JP3087990U - 管継手用管締着部材ならびに管継手用管締付部材および管継手 - Google Patents

管継手用管締着部材ならびに管継手用管締付部材および管継手

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JP3087990U JP2002000696U JP2002000696U JP3087990U JP 3087990 U JP3087990 U JP 3087990U JP 2002000696 U JP2002000696 U JP 2002000696U JP 2002000696 U JP2002000696 U JP 2002000696U JP 3087990 U JP3087990 U JP 3087990U
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秀樹 江城
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 製造コストの安い管継手用管締着部材と管継
手用管締付部材を用いて、ワンタッチ感覚の単純・簡便
な手作業操作で、管継手に対する管の接続・取り外しを
確実・迅速に行う。 【解決手段】 継手胴体1に結合される管締着部材2
に、その基部21から長手軸方向に延びる複数の円弧状
の管締着舌片22,23を設け、その管締着舌片の内周
面に凹凸22b,23bを形成し、その管締着舌片でも
って継手胴体の管接続筒部11に接続した管の接続端部
Paを銜えて挟持し、その複数の管締着舌片の外周面
に、締付レバーの回動操作で径が収縮・復元する環状の
管締付部材を装着し、その管締付部材で管締着舌片を円
弧内側に押圧して管の接続端部を継手胴体の管接続筒部
に締着する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、給水・給湯システム、床暖房システム、融雪システムなどの流体 配管路において複数の配管同士を接続しあるいは各システムの機器や部品に配管 を接続するための管継手と、その管継手の要となる管締着部材ならびに管締付部 材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
家庭用、業務用を問わず、給水・給湯システム、床暖房システム、融雪システ ムなどの普及に伴い、これらのシステムを形成する複数の配管同士の接続や各シ ステムの機器・部品に配管を接続するための配管接続工事の重要度が高まってお り、またポリエチレン・パイプのような若干の弾性を有する樹脂パイプがこれら の配管に多用されている。このため樹脂パイプのような若干の弾性を有する管を 簡単且つ確実に接続し、また簡単にその管接続を解いて管の取替えや配管路の変 更ができる管継手が求められている。このような必要に応えるために、特開20 00−136893号公報に示されるような、特殊のコレットを用いた管継手を 既に提案している。上記従来の管継手によれば管の接続・取り外しが共に簡単で 且つ管は確実に接続されるが、構造がかなり複雑なコレットとこれに対応するニ ップルを用いることから製造コストが若干嵩むことは避けられない。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この考案はこのような背景から、製造コストの安い管継手用管締着部材と管継 手用管締付部材を用いて、単純なワンタッチ感覚の簡便な手操作で、配管を極め て簡単且つ確実に接続できるようにし、また既存の配管の接続を外す必要が生じ た場合に簡単な操作でその管接続を解いて、管の取替えや配管路の変更が容易に できる管継手を構成しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】 上記の課題・目的を達するために、この考案は、継手胴体に着脱自在に結合す る基部とこの基部に連結部を介して一体に長手軸方向に繋がりその継手胴体に接 続される管の外周面を銜えて挟持する複数の円弧状の管締着舌片を有しその管締 着舌片の内周面に凹凸が形成されその管締着舌片の外周面を管締付部材による締 付面とした管締着部材;と、締付レバー部と連結部と円弧状の締付バンド部が一 連に枢支連結されて上記管締着部材の管締着舌片の外周面を取り巻く環状に構成 されその締付レバー部の回動により上記締付レバー部、前記連結部、締付バンド 部の間で重合部が形成されて上記管締着部材の管締着舌片の外周面を締め付ける 管締付部材;とで管継手を構成する。
【0005】 そして管の接続端部を管締着部材の管締着舌で強固確実に挟持して管の接続端 部を抜け止めするために管締着舌片の内面に形成する凹凸として、螺旋状溝、あ るいは互いに並行する複数の円弧溝を形成し、あるいは又それらの螺旋状溝や円 弧溝に加えてそれらの螺旋状溝や円弧溝を横切る長手方向溝を形成する。
【0006】 また、管締付部材の材料削減と加工コスト低減のために、管締付部材を構成する 締付レバー部、連結部、締付バンド部のうちの少なくとも一つを線材で形成する 。
【0007】 また、管締付部材の締付状態を安定に維持するために、管締付部材の締付バンド 部を形状記憶合金を用いて形成する。
【0008】 また、管締着部材と管締付部材が不用意に分離し難いように、管締着舌片の鍔縁 に、管締付部材の少なくとも一部が嵌合する嵌合部を形成する。
【0009】 さらにまたこの考案の管継手では、管の接続端部と継手胴体の管接続筒部の気密 接続手段として、構造が簡単で気密保持性が高い特徴をもつ金属シールを採用す る。
【0010】
【考案の実施の形態】
この考案の基本的な実施形態の一つは、継手胴体に着脱自在に結合する基部と、 この基部に連結部を介して一体に長手軸方向に繋がり前記継手胴体に接続される の両端外周に鍔縁が形成され、前記管締着舌片の内周面に凹凸が形成され、前記 管の外周面を銜えて挟持する複数の円弧状の管締着舌片を有し、前記管締着舌片 管締着舌片の外周面を管締付部材による締付面とした管継手用管締着部材である 。
【0011】 この考案に係る管継手用管締着部材の他の実施形態は、継手胴体に着脱自在に結 合する基部と、この基部に連結部を介して一体に長手軸方向に繋がり前記継手胴 体に接続される管の外周面を銜えて挟持する複数の円弧状の管締着舌片を有し、 前記管締着舌片の両端外周に鍔縁が形成され、前記管締着舌片の内周面に螺旋状 溝、あるいは互いに並行する複数の円弧溝が形成され、前記管締着舌片の外周面 を管締付部材による締付面としたものである。
【0012】 この考案に係る管継手用管締着部材の他の実施形態は、継手胴体に着脱自在に結 合する基部と、この基部に連結部を介して一体に長手軸方向に繋がり前記継手胴 体に接続される管の外周面を銜えて挟持する複数の円弧状の管締着舌片を有し、 前記管締着舌片の両端外周に鍔縁が形成され、前記管締着舌片の内周面に、螺旋 状溝、あるいは互いに並行する複数の円弧溝を形成すると共に、それら螺旋状溝 あるいは円弧溝を横切る長手方向溝が形成され、前記管締着舌片の外周面を管締 付部材による締付面としたものである。
【0013】 この考案に係る管継手用管締着部材の他の実施形態は、継手胴体に着脱自在に結 合する基部と、この基部に連結部を介して一体に長手軸方向に繋がり前記継手胴 体に接続される管の外周面を銜えて挟持する複数の円弧状の管締着舌片を有し、 前記管締着舌片の両端外周に鍔縁が形成され、前記管締着舌片の内周面に凹凸が 形成され、前記管締着舌片の外周面を管締付部材による締付面とし、且つ前記管 締着舌片の鍔縁に管締付部材の少なくとも一部が嵌合する嵌合部を形成したもの である。
【0014】 この考案の基本的な他の実施形態は、円弧状の締付バンド部と、締付レバー部 と、連結部とが一連に枢支連結されて管締着部材の管締着舌片の外周面を取り巻 く環状に構成され、前記締付レバー部の回動により、前記締付バンド部、前記締 付レバー部、前記連結部の間で重合部が形成され前記管締着部材の管締着舌片の 外周面を締め付ける管継手用管締付部材である。
【0015】 この考案に係る管継手用管締付部材の他の実施形態は、管締付部材を構成する 締付バンド部と締付レバー部と連結部のうちの少なくとも一つが線材で形成され 、前記締付バンド部と締付レバー部と連結部とが一連に枢支連結されて管締着部 材の管締着舌片の外周面を取り巻く環状に構成され、前記締付レバー部の回動に より、前記締付バンド部、前記締付レバー部、前記連結部の間で重合部が形成さ れ前記管締着部材の管締着舌片の外周面を締め付けるものである。
【0016】 この考案に係る管継手用管締付部材の他の実施形態は、管締付部材を構成する 締付バンド部を形状記憶合金を用いて形成したものである。
【0017】 この考案の基本的な他の実施形態は、継手胴体に着脱自在に結合する基部とこ の基部に連結部を介して一体に長手軸方向に繋がり前記継手胴体に接続される管 の外周面を銜えて挟持する複数の円弧状の管締着舌片を有し、前記管締着舌片の 両端外周に鍔縁が形成され、前記管締着舌片の内周面に螺旋状溝、互いに並行す る複数の円弧溝、あるいはこれら螺旋状溝や円弧状溝に加えてこれら螺旋状溝や 円弧状溝を横切る長手方向溝などの凹凸が形成され、前記管締着舌片の外周面を 管締付部材による締付面とした管締着部材;および、締付レバー部と連結部と円 弧状の締付バンド部が一連に枢支連結されて前記管締着部材の管締着舌片の外周 面を取り巻く環状に構成され前記締付レバー部の回動により前記締付レバー部、 前記連結部、前記締付バンド部の間で重合部が形成され前記管締着部材の管締着 舌片の外周面を締め付ける管締付部材;を備えた管継手である。
【0018】 この考案の基本的な他の実施形態は、管の接続端部を金属シールで接続する管 接続筒部を有する継手胴体;この継手胴体に着脱自在に結合する基部とこの基部 に連結部を介して一体に長手軸方向に繋がり前記継手胴体に接続される管の外周 面を銜えて挟持する複数の円弧状の管締着舌片を有し、前記管締着舌片の両端外 周に鍔縁が形成され、前記管締着舌片の内周面に螺旋状溝、あるいは互いに並行 する複数の円弧溝、あるいはそれらの螺旋状溝や円弧状溝に加えてその螺旋状溝 や円弧状溝を横切る長手方向溝などの凹凸が形成され、前記管締着舌片の外周面 を管締付部材による締付面とした管締着部材;および、締付レバー部と連結部と 円弧状の締付バンド部が一連に枢支連結されて前記管締着部材の管締着舌片の外 周面を取り巻く環状に構成され前記締付レバー部の回動により前記締付レバー部 、前記連結部、前記締付バンド部の間で重合部が形成され前記管締着部材の管締 着舌片の外周面を締め付ける管締付部材;を備えた管継手である。
【0019】
【実施例】
以下この考案の実施例を図面を参考に説明する。図1ないし図4はこの考案に 係る管継手の一実施例を示している。1は継手胴体、2は管継手用管締着部材( 「管締着部材」と略す)、3は管継手用管締付部材(「管締付部材」と略す)、 Pは配管用の管(パイプ)である。図示の例では継手胴体1は単純なニップルで あるが、一般に継手胴体1の形態は、アダプター、エルボ、チーズ、ヘッダーな ど多様である。また管Pは若干の弾性を有する管で、ポリエチレン・パイプ等の 樹脂パイプが多用されている。
【0020】 継手胴体1の一端部には、管締着部材2が着脱自在に螺着する螺子1aが形成 され、継手胴体1の他端部には、流体配管路にある他の機器・部品や他の配管に 接続するための螺子1bが形成されている。また継手胴体1には、前記一端部か ら突出する管接続筒部11が形成されている。管接続筒部11は前記螺子1aに 対し同心状に形成されており、管接続筒部11の外周面には数条の溝11aが形 成されている。継手胴体1に管Pを接続するに当っては、管Pの接続端部Paを 、継手胴体1の管接続筒部11の外周面に密に接合させながら管接続筒部11の 根元まで深く圧入する。そして管接続筒部11の溝11aは、管Pと管接続筒部 11の間の気密保持効果ならびに管Pの抜け止め効果を奏する。
【0021】 ここでの特徴の一つは、溝1aにOリングを封入しておらず、Oリングのような 密封部材を省いた金属シールによって管Pの接続端部Paと管接続筒部11の間 の気密性が十分に保持されている。すなわちこの考案の管継手では、構成の簡単 な金属シールによって、高圧流体に対しても管接続部における液漏れを十分防ぐ ことができる。なお勿論、流体圧力の程度や管継手の用途によって、従来一般の Oリングシールで管Pの接続端部Paと管接続筒部11の間の気密性を保持しな がら、この考案の管継手の他の特徴を活かすことができる。また継手胴体1の前 記一端部には、継手胴体1の外周面から中心に向う小孔1cが設けられ、この小 孔1cを通して、管Pの接続端部Paが継手胴体1の管接続筒部11の根元まで 十分に挿入されているか否かを目視で確認することができる。なお、1dは継手 胴体1の流体流路である。
【0022】 管締着部材2はこの考案に係る管継手の要の一つとなるもので、図3は管締着 部材2の一実施例を示している。すなわち管締着部材2は、袋ナット状の基部2 1と、この基部21から長手軸方向に少し離れて位置する管締着舌片22,23 と、連結部24,25からなり、各管締着舌片22,23と基部21は連結部2 4,25を介して繋がっており、基部21と管締着舌片22,23と連結部24 ,25は一体に形成されている。なお基部21の内周には、継手胴体1の螺子1 aと螺合する螺子が形成されており、その基部21を継手胴体1の螺子1aに螺 着することにより、管締着部材2が継手胴体1に着脱自在に結合される。管締着 舌片22,23はそれぞれ同形の半円弧状・半円筒状で、若干の間隙S1,S2 を置いて対向して全体として略一つの円筒状に配設され、管締着舌片22,23 の各先端22a,23aは開放されている。そして各管締着舌片22,23の内 周面には凹凸(例えば、不規則な凹凸面あるいは襞、螺旋状溝、互いに並行する 複数の円弧溝、螺旋状溝あるいは複数の円弧溝に加えこれら螺旋状溝あるいは複 数の円弧溝を横切る長手方向溝、等)22b、23bが形成されおり、この凹凸 22b、23bを内周面に形成した管締着舌片22,23によって管Pの接続端 部Paの外周面を銜えて強固に挟持し、その接続端部Paを、継手胴体1の管接 続筒部11と管締着部材2の間で確実に締着し抜け止めすることができる。図3 に示す実施例では、管締着舌片22,23の内周面に形成された凹凸は、その内 周円弧面に沿って互いに並行する数条の円弧溝22b、23bとしており、その 円弧溝23bを備えた管締着舌片23の断面(図3のX−X線断面)は図11に 示すような形状である。(管締着舌片22の断面も同様である。)
【0023】 また、管締着舌片22,23の各両端外周(円弧縁)には、それぞれ鍔縁22c ,22dならびに鍔縁23c,23dが形成されており、鍔縁22c,22d、 23c,23dは、管締着舌片22,23の外周に管締付部材3を安定に装着す るために有効である。また連結部24,25は、各管締着舌片22,23の動き の復元に関して微妙な適度の弾性を及ぼすもので、その形状や加工が吟味されて いる。更にまた、連結部24と連結部25の間に空隙Mが存するが、この空隙M を通して、管Pの接続端部Paと継手胴体1の管接続筒部11の嵌合状態を目視 で確認することができる。なお、空隙Mを通して管接続部の目視確認が十分でき る場合には、継手胴体1の小孔1cを省くことができる。
【0024】 管締付部材3はこの考案に係る管継手の他の要となるもので、管締付部材3は 管締着部材2の管締着舌片22,23の外周に沿って付加装着されるものである 。図4は管締付部材3の一実施例を示している。すなわち管締付部材3は、円弧 状の締付バンド部31と締付レバー部32と連結部33からなっている。締付バ ンド部31は、前記管締着舌片22,23の外周のほぼ全周に沿う円弧状の薄い 金属帯であって、前記管締着舌片22,23を互いにその円弧内側に向けて(円 弧の中心方向に向けて)強く引き締めるものである。そして、管締着舌片22, 23の開放先端22a,23aから管締着舌片22,23の内側に挿入され継手 胴体1の管接続筒部11に圧入嵌合した管Pの接続端部Paを、前記締付バンド 部31が管締着舌片22,23を介して強く締め付けるものである。締付レバー 部32は金属板で形成され、前記締付バンド部31の一端において矢印A,Bの 方向に回動自在に枢支(蝶番機能を持つように軸支)されている。また締付レバ ー部32には係止片32aが設けられている。連結部33は線材で略U字状に成 形されたもので、連結部33の一端(U字状の両端)は、締付バンド部31の他 端において矢印C,Dの方向に回動自在に枢支され、連結部33の他端(U字の 底辺部)は、前記締付レバー部32の係止片32aに着脱自在に結合される。ま た締付レバー部32と連結部33も、管締着舌片22,23の外周円弧に沿うよ うに湾曲している。
【0025】 そこで樹脂パイプのような管Pを継手胴体1に接続する場合、図2に示すよう に、管締着部材2を継手胴体1に螺着し、管Pの接続端部Paを管締着舌片22 ,23の開放先端22a,23aから挿入し継手胴体1の管接続筒部11に圧入 して金属シールで密に嵌合させ、管締着部材2の管締着舌片22,23の外周に 巻き付けた管締付部材3の連結部33の先端(遊端)を締付レバー部32の係止 片32aに係合させ、管Pまたは/および管締付部材3の弾性による反力に抗し て、締付レーバー部32を矢印A方向に回動させて締付レーバー部32を回し切 る。この結果、連結部33が締付レバー部32に引っ張られて締付バンド31の 両端を近づけ締付バンド31を絞り込む。そして係止片32aの位置すなわち締 付レバー部32と連結部33との連結位置が、締付レバー32の支軸(支点)を 乗り越えて、図4に示すように、締付バンド部31、締付レバー部32、連結部 33の間で重合部が形成されて(この実施例では、締付バンド部31の端部と締 付レバー部32と連結部33が三重に重なり合った状態となって)、管締付部材 3の締付状態が安定する。そして締付レバー部32が矢印B方向に容易に戻され ることはなく、管締着舌片22,23を介して管Pの接続端部Paを強く締め付 けてその締め付けを維持する。また、管締付部材3の締付レバー部32を強制的 に矢印B方向に強く引いて逆転させることにより、締付バンド部31が緩んで管 締付部材3の締付作用が解かれ、管Pを継手胴体1から取り外すことができる。
【0026】 なお、図4に示す管締付部材3の実施例では、連結部33の一方の端を締付バ ンド部31の一方の端部に回動自在に枢支し、連結部33の他方の端を締付レバ ー部32の係止片32aに着脱自在に連結する構成を採っているが、このような 構成に代えて、連結部33の一方の端を、締付レバー部32の支軸から離れた位 置で締付レバー部32上に枢着し、連結部33の他方の端を締付バンド部31の 他方の端部に着脱自在に連結する構成であっても良い。
【0027】 また図4に示す管締付部材3の実施例では、締付バンド部31、締付レバー部3 2、連結部33がそれぞれ一つの部材で成っているが、締付バンド部31、締付 レバー部32、連結部33の少なくとも一つを複数の節部材に分けて構成し、そ れらの節部材を含めて締付バンド部31、締付レバー部32、連結部33を一連 に枢着して管締付部材3を形成しても良い。
【0028】 また図4に示す管締付部材3の実施例では、締付レバー部32と連結部33の間 が着脱自在で分離可能となっているが、管締付部材3の一部を分離し得るように することなく、締付バンド部31と締付レバー部32と連結部33を初めから完 全な環状に結合した構成であっても良い。
【0029】 また図3に示す管締着部材2の実施例では、半円弧状の2つの管締着舌片22, 23を形成しているが、管締着舌片22,23を更に多数の管締着舌片に分割し たものであっても良い。また場合によっては、管締付部材3が管締着部材2から 外れて見失うことがないように、管締着部材2の管締着舌片22,23の上に管 締付部材3を配設した状態で締付バンド部31の一部を管締着舌片22,23上 に接着などによって固定しても良い。
【0030】 更にまた、図4に示す管締付部材3の実施例では、帯材で形成した締付バンド部 31ならびに締付レバー部32と線材で形成した連結部33が混在しているが、 それらの全てを板材で形成し、あるいはそれらの全てを線材で形成しても良い。 そして管締付部材3を構成する締付バンド部31、締付レバー部32、連結部3 3のうちの少なくとも一つを線材で形成することにより、管締付部材3の材料削 減や加工コスト低減を図ることができる。
【0031】 図5は、図4に示した管締付部材3に代わる管継手用管締付部材の他の実施例 を示すものである。すなわち図5に示す管締付部材53は、図1ないし図3に示 した管締着部材2の管締着舌片22,23の周りに巻かれて管締着舌片22,2 3を締め付け、管締着舌片22,23を介して管Pの接続端部Paを継手胴体1 の管接続筒部11に締着するものである。管締付部材53は、円弧状の締付バン ド部531と締付レバー部532と連結部533からなり、締付バンド部531 と締付レバー部532の間、締付レバー532と連結部533の間、連結部53 3と締付バンド部531の間がそれぞれ回動自在に枢着されて、環状の管締付部 材53が構成されている。締付バンド部531、締付レバー部532、連結部5 33は共に薄い金属帯で形成され、締付レバー部532と連結部533は長さが 等しく、管締着舌片22,23の円弧に沿うように若干湾曲している。また、締 付バンド部531と締付レバー部532の連結部には係止片532aが設けられ 、係止片532aは、連結部533と締付バンド部531の接続個所Yに着脱自 在に係合するものである。
【0032】 図5に示す(a)状態は、管締付部材53の締付前の状態であるが、管締付部材 53を締め付ける場合、管締着部材2の管締着舌片22,23の外周に配した管 締付部材53を、図5の(a)状態から(b)状態に変化させる操作をする。す なわち図5の(a)状態から、締付レバー部532と連結部533の接続軸Zを 支点として、締付レバー部532と係止片532aを矢印E方向に回動させ、係 止片532aを前記連結部533と締付バンド部531の接続個所Yに係合させ る。この結果、連結部533と締付レバー部532と締付バンド部531の一部 が三重に重なり合って図5の(b)状態になって固定され、管締付部材53の径 が収縮して管締着部材2の管締着舌片22,23を強く締め付けることになる。
【0033】 図6ないし図9は、この考案に係る管継手の他の実施例を示すものである。図 6ならびに図7において、1は継手胴体、2は管継手用の管締着部材、93は管 継手用の管締付部材である。そして継手胴体1に関しては、図1,2で説明した ところと全く同じであり、管締着部材2に関しては、管締着舌片22,23の鍔 縁22c,22d,23c,23dに嵌合溝22e,22f,23e,23fが 形成されている点を除いては、図1,2.3で説明したところと同じである。す なわち、図6ないし図8に示すように、管締着舌片22,23の鍔縁22c,2 2d,23c,23dに嵌合溝22e,22f,23e,23fが形成され、こ の嵌合溝22e,22f,23eに管締付部材93が装着され安定に保持される 。そして、管締着舌片の鍔縁に形成した嵌合溝に、管締付部材の少なくとも一部 を嵌合させることにより、管締着部材と管締付部材が不用意に分離することを防 ぐことができる。なお、Pは管、Paは管Pの接続端部である。
【0034】 管締付部材93は、円弧状の締付バンド部931と締付レバー部932と連結 部933,931´からなり、連結部931´は、締付バンド部931の一部を 分割したものとも考えられる。そして、締付バンド部931と締付レバー部93 2と連結部933,931´は、全て金属線材で形成されており、加工コストが 安価であることが特徴である。
【0035】 締付バンド部931は、前記管締着舌片22,23の外周面のほぼ全周に沿う円 弧状に形成されており管締着舌片22,23を互いにその円弧内側に向けて引き 締めることができる。そして管締付部材93は、継手胴体1の管接続筒部11に 接続した管Pの接続端部Paを管締着舌片22,23を介して強く締め付けるも のである。締付バンド部931と連結部931´の間、連結部931´と締付レ バー部932の間、締付レバー932と連結部933の間は、それぞれ回動自在 に枢着(蝶番機能をもつように軸支)されており、連結部933の遊端933a を締付バンド931のフック端931aに係合させることにより、前記管締着舌 片22,23の全周を囲む環状の管締付部材93が形成される。
【0036】 図9に示す(a)状態は、管締付部材93の締付前の状態であるが、管締付部 材93を締め付ける場合、管締着部材2の管締着舌片22,23の嵌合溝22e ,22f,23e,23fに嵌合させた管締付部材93を、図9の(a)状態か ら(b)状態に変化させる操作をする。すなわち図9の(a)状態から、締付レ バー部932と連結部931´の接続軸Wを支点として、締付レバー部932を 矢印F方向に回動させることにより、連結部931´と締付レバー部932と連 結部933が三重に重なり合って図9の(b)状態になって安定する。そして図 9の(b)状態のように、管締付部材93の径が収縮して管締着部材2の管締着 舌片22,23を強く締め付けることになる。また、管締着舌片の鍔縁に形成し た嵌合溝に、管締付部材の少なくとも一部を嵌合させることにより、管締着部材 と管締付部材が不用意に分離することを防ぐことができる。
【0037】 また、この考案に係る管締付部材の他の実施例として、管締付部材3,53, 93を構成する締付バンド部31,531,931を形状記憶合金を用いて形成 することにより、管締付部材の締付状態を安定に維持することができる。
【0038】 図10は管締着部材の他の実施例を示すもので、管締着部材2の基部21、管 締着舌片22,23、管締着舌片22,23の先端22a,23a、鍔縁22c ,22d、23c,23d、連結部24、間隙S1,S2、空隙Mなどは、図3 に示した管締着部材2と同じであるが、管締着舌片22,23の内周面に形成す る凹凸として、管締着舌片22,23の内周面に、螺旋状溝22b´,23b´ とその螺旋状溝22b´,23b´を横切る数条の長手方向溝22m,23mを 形成したものである。なお、図3に示した管締着部材2を基に、各管締着舌片2 2,23の内周面に形成する凹凸として、互いに並行する複数の円弧溝22b, 23bに加えてその円弧溝22b,23bを横切る長手方向溝(図10に示す長 手方向溝22m,23mに相当する長手方向溝)を形成しても良い。
【0039】
【考案の効果】
上記の実施例からも明らかなように、この考案の管継手は、管接続筒部を有す る継手胴体に着脱自在に結合する管締着部材と、この管締着部材の複数の管締着 舌片の外周に装着される管締付部材とで構成され、その管締着部材は、継手胴体 に着脱自在に結合する基部とその基部に連結部を介して一体に長手軸方向に繋が って継手胴体に接続された管の外周面を銜えて挟持する複数の管締着舌片を有し 、その管締着舌片の外周に鍔縁を形成すると共にその管締着舌片の内周面に凹凸 を形成してその管締着舌片の外周面を管締付部材による締付面とし、また管締付 部材は、円弧状の締付バンド部と、締付レバー部と、連結部とが一連に枢支連結 されて管締着部材の管締着舌片の外周面を取り巻く環状に構成され、その締付レ バー部の回動操作により、その締付バンド部、締付レバー部、連結部の間で重合 部が形成されて管締着部材の管締着舌片の外周面を締め付け押圧し、継手胴体に 接続された管の外周面を締め付けるものであり、製造コストの安い管締着部材と 管締付部材を用いて、その締付レバーの回動操作により、すなわちワンタッチ感 覚の簡単な手作業操作によって、配管を極めて簡単且つ確実に接続することがで き、また必要に応じて上記の簡単な手作業操作でその管接続を解いて管の取替え や配管路の変更も容易にできるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す管継手の平面図。
【図2】同管継手の縦断面図。
【図3】同管継手の管締着部材の斜視図。
【図4】同管継手の管締付部材の斜視図。
【図5】この考案の他の実施例を示す管継手用管締付部
材の斜視図。
【図6】この考案の他の実施例を示す管継手の平面図。
【図7】同管継手の縦断面図。
【図8】同管継手の管締着部材の斜視図。
【図9】同管継手の管締付部材の斜視図。
【図10】この考案の他の実施例を示す管締着部材の斜
視図。
【図11】図3のX−X線による管締着部材の部分断面
図。
【符号の説明】
1 :継手胴体 1a :螺子 1b :螺子 1c :小孔 1d :流体流路 11 :管接続筒部 11a:溝 2 :管締着部材 21 :基部 22 ,23 :管締着舌片 22a,23a:管締着舌片の先端(開放先端) 22b,23b:円弧溝(凹凸) 22b´,23b´:螺旋状溝(凹凸) 22m,23m:長手方向溝 22c,23c:鍔縁 22d,23d:鍔縁 22e,23e:嵌合溝(嵌合部) 22f,23f:嵌合溝(嵌合部) 24 ,25 :連結部 3 :管締付部材 31 :締付バンド部 32 :締付レバー部 32a:係止片 33 :連結部 53 :管締付部材 531:締付バンド部 532:締付レバー部 532a:係止片 533:連結部 93 :管締付部材 931:締付バンド部 931a:締付バンド部のフック端 932:締付レバー部 933:連結部 933a:連結部の遊端 A,B,C,D,E,F:回動方向矢印 M :空隙 P :管 Pa :管の接続端部 S1,S2:間隙 Y :円弧状バンド部531と連結部533の接続個
所 W,Z:締付レバー部532と連結部533の接続軸
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F16L 33/23 F16L 33/23 47/00 47/00

Claims (24)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 継手胴体に着脱自在に結合する基部と、
    この基部に連結部を介して一体に長手軸方向に繋がり前
    記継手胴体に接続される管の外周面を銜えて挟持する複
    数の円弧状の管締着舌片を有し、前記管締着舌片の両端
    外周に鍔縁が形成され、前記管締着舌片の内周面に凹凸
    が形成され、前記管締着舌片の外周面を管締付部材によ
    る締付面としたことを特徴とする管継手用管締着部材。
  2. 【請求項2】 継手胴体に着脱自在に結合する基部と、
    この基部に連結部を介して一体に長手軸方向に繋がり前
    記継手胴体に接続される管の外周面を銜えて挟持する複
    数の円弧状の管締着舌片を有し、前記管締着舌片の両端
    外周に鍔縁が形成され、前記管締着舌片の内周面に互い
    に並行する複数の円弧溝が形成され、前記管締着舌片の
    外周面を管締付部材による締付面としたことを特徴とす
    る管継手用管締着部材。
  3. 【請求項3】 継手胴体に着脱自在に結合する基部と、
    この基部に連結部を介して一体に長手軸方向に繋がり前
    記継手胴体に接続される管の外周面を銜えて挟持する複
    数の円弧状の管締着舌片を有し、前記管締着舌片の両端
    外周に鍔縁が形成され、前記管締着舌片の内周面に互い
    に並行する複数の円弧溝とそれらの円弧溝を横切る長手
    方向溝が形成され、前記管締着舌片の外周面を管締付部
    材による締付面としたことを特徴とする管継手用管締着
    部材。
  4. 【請求項4】 継手胴体に着脱自在に結合する基部と、
    この基部に連結部を介して一体に長手軸方向に繋がり前
    記継手胴体に接続される管の外周面を銜えて挟持する複
    数の円弧状の管締着舌片を有し、前記管締着舌片の両端
    外周に鍔縁が形成され、前記管締着舌片の内周面に螺旋
    状溝が形成され、前記管締着舌片の外周面を管締付部材
    による締付面としたことを特徴とする管継手用管締着部
    材。
  5. 【請求項5】 継手胴体に着脱自在に結合する基部と、
    この基部に連結部を介して一体に長手軸方向に繋がり前
    記継手胴体に接続される管の外周面を銜えて挟持する複
    数の円弧状の管締着舌片を有し、前記管締着舌片の両端
    外周に鍔縁が形成され、前記管締着舌片の内周面に螺旋
    状溝とその螺旋状溝を横切る長手方向溝が形成され、前
    記管締着舌片の外周面を管締付部材による締付面とした
    ことを特徴とする管継手用管締着部材。
  6. 【請求項6】 継手胴体に着脱自在に結合する基部と、
    この基部に連結部を介して一体に長手軸方向に繋がり前
    記継手胴体に接続される管の外周面を銜えて挟持する複
    数の円弧状の管締着舌片を有し、前記管締着舌片の両端
    外周に鍔縁が形成され、前記管締着舌片の内周面に凹凸
    が形成され、前記管締着舌片の外周面を管締付部材によ
    る締付面とし、且つ前記管締着舌片の鍔縁に管締付部材
    の少なくとも一部が嵌合する嵌合部を形成したことを特
    徴とする管継手用管締着部材。
  7. 【請求項7】 管締着舌片の両端外周に形成した鍔縁
    に、管締付部材の少なくとも一部が嵌合する嵌合部を形
    成したことを特徴とする請求項2ないし請求項5のいず
    れか1項に記載の管継手用管締着部材。
  8. 【請求項8】 円弧状の締付バンド部と、締付レバー部
    と、連結部とが一連に枢支連結されて管締着部材の管締
    着舌片の外周面を取り巻く環状に構成され、前記締付レ
    バー部の回動により、前記締付バンド部、前記締付レバ
    ー部、前記連結部の間で重合部が形成され前記管締着部
    材の管締着舌片の外周面を締め付けることを特徴とする
    管継手用管締付部材。
  9. 【請求項9】 円弧状の締付バンド部と締付レバー部と
    連結部のうちの少なくとも一つが線材で形成され、前記
    締付バンド部と締付レバー部と連結部とが一連に枢支連
    結されて管締着部材の管締着舌片の外周面を取り巻く環
    状に構成され、前記締付レバー部の回動により、前記締
    付バンド部、前記締付レバー部、前記連結部の間で重合
    部が形成され前記管締着部材の管締着舌片の外周面を締
    め付けることを特徴とする管継手用管締付部材。
  10. 【請求項10】 締付バンド部を形状記憶合金を用いて
    形成したことを特徴とする請求項8または請求項9に記
    載の管継手用管締付部材。
  11. 【請求項11】 継手胴体に着脱自在に結合する基部と
    この基部に連結部を介して一体に長手軸方向に繋がり前
    記継手胴体に接続される管の外周面を銜えて挟持する複
    数の円弧状の管締着舌片を有し前記管締着舌片の両端外
    周に鍔縁が形成され前記管締着舌片の内周面に凹凸が形
    成され前記管締着舌片の外周面を管締付部材による締付
    面とした管締着部材;および、締付レバー部と連結部と
    円弧状の締付バンド部が一連に枢支連結されて前記管締
    着部材の管締着舌片の外周面を取り巻く環状に構成され
    前記締付レバー部の回動により前記締付レバー部、前記
    連結部、前記締付バンド部の間で重合部が形成され前記
    管締着部材の管締着舌片の外周面を締め付ける管締付部
    材;を備えたことを特徴とする管継手。
  12. 【請求項12】 継手胴体に着脱自在に結合する基部と
    この基部に連結部を介して一体に長手軸方向に繋がり前
    記継手胴体に接続される管の外周面を銜えて挟持する複
    数の円弧状の管締着舌片を有し前記管締着舌片の両端外
    周に鍔縁が形成され前記管締着舌片の内周面に互いに並
    行する複数の円弧溝が形成され前記管締着舌片の外周面
    を管締付部材による締付面とした管締着部材;および、
    締付レバー部と連結部と円弧状の締付バンド部が一連に
    枢支連結されて前記管締着部材の管締着舌片の外周面を
    取り巻く環状に構成され前記締付レバー部の回動により
    前記締付レバー部、前記連結部、前記締付バンド部の間
    で重合部が形成され前記管締着部材の管締着舌片の外周
    面を締め付ける管締付部材;を備えたことを特徴とする
    管継手。
  13. 【請求項13】 継手胴体に着脱自在に結合する基部と
    この基部に連結部を介して一体に長手軸方向に繋がり前
    記継手胴体に接続される管の外周面を銜えて挟持する複
    数の円弧状の管締着舌片を有し前記管締着舌片の両端外
    周に鍔縁が形成され前記管締着舌片の内周面に互いに並
    行する複数の円弧溝とそれらの円弧溝を横切る長手方向
    溝が形成され前記管締着舌片の外周面を管締付部材によ
    る締付面とした管締着部材;および、締付レバー部と連
    結部と円弧状の締付バンド部が一連に枢支連結されて前
    記管締着部材の管締着舌片の外周面を取り巻く環状に構
    成され前記締付レバー部の回動により前記締付レバー
    部、前記連結部、前記締付バンド部の間で重合部が形成
    され前記管締着部材の管締着舌片の外周面を締め付ける
    管締付部材;を備えたことを特徴とする管継手。
  14. 【請求項14】 継手胴体に着脱自在に結合する基部と
    この基部に連結部を介して一体に長手軸方向に繋がり前
    記継手胴体に接続される管の外周面を銜えて挟持する複
    数の円弧状の管締着舌片を有し前記管締着舌片の両端外
    周に鍔縁が形成され前記管締着舌片の内周面に螺旋状溝
    が形成され前記管締着舌片の外周面を管締付部材による
    締付面とした管締着部材;および、締付レバー部と連結
    部と円弧状の締付バンド部が一連に枢支連結されて前記
    管締着部材の管締着舌片の外周面を取り巻く環状に構成
    され前記締付レバー部の回動により前記締付レバー部、
    前記連結部、前記締付バンド部の間で重合部が形成され
    前記管締着部材の管締着舌片の外周面を締め付ける管締
    付部材;を備えたことを特徴とする管継手。
  15. 【請求項15】 継手胴体に着脱自在に結合する基部と
    この基部に連結部を介して一体に長手軸方向に繋がり前
    記継手胴体に接続される管の外周面を銜えて挟持する複
    数の円弧状の管締着舌片を有し前記管締着舌片の両端外
    周に鍔縁が形成され前記管締着舌片の内周面に螺旋状溝
    とその螺旋状溝を横切る長手方向溝が形成され前記管締
    着舌片の外周面を管締付部材による締付面とした管締着
    部材;および、締付レバー部と連結部と円弧状の締付バ
    ンド部が一連に枢支連結されて前記管締着部材の管締着
    舌片の外周面を取り巻く環状に構成され前記締付レバー
    部の回動により前記締付レバー部、前記連結部、前記締
    付バンド部の間で重合部が形成され前記管締着部材の管
    締着舌片の外周面を締め付ける管締付部材;を備えたこ
    とを特徴とする管継手。
  16. 【請求項16】 締付レバー部と連結部と円弧状の締付
    バンド部のうちの少なくとも一つが線材で形成されたこ
    とを特徴とする請求項11ないし請求項15のいずれか
    1項に記載の管継手。
  17. 【請求項17】 締付バンド部を形状記憶合金を用いて
    形成したことを特徴とする請求項11ないし請求項16
    のいずれか1項に記載の管継手。
  18. 【請求項18】 管の接続端部を金属シールで接続する
    管接続筒部を有する継手胴体;継手胴体に着脱自在に結
    合する基部とこの基部に連結部を介して一体に長手軸方
    向に繋がり前記継手胴体に接続される管の外周面を銜え
    て挟持する複数の円弧状の管締着舌片を有し前記管締着
    舌片の両端外周に鍔縁が形成され前記管締着舌片の内周
    面に凹凸が形成され前記管締着舌片の外周面を管締付部
    材による締付面とした管締着部材;および、締付レバー
    部と連結部と円弧状の締付バンド部が一連に枢支連結さ
    れて前記管締着部材の管締着舌片の外周面を取り巻く環
    状に構成され前記締付レバー部の回動により前記締付レ
    バー部、前記連結部、前記締付バンド部の間で重合部が
    形成され前記管締着部材の管締着舌片の外周面を締め付
    ける管締付部材;を備えたことを特徴とする管継手。
  19. 【請求項19】 管の接続端部を金属シールで接続する
    管接続筒部を有する継手胴体;継手胴体に着脱自在に結
    合する基部とこの基部に連結部を介して一体に長手軸方
    向に繋がり前記継手胴体に接続される管の外周面を銜え
    て挟持する複数の円弧状の管締着舌片を有し前記管締着
    舌片の両端外周に鍔縁が形成され前記管締着舌片の内周
    面に互いに並行する複数の円弧溝が形成され前記管締着
    舌片の外周面を管締付部材による締付面とした管締着部
    材;および、締付レバー部と連結部と円弧状の締付バン
    ド部が一連に枢支連結されて前記管締着部材の管締着舌
    片の外周面を取り巻く環状に構成され前記締付レバー部
    の回動により前記締付レバー部、前記連結部、前記締付
    バンド部の間で重合部が形成され前記管締着部材の管締
    着舌片の外周面を締め付ける管締付部材;を備えたこと
    を特徴とする管継手。
  20. 【請求項20】 管の接続端部を金属シールで接続する
    管接続筒部を有する継手胴体;継手胴体に着脱自在に結
    合する基部とこの基部に連結部を介して一体に長手軸方
    向に繋がり前記継手胴体に接続される管の外周面を銜え
    て挟持する複数の円弧状の管締着舌片を有し前記管締着
    舌片の両端外周に鍔縁が形成され前記管締着舌片の内周
    面に互いに並行する複数の円弧溝とそれらの円弧溝を横
    切る長手方向溝が形成され前記管締着舌片の外周面を管
    締付部材による締付面とした管締着部材;および、締付
    レバー部と連結部と円弧状の締付バンド部が一連に枢支
    連結されて前記管締着部材の管締着舌片の外周面を取り
    巻く環状に構成され前記締付レバー部の回動により前記
    締付レバー部、前記連結部、前記締付バンド部の間で重
    合部が形成され前記管締着部材の管締着舌片の外周面を
    締め付ける管締付部材;を備えたことを特徴とする管継
    手。
  21. 【請求項21】 管の接続端部を金属シールで接続する
    管接続筒部を有する継手胴体;継手胴体に着脱自在に結
    合する基部とこの基部に連結部を介して一体に長手軸方
    向に繋がり前記継手胴体に接続される管の外周面を銜え
    て挟持する複数の円弧状の管締着舌片を有し前記管締着
    舌片の両端外周に鍔縁が形成され前記管締着舌片の内周
    面に螺旋状溝が形成され前記管締着舌片の外周面を管締
    付部材による締付面とした管締着部材;および、締付レ
    バー部と連結部と円弧状の締付バンド部が一連に枢支連
    結されて前記管締着部材の管締着舌片の外周面を取り巻
    く環状に構成され前記締付レバー部の回動により前記締
    付レバー部、前記連結部、前記締付バンド部の間で重合
    部が形成され前記管締着部材の管締着舌片の外周面を締
    め付ける管締付部材;を備えたことを特徴とする管継
    手。
  22. 【請求項22】 管の接続端部を金属シールで接続する
    管接続筒部を有する継手胴体;継手胴体に着脱自在に結
    合する基部とこの基部に連結部を介して一体に長手軸方
    向に繋がり前記継手胴体に接続される管の外周面を銜え
    て挟持する複数の円弧状の管締着舌片を有し前記管締着
    舌片の両端外周に鍔縁が形成され前記管締着舌片の内周
    面に螺旋状溝とその螺旋状溝を横切る長手方向溝が形成
    され前記管締着舌片の外周面を管締付部材による締付面
    とした管締着部材;および、締付レバー部と連結部と円
    弧状の締付バンド部が一連に枢支連結されて前記管締着
    部材の管締着舌片の外周面を取り巻く環状に構成され前
    記締付レバー部の回動により前記締付レバー部、前記連
    結部、前記締付バンド部の間で重合部が形成され前記管
    締着部材の管締着舌片の外周面を締め付ける管締付部
    材;を備えたことを特徴とする管継手。
  23. 【請求項23】 締付レバー部と連結部と円弧状の締付
    バンド部のうちの少なくとも一つが線材で形成されたこ
    とを特徴とする請求項18ないし請求項22のいずれか
    1項に記載の管継手。
  24. 【請求項24】 締付バンド部を形状記憶合金を用いて
    形成したことを特徴とする請求項18ないし請求項23
    のいずれか1項に記載の管継手。
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