JP3087535B2 - インクジェットカートリッジ - Google Patents

インクジェットカートリッジ

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JP3087535B2 JP24188393A JP24188393A JP3087535B2 JP 3087535 B2 JP3087535 B2 JP 3087535B2 JP 24188393 A JP24188393 A JP 24188393A JP 24188393 A JP24188393 A JP 24188393A JP 3087535 B2 JP3087535 B2 JP 3087535B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインクジェットカートリ
ッジ、特にインクタンクとこのインクタンク内のインク
を吐出させるプリントヘッドとを一体にして記録装置に
取付けるインクジェットカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のインクジェットカートリ
ッジとしては特開昭63−87242があり、インクタ
ンクに詰め込まれたフォーム状材料中にインクを貯蔵
し、このフォーム状材料により発生する毛細管力でカー
トリッジ内部を一定の負圧に保ち、インクを保持するよ
うになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のインク
ジェットカートリッジは、インクをフォーム状材料中に
貯蔵するため、容積効率が悪くインクが量的に限定され
るという欠点がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のインクジェット
カートリッジは、インクタンクとこのインクタンク内の
インクを吐出させるプリントヘッドとを一体にして記録
装置に取付けるインクジェットカートリッジにおいて、
インクタンク内部の気体と接する上面およびインクタン
ク外部の気体と接する下面のそれぞれに気体は通すが液
体は通さないフィルタが設けられた小室の内部に微量の
気体を残して液体を閉じ込めた第1の圧力調整室と、イ
ンクタンク外部の気体と接する上面およびインクタンク
内部の気体と接する下面のそれぞれに気体は通すが液体
は通さないフィルタが設けられた小室の内部に微量の気
体を残して液体を閉じ込めた第2の圧力調整室とを有す
ることにより構成され、また、この構成において、イン
クタンクと第1および第2の圧力調整室との間が毛細管
力が発生する部材で連結されていることにより構成さ
れ、さらにまた、この構成において、インクジェットカ
ートリッジを正常状態から90度回転した状態に置かれ
たときにも、前記二つの圧力調整室内のそれぞれの内部
に残された気体の一方がインクタンク内部の気体と接す
るフィルタ面に、他方がインクタンク外部の気体と接す
るフィルタ面にあるように、これらの圧力調整室のフィ
ルタ面を除く対面がテーパ形状であることにより構成さ
れる。
【0005】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0006】図1は本発明の一実施例の断面図である。
図1の実施例はインク4を貯蔵するインクタンク1と、
インク4をインクタンク1から吐出されるプリントヘッ
ド3と、A圧力調整室6,およびB圧力調整室7から構
成される負圧発生部2とを有している。また、負圧発生
部2はインクジェットカートリッジがどのように置かれ
てもA圧力調整室6,およびB圧力調整室7がインクで
覆われないように、毛細管力が発生するような部材でき
ているインク侵入防止壁5でインクタンク1と連結され
ている。
【0007】図2は負圧発生部2の詳細図である。負圧
発生部2内のA圧力調整室6,およびB圧力調整室7
は、それぞれの上面と下面とに気体は通すが液体通さ
ないフィルタが取付けられており、その中に少量の液体
8(純水など)が微量の気泡9を残して閉じ込めてある
構造になっている。A圧力調整室6は、上面のフィルタ
10がインクタンク1の内部の気体と接し、下面のフィ
ルタ11がインクタンク1の外部の気体と接するように
取付けられている。また、B圧力調整室7は、上面のフ
ィルタ12がインクタンク1の内部の気体と接し、下面
のフィルタ13がインクタンク1の内部の気体と接する
ように取付けられている。なお、A圧力調整室6,B圧
力調整室7がそれぞれ上記のように取付けられていれ
ば、相互の配置は問わない。
【0008】図3はA圧力調整室6を例にして圧力調整
室の機能を説明するための図である。A圧力調整室6の
周りにかかる気体の圧力を図3(a)に示すように、イ
ンクタンク1の内部気体の圧力Pt,インクタンク1の
外部気体の圧力Pa,A圧力調整室6内の液体8の自重
による圧力ρgh(ρ:液体8の密度,g:重力加速
度,h:液体8の高さ)とおくと、フィルタ11面上で
は、Pa=Pt+ρghとなる。よってインク保持時
は、Pa≦Pt+ρghより、Pt≧Pa−ρghを満
足する負圧状態で保持される。ここで、インクタンク1
の内部気体の圧力がインクタンク1の外部気体の圧力よ
り大きくなった場合に、A圧力調整室6内の体積変化が
起きないものとすれば、図3(a)の状態のままであ
り、気体の受渡しは行なわれない。また、インク吐出時
にインク4の消費によってインクタンク1の内部気体の
圧力が減少していき、Pa>Pt+ρgh、即ち、Pt
<Pa−ρghになったときには、図3(b)のように
気体の受渡しが行なわれ、過剰な負圧が解消される。
【0009】このように、A圧力調整室6は一方向のみ
に気体を通す弁の機能を果たすことになる。一方、B圧
力調整室7についてもA圧力調整室6と同様な働きをす
るが、A圧力調整室6と気体の通す方向が逆である。
【0010】図4はインク吐出時における負圧発生部2
の状態を示す図である。インク保持時においては、イン
クタンク1の内部気体の圧力は、インクタンク1の外部
気体の圧力からA圧力調整室6内の液体8の自重による
圧力を引いた値以内の負圧に保たれインク4が保持され
る。図4(a)に示すようにインク吐出時においては、
インクタンク1内のインク4がプリントヘッド3から吐
出されることによって消費され、インクタンク1の内部
気体の圧力は減少していく。その圧力がインクタンク1
の外部気体の圧力からA圧力調整室6内の液体8の自重
による圧力を引いた値より小さくなったときに、図4
(b)に示すようにA圧力調整室6内の気泡9がインク
タンク1内に送り込まれ、それと同時にA圧力調整室6
からインクタンク1内に送り込まれた気泡9の量だけの
外部気体がA圧力調整室6の中に送り込まれる。この動
作を繰返すことによって、一定の負圧に保たれる。この
とき、B圧力調整室7では、圧力のかかる状態がA圧力
調整室6とは逆になるため、気体の受渡しは行なわれな
い。
【0011】図5はインクタンク1の内部気体が膨張し
たときの負圧発生部2の状態を示す図である。温度の変
化や高度の上昇などの使用環境の変化によってインクタ
ンク1の内部気体が体積膨張し、インクタンク1の内部
気体の圧力は増加していく。その圧力がインクタンク1
の外部気体の圧力からA圧力調整室6内の液体8の自重
による圧力を足した値より大きくなったときに、図5
(b)に示すようにB圧力調整室7内の気泡9がインク
タンク1外へ放出され、それと同時にB圧力調整室7か
らインクタンク1外へ放出された気泡9の量だけのイン
クタンク1の内部気体がB圧力調整室7の中に送込まれ
る。この動作を繰返すことによって、インクタンク1の
内部気体の体積膨張が解消されインク保持時の状態に戻
される。このとき、A圧力調整室6では、圧力のかかる
状態がB圧力調整室7とは逆になるため、気体の受渡し
は行なわれない。
【0012】図6は本発明の別の実施例の断面図であ
る。図6の実施例では図1の実施例のA圧力調整室6,
およびB圧力調整室7の断面形状をそれぞれA圧力調整
室16,およびB圧力調整室17に変えてある。
【0013】図1のようなA圧力調整室6,B圧力調整
室7の断面形状の場合は、カートリッジ保管時にカート
リッジを図7(a)のように置いた場合、A圧力調整室
6,B圧力調整室7内の両方の気泡9がインクタンク1
の内部の気体とのみ接してしまう可能性がある。その場
合、インクタンク1内部気体の体積膨張が起きても、イ
ンクタンク1の内部気体がインクタンク1外へ放出され
ないため、プリントヘッド3からインク漏れが起ること
になる。
【0014】そこで、図6のようなA圧力調整室16,
およびB圧力調整室17では、カートリッジを図7
(b)のように置いた場合でもA圧力調整室16,B圧
力調整室17内の気泡9は、常に一方はインクタンク1
が内部の気体と接し、また他方はインクタンク1が外部
の気体と接するようになる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、カートリ
ッジ内部に負圧発生部を有することにより、フォーム状
材料を使うことなく常にカートリッジの内部気体を負圧
に保つことができるため、フォーム状材料を使った方式
と比べて同じ容積でより多くのインクを保持することが
できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の断面図である。
【図2】図1の実施例の負圧発生部の詳細図である。
【図3】図1の実施例のA圧力調整室を例にした圧力調
整室の機能を説明するための図である。
【図4】図1の実施例のインク吐出時における負圧発生
部の状態を示す図である。
【図5】図1の実施例のインクタンクの内部気体が膨張
したときの負圧発生部の状態を示す図である。
【図6】本発明の別の実施例の断面図である。
【図7】図1の実施例と図6の実施例とのA圧力調整室
とB圧力調整室との断面形状による機能を比較するため
の図である。
【符号の説明】
1 インクタンク 2 負圧発生部 3 プリントヘッド 4 インク 5 インク侵入防止壁 6,16 A圧力調整室 7,17 B圧力調整室 8 液体 9 気泡 10,11,〜13 フィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/175

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクタンクとこのインクタンク内のイ
    ンクを吐出させるプリントヘッドとを一体にして記録装
    置に取付けるインクジェットカートリッジにおいて、イ
    ンクタンク内部の気体と接する上面およびインクタンク
    外部の気体と接する下面のそれぞれに気体は通すが液体
    は通さないフィルタが設けられた小室の内部に微量の気
    体を残して液体を閉じ込めた第1の圧力調整室と、イン
    クタンク外部の気体と接する上面およびインクタンク内
    部の気体と接する下面のそれぞれに気体は通すが液体は
    通さないフィルタが設けられた小室の内部に微量の気体
    を残して液体を閉じ込めた第2の圧力調整室とを有する
    ことを特徴とするインクジェトトカートリッジ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のインクジェットカートリ
    ジにおいて、インクタンクと第1および第2の圧力調
    整室との間が毛細管力が発生する部材で連結されている
    ことを特徴とするインクジェットカートリッジ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のインクジェットカートリ
    ッジにおいて、インクジェットカートリッジを正常状態
    から90度回転した状態に置かれたときにも、前記二つ
    の圧力調整室内のそれぞれの内部に残された気体の一方
    がインクタンク内部の気体と接するフィルタ面に、他方
    がインクタンク外部の気体と接するフィルタ面にあるよ
    うに、これらの圧力調整室のフィルタ面を除く対面がテ
    ーパ形状であることを特徴とするインクジェットカート
    リッジ。
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