JP3088492U - 収納部付上着 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 不使用時における上着本体の収納・携帯等に
際し、折りたたみ状態が維持されて縮小化でき、型崩れ
することなく、又解れたりすることのなく、且つ折畳ん
だ状態のまま洗濯ができ、且つ着用時において軽く、通
気性等の着用感の優れた収納部付上着を提供する。 【解決手段】 上着本体１における裏地の前身頃２と背
部後身頃３の夫々は、前者はメッシュ・ネット製生地を
細長に裁断した前裏地片４、後者はメッシュ・ネット製
生地を略背幅大に裁断した後裏地片５よりなり、前裏地
片の上縁と後裏地片の側縁は連結しており、前裏地片
は、重合部を内側に折畳み、この折畳み重合部は上部前
裏地片の重合部と重合逢着してポケット部を形成し、後
裏地片の裏周辺部には、メッシュ・ネット製の袋生地を
重合逢着すると共に中央部縦方向が開閉する開閉口を設
けた収納部を設け、折りたたまれた上着本体を開閉口９
より引き出し裏返した収納部１０に収納自在とした収納
部付上着である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、殊に夏季用上着の、着用時における着心地感と軽く通気性に優れ、 不使用時には収納・携帯、或は洗濯に便利な収納部付上着に関する。

【０００２】

【従来技術及びその欠点】

従来下部前身頃、上部後身頃に収納袋を設けた上着は公知のものとして知られ ているが、前身頃に設けたものにあっては、下部が分厚くなって着心地が悪く、 又上部後身頃に収納袋を設けたものにあっては、下部縁に開閉口を設け且つ縁取 りされているため伸縮性に乏しく、そのため体の屈伸動、曲げ運動等に対応して 伸縮できず着用感が悪い等の欠点がある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

そこで本考案は、不使用時における上着本体の収納・携帯等に際し、折りたた み状態が維持されて縮小化でき、型崩れすることなく、又解れたりすることなく 、且つ着用時において軽く、通気性などの着用感の優れた収納部付上着を提供し ようとするものである。

【０００４】 又洗濯に際しても別当洗濯ネットなどを用意することなく簡単に洗濯のできる 上着を提供しようとするものである。

【０００５】

【問題点を解決するための手段】

上着本体における裏地の前身頃と背部後身頃の夫々は、前者はメッシュ・ネッ ト製生地を細長に裁断した前裏地片、後者はメッシュ・ネット製生地を略背幅大 に裁断した後裏地片よりなり、前裏地片の上縁と後裏地片の側縁は連結しており 、前裏地片は、重合部を内側に折畳み、この折畳み重合部は上部前裏地片の重合 部と重合逢着してポケット部を形成し、後裏地片の裏周辺部には、メッシュ・ネ ット製の袋生地を重合逢着すると共に中央部縦方向が開閉する開閉口を設けた収 納部を設け、折りたたまれた上着本体を開閉口より引き出し裏返した収納部に収 納自在としたものである。

【０００６】

【実施例】

本案を図示の実施例によって詳記すると、上着本体１における裏地の左右の前 身頃２と、左右の後身頃３の背部の夫々はメッシュ・ネット製生地よりなり、前 者は細長に裁断した左右の前裏地片４、後者は略背幅に裁断した後裏地片５より なり、前裏地片４は、重合部６を内側に折畳み、この折畳み重合部は上部前裏地 片４’の重合部６’と重合逢着してポケット部７を形成し、後裏地片５の裏周辺 部５’には、メッシュ・ネット製の袋生地８を重合逢着すると共に中央部縦方向 が開閉する開閉口９を設けた収納部１０を設け、折りたたまれた上着本体１を開 閉口９より引き出し、裏返した収納部１０に収納自在とし、前裏地片４の上縁と 後裏地片５の側縁は縫着等の手段により連結したものである。

【０００７】 図中１４は重合部６の折畳み線、１２、１２は小ポケット１３を作る折畳み線 である。

【０００８】

【作用】

本案は以上のようになるものでこれを使用するには、上着本体１を裏返しし、 図３の（イ）（ロ）（ハ）（ニ）の順序に収納袋１０の開閉口９の後ろ側に折畳 んで全体をほぼ収納部１０の大きさに集中させ、開閉口９より折り畳まれた上着 本体１を引き出しながら収納部１０を裏返しして折りたたまれた上着本体１を携 帯・収納する。又このまま洗濯槽に入れ洗濯をする。

【０００９】 上着本体１の使用に際しては上記と反対に開閉口９り上着本体１を引き出し着 用する。

【００１０】

【効果】

本案は叙上のように、上着本体における裏地の前身頃と背部後身頃の夫々は、 前者はメッシュ・ネット製生地を細長に裁断した前裏地片、後者はメッシュ・ネ ット製生地を略背幅大に裁断した後裏地片よりなり、前裏地片の上縁と後裏地片 の側縁は連結しており、前裏地片は、重合部を内側に折畳み、この折畳み重合部 は上部前裏地片の重合部と重合逢着してポケット部を形成し、後裏地片の裏周辺 部には、メッシュ・ネット製の袋生地を重合逢着すると共に中央部縦方向が開閉 する開閉口を設けた収納部を設け、折りたたまれた上着本体を開閉口より引き出 し裏返した収納部に収納自在としたので、上着全体が収納部に収納されてコンパ クトとなり、携帯に便利であるのみならず、型崩れしたり、解れたりすることも 少なく快適な着用ができる。

【００１1】 開閉口が中央部縦方向に設けてあるので背伸びや背を丸くしたりしたときの伸 縮に対応して開閉口が広がったり、狭まったりするので、着用感がよい。

【００１２】 又上着本体を収納部に折りたたみ収納した状態のまま洗濯槽に入れて作業する ことができ便利である。

【００１３】 殊に前裏地片の上縁と後裏地片の側縁は連結してあるので、こもる空気が少な く夏季における通気性がよく、しかも軽く着用感に優れている。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に上着本体の部分裏面説明図。

【図２】前裏地片の展開図で、（イ）は上部前裏地片、
（ロ）は下部の前裏地片。

【図３】本案上着の折畳み手順（イ）（ロ）（ハ）
（ニ）をしました説明図。

【符号の説明】

１は上着本体 ２は前身頃 ３は後身頃 ４は前裏地片 ５は後裏地片 ８は袋生地 ９は開閉口 １０は収納部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 上着本体における裏地の前身頃と背部後
   身頃の夫々は、前者はメッシュ・ネット製生地を細長に
   裁断した前裏地片、後者はメッシュ・ネット製生地を略
   背幅大に裁断した後裏地片よりなり、前裏地片の上縁と
   後裏地片の側縁を連結しており、前裏地片は、重合部を
   内側に折畳み、この折畳み重合部は上部前裏地片の重合
   部と重合逢着してポケット部を形成し、後裏地片の裏周
   辺部には、メッシュ・ネット製の袋生地を重合逢着する
   と共に中央部縦方向が開閉する開閉口を設けた収納部を
   設け、折りたたまれた上着本体を開閉口より引き出し裏
   返した収納部に収納自在とした収納部付上着。