置で、底部側に
も頭部側と同様な蓋折り畳み手段を設置せればよい。
【0050】
【発明の効果】本発明の方法によれば、第1に使用説明
書の折り曲げ動作回数を最少とし、かつ、箱への挿入動
作と兼用させて動作手段を減少させることができ、第2
に使用説明書の一方の押さえ手段を省略でき、第3に箱
に略水平に押し込む方式を採用しているため、上から薄
い板状のもので押えながら後ろから押すだけでよいた
め、挿入手段の簡略化が図れ、箱へに挿入を確実容易に
行わせることができ、動作の単純化及び装置の簡略化が
図れる。
【0051】また、本発明の装置によれば、方法発明の
実施を確実化でき、装置の簡略化による設備コスト及び
ランニングコストの低減が図れる。
【0052】また、本発明の装置によれば、折り畳み状
態の箱の受入れを容易化でき、しかも、当該箱の起立成
形とそれに続く容器及び使用説明書の箱への挿入を確実
に行うことができ、さらに、蓋の折り畳み及び次工程へ
の箱の搬出を支障なく行わせることができる。
【0053】さらに、本発明の装置によれば、折り畳み
状態の箱の底部側と頭部側との厚み差の累積による過大
な傾斜を是正して、ストッカーからの箱の送り出しを円
滑に行わせることができる。
【0054】また、本発明の装置によれば、内容量の異
なる複数種類の容器及び箱に対して、1つの箱詰め包装
設備で兼用させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る物品の箱詰め包装方法の動作順序
の概略説明図。
【図2】本発明に係る物品の箱詰め装置の全体のレイア
ウトを示す概略平面図。
【図3】(A)は箱供給位置での本発明装置の概略側面
図、(B)は箱ストッカーの箱取り出し口の拡大図。
【図4】(A)は箱搬送コンベアの概略平面図、(B)
はその概略正面図。
【図5】(A)は箱詰め位置での本発明装置の概略側面
図、(B)は仕切り手段の概略側面図。
【図6】箱詰め位置での挿入手段と作業台と箱との関係
を示す概略斜視図。
【図7】(A)は箱詰め位置での挿入手段及び容器横倒
手段の配置関係を示す概略正面図、(B)は箱詰め位置
での概略平面図、(C)は箱詰め位置での使用説明書の
ストッカーと取り出し手段との関係及び挿入手段や可動
ガイド部材並びに仕切り手段等との関係を示す概略正面
図。
【図8】(A)は蓋折り畳み位置での蓋折り畳み手段及
び搬出手段の蓋折り畳み前の関係を示す概略側面図、
(B)は蓋折り畳み位置での蓋折り畳み手段の概略平面
図、(C)は蓋折り畳み位置での蓋折り畳み手段及び搬
出手段の蓋折り畳み持の関係を示す概略側面図。
【図9】蓋折り畳み位置での搬出手段の概略正面図。
【図10】(A)は大容量の容器の箱詰め状態の概略正
面図、(B)はその側面図、(C)は小容量の容器の箱
詰め状態の概略正面図、(D)はその側面図、(E)は
大容量の容器の概略斜視図、(F)は小容量の容器の概
略斜視図、(G)は箱の底部側の蓋の糊付け前の展開斜
視図、(H)は箱の頭部側の蓋の展開斜視図、(I)は
箱の折り畳み時の底部側の蓋の状態をやや誇張して示す
正面図、(J)は箱の組立て状態での底部側の蓋の状態
を示す正面図、(K)は本発明の装置において、蓋折り
畳み位置で箱の頭部側の蓋を折り畳みして次工程に送り
出す時の状態を示す正面図。
【符号の説明】
a、a’、a” 容器 b 箱詰め位置 c、c’、c” 箱 c1 〜c8 蓋 d 使用説明書 e 箱供給位置 f 蓋折り畳み位置 1 箱搬送コンベア 2 ガイド 3 容器供給手段 4 箱ストッカー 5 箱送り出し手段 6 箱搬送コンベア 6f チェーン 6g 箱支持台 6h、6i 箱把持板 6j、6k アーム 6n、6o ローラ 7 使用説明書ストッカー 8 作業台 9 使用説明書取り出し手段 10 仕切り手段 10b 仕切り板 11 容器横倒手段 11c 押し板 12 挿入手段 12a 説明書折り曲げ兼押さえ板 12b 容器挿入部材 13 蓋折り畳み手段 13b 蓋折り畳み板 14 搬出手段 14f 箱把持ハンド 14g、14h 箱把持板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 真二 大阪府東大阪市高井田中2丁目3番26号 株式会社モリタ技研内 (56)参考文献 特開 平2−205517(JP,A) 特開 平3−162208(JP,A) 特開 平4−267721(JP,A) 特開 平5−97131(JP,A) 実開 平3−3514(JP,U) 特公 昭36−11895(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65B 5/00 - 5/12 B65B 61/20

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の容器を正立状態で箱詰め位置に向
    けて1列で整列搬送し、これと併行して折畳み状態で収
    容された箱を1箱ずつ送り出して起立成形しつつ箱詰め
    位置へ横倒状態で搬送させ、これと関連して使用説明書
    を1枚ずつ取出して箱詰め位置に略水平に載置し、箱詰
    め位置に搬送されてきた容器を先頭から所定個数だけ分
    離して略水平に載置されている使用説明書の約半分上に
    箱への挿入方向と反対方向に横倒させて押さえ、次に横
    倒状態の容器の頭部から食み出した使用説明書の残り約
    半分を容器の頭部に近接した位置で略垂直に折り上げ、
    続いてその使用説明書の上半部分を横倒状態の容器の上
    面に折り曲げて密着させながら使用説明書と横倒容器と
    を一緒に箱内に略水平方向から押し込み挿入し、その
    後、箱の蓋を折り畳んで次工程に搬出することを特徴と
    する物品の箱詰め包装方法。
  2. 【請求項2】 底部の蓋が予め接着閉鎖されており、頭
    部の蓋が開放状態で折り畳たまれた状態の箱に適用する
    ことを特徴とする請求項1に記載の物品の箱詰め包装方
    法。
  3. 【請求項3】 底部の蓋及び頭部の蓋が開放状態で折り
    畳たまれた状態の箱に適用することを特徴とする請求項
    1に記載の物品の箱詰め包装方法。
  4. 【請求項4】 容器を箱詰め位置に正立状態で搬送する
    コンベアと、コンベア上で搬送される容器を1列に整列
    させるガイドと、コンベア上に容器を供給する供給手段
    と、ストッカーに多数折畳み状態で収容された箱を1箱
    ずつ送り出す箱送り出し手段と、送り出された箱を箱供
    給位置で受取って起立成形しつつ箱詰め位置から蓋折り
    畳み位置まで横倒状態で搬送するコンベアと、箱詰め位
    置の上部に設置されたストッカーに多数収容された使用
    説明書を1枚ずつ取出して作業台上に略水平に載置する
    説明書取出し手段と、箱詰め位置に搬送されてきた容器
    を先頭から所定個数だけ分離する仕切り手段と、箱詰め
    位置で分離された所定個数の容器を略水平に載置された
    使用説明書の約半分上に箱への挿入方向と反対方向に横
    倒させて押さえる容器横倒手段と、横倒状態の容器の頭
    部から食み出た使用説明書の残り約半分を倒伏容器の頭
    部に近接した位置で略垂直に折り上げ、続いてその使用
    説明書の上半部分を横倒状態の容器の上面に折り曲げて
    密着させながら使用説明書と横倒状態の容器とを一緒に
    箱内に略水平方向から押し込み挿入する挿入手段と、箱
    の蓋を閉鎖方向に順次折り畳む蓋折り畳み手段と、箱を
    次工程に搬出する手段とを具備したことを特徴とする物
    品の箱詰め包装装置。
  5. 【請求項5】 箱搬送用コンベアには、無端状に張設さ
    れたチェーンに等間隔で取付けられた箱支持台と、各箱
    支持台の搬送方向前後にアームを介して開閉回動可能に
    枢着された一対の箱把持板とを装備させ、上記アームに
    取付けたローラに対応して、箱供給位置から箱詰め位置
    までには固定ガイドカムを設置し、また、蓋折り畳み位
    置には昇降ガイドカムを設置して、箱供給位置では上記
    アームを介して一対の箱把持板を搬送方向に沿って外側
    に拡開させ、かつ、箱供給位置を出てから蓋折り畳み位
    置までの間では上記アームを介して一対の箱把持板を搬
    送方向に沿って内側に閉じ動作させ、さらに、蓋折り畳
    み位置では昇降ガイドカムにより上記アームを介して一
    対の箱把持板を拡開動作可能としたことを特徴とする請
    求項4に記載の物品の箱詰め包装装置。
  6. 【請求項6】 底部の蓋が予め接着閉鎖されており、頭
    部の蓋が開放状態で折り畳たまれた状態の箱を折畳み状
    態で積み重ね収容するストッカーの内面には、箱の折り
    畳み厚さの薄い頭部側に対応して係止突起を高さ方向に
    適宜間隔で設置してあることを特徴とする請求項4又は
    5に記載の物品の箱詰め包装装置。
  7. 【請求項7】 容器を整列させるガイドの案内幅、箱を
    収容するストッカーの収容幅、箱搬送用コンベアの箱把
    持板の取付け位置、箱詰め位置への容器の受入幅、及
    び、挿入手段の箱への挿入高さを、容器及び箱の大きさ
    により調節可能としてあることを特徴とする請求項4〜
    6の何れかに記載の物品の箱詰め包装装置。
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