JP3087815B2 - 画像形成装置の構造体 - Google Patents

画像形成装置の構造体

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JP3087815B2
JP3087815B2 JP07054138A JP5413895A JP3087815B2 JP 3087815 B2 JP3087815 B2 JP 3087815B2 JP 07054138 A JP07054138 A JP 07054138A JP 5413895 A JP5413895 A JP 5413895A JP 3087815 B2 JP3087815 B2 JP 3087815B2
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    • B41J2/471Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material using the combination of scanning and modulation of light using dot sequential main scanning by means of a light deflector, e.g. a rotating polygonal mirror
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
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  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学機器、事務機器、
特に、複写機やレーザービームプリンタ(LBP)など
の画像形成装置の本体構造体のフレーム部材の組み立て
結合に関する。
【0002】さらに、特には、前述した画像形成装置
の、光学ユニット、定着ユニット、転写ユニットなどの
各ユニットを本体構造体のフレームに組立てた構造体に
関する。
【0003】
【従来の技術】従来、光学機器や、複写機及びレーザー
ビームプリンタ等の画像形成装置の本体フレーム等の様
に精度を必要とされる板金構造物の組立方法としては、
板金構造物を構成する夫々の板金部材を専用の組立治具
を使用して位置決め保持し、その後にビス締めあるいは
溶接により各部材同士を固定する方法が一般的であっ
た。
【0004】図16は、上記の複写機などの画像形成装
置の本体構造体のフレームを示した図である。
【0005】従来の構造体は側板部材168,170、
不図示の底板部材、上板部材の中に、光学ユニット、転
写ユニット、定着ユニットなどを保持する保持部材16
6,164,162をビスで組み立て結合するに際し、組
立治具150に上記各部材をシリンダーユニット154
などの位置決め手段によって位置決めし、クランプ15
2で固定した後に結合していた。
【0006】すなわち、各部品が枠組み治具150によ
り位置決め保持された状態で、ビス172(機種により
異なるが約40本前後)を締め込んで、各部品同士を結
合する。そして、完成した本体フレームを枠組み治具1
50から取り外す。
【0007】このようにすれば、画像形成装置の本体フ
レーム等を高精度に組み立てることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来例では、生産性の面で次のような問題点があった。 (1)枠組み治具が、大型で複雑な専用の特殊装置とな
るため、設備にかかるコストが高くなる。 (2)ビス締め機等を使用して組立システムを自動化す
る際、組立装置への治具の入れ替えのロスタイムが発生
し生産性が低下する。 (3)特に、上記の画像形成装置の本体フレームの場
合、フレーム本体と各ユニットとの位置(距離)調整精
度は、例えば、光学ユニットにおいては、原稿の画像を
感光体に画像形成する場合の結像画像の鮮明度、解像度
に関係し、プリントした画像の画質に影響を及ぼす。 (4)また、転写ユニット、定着ユニットについても、
感光体から転写紙に画像の転写を行う場合に、感光体の
基準位置(感光体の中心軸線)から各ユニットのユニッ
ト内の基準位置までの距離の調整を高い精度で保証する
必要がある。
【0009】従って、本発明は上述した課題に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、組立治具
等を使用しなくとも、高精度に組み立てられる画像形成
装置の構造体を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し、目
的を達成するために、本発明の画像形成装置の構造体
は、少なくとも光学ユニットを含む画像形成装置の前記
光学ユニットを保持する画像形成装置の構造体であっ
て、前記構造体は、前記光学ユニットを保持するところ
の、板金を加工して構成された保持部材と、前記保持部
材を支持するところの、板金を加工して構成された側面
部材とを備え、前記保持部材は、一方の端部に略垂直な
折れ曲がり片と、該折れ曲がり片の基端部から延出する
ところの、前記側面部材と係合する係合部とを有し、前
記側面部材は、前記保持部材の係合部の幅に嵌合する幅
を有し、該係合部を圧入する開口部と、圧入した前記係
合部を前記側面部材の開口部に押圧するところの、前記
側面部材を構成する板金の一部を加工して形成された弾
性片を有し、前記側面部材の前記開口部の上面に形成さ
れた基準面と前記弾性片の上端部との距離を、前記保持
部材の係合部の厚さ寸法より小さく設定し、前記保持部
材の係合部を前記側面部材の開口部内に圧入し、前記基
準面と前記弾性片の上端部との距離と前記係合部の厚さ
寸法との関係に基づく前記弾性片の弾性作用により、前
記保持部材に保持される前記光学ユニットを前記基準面
に位置合わせするようにしたことを特徴としている。
【0011】また、本発明に係わる画像形成装置の構造
体は、少なくとも転写ユニットを含む画像形成装置の前
記転写ユニットを保持する画像形成装置の構造体であっ
て、前記構造体は、前記転写ユニットを保持するところ
の、板金を加工して構成された保持部材と、前記保持部
材を支持するところの、板金を加工して構成された側面
部材とを備え、前記保持部材は、一方の端部に略垂直な
折れ曲がり片と、該折れ曲がり片の基端部から延出する
ところの、前記側面部材と係合する係合部とを有し、前
記側面部材は、前記保持部材の係合部の幅に嵌合する幅
を有し、該係合部を圧入する開口部と、圧入した前記係
合部を前記側面部材の開口部に押圧するところの、前記
側面部材を構成する板金の一部を加工して形成された弾
性片を有し、前記側面部材の前記開口部の上面に形成さ
れた基準面と前記弾性片の上端部との距離を、前記保持
部材の係合部の厚さ寸法より小さく設定し、前記保持部
材の係合部を前記側面部材の開口部内に圧入し、前記基
準面と前記弾性片の上端部との距離と前記係合部の厚さ
寸法との関係に基づく前記弾性片の弾性作用により、前
記保持部材に保持される前記転写ユニットを前記基準面
に位置合わせするようにしたことを特徴としている。
【0012】また、この発明に係わる画像形成装置の構
造体において、前記側面部材は前記画像形成装置の感光
ドラムの基準軸線を規定する回転支持部を有し、前記保
持部材の位置は、前記回転支持部に対する前記開口部の
位置により規定されることを特徴としている。
【0013】また、この発明に係わる画像形成装置の構
造体において、前記側面部材の前記開口部の、前記保持
部材の係合部が圧接される基準面は、その中央部に凹所
が形成されていることを特徴としている。
【0014】また、本発明に係わる画像形成装置の構造
体は、少なくとも定着ユニットを含む画像形成装置の前
記定着ユニットを保持する画像形成装置の構造体であっ
て、前記構造体は、前記定着ユニットを保持するところ
の、板金を加工して構成された保持部材と、前記保持部
材を支持するところの、板金を加工して構成された側面
部材とを備え、前記保持部材は、一方の端部に略垂直な
折れ曲がり片と、該折れ曲がり片の基端部から延出する
ところの、前記側面部材と係合する係合部とを有し、前
記側面部材は、前記保持部材の係合部の幅に嵌合する幅
を有し、該係合部を圧入する開口部と、圧入した前記係
合部を前記側面部材の開口部に押圧するところの、前記
側面部材を構成する板金の一部を加工して形成された弾
性片を有し、前記側面部材の前記開口部の上面に形成さ
れた基準面と前記弾性片の上端部との距離を、前記保持
部材の係合部の厚さ寸法より小さく設定し、前記保持部
材の係合部を前記側面部材の開口部内に圧入し、前記基
準面と前記弾性片の上端部との距離と前記係合部の厚さ
寸法との関係に基づく前記弾性片の弾性作用により、前
記保持部材に保持される前記定着ユニットを前記基準面
に位置合わせするようにしたことを特徴としている。
【0015】また、この発明に係わる画像形成装置の構
造体において、前記側面部材の前記開口部の、前記保持
部材の係合部が圧接される前記基準面は、その中央部に
凹所が形成されていることを特徴としている。
【0016】また、本発明に係わる画像形成装置の構造
体は、画像形成装置の本体内に光学ユニットを組み立て
た画像形成装置の構造体であって、左右一対の板金を加
工して構成された側板部材と、前記一対の側板部材の間
に位置し、前記光学ユニットを保持するところの、板金
を加工して構成された保持部材とを有し、前記保持部材
の少なくとも一端側には、その端部に略垂直な折れ曲が
り部と該折れ曲がり部から伸長した係合部が形成され、
前記側板部材には、前記保持部材の係合部の幅に嵌合す
る幅を有し、該係合部を挿入するとともに、その上面に
前記係合部を位置決めするための基準面を有する開口部
と、前記係合部が前記開口部に挿入されたときに前記係
合部を前記基準面に押し付けるところの、前記側板部材
を構成する板金の一部を加工して形成された押圧部とが
形成されており、前記基準面と前記押圧部の上端部との
距離を前記係合部の厚さ寸法より小さく設定したことを
特徴としている。
【0017】また、この発明に係わる画像形成装置の構
造体において、前記側板部材には前記光学ユニットから
の画像を受光する感光部材の支持軸の中心軸に対応する
基準位置を設け、前記側板部材の前記開口部の基準面の
位置は、前記基準位置から所定距離の位置に設定されて
いることを特徴としている。
【0018】また、この発明に係わる画像形成装置の構
造体において、前記側板部材の前記開口部の、前記保持
部材の係合部が圧接される基準面は、その中央部に凹所
が形成されていることを特徴としている。
【0019】また、本発明に係わる画像形成装置の構造
体は、画像形成装置の本体内に転写ユニットを組み立て
た画像形成装置の構造体であって、左右一対の板金を加
工して構成された側板部材と、前記一対の側板部材の間
に位置し、前記転写ユニットを保持するところの、板金
を加工して構成された保持部材とを有し、前記保持部材
の少なくとも一端側には、その端部に略垂直な折れ曲が
り部と該折れ曲がり部から伸長した係合部が形成され、
前記側板部材には、前記保持部材の係合部の幅に嵌合す
る幅を有し、該係合部を挿入するとともに、その上面に
前記係合部を位置決めするための基準面を有する開口部
と、前記係合部が前記開口部に挿入されたときに前記係
合部を前記基準面に押し付けるところの、前記側板部材
を構成する板金の一部を加工して形成された押圧部とが
形成されており、前記基準面と前記押圧部の上端部との
距離を前記係合部の厚さ寸法より小さく設定したことを
特徴としている。
【0020】また、この発明に係わる画像形成装置の構
造体において、前記側板部材には前記光学ユニットから
の画像を受光する感光部材の支持軸の中心軸に対応する
基準位置を設け、前記側板部材の前記開口部の基準面の
位置は、前記基準位置から所定距離の位置に設定されて
いることを特徴としている。
【0021】また、この発明に係わる画像形成装置の構
造体において、前記側板部材の前記開口部の、前記保持
部材の係合部が圧接される基準面は、その中央部に凹所
が形成されていることを特徴としている。
【0022】また、本発明に係わる画像形成装置の構造
体は、画像形成装置の本体内に定着ユニットを組み立て
た画像形成装置の構造体であって、左右一対の板金を加
工して構成された側板部材と、前記一対の側板部材の間
に位置し、前記定着ユニットを保持するところの、板金
を加工して構成された保持部材とを有し、前記保持部材
の少なくとも一端側には、その端部に略垂直な折れ曲が
り部と該折れ曲がり部から伸長した係合部が形成され、
前記側板部材には、前記保持部材の係合部の幅に嵌合す
る幅を有し、該係合部を挿入するとともに、その上面に
前記係合部を位置決めするための基準面を有する開口部
と、前記係合部が前記開口部に挿入されたときに前記係
合部を前記基準面に押し付けるところの、前記側板部材
を構成する板金の一部を加工して形成された押圧部とが
形成されており、前記基準面と前記押圧部の上端部との
距離を前記係合部の厚さ寸法より小さく設定したことを
特徴としている。
【0023】また、この発明に係わる画像形成装置の構
造体において、前記側板部材には前記光学ユニットから
の画像を受光する感光部材の支持軸の中心軸に対応する
基準位置を設け、前記側板部材の前記開口部の基準面の
位置は、前記基準位置から所定距離の位置に設定されて
いることを特徴としている。
【0024】また、この発明に係わる画像形成装置の構
造体において、前記側板部材の前記開口部の、前記保持
部材の係合部が圧接される基準面は、その中央部に凹所
が形成されていることを特徴としている。
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【作用】以上の様に、この発明に係わる画像形成装置の
構造体は構成されているので、光学ユニット及び転写ユ
ニット及び定着ユニットと感光部材との位置関係を、組
立治具等を使用しなくとも、正確に位置決めすることが
できる。
【0029】
【実施例】以下、本発明の好適な一実施例について、添
付図面を参照して詳細に説明する。
【0030】図1及び図2は一実施例の画像形成装置の
構造体に用いられる2つの板金部材を結合する様子を示
した図であり、図1は結合前の状態を、図2は結合後の
状態を夫々示している。
【0031】図1において、第1の板金部材10(画像
形成装置の本体フレームの保持部材に相当)には、幅d
1 の係合部10aが設けられており、この係合部10a
の周囲には、 相手部品である第2の板金部材12(画像
形成装置の本体フレームの側板に相当)の表面に当接す
る位置決め部10bが形成されている。また、第1の板
金部材10は、その板厚がd2 に設定されている。
【0032】一方、位置決めの基準となる第2の板金部
材12には、係合部10aの幅d1と嵌合するd3 の幅
を有する略長方形状の開口穴12aが形成されている。
この開口穴12aの上側の辺12bは、係合部10aの
上面に当接して、第1の板金部材10を第2の板金部材
12に対して上下方向に位置決めする基準面となる。ま
た、第2の板金部材12には、開口穴12a内に下方か
ら進入する押圧部14が形成されており、この押圧部1
4の上端面14aと開口穴12aの上辺12bとの間隔
は、第1の板金部材10の板圧d2 よりも僅かに小さい
d4 に設定されている。なお、この間隔d4 の精度は、
板金部材の一般的な形ヌキ精度でよい。
【0033】また、開口穴12aの上辺12bの中央部
には凹所15が形成されている。この凹所15は、第2
の板金部材12の開口穴12aをプレス加工する場合
に、圧接面(開口穴12aの上側の辺)12bの全面に
第1の板金部材10の係合部10aが接触するように加
工することは、プレス型部材の加工精度の要求が厳しく
なり、製造コストに大きな影響を与える。これに対し、
本実施例のように、圧接面12bの中央部分を逃がす構
成にすると、プレス加工の型の加工精度の要求がゆるや
かになり、加工が容易になり、コストの低減が図れる。
【0034】これをもう少し詳しく説明すると、一般の
プレス加工工程においては、母材の板厚以下の穴加工は
不可能とされている。また可能であっても量産にはコス
ト的に適さない。しかし、本実施例においては、押圧部
14の上端面14aと圧接面12bの間隔を図17に示
すように板厚T0より小さく取り、押圧部14をたわま
せる必要がある。そこで、本実施例では圧接面12bの
中央部に凹所15を形成し、押圧部14の上端面14a
との間隔を板厚よりも大きく取り(T1)、圧接面12
bを左右に配してその部分も下方向に逃がす(T2)よう
にしている。これにより、プレス加工のコストの低減を
図ることができる。
【0035】このように構成された第1及び第2の板金
部材10,12においては、係合部10aを図1,図2
に示す様に開口穴12a内にF1 で示す圧入力で圧入す
ることにより、両板金部材10,12が結合される。こ
の際、図2に示す様に押圧部14のみが第1の板金部材
10の板厚に合わせて塑性変形し、結合が行なわれる。
ただし、ジンコートやボンデのような一般薄板鋼板にお
いても弾性変形(スプリングバック)が、押圧部14に
残留するため、部品を押しつける力F2 と部品を結合さ
せようとする力F3 が同時に働く。この2つの効果によ
って、部品の高精度位置決めと部品の結合作用が生じ
る。なお、このときに働く各力F1 ,F2,F3 の関係
は(F1 <F3 <F2 )のような特徴を有する。
【0036】また、第1の板金部材10と第2の板金部
材12の図2における紙面に垂直方向の位置決めは、係
合部10aの幅d1 と開口穴12aの幅d3 の嵌合によ
り行なわれ、図2における左右方向の位置決めは位置決
め部10bと第2の板金部材の表面との当接により行な
われるので、両板金部材10,12は互いに高精度に位
置決めされた状態で結合されることとなる。
【0037】そして、上記の様に、両板金部材10,1
2が高精度に結合された状態でビス等により互いの板金
部材を固定することにより光学機器及び画像形成装置の
本体フレーム等が完成する。
【0038】次に、上記のような方法により、レーザー
ビームプリンタの本体フレームの組立てを行う場合につ
いて説明する。
【0039】まず、本実施例の方法の適用のしかたにつ
いて説明する前に、レーザービームプリンタによるプリ
ント方法の基本原理について説明しておく。
【0040】図3は、電子写真の基本プロセスを説明す
るための図であり、図4はレーザービームプリンタ(以
下LBPと呼ぶ)の基本構造を示す側断面図、図5はL
BPの基本構造を示す斜視図である。
【0041】図4及び図5において、LBP20は、入
力された画像データに基づいてレーザ光を走査するため
のスキャナユニット22と、スキャナユニット22から
出力されるレーザ光を受光する感光ドラム24と、感光
ドラム24を均一に帯電させるための1次帯電ユニット
26と、感光ドラム24上の光のあたった部分にトナー
を付着させるための現像ユニット28と、感光ドラム2
4上に付着したトナーをコピー紙Pに転写するための転
写ユニット30と、コピー紙Pに転写されたトナーをコ
ピー紙Pに定着させるための定着ユニット32とから概
略構成されている。また、これら以外に、感光ドラム2
4に付着したトナーのうちコピー紙Pに完全に転写され
ずに残ったトナーをかき落とすドラムクリーニングユニ
ット34、コピー紙Pを引き込むためのレジストローラ
36、転写ユニット30と定着ユニット32との間でコ
ピー紙Pを搬送するための搬送機構等を備えている。
【0042】また、スキャナユニット22は、入力され
た画像データに基づいて発光するレーザ光源38と、こ
のレーザ光源38からの光を反射して走査するためのポ
リゴンミラー40と、ポリゴンミラー40で反射された
レーザ光を集光するための光学系42と、光学系42を
通過した光をスキャナユニット22の下方に位置する感
光ドラム24に向けるための折り返しミラー44とを備
えている。
【0043】このように構成されるLBPを用いてコピ
ー紙に印刷を行うプロセスについて図3乃至図5を参照
して説明する。
【0044】電子写真の基本プロセスとしては、まず、
1次帯電ユニット26により、感光ドラム24上に均一
の電荷をのせる(1次帯電工程)。次に、プリント画像
を感光ドラム24上に露光し、光のあたった部分のみ電
荷を逃がして電気的像(潜像)を感光ドラム24上に形
成する(画像露光工程)。LBPの場合、レーザー光に
て文字部を感光ドラム24上に照射し、潜像を形成す
る。次に、光のあたった感光ドラム24上の電荷に、静
電気的に反対電荷を帯びさせたトナー(樹脂粉)を吸引
させる。これにより感光ドラム24上に可視画像が形成
されることになる(現像工程)。次に、感光ドラム24
と転写ユニット30の転写ローラー46との間にコピー
紙Pを挟んで、感光ドラム24上のトナーを転写ローラ
ー46で吸引する。これによりコピー紙P上に画像が転
写される(転写工程)。次に、画像が転写されたコピー
紙Pは、搬送部を経て定着入口ガイド48に沿って定着
ローラー50を備える定着ユニット32に送り込まれる
(紙搬送工程)。コピー紙Pに載っているトナーは電気
的にコピー紙Pと結合しているだけなので、結合をより
強固にするため、コピー紙Pは加圧ローラー52(下
側)と定着ローラー50(上側に配置され発熱体からな
る)の間を加圧されながら送られ、トナーは融かされな
がらコピー紙P上に定着される。
【0045】以上が一般的な電子写真プロセスの概要で
あるが、このようなLBP20の本体フレームに本実施
例の結合方法を適用すると、感光ドラム24とスキャナ
ーユニット22の間の位置精度、感光ドラム24と転写
ローラー46の間の位置精度、及び定着入口ガイド48
と定着ローラー50の間の位置精度が向上し、印刷の品
質が安定するとともに、本体フレームの無調整組立が実
現される。
【0046】次に、図6は、本実施例の方法を適用する
LBP20の本体フレーム60の具体的な構造を示した
分解斜視図であり、図7は、図6の要部を抜き出して示
した図である。
【0047】図6及び図7において、本体フレーム60
は、垂直に設けられた側板62,64と、これら側板6
2,64の間の上部に支持される上部保持部材66と、
側板62,64の間の下部に支持される下部保持部材6
8とから概略構成されている。上部保持部材66は、前
後方向にやや傾斜を付けられた状態で側板62,64に
より支持され、下部保持部材68は、略水平な状態で側
板62,64に支持される。上部保持部材66上には、
スキャナーユニット22が取り付けられ、下部保持部材
68上には、転写ユニット30と定着ローラー50と加
圧ローラー52とが取り付けられる。また、感光ドラム
24は、その両端部の回転軸部24a,24bが側板6
2,64の嵌合穴62a,64aに挿入されることによ
り、側板62,64に直接回転自在に支持される。
【0048】このように構成されるLBP20の本体フ
レーム60においては、上部保持部材66及び下部保持
部材68が側板62,64に対して、前述した本実施例
の方法により取り付けられる。具体的には、左右の側板
62,64の上部には、図1における第2の板金部材1
2と略同形状の開口部62b,64b(図1の12aに
対応し、この開口部62b,64bには、図1の押圧部
14に対応するものも一体に設けられている)が形成さ
れていると共に、上部保持部材66の両側部には、図1
における第1の板金部材10と略同形状の係合部66a
(図1の10aに対応)と垂直折り曲げ部66b(図1
の10bに対応)が形成されている。そして、上部保持
部材66の係合部66aを左右の側板62,64の開口
部62b,64bに、図2に示すような状態で圧入する
ことにより、上部保持部材66が左右の側板62,64
に結合される。この結合された状態では、上部保持部材
66の係合部66aは、図2の場合と同様に、開口部6
2b,64bの位置決め面(図2における12bに相当
する)に押し付けられるので、上部保持部材66は、左
右の側板62,64に対して上下方向に正確に位置決め
されて結合される。また、前後方向の位置に関しては、
係合部66aと開口部62b,64bの幅方向の嵌合に
より位置決めがなされる。
【0049】同様に、左右の側板62,64の下部に
は、図1における第2の板金部材12と略同形状の開口
部62c,64c(図1の12aに対応し、この開口部
62c,64cには、図1の舌片部14に対応するもの
も一体に設けられている)が形成されていると共に、下
部保持部材68の両側部には、図1における第1の板金
部材10と略同形状の係合部68a(図1の10aに対
応)と垂直折り曲げ部68b(図1の10bに対応)が
形成されている。そして、下部保持部材68の係合部6
8aを左右の側板62,64の開口部62c,64cに、
図2に示すような状態で圧入することにより、下部保持
部材68が左右の側板62,64に結合される。この結
合された状態では、下部保持部材68の係合部68a
は、図2の場合と同様に、開口部62c,64cの位置
決め面(図2における12bに相当する)に押し付けら
れるので、下部保持部材68は、左右の側板62,64
に対して上下方向に正確に位置決めされて結合される。
また、前後方向の位置に関しては、係合部68aと開口
部62c,64cの幅方向の嵌合により位置決めがなさ
れる。
【0050】なお、本実施例では、上記のように上部保
持部材66及び下部保持部材68が左右の側板62,6
4に圧入された後、本体フレーム60全体の強度を向上
させるために、ボルト等により上部保持部材66及び下
部保持部材68を側板62,64に固定する。
【0051】次に、上記のようにLBP20の本体フレ
ーム60に本実施例の結合方法を適用した場合の利点に
ついて説明する。
【0052】LBPの複写プロセスにおいて、スキャナ
ーユニット22から感光ドラム24の表面までのレーザ
光の光路長の必要精度は、例えば本願出願人が現在開発
中のある製品に関していえば、使用される光学系の被写
界深度から計算して±7mmである。これは、光路長の
精度が±0であれば、レーザ光の光スポット径が最少と
なり最も高精細な画像が得られるが、精度が落ちるに従
って感光ドラム24の表面上の光スポット径が大きくな
り、解像度が落ちてくることから、上記の製品に関して
は、その許容幅が±7mmと計算されたことに基づく。
【0053】この状態を示したものが図8である。図8
において、スキャナーユニット22のポリゴンミラー4
0から感光ドラム24の上表面までの光路長は(L1+
L2)であり、その公差規格は上記のように±7mmで
ある。この公差規格を越えると画像焦点がボケて規定の
解像度を確保できなくなる。公差規格±7mmのうち、
スキャナーユニット22の内部での部品のばらつき等に
よる光路長の公差が±6.61mmあるため、本体フレ
ーム部分で許される公差は±0.39mmとなる。
【0054】しかし、従来の上部保持部材と側板とを嵌
合により位置決めする方式では、図9に示すように嵌合
部Aでの上下方向の嵌合ガタが±0.15mmもあるの
で、治具等を用いて精密な位置決めをしながら組立てな
いと、折り返しミラー44から感光ドラム24の表面ま
での光路長L2が規格値±0.39mmに収まらず、解像
度の劣化を招く。
【0055】これに対し、本実施例の結合方法を用いた
場合では、上部保持部材66の係合部66aが確実に側
板62,64の開口部62a,64aの位置決め面(開口
部62a,64aの上辺)に押し付けられるので、従来
の±0.15mmのガタが実質的に0となり精度が向上
する。なお、本体フレーム部での各部品の公差の従来例
と本実施例での違いを比較したものを図10に示す。図
10からわかるように、従来例では治具等による精密位
置決めを行わない場合光路長の規格値±7mmを満足で
きなかったのに対し、本実施例では、治具等を用いるこ
となく光路長の規格値±7mmを満足させることができ
た。
【0056】上記のように側板62,64と上部保持部
材66の位置決め精度が向上した結果、本実施例では従
来の方式に比較して解像度が向上し、より高精細な画像
形成を実現することが可能となる。また、精密な組立調
整が必要なくなることにより、製造工程上、 (1)精密調整工数が削減できる。 (2)高価な調整工具が不必要になる。 (3)調整後の確認及び検査が不要になる。 (4)不安定な人手作業(不注意によるミス、不慣れに
よるミス等)に頼らないので品質が安定する。 等の効果が得られることとなる。
【0057】次に、本実施例の方法をLBPの本体フレ
ームの組立てに適用した場合の別の利点について説明す
る。
【0058】通常、LBPの転写ローラーは感光ドラム
に、ある圧力で押さえつけられ、図11(a)に示すよ
うに、「ニップ」と呼ばれる押さえ幅を確保している。
ニップ幅は転写ローラーがスポンジ状のやわらかい材質
でできているために形成されるものであるが、転写部分
の幅を広げてトナーを引き付ける距離を長くし、且つコ
ピー紙Pを感光ドラムに押さえつけることにより均一な
転写効果を得る役割を果たしている。
【0059】転写ローラーを感光ドラムに押さえ付ける
ために、従来では、図11に示すように、転写ローラー
を軸受けを介してスプリングにより支持し、感光ドラム
に押さえつけるという構造をとっていた。これはスキャ
ナーユニットの場合と同じく下部保持部材と側板との嵌
合ガタにより、感光ドラムと転写ローラーとの距離がば
らつくため、転写ローラーを固定してしまったのでは安
定したニップ幅が確保できないためである。
【0060】これに対し、本実施例の方法を用いた場合
には、感光ドラム24と、転写ローラー46が支持され
ている下部保持部材68との位置精度が向上するため、
転写ローラー46のスポンジ硬度を管理することによ
り、転写ローラー46を固定位置に設置することが可能
となる。
【0061】このように転写ローラーを固定位置に設置
することにより、 (1)転写ローラーを支持するスプリングを廃止できる
ことによりコストダウンが図れる。 (2)転写ローラーの軸受けの動作不良による転写不良
を削減できる。 (3)転写ローラーへの電圧供給構造が簡素化でき、信
頼性の向上を図ることができる。 等の効果が得られることとなる。
【0062】次に、本実施例の方法をLBPの本体フレ
ームの組立てに適用した場合のさらに別の利点について
説明する。
【0063】LBPにおいては、図13に示すように、
コピー紙Pは、給紙部(レジストローラー36)からL
BP20の内部に取り込まれ、転写ローラー46、紙搬
送部、定着入口ガイド48、定着ローラー50という経
路で搬送される。これらのレジストローラー36、転写
ローラー46、紙搬送部、定着入口ガイド48、定着ロ
ーラー50は、下部保持部材68上に設置されている。
ここで、下部保持部材68と側板62,64の結合に本
実施例の方法を適用すると、既に述べたように下部保持
部材68と側板62,64の嵌合ガタが0となるため、
左右の側板62,64の間に渡されている下部保持部材
68のねじれが極めて小さくなり、コピー紙の搬送部分
の各部の平面度が向上し、紙の搬送に最も有利な形状と
なる。
【0064】これにより、 (1)給紙搬送系の紙ジャムを防止することができる。 (2)定着ユニット(定着ローラーと加圧ローラー)に
紙が斜めに挿入されること等に起因する紙しわを防止す
ることができる。 等の効果が得られる。
【0065】また、さらに別の効果としては、本実施例
の方法では、結合される2つの板金部材間での電気的導
通を簡単に確保することができることが挙げられる。
【0066】具体的には、LBPの本体フレームでは、
アースをとるために側板と上部保持部材及び下部保持部
材とが電気的に導通していなければならない。一般的
に、板金部材で機械構造物を構成する場合、表面処理を
施した板金部材を使用するため、単に板金部材同士を接
触させただけでは、表面処理により電気的導通が阻害さ
れる。そのため、側板と上部および下部保持部材の導通
を確保するために、従来では、図14に示すように、側
板と上部および下部保持部材とを固定するボルト102
に、菊座金104を装着し、この菊座金104により側
板の表面処理を削り取るようにしていた。これにより菊
座金104とボルト102とを介して側板と上部および
下部保持部材との電気的導通が確保される。
【0067】これに対し、本実施例では、図15に示す
ように、側板62,64の開口部62b,64bに押圧部
62d,64d(図1,図2における押圧部14に対応)
が設けられているので、上部および下部保持部材66,
68の係合部66a,68aの表面処理が、押圧部62
d,64dにより矢印Dで示すように削り取られ、側板
62,64と上部および下部保持部材66,68の導通が
容易に確保できる。
【0068】以上説明した様に、上記の実施例によれ
ば、板金部材を互いに圧入するだけで高精度に位置決め
した状態で結合することができるので、複雑な組み立て
治具等を用いることなく、高精度な板金構造物を組み立
てることができる。
【0069】また、本方式は部品の結合力が高い(押圧
部14の形状で強度をある程度任意に設定できる特徴を
有す)ことから、ビスレス締結法としても発展的可能性
がある。
【0070】なお、本発明はその主旨を逸脱しない範囲
で、上記実施例を修正または変形したものに適用可能で
ある。
【0071】例えば、上記実施例では、上部および下部
保持部材の左右両側に係合部(66a,68a)を形成
し、左右側板の双方に図1に12aで示すような開口部
を設けるように説明したが、組み立て精度の許容誤差が
多少多くてもよい板金フレームの場合には、本方式を保
持部材及び側板の左右の一方のみに適用し、他方は、従
来の嵌合による方式を用いて位置決めをおこなってもよ
い。ただし、より組み立て精度の向上が要求される場
合、及び組み立て工程の簡素化をはかる場合には、上記
の実施例のように左右双方に本方式を適用することが望
ましい。
【0072】
【発明の効果】以上の様に、本発明の画像形成装置の構
造体によれば、光学ユニット及び転写ユニット及び定着
ユニットと感光部材との位置関係を、組立治具等を使用
しなくとも、正確に位置決めすることができる。
【0073】
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の結合方法により2つの板金部材を結
合する様子を示した図である。
【図2】一実施例の結合方法により2つの板金部材を結
合する様子を示した図である。
【図3】電子写真の基本プロセスを説明するための図で
ある。
【図4】レーザービームプリンタの基本構造を示す側断
面図である。
【図5】LBPの基本構造を示す斜視図である。
【図6】本実施例の結合方法を適用するLBPの本体フ
レームの具体的な構造を示した分解斜視図である。
【図7】図6の要部を抜き出して示した図である。
【図8】スキャナーユニットと感光ドラムとの間の光路
長の許容公差を示した図である。
【図9】従来の側板と上部保持部材とを位置決めする方
法を示した図である。
【図10】本体フレーム部での各部品の公差の従来例と
本実施例での違いを比較した図である。
【図11】従来の転写ローラーの支持構造を示した図で
ある。
【図12】本実施例の転写ローラーの支持構造を示した
図である。
【図13】LBPにおけるコピー紙の搬送経路を示した
図である。
【図14】側板と上部および下部保持部材との電気的導
通をとるための従来の方法を示した図である。
【図15】側板と上部および下部保持部材との電気的導
通をとるための本実施例の方法を示した図である。
【図16】本体フレームをビス締めにより組み立てる従
来の工程を示した図である。
【図17】第2の板金部材の開口部の形状を示す平面図
である。
【符号の説明】
10 第1の板金部材 12 第2の板金部材 14 押圧部 20 LBP 22 スキャナーユニット 24 感光ドラム 26 1次帯電ユニット 28 現像ユニット 30 転写ユニット 32 定着ユニット 34 ドラムクリーニングユニット 36 レジストローラー 38 レーザー光源 40 ポリゴンミラー 42 光学系 44 折り返しミラー 46 転写ローラー 48 定着入口ガイド 50 定着ローラー 52 加圧ローラー 60 本体フレーム 62,64 側板 66 上部保持部材 68 下部保持部材 102 ボルト 104 菊座金 150 枠組み治具 152 クランプ 154 位置決めシリンダー 162 底板 164,66 保持部材 168,70 側板 172 ビス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G03G 15/20 102 G12B 9/10 G12B 9/10 B41J 3/00 D (56)参考文献 特開 昭55−48756(JP,A) 特開 昭63−113383(JP,A) 特開 昭62−50772(JP,A) 特開 昭62−65051(JP,A) 特開 平1−92761(JP,A) 特開 平2−287562(JP,A) 特開 平3−252665(JP,A) 特開 平4−269767(JP,A) 特開 平4−291273(JP,A) 実開 昭60−3602(JP,U) 実開 昭54−93681(JP,U) 実開 昭58−149745(JP,U) 実開 平1−118205(JP,U) 実開 昭61−66206(JP,U) 実開 平2−103505(JP,U) 実開 平5−27313(JP,U) 実開 昭62−41142(JP,U) 実公 昭49−27168(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/00 550 F16B 5/00

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも光学ユニットを含む画像形成
    装置の前記光学ユニットを保持する画像形成装置の構造
    体であって、 前記構造体は、前記光学ユニットを保持するところの、
    板金を加工して構成された保持部材と、前記保持部材を
    支持するところの、板金を加工して構成された側面部材
    を備え、 前記保持部材は、一方の端部に略垂直な折れ曲がり片
    と、該折れ曲がり片の基端部から延出するところの、前
    記側面部材と係合する係合部とを有し、 前記側面部材は、前記保持部材の係合部の幅に嵌合する
    幅を有し、該係合部を圧入する開口部と、圧入した前記
    係合部を前記側面部材の開口部に押圧するところの、前
    記側面部材を構成する板金の一部を加工して形成された
    弾性片を有し、前記側面部材の前記開口部の上面に形成された基準面と
    前記弾性片の上端部との距離を、前記保持部材の係合部
    の厚さ寸法より小さく設定し、 前記保持部材の係合部を前記側面部材の開口部内に圧入
    し、前記基準面と前記弾性片の上端部との距離と前記係
    合部の厚さ寸法との関係に基づく前記弾性片の弾性作用
    により、前記保持部材に保持される前記光学ユニットを
    前記基準面に位置合わせするようにしたことを特徴とす
    る画像形成装置の構造体。
  2. 【請求項2】 少なくとも転写ユニットを含む画像形成
    装置の前記転写ユニットを保持する画像形成装置の構造
    体であって、 前記構造体は、前記転写ユニットを保持するところの、
    板金を加工して構成された保持部材と、前記保持部材を
    支持するところの、板金を加工して構成された側面部材
    を備え、 前記保持部材は、一方の端部に略垂直な折れ曲がり片
    と、該折れ曲がり片の基端部から延出するところの、前
    記側面部材と係合する係合部とを有し、 前記側面部材は、前記保持部材の係合部の幅に嵌合する
    幅を有し、該係合部を圧入する開口部と、圧入した前記
    係合部を前記側面部材の開口部に押圧するところの、前
    記側面部材を構成する板金の一部を加工して形成された
    弾性片を有し、前記側面部材の前記開口部の上面に形成された基準面と
    前記弾性片の上端部との距離を、前記保持部材の係合部
    の厚さ寸法より小さく設定し、 前記保持部材の係合部を前記側面部材の開口部内に圧入
    し、前記基準面と前記弾性片の上端部との距離と前記係
    合部の厚さ寸法との関係に基づく前記弾性片の弾性作用
    により、前記保持部材に保持される前記転写ユニットを
    前記基準面に位置合わせするようにしたことを特徴とす
    る画像形成装置の構造体。
  3. 【請求項3】 前記側面部材は前記画像形成装置の感光
    ドラムの基準軸線を規定する回転支持部を有し、前記保
    持部材の位置は、前記回転支持部に対する前記開口部の
    位置により規定されることを特徴とする請求項に記載
    の画像形成装置の構造体。
  4. 【請求項4】 前記側面部材の前記開口部の、前記保持
    部材の係合部が圧接される基準面は、その中央部に凹所
    が形成されていることを特徴とする請求項に記載の画
    像形成装置の構造体。
  5. 【請求項5】 少なくとも定着ユニットを含む画像形成
    装置の前記定着ユニットを保持する画像形成装置の構造
    体であって、 前記構造体は、前記定着ユニットを保持するところの、
    板金を加工して構成された保持部材と、前記保持部材を
    支持するところの、板金を加工して構成された側面部材
    を備え、 前記保持部材は、一方の端部に略垂直な折れ曲がり片
    と、該折れ曲がり片の基端部から延出するところの、前
    記側面部材と係合する係合部とを有し、 前記側面部材は、前記保持部材の係合部の幅に嵌合する
    幅を有し、該係合部を圧入する開口部と、圧入した前記
    係合部を前記側面部材の開口部に押圧するところの、前
    記側面部材を構成する板金の一部を加工して形成された
    弾性片を有し、前記側面部材の前記開口部の上面に形成された基準面と
    前記弾性片の上端部との距離を、前記保持部材の係合部
    の厚さ寸法より小さく設定し、 前記保持部材の係合部を前記側面部材の開口部内に圧入
    し、前記基準面と前記弾性片の上端部との距離と前記係
    合部の厚さ寸法との関係に基づく前記弾性片の弾性作用
    により、前記保持部材に保持される前記定着ユニットを
    前記基準面に位置合わせするようにしたことを特徴とす
    る画像形成装置の構造体。
  6. 【請求項6】 前記側面部材の前記開口部の、前記保持
    部材の係合部が圧接される前記基準面は、その中央部に
    凹所が形成されていることを特徴とする請求項に記載
    の画像形成装置の構造体。
  7. 【請求項7】 画像形成装置の本体内に光学ユニットを
    組み立てた画像形成装置の構造体であって、 左右一対の板金を加工して構成された側板部材と、 前記一対の側板部材の間に位置し、前記光学ユニットを
    保持するところの、板金を加工して構成された保持部材
    とを有し、 前記保持部材の少なくとも一端側には、その端部に略垂
    直な折れ曲がり部と該折れ曲がり部から伸長した係合部
    が形成され、 前記側板部材には前記保持部材の係合部の幅に嵌合す
    る幅を有し、該係合部を挿入するとともに、その上面に
    前記係合部を位置決めするための基準面を有する開口部
    と、前記係合部が前記開口部に挿入されたときに前記係
    合部を前記基準面に押し付けるところの、前記側板部材
    を構成する板金の一部を加工して形成された押圧部
    形成されており、 前記基準面と前記押圧部の上端部との距離を前記係合部
    の厚さ寸法より小さく設定した ことを特徴とする画像形
    成装置の構造体。
  8. 【請求項8】 前記側板部材には前記光学ユニットから
    の画像を受光する感光部材の支持軸の中心軸に対応する
    基準位置を設け、前記側板部材の前記開口部の基準面の
    位置は、前記基準位置から所定距離の位置に設定されて
    いることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置の
    構造体。
  9. 【請求項9】 前記側板部材の前記開口部の、前記保持
    部材の係合部が圧接される基準面は、その中央部に凹所
    が形成されていることを特徴とする請求項に記載の画
    像形成装置の構造体。
  10. 【請求項10】 画像形成装置の本体内に転写ユニット
    を組み立てた画像形成装置の構造体であって、 左右一対の板金を加工して構成された側板部材と、 前記一対の側板部材の間に位置し、前記転写ユニットを
    保持するところの、板金を加工して構成された保持部材
    とを有し、 前記保持部材の少なくとも一端側には、その端部に略垂
    直な折れ曲がり部と該折れ曲がり部から伸長した係合部
    が形成され、 前記側板部材には前記保持部材の係合部の幅に嵌合す
    る幅を有し、該係合部を挿入するとともに、その上面に
    前記係合部を位置決めするための基準面を有する開口部
    と、前記係合部が前記開口部に挿入されたときに前記係
    合部を前記基準面に押し付けるところの、前記側板部材
    を構成する板金の一部を加工して形成された押圧部
    形成されており、 前記基準面と前記押圧部の上端部との距離を前記係合部
    の厚さ寸法より小さく設定した ことを特徴とする画像形
    成装置の構造体。
  11. 【請求項11】 前記側板部材には前記光学ユニットか
    らの画像を受光する感光部材の支持軸の中心軸に対応す
    る基準位置を設け、前記側板部材の前記開口部の基準面
    位置は、前記基準位置から所定距離の位置に設定され
    ていることを特徴とする請求項10に記載の画像形成装
    置の構造体。
  12. 【請求項12】 前記側板部材の前記開口部の、前記保
    持部材の係合部が圧接される基準面は、その中央部に凹
    所が形成されていることを特徴とする請求項10に記載
    の画像形成装置の構造体。
  13. 【請求項13】 画像形成装置の本体内に定着ユニット
    を組み立てた画像形成装置の構造体であって、 左右一対の板金を加工して構成された側板部材と、 前記一対の側板部材の間に位置し、前記定着ユニットを
    保持するところの、板金を加工して構成された保持部材
    とを有し、 前記保持部材の少なくとも一端側には、その端部に略垂
    直な折れ曲がり部と該折れ曲がり部から伸長した係合部
    が形成され、 前記側板部材には前記保持部材の係合部の幅に嵌合す
    る幅を有し、該係合部を挿入するとともに、その上面に
    前記係合部を位置決めするための基準面を有する開口部
    と、前記係合部が前記開口部に挿入されたときに前記係
    合部を前記基準面に押し付けるところの、前記側板部材
    を構成する板金の一部を加工して形成された押圧部
    形成されており、 前記基準面と前記押圧部の上端部との距離を前記係合部
    の厚さ寸法より小さく設定した ことを特徴とする画像形
    成装置の構造体。
  14. 【請求項14】 前記側板部材には前記光学ユニットか
    らの画像を受光する感光部材の支持軸の中心軸に対応す
    る基準位置を設け、前記側板部材の前記開口部の基準面
    位置は、前記基準位置から所定距離の位置に設定され
    ていることを特徴とする請求項13に記載の画像形成装
    置の構造体。
  15. 【請求項15】 前記側板部材の前記開口部の、前記保
    持部材の係合部が圧接される基準面は、その中央部に凹
    所が形成されていることを特徴とする請求項13に記載
    の画像形成装置の構造体。
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