JPS61135750A - ホットメルトインクを使用するための改良された貯留システムを有するインクジェット装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はインク小滴を射出するインクジェットヘッドを
具えたインクジェット装置に関し、特にホットメルトイ
ンクをインクジェットヘッドに供給するための貯槽を有
するこのタイプの装置に関する。

〔従来の技術〕

ホットメルトインク、即ち通常は固体状であるが温度が
上昇すると液状に変化するインクを用いるインクジェッ
トシステムを利用することによって、印字品質が向上す
るなどインクジェット装置に多くの利点がもたらされる
。ホットメルトインクの利用はこのように多くの利点を
もたらす一方、貯留システムに関して装置の設計上付加
的な要求も発生する。インクジェットプリンタなどのた
めの可動装置の一部であるこの貯槽は、貯槽内の全イン
クを実質的に一定の均一の温度に維持し、インク特性が
変化しないように設計される必要がある。更に装置が傾
斜した場合の防護策のために、及び貯槽の動きに無関係
にインク圧力のヘッドを実質的に一定に保つために、液
流の長さを減少する必要がある。これらの要求を満たす
ために、従来から利用されてきた貯槽は不充分な設計で
あり、最も極端な傾斜や過渡的な運動状態のときでも定
常的なインクの供給源を提供する床内のインク溜の必要
性が大きくなってきた。このインク溜は、インクシェツ
ト列に供給するマニホールドに見うれる液の状態を最適
化するために、インクジェットヘッドに掻く接近して設
置されている。

〔好適実施例の詳細な説明〕

第１図には、インクベレットが導入される入口４２を除
いて、貯槽を全部包含するハウジング４０を具えた本発
明の貯留システムが示されている。ハウジング４０は、
アルミニウムなどの高能率の熱伝導性材料で作られてい
る。このハウジングは装置内に垂直に取り付けられ、第
２図に示すように床５０を有し、後で述べるように人口
領域から貯槽の出口領域までの溶融インクの流れを助け
るための緩い傾斜を有することが望ましい。入口は単に
開口４２として図示されているが、本発明の装置に関し
ては種々の形式のベレット装填が用いられることを理解
すべきである。

第１図において、インクペレットは隔壁部４５、隔壁部
４３及びハウジングの床とカバーによって形成された区
画内に収容される。このインク収容区画の床はまたイン
クペレットを保持するための窪み４７を具えている。床
面下にはヒータ５１が設置され、床と熱的に接続されて
窪み４７を含めて貯槽全体にわたって熱を提供するよう
になされている。第２図に示されたように、ヒータ５１
は床５０の領域全体にわたって、均一な熱を提供するこ
とが望ましい。図示されていないが、ヒータはハウジン
グ４０の他の部分にも設けることができる。温度センサ
５２が床部骨に設置され、温度を監視してヒータ温度を
維持する制御装置（図示しない）にフィードバックして
いる。隔壁部４５には開口４８が設けられ、溶融インク
をインク収容区画から貯留システムの他の領域に通過さ
せる。

二つの隔壁４３．４４は貯槽の前部から後部まで延在し
、長さ方向に沿って床と一体的に接続され、床と隔壁間
に機械的且つ熱的結合をもたらしているように示されて
いる。この隔壁はアルミニウムなどの高能率の熱伝導性
材料で作られている。

好適実施例においては、ハウジングと隔壁は同じ熱伝導
性材料で建造されている。ここで”熱的結合”とは、要
素同士が熱伝達に対する有意な抵抗が存在しないように
接続されていることを意味する。この意味において、隔
壁は床５０を介してヒータと熱的に結合されている。

貯留システムを後部から見ると、隔壁４３．４４は上部
屋根、即ちハウジング４０のカバ一部分まで延在してい
ない。このことによって、貯槽の各所で発生した泡はハ
ウジング内の上部後方に沿って動き、穴４２を通じて排
出される。穴４２は貯槽に大気圧を導入す、る。図には
二つの隔壁が示されているが、一つ又は二つ以上の隔壁
でも構わないことを理解すべきである。隔壁は図示のよ
うに平らなものでなくとも支障はなく、他の形状でも構
わない。しかし、これらの隔壁は貯槽を実質的に等容積
の部分に分割するように位置せしめられることが望まし
く、これによって貯槽が運搬されるときにインクの跳ね
を減少させる隔壁の効果を最大にし、且つ貯槽内の全イ
ンクに対する熱伝導性を最適化することができる。

図示のように、各隔壁は一つ以上の開口を有し、即ち隔
壁４３は開口５４．５５を、隔壁４４は開口５６．５７
を具えているように示されている。

これらの開口はインクの通路を形成し、インクは重力に
よって隔壁開口を通って床５０の傾斜面を流れ、床５０
の前部右手部分に位置する溜６０の方へ向かう。該開口
はインクの跳ねに対する隔壁効果を最大にするために大
きさは限定されているが、少なくともインク小滴の射出
の最大速度に見合う充分な流量を得られるような大きさ
は必要である。ここでインクの最大流量とはインクジェ
ット装置の全トランスジューサが最大速度で作動したと
きのインクの流量である。隔壁が分離された区画を形成
するように壁から壁に完全に延在しないような構造にす
ることによって、貯槽を流れるインク流を改善すること
ができる。しかし、熱伝導の目的のためと最も均一な加
圧ヘッドを維持するためには、隔壁は完全に前部から後
部まで延在することが望ましい。

第１図及び第２図に示されたように、溜６０が床の低い
部分に設けられ、装置の傾斜や動きと無関係にインク源
を維持できるように設計されている。入口バイブ６２が
清白に下方に延び、貯槽のカバーを通って上昇しヘッド
取り付は部６５内に入るインクの通路を形成している。

液体を印字ヘッドのマニホールドに合わせて最適化する
ため、このバイブロ２は長さ約１インチに限定されてい
ることが望ましい。入口バイブ６２に含まれているイン
クの温度勾配を最小にするために、環状構造によって入
口バイブの上部の外側の周囲には毛管充填材が設けられ
ている。

第１図に示すように、貯槽はインクヘッドがこれを一体
的に効率的に取り付けられるような形状に作られている
。ヘッドは概略的にしか示されていないが、射出された
インク小滴の列を作り出すのに必要な要素を含んでいる
ことは明らかである。

レベルセンサ６３も設置され、これの出力へラド６４は
、印字へ・ノド上の制御回路に接続され、インクのレベ
ルが低下したことを示す信号を発し、手動又は自動のイ
ンク再充填によってこれを補正する。

本発明の装置は好適実施例によって説明されたが、本発
明の精神から逸脱することなく、更に多くの変形がなさ
れ得ることを理解すべきである。

例えば、ハウジング又は隔壁は他の熱良導性金属又は合
金で作ることも可能であり、隔壁には熱の分布を改善す
るためのひれをつけることもできる。

開口は単純な穴でなく、例えば溜領域内にインクを保持
するために逆止弁を組み込んでもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の貯留システムの概略斜視図で、該シス
テムに対するインクジェットのヘッドの位置を示し、 第２図は第１図の貯留システムの概略正面図である。 ４０・−ハウジング ５０−・−床 ４２−開口 ４３．４５−・隔壁 ５１−一一−ヒータ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、インク小滴を射出するためのインクジェットヘッド
   と該インクジェットヘッドにホットメルトインクを供給
   するための貯留システムを有するインクジェット装置で
   あって、前記貯留システムが熱伝導性の材料で作られた
   ハウジングと、該ハウジングと熱的に結合されたヒータ
   と、該ハウジング内に設置されたインク収容区画とを具
   え、前記ハウジングが床の比較的高いレベル位置に前記
   区画を有する傾斜床を有し、前記床の比較的低いレベル
   位置に溜が設けられ、少なくとも一つの熱伝導性隔壁が
   前記ハウジング内の前記区画と前記溜の間に設けられ、
   該隔壁は前記ヒータと熱的に結合され、且つ少なくとも
   一つのインク導通開口を有し、該開口を通じてインクが
   流通するインクジェット装置。 ２、前記少なくとも一つの隔壁がアルミニウムで作られ
   てている特許請求の範囲第１項に記載された装置。 ３、前記隔壁が二つある特許請求の範囲第１項に記載さ
   れた装置。 ４、前記隔壁の各開口が前記インクジェットヘッドから
   射出される最大流量に見合う大きさを有する特許請求の
   範囲第３項に記載された装置。 ５、更に、前記溜からヘッドまでインクを運ぶ導入パイ
   プを具え、該パイプは１インチより長くない特許請求の
   範囲第１項に記載された装置。 ６、前記溜からインクを引き出す毛管充填手段が前記導
   入パイプの外側の周囲を囲繞している特許請求の範囲第
   ５項に記載された装置。 ７、前記少なくとも一つの隔壁が前記ハウジング内に垂
   直に取り付けられ、前記ハウジングの縦方向内法寸法よ
   りも短く延在し、それによって前記貯留システムの泡脱
   出通路を形成している特許請求の範囲第１項に記載され
   た装置。