JP3087991U - 管継手用管締着部材ならびに管継手用管締付部材および管継手 - Google Patents

管継手用管締着部材ならびに管継手用管締付部材および管継手

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JP3087991U JP2002000697U JP2002000697U JP3087991U JP 3087991 U JP3087991 U JP 3087991U JP 2002000697 U JP2002000697 U JP 2002000697U JP 2002000697 U JP2002000697 U JP 2002000697U JP 3087991 U JP3087991 U JP 3087991U
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 製造コストの安い管継手用管締着部材と管継
手用管締付部材を用いて、ワンタッチ感覚の単純・簡便
な手作業操作で、管継手に対する管の接続・取り外しを
確実・迅速に行う。 【解決手段】 継手胴体1に結合される管締着部材2
に、その基部21から連結部24,25を介して一体に
長手軸方向に繋がる複数の円弧状の管締着舌片22,2
3を形成し、この管締着舌片の内周面に凹凸22b,2
3bを形成し、この管締着舌片の外周面に螺子22h,
23bを形成し、この管締着舌片でもって継手胴体の管
接続筒部11に密に嵌着した管の接続端部Paを銜えて
挟持し、その管締着舌片の外周面の螺子に管締付ナット
3を螺着して、その管締付ナットで管締着舌片を円弧内
側に押圧し管の接続端部を継手胴体の管接続筒部に締着
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、給水・給湯システム、床暖房システム、融雪システムなどの流体 配管路において複数の配管同士を接続しあるいは各システムの機器や部品に配管 を接続するための管継手と、その管継手の要となる管締着部材ならびに管締付部 材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
家庭用、業務用を問わず、給水・給湯システム、床暖房システム、融雪システ ムなどの普及に伴い、これらのシステムを形成する複数の配管同士の接続や各シ ステムの機器・部品に配管を接続するための配管接続工事の重要度が高まってお り、またポリエチレン・パイプのような若干の弾性を有する樹脂パイプがこれら の配管に多用されている。このため樹脂パイプのような若干の弾性を有する管を 簡単且つ確実に接続し、また簡単にその管接続を解いて管の取替えや配管路の変 更ができる管継手が求められている。このような必要に応えるために、特開20 00−136893号公報に示されるような、特殊のコレットを用いた管継手を 既に提案している。上記従来の管継手によれば管の接続・取り外しが共に簡単で 且つ管は確実に接続されるが、構造がかなり複雑なコレットとこれに対応するニ ップルを用いることから製造コストが若干嵩むことは避けられない。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この考案はこのような背景から、製造コストの安い管継手用管締着部材と管継 手用管締付部材を用いて、単純なワンタッチ感覚の簡便な手操作で、配管を極め て簡単且つ確実に接続できるようにし、また既存の配管の接続を外す必要が生じ た場合に簡単な操作でその管接続を解いて、管の取替えや配管路の変更が容易に できる管継手を構成しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】 上記の課題・目的を達するために、この考案は、継手胴体に着脱自在に結合す る基部とこの基部に連結部を介して一体に長手軸方向に繋がって上記継手胴体に 接続される管の外周面を銜えて挟持する複数の円弧状の管締着舌片を有しこれら の管締着舌片の内周面に凹凸が形成され上記管締着舌片の外周面に螺子が形成さ れ管締着部材;と、その管締着舌片の外周面の螺子に螺着されてその管締着舌片 を円弧内側に押圧して締め付ける管締付ナットとで管継手を構成する。
【0005】 そして管の接続端部を管締着部材の管締着舌で強固確実に挟持して管の接続端部 を抜け止めするために管締着舌片の内面に形成する凹凸として、螺旋状溝、ある いは互いに並行する複数の円弧溝を形成し、あるいは又それらの螺旋状溝や円弧 溝に加えてそれらの螺旋状溝や円弧溝を横切る長手方向溝を形成する。
【0006】 またこの考案の管継手では、管の接続端部と継手胴体の管接続筒部の気密接続手 段として、構造が簡単で気密保持性が高い特徴をもつ金属シールを採用する。
【0007】
【考案の実施の形態】
この考案の基本的な実施形態の一つは、継手胴体に着脱自在に結合する基部と、 この基部に連結部を介して一体に長手軸方向に繋がり前記継手胴体に接続される 管の外周面を銜えて挟持する複数の円弧状の管締着舌片を有し、これらの管締着 舌片の内周面に凹凸が形成され、前記管締着舌片の外周面に、管締付ナットが螺 合する螺子を形成した管継手用管締着部材である。
【0008】 この考案に係る管継手用管締着部材の他の実施形態は、継手胴体に着脱自在に結 合する基部と、この基部に連結部を介して一体に長手軸方向に繋がり前記継手胴 体に接続される管の外周面を銜えて挟持する複数の円弧状の管締着舌片を有し、 これらの管締着舌片の内周面に凹凸が形成され、前記管締着舌片の外周面に、管 締付ナットが螺合する螺子を形成すると共に、前記管締着舌片の先端周縁に先細 りの傾斜面を形成した管継手用管締着部材である。
【0009】 この考案に係る管継手用管締着部材の他の実施形態は、継手胴体に着脱自在に結 合する基部と、この基部に連結部を介して一体に長手軸方向に繋がり前記継手胴 体に接続される管の外周面を銜えて挟持する複数の円弧状の管締着舌片を有し、 これらの管締着舌片の内周面に凹凸が形成され、前記管締着舌片の外周面に、管 締付ナットが螺合する螺子を形成すると共に、前記管締着舌片の螺子部を先細り に傾斜させた管継手用管締着部材である。
【0010】 この考案の基本的な他の実施形態は、継手胴体に着脱自在に結合する基部基部に 連結部を介して一体に長手軸方向に繋がり前記継手胴体に接続される管の外周面 を銜えて挟持する複数の円弧状の管締着舌片を有しこれらの管締着舌片の内周面 に凹凸が形成され前記管締着舌片の外周面に螺子を形成した管締着部材と、前記 管締着舌片の外周面の螺子に螺着して前記管締着舌片をその円弧内側に押圧して 締め付ける管締付ナットからなる管継手である。
【0011】 この考案に係る管継手の他の実施形態は、継手胴体に着脱自在に結合する基部と この基部に連結部を介して一体に長手軸方向に繋がり前記継手胴体に接続される 管の外周面を銜えて挟持する複数の円筒状の管締着舌片を有しこれらの管締着舌 片の内周面に凹凸が形成され前記管締着舌片の外周面に螺子が形成され且つ前記 管締着舌片の先端周縁に先細りの傾斜面が形成された管締着部材と、前記管締着 舌片の傾斜面に当接して前記管締着舌片をその円弧内側に押圧して締め付ける傾 斜案内面が内周に形成され前記管締着舌片の外周面の螺子に螺着される管締付ナ ットからなる管継手である。
【0012】 この考案に係る管継手他の実施形態は、継手胴体に着脱自在に結合する基部とこ の基部に連結部を介して一体に長手軸方向に繋がり前記継手胴体に接続される管 の外周面を銜えて挟持する複数の円筒状の管締着舌片を有しこれらの管締着舌片 の内周面に凹凸が形成され前記管締着舌片の外周面に螺子が形成され且つ前記管 締着舌片の外周面の螺子部が先細りに傾斜した管締着部材と、前記管締着舌片の 外周面の螺子部の傾斜に沿って傾斜した螺子部を有し前記管締着舌片の外周面の 螺子に螺着されて前記管締着舌片をその円弧内側に押圧して締め付ける管締付ナ ットからなる管継手である。
【0013】 この考案に係る管継手他の実施形態は、管の接続端部を金属シールで接続する管 接続筒部を有する継手胴体と、この継手胴体に着脱自在に結合する基部とこの基 部に連結部を介して一体に長手軸方向に繋がり前記継手胴体に接続される管の外 周面を銜えて挟持する複数の円筒状の管締着舌片を有しこれらの管締着舌片の内 周面に凹凸が形成され前記管締着舌片の外周面に螺子が形成され且つ前記管締着 舌片の先端周縁に先細りの傾斜面が形成された管締着部材と、前記管締着舌片の 傾斜面に当接して前記管締着舌片をその円弧内側に押圧して締め付ける傾斜案内 面が内周に形成され前記管締着舌片の外周面の螺子部に螺着される管締付ナット を備えた管継手である。
【0014】 この考案に係る管継手の他の実施形態は、管の接続端部を金属シールで接続する 管接続筒部を有する継手胴体と、継手胴体に着脱自在に結合する基部とこの基部 に連結部を介して一体に長手軸方向に繋がり前記継手胴体に接続される管の外周 面を銜えて挟持する複数の円筒状の管締着舌片を有しこれらの管締着舌片の内周 面に凹凸が形成され前記管締着舌片の外周面に螺子が形成され且つ前記管締着舌 片の外周面の螺子部が先細りに傾斜した管締着部材と、前記管締着舌片の外周面 の螺子部の傾斜に沿って傾斜した螺子部を有し前記管締着舌片の外周面の螺子に 螺着されて前記管締着舌片をその円弧内側に押圧して締め付ける管締付ナットを 備えた管継手である。
【0015】 またこの考案に係る管締着部材ならびに管継手の他の実施形態は、管の接続端 部を管締着部材の管締着舌で強固確実に挟持して管の接続端部を抜け止めするた めに管締着舌片の内面に形成する凹凸として、螺旋状溝、あるいは互いに並行す る複数の円弧溝を形成し、あるいは又それらの螺旋状溝や円弧溝に加えてそれら の螺旋状溝や円弧溝を横切る長手方向溝を形成したものである。
【0016】
【実施例】
以下この考案の実施例を図面を参考に説明する。図1ないし図3はこの考案に 係る管継手の一実施例を示している。1は継手胴体、2は管継手用管締着部材( 「管締着部材」と略す)、3は管締付ナット、Pは配管用の管(パイプ)である 。図示の例では継手胴体1は単純なニップルであるが、一般に継手胴体1の形態 は、アダプター、エルボ、チーズ、ヘッダーなど多様である。また管Pは若干の 弾性を有する管で、ポリエチレン・パイプ等の樹脂パイプが多用されている。
【0017】 継手胴体1の一端部には、管締着部材2が着脱自在に螺着する螺子1aが形成 され、継手胴体1の他端部には、流体配管路にある他の機器・部品や他の配管に 接続するための螺子1bが形成されている。また継手胴体1には、前記一端部か ら突出する管接続筒部11が形成されている。管接続筒部11は前記螺子1aに 対し同心状に形成されており、管接続筒部11の外周面には数条の溝11aが形 成されている。継手胴体1に管Pを接続するに当っては、管Pの接続端部Paを 、継手胴体1の管接続筒部11の外周面に密に接合させながら管接続筒部11の 根元まで深く圧入する。そして管接続筒部11の溝11aは、管Pと管接続筒部 11の間の気密保持効果ならびに管Pの抜け止め効果を奏する。
【0018】 ここでの特徴の一つは、溝1aにOリングを封入しておらず、Oリングのような 密封部材を省いた金属シールによって管Pの接続端部Paと管接続筒部11の間 の気密性が十分に保持されている。すなわちこの考案の管継手では、構成の簡単 な金属シールによって、高圧流体に対しても管接続部における液漏れを十分防ぐ ことができる。なお勿論、流体圧力の程度や管継手の用途によって、従来一般の Oリングシールで管Pの接続端部Paと管接続筒部11の間の気密性を保持しな がら、この考案の管継手の他の特徴を活かすことができる。また継手胴体1の前 記一端部には、継手胴体1の外周面から中心に向う小孔1cが設けられ、この小 孔1cを通して、管Pの接続端部Paが継手胴体1の管接続筒部11の根元まで 十分に挿入されているか否かを目視で確認することができる。なお、1dは継手 胴体1の流体流路である。
【0019】 管締着部材2は、この考案に係る管継手の要の一つとなるもので、袋ナット状 の基部21と、この基部21から長手軸方向に少し離れて位置する管締着舌片2 2,23と、連結部24,25からなり、各管締着舌片22,23と基部21は 連結部24,25を介して繋がっており、基部21と管締着舌片22,23と連 結部24,25は一体に形成されている。なお基部21の内周には、継手胴体1 の螺子1aと螺合する螺子が形成されており、その基部21を継手胴体1の螺子 1aに螺着することにより、管締着部材2が継手胴体1に着脱自在に結合される 。管締着舌片22,23はそれぞれ同形の半円弧状・半円筒状で、若干の間隙S 1,S2を置いて対向して全体として略一つの円筒状に配設され、管締着舌片2 2,23の各先端は開放されている。そして各管締着舌片22,23の内周面に は凹凸(例えば、不規則な凹凸面あるいは襞、螺旋状溝、互いに並行する複数の 円弧溝、螺旋状溝あるいは複数の円弧溝に加えこれら螺旋状溝あるいは複数の円 弧溝を横切る長手方向溝、等)22b、23bが形成されおり、凹凸22b,2 3bを内周面に形成した管締着舌片22,23によって管Pの接続端部Paの外 周面を銜えて強固に挟持し、その接続端部Paを、継手胴体1の管接続筒部11 と管締着部材2の間で確実に締着し抜け止めすることができる。図3に示す実施 例では、管締着舌片22,23の内周面に形成された凹凸は、その内周面に沿っ て互いに並行する数条の円弧溝22b,23bとしており、その円弧溝23bを 備えた管締着舌片23の断面(図3のX−X線断面)は図8に示すような形状で ある。(管締着舌片22の断面も同様である。)
【0020】 また連結部24,25は、各管締着舌片22,23の動きの復元に関して微妙な 適度の弾性を及ぼすもので、その形状や加工が吟味されている。更にまた、連結 部24と連結部25の間に空隙Mが生じているが、この空隙Mを通して、管Pの 接続端部Paと継手胴体1の管接続筒部11の嵌合状態を目視で確認することが できる。なお、空隙Mを通して管接続部の目視確認が十分できる場合には、継手 胴体1の小孔1cを省くことができる。 管締着舌片22,23の外周には螺子 22h,23hが形成され、管締着舌片22,23の先端周縁面は傾斜面22k ,23kに形成されている。
【0021】 管締付ナット3は、管締着舌片22,23をその円弧内側に向けて締め付ける もので、管締付ナット3の内周には、管締着舌片22,23の外周の螺子22h ,23hと螺合する雌ねじと、管締着舌片22,23の先端の傾斜面22k,2 3kに接合する傾斜案内面3kが形成されている。そして図2に示すように、継 手胴体1に管締着部材2を結合すると共に管締着部材2の管締着舌片22,23 に管締付ナット3を螺着し、管Pの接続端部Paを継手胴体1の管接続筒部11 に嵌合接続した状態で、管締付ナット3を更に管締着舌片22,23に捩じ込む ことにより、管締着舌片22,23の傾斜面22k,23kが管締付ナット3の 傾斜案内面3kに接しながら管締着舌片22,23がその円弧内側に押圧され、 その結果、管締着舌片22,23が管Pの外周面を銜えて強固に挟持し、管Pを 継手胴体1の管接続筒部11と管締着部材2の間で確実に締着するものである。
【0022】 図4ないし図6は、この考案に係る管継手の他の実施例を示すものである。図 4ないし図6において、1は継手胴体、42は管締着部材、5は管締付ナットで ある。継手胴体1に関しては、図1,2で説明したところと全く同じであり、管 締着部材42と管締付ナット5は、それぞれ図2,3で説明した管締着部材2お よび管締付ナット3と作用は同じであるが両者の螺子部分において異なっている 。なおPは管、Paは管Pの接続端部である。
【0023】 管締着部材42は、基部421と、管締着舌片422,423と、連結部424 ,425からなり、各管締着舌片422,423と基部421は連結部424, 425によって一連に繋がっており、基部421と管締着舌片422,423と 連結部4524,425は一体に形成されている。なお基部421の内周には、 継手胴体1の螺子1aと螺合する螺子が形成されている。管締着舌片422,4 23はそれぞれ同形の半円弧状・半円筒状で、若干の間隙S1,S2を置いて対 向して全体として略一つの円筒形状をなしている。管締着舌片422,423の 外周には螺子422h,423hが形成されているが、この螺子422h,42 3hの部分が若干先細りに傾斜しており、この点に管締着舌片422,423の 特徴がある。
【0024】 なお、各管締着舌片422,423の内周面には、図3,8で示したところと同 様に、その内周面に沿って互いに並行する数条の円弧溝422b,423bが形 成されており、その円弧溝422b,423bを備えた管締着舌片422,42 3によって管Pの接続端部Paの外周面を銜えて強固に挟持し、管Pを継手胴体 1の管接続筒部11と管締着部材42の間で確実に締着するものである。
【0025】 管締付ナット5は、管締着舌片422,423をその円弧内側に向けて締め付 けるもので、管締付ナット5の内周には、管締着舌片422,423の外周の螺 子422h,423hと螺合する雌ねじ5hが形成されており、この点に管締付 ナット5の特徴がある。
【0026】 そして図5に示すように、継手胴体1に管締着部材42を結合すると共に管締着 部材42の管締着舌片422,423に管締付ナット5を螺着し、管Pの接続端 部Paを継手胴体1の管接続筒部11に嵌合接続した状態で、管締付ナット5を 更に管締着舌片422,423に捩じ込むことにより、管締着舌片422,42 3の先細に傾斜した螺子422h,423hの部分が、管締付ナット5の捩じ込 みによって次第に強く押圧され、その結果、管締着舌片422,423が管Pの 外周面を銜えて強固に挟持し、管Pを継手胴体1の管接続筒部11と管締着部材 42の間で確実に締着できる。
【0027】 図7は管締着部材の他の実施例を示すもので、管締着部材2の基部21、管締 着舌片22,23、連結部24,25、間隙S1,S2、空隙Mなどは、図3に 示した管締着部材2と同じであるが、管締着舌片22,23の内周面に形成する 凹凸として、管締着舌片22,23の内周面に、螺旋状溝22b´,23b´と その螺旋状溝22b´,23b´を横切る数条の長手方向溝22m,23mを形 成したものである。なお、図3に示した管締着部材2において、各管締着舌片2 2,23の内周面に形成する凹凸として、互いに並行する複数の円弧溝22b, 23bに加えてその円弧溝22b,23bを横切る長手方向溝(図7に示す長手 方向溝22m,23mに相当する長手方向溝)を形成しても良い。
【0028】
【考案の効果】
上記の実施例からも明らかなように、この考案の管継手は、管接続筒部を有す る継手胴体に着脱自在に結合して継手胴体に接続された管の外周面を銜えて挟持 する管締着部材と、この管締着部材の外周に螺着する管締付部材とで構成され、 その管締着部材は、継手胴体に着脱自在に結合する基部とその基部に連結部を介 して一体に長手軸方向に繋がって継手胴体に接続された管の外周面を銜えて挟持 する複数の円弧状の管締着舌片を有しその管締着舌片の外周面に螺子を形成する と共にその管締着舌片の内周面に凹凸を形成したものとし、管締付部材は、管締 着舌片の外周面の螺子に螺着する管締付ナットとし、この管締付ナットを管締着 部材の管締着舌片の外周面の螺子に螺着し締め付けることにより、簡単なナット 締め操作によって、管締着舌片をその円弧内側に押圧して、継手胴体に接続され た管の外周面を締め付けることができ、製造コストの安い管締着部材と管締付ナ ットを用いて、ワンタッチ感覚の簡単な手作業操作によって、配管を極めて簡単 且つ確実に接続し、また必要に応じてその管接続を解いて管の取替えや配管路の 変更が容易にできるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す管継手の平面図。
【図2】同管継手の縦断面図。
【図3】同管継手の管締着部材の斜視図。
【図4】この考案の他の実施例を示す管継手の平面図。
【図5】同管継手の縦断面図。
【図6】同管継手の管締着部材の斜視図。
【図7】この考案の他の実施例を示す管締着部材の斜視
図。
【図8】図3のX−X線による管締着部材の部分断面
図。
【符号の説明】
1 :継手胴体 1a :螺子 1b :螺子 1c :小孔 1d :流体流路 11 :管接続筒部 11a:溝 2 :管締着部材 21 :基部 22 ,23 :管締着舌片 22a,23a:管締着舌片の先端(開放先端) 22b,23b:円弧溝(凹凸) 22b´,23b´:螺旋状溝(凹凸) 22m,23n:長手方向溝 22h,23h:螺子 22k,23k:傾斜面 24 ,25 :連結部 3 :締付ナット 3k :締付ナットの傾斜案内面 42 :管締着部材 421:基部 422, 423 :管締着舌片 422b,423b:凹凸 422h,423h:螺子 424 ,425 :連結部 5 :締付ナット 5h :締付ナットの傾斜螺子 M :空隙 P :管 Pa :管の接続端部 S1,S2:間隙

Claims (16)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 継手胴体に着脱自在に結合する基部と、
    この基部に連結部を介して一体に長手軸方向に繋がり前
    記継手胴体に接続される管の外周面を銜えて挟持する複
    数の円弧状の管締着舌片を有し、これらの管締着舌片の
    内周面に凹凸が形成され、前記管締着舌片の外周面に、
    管締付ナットが螺合する螺子を形成したことを特徴とす
    る管継手用管締着部材。
  2. 【請求項2】 継手胴体に着脱自在に結合する基部と、
    この基部に連結部を介して一体に長手軸方向に繋がり前
    記継手胴体に接続される管の外周面を銜えて挟持する複
    数の円弧状の管締着舌片を有し、これらの管締着舌片の
    内周面に凹凸が形成され、前記管締着舌片の外周面に、
    管締付ナットが螺合する螺子を形成すると共に、前記管
    締着舌片の先端周縁に先細りの傾斜面を形成したことを
    特徴とする管継手用管締着部材。
  3. 【請求項3】 継手胴体に着脱自在に結合する基部と、
    この基部に連結部を介して一体に長手軸方向に繋がり前
    記継手胴体に接続される管の外周面を銜えて挟持する複
    数の円弧状の管締着舌片を有し、これらの管締着舌片の
    内周面に凹凸が形成され、前記管締着舌片の外周面に、
    管締付ナットが螺合する螺子を形成すると共に、前記管
    締着舌片の螺子部を先細りに傾斜させたことを特徴とす
    る管継手用管締着部材。
  4. 【請求項4】 管締着舌片の内周面に形成される凹凸と
    して、管締着舌片の内周面に互いに並行する複数の円弧
    溝が形成されたことを特徴とする請求項1ないし請求項
    3のいずれか1項に記載の管継手用管締着部材。
  5. 【請求項5】 管締着舌片の内周面に形成される凹凸と
    して、管締着舌片の内周面に互いに並行する複数の円弧
    溝とそれらの円弧溝を横切る長手方向溝が形成されたこ
    とを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項
    に記載の管継手用管締着部材。
  6. 【請求項6】 管締着舌片の内周面に形成される凹凸と
    して、管締着舌片の内周面に螺旋状溝が形成されたこと
    を特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に
    記載の管継手用管締着部材。
  7. 【請求項7】 管締着舌片の内周面に形成される凹凸と
    して、管締着舌片の内周面に螺旋状溝とその螺旋状溝を
    横切る長手方向溝が形成されたことを特徴とする請求項
    1ないし請求項3のいずれか1項に記載の管継手用管締
    着部材。
  8. 【請求項8】 継手胴体に着脱自在に結合する基部基部
    に連結部を介して一体に長手軸方向に繋がり前記継手胴
    体に接続される管の外周面を銜えて挟持する複数の円弧
    状の管締着舌片を有しこれらの管締着舌片の内周面に凹
    凸が形成され前記管締着舌片の外周面に螺子を形成した
    管締着部材と、前記管締着舌片の外周面の螺子に螺着し
    て前記管締着舌片をその円弧内側に押圧して締め付ける
    管締付ナットを備えたことを特徴とする管継手
  9. 【請求項9】 継手胴体に着脱自在に結合する基部とこ
    の基部に連結部を介して一体に長手軸方向に繋がり前記
    継手胴体に接続される管の外周面を銜えて挟持する複数
    の円筒状の管締着舌片を有しこれらの管締着舌片の内周
    面に凹凸が形成され前記管締着舌片の外周面に螺子が形
    成され且つ前記管締着舌片の先端周縁に先細りの傾斜面
    が形成された管締着部材と、前記管締着舌片の傾斜面に
    当接して前記管締着舌片をその円弧内側に押圧して締め
    付ける傾斜案内面が内周に形成され前記管締着舌片の外
    周面の螺子に螺着される管締付ナットを備えたことを特
    徴とする管継手。
  10. 【請求項10】 継手胴体に着脱自在に結合する基部と
    この基部に連結部を介して一体に長手軸方向に繋がり前
    記継手胴体に接続される管の外周面を銜えて挟持する複
    数の円筒状の管締着舌片を有しこれらの管締着舌片の内
    周面に凹凸が形成され前記管締着舌片の外周面に螺子が
    形成され且つ前記管締着舌片の外周面の螺子部が先細り
    に傾斜した管締着部材と、前記管締着舌片の外周面の螺
    子部の傾斜に沿って傾斜した螺子部を有し前記管締着舌
    片の外周面の螺子に螺着されて前記管締着舌片をその円
    弧内側に押圧して締め付ける管締付ナットを備えたこと
    を特徴とする管継手。
  11. 【請求項11】 管の接続端部を金属シールで接続する
    管接続筒部を有する継手胴体と、この継手胴体に着脱自
    在に結合する基部とこの基部に連結部を介して一体に長
    手軸方向に繋がり前記継手胴体に接続される管の外周面
    を銜えて挟持する複数の円筒状の管締着舌片を有しこれ
    らの管締着舌片の内周面に凹凸が形成され前記管締着舌
    片の外周面に螺子が形成され且つ前記管締着舌片の先端
    周縁に先細りの傾斜面が形成された管締着部材と、前記
    管締着舌片の傾斜面に当接して前記管締着舌片をその円
    弧内側に押圧して締め付ける傾斜案内面が内周に形成さ
    れ前記管締着舌片の外周面の螺子部に螺着される管締付
    ナットを備えたことを特徴とする管継手。
  12. 【請求項12】 管の接続端部を金属シールで接続する
    管接続筒部を有する継手胴体と、継手胴体に着脱自在に
    結合する基部とこの基部に連結部を介して一体に長手軸
    方向に繋がり前記継手胴体に接続される管の外周面を銜
    えて挟持する複数の円筒状の管締着舌片を有しこれらの
    管締着舌片の内周面に凹凸が形成され前記管締着舌片の
    外周面に螺子が形成され且つ前記管締着舌片の外周面の
    螺子部が先細りに傾斜した管締着部材と、前記管締着舌
    片の外周面の螺子部の傾斜に沿って傾斜した螺子部を有
    し前記管締着舌片の外周面の螺子に螺着されて前記管締
    着舌片をその円弧内側に押圧して締め付ける管締付ナッ
    トを備えたことを特徴とする管継手。
  13. 【請求項13】 管締着舌片の内周面に形成される凹凸
    として、管締着舌片の内周面に互いに並行する複数の円
    弧溝が形成されたことを特徴とする請求項8ないし請求
    項12のいずれか1項に記載の管継手用管締着部材。
  14. 【請求項14】 管締着舌片の内周面に形成される凹凸
    として、管締着舌片の内周面に互いに並行する複数の円
    弧溝とそれらの円弧溝を横切る長手方向溝が形成された
    ことを特徴とする請求項8ないし請求項12のいずれか
    1項に記載の管継手用管締着部材。
  15. 【請求項15】 管締着舌片の内周面に形成される凹凸
    として、管締着舌片の内周面に螺旋状溝が形成されたこ
    とを特徴とする請求項8ないし請求項12のいずれか1
    項に記載の管継手用管締着部材。
  16. 【請求項16】 管締着舌片の内周面に形成される凹凸
    として、管締着舌片の内周面に螺旋状溝とその螺旋状溝
    を横切る長手方向溝が形成されたことを特徴とする請求
    項8ないし請求項12のいずれか1項に記載の管継手用
    管締着部材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008528890A (ja) * 2005-01-28 2008-07-31 コネクターズ・フェアビンドゥングステヒニーク・アクチエンゲゼルシャフト 軟チューブを液密接続する装置

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