JP3085936U - 自動車用シートの目盛付き調節機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 モーターや電子部品をいっさい使う事なくシ
ート調節の再現を可能にする調節機構を提供する。 【解決手段】 シート調節機構の可動部分に目盛り又
は矢印、固定部分に矢印又は目盛りをつけることにより
コストをほとんどかける事なく調節の再現を可能にす
る。

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、自動車用シート調節機構に目盛りをつけたものである。従来の シート調節機構では、一度最適なポジションに合わせても他人が運転した場合な ど、別のポジションにしてしまった場合、もとのポジションに戻すことに苦労し た。本考案は、その欠点をモーターや電子部品などの複雑な機構を使う事なく、 既存の手動調節機構、又は、メモリー機能を有さない電動調節機構に目盛りをつ けるだけでもとのポジションに戻すことを可能にするものです。

背もたれの角度調節の場合 背もたれと共に回るリング（５）に数字などの目盛り（８）をつけ、座面（２） に固定してあるリング（６）に矢印（７）をつけておくことにより、背もたれ角 度調節の再現を可能にする。

シート前後調節の場合 シートレール（９）に数字などの目盛り（１０）をつけ、座部側面（１１）に矢 印（１２）をつけておくことによりシート前後調節の再現を可能にする。

上記２つの例と同様に、ほかの調節箇所においても調節可動部分と固定部 分に矢印と目盛りをつけることにより調節の再現を可能にする。また、本考案は チルト、テレスコピック機構を持ったステアリングにも応用が可能と思われる。

以上のような構造により、一台の自動車を複数の人が使用する場合など各 自がポジションの数字を覚えておくだけで簡単に最適なポジションに合わせるこ とができ、それにより適切な運転姿勢をとることになり疲れにくく、また安全運 転の促進にも役立つ。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図である。

【図２】本考案の背もたれ角度調節機構の拡大斜視図で
ある。

【図３】本考案のシート前後調節機構の拡大斜視図であ
る。

【符号の説明】

１ 自動車用シートの背もたれ部分 ２ 自動車用シートの座面部分 ３ 目盛り付きリング ４ 目盛り付きシートレール ５ 背もたれと共に回るリング ６ 座面に固定してあるリング ７ 矢印 ８ 目盛り ９ シートレール １０ 目盛り １１ 座部側面 １２ 矢印

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 自動車用シートの各調節機構に調節位
   置を再現できるように目盛りをつける。以上のごとく構
   成された目盛り付き調節機構。