JP3085679U - 擬木および擬木の組み付け構造 - Google Patents

擬木および擬木の組み付け構造

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JP3085679U JP2001007032U JP2001007032U JP3085679U JP 3085679 U JP3085679 U JP 3085679U JP 2001007032 U JP2001007032 U JP 2001007032U JP 2001007032 U JP2001007032 U JP 2001007032U JP 3085679 U JP3085679 U JP 3085679U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容易に、かつ安定して複数組み付けることが
でき、また、施工が容易で、外観品質を向上させること
ができる擬木および擬木の組み付け構造を提供するこ
と。 【解決手段】 擬木1は、金型2に材料を充填して、脱
型することによって得られた成形体3からなるもので、
棒状の擬木本体4と、この擬木本体4の外周4aの一部
に擬木本体4の軸方向に延在するようにして形成され、
かつ、他の擬木本体4の外周4aの一部に係合可能な凹
部5とを備えたものとする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、公園や歩道等の遊具、柵、手摺等、構造材として使用される擬木お よび擬木の組み付け構造に関するものである。
【0002】
【背景の技術】
金属管からなる芯体で補強された中空プラスチック製擬木、あるいは補強され ていない中空プラスチック製擬木は、軽量であり、耐久性に優れ、しかも樹木状 の外観や色彩を容易に付与することができる。そのため、このような中空プラス チック製擬木は、コンクリート製擬木または木製の杭、柵、柱などに代えて、公 園や歩道等の遊具、柵、手摺等、構造材として広く用いられるようになっている 。 このようなプラスチック製擬木の一例として、特開平9-51724号公報の擬木が 挙げられる。このプラスチック製擬木は、中空であって、少なくとも一端が開放 端となっており、開放端の周方向の少なくとも一箇所に軸方向に沿って伸びる溝 が形成してある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、前記特開平9-51724号の擬木を複数立てて並べたり、積み重ねて使 用する場合、擬木に形成されたそれぞれの溝に、連結金具を挿入させることによ って互いに擬木どうしを連結していたが、このようにして連結するには、擬木の 溝にそれぞれ連結金具を挿入させて連結しなくてはならないので、連結作業が面 倒であった。また、擬木に溝をそれぞれ形成し、かつ、連結金具も形成する必要 があるので、部品点数が増えてしまいコストを削減することができず、施工に手 間がかかった。 さらに、この擬木は、プラスチック廃材を利用した樹脂を金型に充填して成形 されているので、成形後、擬木の表面に充填痕が残ってしまうことがあり、外側 から見た際に目立つので、外観品質においてあまり好ましくなかった。 本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、容易にかつ安定して複数組み付 けることができ、また、施工が容易で、外観品質を向上させることができる擬木 および擬木の組み付け構造を提供することを課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1の考案は、例えば、図1(a)〜(c),図3 (a)〜(c)に示すように、金型2に材料を充填して、脱型することによって得られ た成形体3からなる擬木1であって、 棒状の擬木本体4と、この擬木本体4の外周4aの一部に擬木本体4の軸方向 に延在するようにして形成され、かつ、他の擬木本体4の外周4aの一部に係合 可能な凹部5とを備えていることを特徴とする。
【0005】 請求項1の考案によれば、前記擬木本体4と、この擬木本体4の外周4aの一 部に軸方向に延在するようにして形成され、かつ、他の擬木本体4の外周4aの 一部に係合可能な凹部5とを備えているので、従来と異なり、連結金具を用いず に、前記凹部5を擬木本体4の外周4aの一部に係合させることによって、容易 に、かつ安定して複数立てて並べたり、積み重ねて組み付けることができる。 また、従来と異なり、溝をそれぞれ形成したり、連結金具を形成する必要もな いので、施工が容易であるとともに、コストの削減を図ることができる。
【0006】 前記擬木本体4の断面形状は、例えば、円形状や矩形状、五角形以上の多角形 状等いかなる形状でも構わない。
【0007】 請求項2の考案は、例えば、図1(a)〜(c)に示すように、請求項1記載の擬木 1において、前記材料は、セルロース系微粉粒と樹脂とを含む木質様材料である ことを特徴とする。
【0008】 請求項2の考案によれば、請求項1と同様の効果を得ることができるのは勿論 のこと、前記材料は、セルロース系微粉粒と樹脂とを含む木質様材料であるので 、従来と異なり、外観および触感を天然の木に極めて近づけることができる。
【0009】 請求項3の考案は、例えば、図1(a)〜(c)に示すように、請求項2記載の擬木 1において、 前記セルロース系微粉粒は、不純物を含む木質廃材から得られ、 前記樹脂は、不純物を含む樹脂廃材から得られることを特徴とする。
【0010】 請求項3の考案によれば、請求項2と同様の効果を得ることができるのは勿論 のこと、木質廃材や樹脂廃材を利用することによって、資源の有効利用や環境保 護の観点からも優れる。
【0011】 前記木質廃材としては、例えば、住宅等の建物を解体した際に排出される木質 廃材や家具を解体した際に排出される木質廃材、建物建築中に排出される木材の 端材、おが屑等が挙げられる。 前記樹脂廃材としては、例えば、飲料物を含む食品の容器や包装、トレイ等が 挙げられる。
【0012】 請求項4の考案は、例えば、図1(a)〜(c)に示すように、請求項1〜3のいず れかに記載の擬木1において、 前記擬木本体4の内部に軸方向に延在する空洞6が形成されていることを特徴 とする。
【0013】 請求項4の考案によれば、請求項1〜3のいずれかと同様の効果を得ることが できるのは勿論のこと、前記擬木本体4の内部に軸方向に延在する空洞6が形成 されているので、内部が空洞でないものに比べて軽量であり、運搬しやすく、ま た、コストの削減を図ることができる。
【0014】 請求項5の考案は、例えば、図1(a)および図3(a)〜(c)に示すように、請求 項1〜4のいずれかに記載の擬木1において、 前記擬木本体4の表面には、前記金型2に、充填部11から前記材料を充填し 、脱型することによって形成された充填痕12が設けられていることを特徴とす る。
【0015】 請求項5の考案によれば、請求項1〜4のいずれかと同様の効果を得ることが できるのは勿論のこと、前記擬木本体4の表面に設けられた充填痕12によって 、節のある擬木1とすることができ、外観品質を向上させることができる。
【0016】 請求項6の考案は、例えば、図1(a)および図3(c)に示すように、請求項5記 載の擬木1において、 前記充填痕12は、切断工具(図示しない)によって短く切断されていること を特徴とする。
【0017】 請求項6の考案によれば、請求項5と同様の効果を得ることができるのは勿論 のこと、前記充填痕12は、切断工具によって短く切断されているので、従来と 異なり、充填痕12が目立つことなく外観上優れる。また、切断工具を使用して いるので、充填痕12を容易に切断することができる。
【0018】 請求項7の考案は、例えば、図1(a)および図4(a)に示すように、請求項6記 載の擬木1において、 前記充填痕12の切断面13には、木目模様15が設けられていることを特徴 とする。
【0019】 請求項7の考案によれば、請求項6と同様の効果を得ることができるのは勿論 のこと、前記充填痕12の切断面13には木目模様15が設けられているので、 より一層木質感のある擬木1とすることができる。
【0020】 請求項8の考案は、例えば、図4(a),(b)に示すように、請求項7記載の擬木 1において、 前記充填痕12の切断面13に設けられた木目模様(例えば、年輪の型15a )は、前記切断面13を金こて14で押圧することによって形成されていること を特徴とする。
【0021】 請求項8の考案によれば、請求項7と同様の効果を得ることができるのは勿論 のこと、前記木目模様15aは、切断面13を金こて14で押圧することによっ て形成されているので、簡単に木目模様15aを形成することができる。
【0022】 請求項9の考案は、例えば、図5に示すように、請求項7記載の擬木1におい て、 前記充填痕12の切断面13に設けられた木目模様15は、前記切断面13に サンディング処理を施すことによって形成されていることを特徴とする。
【0023】 請求項9の考案によれば、請求項7と同様の効果を得ることができるのは勿論 のこと、前記木目模様15は、サンディング処理を施すことによって形成されて いるので、金こて14で形成した場合に比して、より複雑な木目模様15とする ことができ、外観品質を向上させることができる。
【0024】 請求項10の考案は、例えば、図8に示すように、請求項5記載の擬木1にお いて、 前記充填痕12は、折ることによって短く切断されていることを特徴とする。
【0025】 請求項10の考案によれば、請求項5と同様の効果を得ることができるのは勿 論のこと、前記充填痕12は、折ることによって短く切断されているので、折っ て切断された充填痕12の端面が枝を折ったあとの形状となり、より天然の木に 近づけることができる。 また、切断したあとの切断面13に木目模様15を施す必要がなく、作業の簡 略化を図れる。
【0026】 なお、充填痕12を折って切断するには、例えば、充填痕12を金槌等で叩く ことで切断しても良いし、充填痕12をペンチ等で挟んで折って切断しても良い 。
【0027】 請求項11の考案は、例えば、図9(a),(b)に示すように、請求項5記載の擬 木1において、 前記充填痕21は、前記金型18の厚さを薄く形成することによって、短く形 成されていることを特徴とする。
【0028】 請求項11の考案によれば、請求項5と同様の効果を得ることができるのは勿 論のこと、前記充填痕21は、前記金型18の厚さを薄く形成することによって 、短く形成されているので、充填痕21を切断したりする必要がなく、金型18 に材料を充填して脱型することによって、容易に充填痕21を短く形成すること ができ、作業の簡略化を図れる。
【0029】 請求項12の考案は、例えば、図3(a),(b)に示すように、請求項5記載の擬 木1において、 前記充填痕12は、前記金型2に設けられた充填部11から金型2内に前記材 料を充填した後に、前記充填部11に栓(図示しない)を挿入して充填部11に 充填された材料を金型2内に押圧し、脱型することによって短く形成されている ことを特徴とする。
【0030】 請求項12の考案によれば、請求項5と同様の効果を得ることができるのは勿 論のこと、前記充填痕12は、充填部11に栓を挿入して充填部11に充填され た材料を金型2内に押圧し、脱型することによって短く形成されているので、充 填痕12を切断する必要がなく、作業の簡略化を図れる。
【0031】 請求項13の考案は、例えば、図1(a)に示すように、請求項1〜12のいず れかに記載の擬木1において、 前記擬木本体4の少なくとも一方の端部が、閉塞端であることを特徴とする。
【0032】 請求項13の考案によれば、請求項1〜12のいずれかと同様の効果を得るこ とができるのは勿論のこと、前記閉塞端である側の擬木本体4の端部を外側に出 すようにして使用することによって、擬木本体4の内部が外側から見えないので 、見栄えが良い。
【0033】 請求項14の考案は、例えば、図10(a),(b)に示すように、請求項1〜13 のいずれかに記載の擬木1aにおいて、 前記擬木本体4には、該擬木本体4の軸方向と交差する方向に貫通し、複数の 擬木1a,…どうしを前記交差する方向において連結する連結部材8が挿通され る穴7aが形成されていることを特徴とする。
【0034】 請求項14の考案によれば、請求項1〜13のいずれかと同様の効果を得るこ とができるのは勿論のこと、前記擬木本体4に形成された穴7aに連結部材8を 挿通させることによって、複数の擬木1a,…どうしを前記交差する方向におい て、容易かつ強固に連結することができる。
【0035】 請求項15の考案は、例えば、図6に示すように、請求項1〜14のいずれか に記載の擬木1において、 前記擬木本体4の表面には、塗料を染みこませた凹凸のあるシート材(例えば 、スポンジ17)上に、前記成形体3を回転させることによって、塗料が塗布さ れていることを特徴とする。
【0036】 請求項15の考案によれば、請求項1〜14のいずれかと同様の効果を得るこ とができるのは勿論のこと、前記擬木本体4の表面には、成形体3を回転させる ことによって、塗料が塗布されているので、成形体3の表面に不均一に塗料が塗 布され、より木質感のある擬木1とすることができる。 また、シート材17上に成形体3を回転させることによって塗布されているの で、その塗布作業も容易である。
【0037】 請求項16の考案は、例えば、図6に示すように、請求項15記載の擬木1に おいて、 前記シート材17は、塗料の色に応じて複数種類設けられており、 前記擬木本体4の表面は、複数種類の色を有していることを特徴とする。
【0038】 請求項16の考案によれば、請求項15と同様の効果を得ることができるのは 勿論のこと、前記擬木本体4の表面は、複数種類の色を有しているので、より一 層天然の木に近い擬木1とすることができる。
【0039】 請求項17の考案は、例えば、図1(a)に示すように、請求項1〜16のいず れかに記載の擬木1において、 前記擬木本体4の表面には、複数の凹凸23が形成されていることを特徴とす る。
【0040】 請求項17の考案によれば、請求項1〜16のいずれかと同様の効果を得るこ とができるのは勿論のこと、前記擬木本体4の表面には、複数の凹凸23が形成 されているので、より一層天然の木に近い擬木1とすることができる。
【0041】 請求項18の考案は、例えば、図1(a)および図3(a),(b)に示すように、請求 項17記載の擬木1において、 前記複数の凹凸23は、内周面に凹凸が形成された成形部10を備えた金型2 内に、前記材料を充填し脱型することにより得られた複数の溝部23aが、所定 間隔に形成されることによって設けられることを特徴とする。
【0042】 請求項18の考案によれば、請求項17と同様の効果を得ることができるのは 勿論のこと、前記複数の凹凸23は、内周面に凹凸が形成された成形部10を備 えた金型2から脱型することによって同時に形成されるので、脱型した後に随時 、成形体3に前記複数の凹凸23を形成する必要がなく、施工作業の簡略化を図 れる。
【0043】 請求項19の考案は、例えば、図5に示すように、請求項17記載の擬木1に おいて、 前記複数の凹凸23は、サンディング処理を施すことによって得られた複数の 溝部23aが、所定間隔に形成されることによって設けられることを特徴とする 。
【0044】 請求項19の考案によれば、請求項17と同様の効果を得ることができるのは 勿論のこと、前記複数の凹凸23は、サンディング処理を施すことによって得ら れた複数の溝部23aが、所定間隔に形成されることによって設けられるので、 この溝部23aによって、擬木本体4の表面がより立体的になり天然の木に極め て近づけることができる。
【0045】 請求項20の考案は、例えば、図1(a)に示すように、請求項18または19 記載の擬木1において、 前記複数の溝部23aは、該溝部23aの深さが異なるようにして形成されてい ることを特徴とする。
【0046】 請求項20の考案によれば、請求項18または19と同様の効果を得ることが できるのは勿論のこと、深さの深い溝部と浅い溝部とが混在し、不均一かつ立体 的な溝部23aとなり、外観を天然の木に極めて近づけることができる。
【0047】 請求項21の考案は、例えば、図1(a)に示すように、請求項18または19 記載の擬木1において、 前記複数の溝部23aは、該溝部23aの幅が異なるようにして形成されている ことを特徴とする。
【0048】 請求項21の考案によれば、請求項18または19と同様の効果を得ることが できるのは勿論のこと、幅の広い溝部と狭い溝部とが混在し、不均一かつ立体的 な溝部23aとなり、外観を天然の木に極めて近づけることができる。
【0049】 請求項22の考案は、例えば、図1(a)に示すように、請求項18または19 記載の擬木1において、 前記複数の溝部23aは、該溝部23aの深さと幅の双方が異なるようにして形 成されていることを特徴とする。
【0050】 請求項22の考案によれば、請求項18または19と同様の効果を得ることが できるのは勿論のこと、深さの深い溝部、浅い溝部、幅の広い溝部、狭い溝部が 混在し、溝部23aの種類が増え、より不均一かつ立体的な溝部23aとなり、外 観を天然の木に極めて近づけることができる。
【0051】 請求項23の考案は、例えば、図2に示すように、請求項1〜22のいずれか に記載の擬木1を複数使用して、該擬木1,…どうしを組み付けてなる擬木1の 組み付け構造であって、 一方の擬木1の凹部5が、他方の擬木1の外周4aの一部に係合するようにし て、複数の擬木1,…が並設されていることを特徴とする。
【0052】 請求項23の考案によれば、一方の擬木1の凹部5が、他方の擬木1の外周4 aの一部に係合するようにして、複数の擬木1,…が並設されているので、従来 と異なり、擬木に溝をそれぞれ形成し、かつ、連結金具も形成して、連結金具に よって連結する必要がなく、前記凹部5を係合させることによって、容易に、か つ安定して複数の擬木1,…を組み付けることができる。
【0053】 請求項24の考案は、例えば、図2に示すように、請求項23記載の擬木1の 組み付け構造において、 前記複数の擬木1,…が、該擬木1の一方の端部を下面にして地盤9に立設さ れていることを特徴とする。
【0054】 請求項24の考案によれば、請求項23と同様の効果を得ることができるのは 勿論のこと、前記複数の擬木1,…が、一方の端部を下面にして地盤9に立設さ れた構造とすることができる。
【0055】 請求項25の考案は、例えば、図2に示すように、請求項24記載の擬木1の 組み付け構造において、 前記擬木1の両端部のうち、少なくとも上端部は閉塞端とされていることを特 徴とする。
【0056】 請求項25の考案によれば、請求項24と同様の効果を得ることができるのは 勿論のこと、前記擬木1の両端部のうち、少なくとも上端部は閉塞端とされてい るので、擬木本体4の内部が外側から見えることがなく、見栄えが良い。
【0057】 請求項26の考案は、例えば、図7に示すように、請求項23記載の擬木1の 組み付け構造において、 前記複数の擬木1,…が、該擬木1の凹部5を下面にして地盤9に積み重ねら れていることを特徴とする。
【0058】 請求項26の考案によれば、請求項23と同様の効果を得ることができるのは 勿論のこと、前記複数の擬木1,…が、該擬木1の凹部5を下面にして地盤9に 積み重ねられた構造とすることができる。
【0059】 請求項27の考案は、例えば、図10(a)に示すように、請求項26記載の擬 木1aの組み付け構造において、 前記擬木本体4の表面に、該擬木本体4の軸方向と交差する方向に貫通する穴 7aが形成されており、 前記複数の擬木1a,…が積み重ねられるとともに、前記穴7a内に、連結部材 8を挿通させることによって前記複数の擬木1a,…が連結されていることを特 徴とする。
【0060】 請求項27の考案によれば、請求項26と同様の効果を得ることができるのは 勿論のこと、前記複数の擬木1a,…が積み重ねられるとともに、前記穴7a内に 、連結部材8を挿通させることによって前記複数の擬木1a,…が連結されてい るので、これら複数の擬木1a,…を強固に連結することができる。
【0061】 請求項28の考案は、例えば、図10(b)に示すように、請求項27記載の擬 木1a,1bの組み付け構造において、 前記連結部材8の上端部は、前記複数の擬木1a,…、1bのうちの、最上段に 積まれる擬木1bに形成された穴7bから突出していないことを特徴とする。
【0062】 請求項28の考案によれば、請求項27と同様の効果を得ることができるのは 勿論のこと、前記連結部材8の上端部は、最上段に積まれる擬木1bに形成され た穴7bから突出していないので、連結部材8の上端部が外側から見えることな く、外観上優れる。
【0063】 請求項29の考案は、例えば、図10(a)に示すように、請求項26〜28の いずれかに記載の擬木1aの組み付け構造において、 前記擬木1aの両端部は、閉塞端とされていることを特徴とする。
【0064】 請求項29の考案によれば、請求項26〜28のいずれかと同様の効果を得る ことができるのは勿論のこと、前記擬木1aの両端部は、閉塞端とされているの で、擬木本体4の内部が外側から見えることがなく、見栄えが良い。
【0065】 請求項30の考案は、例えば、図10(a)に示すように、請求項27〜29の いずれかに記載の擬木1aの組み付け構造において、 前記連結部材8の下端部は、地盤9に埋設されていることを特徴とする。
【0066】 請求項30の考案によれば、請求項27〜29のいずれかと同様の効果を得る ことができるのは勿論のこと、前記連結部材8の下端部は、地盤9に埋設されて いるので、擬木1aおよび連結部材8を地盤9に確実に立設することができる。
【0067】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の第1および第2の実施の形態を図面に基づいて説明する。 図1(a)は本考案の第1の実施の形態を示す擬木の斜視図、図1(b)は擬木の横 断面図、図1(c)は擬木の縦断面図、図2は、擬木の組み付け構造を示す斜視図 、図3(a)は金型の横断面図、図3(b)は金型の縦断面図、図3(c)は成形体の縦 断面図、図4(a)は成形体の正面図、図4(b)は金こての斜視図、図5は成形体に サンディング処理を施す状態を示す斜視図、図6は成形体に塗料を塗布する状態 を示す斜視図である。
【0068】 本考案の第1の実施の形態の擬木1は、例えば、公園の遊具やベンチ、手摺、 柵等に使用することができるものであって、金型2にセルロース系微粉粒と樹脂 とを含む木質様材料を充填して、脱型することによって得られた成形体3からな るものである(図3(a)〜(c)参照)。 前記セルロース系微粉粒は、不純物を含む木質廃材から得られ、前記樹脂は、 不純物を含む樹脂廃材から得られるものである。 前記木質廃材としては、例えば、住宅等の建物を解体した際に排出される木質 廃材や家具を解体した際に排出される木質廃材、建物建築中に排出される木材の 端材、おが屑等が挙げられる。 前記樹脂廃材としては、例えば、飲料物を含む食品の容器や包装、トレイ等が 挙げられ、これらの樹脂廃材からは、ポリプロピレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂 、ポリエチレン樹脂、発泡塩化ビニル樹脂、ポリスチレン樹脂、ABS樹脂等が 得られる。
【0069】 この擬木1は、図1(a)〜(c)に示すように、断面視略円形をなす棒状の擬木本 体4と、この擬木本体4の外周4aの一部に擬木本体4の軸方向に延在するよう にして形成され、かつ、他の擬木本体4の外周4aの一部に係合可能な凹部5と を備えている。 前記擬木本体4の内部には、軸方向に延在する空洞6が形成されており、擬木 本体4の両端は、閉塞端となっている。 また、この擬木本体4の表面および両端面には、複数の凹凸23が形成されて いる。この複数の凹凸23は、後述するが、内周面に凹凸が形成された成形部1 0を備えた金型2から脱型することによって得られた複数の溝部23aと、サン ディング処理を施すことによって得られた複数の溝部23aとが、それぞれ所定 間隔に形成されることによって設けられている。 前記溝部23aは、該溝部23aの深さが異なっている。
【0070】 さらに、前記擬木本体4の表面には、後述するが、金型2に充填部11から前 記木質様材料を充填し、脱型することによって形成された充填痕12が設けられ ている。この充填痕12には、木目模様15として年輪の型15aが形成されて いる。
【0071】 前記擬木1の擬木本体4の肉厚は、特に限定されないが、例えば、20mmく らいが好ましい。この肉厚があまりにも薄いと、擬木1としての質量感がなくな り、強度上も好ましくないからである。
【0072】 次に、前記擬木1を複数使用して、擬木1,1どうしを組み付けてなる擬木1 の組み付け構造について説明する。 すなわち、図2に示すように、一方の擬木1の凹部5が、他方の擬木1の外周 4aの一部に係合するようにして、複数の擬木1,…が並設されている。そして 、複数の擬木1,…が、該擬木1の一方の端部を下面にして地盤9に立設されて いる。 前記擬木1の上端部は、閉塞端となっている。
【0073】 次に、前記擬木1を製造する擬木1の製造方法について説明する。 前記擬木1は、図3(a),(b)に示すような金型2を使用して成形する。すなわ ち、この金型2は、成形すべき擬木1と同形状の成形部10を備えており、左型 2aと右型2bとがそれぞれの成形部10を対向させたうえで、ボルト(図示しな い)によって締め付けて固定されているものである。 成形部10の内周面には、複数の凹凸(図示しない)が形成されており、この 凹凸は、高さの異なる複数の溝部が所定間隔に形成されることによって設けられ ている。 前記金型2の右型2bには、成形部10に通じる充填部11が設けられている 。
【0074】 そして、このような金型2に、充填部11からセルロース系微粉粒と樹脂とを 含む木質様材料を充填する。 前記木質様材料は、前記木質廃材および樹脂廃材を周知の粉砕装置で粉砕する ことによって得られたセルロース系微粉粒と樹脂とを、混練・溶融することによ って得られたものである。 そして、充填した木質様材料が完全に硬化する前に、ボルトを取り外し、脱型 することによって、図3(c)に示すような成形体3を得る。
【0075】 この成形体3の表面には、複数の溝部23aが所定間隔に形成されることによ って凹凸23が設けられている(図4(a)参照)。 また、前記成形体3には、充填部11から材料を充填することによって、形成 された充填痕12が設けられている。この充填痕12は、成形体3の外周面から 突出して設けられており、この充填痕12を約2mmとなるように切断工具を使 用して成形体3から切断する。そして、切断された充填痕12の切断面13に、 図4(b)に示す年輪の模様が形成された金こて14を押圧することによって、図 4(a)に示すように年輪の型15aを付ける。
【0076】 次に、図5に示すように、上記のようにして得られた成形体3の表面に、さら にサンディングペーパー16やサンディング板、あるいは砥石等で研磨すること (サンディング処理)により、成形体3の表面に、深さの異なる溝部23aを多 数形成する。 このようにさらに研磨することによって、成形体3の内部の木粉があらわにな り、さらに、表面が立体的となって、より木質感のある擬木1とすることができ る。また、表面がより凹凸になることにより、滑り止め効果も向上させることが できる。 なお、前記成形体3の表面に形成された溝部23aは、深さの異なる溝部であ ったが、例えば、幅の異なる溝部としても良いし、深さと幅の異なる溝部として も良い。
【0077】 次いで、図6に示すように、研磨した成形体3の表面に、塗料を塗布する。す なわち、塗料が染みこんだ凹凸のあるシート材、例えば、スポンジ17を用意し 、このスポンジ17上に成形体3を回転させることによって、成形体3の表面に 塗料を塗布する。 このように成形体3を回転させることによって塗料を塗布すると、塗布作業が 容易となり、また、成形体3の表面に不均一に塗料を塗布することができ、より 木質感のある擬木1とすることができる。
【0078】 この塗布作業は、1回でも良いし、例えば、複数回でも良い。この場合、異な る色の塗料を染みこませたスポンジ17を複数種類用意して、数回に分けて成形 体3を回転させて成形体3の表面に塗料を塗布する。すると、複数種類の色を有 した擬木1とすることができ、より立体感のある外観意匠となる。
【0079】 本考案の第1の実施の形態の擬木によれば、擬木本体4と、この擬木本体4の 外周4aの一部に擬木本体4の軸方向に延在するようにして形成され、かつ、他 の擬木本体4の外周4aの一部に係合可能な凹部5とを備えているので、従来と 異なり、連結金具を用いずに、凹部5を擬木本体4の外周4aの一部に係合させ ることによって、容易にかつ安定して複数立てて並べたり、積み重ねて使用する ことができる。 また、従来と異なり、溝をそれぞれ形成したり、連結金具を形成する必要もな いので、施工が容易であるとともに、コストの削減を図ることができる。
【0080】 前記材料は、木質廃材から得られたセルロース系微粉粒と、樹脂廃材から得ら れた樹脂とを含む木質様材料であるので、外観および触感を天然の木に極めて近 づけることができるとともに、資源の有効利用を図れる。 また、前記擬木本体4の内部に軸方向に延在する空洞6が形成されているので 、軽量であり、運搬しやすく、また、コストの削減を図ることができる。
【0081】 前記充填痕12は、切断工具によって短く切断されており、この切断面13に は金こて14で年輪の型15aが形成されているので、充填痕12が目立つこと なく、節のある擬木1とされ、外観を向上させることができる。 また、擬木本体4の表面には、深さの異なる複数の溝部23aが形成され、さ らに、複数種類の色を有しているので、より一層天然の木に近い擬木1とするこ とができる。
【0082】 本考案の第1の実施の形態の擬木の組み付け構造によれば、一方の擬木1の凹 部5が、他方の擬木1の外周4aの一部に係合するようにして、複数の擬木1, …が並設されているので、前記凹部5を係合させることによって、容易に、かつ 安定して複数の擬木1,…を組み付けることができる。 また、擬木1の両端部のうち、上端部は閉塞端とされているので、擬木本体4 の内部が外側から見えることがなく、見栄えが良い。
【0083】 なお、本考案の第1の実施の形態の擬木の組み付け構造は、複数の擬木1,… が、該擬木1の一方の端部を下面にして地盤9に立設されていたが、例えば、図 7に示すように、複数の擬木1,…が、該擬木1の凹部5を下面にして地盤9に 積み重ねるようにしても良い。この場合、擬木1の両端部は、擬木本体4の内部 が外側から見えないように閉塞端となっている。
【0084】 また、本考案の第1の実施の形態では、前記金型2から脱型することによって 得られた成形体3に形成される充填痕12を短く形成する方法として、切断工具 によって切断する方法を挙げたが、例えば以下のようにして形成しても良い。 つまり、例えば、金槌等によって、充填痕12を叩くことで折って切断しても 良い。このように折って切断すると、図8に示すように、充填痕12の端面が枝 を折ったあとのような形状となり、より天然の木に近い擬木1とすることができ る。また、切断工具で切って切断した場合に比して、切断面13に木目模様15 を施す必要がなく、手間が省ける。
【0085】 また、図9(a)に示すように、前記金型2(図3(a),(b)参照)と異なる金型1 8を使用しても良い。つまり、この金型18は、成形すべき擬木1と同形状の成 形部22を備えており、この成形部22の内周面には複数の凹凸が形成されてい る。また、金型18は、図3(a),(b)に示す金型2の厚さよりも薄く形成されて おり、木質様材料を充填する充填部19は、図3(a),(b)に示す金型2の充填部 11よりもその長さが短くなっている。 このように、充填部19の長さを短くすると、得られる成形体20に形成され る充填痕21も短くなる(図9(b)参照)。このようにして得られた短い充填痕 21には、前記金こて14(図4(b)参照)を使用して年輪の型を付けると良い 。 したがって、上述したようにして充填痕21を短く形成すれば、充填痕21を 切断する必要がないので、さらに手間が省ける。
【0086】 また、図3(a),(b)に示すような前記金型2を使用して、充填痕12を短く形 成する方法として、例えば、次のような方法が挙げられる。つまり、充填部11 から材料を充填した後に、充填部11に栓を挿入して充填部11に充填された材 料を押圧しておく。そして、材料が硬化したら、この栓を充填部11から取り外 し、脱型することによって、充填痕12を短く形成する。 このようにして充填痕12を短く形成すれば、充填痕12を切断する必要がな いので、その手間が省ける。
【0087】 さらに、本考案の第1の実施の形態において、充填痕12,21に木目模様を 施す方法として、金こて14を使用して年輪の型15aを付けるとしたが、例え ば、充填痕12,21にサンディングペーパー等を使用して引っかき傷を形成す る等、サンディング処理を施すことによって形成するようにしても良い。 このようにサンディング処理によって形成すれば、金こてで形成する場合に比 して、より複雑な木目模様を形成することができるので、外観品質を向上できる 。
【0088】 また、前記擬木1は、擬木本体4の両端が閉塞端であるとしたが、例えば、一 端が閉塞端である擬木としても良い。このような擬木は、図2に示すように、一 方の端部を下面にして地盤9に立設する場合に、閉塞端である端部を上面に向け て使用するようにする。
【0089】 次に、本考案の第2の実施の形態の擬木の組み付け構造について説明する。 図10(a)は、本考案の第2の実施の形態の擬木の組み付け構造を示す斜視図 、図10(b)は、図10(a)の縦断面図である。 なお、本考案の第2の実施の形態の擬木の組み付け構造において使用する擬木 は、第1の実施の形態の擬木1と異なり、図10(a),(b)に示すように、穴7a, 7bが形成されており、その他の点は、第1の実施の形態の擬木1と同様である ので、同様の構成部分については同様の符号を付して説明する。 つまり、第2の実施の形態の擬木は、図10(a),(b)に示すように、擬木本体 4に、該擬木本体4の軸方向と直交する方向に貫通し、複数の擬木1,…どうし を前記直交する方向において連結する連結部材8が挿通される穴7aが形成され た擬木1aや、擬木本体4に、該擬木本体4の軸方向と直交する方向に延在し、 貫通しない穴7bが形成された擬木1bである。
【0090】 そして、上述した図7に示すように、前記複数の擬木1a,…、1bが、凹部5 を下面にして地盤9に積み重ねられている。すなわち、断面視略円形状をなす連 結部材8の下端部が地盤9に埋設されており、擬木1aの凹部5を下面にして、 穴7aに連結部材8が貫通されており、さらに、この擬木1aの外周4aの一部に 、他方の擬木1aの凹部5が係合するようにして、前記一方の擬木1aに積み重ね られるとともに、他方の擬木1aの穴7aに連結部材8が貫通されている。このよ うにして、順次、擬木1aが該擬木1aの凹部5を下面にして積み重ねられるとと もに、連結部材8に貫通されており、最後に前記擬木1bが積み重ねられている 。 前記擬木1a,1bの両端部は、閉塞端となっており、連結部材8の上端部は、 擬木1bの穴7bを貫通していない。
【0091】 本考案の第2の実施の形態の擬木の組み付け構造によれば、一方の擬木1aの 凹部5が、他方の擬木1aの外周4aの一部に係合するようにして、複数の擬木1 a,…、1bが積み重ねられるとともに、穴7a,7b内に連結部材8を挿通させる ことによって、複数の擬木1a,…、1bが連結されているので、これら複数の擬 木1a,…、1bを容易に、かつ強固に連結することができる。
【0092】 また、前記擬木1a,…、1bの両端部は、閉塞端とされているので、擬木本体 4の内部が外側から見えることがなく、見栄えが良い。さらに、連結部材8の上 端部は、最上段に積まれる擬木1bに形成された穴7bから突出していないので、 連結部材8の上端部が外側から見えることもなく外観上優れる。 また、連結部材8の下端部は、地盤9に埋設されているので、擬木1a,…、 1bおよび連結部材8を地盤9に確実に立設することができる。
【0093】
【考案の効果】
請求項1の考案によれば、容易にかつ安定して複数組み付けることができる。 また、施工が容易であるとともに、コストの削減を図ることができる。
【0094】 請求項2の考案によれば、外観および触感を天然の木に極めて近づけることが できる。
【0095】 請求項3の考案によれば、資源の有効利用や環境保護の観点からも優れる。
【0096】 請求項4の考案によれば、軽量で運搬しやすく、コストの削減を図れる。
【0097】 請求項5の考案によれば、節のある擬木とすることができ、外観上優れる。
【0098】 請求項6の考案によれば、外観上優れ、また、容易に充填痕を切断できる。
【0099】 請求項7,10の考案によれば、木質感のある擬木とすることができる。
【0100】 請求項8の考案によれば、簡単に木目模様を形成できる。
【0101】 請求項9の考案によれば、より複雑な木目模様とすることができる。
【0102】 請求項11および12の考案によれば、容易に充填痕を短く形成することがで き、作業の簡略化を図れる。
【0103】 請求項13の考案によれば、擬木本体の内部が外側から見えず、見栄えが良い 。
【0104】 請求項14の考案によれば、複数の擬木を容易かつ強固に連結することができ る。
【0105】 請求項15の考案によれば、木質感のある擬木とすることができる。また、塗 布作業も容易である。
【0106】 請求項16,17,19〜22の考案によれば、より一層天然の木に近い擬木 とすることができる。
【0107】 請求項18の考案によれば、同時に、複数の凹凸が形成されるので、施工作業 の簡略化を図れる。
【0108】 請求項23,24,26の考案によれば、容易に、かつ安定して複数の擬木を 組み付けることができる。
【0109】 請求項25,29の考案によれば、擬木本体の内部が外側から見えず見栄えが 良い。
【0110】 請求項27の考案によれば、複数の擬木を強固に連結することができる。
【0111】 請求項28の考案によれば、前記連結部材の上端部が外側から見えず、外観上 優れる。
【0112】 請求項30の考案によれば、擬木および連結部材を地盤に確実に立設すること ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施の形態を示すためのもの
で、(a)は擬木の斜視図、(b)は擬木の横断面図、(c)は
擬木の縦断面図である。
【図2】同、擬木の組み付け構造を示す斜視図である。
【図3】同、(a)は金型の横断面図、(b)は金型の縦断面
図、(c)は成形体の縦断面図である。
【図4】同、(a)は成形体の正面図、(b)は金こての斜視
図である。
【図5】同、成形体にサンディング処理を施す状態を示
す斜視図である。
【図6】同、成形体に塗料を塗布する状態を示す斜視図
である。
【図7】同、擬木の組み付け構造を示す斜視図である。
【図8】同、充填痕が切断された成形体の縦断面図であ
る。
【図9】同、(a)は金型の縦断面図、(b)は成形体の縦断
面図である。
【図10】本考案の第2の実施の形態を示すためのもの
で、(a)は、擬木の組み付け構造を示す斜視図、(b)は、
(a)の縦断面図である。
【符号の説明】
1,1a,1b 擬木 2,18 金型 3 成形体 4 擬木本体 4a 外周 5 凹部 6 空洞 7a,7b 穴 8 連結部材 9 地盤 10 成形部 11 充填部 12,21 充填痕 13 切断面 14 金こて 15,15a 木目模様 17 シート材 23 凹凸 23a 溝部

Claims (30)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型に材料を充填して、脱型することに
    よって得られた成形体からなる擬木であって、 棒状の擬木本体と、この擬木本体の外周の一部に擬木本
    体の軸方向に延在するようにして形成され、かつ、他の
    擬木本体の外周の一部に係合可能な凹部とを備えている
    ことを特徴とする擬木。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の擬木において、 前記材料は、セルロース系微粉粒と樹脂とを含む木質様
    材料であることを特徴とする擬木。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の擬木において、 前記セルロース系微粉粒は、不純物を含む木質廃材から
    得られ、 前記樹脂は、不純物を含む樹脂廃材から得られることを
    特徴とする擬木。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の擬木に
    おいて、 前記擬木本体の内部に、軸方向に延在する空洞が形成さ
    れていることを特徴とする擬木。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の擬木に
    おいて、 前記擬木本体の表面には、前記金型に、充填部から前記
    材料を充填し、脱型することによって形成された充填痕
    が設けられていることを特徴とする擬木。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の擬木において、 前記充填痕は、切断工具によって短く切断されているこ
    とを特徴とする擬木。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の擬木において、 前記充填痕の切断面には、木目模様が設けられているこ
    とを特徴とする擬木。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の擬木において、 前記充填痕の切断面に設けられた木目模様は、前記切断
    面を金こてで押圧することによって形成されていること
    を特徴とする擬木。
  9. 【請求項9】 請求項7記載の擬木において、 前記充填痕の切断面に設けられた木目模様は、前記切断
    面にサンディング処理を施すことによって形成されてい
    ることを特徴とする擬木。
  10. 【請求項10】 請求項5記載の擬木において、 前記充填痕は、折ることによって短く切断されているこ
    とを特徴とする擬木。
  11. 【請求項11】 請求項5記載の擬木において、 前記充填痕は、前記金型の厚さを薄く形成することによ
    って、短く形成されていることを特徴とする擬木。
  12. 【請求項12】 請求項5記載の擬木において、 前記充填痕は、前記金型に設けられた充填部から金型内
    に前記材料を充填した後に、前記充填部に栓を挿入して
    充填部に充填された材料を金型内に押圧し、脱型するこ
    とによって短く形成されていることを特徴とする擬木。
  13. 【請求項13】 請求項1〜12のいずれかに記載の擬
    木において、 前記擬木本体の少なくとも一方の端部が、閉塞端である
    ことを特徴とする擬木。
  14. 【請求項14】 請求項1〜13のいずれかに記載の擬
    木において、 前記擬木本体には、該擬木本体の軸方向と交差する方向
    に貫通し、複数の擬木どうしを前記交差する方向におい
    て連結する連結部材が挿通される穴が形成されているこ
    とを特徴とする擬木。
  15. 【請求項15】 請求項1〜14のいずれかに記載の擬
    木において、 前記擬木本体の表面には、塗料を染みこませた凹凸のあ
    るシート材上に、前記成形体を回転させることによっ
    て、塗料が塗布されていることを特徴とする擬木。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の擬木において、 前記シート材は、塗料の色に応じて複数種類設けられて
    おり、 前記擬木本体の表面は、複数種類の色を有していること
    を特徴とする擬木。
  17. 【請求項17】 請求項1〜16のいずれかに記載の擬
    木において、 前記擬木本体の表面には、複数の凹凸が形成されている
    ことを特徴とする擬木。
  18. 【請求項18】 請求項17記載の擬木において、 前記複数の凹凸は、内周面に凹凸が形成された成形部を
    備えた金型内に、前記材料を充填し脱型することにより
    得られた複数の溝部が、所定間隔に形成されることによ
    って設けられることを特徴とする擬木。
  19. 【請求項19】 請求項17記載の擬木において、 前記複数の凹凸は、サンディング処理を施すことによっ
    て得られた複数の溝部が、所定間隔に形成されることに
    よって設けられることを特徴とする擬木。
  20. 【請求項20】 請求項18または19記載の擬木にお
    いて、 前記複数の溝部は、該溝部の深さが異なるようにして形
    成されていることを特徴とする擬木。
  21. 【請求項21】 請求項18または19記載の擬木にお
    いて、 前記複数の溝部は、該溝部の幅が異なるようにして形成
    されていることを特徴とする擬木。
  22. 【請求項22】 請求項18または19記載の擬木にお
    いて、 前記複数の溝部は、該溝部の深さと幅の双方が異なるよ
    うにして形成されていることを特徴とする擬木。
  23. 【請求項23】 請求項1〜22のいずれかに記載の擬
    木を複数使用して、該擬木どうしを組み付けてなる擬木
    の組み付け構造であって、 一方の擬木の凹部が、他方の擬木の外周の一部に係合す
    るようにして、複数の擬木が並設されていることを特徴
    とする擬木の組み付け構造。
  24. 【請求項24】 請求項23記載の擬木の組み付け構造
    において、 前記複数の擬木が、該擬木の一方の端部を下面にして地
    盤に立設されていることを特徴とする擬木の組み付け構
    造。
  25. 【請求項25】 請求項24記載の擬木の組み付け構造
    において、 前記擬木の両端部のうち、少なくとも上端部は閉塞端と
    されていることを特徴とする擬木の組み付け構造。
  26. 【請求項26】 請求項23記載の擬木の組み付け構造
    において、 前記複数の擬木が、該擬木の凹部を下面にして地盤に積
    み重ねられていることを特徴とする擬木の組み付け構
    造。
  27. 【請求項27】 請求項26記載の擬木の組み付け構造
    において、 前記擬木本体の表面に、該擬木本体の軸方向と交差する
    方向に貫通する穴が形成されており、 前記複数の擬木が積み重ねられるとともに、前記穴内
    に、連結部材を挿通させることによって前記複数の擬木
    が連結されていることを特徴とする擬木の組み付け構
    造。
  28. 【請求項28】 請求項27記載の擬木の組み付け構造
    において、 前記連結部材の上端部は、前記複数の擬木のうちの、最
    上段に積まれる擬木に形成された穴から突出していない
    ことを特徴とする擬木の組み付け構造。
  29. 【請求項29】 請求項26〜28のいずれかに記載の
    擬木の組み付け構造において、 前記擬木の両端部は、閉塞端とされていることを特徴と
    する擬木の組み付け構造。
  30. 【請求項30】 請求項27〜29のいずれかに記載の
    擬木の組み付け構造において、 前記連結部材の下端部は、地盤に埋設されていることを
    特徴とする擬木の組み付け構造。
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