JP3088675B2 - 搬送タンク - Google Patents

搬送タンク

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JP3088675B2
JP3088675B2 JP08343661A JP34366196A JP3088675B2 JP 3088675 B2 JP3088675 B2 JP 3088675B2 JP 08343661 A JP08343661 A JP 08343661A JP 34366196 A JP34366196 A JP 34366196A JP 3088675 B2 JP3088675 B2 JP 3088675B2
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induction heating
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大輔 堀田
謙次 田中
伸一郎 加藤
博一 加藤
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静岡瀝青工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明(各請求項に係る発
明)は、常温よりもやや高温で固化する塗膜防水材、例
えばアスファルト等を、それが使用される場所まで自動
車等の輸送機関を用いて搬送する場合に用いられる搬送
タンクに関するものである。
【0002】
【従来の技術】アスファルトは、天然又は原油の蒸留に
よって得る黒又は暗褐色の瀝青を主とする固体又は半固
体のものであり、軟化点が比較的低く、また、柔らかさ
に優れている。
【0003】アスファルトには、ストレートアスファル
ト等の石油アスファルトや、ゴムや合成樹脂を配合して
アスファルトの感温性や粘弾性的性質を改良した改質ア
スファルト等がある。後者は、特に夏期の流動化を低減
し、脆性破壊を防止するとともに、耐摩耗性やたわみ性
を向上させたものである。
【0004】ここで、舗装の表層は、荷重を受けても平
坦な面を維持し、摩耗に耐えることが求められ、また、
滑りに対してはかなりの抵抗摩擦をもち、かつ防水性
で、凍結融解の破壊作用にも大きな抵抗がなければなら
ない。このような舗装の条件を満たすものとして、上述
したアスファルトの防水性等の特性に着目し、現在で
は、舗装用に大量に使用されている。主に、道路舗装や
道路橋舗装に用いられるほか、空港の舗装にも用いられ
る。
【0005】アスファルト舗装は、施工の速さ、適度な
弾力性、容易な補修等の利点があり、現在では舗装の主
流を占めている。また、わが国の道路舗装率は、近年か
なり高くなってきている。
【0006】また、建築の分野においても、改質アスフ
ァルト等は、特に防水用としても使用される。
【0007】アスファルトの成分は、アスファルテン
(固体成分)がマルテン(油状成分)中に分散したもの
であり、アスファルトの性状はその比率により決定され
る。一般に、マルテンが多いほど軟化点が低く、柔らか
く、また伸びや接着力が大きい。一例を示せば、ある特
定のアスファルトは、完全な液体状態でいるのは摂氏1
90度〜200度程度であり、摂氏120度〜130度
程度で固化してしまう。アスファルト(石油アスファル
ト)はプラントで製造されるが、熱可塑性であるため、
工事現場等へは、アスファルトを固化した棒状やブロッ
ク状のものを運搬する。そして、使用する場合に、加熱
溶融し液状にして、溶解後に塗膜防水材として防水や床
版保護に用いられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、加熱溶
融するのは、相当の時間がかかるので、施工するための
準備時間が必要となり、すぐに施工することができな
い。また、現場では直火で溶解させるが、アスファルト
は温度による硬さの変化が比較的大きいので、その温度
制御が難しく、加熱溶融したことにより変質する場合が
ある。
【0009】ここで、アスファルトプラントが設置され
た場所と異なる所に中継プラントを別途設けて、所定温
度に維持する加熱貯蔵サイロにより貯蔵するという発明
は既に特願平5−232670号(特開平7−9080
7号)で出願されているが、中継プラントから使用現場
までにはやはり固化してしまう。
【0010】本発明(各請求項に係る発明)は、アスフ
ァルトが実際に使用される場所で加熱溶融することな
く、そのまま防水や床版保護等に用いるようにすること
を目的とする。
【0011】使用現場での搬送タンクからのアスファル
トの排出を容易にすることをも目的とする。
【0012】アスファルトを搬送した後の搬送タンクの
メンテナンスを容易にすることをも目的とする。
【0013】搬送タンクを荷台へ搭載した後のアスファ
ルトの流路の確保を容易にすることをも目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めになされた発明は、自動車の荷台に搭載され、常温よ
りやや高温であっても固化する塗膜防水材を液体状態で
搬送するための搬送タンクであって、前記タンク内の回
転軸に取り付けられて回転により前記塗膜防水材を攪拌
する攪拌羽根と、前記回転軸に回転駆動力を与える駆動
源と、前記タンクを加熱する加熱手段と、前記タンクを
包み込んで熱放出を防ぐ断熱材と、前記タンク内の塗膜
防水材の温度を計測する温度計測部と、前記塗膜防水材
の液体状態が保持される所定の温度となるように前記温
度計測部の計測結果に基づいて前記加熱手段の出力を制
御する制御部とを備えることを特徴とする搬送タンクで
ある(請求項1)。
【0015】すなわち、自動車で行くことができる場所
なら搬送タンクを搬送することができ、しかも、攪拌と
加熱により固化させずに液体状態のまま目的地まで搬送
可能な構造であるので、使用現場で溶融する手間を要し
ない。なお、この搬送タンクは、自動車の荷台に搭載さ
れるが、貨車による鉄道輸送にも応用可能である。
【0016】ここで、塗膜防水材は、常温よりやや高温
であっても固化するものであるが、具体的には、摂氏1
20〜130度程度で固化するものを想定しているが、
本発明はこれに限定されるものではなく、前述の温度よ
りも高い温度で固化するものにも応用できる。
【0017】ここにいう塗膜防水材は、例えばアスファ
ルト・熱可塑性ポリマー・石油樹脂等のものをいい、常
温よりもやや高温であっても固化する媒体で、一旦固化
した後に使用場所等で再度溶解することに不具合のある
ものすべてが含まれる。
【0018】回転する攪拌羽根がタンク内に備えている
ため、タンク内に入れられた塗膜防水材は、層分離が防
止される。また、加熱手段でタンクを加熱しているとき
にも攪拌により、塗膜防水材の温度が均一化されるの
で、部分的に固化するのが防止される。
【0019】揺動による攪拌としなかったのは、攪拌す
る塗膜防水材の粘度が高い場合には、揺動よりも回転さ
せた方が駆動機構が簡略化されるとともに駆動力も少な
くてすむからである。また、羽根の枚数も塗膜防水材の
特性等を考慮して適宜決定することができる。
【0020】かかる攪拌羽根を回転させる駆動源として
は、別個発電機を設けてモータを作動させる場合のほか
に、自動車のエンジンの出力を直接利用したり、自動車
のバッテリによりモータを作動させたりする場合も含ま
れる。回転数は一定にしておく場合と変速させる場合と
があるが、前者を採用しても層分離防止や温度均一化と
いう作用は十分得られると考えられる。なお、塗膜防水
材の粘度が相違する場合に必要な駆動力が異なるため、
駆動力を切り換える駆動力切り換え手段を備えるように
することも考えられる。
【0021】加熱手段の具体的構成は、塗膜防水材の保
持すべき温度範囲により決定する。ニクロム線等のヒー
タによる加熱や、直接タンクを加熱する電磁誘導による
加熱等が考えられる。なお、電子レンジのような誘電加
熱は部分的加熱等で塗膜防水材の変質を招くおそれがあ
るので、採用すべきでない。
【0022】タンク下側の塗膜防水材は温度が低くなる
傾向があるので、加熱する場所は、タンク底面と側面下
方周囲とするのが好ましい。その場合、底面加熱が主と
なる。なお、加熱手段は、タンクと断熱材とに挟まれる
形で取り付けられる。
【0023】温度計測部は、塗膜防水材の最も低い温度
を計測するためのものであり、その計測位置は、温度が
低くなった塗膜防水材が集まる下方とするのが好まし
い。なお、温度計側部は温度計のほかに、熱電対等も含
まれる。計測範囲は設定温度近傍が含まれていれば足
り、計測結果は、制御部に出力される。
【0024】制御部は、加熱手段によりタンク内の塗膜
防水材を予め定められた温度に維持させるように加熱手
段を制御するものであり、温度計測部と電気的に接続さ
れている。なお、温度は、液体状態が保持されるような
温度であり、塗膜防水材の特性により適宜設定できるよ
うにすることも考えられる。
【0025】上記発明の搬送タンクにおいて、前記搬送
タンクは、電気抵抗が比較的大きな金属製であり、前記
加熱手段は、前記タンクの底面を加熱するヒータと、誘
導加熱コイル部及び高周波電流発生部から構成され前記
タンクの側面周囲を加熱する電磁誘導加熱部と、前記制
御部の制御の下で前記ヒータ及び前記電磁誘導加熱部に
電気を供給する電源部とで構成されたことを特徴とする
場合でも(請求項2)、前述の課題を解決することがで
きる。
【0026】ここで、電磁誘導加熱は、磁束の変化によ
り発生するうず電流が搬送タンクの電気抵抗に逆らって
通るときに熱に変わることを利用している。したがっ
て、塗膜防水材は搬送タンクからの伝熱により温度が維
持されることになる。
【0027】搬送タンクは、電気抵抗の比較的大きな金
属製である必要があり、例えば、鉄、鉄ほうろう等が該
当する一方で、磁性を有する必要はないので、例えばス
テンレス製を使用してもよい。ただし、アルミニウムや
銅等は使用することができない。
【0028】コイル部は、磁力線を発生させるものであ
り、高周波電流発生部は磁束を変化させるものである。
また、異常な温度上昇を防ぐ過熱防止手段を設けておけ
ば、いわゆるから炊きを防止できるが、温度計測部と制
御部により過熱防止手段を構成させるようにすると、構
成が簡易となる。
【0029】さらに、上記発明の搬送タンクにおいて、
前記搬送タンクは、自動車の荷台に取り外し可能に搭載
されているとともに、前記塗膜防水材を排出する前記タ
ンク下方の排出口に取り付けられた開閉自在のバルブが
設けられていることを特徴とするようにして構成し
(請求項1、2)、前述の課題を解決することができ
る。
【0030】このように取り外し可能な構造ゆえ、搬送
タンクを自動車の荷台から取り外して塗膜防水材の製造
プラントや貯蔵タンク等まで運ぶことができる。
【0031】ここで、取り外し可能な構造とは、必要に
応じて搬送タンクを自動車の荷台から取り外す構造をい
い、搬送途中に外れないような強度が確保できる構造を
いう。例えば、荷台との連結がねじ結合による場合のほ
か、着脱が容易になるように、荷台の所定の位置に置い
たときに、ばねで付勢した金具で固定される場合も含ま
れる。
【0032】ここにいうバルブは、手動式のものでも、
電磁弁等の電動式のものでも、あるいは両者を用いる場
合も含まれる。例えば、電磁弁を制御部で制御するよう
にすれば、作業内容が簡易になる。
【0033】さらに、前記タンクから前記塗膜防水材を
排出させる際に、吸引により下流側へ強制的に排出させ
るポンプを更に備えることを特徴とするように構成すれ
ば(請求項4)、別の課題も同時に解決できる。
【0034】すなわち、ポンプにより強制的に排出する
ので、たとえ塗膜防水材の粘度が高くても、排出が容易
になり、排出時間も短縮でき、排出時間の長期化に伴う
温度の変動も抑えることができる。また、排出後の流路
内のアスファルトも強制的に取り除くことができる。
【0035】ここにいうポンプは、ターボ型ポンプや容
積型ポンプ等ポンプの形式は問わない。また、その動力
は、前述したように、別個にモータを設けたり、自動車
の動力やバッテリを用いたりすればよい。
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】
【0041】
【0042】最も好ましい解決手段で構成された発明
は、自動車の荷台に取り外し可能に搭載されて、アスフ
ァルトを液体状態で搬送するステンレス製の搬送タンク
であって、前記タンク内の回転軸に取り付けられて回転
により前記アスファルトを攪拌する攪拌羽根と、前記回
転軸に回転駆動力を与える駆動源と、前記タンク下方に
設けられ、液体状態の前記アスファルトを排出する排出
口と、前記排出口に設けられた開閉自在のバルブと、前
記バルブと連結され、前記アスファルトを下流へ導く変
形自在で耐熱性のフレキシブルホースと、前記フレキシ
ブルホースの中間部に設けられ、前記タンクから前記ア
スファルトを排出させる際に、吸引により前記フレキシ
ブルホース下流側へ強制的に排出させるとともに、前記
排出完了の際に選択により逆方向への吸引も可能なポン
プと、前記タンクの底面、及び前記排出口から前記フレ
キシブルホースの終端部までの流路を加熱するヒータ
と、誘導加熱コイル部及び高周波電流発生部から構成さ
れ、前記タンクの側面周囲を加熱する電磁誘導加熱部
と、前記ヒータ及び前記電磁誘導加熱部に電気を供給す
る電源部と、前記タンク及び前記流路を包み込んで熱放
出を防ぐ断熱材と、前記タンク内のアスファルトの温度
を計測する温度計測部と、前記アスファルトの液体状態
が保持される所定の温度となるように前記温度計測部に
よる計測結果に基づいて前記電源部の出力を調整して前
記ヒータ及び電磁誘導加熱部を制御する制御部とを備え
ることを特徴とする搬送タンクである(請求項)。
【0043】すなわち、製造プラント等から実際に使用
する現場までアスファルトを固化させずに液体状態のま
ま搬送することができるとともに、メンテナンスの容易
性等の前述の他の課題も同時に解決できる。
【0044】搬送タンクは、ステンレス製であるので、
鉄製のときのようなさびや熱による腐食の心配がなくな
り、また、製造コストも低下する。
【0045】
【発明の実施の形態】各請求項に係る発明の実施の形態
のうち最良と思われるものについて、図面を参照しつつ
説明する。
【0046】搬送タンクの全体構成は、図1に示すよう
になり、自動車としてのトラック101の荷台102に
は、搬送タンクとしてのアスファルト100を搬送する
ためのスキットタンク10、スキットタンク10の下方
の排出口11に設けられた開閉自在のバルブ12、バル
ブ下流側の荷台102に固定配置されたポンプ20、バ
ルブ12とポンプ20とを連結して流路を形成するホー
ス31、及び、ポンプ20から荷台102外へアスファ
ルト100を導くホース32、駆動源の一部となる発電
機41から構成される。
【0047】なお、図1は、トラック101の荷台10
2に配置した図面であり、バルブ12を開いて実際にア
スファルト100をトラック101後方へ排出している
状態を表しており、スキットタンク10からトラック1
01後方へ導く流路は断面で表している。
【0048】この構成においては、アスファルト100
は、スキットタンク10の排出口11からバルブ12、
ホース31、ポンプ20及びホース32を経て、搬送す
べき目的の場所に送られる。ここで、アスファルト10
0は、常温より高温であっても固化するものであり、塗
膜防水材の一つである。
【0049】スキットタンク10の詳細は、図2の内部
断面図に示すように、タンク内は、回転自在に上下端が
軸支された回転軸13が取り付けられており、回転軸1
3には一体となるように攪拌羽根14が固定されてい
る。攪拌羽根14の取付位置は、回転軸13のやや下端
寄りである。回転軸13が回転すると、攪拌羽根14も
同じ方向へ回転する。
【0050】スキットタンク10上面には、駆動源の一
部を構成するモータ42が配置されている。モータ42
の回転駆動力は変速機43から回転軸13上端に伝達さ
れるように、これらが機械的に連結されている。攪拌羽
根14は、モータ42の回転駆動力で回転して、スキッ
トタンク10内のアスファルト100を攪拌する。モー
タ42は発電機41と電気的に接続されており、発電機
41によって作動する。なお、回転数は、攪拌するアス
ファルト100の粘性や設定温度等の諸条件を考慮して
決定する。
【0051】スキットタンク10内のアスファルト10
0は、液体状態が維持できる程度の温度に常に保持され
る。スキットタンク10の底面15にヒータ51が、ま
た、側面下方の周囲に電磁誘導加熱するための電磁誘導
加熱コイル52がそれぞれ設けられており、全体が断熱
材60で包み込まれている。
【0052】スキットタンク10は、ヒータ51及び電
磁誘導加熱コイル52により加熱される。ヒータ51
は、一般的に用いられるニクロム線等である。ヒータ5
1及び電磁誘導加熱コイル52による加熱の電源は発電
機41であり、制御部としての制御盤70を通じて出力
が制御される。
【0053】ここで、電磁誘導加熱するためにスキット
タンク10はステンレス製であるが、これ以外の金属で
も、電気抵抗が比較的大きなものであればその種類は問
わない。なお、電磁誘導加熱はいわゆる電磁調理器を応
用したものである。
【0054】電磁誘導加熱回路は、図3に示すようなも
のである。制御盤70のスイッチが入ると、表示ランプ
53の点灯及び冷却ファン54の作動をさせるととも
に、電源整流回路55からインバータ回路56等へ電流
が流れる。これらの回路は、ボリューム57で出力が制
御されており、高周波電流を発生させる。一方、トラン
ス58により電磁誘導加熱コイル52の内部に磁力線が
発生する。
【0055】すなわち、電流を電磁誘導加熱コイル52
に通すと、磁束の変化でスキットタンク10に無数のう
ず電流が発生し、スキットタンク10のステンレスの持
つ電気抵抗に逆らって通るときに、熱に姿を変えるの
で、スキットタンク10が加熱される。なお、電磁誘導
加熱コイル52には、制御盤70に電気的接続されたサ
ーモスタット59が取り付けられており、カラ炊きによ
る異常な温度上昇のときに、制御盤70により電力が遮
断され、過熱が防止される。なお、電磁誘導加熱は、ス
キットタンク10のみが直接加熱され、電磁誘導加熱コ
イル52は加熱しないので、その外側を覆っている断熱
材60の温度上昇が少なく、作業者にとって安全であ
る。
【0056】図2に示すように、スキットタンク10に
は、内部のアスファルト100の温度を計測するための
温度計測部の一部を構成する温度計16が埋設されてお
り、その計測結果は、電気的に接続された制御盤70に
出力される。なお、温度計16の埋設位置は、スキット
タンク10のやや下方寄りであり、計測範囲はアスファ
ルト100の設定温度が含まれるようにする。
【0057】制御盤70には、予めアスファルト100
の設定温度が入力されており、計測結果に応じて、ヒー
タ51及び電磁誘導加熱コイル52による加熱の出力を
調整する。両者の出力の比率は適宜設定すればよいが、
この実施形態においては、主として加熱するのは、底面
のヒータ51である。設定温度は、アスファルト100
の特性に応じて適宜設定する。制御盤70も、温度計測
部の一部をも構成する。断熱材60により搬送時の温度
低下を極力抑えるようにしている。
【0058】スキットタンク内底面17は、一方向に傾
斜しており、排出時に滑らかにアスファルト100が自
重でも排出口11に流れるようになっている。排出は、
バルブ12を開けるとともに、ポンプ80を正方向に作
動させることにより行う。ポンプ80は制御盤70で制
御され、発電機41の電力で作動する。したがって、ア
スファルト100は、自重とポンプ80の吸引により強
制的に排出される。
【0059】図4に示したポンプ80は、正方向への作
動以外に、逆方向への作動も可能である。逆方向への作
動により、ホース等の流路にあるアスファルト100は
スキットタンク10内に戻される。ポンプ80の下流側
は、バルブ12を閉めた状態でポンプ80を正方向に作
動させれば、ホース内にこびりついたアスファルト10
0はホース外へ吹き出すことができるものの、バルブ1
2とポンプ80との間のホース31内のアスファルト1
00を取り除くことは困難であるが、逆方向への作動も
可能なので、ホース31にこびりついたアスファルト1
00を除去することも可能であり、また、途中で排出を
中断した場合も対応できる。このように、排出後の清掃
等のメンテナンスが容易になり、また、流路のつまりを
防止できる。
【0060】スキットタンク10からの流路には、図5
に示したように、ヒータ51が取り付けられるととも
に、断熱材60で包み込まれている。したがって、排出
時におけるアスファルト100の温度低下を抑えること
ができる。なお、ヒータ51は、制御盤70により制御
され、電源は発電機41である。また、ホース31・3
2は耐熱性である。
【0061】スキットタンク10は、取り外し可能にト
ラック101の荷台102に搭載されている。その構造
は、荷台102の所定の位置に設けられたねじ(図示省
略)により取り付けられる。このため、スキットタンク
10のバルブ12とポンプ20とを継ぐホース31は変
形自在なフレキシブルホースであり、スキットタンク1
0の荷台102への設置作業が容易になる。
【0062】なお、スキットタンク10の上面17に
は、図2に示すように、アスファルト100を投入する
ための開閉式の投入口18、及び、脱気する脱気筒19
が設けられている。脱気筒19は、スキットタンク10
内は比較的高温に維持されるために必要となるものであ
り、雨等の侵入を防ぐために上端が下方に曲がってい
る。
【0063】この実施形態の変形例として、図6に示す
ように、トラック101の荷台後端103にスクレーパ
104を取り付けることも可能である。例えば、防水や
床版保護の際には、単に排出するだけでなく(同図
(a))、防水や床版保護をする所に均一にアスファル
ト100を敷設する必要があるが、スクレーパ104に
より、排出したアスファルト100を均すことができ
(同図(b))、トラック101での移動中に排出しな
がら均すことが可能となり、作業現場で効率的な作業を
行うことができる。これは、アスファルト100を液体
状態のまま搬送するという技術的思想から派生した変形
例である。なお、均すためにスクレーパ104に加える
荷重は、一定にしても構わないが、制御盤70により制
御する方法を採用してもよく、均す厚さを所定の寸法に
するための検知手段を設けるようにしてもよい。
【0064】
【0065】
【0066】
【発明の効果】 請求項に記載された発明によれば、自
動車の荷台から取り外し可能な構造であるので、搬送タ
ンクを貯蔵タンクが設置されている場所まで運ぶことが
できるので、貯蔵タンクから搬送タンクへ運ぶ際に固化
させないような機能を有する装置を別個備えておく必要
がなく、また、搬送時における塗膜防水材の移し換え作
業を容易に行うことができる。
【0067】
【0068】
【0069】
【0070】請求項に記載された発明によれば、使用
現場で直ちに施工に取りかかることができ、作業時間を
短縮化し、コストを低減でき、省エネルギーの要請に応
えることができる。また、使用現場での溶融に伴う塗膜
防水材の変質を防止できる。さらに、搬送作業が容易に
なり、搬送作業後のアスファルトの排出作業も短時間で
行うことができ、排出後の搬送タンクのメンテナンスが
容易になり、コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る搬送タンクの全体構成を
示す説明図であり、トラックの荷台に実際に搭載した状
態を示したものである。
【図2】図2は、図1のスキットタンクの内部構造を断
面で表した説明図である。
【図3】図3は、図1の搬送タンクに使用する電磁誘導
加熱回路を表したブロック図である。
【図4】図4は、図1の搬送タンクからアスファルトが
流れる流路を断面で表した説明図である。
【図5】図5は、図4のポンプ付近を拡大して表した説
明図である。
【図6】図6は、図1における搬送タンクの変形例であ
り、スクレーパを荷台後部に設けた状態を示したもので
ある。
【符号の説明】
10 スキットタンク 11 排出口 12 バルブ 13 回転軸 14 攪拌羽根 15 底面 16 温度計 17 上面 18 投入口 19 脱気筒 20 ポンプ 31 ホース 32 ホース 41 発電機 42 モータ 43 変速機 51 ヒータ 52 電磁誘導加熱コイル 53 表示ランプ 54 冷却ファン 55 電源整流回路 56 インバータ回路・ベースドライブ回路 57 ボリューム 58 トランス 59 サーモスタット 60 断熱材 70 制御盤 80 ポンプ 100 アスファルト 101 トラック 102 荷台 103 荷台後端 104 スクレーパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−16715(JP,A) 実開 昭58−171903(JP,U) 特公 昭49−3821(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E01C 19/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車の荷台に搭載され, 常温よりやや高
    温であっても固化する塗膜防水材を液体状態で搬送する
    ための搬送タンクであって、前記タンク内の回転軸に取
    り付けられて回転により前記塗膜防水材を攪拌する攪拌
    羽根と、前記回転軸に回転駆動力を与える駆動源と、前
    記タンクを加熱する加熱手段と、前記タンクを包み込ん
    で熱放出を防ぐ断熱材と、前記タンク内の塗膜防水材の
    温度を計測する温度計測部と、前記塗膜防水材の液体状
    態が保持される所定の温度となるように前記温度計測部
    の計測結果に基づいて前記加熱手段の出力を制御する制
    御部とを備え、前記搬送タンクは、自動車の荷台に取り
    外し可能に搭載されているとともに、前記塗膜防水材を
    排出する前記タンク下方の排出口に取り付けられた開閉
    自在のバルブが設けられていることを特徴とする搬送タ
    ンク。
  2. 【請求項2】自動車の荷台に搭載され, 常温よりやや高
    温であっても固化する塗膜防水材を液体状態で搬送する
    ための搬送タンクであって、前記タンク内の回転軸に取
    り付けられて回転により前記塗膜防水材を攪拌する攪拌
    羽根と、前記回転軸に回転駆動力を与える駆動源と、前
    記タンクを加熱する加熱手段と、前記タンクを包み込ん
    で熱放出を防ぐ断熱材と、前記タンク内の塗膜防水材の
    温度を計測する温度計測部と、前記塗膜防水材の液体状
    態が保持される所定の温度となるように前記温度計測部
    の計測結果に基づいて前記加熱手段の出力を制御する制
    御部とを備え、前記搬送タンクは、電気抵抗力が比較的
    大きな金属製であり、前記加熱手段は、前記タンクの底
    面を加熱するヒータと、誘導加熱コイル部及び高周波電
    流発生部から構成され前記タンクの側面周囲を加熱する
    電磁誘導加熱部と、前記制御部の制御の下で前記ヒータ
    及び前記電磁誘導加熱部に電気を供給する電源部とで構
    成され、前記搬送タンクは、自動車の荷台に取り外し可
    能に搭載されているとともに、前記塗膜防水材を排出す
    る前記タンク下方の排出口に取り付けられた開閉自在の
    バルブが設けられていることを特徴とする搬送タンク。
  3. 【請求項3】自動車の荷台に取り外し可能に搭載され
    て、アスファルトを液体状態で搬送 するステンレス製の
    搬送タンクであって、前記タンク内の回転軸に取り付け
    られて回転により前記アスファルトを攪拌する攪拌羽根
    と、前記回転軸に回転駆動力を与える駆動源と、前記タ
    ンク下方に設けられ、液体状態の前記アスファルトを排
    出する排出口と、前記排出口に設けられた開閉自在のバ
    ルブと、前記バルブと連結され、前記アスファルトを下
    流へ導く変形自在で耐熱性のフレキシブルホースと、前
    記フレキシブルホースの中間部に設けられ、前記タンク
    から前記アスファルトを排出させる際に、吸引により前
    記フレキシブルホース下流側へ強制的に排出させるとと
    もに、前記排出完了の際に選択により逆方向への吸引も
    可能なポンプと、前記タンクの底面、及び前記排出口か
    ら前記フレキシブルホースの終端部までの流路を加熱す
    るヒータと、誘導加熱コイル部及び高周波電流発生部か
    ら構成され、前記タンクの側面周囲を加熱する電磁誘導
    加熱部と、前記ヒータ及び前記電磁誘導加熱部に電気を
    供給する電源部と、前記タンク及び前記流路を包み込ん
    で熱放出を防ぐ断熱材と、前記タンク内のアスファルト
    の温度を計測する温度計測部と、前記アスファルトの液
    体状態が保持される所定の温度となるように前記温度計
    測部による計測結果に基づいて前記電源部の出力を調整
    して前記ヒータ及び電磁誘導加熱部を制御する制御部と
    備えることを特徴とする送タンク。
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