JP3088631B2 - ロータリ耕耘装置の配線構造 - Google Patents

ロータリ耕耘装置の配線構造

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JP3088631B2 JP07063159A JP6315995A JP3088631B2 JP 3088631 B2 JP3088631 B2 JP 3088631B2 JP 07063159 A JP07063159 A JP 07063159A JP 6315995 A JP6315995 A JP 6315995A JP 3088631 B2 JP3088631 B2 JP 3088631B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、メインカバー及びリヤ
カバーを備え、耕深センサにより耕耘深さを検知するロ
ータリ耕耘装置の配線構造に関する。
【0002】
【従来技術】従来、トラクタ等の走行機体に装着される
ロータリ耕耘装置で、メインカバーの後方で耕起地面に
沿って揺動回動されるリヤカバーの動きを耕深センサで
検知し、耕耘深さを一定とするように制御を行なうロー
タリ耕耘装置は、耕深センサを固定カバー又は固定フレ
ーム上に設けるとともに、そのハーネスをカバー又は固
定フレーム上に設けるとともに、そのハーネスをカバー
の上面に露出させた状態でカバーに直接或いはカバー枠
を構成する横枠に沿わせて、ワイヤバンド又はクランプ
等の固定具で取付け、ハーネス端を走行機体側に設置さ
れたコントロール部に接続するように配線されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の配
線構造は、カバー上にハーネスを露出させた状態で横断
し取付けるものであるため、ハーネス部分に飛散土が滞
積し易い欠点や、その清掃時にハーネスを引掛けて配線
を乱したり損傷させたりする等のトラブルを生ずるとと
もに、組み付けの作業性が不確実になる等の問題があ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記従来技術の問題点を
解消するための本発明のロータリ耕耘装置の配線構造
は、メインカバー13の後端位置に、スライド部材16
に支持された横フレーム17を介してリヤカバー21の
前端部をヒンジ部40dにより上下回動自在に枢着し、
該スライド部材16及び横フレーム17をメインカバー
13の上面に設けたレール14に沿って前後移動させて
リヤカバー21を前後に移動させるとともに、リヤカバ
ー21の作動により耕耘深さを検知する耕深センサ92
を有する上記メインカバー13の裏面と横フレーム17
の下部に一体的に形成した取付片18との間に閉鎖部材
28を設けるとともに、固定部材95で取付けることに
より該取付片18とメインカバー13の後部との間に形
成される凹入空隙部H内に埋設状に収納配線している。
【0005】
【作 用】上記した構成により、ハーネス91はメイン
カバー21とリヤカバー21との間に形成される凹入空
隙部H内において、閉鎖部材28を取付けるように横設
される取付片18を取付部材に兼ねて該取付片18に設
けられた固定部材94により安定よく取付け固定するこ
とができる。
【0006】また、取付けられたハーネス91は状凹入
空隙部H内に埋設された状態でその下方を閉鎖部材28
で覆われているのでカバー上に露出されることなく良好
な耕耘作業を行なうことができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付の図面に基づ
いて具体的に説明する。トラクタ1の後部に三点リンク
ヒッチ機構Aを介してロータリ耕耘装置Bを連結し、こ
のロータリ耕耘装置Bのロータリ2の上方に固設された
メインカバー13の後端位置に、ブラケット22に支持
された横フレーム17を介してリヤカバー21の前端部
をヒンジ金具40で上下回動自在に枢着し、前記ブラケ
ット22及び横フレーム17をメインカバー13の上側
に設けたレール14(図6)に沿って移動機構19(図
1,6)により前後移動させてリヤカバー21を前後に
移動させるようにしている。
【0008】前記リヤカバー21は図4、図7に示すよ
うにその後部両側に補助板2dをヒンジ2eを介して上
方に折畳収納可能に突設しており、その少なくとも外周
にはゴム材等からなる可撓板2fを貼着して機物等の接
当時の緩衝保護を図るとともに折畳時にリヤカバー21
と緩衝可能に接当できるようにしている。ギヤケース1
1及びチェンケース12等に固定したメインカバー13
は、その上面にレール14を設け、そのレール14にロ
ーラー15を回転自在に設けている。また、前記メイン
カバー13上の2列のローラー15には図6−Bに示す
ように内向きに彎曲させた断面コ字形断面のスライド部
材16(ガイドレール)を嵌挿させて摺動可能に設けて
いる。このスライド部材16の後端部には横方向に角パ
イプが横フレーム17(レールフレーム)として設けら
れ、さらにその下面にL字形のプレート(取付片)18
(図2,3)が可撓性板体で形成される閉鎖部材(ゴム
板)28の後端部の支持部材として固定されている。
【0009】前記スライド部材16は横フレーム17の
中央部に、図1に示すようにトップマスト10に取付け
たネジ式調節装置(移動機構)19をピン20で連結
し、メインカバー13の上面に沿って摺動移動する構造
としている。また、横フレーム17の下面に設けたプレ
ート18(図2)の両端部にはヒンジ金具40を設け、
そのヒンジ金具40にリヤカバー21を回動自在に軸支
してヒンジ部40dを構成すると共に、その後部をスラ
イド部材16に固設したプラケット22に回動自在に取
付けた吊りロッド23で支えるようにしている。この吊
りロッド23には軸支部の上方にリヤカバー21を弾性
的に支える軽減スプリング23aと、下部には耕土面加
圧用の加圧スプリング23bとが嵌挿設置されている。
【0010】次に図2、図3を参照してメインカバー1
3の下面とリヤカバー21の下面の継ぎ目について説明
する。メインカバー13の下面後部には補強プレート2
4が溶接されており、その補強プレート24の下面にゴ
ム板(あるいは合成樹脂板)25がプレート26とボル
ト27により取付けてあり、そのゴム板25は後端部を
メインカバー13の後方下面に固定した補強プレート2
4より少し突出させ、側面視における断面形状ではメイ
ンカバー13の後端部とゴム板25とによりコの字状の
空間部Kを形成している。
【0011】また、メインカバー13の後端部下面に別
のやや薄めのゴム板(可撓性板体)28をコ字空間部K
に向けて配置し、プレート29とボルト30で固定し、
前記横フレーム(即ちレールフレーム)17(図2,
4)の下面に固定したL形のプレート18にプレート3
1とボルト32で固定している。またプレート31はゴ
ム板28を下方に延長してこのゴム板28が下方にたれ
下がらないようにしている。
【0012】図2は深耕作業時における状態を示し、移
動機構19の操作でスライド部材16が前方へ摺動し、
リヤカバー21も前方へ移動させた例を示している。ま
た、図3は浅耕作業時における状態を示し、スライド部
材16と共にリヤカバー21を後方へ移動させた図を示
しているが、いずれの場合でも矢印方向に回転する耕耘
爪2aで耕耘された土が前方へスムーズに流れるよう
に、リヤカバー21の下面からメインカバー13の下面
まで下方に突出した障害物がない形状に構成されてい
る。
【0013】前記のように構成した耕耘装置によって耕
深作業をする場合は、移動機構19を操作してスライド
部材16(ガイドレール)を前方へ摺動移動させ、リヤ
カバー21を図2のように前方へ移動させる。この時ゴ
ム板28、即ち可撓性板体は前方へ向かってU字状に折
曲しながらゴム板25と補強プレート24との間の空間
部Kに収納された状態となり、その高さは横フレーム1
7の下面前方に延長されたプレート31に支持されてメ
インカバー13の補強プレート24とほぼ同じ高さとな
る。
【0014】また、補強プレート24と前方が曲げられ
たゴム板28との間に凹部が生じない長さや位置関係と
しているため、例えメインカバー13の下面のゴム板2
5がない場合でも、下面には突出部や大きな凹部が生じ
なく、耕耘時の耕耘爪2aで持ち回される土の流れがス
ムーズであり、土の付着や溜り込みがないので良好な耕
耘作業ができる。
【0015】次に耕耘作業をする場合について説明する
と、図3に示すようにスライド部材16を後方へ摺動移
動させ、リヤカバー21を後方へ移動させる。この時は
ゴム板28は折曲状態を伸ばした緊張状態に張設される
ため、下方へたれ下がることはなく、その途中において
もプレート31が下方からこのゴム板28を支えている
ために耕耘爪2aに当って破損するようなことはない。
【0016】また、ゴム板25を後方へ延長させること
により、ゴム板18と補強板24との空間部Kを閉じる
ような形態となり、土溜りがなくまた土の流れも良い形
状としている。更にゴム板25とゴム板28の下面につ
いて多少の土は、その深耕移動調節時にゴム板25の後
端部がゴム板28の下面に摺接してかき落とすように作
用する構造としている。
【0017】このような耕耘作業を行なうことができる
本発明によるロータリ耕耘装置は図2に示すように、前
記メインカバー13の後端と取付片18間で下方をゴム
板28で覆われた凹入空隙部H内には後述する耕深セン
サ90から延出され機体に設置された耕深制御用のコン
トロールボックス(不図示)に接続されるハーネス91
をカバー上面から突出しないように埋設状に配線して従
来のもののようにカバー13上に露出させて横断配線す
ることによる不具合を防止している。
【0018】即ち、上記耕深センサ90はメインカバー
13の左右に配設される一方のブラケット22側に取付
座93(図4)を介して取付角度調節可能に取着され、
その検出回動軸端に固定した作動アーム92とリヤカバ
ー21に枢支した枢支ピン21aとをターンバックル状
の作動杆94(図2,4)で連結することにより、リヤ
カバー21が耕耘された耕土面に沿ってヒンジ部40a
を中心に上下揺動回動する角度を検出し、昇降機構Sを
作動コントロールしロータリ耕耘装置Bを上下動させて
耕耘深さを一定にするよう作動させる。
【0019】上記耕深センサ90のハーネス91はブラ
ケット22から下方に垂し取付片18に設けた適数のク
ランプ(固定部材)95によって取付片18に沿わせて
横方向に配線し、メインカバー13の央部に設置される
移動機構19に取付けバンド96によって取付け固定し
た状態で、機体前方側のコントロールボックスに接続配
線するようにしている。
【0020】従って、耕深センサ90のハーネス19は
既述のようにリヤカバー21が深耕及び浅耕側に作動さ
れるとき、凹入空隙部H内に埋設された状態で取付片1
8によって安定よく支持されてリヤカバー21と一体移
動することができ、良好な耕耘作業を行なうことができ
る。
【0021】
【発明の効果】本発明は、耕深センサのハーネスをメイ
ンカバーとリヤカバーとの間に形成される凹入空隙部内
において、閉鎖部材を取着する取付片を取付部材に兼ね
て配線し固定するとともに、ハーネス下方を閉鎖部材で
覆うようにしたので、簡潔な構成でありながらハーネス
の取付け配線作業を容易に行なうことができ、しかも、
取付けられたハーネスはカバー上に露出しないので飛散
土等をハーネスに滞積させたりする不具合を防止し清掃
等を容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るロータリ耕耘装置を走行
機体に装着した状態を示す側面図である。
【図2】前記ロータリ耕耘装置の要部を示す側面図であ
る。
【図3】リヤカバーを作動させた状態を示すロータリ耕
耘装置の側面図である。
【図4】図2に示す耕耘装置の平面図である。
【図5】ハーネスの取付状態を示す要部の斜視図であ
る。
【図6】(A)はメインカバーとリヤカバーとの接合構
成を示す斜視図、(B)は同図(A)のスライド部の断
面図である。
【図7】(A)は補助板の平面図、(B)は同図(A)
の折り畳作用を示す後面図である。
【符号の説明】
1 トラクタ 2 ロータリ 13 メインカバー 14 レール 16 スライド部材 17 横フレー
ム 21 リヤカバー 28 閉鎖部材
(ゴム板) 90 耕深センサ 91 ハーネス 95 固定部材(クランプ) B ロータリ
耕耘装置 H 凹入空隙部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メインカバー13の後端位置に、スライ
    ド部材16に支持された横フレーム17を介してリヤカ
    バー21の前端部をヒンジ部40dにより上下回動自在
    に枢着し、該スライド部材16及び横フレーム17をメ
    インカバー13の上面に設けたレール14に沿って前後
    移動させてリヤカバー21を前後に移動させるととも
    に、リヤカバー21の作動により耕耘深さを検知する耕
    深センサ92を有するロータリ耕耘装置において、上記
    メインカバー13の裏面と横フレーム17の下部に一体
    的に形成した取付片18との間に閉鎖部材28を設ける
    とともに、上記耕深センサ92のハーネス91を該取付
    片18に沿わせて固定部材95で取付けることにより該
    取付片18とメインカバー13の後部との間に形成され
    る凹入空隙部H内に埋設状に収納配線することを特徴と
    するロータリ耕耘装置の配線構造。
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