JP3088625U - 誘電体トラフ支持架台 - Google Patents

誘電体トラフ支持架台

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JP3088625U JP2002001382U JP2002001382U JP3088625U JP 3088625 U JP3088625 U JP 3088625U JP 2002001382 U JP2002001382 U JP 2002001382U JP 2002001382 U JP2002001382 U JP 2002001382U JP 3088625 U JP3088625 U JP 3088625U
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一英 北村
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セーチョー工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡便であって、施工自由度が高い誘電
体トラフ支持架台を提供することを目的とするものであ
る。 【解決手段】 ケーブル5を収納する誘電体トラフ6を
支持する誘電体トラフ支持架台であって、誘電体トラフ
6を支持するためのH型鋼材3と、H型鋼材3を架設し
て、H型鋼材3の固定位置を架設方向に自由度を与える
長穴が設けられた支持柱1と、誘電体トラフ6が載置さ
れ、H型鋼材3の端部を固定して支持柱1の上端部に長
穴の範囲内で自由位置に固定される支持部金具2とを備
える誘電体トラフ支持架台である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ケーブルを収納する誘電体トラフを支持する誘電体トラフ支持架台 に関し、殊に支持架台構造が簡便であり、施工の自由度が高い誘電体トラフ支持 架台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ケーブルを収納する誘電体トラフを支持する誘電体トラフ支持架台は、 梯子状架台に誘電体トラフが載置されてバンド締めや特殊金具で固定されていた 。一方、誘電体トラフに収納されるケーブルには、部分的にシールドが除去され て、電波の受信又は発信を行い易い構造としたものがある。このようなケーブル を収納した誘電体トラフは、鉄道の軌道に隣接させて並設され、誘電体トラフに 収納されたケーブルは、運行制御室と運行中の車両との通信に利用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の梯子状架台による誘電体トラフ支持架台は、梯子状架台を利用しており 、施工時の自由度に問題があって、湾曲した部分に使用する場合には、施工時に 困難を伴う問題があった。さらに、梯子状架台は、軽量トラフの架台として高価 であり、不経済であった。また、誘電体トラフの底面及び側面を支持する構造で あったので、運行制御室と車両との送受信に好ましくない影響を与えるおそれが あった。従って、コストが安価であって、通信に障害を与えない構造の誘電体ト ラフ支持架台が望まれていた。
【0004】 本考案は、上記課題に鑑みなされたものであり、構造が簡便であって、施工の 自由度が高い誘電体トラフ支持架台を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案では、上記課題を達成するために、請求項1の考案は、ケーブルを収納 する誘電体トラフを支持する誘電体トラフ支持架台において、該誘電体トラフを 支持するためのH型鋼材と、該H型鋼材を架設して、該H型鋼材の固定位置を架 設方向に自由度を与える長穴が設けられた支持柱と、該誘電体トラフを支持して 、該H型鋼材の端部を該支持柱の上端部に該長穴の範囲内で自由位置に固定する 支持部金具とを備えることを特徴とする誘電体トラフ支持架台である。
【0006】 請求項1の考案では、誘電体トラフ支持架台が主にH型鋼材と長穴が設けられ た支持柱と支持部金具とで構成され、支持柱間はH型鋼材が掛け渡された構造で あり、すなわち、誘電体トラフを覆う金属部を少なくして、電波の受信・発信に 障害となる導電体による構造物を可能な限り少なくしたものである。支持柱には 、長穴が設けられており、H型鋼材が支持柱部に組み込まれる長さを、長穴の範 囲内で自由位置に設置することが可能であり、H型鋼材の組み込みに自由度を与 えることができる。なお、H型鋼材が最も好ましいが、H型鋼材に代えて溝型鋼 材の溝部を下方に向けて利用してもよいので、H型鋼材は代替材料を含もの解釈 する。
【0007】 また、請求項2の考案は、前記支持部金具に組み込まれる前記H型鋼材の取付 位置に自由度を与えために、該H型鋼材の巾が該支持部金具の巾より狭くしたこ とを特徴とする請求項1に記載の誘電体トラフ支持架台である。
【0008】 請求項2の考案では、H型鋼材の巾を該H型鋼材が組み込まれる支持部金具の 巾より狭くすることによって、支持柱を基準としてH型鋼材を設置する架橋平面 での左右方向の角度に自由度を持たせることができる。従って、支持柱間にH型 鋼材を組み込む場合、支持柱の設置位置が多少ずれがあったとしてもずれを吸収 して設置することができる。
【0009】
【考案の実施の形態】
以下、本考案に係る誘電体トラフ支持架台の実施形態について、図1〜図5を 参照して説明する。なお、図1は本実施形態の支持架台に誘電体トラフを設置し た一部切欠斜視図、図2はその支持柱部の組立図、図3はH形綱の組み込みを示 す要部斜視図、図4は誘電体トラフ支持架台の要部斜視図、図5は施工時の自由 度を示す説明図である。
【0010】 本実施形態の誘電体トラフ支持架台は、図1に示したように、支持柱1、支持 柱1の上端部に固定される支持部金具2、支持柱1間に掛け渡されるH型鋼材3 、H型鋼材3に取り付けられる中間金具4、支持部金具2や中間金具4に載置さ れた誘電体トラフ6にベルトを掛け渡して、誘電体トラフ6を固定するトラフ留 め金具7、誘電体トラフ6に収納したケーブル5の終端部に設けられ、ケーブル 5を固定する端末部8等で構成される。誘電体トラフ6は、トラフ本体6aとト ラフ蓋6bとからなる。
【0011】 続いて、本実施形態の各部材について説明する。 支持柱1は、その上端部に長穴1bが二カ所設けられた溝形金具1aが設けら れ、支持柱1は、例えばU型蓋1cに組み込まれて植立させ、支持柱1の溝形金 具1aには、支持部金具2が組み込まれる。支持柱1は所定の間隔で設置される 。なお、支持柱1はコンクリート基礎により所定の間隔で打設してもよい。
【0012】 支持部金具2は、図2に示したように、溝型受金具2aとトラフ受部2bとで 構成され、トラフ受部2bは、溝型受金具2aの上端部に溝型受金具2aに対し て直角方向に設けられ、誘電体トラフ6を載置するものである。支持部金具2は 、支持柱1の上端部の長穴1bが設けられている溝形金具1a内に嵌合させて組 み込まれる。溝型受金具2aの両端部には貫通穴2cがそれぞれ設けられている 。
【0013】 支持部金具2は、溝型受金具2aが溝形金具1aに組み込まれ、溝型受金具2 aに、図3に示したように、H型鋼材3の一端部が載置される。H型鋼材3には 貫通穴3aが設けられ、H型鋼材3の一端部にも、図示していないが、貫通穴3 aが設けられている。溝型受金具2aの貫通穴2cとH型鋼材3の貫通穴3aと 長穴1bとには、ボルト9aが挿通されてナット9bで、溝形金具1aと溝型受 金具2aとH型鋼材3とが緊縮されている。H型鋼材3の設置位置は、長穴1b が許容する範囲内で架設方向に自由な位置に固定される。H型鋼材3には誘電体 トラフ6が載置され、トラフ受部2bによって、誘電体トラフ6を側部から支持 される。
【0014】 また、H型鋼材3には、図4に示したように、必要に応じて中間金具4が設け られている。中間金具4は、2つの脚部4aにトラフ受部4bが設けられ、脚部 4aにそれぞれ貫通穴4cが設けられている。中間金具4は、H型鋼材3の所定 の位置に載置され、H型鋼材3の貫通穴3aと貫通穴4cとボルト9aを挿通し てナット9bでネジ部に螺合させて、中間金具4がH型鋼材3に固定される。誘 電体トラフ6は、H型鋼材3上に載置され、誘電体トラフ6の両側をトラフ受部 2b,4bで支持され、支持部金具2と中間金具4とのそれぞれのボルトとナッ トとにベルトを掛け渡されて、誘電体トラフ6の継ぎ目に位置するようにトラフ 留め金具7を合わせて締め付けて誘電体トラフ6を固定する。
【0015】 本実施形態の誘電体トラフ支持架台では、H型鋼材3の巾が支持部金具2の溝 型受金具2aの巾より狭く設定されており、図5に示したように、支持柱1間に 直線的にH型鋼材3を設置することができることは元より、直線的に設置された 支持柱1を基準として、架橋平面に左右方向(所定の角度θa,θb)の範囲内 でずらして施工し得るようになされている。例えば、支持柱1間の距離が3mと すると、可能横移動量Lは約140mmであり、H型鋼材3はこの範囲内で左右 方向にずらして施工することができる。従って、誘電体トラフを曲線部分に設置 する場合であったとしても、無理なく施工することができる。
【0016】 また、本実施形態の誘電体トラフ支持架台は、H型鋼材に載置するようにして おり、誘電体トラフの側面に金属製の構造物を設ける必要がない簡便な構造とす ることができる。また、H型鋼材を支持柱で架橋状に施工し得る誘電体トラフ支 持架台であるが、誘電体トラフを載置できるものであれば、H型鋼材に代えて溝 型綱等を利用してもよく、誘電体トラフを載置できる他の全て綱材等を用いても よい。
【0017】
【考案の効果】
上記記載のように、本考案によれば、簡便な構造の誘電体トラフ支持架台であ って、安価な誘電体トラフ支持架台を提供できる利点があり、しかも、誘電体ト ラフ内のケーブルは、従来のように梯子状架台が側面に設ける必要がないので、 誘電体トラフ支持架台による誘電体トラフ内に収納されているケーブルによる電 波の受信及び発信を妨害することがない利点がある。
【0018】 また、本考案によれば、この誘電体トラフ支持架台が架橋方向にH型鋼材の取 付位置に自由に設置し得る長穴が設けられており、しかもH型鋼材を架橋平面で 左右方向にずらして設置することも可能である。例えば支持柱の施工誤差による ずれが発生した場合であってもH型鋼材を架設して誘電体トラフを設置すること が可能であり、またケーブルを収納した誘電体トラフを曲線部分にも容易に設置 することが可能であり、施工時の自由度が高い誘電体トラフ支持架台を提供する ことができる利点がある。
【提出日】平成14年3月19日(2002.3.19)
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】 また、請求項2の考案は、前記支持部金具に組み込まれる前記H型綱材の取付 位置に自由度を与えるために、該H型綱材の巾該支持部金具の巾より狭くした ことを特徴とする請求項1に記載の誘電体トラフ支持架台である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である支持架台に誘電体ト
ラフを設置した一部切欠斜視図である。
【図2】本実施形態の支持柱部の組立図である。
【図3】本実施形態のH形綱の組み込みを示す要部斜視
図である。
【図4】本実施形態の誘電体トラフ支持架台の要部斜視
図である。
【図5】本実施形態の施工時の自由度を説明するための
説明図である。
【符号の説明】
1 支持柱 2 支持部金具 3 H型鋼材 4 中間金具 5 ケーブル 6 誘電体トラフ 6a トラフ本体 6b トラフ蓋 7 トラフ留め金具 8 端末部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年3月19日(2002.3.1
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブルを収納する誘電体トラフを支持
    する誘電体トラフ支持架台において、該誘電体トラフを
    支持するためのH型鋼材と、該H型鋼材を架設して、該
    H型鋼材の固定位置を架設方向に自由度を与える長穴が
    設けられた支持柱と、該誘電体トラフを支持して、該H
    型鋼材の端部を該支持柱の上端部に該長穴の範囲内で自
    由位置に固定する支持部金具とを備えることを特徴とす
    る誘電体トラフ支持架台。
  2. 【請求項2】 前記支持部金具に組み込まれる前記H型
    鋼材の取付位置に自由度を与えために、該H型鋼材の巾
    が該支持部金具の巾より狭きしたことを特徴とする請求
    項1に記載の誘電体トラフ支持架台。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020054170A (ja) * 2018-09-28 2020-04-02 株式会社シントーコー トラフ用架台
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