JP3086419B2 - 防眩パネル - Google Patents

防眩パネル

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JP3086419B2
JP3086419B2 JP08214458A JP21445896A JP3086419B2 JP 3086419 B2 JP3086419 B2 JP 3086419B2 JP 08214458 A JP08214458 A JP 08214458A JP 21445896 A JP21445896 A JP 21445896A JP 3086419 B2 JP3086419 B2 JP 3086419B2
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善一 北野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車道に設置して
対向車からの照射光を可及的に遮断可能とした防眩パネ
ルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般道路や高速道路における夜間
走行時において、対向車の前照灯からの光に眩惑されて
ハンドル操作を誤るおそれがあった。特に対向車が前照
灯をハイビーム側にしている場合は、その危険性が顕著
である。
【0003】そこで、例えば道路の中央分離帯に沿っ
て、ルーバ状のフェンスを設置して対向車の前照灯から
の光を遮断することが考えられた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記したル
ーバ状のフェンスでは、光を遮断すると同時に対向車線
の見通しも完全に遮ることになり、交通安全面全体から
考慮すると効果的とはいえないものであった。
【0005】また、風を受ける面積が大きいと、フェン
ス自体が倒壊するおそれもあり、効果的に風を受け流す
ことができなければかえって危険を招くものであった。
【0006】本発明は、上記課題を解決することのでき
る防眩パネルを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、車道の中央
分離帯に沿って長手方向に連続させて配置し、対向車の
前照灯からの光を可及的に遮断可能とした防眩パネルで
あって、矩形形状の枠体間に、前照灯から照射された光
を遮断する遮光体を上下左右方向に多数連続状態に連結
し、隣接する各遮光体間に通風空間をそれぞれ形成する
とともに、前記遮光体には、光を下方へ反射させる下方
反射面と上方へ反射させる上方反射面とを形成したこと
を特徴とする防眩パネルに係るものである。
【0008】したがって、運転者に対して対向車線の見
通しを保持しながら、夜間走行においては対向車からの
光を効果的に遮断することができ、しかも、パネルに設
けた通風空間により風を確実に通過させることができる
ので風圧により倒れたりすることがない。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に係る防眩パネルは、矩形
形状の枠体間に、前照灯から照射された光を遮断する遮
光体を上下左右方向に多数連続状態に連結し、隣接する
各遮光体間に通風空間をそれぞれ形成するとともに、前
記遮光体には、光を下方へ反射させる下方反射面と上方
へ反射させる上方反射面とを形成したものである。
【0010】かかる防眩パネルを、車道の中央分離帯に
沿って長手方向に連続させて配置することにより、対向
車の前照灯からの光を可及的に遮断可能としながら、か
つ、対向車線の見通しも確保できるようにしている。
【0011】しかも、上記遮光体は、正面視で上下対向
角が互いに異なる変形菱形状をなすとともに、側面視で
略算盤玉状をなす立体構造であることとしているので、
前照灯から拡散されて照射されてくる光を効果的に反射
させて対向車側へ洩れる光量を可及的に減少させること
ができる。
【0012】特に、かかる防眩パネルを中央分離帯に設
置する場合、上記遮光体を多数設けた枠体の下縁位置が
ガードレールの上縁と略同高さとなるようにすることが
合理的であるが、その場合、前記上下対向角を、上側を
60°、下側を120°とすると、通常、運転者の目の
位置よりも下方にある対向車の前照灯からの光を効果的
に遮断することができる。
【0013】また、上記遮光体の中央部に、外郭と相似
形の通風孔を設けると、防眩効果を保持しながら風圧を
より効果的に減少させることができるので安全であり、
しかも、対向車線の見通しをより向上させることができ
る。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき具体的
に説明する。
【0015】図1〜図4に本発明に係る防眩パネルAを
示しており、同防眩パネルAは、図5に示すように、車
道の中央分離帯Bに沿って、長手方向に連続させて配置
して用いるものである。
【0016】そして、夜間走行する自動車C,C'の前照灯
C1,C'1からの光が対向車線側に洩れることを可及的に防
止して、運転者が対向車の光に眩惑されてハンドル操作
を誤ったりすることを防止可能としている。
【0017】防眩パネルAは、図1に示すように、矩形
形状の枠体A1間に、前照灯C1,C'1から照射された光を遮
断する遮光体1を上下左右方向に多数連続状態に連結
し、隣接する各遮光体1間に通風空間2をそれぞれ形成
するとともに、前記枠体A1を、円筒状に形成した金属製
の一対の支持杆3,3 の間に、連結具4を介して支持させ
ている。
【0018】そして、図8及び図9に示すように、遮光
体1は、上正面視で上下対向角α,α1 が互いに異なる
変形菱形状をなすとともに、側面視では略算盤玉状をな
す立体構造としており、光を下方へ反射させる下方反射
面11と上方へ反射させる上方反射面12とを形成し、各遮
光体1同士を連結体5により互いに連結している。
【0019】また、本実施例では、前記上下対向角α,
α1 を、上側の角αを60°、下側の角α1 を120°
とするとともに、左右の対向角β,βをそれぞれ90°
としている。
【0020】かかる角度は、前照灯C1,C'1からの照射が
遮光体1に対して下側から上向きに当たる量が多いこと
から、下方反射面11の表面積を大きくとり、入射する光
の殆どを下方の道路側へ反射させるようにするためと、
意匠面においても美観を向上させることができるように
決定されている。
【0021】さらに、本実施例では、遮光体1の中央部
に、同遮光体1の外郭と相似形の通風孔6を設けてお
り、しかも、同通風孔6は、図9に示すように、表裏面
から内奥部に向けて勾配を有するテーパ面61,62 を設
け、漸次相似状に小さくなるように形成している。
【0022】したがって、表裏いずれの方向から風を受
けても抵抗が小さくなり、防眩パネルA全体が風を受け
流せるように構成されている。
【0023】さらに、通風孔6の中心部が最も小面積と
なっているので、様々な角度で入射する光は遮光体1の
上・下方反射面11,12 やテーパ面61,62 により遮られる
ことになり、防眩効果を損なうことがない。
【0024】なお、同遮光体1、及び前記枠体A1、連結
体5は、それぞれ、耐候性に富み、かつ軽量な合成樹脂
製としている。
【0025】また、前記連結具4は、図2、図3、及
び、図6に示すように、前記支持杆3を嵌合可能とした
クランプ部41と同クランプ部41から突設する連結部42と
からなり、同連結部42と枠体A1から突設した連結片43と
を連結ボルト44により連結している。
【0026】また、本実施例では、図4及び図7に示す
ように、支持杆3の上部には、赤色あるいは橙色プレー
ト7を設けて運転の安全を図っている。
【0027】以上説明してきた構成により、本発明に係
る防眩パネルAを用いると、対向車からの光が運転者を
眩惑することがなく、しかも、完全に光を遮断すること
がないので見通しの確保もでき、特に、前照灯C1,C'1を
使用しない日中においては対向車線も見通すことができ
るので安全性が高くなる。
【0028】さらに、通風空間2及び通風孔6を設けた
ことにより風圧にも耐えるので風により倒れるおそれも
なく安全に設置することができる。
【0029】なお、本実施例では、防眩パネルAの寸法
として、各遮光体1の縦方向の長さを約75mm、横幅
を約65mm、厚みを23mmとするとともに、枠体A1
の寸法を長さ約1550mm、高さ約1000mmと
し、また、支持杆3,3 間の距離を約1750mmとして
いる。
【0030】図10に示したものは、防眩パネルAの他
の実施例であり、枠体A1の長さを約1000mmと先の
実施例の略半分とした短尺の防眩パネルA'を示してお
り、これは、図11に示すように、道路がカーブする個
所に設けるのに適したものである。
【0031】すなわち、カーブにおいては、長尺の防眩
パネルAをその曲率に合わせてなめらかに設置するには
先の実施例の寸法では難しいので、このように小型のも
のを連結していくようにしている。また、曲率によって
は先の長尺のものと組み合わせて用いてもよい。
【0032】したがって、カーブ個所においても前照灯
C1,C'1からの光の入射角度を直線道路と等しくすること
ができ、直線道路と同様な防眩効果を得ることができ
る。
【0033】さらなる他の実施例を図12及び図13に
示している。
【0034】図12に示したものは、遮光体1の上下縦
方向への配列を先の実施例とは逆向きにしたものであ
り、また、図13に示したものは、同じく上下縦方向へ
の配列において、上下隣接する2個の遮光体1,1 を互い
に向かい合うように配置して一組となし、これを多段に
配列したものである。
【0035】
【発明の効果】本発明は、上記した形態で実施されるも
ので以下の効果を奏する。
【0036】車道の中央分離帯に沿って長手方向に連
続させて配置し、対向車の前照灯からの光を可及的に遮
断可能とした防眩パネルであって、矩形形状の枠体間
に、前照灯から照射された光を遮断する遮光体を上下左
右方向に多数連続状態に連結し、隣接する各遮光体間に
通風空間をそれぞれ形成するとともに、前記遮光体に
は、光を下方へ反射させる下方反射面と上方へ反射させ
る上方反射面とを形成したことにより、運転者に対して
対向車線の見通しを保持しながら、夜間走行においては
対向車からの光を効果的に遮断することができ、しか
も、パネルに設けた通風空間により風を確実に通過させ
ることができるので風圧により倒れたりすることがなく
安全である。
【0037】遮光体は、正面視で上下対向角が互いに
異なる変形菱形状をなすとともに、側面視で略算盤玉状
をなす立体構造であることとしているので、前照灯から
拡散されて照射されてくる光を効果的に反射させて対向
車側へ洩れる光量を可及的に減少させることができる。
【0038】上下対向角を、上側を60°、下側を1
20°としたことにより、通常、運転者の目の位置より
も下方にある対向車の前照灯からの光を効果的に遮断す
ることができる。
【0039】遮光体の中央部に、外郭と相似形の通風
孔を設けたことにより、防眩効果を保持しながら風圧を
より効果的に減少させることができるので安全性を高
め、しかも、対向車線の見通しをより向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る防眩パネルの正面図である。
【図2】同平面図である。
【図3】同底面図である。
【図4】同側面図である。
【図5】同防眩パネルの使用状態を示す説明図である。
【図6】図1のI−I線における断面図である。
【図7】図1のII−II線における断面図である。
【図8】要部の拡大説明図である。
【図9】図8のIII−III線における断面図であ
る。
【図10】他の実施例に係る防眩パネルの正面図であ
る。
【図11】同他の実施例に係る防眩パネルの使用状態を
示す説明図である。
【図12】他の実施例に係る防眩パネルの正面図であ
る。
【図13】他の実施例に係る防眩パネルの正面図であ
る。
【符号の説明】
A 防眩パネル A1 枠体 C1 前照灯 1 遮光体 2 通風空間 3 支持杆 11 下方反射面 12 上方反射面

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車道の中央分離帯に沿って長手方向に連続
    させて配置し、対向車の前照灯からの光を可及的に遮断
    可能とした防眩パネルであって、 矩形形状の枠体間に、前照灯から照射された光を遮断す
    る遮光体を上下左右方向に多数連続状態に連結し、隣接
    する各遮光体間に通風空間をそれぞれ形成するととも
    に、前記遮光体には、光を下方へ反射させる下方反射面
    と上方へ反射させる上方反射面とを形成したことを特徴
    とする防眩パネル。
  2. 【請求項2】上記遮光体は、正面視で上下対向角が互い
    に異なる変形菱形状をなすとともに、側面視で略算盤玉
    状をなす立体構造であることを特徴とする請求項1記載
    の防眩パネル。
  3. 【請求項3】上記上下対向角を、上側を60°、下側を
    120°としたことを特徴とする請求項2記載の防眩パ
    ネル。
  4. 【請求項4】上記遮光体の中央部に、外郭と相似形の通
    風孔を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか
    に記載の防眩パネル。
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