JP3811948B2 - アンローダ、その清掃方法および清掃装置 - Google Patents

アンローダ、その清掃方法および清掃装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はアンローダ、その清掃方法および清掃装置に係り、特にコンベアなどの輸送手段を囲むケーシングに堆積残留する粉粒物を除去するのに好適なアンローダ、その清掃方法および清掃装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ベルトコンベア方式の連続アンローダは、他の輸送方式に比べて、消費動力が小さいことから、輸送船から穀物などの粉粒体を荷揚げする装置として多く用いられている。この種のベルトコンベア式連続アンローダでは、一般的に船倉に垂直搬送部を突入させ、先端のフィーダ部で粉粒体を掻き揚げてベルトコンベアに移し変え、上方に向けて輸送する。このベルトコンベアはベルト面に箱型容器部分が形成されたものであり、そして、垂直搬送部の上端部に形成してある屈曲部で水平搬送状態に移行させ、水平ブーム部分で水平状態に保持されたコンベアフィーダにて排出端まで輸送する。この作業中に、垂直輸送から水平輸送への屈曲部をはじめとして色々な個所で、輸送物やそのダストが若干こぼれ落ち、空気の流れに乗って飛散するので、コンベアケーシング内部に堆積残留する。これらの問題は、穀物以外の粉粒体にも共通するが、以下、代表して穀物を荷揚げ対象物した場合について説明する。
【0003】
従来のベルトコンベア式アンローダでは、こぼれた穀物及びダストがケーシング内に残って堆積し、次に荷揚げする穀物に混入してしまう。そのため、穀物の種類が変わる度に、ケーシング内の清掃を行う作業が必要となる。特に、アンローダコンベアには、屈曲部分及び水平ブーム部分があり、荷役運転を行った際に、これらのケーシング底部に荷役物が残留してしまう。このような残留物があると、続いて異種品を扱う場合に、残留物が混入してしまい、製品に影響を及ぼすおそれがあった。そのため、コンベア点検口を設け、エアーホースを用いて手作業により清掃を行っていた。通常、この種の作業では、圧縮空気(圧力:490kPa以上)を瞬間的に吹き出すことで、残留した穀物及びそのダストは排出口へ向けて排出し、これによって比較的容易に清掃でき、滞留した穀物はコンベアの出口から抜き出すことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、近年は遺伝子組替穀物等の取扱いも含め、その種類が著しく増加した。したがって、清掃の頻度が増加し、残留の少ないかつ清掃しやすいアンローダが要求されている。
【0005】
また、効率的に清掃するため、水平ブーム部分では、その水平ブームをできるだけ傾斜させておき、この状態で水平ブームに乗っている作業者が滞留物に圧縮空気の吹き出しを行うようにしている。しかし、傾斜したブームの上の作業は危険を伴うため、できるだけ避けることが望ましい。また、人的な作業に依存するため頻繁に清掃作業を実施することは困難な状況にある。手作業では、清掃時間が数時間以上必要としていた欠点がある。
【0006】
本発明は、上記従来の問題点に着目し、アンローダへの荷揚げ対象物が残留し難いように構造上の配慮をなすとともに、その清掃を容易かつ安全に実施でき残留堆積物を効率的に除去できるアンローダと、その清掃方法および清掃装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、屈曲部及びコンベア水平ブーム底部にノズルを設け、圧縮空気をタンクに貯めて、圧縮空気を瞬間に開放し堆積している粉粒体を流動化させ、堆積した残留物を除去するようにして清掃が容易なシステム構成としたものである。
【0008】
すなわち、本発明に係るアンローダは、粉粒体をコンベア側に供給するフィーダ部、コンベアを内包する垂直搬送部、屈曲部及び水平ブームを有するベルトコンベア式アンローダにおいて、屈曲部、水平ブームのケーシングに向けて開口されるエアノズルと、当該ノズルに接続されるエアタンクと操作弁からなる独立した圧縮空気の吹き出し手段を設け、屈曲部、水平ブームの順に前記操作弁により圧縮空気を瞬間に前記エアタンクを開放させることができるコントローラを設け、前記ケーシングに堆積している粉粒体を流動化させ、堆積した残留物を清掃除去可能としたことを特徴とする。この場合において、前記アンローダのコンベアを囲むケーシング部分の水平リブに丸棒を用い、もしくは安息角以上の角度をなすカバー部材を前記水平面構成部材に取付けた構成とすることが望ましい。
【0009】
また、本発明に係るアンローダの清掃方法は、水平ブームを有するアンローダの清掃方法において、前記水平ブームを傾斜させ、傾斜下部側から上流側に沿って配列したエアノズルを通じて下流側から順次ケーシング底面に沿ったエア層を吐出させてケーシング底面に堆積した粉粒体を清掃除去するようにすることもできる。
【0010】
更に、本発明に係るアンローダの清掃方法は、フィーダ部、垂直搬送部、屈曲部分及び水平ブームを有するアンローダの清掃方法において、エアノズルとエアタンクを有する清掃ユニットにより、前記屈曲部分のケーシングに前記エアタンクに蓄圧した圧縮空気をエアノズルから一気に吹き付けて堆積物を除去し、その後、前記水平ブームを傾斜させ、水平ブームの傾斜下流側から上流側に沿って配列したエアノズルを通じて前記エアタンクに蓄圧した圧縮空気をエアノズルから一気に下流側から順次ケーシング底面に沿ったエア層を吐出させてケーシング底面に堆積した粉粒体を除去するように構成することができる。
【0011】
本発明に係るアンローダの清掃装置は、水平ブームを有するアンローダの清掃装置において、前記水平ブームに連接される垂直搬送部における基端側の屈曲部に向けてエアノズルを設け、このエアノズルに圧縮空気を供給可能とするとともに、前記水平ブームのケーシング底面に沿ったエア層を吐出可能としたエアノズルを長手方向に配列し、このエアノズルにエア供給源から供給される圧縮エアを蓄圧するエアタンクと、当該エアタンクから圧縮空気を前記エアノズルに瞬間的に開放吐出可能な操作弁とを接続し、前記水平ブームの傾斜操作後に傾斜下流側から順次上流側に向かってエアノズルからエアを吐出させるように前記操作弁を制御するコントローラを設け、前記屈曲部、及び水平ブームの順にケーシング底面に堆積した粉粒体を除去可能としたことを特徴とする。この場合において、前記水平ブームに連接される垂直搬送部における先端側フィーダ部の各ケーシングに向けてエアノズルを設け、このエアノズルに圧縮空気を供給可能とすればよい。
このように構成したことにより、ダストの残りにくい構造と圧縮空気の吹き出し装置を付帯することで、ダストの貯まりにくく、かつ清掃も容易なアンローダを提供できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係るアンローダ、その清掃方法および清掃装置の具体的実施の形態を、図面を参照しつつ、詳細に説明する。
図1は実施形態に係るアンローダ10の主要構成を示す概要図であり、図2は同アンローダ10の全体構成を示す概観側面図である。図示のように、アンローダ10は基台12の上部に旋回可能かつ俯仰動作可能に装着された水平ブーム14を有し、この水平ブーム14の先端に屈曲部16をもって垂直搬送部18を連結し、当該垂直搬送部18の下端に粉粒物を掻き揚げ操作するフィーダ部20を備えた構成となっている。フィーダ部20を船舶22の船倉内に突入させ、フィーダ部20により掻き揚げた粉粒物を垂直搬送部18から水平ブーム14に亘って設けた搬送コンベア24に移載して、水平ブーム14の基端側に配置した収容タンク26に排出するようにしている。搬送コンベア24はベルト面に箱型容器が連続して形成されるように構成したものであり、垂直搬送部18の下端部と水平ブーム14の旋回中心部付近に設けられた反転プーリ25に巻き掛けられ、屈曲部16に配置されたガイドローラ27にて垂直状態から水平状態への移行が円滑になるように案内されている。搬送コンベア24は水平ブーム14から、屈曲部16、垂直搬送部18にかけてケーシング29内に収用されて、搬送物が外部に飛散しないように配慮されている。
【0013】
このようなアンローダ10において、実施例では、図1に示しているように、基台12側にエアコンプレッサ28を搭載しておき、これに接続されたエア配管30を水平ブーム14、屈曲部16、垂直搬送部18、及びフィーダ部20まで引き回している。そして、エア配管30に水平ブーム清掃ユニット32、屈曲部清掃ユニット34、及びフィーダ部清掃ユニット36を接続している。各清掃ユニット32、34、36は、エア配管30に接続されるエアタンクと当該エアタンクから電磁開閉弁を介して接続されているブラストノズルとを要素として備えている。この清掃ユニット32、34、36の基本構成を図3に示す。
図3に示すように、エアコンプレッサ28から引き出されたエア配管30には、上流側から順次、水平ブーム清掃ユニット32、屈曲部清掃ユニット34、及びフィーダ部清掃ユニット36が接続される。
【0014】
まず、水平ブーム清掃ユニット32は、蓄圧用エアタンク38と左右一対のブラストノズル40A、40B及び各ノズル40A、40Bへのエア給排を制御する電磁弁42A、42Bをエアブラストセット44として、複数組のセットから構成されている。実施形態では、各清掃セット44は水平ブーム14の長手方向に沿って、4つのエアブラストセット44(441、442、443、444)を、間隔を置いて、配備した構成となっている。この水平ブーム清掃ユニット32に用いられるブラストノズル40(40A、40B)は、水平ブーム14内のコンベアケーシング底板46の左右両コーナ近くに取付けられている。具体的には図4、図5に示すように、ブラストノズル40は、底板40aにV字形の側壁部40bを立設し、上面に三角形状の天板40cを取付けることにより、三角扁平ノズルとし、吹出口40dが三角形の一辺部分に形成されるようにしている。吹出口40dには開口量を可変とした絞り板40eを取付けており、また、前記底板40aにエア導入管40fを接続開口させている。これにより、少ない空気量で効果の増加を図るために、扁平かつ扇形のノズル形状とし、ケーシング底面に沿った薄くて広いエア層を形成することができ、遠くまで圧縮空気を供給することができる。
【0015】
次に、屈曲部清掃ユニット34は、図3に示しているように、左右のエアブラストセット48A、48Bから構成されている。各ブラストセット48(48A、48B)は各々蓄圧用エアタンク50(50A、50B)、電磁弁52(52A、52B)、及びブラストノズル54(54A、54B)からなり、これらのセット48が屈曲部16における円弧状のケーシング下カバー56の内面に圧縮空気を吹き付けるように配備される。図6、図7はコンベア屈曲部16へのエアブラスタセット取付状態を示す図面である。水平ブーム14の先端部には水平軸58を中心として垂直搬送部18が揺動運動できるように連結されている。揺動運動に際して搬送コンベア24が外部に露出しないように、ブーム側屈曲ケーシング60と、垂直搬送部側屈曲ケーシング62が設けられ、これらは水平軸58を中心として互いに摺動円弧運動ができるようにした屈曲部16を形成している。このような屈曲部16においても、特に屈曲ケーシングの内側円弧部材となっているブーム側ケーシング60における下カバー56に輸送物及びそのダストが堆積する傾向がある。そこで、ブーム側ケーシング60の下カバー56における上縁部の左右両端部にブラストノズル54を配置し、図7に示すように、吹き出し方向が下カバー56の下方側であって、やや内側となるように設定される。このブラストノズル54には電磁弁52を装備したエアタンク50が接続されるが、これらは屈曲部16の外側の適宜固定部材に支持させている。これにより、ケーシング下カバー56内の円弧形状に沿って、下向きのブラストノズル54から圧縮空気を吹き出せば、圧縮空気は下カバー56の内面円弧に沿って流れ、ダスト等もこれに伴って流れ、停滞は解消され、輸送物等の堆積は無くなる。
【0016】
更に、フィーダ部清掃ユニット36は、図3に示しているように、エア配管30に接続される蓄圧用のエアタンク64を有し、このエアタンク64に電磁弁66を介してブラストノズル68を接続している。電磁弁66とブラストノズル68はフィーダ部20のケーシング70の左右に一対設けられている(64A、64B、及び68A、68B)。図8、図9はフィーダ部20へ清掃ユニット36の取付状況を示す断面図と背面図である。フィーダケーシング70は内部の反転プーリ25及びフィーダロータ72の形状に合わせているため、ケーシング70の曲がった円弧状の部分に穀物及びダストが滞留しやすく、上記清掃ユニット36のブラストエアにより溜まった物を吹き払い出し、堆積のないフィーダとすることができる。このため、エアタンク64をフィーダケーシング70の背面部に水平方向に沿って配置し、エアタンク64から一対の管路を引き出し、途中に電磁弁66A、66Bを介在させ、フィーダケーシング70の内面側に導いて、円弧内面に沿ってブラストノズル68A、68Bを取付けるようにしている。ブラストノズル68A、68Bは、先端を扁平にかつ、その口をわずかに中央よりに曲げた2本のパイプによって形成し、先端から圧縮空気を吹き出す構造になっている。
【0017】
ところで、上述したエアブラスタによる清掃手段に加え、本実施形態に係るアンローダ10では、図8にて理解できるように、垂直搬送部18では、搬送コンベア24の両側縁を押えローラ74で押さえ込み、安定して走行させるようにしている。この垂直搬送部18における押えローラ74のブラケット76の水平リブを、図10に示すように、丸棒78で構成している。また、垂直搬送部18や屈曲部16で搬送コンベア24の両縁部に転接される押えローラ74用のローラブラケット76は図11(1)に示しているように、支持梁(ストリンガ)80に取付けられている。このストリンガ80は溝型鋼が用いられるが、これを同図(2)に示すように開口に蓋板82を取付けて箱形形状にし、あるいは同図(3)に示すように、穀物の安息角以上となるように傾斜させたカバー板84を取付けている。これらの蓋板82やカバー板84をストリンガ80などの水平面構成部材に取付けることにより、穀物自体が堆積しにくい構造となり、清掃する穀物及びダスト量が少なくできる。これらを組み合わせることで残留の少ないかつ清掃しやすいアンローダとできる。
【0018】
図12は垂直搬送部18に配置されたローラブラケット76の他の実施形態であり、丸棒78に代えて水平面部材となる従来構造のリブ86に樹脂製の傾斜カバー88を取付けたものである。傾斜カバー88は水平に対し、安息角を越えた60°以上の角度で傾斜させてあり、この上には穀物が堆積しないようにしている。図13に示すように、搬送コンベア24のケーシング29の下部コーナに安息角以上の傾斜角度をもたせた傾斜板92を設置すれば、コーナ角度の鈍角化により、コーナ部の堆積を抑えるができる。
【0019】
このように構成されたアンローダ10では、コンプレッサ28で生成された圧縮空気はエア配管30により、各ブラスタのエアタンク38、50、64に供給される。エアタンク38、50、64にはそれぞれ、電磁弁42、52、66または空気圧操作弁が付いており、コントローラ90から弁の開放指令がない眼り、所定圧力の空気がエアタンク38、50、64内に蓄えられる。コントローラ90(図3参照)から電気または空気圧として与えられた弁の開放指令により、タンク38、50、64内の空気は一気に吹き出される構成になっている。各部の電磁弁等はそれぞれ独立して操作が可能で、清掃効果が十分得られるような制御をしている。
【0020】
清掃作業の手順は、まず、フィーダ部20のケーシング70に圧縮空気を吹き付けて堆積物を除去した後、屈曲部16のケーシング下カバー56に圧縮空気を吹き付けて堆積物を除去する。その後、前記水平ブーム14を30度程度となるように先端を持ち上げて傾斜させ、水平ブーム14の傾斜下流側から上流側に沿って配列したエアブラストセット44を、順次作動させ(441→442→443→444)、各々に装備されているブラストノズル40を通じて下流側から順次ケーシング底板46に沿ったエア層を吐出させてケーシング底面に堆積した粉粒体を除去するようにしている。水平ブーム14部分での清掃作業では、コンベアケーシング底面に溜まった輸送物及びダストは圧縮空気の吹き出しにより、一挙に噴き出し方向である傾斜下端側に向けて飛ばされる。これをコンベア24の排出口に近いところから順次、吹き出しを行うことで、ケーシング内部の粉粒物の堆積は無くなる。特に、アンローダの水平ブーム14の角度を排出口を下にして傾斜角度を30°以上の頃斜とすれば、より容易に、堆積層を解消しやすく、清掃効果も拡大する。さらに、コンベア24の左右を別にエア吹き出しすることで、エアタンク内の圧力が十分確保できるので、さらに効果が上がっている。
【0021】
このように本実施形態に係るアンローダ10では、フィーダ部20に圧縮空気を吹き出すフィーダ部清掃ユニット36を設け、また、屈曲部16にも同様な清掃ユニット34を設け、かつ水平ブーム14部分のケーシング底板46に複数個のエアブラストセット44を配備し、空気吹き出し作用により清掃する。各々清掃ユニット32,34,36にはエアタンク38、50、64を装備させ、蓄圧した圧縮空気をコントローラ90から出力される電気信号または空気圧信号で別個に作動させることで、瞬間的に強い空気流れを生じさせるようにしたので、比較的小さな空気源で残留堆積物を著しく減少させることができる。また、アンローダ10の水平ブーム14をコンベア出口が下になるように傾斜させて、エアブラスタセット44を遠隔で作動すれば、作業者が傾斜したブームに乗ることもなく、使用空気量、ダスト流れの面で効果的である。さらに、垂直搬送部18におけるローラブラケット76の水平リブを丸棒78とすることでリブに堆積する穀物を大幅に減少するとともに、ダストの堆積も極力抑えることができる。更に、コンベア押えローラ74を支持する強度部材のストリンガ80を箱形の密閉構造にすることでストリンガ80に貯まる穀物及びそのダストを無くすることができる。また、搬送コンベア24のケーシング29の下部コーナに安息角以上の傾斜角度をもたせた傾斜板を設置し、コーナ角度の鈍角化により、コーナ部の堆積を抑えるができる。これによって堆積物の成長を防ぐようにすればよい。このような構造を採用することで、コンベアケーシング内部での残留ダストが少ないアンローダ10となり、清掃作業も容易になる。
【0022】
また、本実施形態では、垂直搬送部18におけるローラブラケット76のリブを丸棒78とすることで、このリブに溜まる穀物及びダストは著しく減少させており、垂直搬送部18のローラ74だけでも数十個になるので、堆積量の減少効果も大きい。更に、ローラ支持梁(ストリンガ)に蓋板82を追加することで、箱形構造となり、その内部に溜まる穀物及びダストが無くなる。また、水平ブーム14部分におけるコンベアケーシング29の側部に配置されている、従来内側に向いていた形鋼の向きを反対に外に向けることで、ケーシング内面の凸凹が無くなり、ここに溜まる穀物及びダストが無くすることができる。同時に、コンベアケーシングの底面コーナ部に傾斜板92を取付けたことにより、コーナ部にはダストが強固に堆積する傾向があるものの、これを防ぐとともに、水平ブーム14に設けた清掃ユニット32による清掃を容易ならしめる効果がある。
【0023】
【発明の効果】
以上のように、本発明は、粉粒体をコンベア側に供給するフィーダ部、コンベアを内包する垂直搬送部、屈曲部及び水平ブームを有するベルトコンベア式アンローダにおいて、屈曲部、水平ブームのケーシングに向けて開口されるエアノズルと、当該ノズルに接続されるエアタンクと操作弁からなる独立した圧縮空気の吹き出し手段を設け、屈曲部、水平ブームの順に前記操作弁により圧縮空気を瞬間に前記エアタンクを開放させることができるコントローラを設け、前記ケーシングに堆積している粉粒体を流動化させ、堆積した残留物を清掃除去可能とした構成としたので、遠隔で自動的な清掃が可能となり、ダスト等の残留が少なく、かつ清掃も容易なベルトコンベア式連続アンローダとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態に係るアンローダの主たる構成を示す全体図である。
【図2】 本実施形態に係るアンローダの全体構成を示す概観側面図である。
【図3】 本実施形態に係るアンローダの清掃ユニットの空気流れを示す接続図である
【図4】 水平ブーム清掃ユニットのブラストノズルの水平断面図である。
【図5】 水平ブーム清掃ユニットのブラストノズルの縦断面図である。
【図6】 屈曲部清掃ユニットの配置を示す側面図である。
【図7】 屈曲部清掃ユニットの配置を示す正面図である。
【図8】 フィーダ部清掃ユニットの配置を示すフィーダ部断面図である。
【図9】 同背面図である。
【図10】コンベア押えローラの斜視図である。
【図11】コンベア押えローラを取付けるストリンガ部分を示しており、(1)は斜視図、(2)はその断面図、(3)は変形例に係る断面図である。
【図12】他の実施形態に係るローラブラケットの斜視図である
【図13】水平ブーム部分のコンベアケーシングの断面図である。
【符号の説明】
10………アンローダ、12………基台、14………水平ブーム、16………屈曲部、18………垂直搬送部、20………フィーダ部、22………船舶、24………搬送コンベア、25………反転プーリ、26………収容タンク、27………ガイドローラ、28………エアコンプレッサ、29………コンベアケーシング、30………エア配管、32………水平ブーム清掃ユニット、34………屈曲部清掃ユニット、36………フィーダ部清掃ユニット、38………蓄圧用エアタンク、40(40A、40B)………ブラストノズル、42A、42B………電磁弁、44(441、442、443、444)………エアブラストセット(水平ブーム部)、46………ケーシング底板、48(48A、48B)………エアブラストセット(屈曲部)、50(50A、50B)………エアタンク、52(52A、52B)………電磁弁、54(54A、54B)………ブラストノズル、56………ケーシング下カバー、58………水平軸、60………ブーム側屈曲ケーシング、62………垂直搬送部側屈曲ケーシング、64………エアタンク(フィーダ部)、66(66A、66B)………電磁弁(フィーダ部)、68(68A、68B)………ブラストノズル(フィーダ部)、70………フィーダケーシング、72………フィーダロータ、74………押えローラ、76………ローラブラケット、78………丸棒、80………ストリンガ、82………蓋板、84………カバー板、86………リブ、88………樹脂製傾斜カバー、90………コントローラ。

Claims (5)

  1. 粉粒体をコンベア側に供給するフィーダ部、コンベアを内包する垂直搬送部、屈曲部及び水平ブームを有するベルトコンベア式アンローダにおいて、屈曲部、水平ブームのケーシングに向けて開口されるエアノズルと、当該ノズルに接続されるエアタンクと操作弁からなる独立した圧縮空気の吹き出し手段を設け、屈曲部、水平ブームの順に前記操作弁により圧縮空気を瞬間に前記エアタンクを開放させることができるコントローラを設け、前記ケーシングに堆積している粉粒体を流動化させ、堆積した残留物を清掃除去可能としたことを特徴とするアンローダ。
  2. 前記アンローダのコンベアを囲むケーシング部分の水平リブに丸棒を用い、もしくは安息角以上の角度をなすカバー部材を前記ケーシング部分の水平面構成部材に取付けたことを特徴とする請求項1記載のアンローダ。
  3. フィーダ部、垂直搬送部、屈曲部分及び水平ブームを有するアンローダの清掃方法において、エアノズルとエアタンクを有する清掃ユニットにより、前記屈曲部分のケーシングに前記エアタンクに蓄圧した圧縮空気をエアノズルから一気に吹き付けて堆積物を除去し、その後、前記水平ブームを傾斜させ、水平ブームの傾斜下流側から上流側に沿って配列したエアノズルを通じて前記エアタンクに蓄圧した圧縮空気をエアノズルから一気に下流側から順次ケーシング底面に沿ったエア層を吐出させてケーシング底面に堆積した粉粒体を除去することを特徴とするアンローダの清掃方法。
  4. 水平ブームを有するアンローダの清掃装置において、前記水平ブームに連接される垂直搬送部における基端側の屈曲部に向けてエアノズルを設け、このエアノズルに圧縮空気を供給可能とするとともに、前記水平ブームのケーシング底面に沿ったエア層を吐出可能としたエアノズルを長手方向に配列し、このエアノズルにエア供給源から供給される圧縮エアを蓄圧するエアタンクと、当該エアタンクから圧縮空気を前記エアノズルに瞬間的に開放吐出可能な操作弁とを接続し、前記水平ブームの傾斜操作後に傾斜下流側から順次上流側に向かってエアノズルからエアを吐出させるように前記操作弁を制御するコントローラを設け、前記屈曲部、及び水平ブームの順にケーシング底面に堆積した粉粒体を除去可能としたことを特徴とするアンローダの清掃装置。
  5. 前記水平ブームに連接される垂直搬送部における先端側フィーダ部の各ケーシングに向けてエアノズルを設け、このエアノズルに圧縮空気を供給可能としてなることを特徴とする請求項4に記載のアンローダの清掃装置。
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