JP3086040B2 - 水性樹脂エマルションの製造法 - Google Patents
水性樹脂エマルションの製造法Info
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- JP3086040B2 JP3086040B2 JP03355717A JP35571791A JP3086040B2 JP 3086040 B2 JP3086040 B2 JP 3086040B2 JP 03355717 A JP03355717 A JP 03355717A JP 35571791 A JP35571791 A JP 35571791A JP 3086040 B2 JP3086040 B2 JP 3086040B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水性樹脂エマルション
の製造法に関する。
の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、水性樹脂エマルションを製造する
方法としては、ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ等の
アニオン性界面活性剤を乳化剤として水中で乳化重合す
る方法が知られており、工業的に広く利用されている。
方法としては、ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ等の
アニオン性界面活性剤を乳化剤として水中で乳化重合す
る方法が知られており、工業的に広く利用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この製
造法と同様にして炭素数8〜30のアルコールの(メ
タ)アクリル酸エステルを主成分とするモノマーを乳化
重合しようとしても、生成するエマルションが不安定で
あったり、残存モノマーが多量に残ったりするなどの問
題点があり、該(メタ)アクリル酸エステルが主成分の
ビニルポリマーの水性樹脂エマルションを製造すること
はできないか、またはモノマー濃度が極めて低濃度の条
件でしか製造することができず、工業的価値は少ない。
造法と同様にして炭素数8〜30のアルコールの(メ
タ)アクリル酸エステルを主成分とするモノマーを乳化
重合しようとしても、生成するエマルションが不安定で
あったり、残存モノマーが多量に残ったりするなどの問
題点があり、該(メタ)アクリル酸エステルが主成分の
ビニルポリマーの水性樹脂エマルションを製造すること
はできないか、またはモノマー濃度が極めて低濃度の条
件でしか製造することができず、工業的価値は少ない。
【0004】これらの問題点を解決するため、いろいろ
な提案が行われている。たとえば、乳化重合系に部分的
にアセタール化されたポリビニルアルコールを共存させ
て安定な乳化重合を行おうとする試み(特公昭43−1
6293号公報)や、界面活性保護コロイドとしてセル
ロース系ポリマーやアクリル系ポリマーを添加する方法
(特開平1−198604号公報)が提案されている。
しかし、これらの試みではいまだ不充分であり、炭素数
8〜30のアルコールの(メタ)アクリル酸エステルを
主成分とするビニルポリマーの水性樹脂エマルションを
製造することはできない。
な提案が行われている。たとえば、乳化重合系に部分的
にアセタール化されたポリビニルアルコールを共存させ
て安定な乳化重合を行おうとする試み(特公昭43−1
6293号公報)や、界面活性保護コロイドとしてセル
ロース系ポリマーやアクリル系ポリマーを添加する方法
(特開平1−198604号公報)が提案されている。
しかし、これらの試みではいまだ不充分であり、炭素数
8〜30のアルコールの(メタ)アクリル酸エステルを
主成分とするビニルポリマーの水性樹脂エマルションを
製造することはできない。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、炭素数8
〜30のアルコールの(メタ)アクリル酸エステルを主
成分とするモノマーを水系溶媒中で乳化重合する方法に
ついて、鋭意検討した結果、本発明に到達した。
〜30のアルコールの(メタ)アクリル酸エステルを主
成分とするモノマーを水系溶媒中で乳化重合する方法に
ついて、鋭意検討した結果、本発明に到達した。
【0006】すなわち本発明は、炭素数8〜30のアル
コールの(メタ)アクリル酸エステル(a1)、および
共重合可能な他のビニル系モノマー(a2)を、(a
1)と(a2)の重量比(a2)/(a1)を0/10
0〜50/50とし、HLBが8〜12の非イオン性界
面活性剤(b1)およびHLBが12を超え16までの
非イオン界面活性剤(b2)を乳化剤として用い、かつ
水溶性ラジカル重合開始剤(c)を用いて、水系溶媒中
で乳化重合することを特徴とする水性樹脂エマルション
の製造法;ラウリル(メタ)アクリレート、トリデシル
(メタ)アクリレート、ミリスチル(メタ)アクリレー
ト、ペンタデシル(メタ)アクリレート、セチル(メ
タ)アクリレート、ヘプタデシル(メタ)アクリレー
ト、ステアリル(メタ)アクリレート、イソステアリル
(メタ)アクリレートおよびオレイル(メタ)アクリレ
ートから選ばれる1種または2種以上の(メタ)アクリ
ル酸エステル(a1)、および共重合可能な他のビニル
系モノマー(a2)を、(a1)と(a2)の重量比
(a2)/(a1)を0/100〜90/10とし、H
LBが8〜12の非イオン性界面活性剤(b1)および
HLBが12を超え16までの非イオン界面活性剤(b
2)を乳化剤として用い、かつ水溶性ラジカル重合開始
剤(c)を用いて、水系溶媒中で乳化重合することを特
徴とする水性樹脂エマルションの製造法;並びに、炭素
数8〜30のアルコールの(メタ)アクリル酸エステル
(a1)、および共重合可能な他のビニル系モノマー
(a2)を、(a1)と(a2)の重量比(a2)/
(a1)を0/100〜90/10とし、HLBが8〜
12の非イオン性界面活性剤(b1)、およびHLBが
12を超え16までの非イオン性界面活性剤(b2)を
乳化剤として用い、かつ水溶性ラジカル重合開始剤を用
いて、水系溶媒中で乳化重合し、その際の重合系中の
(a1)と(a2)の合計重量が30〜70重量%であ
ることを特徴とする水性樹脂エマルションの製造法、で
ある。
コールの(メタ)アクリル酸エステル(a1)、および
共重合可能な他のビニル系モノマー(a2)を、(a
1)と(a2)の重量比(a2)/(a1)を0/10
0〜50/50とし、HLBが8〜12の非イオン性界
面活性剤(b1)およびHLBが12を超え16までの
非イオン界面活性剤(b2)を乳化剤として用い、かつ
水溶性ラジカル重合開始剤(c)を用いて、水系溶媒中
で乳化重合することを特徴とする水性樹脂エマルション
の製造法;ラウリル(メタ)アクリレート、トリデシル
(メタ)アクリレート、ミリスチル(メタ)アクリレー
ト、ペンタデシル(メタ)アクリレート、セチル(メ
タ)アクリレート、ヘプタデシル(メタ)アクリレー
ト、ステアリル(メタ)アクリレート、イソステアリル
(メタ)アクリレートおよびオレイル(メタ)アクリレ
ートから選ばれる1種または2種以上の(メタ)アクリ
ル酸エステル(a1)、および共重合可能な他のビニル
系モノマー(a2)を、(a1)と(a2)の重量比
(a2)/(a1)を0/100〜90/10とし、H
LBが8〜12の非イオン性界面活性剤(b1)および
HLBが12を超え16までの非イオン界面活性剤(b
2)を乳化剤として用い、かつ水溶性ラジカル重合開始
剤(c)を用いて、水系溶媒中で乳化重合することを特
徴とする水性樹脂エマルションの製造法;並びに、炭素
数8〜30のアルコールの(メタ)アクリル酸エステル
(a1)、および共重合可能な他のビニル系モノマー
(a2)を、(a1)と(a2)の重量比(a2)/
(a1)を0/100〜90/10とし、HLBが8〜
12の非イオン性界面活性剤(b1)、およびHLBが
12を超え16までの非イオン性界面活性剤(b2)を
乳化剤として用い、かつ水溶性ラジカル重合開始剤を用
いて、水系溶媒中で乳化重合し、その際の重合系中の
(a1)と(a2)の合計重量が30〜70重量%であ
ることを特徴とする水性樹脂エマルションの製造法、で
ある。
【0007】本発明において(a1)としては、炭素数
8〜30、好ましくは8〜20のアルコールの(メタ)
アクリ酸エステルであり、好ましいものの具体例として
は、オクチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシ
ル(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリ
レート、ラウリル(メタ)アクリレート、トリデシル
(メタ)アクリレート、ミリスチル(メタ)アクリレー
ト、ペンタデシル(メタ)アクリレート、セチル(メ
タ)アクリレート、ヘプタデシル(メタ)アクリレー
ト、ステアリル(メタ)アクリレート、イソステアリル
(メタ)アクリレート、オレイル(メタ)アクリレート
等が挙げられる。また、これら2種以上を併用してもよ
い。
8〜30、好ましくは8〜20のアルコールの(メタ)
アクリ酸エステルであり、好ましいものの具体例として
は、オクチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシ
ル(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリ
レート、ラウリル(メタ)アクリレート、トリデシル
(メタ)アクリレート、ミリスチル(メタ)アクリレー
ト、ペンタデシル(メタ)アクリレート、セチル(メ
タ)アクリレート、ヘプタデシル(メタ)アクリレー
ト、ステアリル(メタ)アクリレート、イソステアリル
(メタ)アクリレート、オレイル(メタ)アクリレート
等が挙げられる。また、これら2種以上を併用してもよ
い。
【0008】(a2)は、(a1)と共重合可能な他の
ビニル系モノマーであり、この具体例としては、たとえ
ば、エチレン、プロピレンなどのオレフィン、スチレン
などの芳香族オレフィン、酢酸ビニルなどのビニルエス
テル、ブタジエン、イソプレンなどのジエン類、塩化ビ
ニルなどのハロゲン化ビニル、および炭素数8未満のア
ルコールの(メタ)アクリル酸エステル、およびアクリ
ロニトリル、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ−ト、
マレイミド、無水マレイン酸などの他のビニル系モノマ
ーおよびこれらの2種以上の混合物が挙げられる。
ビニル系モノマーであり、この具体例としては、たとえ
ば、エチレン、プロピレンなどのオレフィン、スチレン
などの芳香族オレフィン、酢酸ビニルなどのビニルエス
テル、ブタジエン、イソプレンなどのジエン類、塩化ビ
ニルなどのハロゲン化ビニル、および炭素数8未満のア
ルコールの(メタ)アクリル酸エステル、およびアクリ
ロニトリル、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ−ト、
マレイミド、無水マレイン酸などの他のビニル系モノマ
ーおよびこれらの2種以上の混合物が挙げられる。
【0009】また、(a2)として2重結合を2個以上
有する架橋性モノマーを使用することができる。これら
の例としては、エチレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート、ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ジビ
ニルベンゼン、メチレンビスアクリルアミド、トリメチ
ロールプロパントリ(メタ)アクリレート、テトラアリ
ルエタン等が挙げられる。
有する架橋性モノマーを使用することができる。これら
の例としては、エチレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート、ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ジビ
ニルベンゼン、メチレンビスアクリルアミド、トリメチ
ロールプロパントリ(メタ)アクリレート、テトラアリ
ルエタン等が挙げられる。
【0010】重合に用いる(a1)と(a2)の重量比
(a2)/(a1)は、通常0/100〜90/10で
あり、好ましくは0/100〜50/50である。(a
1)が90/10より少ないと、本製造法を用いなくと
も従来の製造法で製造が可能である。
(a2)/(a1)は、通常0/100〜90/10で
あり、好ましくは0/100〜50/50である。(a
1)が90/10より少ないと、本製造法を用いなくと
も従来の製造法で製造が可能である。
【0011】水系溶媒中で乳化重合する際の、重合系中
の(a1)と(a2)の合計重量は、通常重合系全体の
重量の20〜70重量%であり、好ましくは30〜60
重量%である。
の(a1)と(a2)の合計重量は、通常重合系全体の
重量の20〜70重量%であり、好ましくは30〜60
重量%である。
【0012】本発明において(b1)および(b2)と
しては、HLBが各々の範囲の一般の非イオン界面活性
剤が挙げられる。この非イオン系界面活性剤としては、
例えば、脂肪族アルコールアルキレンオキサイド付加物
(炭素数10〜20のアルコールのアルキレンオキサイ
ド付加物で、例えば、ラウリルアルコールアルキレンオ
キサイド付加物、ミリスチルアルコールアルキレンオキ
サイド付加物、セチルアルコールアルキレンオキサイド
付加物、ステアリルアルコールアルキレンオキサイド付
加物、オレイルアルコールアルキレンオキサイド付加
物)、アルキルフェノールアルキレンオキサイド付加物
(炭素数6〜16のアルキルフェノールのアルキレンオ
キサイド付加物で、例えば、オクチルフェノールアルキ
レンオキサイド付加物、ノニルフェノールアルキレンオ
キサイド付加物、ドデシルフェノールアルキレンオキサ
イド付加物)、脂肪酸アルキレンオキサイド付加物(炭
素数10〜20の脂肪酸アルキレンオキサイド付加物
で、例えば、ラウリン酸アルキレンオキサイド付加物、
ステアリンサンアルキレンオキサイド付加物)、多価ア
ルコール脂肪酸エステルアルキレンオキサイド付加物
(多価アルコールは、エチレングリコール、グリセリン
などであり、脂肪酸としては炭素数10〜20の脂肪酸
であって、例えば、ポリアルキレングリコールオレイン
酸モノエステル、ポリアルキレングリコールオレイン酸
ジエステル、ポリアルキレングリコールラウリン酸ジエ
ステル)、高級アルキルアミンアルキレンオキサイド付
加物(炭素数10〜20のアルキルアミンアルキレンオ
キサイド付加物で、例えば、ラウリルアミンアルキレン
オキサイド付加物、ステアリルアミンアルキレンオキサ
イド付加物)、脂肪酸アミドアルキレンオキサイド付加
物(炭素数10〜20の脂肪酸アミドアルキレンオキサ
イド付加物で、例えば、ラウリン酸アミドアルキレンオ
キサイド付加物、ステアリン酸アミドアルキレンオキサ
イド付加物)、油脂のアルキレンオキサイド付加物(例
えば、ヤシ油還元アルコールアルキレンオキサイド付加
物、牛脂還元アルコールアルキレンオキサイド付加物、
マッコーアルコールアルキレンオキサイド付加)、ポリ
プロピレングリコールエチレンオキサイド付加物、グリ
セロールの脂肪酸エステル(例えば、ラウリン酸モノグ
リセライド)、ペンタエリスリトールの脂肪酸エステル
(例えば、ペンタエリスリットパルミチン酸モノエステ
ル)、ソルビトールおよびソルビタンの脂肪酸エステル
(例えば、ソルビタンラウリン酸モノエステル、ソルビ
タンオレイン酸モノエステル、ソルビタンオレイン酸ト
リエステル)、ショ糖の脂肪酸エステル(例えば、砂糖
のラウリン酸モノエステル、砂糖のステアリン酸モノエ
ステル)、多価アルコールのアルキルエステル、アルカ
ノールアミン類の脂肪酸アミドが挙げられる。
しては、HLBが各々の範囲の一般の非イオン界面活性
剤が挙げられる。この非イオン系界面活性剤としては、
例えば、脂肪族アルコールアルキレンオキサイド付加物
(炭素数10〜20のアルコールのアルキレンオキサイ
ド付加物で、例えば、ラウリルアルコールアルキレンオ
キサイド付加物、ミリスチルアルコールアルキレンオキ
サイド付加物、セチルアルコールアルキレンオキサイド
付加物、ステアリルアルコールアルキレンオキサイド付
加物、オレイルアルコールアルキレンオキサイド付加
物)、アルキルフェノールアルキレンオキサイド付加物
(炭素数6〜16のアルキルフェノールのアルキレンオ
キサイド付加物で、例えば、オクチルフェノールアルキ
レンオキサイド付加物、ノニルフェノールアルキレンオ
キサイド付加物、ドデシルフェノールアルキレンオキサ
イド付加物)、脂肪酸アルキレンオキサイド付加物(炭
素数10〜20の脂肪酸アルキレンオキサイド付加物
で、例えば、ラウリン酸アルキレンオキサイド付加物、
ステアリンサンアルキレンオキサイド付加物)、多価ア
ルコール脂肪酸エステルアルキレンオキサイド付加物
(多価アルコールは、エチレングリコール、グリセリン
などであり、脂肪酸としては炭素数10〜20の脂肪酸
であって、例えば、ポリアルキレングリコールオレイン
酸モノエステル、ポリアルキレングリコールオレイン酸
ジエステル、ポリアルキレングリコールラウリン酸ジエ
ステル)、高級アルキルアミンアルキレンオキサイド付
加物(炭素数10〜20のアルキルアミンアルキレンオ
キサイド付加物で、例えば、ラウリルアミンアルキレン
オキサイド付加物、ステアリルアミンアルキレンオキサ
イド付加物)、脂肪酸アミドアルキレンオキサイド付加
物(炭素数10〜20の脂肪酸アミドアルキレンオキサ
イド付加物で、例えば、ラウリン酸アミドアルキレンオ
キサイド付加物、ステアリン酸アミドアルキレンオキサ
イド付加物)、油脂のアルキレンオキサイド付加物(例
えば、ヤシ油還元アルコールアルキレンオキサイド付加
物、牛脂還元アルコールアルキレンオキサイド付加物、
マッコーアルコールアルキレンオキサイド付加)、ポリ
プロピレングリコールエチレンオキサイド付加物、グリ
セロールの脂肪酸エステル(例えば、ラウリン酸モノグ
リセライド)、ペンタエリスリトールの脂肪酸エステル
(例えば、ペンタエリスリットパルミチン酸モノエステ
ル)、ソルビトールおよびソルビタンの脂肪酸エステル
(例えば、ソルビタンラウリン酸モノエステル、ソルビ
タンオレイン酸モノエステル、ソルビタンオレイン酸ト
リエステル)、ショ糖の脂肪酸エステル(例えば、砂糖
のラウリン酸モノエステル、砂糖のステアリン酸モノエ
ステル)、多価アルコールのアルキルエステル、アルカ
ノールアミン類の脂肪酸アミドが挙げられる。
【0013】これらのうち、アルキレンオキサイド付加
物の場合に用いられるアルキレンオキサイドとしては、
エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレン
オキサイドなどが挙げられ、好ましいものはエチレンオ
キサイドおよびプロピレンオキサイドである。アルキレ
ンオキサイドが2モル以上付加されたものは、ブロック
付加でもランダム付加でもよい。
物の場合に用いられるアルキレンオキサイドとしては、
エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレン
オキサイドなどが挙げられ、好ましいものはエチレンオ
キサイドおよびプロピレンオキサイドである。アルキレ
ンオキサイドが2モル以上付加されたものは、ブロック
付加でもランダム付加でもよい。
【0014】これら(b1)、(b2)として例示した
もののうち好ましいものは、脂肪族アルコールアルキレ
ンオキサイド付加物およびアルキルフェノールアルキレ
ンオキサイド付加物であり、特に好ましいのは、脂肪族
アルコールエチレンオキサイド付加物およびアルキルフ
ェノールエチレンオキサイド付加物である。
もののうち好ましいものは、脂肪族アルコールアルキレ
ンオキサイド付加物およびアルキルフェノールアルキレ
ンオキサイド付加物であり、特に好ましいのは、脂肪族
アルコールエチレンオキサイド付加物およびアルキルフ
ェノールエチレンオキサイド付加物である。
【0015】上記の非イオン界面活性剤が(b1)に含
まれるか(b2)に含まれるかはそのHLBによって、
すなわち、親水基部分と疎水基部分の構造によって決ま
る。特に、アルキレンオキサイド付加物の場合は、その
アルキレンオキサイドの付加モル数によって変わってく
る。たとえば、ノニルフェノールエチレンオキサイド付
加物の場合、エチレンオキサイドの付加モル数が6の場
合そのHLBは10.9となり、(b1)に含まれ、エ
チレンオキサイドの付加モル数が12の場合HLBは1
4.1となり、(b2)に含まれることになる。
まれるか(b2)に含まれるかはそのHLBによって、
すなわち、親水基部分と疎水基部分の構造によって決ま
る。特に、アルキレンオキサイド付加物の場合は、その
アルキレンオキサイドの付加モル数によって変わってく
る。たとえば、ノニルフェノールエチレンオキサイド付
加物の場合、エチレンオキサイドの付加モル数が6の場
合そのHLBは10.9となり、(b1)に含まれ、エ
チレンオキサイドの付加モル数が12の場合HLBは1
4.1となり、(b2)に含まれることになる。
【0016】これらのアルキレンオキサイド付加物は通
常その付加モル数に分布がある。例えば上記記載のノニ
フェノールエチレンオキサイド6モル付加物と言って
も、6モル付加物が主成分ではあるが、5モル付加物や
7モル付加物が若干は含まれている。本発明の(b1)
および(b2)はそれぞれ、これらの混合物をも包含し
ており、単一の化学構造でない物をも含んである。
常その付加モル数に分布がある。例えば上記記載のノニ
フェノールエチレンオキサイド6モル付加物と言って
も、6モル付加物が主成分ではあるが、5モル付加物や
7モル付加物が若干は含まれている。本発明の(b1)
および(b2)はそれぞれ、これらの混合物をも包含し
ており、単一の化学構造でない物をも含んである。
【0017】本発明において、(b1)および(b2)
は組み合わせで使用されるが、通常同時に使用する(b
1)と(b2)の間にはHLBで1以上の差があるのが
好ましい。
は組み合わせで使用されるが、通常同時に使用する(b
1)と(b2)の間にはHLBで1以上の差があるのが
好ましい。
【0018】本発明において、必要によりさらに他の乳
化剤を添加してもかまわない。添加する他の乳化剤とし
ては、非イオン性界面活性剤、陰イオン性界面活性剤、
陽イオン性界面活性剤が含まれ、これらのうち1種以上
を同時に添加することが可能であるが、通常陰イオン性
界面活性剤と陽イオン性界面活性剤を同時には添加しな
い。
化剤を添加してもかまわない。添加する他の乳化剤とし
ては、非イオン性界面活性剤、陰イオン性界面活性剤、
陽イオン性界面活性剤が含まれ、これらのうち1種以上
を同時に添加することが可能であるが、通常陰イオン性
界面活性剤と陽イオン性界面活性剤を同時には添加しな
い。
【0019】本発明における水溶性ラジカル重合開始剤
(c)は、通常の水溶性ラジカル重合開始剤が使用され
る。具体例としては、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウ
ム、過硫酸アンモニウムなどの無機過酸化物、アゾビス
アミジノプロパン塩酸塩、アゾビスシアノバレリン酸な
どのアゾ化合物などが挙げられる。また上記無機過酸化
物と還元性物質、例えば亜硫酸ナトリウム、ジメチルア
ミノエタノール、ジメチルアミノ安息香酸等を組み合わ
せ、レドックス開始剤として使用してもよい。
(c)は、通常の水溶性ラジカル重合開始剤が使用され
る。具体例としては、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウ
ム、過硫酸アンモニウムなどの無機過酸化物、アゾビス
アミジノプロパン塩酸塩、アゾビスシアノバレリン酸な
どのアゾ化合物などが挙げられる。また上記無機過酸化
物と還元性物質、例えば亜硫酸ナトリウム、ジメチルア
ミノエタノール、ジメチルアミノ安息香酸等を組み合わ
せ、レドックス開始剤として使用してもよい。
【0020】本発明の製造法において、必要によりさら
に他の添加物を添加することができる。例えば、得られ
る重合体の分子量を調整するための連鎖移動剤の添加、
生成したエマルションの安定化のための安定剤や増粘剤
の添加、腐敗防止のための防腐剤の添加が挙げられる。
に他の添加物を添加することができる。例えば、得られ
る重合体の分子量を調整するための連鎖移動剤の添加、
生成したエマルションの安定化のための安定剤や増粘剤
の添加、腐敗防止のための防腐剤の添加が挙げられる。
【0021】本発明で使用される、水系溶媒には水以外
に水溶性の有機溶剤、たとえば、アルコールやアセトン
が含まれていてもよい。
に水溶性の有機溶剤、たとえば、アルコールやアセトン
が含まれていてもよい。
【0022】乳化重合の際の方式は、バッチ式重合法、
連続チューブ式重合法、半連続重合法など通常用いられ
る何れの方式でもよい。バッチ式重合法の場合、溶媒、
乳化剤、モノマー、開始剤を一括に仕込んで重合を行っ
ても、また、モノマーや開始剤を滴下しつつ重合しても
よい。重合温度と時間は、モノマーの重合性と開始剤の
分解温度および時間により決められるが、通常温度は3
0〜130℃、好ましくは50℃〜100℃である。ま
た時間は、数時間から数十時間である。
連続チューブ式重合法、半連続重合法など通常用いられ
る何れの方式でもよい。バッチ式重合法の場合、溶媒、
乳化剤、モノマー、開始剤を一括に仕込んで重合を行っ
ても、また、モノマーや開始剤を滴下しつつ重合しても
よい。重合温度と時間は、モノマーの重合性と開始剤の
分解温度および時間により決められるが、通常温度は3
0〜130℃、好ましくは50℃〜100℃である。ま
た時間は、数時間から数十時間である。
【0023】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。実施例中
の部は重量部である。
が、本発明はこれに限定されるものではない。実施例中
の部は重量部である。
【0024】実施例1 加熱・冷却・攪拌が可能で、窒素通気が可能な反応器に
水90部を仕込み、ノニルフェノールのエチレンオキサ
イド6モル付加物(HLB10.9)2.0部、ノニル
フェノールのエチレンオキサイド12モル付加物(HL
B14.1)2.0部を仕込み均一に溶解させた。次に
テトラデシルメタクリレート40部、過硫酸カリウム
0.2部を仕込み攪拌下均一に乳化した。攪拌しつつ、
窒素気流下昇温し、70℃で4時間重合を行った。重合
後均一な樹脂のエマルションが得られ、重合率は99%
であった。
水90部を仕込み、ノニルフェノールのエチレンオキサ
イド6モル付加物(HLB10.9)2.0部、ノニル
フェノールのエチレンオキサイド12モル付加物(HL
B14.1)2.0部を仕込み均一に溶解させた。次に
テトラデシルメタクリレート40部、過硫酸カリウム
0.2部を仕込み攪拌下均一に乳化した。攪拌しつつ、
窒素気流下昇温し、70℃で4時間重合を行った。重合
後均一な樹脂のエマルションが得られ、重合率は99%
であった。
【0025】実施例2 実施例1と同じ反応器に水120部を仕込み、オレイル
アルコールのエチレンオキサイド5モル付加物(HLB
9.0)2.0部、ノニルフェノールのエチレンオキサ
イド12モル付加物(HLB14.1)2.0部を仕込
み均一に溶解させた。次にテトラデシルメタクリレート
40部、過硫酸カリウム0.2部を仕込み攪拌下均一に
乳化した。攪拌しつつ、窒素気流下昇温し、70℃で4
時間重合を行った。重合後均一な樹脂のエマルションが
得られ、重合率は97%であった。
アルコールのエチレンオキサイド5モル付加物(HLB
9.0)2.0部、ノニルフェノールのエチレンオキサ
イド12モル付加物(HLB14.1)2.0部を仕込
み均一に溶解させた。次にテトラデシルメタクリレート
40部、過硫酸カリウム0.2部を仕込み攪拌下均一に
乳化した。攪拌しつつ、窒素気流下昇温し、70℃で4
時間重合を行った。重合後均一な樹脂のエマルションが
得られ、重合率は97%であった。
【0026】実施例3 実施例1と同じ反応器に水90部を仕込み、ノニルフェ
ノールのエチレンオキサイド6モル付加物(HLB1
0.9)2.0部、ノニルフェノールのエチレンオキサ
イド12モル付加物(HLB14.1)2.0部を仕込
み均一に溶解させた。次にテトラデシルメタクリレート
40部、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート0.
04部、過硫酸カリウム0.2部を仕込み攪拌下均一に
乳化した。攪拌しつつ、窒素気流下昇温し、70℃で4
時間重合を行った。重合後均一な樹脂のエマルションが
得られ、重合率は99%であった。
ノールのエチレンオキサイド6モル付加物(HLB1
0.9)2.0部、ノニルフェノールのエチレンオキサ
イド12モル付加物(HLB14.1)2.0部を仕込
み均一に溶解させた。次にテトラデシルメタクリレート
40部、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート0.
04部、過硫酸カリウム0.2部を仕込み攪拌下均一に
乳化した。攪拌しつつ、窒素気流下昇温し、70℃で4
時間重合を行った。重合後均一な樹脂のエマルションが
得られ、重合率は99%であった。
【0027】比較例1 実施例1と同じ反応器に水120部を仕込み、ドデシル
ベンゼンスルホン酸ナトリウム4.0部を仕込み均一に
溶解させた。次にテトラデシルメタクリレート40部、
過硫酸カリウム0.2部を仕込み攪拌下均一に乳化し
た。攪拌しつつ、窒素気流下昇温し、70℃で8時間重
合を行った。重合4時間までは均一に重合が進行した
が、その後攪拌羽根にゲルが付着し、重合終了後には粘
着性のゲルと未反応モノマーの混合物となり、均一な樹
脂のエマルションは得られなかった。また、得られたゲ
ル状ポリマ−から計算した重合率は30%であった。
ベンゼンスルホン酸ナトリウム4.0部を仕込み均一に
溶解させた。次にテトラデシルメタクリレート40部、
過硫酸カリウム0.2部を仕込み攪拌下均一に乳化し
た。攪拌しつつ、窒素気流下昇温し、70℃で8時間重
合を行った。重合4時間までは均一に重合が進行した
が、その後攪拌羽根にゲルが付着し、重合終了後には粘
着性のゲルと未反応モノマーの混合物となり、均一な樹
脂のエマルションは得られなかった。また、得られたゲ
ル状ポリマ−から計算した重合率は30%であった。
【0028】比較例2 実施例1と同じ反応器に水120部を仕込み、ノニルフ
ェノールのエチレンオキサイド6モル付加物(HLB1
0.9)4.0部を仕込み均一に溶解させた。次にテト
ラデシルメタクリレート40部、過硫酸カリウム0.2
部を仕込み攪拌下均一に乳化した。攪拌しつつ、窒素気
流下昇温し、70℃で4時間重合を行った。重合2時間
までは均一に重合が進行したが、その後攪拌羽根にゲル
が付着し、重合終了後には全体がゲル状になり、均一な
樹脂のエマルションは得られなかった。また、得られた
ゲル状ポリマ−から計算した重合率は40%であった。
ェノールのエチレンオキサイド6モル付加物(HLB1
0.9)4.0部を仕込み均一に溶解させた。次にテト
ラデシルメタクリレート40部、過硫酸カリウム0.2
部を仕込み攪拌下均一に乳化した。攪拌しつつ、窒素気
流下昇温し、70℃で4時間重合を行った。重合2時間
までは均一に重合が進行したが、その後攪拌羽根にゲル
が付着し、重合終了後には全体がゲル状になり、均一な
樹脂のエマルションは得られなかった。また、得られた
ゲル状ポリマ−から計算した重合率は40%であった。
【0029】
【発明の効果】本発明は下記の効果を奏する。本発明に
より、炭素数8〜30のアルコールの(メタ)アクリル
酸エステルをモノマー成分として用い、水系溶媒中で乳
化重合することが可能になり、この(メタ)アクリル酸
エステルを主成分とする重合体の水性樹脂エマルション
を製造することが可能になった。本発明の製造法で製造
した樹脂エマルション樹脂分は吸油性を有するため、エ
マルションそのものでも、また加工品としても廃油処理
剤や漏油処理剤、あるいは、油を含有する水の処理剤と
して使用することができる。また、ガスケットやパッキ
ンなどの止油材の原料の添加剤として使用することがで
きる。また、上記樹脂分は吸収した溶剤類を徐々に放出
する性質があることから、このエマルションは徐放剤基
材の原料として、芳香剤、殺菌剤、殺虫剤の基材の原料
として使用することができる。また、上記樹脂分は柔軟
性や粘着性があり、また疎水性が極めて強いので、この
エマルションは塗料や塗膜の改質剤や、紙用の添加剤や
表面改質剤としても使用することができる。上記効果を
奏することから本発明の製造法は極めて実用性が高い。
より、炭素数8〜30のアルコールの(メタ)アクリル
酸エステルをモノマー成分として用い、水系溶媒中で乳
化重合することが可能になり、この(メタ)アクリル酸
エステルを主成分とする重合体の水性樹脂エマルション
を製造することが可能になった。本発明の製造法で製造
した樹脂エマルション樹脂分は吸油性を有するため、エ
マルションそのものでも、また加工品としても廃油処理
剤や漏油処理剤、あるいは、油を含有する水の処理剤と
して使用することができる。また、ガスケットやパッキ
ンなどの止油材の原料の添加剤として使用することがで
きる。また、上記樹脂分は吸収した溶剤類を徐々に放出
する性質があることから、このエマルションは徐放剤基
材の原料として、芳香剤、殺菌剤、殺虫剤の基材の原料
として使用することができる。また、上記樹脂分は柔軟
性や粘着性があり、また疎水性が極めて強いので、この
エマルションは塗料や塗膜の改質剤や、紙用の添加剤や
表面改質剤としても使用することができる。上記効果を
奏することから本発明の製造法は極めて実用性が高い。
Claims (4)
- 【請求項1】 炭素数8〜30のアルコールの(メタ)
アクリル酸エステル(a1)、および共重合可能な他の
ビニル系モノマー(a2)を、(a1)と(a2)の重
量比(a2)/(a1)を0/100〜50/50と
し、HLBが8〜12の非イオン性界面活性剤(b1)
およびHLBが12を超え16までの非イオン界面活性
剤(b2)を乳化剤として用い、かつ水溶性ラジカル重
合開始剤(c)を用いて、水系溶媒中で乳化重合するこ
とを特徴とする水性樹脂エマルションの製造法。 - 【請求項2】 ラウリル(メタ)アクリレート、トリデ
シル(メタ)アクリレート、ミリスチル(メタ)アクリ
レート、ペンタデシル(メタ)アクリレート、セチル
(メタ)アクリレート、ヘプタデシル(メタ)アクリレ
ート、ステアリル(メタ)アクリレート、イソステアリ
ル(メタ)アクリレートおよびオレイル(メタ)アクリ
レートから選ばれる1種または2種以上の(メタ)アク
リル酸エステル(a1)、および共重合可能な他のビニ
ル系モノマー(a2)を、(a1)と(a2)の重量比
(a2)/(a1)を0/100〜90/10とし、H
LBが8〜12の非イオン性界面活性剤(b1)および
HLBが12を超え16までの非イオン界面活性剤(b
2)を乳化剤として用い、かつ水溶性ラジカル重合開始
剤(c)を用いて、水系溶媒中で乳化重合することを特
徴とする水性樹脂エマルションの製造法。 - 【請求項3】 炭素数8〜30のアルコールの(メタ)
アクリル酸エステル(a1)、および共重合可能な他の
ビニル系モノマー(a2)を、(a1)と(a2)の重
量比(a2)/(a1)を0/100〜90/10と
し、HLBが8〜12の非イオン性界面活性剤(b
1)、およびHLBが12を超え16までの非イオン性
界面活性剤(b2)を乳化剤として用い、かつ水溶性ラ
ジカル重合開始剤を用いて、水系溶媒中で乳化重合し、
その際の重合系中の(a1)と(a2)の合計重量が3
0〜70重量%であることを特徴とする水性樹脂エマル
ションの製造法。 - 【請求項4】 (b1)および(b2)が、脂肪族アル
コールのアルキレンオキサイド付加物および/または、
アルキルフェノールのアルキレンオキサイド付加物であ
る請求項1〜3のいずれか記載の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03355717A JP3086040B2 (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | 水性樹脂エマルションの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03355717A JP3086040B2 (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | 水性樹脂エマルションの製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05170805A JPH05170805A (ja) | 1993-07-09 |
JP3086040B2 true JP3086040B2 (ja) | 2000-09-11 |
Family
ID=18445407
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03355717A Expired - Fee Related JP3086040B2 (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | 水性樹脂エマルションの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3086040B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2285655T3 (es) | 2004-03-30 | 2007-11-16 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | Composicion de resina acrilica dispersa en el agua. |
CN100383168C (zh) * | 2006-06-06 | 2008-04-23 | 浙江大学 | 一种可重复使用的高吸油材料的制备方法 |
US20210130742A1 (en) * | 2018-06-20 | 2021-05-06 | Sumitomo Seika Chemicals Co., Ltd. | Composition comprising bleach component and method for producing the same |
JPWO2019244951A1 (ja) * | 2018-06-20 | 2021-07-08 | 住友精化株式会社 | 漂白剤成分を含む組成物及びその製造方法 |
-
1991
- 1991-12-20 JP JP03355717A patent/JP3086040B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05170805A (ja) | 1993-07-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |