JP3086612B2 - ファクシミリ装置の通信制御方式 - Google Patents
ファクシミリ装置の通信制御方式Info
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、インターフェースに
よってコンピュータ装置と接続されるファクシミリ装置
の通信制御方式に関するものである。
よってコンピュータ装置と接続されるファクシミリ装置
の通信制御方式に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】ファクシミリ装置は、電話回線等を用い
て文書情報を電気的に遠隔地に伝達する手段であり、デ
ィジタルスキャナー等を用いて文書情報を読み取り、符
号化圧縮処理して送信することを基本構成としている。
て文書情報を電気的に遠隔地に伝達する手段であり、デ
ィジタルスキャナー等を用いて文書情報を読み取り、符
号化圧縮処理して送信することを基本構成としている。
【０００３】ところで、最近では、パーソナル・コンピ
ュータやワードプロセッサ等のコンピュータ装置で作成
された情報をファクシミリ装置を介して送信するための
インターフェースが標準化されてきている（ＥＩＡ規格
Ｃｌａｓｓ１，２等）。それに伴って、これら標準イ
ンターフェースに準じたファクシミリ（ＦＡＸ）制御プ
ログラムが提供されている。
ュータやワードプロセッサ等のコンピュータ装置で作成
された情報をファクシミリ装置を介して送信するための
インターフェースが標準化されてきている（ＥＩＡ規格
Ｃｌａｓｓ１，２等）。それに伴って、これら標準イ
ンターフェースに準じたファクシミリ（ＦＡＸ）制御プ
ログラムが提供されている。
【０００４】このような従来のコンピュータ装置とファ
クシミリ装置を接続した装置においては、ファクシミリ
受信した時に、コンピュータ装置の電源が切れている場
合や、コンピュータ装置上でＦＡＸ制御プログラムが立
ち上がっていない時には、ファクシミリ装置で出力する
か、または、一旦ファクシミリ装置の画像蓄積手段を用
いて受信データを蓄積し、その後、ＦＡＸ制御プログラ
ムが起動した後、コンピュータ装置にデータを転送して
いた。
クシミリ装置を接続した装置においては、ファクシミリ
受信した時に、コンピュータ装置の電源が切れている場
合や、コンピュータ装置上でＦＡＸ制御プログラムが立
ち上がっていない時には、ファクシミリ装置で出力する
か、または、一旦ファクシミリ装置の画像蓄積手段を用
いて受信データを蓄積し、その後、ＦＡＸ制御プログラ
ムが起動した後、コンピュータ装置にデータを転送して
いた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しなしながら、コンピ
ュータ装置で作成されたデータを受信する場合、コンピ
ュータ装置の電源が切れている場合や、コンピュータ装
置上でＦＡＸ制御プログラムが立ち上がっていない時に
は、ファクシミリ装置で出力しようとしても、画情報で
はないため正常には出力されない。
ュータ装置で作成されたデータを受信する場合、コンピ
ュータ装置の電源が切れている場合や、コンピュータ装
置上でＦＡＸ制御プログラムが立ち上がっていない時に
は、ファクシミリ装置で出力しようとしても、画情報で
はないため正常には出力されない。
【０００６】また、ファクシミリ装置内部の、画情報蓄
積手段で蓄積する場合においても、多量のデータを送る
場合に、蓄積しきれない場合が生じる。この場合、メモ
リがいっぱいになった後に、通信エラーとなる。
積手段で蓄積する場合においても、多量のデータを送る
場合に、蓄積しきれない場合が生じる。この場合、メモ
リがいっぱいになった後に、通信エラーとなる。
【０００７】この発明は上述した事情に鑑み、送信先の
コンピュータ装置の受信の準備の状態を早期に知り、早
急な対応が出来るファクシミリ装置の通信方式を提供す
ることを目的とする。
コンピュータ装置の受信の準備の状態を早期に知り、早
急な対応が出来るファクシミリ装置の通信方式を提供す
ることを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】この発明は、受信したデ
ータが、コンピュータ装置で作成されたデータであると
の情報を検知した場合に、受信側のコンピュータ装置の
電源が切れている場合やＦＡＸ制御プログラムが動作し
ていない時には、通信の初期段階にて通信を打ち切るこ
とを特徴とする。
ータが、コンピュータ装置で作成されたデータであると
の情報を検知した場合に、受信側のコンピュータ装置の
電源が切れている場合やＦＡＸ制御プログラムが動作し
ていない時には、通信の初期段階にて通信を打ち切るこ
とを特徴とする。
【０００９】
【作用】データの送信時に受信側のコンピュータ装置の
電源が切れている場合やＦＡＸ制御プログラムが動作し
ていない時には、通信の初期段階で通信が打ち切られ
る。従って、送信者が、早期に相手先コンピュータ装置
にデータを正常に送信できないことを、通信打ち切りに
より検知できる。
電源が切れている場合やＦＡＸ制御プログラムが動作し
ていない時には、通信の初期段階で通信が打ち切られ
る。従って、送信者が、早期に相手先コンピュータ装置
にデータを正常に送信できないことを、通信打ち切りに
より検知できる。
【００１０】
【実施例】以下、この発明をその実施例を示す図に基づ
いて説明する。
いて説明する。
【００１１】図１は、パーソナル・コンピュータとファ
クシミリ装置が接続された通信装置の概略構成を示すブ
ロック図である。送信側パーソナル・コンピュータ１０
で作成されたデータは、例えば、ＲＳ−２３２Ｃのイン
ターフェースを介して接続さている送信側ファクシミリ
装置２０に送られ、電話回線などの通信回線により受信
側ファクシミリ装置３０に送られ、さらにインターフェ
ースを介して接続されている受信側パーソナル・コンピ
ュータ４０に送られる。
クシミリ装置が接続された通信装置の概略構成を示すブ
ロック図である。送信側パーソナル・コンピュータ１０
で作成されたデータは、例えば、ＲＳ−２３２Ｃのイン
ターフェースを介して接続さている送信側ファクシミリ
装置２０に送られ、電話回線などの通信回線により受信
側ファクシミリ装置３０に送られ、さらにインターフェ
ースを介して接続されている受信側パーソナル・コンピ
ュータ４０に送られる。
【００１２】図２は、受信側ファクシミリ装置３０及び
これに接続されたパーソナル・コンピュータ４０の概略
構成を示すブロック図である。
これに接続されたパーソナル・コンピュータ４０の概略
構成を示すブロック図である。
【００１３】パーソナル・コンピュータ４０は、ＣＰ
Ｕ、ＲＡＭ、ＲＯＭ及びインターフェース部等を備え、
ＦＡＸ制御プログラムが立ち上がると、インターフェー
ス部を介してファクシミリ装置３０との間でデータのや
りとりが行われる。
Ｕ、ＲＡＭ、ＲＯＭ及びインターフェース部等を備え、
ＦＡＸ制御プログラムが立ち上がると、インターフェー
ス部を介してファクシミリ装置３０との間でデータのや
りとりが行われる。
【００１４】次に、ファクシミリ装置３０の構成につい
て説明する。ファクシミリ制御部を司るＣＰＵ３０１
は、ＲＯＭ３０２に格納された制御プログラムに従いフ
ァクシミリの全体制御を行うものである。この制御の一
つとして、後述するように、パーソナル・コンピュータ
４０側の電源が切れている場合やＦＡＸ制御プログラム
が動作していない時には、通信の初期段階にて通信を打
ち切る。
て説明する。ファクシミリ制御部を司るＣＰＵ３０１
は、ＲＯＭ３０２に格納された制御プログラムに従いフ
ァクシミリの全体制御を行うものである。この制御の一
つとして、後述するように、パーソナル・コンピュータ
４０側の電源が切れている場合やＦＡＸ制御プログラム
が動作していない時には、通信の初期段階にて通信を打
ち切る。
【００１５】ＣＰＵ３０１にはＲＡＭ３０３が接続さ
れ、画像情報データ等が一時格納される。そして、読み
取り部３０４は、ＣＣＤ等を用いたディジタルスキャナ
ーにより原稿情報を読み取り、その読み取った画情報が
ＲＡＭ３０３に一旦格納され、この画情報は、ＣＰＵ３
０１にて、符号化処理して圧縮され、ファクシミリモデ
ム３０８、回線制御部（ＮＣＵ）３０９から電話回線に
送出される。
れ、画像情報データ等が一時格納される。そして、読み
取り部３０４は、ＣＣＤ等を用いたディジタルスキャナ
ーにより原稿情報を読み取り、その読み取った画情報が
ＲＡＭ３０３に一旦格納され、この画情報は、ＣＰＵ３
０１にて、符号化処理して圧縮され、ファクシミリモデ
ム３０８、回線制御部（ＮＣＵ）３０９から電話回線に
送出される。
【００１６】モデム３０８は、画情報データ（符号化デ
ータ）等を電話回線に適した信号に変調するとともに、
電話回線からの変調信号を復調する。ＣＰＵ３０１は、
ファクシミリ通信の時には復調された信号を復号化し、
これを記録部３０６に出力する。
ータ）等を電話回線に適した信号に変調するとともに、
電話回線からの変調信号を復調する。ＣＰＵ３０１は、
ファクシミリ通信の時には復調された信号を復号化し、
これを記録部３０６に出力する。
【００１７】記録部３０６は、復号化された画像情報
（イメージ情報）に基づいてプリントアウトを実行す
る。一方、画像情報蓄積部３０５は、送信する画像情報
データ（符号化データ）または受信した画像情報データ
等を格納する。
（イメージ情報）に基づいてプリントアウトを実行す
る。一方、画像情報蓄積部３０５は、送信する画像情報
データ（符号化データ）または受信した画像情報データ
等を格納する。
【００１８】インターフェース部３０７は、パーソナル
・コンピュータ４０のインターフェース部と接続され、
これによりパーソナル・コンピュータ４０とファクシミ
リ装置３０とが接続される。
・コンピュータ４０のインターフェース部と接続され、
これによりパーソナル・コンピュータ４０とファクシミ
リ装置３０とが接続される。
【００１９】図３は、送信側パーソナル・コンピュー
タ、送信側ファクシミリ装置、受信側ファクシミリ装
置、受信側パーソナル・コンピュータが接続されたシス
テムのシーケンス図、図４は、受信側ファクシミリ装置
３０の動作フローチャートである。
タ、送信側ファクシミリ装置、受信側ファクシミリ装
置、受信側パーソナル・コンピュータが接続されたシス
テムのシーケンス図、図４は、受信側ファクシミリ装置
３０の動作フローチャートである。
【００２０】図３及び図４を参照してこの発明の動作に
ついて説明する。この発明における実施例のファクシミ
リ装置によれば、送信側のパーソナル・コンピュータ１
０にて、データの送信モードに設定した上で、送信の操
作を行うと、送信側のファクシミリ装置２０は、パーソ
ナル・コンピュータで作成したデータであるという情報
を付加した上で、送信手順を開始することになる。
ついて説明する。この発明における実施例のファクシミ
リ装置によれば、送信側のパーソナル・コンピュータ１
０にて、データの送信モードに設定した上で、送信の操
作を行うと、送信側のファクシミリ装置２０は、パーソ
ナル・コンピュータで作成したデータであるという情報
を付加した上で、送信手順を開始することになる。
【００２１】従来のファクシミリ装置でも、伝送内容の
送出に先立って、受信側へＧ２規格機かＧ３規格機であ
るかなど、送信側と受信側の伝送の条件を合わせるため
に、情報の受け渡しが、ファクシミリ装置間で行われる
が、この実施例では、これに加えて、パーソナル・コン
ピュータで作成したデータであるという情報を付加した
上で、受信側ファクシミリ装置３０に伝送する。
送出に先立って、受信側へＧ２規格機かＧ３規格機であ
るかなど、送信側と受信側の伝送の条件を合わせるため
に、情報の受け渡しが、ファクシミリ装置間で行われる
が、この実施例では、これに加えて、パーソナル・コン
ピュータで作成したデータであるという情報を付加した
上で、受信側ファクシミリ装置３０に伝送する。
【００２２】送信側のパーソナル・コンピュータ１０
が、送信を開始するために、送信指示コマンドを送信側
ファクシミリ装置２０に送ると、送信側ファクシミリ装
置２０は、送信動作を開始する。
が、送信を開始するために、送信指示コマンドを送信側
ファクシミリ装置２０に送ると、送信側ファクシミリ装
置２０は、送信動作を開始する。
【００２３】受信側ファクシミリ装置３０は、リング信
号（ＲＩＮＧ）を受け取ると受信側パーソナル・コンピ
ュータ（ＰＣ）４０に（ＲＩＮＧ）検出コマンドを送る
（ステップＳ１，Ｓ２）。ここで、パーソナル・コンピ
ュータ４０側から一定時間応答がないと、受信側パーソ
ナル・コンピュータ４０側でＦＡＸ制御プログラムが立
ち上がっていないと判定し（ステップＳ３）、ＦＡＸ制
御プログラム不起動のフラグを設定する（ステップＳ
４）。一方、受信側パーソナル・コンピュータ４０から
応答がある場合には、ＦＡＸ制御プログラム不起動のフ
ラグは設定しない。
号（ＲＩＮＧ）を受け取ると受信側パーソナル・コンピ
ュータ（ＰＣ）４０に（ＲＩＮＧ）検出コマンドを送る
（ステップＳ１，Ｓ２）。ここで、パーソナル・コンピ
ュータ４０側から一定時間応答がないと、受信側パーソ
ナル・コンピュータ４０側でＦＡＸ制御プログラムが立
ち上がっていないと判定し（ステップＳ３）、ＦＡＸ制
御プログラム不起動のフラグを設定する（ステップＳ
４）。一方、受信側パーソナル・コンピュータ４０から
応答がある場合には、ＦＡＸ制御プログラム不起動のフ
ラグは設定しない。
【００２４】その後、引き続き（ＣＥＤ）の送信（ステ
ップＳ５）、（ＮＳＦ）、（ＣＳＩ）、（ＤＩＳ）の送
信（ステップＳ６）、（ＴＳＩ）、（ＮＳＳ）の受信を
行う（ステップＳ７）。
ップＳ５）、（ＮＳＦ）、（ＣＳＩ）、（ＤＩＳ）の送
信（ステップＳ６）、（ＴＳＩ）、（ＮＳＳ）の受信を
行う（ステップＳ７）。
【００２５】そして、送信側ファクシミリ装置２０が、
データ送信モードになっているかどうか確認する（ステ
ップＳ８）。ここで、データの送信モードになっていた
場合には、ＦＡＸ制御プログラム不起動のフラグが設定
されているかどうかを確認して（ステップＳ９）、設定
されていれば、通信を打ち切るため（ＤＣＮ）を送信す
る（ステップＳ１０）。
データ送信モードになっているかどうか確認する（ステ
ップＳ８）。ここで、データの送信モードになっていた
場合には、ＦＡＸ制御プログラム不起動のフラグが設定
されているかどうかを確認して（ステップＳ９）、設定
されていれば、通信を打ち切るため（ＤＣＮ）を送信す
る（ステップＳ１０）。
【００２６】送信側ファクシミリ装置２０は、（ＤＣ
Ｎ）を受け取ると、送信側のパーソナル・コンピュータ
１０に、（ＤＣＮ）検出コマンドを送信し、送信側のパ
ーソナル・コンピュータ１０は、これを受信すると、通
信打ち切りの表示を行う。
Ｎ）を受け取ると、送信側のパーソナル・コンピュータ
１０に、（ＤＣＮ）検出コマンドを送信し、送信側のパ
ーソナル・コンピュータ１０は、これを受信すると、通
信打ち切りの表示を行う。
【００２７】また、送信側ファクシミリ装置２０が、デ
ータの送信モードでない、すなわち、通常のファクシミ
リ送信の場合、もしくはデータの送信モードになってい
た場合で且つＦＡＸ制御プログラム不起動のフラグが設
定されていない場合には、受信動作が開始される。
ータの送信モードでない、すなわち、通常のファクシミ
リ送信の場合、もしくはデータの送信モードになってい
た場合で且つＦＡＸ制御プログラム不起動のフラグが設
定されていない場合には、受信動作が開始される。
【００２８】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、送信先のパーソナル・コンピュータの受信の準備が
できていないことを早期に知り、送信先へ連絡をとるな
どの早急な対応が出来ることになる。
ば、送信先のパーソナル・コンピュータの受信の準備が
できていないことを早期に知り、送信先へ連絡をとるな
どの早急な対応が出来ることになる。
【図１】パーソナル・コンピュータとファクシミリ装置
が接続された通信装置の概略構成を示すブロック図であ
る。
が接続された通信装置の概略構成を示すブロック図であ
る。
【図２】受信側ファクシミリ装置の概略構成を示すのブ
ロック構成図である。
ロック構成図である。
【図３】パーソナル・コンピュータとファクシミリ装置
が接続された通信装置のシーケンス図である。
が接続された通信装置のシーケンス図である。
【図４】この発明における受信側ファクシミリ装置の動
作を示すフローチャートである。
作を示すフローチャートである。
１０ 送信側パーソナル・コンピュータ ２０ 送信側ファクシミリ装置 ３０ 受信側パーソナル・コンピュータ ４０ 受信側ファクシミリ装置
Claims (1)
- 【請求項１】 コンピュータ装置とファクシミリ装置を
接続した装置において、送信側のファクシミリ装置か
ら、伝送内容がコンピュータ装置が作成したデータであ
るという情報を、受信側のファクシミリ装置に伝送し、
受信側において、その情報を検知した場合には、コンピ
ュータ装置上でファクシミリ制御プログラムが起動して
いる場合に限り、伝送内容を受信することを特徴とする
ファクシミリ装置の通信制御方式。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07013519A JP3086612B2 (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | ファクシミリ装置の通信制御方式 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07013519A JP3086612B2 (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | ファクシミリ装置の通信制御方式 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08204883A JPH08204883A (ja) | 1996-08-09 |
| JP3086612B2 true JP3086612B2 (ja) | 2000-09-11 |
Family
ID=11835412
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP07013519A Expired - Fee Related JP3086612B2 (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | ファクシミリ装置の通信制御方式 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3086612B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7070451B2 (en) | 2002-09-25 | 2006-07-04 | Hosiden Corporation | Card connector |
-
1995
- 1995-01-31 JP JP07013519A patent/JP3086612B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7070451B2 (en) | 2002-09-25 | 2006-07-04 | Hosiden Corporation | Card connector |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08204883A (ja) | 1996-08-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |