JP3088031U - 粉体ばら積運搬船の揚荷役装置 - Google Patents

粉体ばら積運搬船の揚荷役装置

Info

Publication number
JP3088031U
JP3088031U JP2002001367U JP2002001367U JP3088031U JP 3088031 U JP3088031 U JP 3088031U JP 2002001367 U JP2002001367 U JP 2002001367U JP 2002001367 U JP2002001367 U JP 2002001367U JP 3088031 U JP3088031 U JP 3088031U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
powder
air
opening
air blow
groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2002001367U
Other languages
English (en)
Inventor
雅士 伊藤
幸一 浅田
耕造 湯丸
渉 中満
Original Assignee
株式会社三浦造船所
スペロセイキ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社三浦造船所, スペロセイキ株式会社 filed Critical 株式会社三浦造船所
Priority to JP2002001367U priority Critical patent/JP3088031U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3088031U publication Critical patent/JP3088031U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ship Loading And Unloading (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 粉体ばら積運搬船に積込まれている湿気を帯
び易い粉体をその荷揚げ作業中粉体がその輸送路上でブ
リッジ現象やへばりつきなどの障害なく効率的に荷揚げ
できる粉体ばら積運搬船を提供する。 【解決手段】 船艙中央部にその長手方向に設けた粉体
搬出用主チエンコンベア両側に断面V字状の溝を所要数
列具える波形板を設け、上記溝の底部に粉体抽出エアス
ライダを組込むとともに上記溝の側壁全面に摩擦係数の
小さい薄板材を張付け、同溝の頂部に下向きに圧縮空気
を噴射する複数個のエアブロウノズルを具えるエアブロ
ウ管を配設し、上記主チエンコンベアと上記エアスライ
ダとの連結開口部に同開口部を開閉制御する開閉弁及び
同開口部でのブリッジ現象防止のためのエアブロウ装置
を取付け、上記エアブロウ管及びエアブロウ装置を粉体
の圧送陸揚用の空気圧縮機に連結するとともに上記溝の
側壁と船艙の船首側端壁及びその船尾側端壁との結合部
に設けたスラント部に上記薄板材を張付ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、粉体ばら積運搬船特に石炭灰や炭酸カルシュウムなどの粉体のばら 積運搬船の揚荷役装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種装置はセメントなどの粉体の荷揚げが主体で湿気を含みがちの粉 体の場合船底の波形板の表面や船艙の隅部などに粉体がへばりついたり、上記粉 体抽出エアスライダの粉体抽出口付近でブリッジ現象を起こすことがありその除 去には莫大な費用と労力を費やしていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は船底中央部に船の長手方向に設置された粉体搬出用主チエンコンベア 、同コンベアの両側に相対向して設置され底部に粉体抽出エアスライダが組込ま れている断面V字状の溝を所要数列形成する波形板及び上記主チエンコンベアの 粉体搬出端に設けられた粉体荷揚用バケットコンベヤとを船艙に設けた粉体ばら 積運搬船において、上記波形板の各頂部の長手方向上部にエアブロウノズルを複 数個下向きに取付けたエアブロウ管を配設し、上記主チエンコンベアと上記粉体 抽出エアスライダとの連結開口部に同開口部を開閉制御する開閉弁及び同開閉部 のブリッジ現象防止のためのエアブロウ装置を取付け、上記エアブロウ管及び上 記エアブロウ装置をそれぞれ船首部の機械室に設置の圧縮空気供給源に連結し、 上記V字状の溝の側壁と船艙の船首側端壁及びその船尾側端壁とを繋ぐスラント 部全面に粉体の滑落を助ける摩擦係数の小さい薄板材を張付け、上記エアスライ ダの底部に除湿空気を送給する除湿装置を設けたことを特徴とし、その目的とす るところは極めて簡単な手段工作で従来の不具合点を未然に解消しうる粉体ばら 積運搬船の揚荷役装置を提供しようとするものである。
【0004】
【実施例】 本考案の最も好ましい実施例について、図1ないし図8を参照して説明する。 Aは船艙、1は船底中央部に船の長手方向に設置された周知の粉体搬出用主チエ ンコンベア、2はその両側に相対向して設置され片側33列のV字状の溝3から 構成された波形板、4は上記V字状の溝3の底部に設けた周知のエアスライダで 、その傾斜角(休息角)は15度に構成してあり、上記溝3それぞれの側壁には 摩擦係数の小さい薄板材を構成するステンレスみがき鋼板がその全面に張付けて ある。6はエアブロウ管で、上記波形板2の頂部5の上部にその長手方向に支柱 7を介して並設されている。8はエアブロウノズルで上記エアブロウ管6に下向 きに複数個取付けてある。9はエアブロウ装置を構成するエアブロウノズルで上 記主チエンコンベア1と上記エアスライダ4との連結開口部10に隣接して設け けてあり、この開口部10にはその開口度を周知の要領で開閉制御する開閉弁1 1も取付けられている。そして、上記エアブロウ管6とエアブロウノズル9は船 首部Bの機械室に設置してある周知の積荷である石炭灰の圧送陸揚用の空気圧縮 機に連結されている。周知のプレクーラ12,除湿装置13,サイレンサ14及 びルーツブロワ15,15は上記エアスライダ4の底部に除湿空気を送くる除湿 装置で上記機械室に設置してある。16はスラント部で上記V字状溝の側壁と船 艙Aの船首側端壁及びその船尾側端壁との繋ぎ面に設けてありその全面にはステ ンレスみがき鋼板を張付け、上記繋ぎ面に石炭灰などの粉体がへばりつくのを防 いでおり、このステンレスみがき鋼板の代わりに高分子樹脂材などで作成された 硬質薄板を用いることもできる。
【0005】 本実施例は上記したように構成されており、荷揚げ地に接岸後周知の操作要領 により、上記主チエンコンベア1,粉体抽出エアスライダ4,プレクーラ12, 除湿装置13,サイレンサ14及びルーツブロワ15などを作動させるとともに 上記開口部10を開き、上記波形板2を構成しているV字状の溝3の底部にある 上記エアスライダ4の下部には除湿空気を送り、上記開口部10には上記エアブ ロウノズル9を介して圧縮空気を送給すると同時に上記エアブロウ管6を介して 上記エアノズル8から上記溝3内に圧縮空気を吹込み同溝内に貯留する石炭灰を ほぐしながらステンレスみがき鋼板上での滑落を助け、石炭灰の流動化を促進さ せて上記開口部10から上記主チエンコンベア1の上に円滑に流下放出し、上記 主チエンコンベア1及びその下流端に位置する図示していない周知の粉体荷揚用 バケットコンベアを介して荷揚げ作業を行う。
【0006】 石炭灰のような粉体は湿気を帯び易いが本実施例においては上記したとおり、 上記溝を構成する側壁にステンレスみがき鋼板を張付け粉体の滑落を円滑にし、 上記ノズル8から上記側壁に向けて圧縮空気を噴射し、上記溝内での石炭灰の滞 留を防ぎ、主チエンコンベア1への円滑な滑落を確保し、さらには上記開口部1 0に隣接して設けたエアブロウノズル9から吹込まれる圧縮空気で上記開口部付 近で派生し易いブリッジ現象を未然に防ぎ、石炭灰を円滑に流下させる。 なお、上記したエアブロウ管6及びエアブロウノズル9への圧縮空気供給管や 上記開閉弁11の操作制御機構などは船艙中央部に船の長手方向に配設の空間部 内に設置し、又上記溝3内の残量の有無検知用の周知の空検知センサーが上記エ アスライダ4に取付けてあり、上記溝3の列数は自由に変えることができる。
【0007】
【考案の効果】
本考案は上記実施例の説明から理解されるとおり石炭灰などの粉体のばら積運 搬船において、上記波形板を構成する所要数列のV字状の溝の上方から圧縮空気 を噴射するとともに上記溝の底部にある粉体抽出エアスライダの下からも乾燥空 気が送給され、上記開口部にも乾燥空気が送られ、しかも上記溝の側壁には摩擦 係数の小さい薄板材が張付けられているから粉体は上記溝内で流動化されて円滑 に上記エアスライダを介して上記主チエンコンベア上に滑落し、しかも上記開口 部に設けられているエアブロウ装置からの圧縮空気により開口部付近に派生する ブリッジ現象も未然に解消され、さらに上記波形板と船艙との繋ぎ部に設けたス ラント部には摩擦係数の小さい薄板材が張付けられ粉体が滑り易くしてあるから この箇所でも粉体のへばりつきは派生せず船艙で粉体を円滑に流動化させて粉体 の荷揚げを効率よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を一部を省略して示す概略説
明図である。
【図2】図1の断面図で船体と波形板とのレイアウトを
示す説明図である。
【図3】船艙内部の波形板と主チエンコンベアとの配列
を示す平面説明図である。
【図4】本実施例の主要部を拡大して示す断面概略説明
図である。
【図5】図4に示す波形板、エアブロウ管、粉体抽出エ
アスライダ及び主チエンコンベアとの関連構成を示す断
面拡大説明図である。
【図6】図5のVI部の拡大断面図である。
【図7】エアブロウ装置と開口部との関連配置を示す説
明図である。
【図8】上記エアスライダと主チエンコンベアとの連結
部の部分拡大断面図である。
【図9】本実施例における除湿空気送給経路のフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 粉体搬出用主チエンコンベア 2 波形板 3 V字状の溝 4 粉体抽出用エアスライダ 5 溝3の頂部 6 エアブロウ管 8 エアブロウノズル 9 エアブロウ装置(エアブロウノズル) 10 開口部 11 開閉弁 12 プレクーラ 13 除湿装置 14 サイレンサ 15 ルーツブロワ 16 スラント部 A 船艙 B 船首部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 湯丸 耕造 大分県佐伯市大字鶴望4900番地 株式会社 三浦造船所内 (72)考案者 中満 渉 福岡県北九州市小倉南区石原町189番地 スペロセイキ株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船底中央部に船の長手方向に設置された
    粉体搬出用主チエンコンベア、同コンベアの両側に相対
    向して設置され底部に粉体抽出エアスライダが組込まれ
    ている断面V字状の溝を所要数列形成する波形板及び上
    記主チエンコンベアの搬出端に設けられた粉体荷揚用バ
    ケットコンベヤとを船艙に設けた粉体ばら積運搬船にお
    いて、上記波形板の各頂部の長手方向上部にエアブロウ
    ノズルを複数個下向きに取付けたエアブロウ管を配設
    し、上記主チエンコンベアと上記粉体抽出エアスライダ
    との連結開口部に同開口部を開閉制御する開閉弁及び同
    開口部のブリッジ現象防止のためのエアブロウ装置を取
    付け、上記エアブロウ管及び上記エアブロウ装置をそれ
    ぞれ船首部の機械室に設置の圧縮空気供給源に連結し、
    上記V字状の溝の側壁と船艙の船首側端壁及びその船尾
    側端壁とを繋ぐスラント部全面に粉体の滑落を助ける摩
    擦係数の小さい薄板材を張付け、上記エアスライダの底
    部に除湿空気を送給する除湿装置を設けたことを特徴と
    する粉体ばら積運搬船の揚荷役装置。
JP2002001367U 2002-02-06 2002-02-06 粉体ばら積運搬船の揚荷役装置 Expired - Lifetime JP3088031U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002001367U JP3088031U (ja) 2002-02-06 2002-02-06 粉体ばら積運搬船の揚荷役装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002001367U JP3088031U (ja) 2002-02-06 2002-02-06 粉体ばら積運搬船の揚荷役装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3088031U true JP3088031U (ja) 2002-08-30

Family

ID=43239355

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002001367U Expired - Lifetime JP3088031U (ja) 2002-02-06 2002-02-06 粉体ばら積運搬船の揚荷役装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3088031U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4630975A (en) Air encasement system for transportation of particulates
US6719500B2 (en) System for pneumatically conveying bulk particulate materials
JP4232046B2 (ja) ケースコンベア内のクリーニング装置
US6666628B1 (en) Pneumatic tank for storage and high volume discharge of pulverulent materials
CA1249237A (en) Conveyor system used with apparatus for unloading comminuted materials
JP3088031U (ja) 粉体ばら積運搬船の揚荷役装置
JP5814461B2 (ja) 揚荷装置
CA2571665A1 (en) Apparatus and method for moving drill cuttings
ES2392606T3 (es) Dispositivo para cargar medios de transporte, en particular medios de transporte de gran capacidad, con productos a granel así como módulo de carga
JP3523612B2 (ja) 粉体輸送船
JP4699618B2 (ja) ばら物運搬船
JPH04503347A (ja) 粒状物質の気送装置
JP3811948B2 (ja) アンローダ、その清掃方法および清掃装置
JP2009046256A (ja) 粉粒タンク供給部の集塵装置
GB2116938A (en) Method and apparatus for handling bulk material
US4456156A (en) Unloading apparatus for silo
JPH0826477A (ja) 軽量物品用エア搬送装置
JP2000043784A (ja) ばら物運搬船の自動荷役設備
JP5336112B2 (ja) 連続吸引式空気輸送装置
JP5109461B2 (ja) 浮上式ベルトコンベヤ装置
JP3107959U (ja) 粉粒体積み降ろし装置
JPS6018431A (ja) 貨物自動車用積荷移送装置
US323226A (en) Pneumatic grain-elevator and transfer apparatus
US1524070A (en) Grain-trimming device
JPH061439A (ja) エアースライド式コンベヤの搬送路の分岐構造

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080612

Year of fee payment: 6