JP3085495B2 - 竪型粉砕機 - Google Patents
竪型粉砕機Info
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- Crushing And Grinding (AREA)
Description
ーラとの協働により,セメント原料,スラグ,クランカ
やセラミック,化粧品等の原料を粉砕する竪型粉砕機に
係り,特に原料投入シュート内面に生じる原料粉末の付
着堆積を防止する竪型粉砕機に関する。
料を細かく粉砕し粉体とする粉砕機の一種として,図3
に示すように,回転テーブルと粉砕ローラとを備えた竪
型粉砕機1が広く用いられている。この種の粉砕機は,
円筒状ケーシング15の下部においてモータ2Aにより
減速機2で駆動されて低速回転する円盤状の回転テーブ
ル3Aと,その上面外周部を円周方向へ等分する箇所に
油圧などで圧接されて従動回転する複数個の粉砕ローラ
4とを備えている。
って揺動自在に軸支されたアーム5とアーム7を介して
油圧シリンダ9のピストンロッド10に連結されてお
り,油圧シリンダ9を作動させることにより,粉砕ロー
ラ4を回転テーブル3A上に押圧して原料への粉砕圧力
を与えている。3Bは回転テーブル3Aの外周縁に設け
られ原料層厚を調整するダムリング,14は回転テーブ
ル3A周囲のガス吹上用環状空間通路,14Aはガス供
給路,13は羽根13Aにより粉砕された原料を分級す
る回転セパレータ,16はガスと共に製品を取出す排出
口,17は原料投入シュートである。
ブルの中央部へ原料投入シュート17で供給された原料
は,回転テーブル3Aの回転によりテーブル半径方向の
遠心力を受けて回転テーブル3A上を滑るときに回転テ
ーブル3Aにより回転方向の力を受け,回転テーブル3
Aとの間で滑って回転テーブル3Aの回転数よりいくら
か遅い回転を行なう。以上2つの力,すなわち,半径方
向と回転方向の力とが合成され,原料は回転テーブル3
A上を渦巻状の軌跡を描いて回転テーブル3Aの外周部
へ移動する。この外周部には,ローラが圧接されて回転
しているので,渦巻線を描いた原料は粉砕ローラ4と回
転テーブル3Aとの間へローラ軸方向とある角度をなす
方向から進入して噛込まれて粉砕される。
ト20によって空気,あるいは熱風などのガスが導かれ
ており,このガスが回転テーブル3Aの外周面とケーシ
ングの内周面との間の環状空間部14から吹き上がるこ
とにより,粉砕された微粉体はガスに同伴されてケーシ
ング15内を上昇し,上部に位置するセパレータ13の
羽根13Aにより分級作用を受け,所定粒度の製品はガ
スと共に排出口16から排出され次の工程へ送られる。
粉砕機において粉砕される原料は大なり小なり水分を含
んでおり,かつ,塊状のもののほかに粉状のものが混在
しているため,原料投入の際に,常時これらの原料と接
触している原料投入シュートの内面に原料粉末が付着し
発達肥厚する。特に付着性の著しい原料においてはこの
付着程度が大きく,回転テーブル上への原料の均一な分
散を阻害して粉砕効率を低下させるばかりでなく,原料
投入シュートを閉塞して運転不能に陥る惧れもあった。
て、正常な原料投入状態を維持するために、本発明にお
いては、回転テーブルの外周部上面に複数個の回転自在
な粉砕ローラを配置し、回転テーブル中央部に垂下する
原料投入シュートより供給した原料を粉砕ローラに所定
の粉砕圧力を与えて回転テーブル上面と粉砕ローラ周面
との間で粉砕する竪型粉砕機において、前記原料投入シ
ュートの外周に上部に取入管を有する熱風供給管を同心
円状に配設し、さらに該熱風供給管の外側に同心円状の
戻り管を配設し、該熱風供給管と該戻り管との間の下端
を底板で閉塞し、該熱風供給管に熱風を供給する熱風源
と該熱風供給管の取入口とを接続するとともに、該戻り
管の上部に熱風の排出口を設けた構成とした。
原料投入シュートと同心円状に熱風供給管を配設し、該
熱風供給管にその上部の取入管を通して外部から熱風を
供給することによって原料投入シュートを高温保持す
る。この結果、原料が随伴する水分が原料投入シュート
に付着しても乾燥蒸発されるから原料粉末の内壁面への
付着が防止される。さらに、該熱風供給管の外側に同心
円状の熱風の戻り管が配設され、該熱風供給管と該戻り
管との間の下端が底板で閉塞され、該戻り管の上部に熱
風の排出口が設けられているため、該熱風供給管内に導
入され原料シュートの高温保持に供された熱風は流下
し、下端の底板に当たって反転し、戻り管を上昇し、戻
り管の上部の排出口から戻り管の外部へ排出される。こ
の戻り管の外部へ排出される熱風をミル外部へ排出する
ようにすることにより、ミル内のガス流れが乱されるこ
とが回避される。
明する。図1は本発明に至る過程でなされた本発明に類
似する竪型粉砕機を示す全体縦断面図、図2は本発明の
実施例を示す投入シュートの縦断面図である。まず、図
1に基づいて本発明に至る過程でなされた竪型粉砕機に
ついて説明する。図1に示すように,竪型粉砕機1の頂
部には竪型粉砕機1の回転テーブル3Aの中心に向けて
垂下する原料投入シュート17が設けられ、その外周に
は上部に取入口18aを有する熱風供給管18が同心円
状に配設される。取入口18aと熱風ダクト20の分岐
管22とは、ファン24および電磁開閉弁26を経由し
て配管28で接続され、熱風を熱風供給管18内へ導入
し原料投入シュート17の外周壁に沿って下方へ流下
し、竪型粉砕機1内へ放出される。原料投入シュート1
7の加熱・乾燥に寄与した熱風は、熱ガスダクト20を
経由して環状空間通路14を通過した熱風と合流し排出
口16より外部へ排出される。熱風供給管18への熱風
供給量は電磁開閉弁26で制御調整する。
ート17を示す。図2は原料投入シュート部分のみを示
す図であるが、本実施例においては、原料投入シュート
を除いた部分の竪型粉砕機の構成は、図1と同一であ
る。図2に示すように、熱風供給管18のさらに外側に
同心円状の戻り管19を配設するとともに、熱風供給管
18と戻り管19との間の最下端をドーナツ形状の底板
19bで閉塞したもので、戻り管19の上部に熱風の排
出口19aが設けられる。図2の場合の原料投入シュー
ト17は、乾燥後の熱風を竪型粉砕機1内へ流入させて
ミル内のガス流れを乱すことを回避したいときに使用
し、取入口18aより熱風供給管18内に導入された熱
風は流下したあと最下端で反転し、戻り管19を通って
外部へ排出するよう構成される。
18に導入された熱風によって原料投入シュート17を
外側より加熱・乾燥し,原料が含有する水分によって原
料投入シュート内面が濡れ,原料粉末が付着するのを防
止する。竪型粉砕機1において粉砕された微粉末は,排
出口16の下流に設置される吸引ファンの吸引力により
空気搬送されるが,その搬送用空気は熱ガスダクト20
より供給される熱風であり,ミル内は常時負圧となって
いるので,熱ガスダクト20より分岐した配管28への
自然通風が期待できる場合には,ファン24を省略しう
得る。
原料投入シュートの外側に熱風供給管を設けて、運転中
常時熱風により原料投入シュートを加熱・乾燥するの
で、原料の付着が防止され、安定連続運転が達成され、
メインテナンス性が向上する。そして、加熱・乾燥に供
した熱風を戻り管を通してその上部の排出口からミル外
部へ排出するようにすることにより、ミル内のガス流れ
の乱れを回避することができる。
竪型粉砕機を示す全体縦断面図である。
ュートの縦断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】回転テーブルの外周部上面に複数個の回転
自在な粉砕ローラを配置し,回転テーブル中央部に垂下
する原料投入シュートより供給した原料を粉砕ローラに
所定の粉砕圧力を与えて回転テーブル上面と粉砕ローラ
周面との間で粉砕する竪型粉砕機において、前記原料投
入シュートの外周に上部に取入管を有する熱風供給管を
同心円状に配設し、さらに該熱風供給管の外側に同心円
状の戻り管を配設し、該熱風供給管と該戻り管との間の
下端を底板で閉塞し、該熱風供給管に熱風を供給する熱
風源と該熱風供給管の取入口とを接続するとともに、該
戻り管の上部に熱風の排出口を設けたことを特徴とする
竪型粉砕機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05071976A JP3085495B2 (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | 竪型粉砕機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05071976A JP3085495B2 (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | 竪型粉砕機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06277543A JPH06277543A (ja) | 1994-10-04 |
JP3085495B2 true JP3085495B2 (ja) | 2000-09-11 |
Family
ID=13476008
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05071976A Expired - Lifetime JP3085495B2 (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | 竪型粉砕機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3085495B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4716217B2 (ja) * | 2005-10-28 | 2011-07-06 | 宇部テクノエンジ株式会社 | 竪型粉砕機およびその粉砕方法 |
-
1993
- 1993-03-30 JP JP05071976A patent/JP3085495B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06277543A (ja) | 1994-10-04 |
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