JP3085351U - セラミック調理具 - Google Patents

セラミック調理具

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弘治 川▲さき▼
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川▲さき▼ 信張
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本考案は、煮物および揚げ物調理において、調
理効率および出来上がりを容易に向上することが出来、
しかも繰り返しての長期間の使用においてその効果を維
持することができるセラミック調理具を提供する。 【解決手段】 セラミック調理具を、ステンレス製直方
体のケース2と、これに封入されたセラミックボール1
とから構成する。ケース2の前後面は多孔面21となっ
ており、セラミックボール1の直径より小さな孔が複数
穿設されている。セラミックボール1の直径は約15m
mであり、材料を1,000〜1,800℃で焼成した
ものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、炊飯、揚げ物、煮物といった水や油を使用した調理において、補助 的に使用することにより、出来上がりと調理効率とを向上させるセラミック調理 具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
食文化と流通の発展により、より良い食材が、手軽に供給されるようになって きた昨今ではあるが、良い食材も調理方法が適切でないと、折角の食材の良さが 失われてしまう。食材の特徴を見極めて、質に応じて最も適切な方法を選択して 調理するためには、熟練された技と感が必要とされている。
【0003】 例えば、日本の代表的料理である天ぷらにおいては、衣の加減や油の温度など が、使用する食材本来の質を生かしもするし、殺しもす。特に油の温度や質は、 基本的な要素であるが、適切に使えるようになるためには熟練を要する。適切に 調理されたものにあっては、食材が十分に加熱されて望ましい味が引き出され、 且つ食材の栄養素などが損なわれていない状態となる。
【0004】 煮物にあっては、味をしみ込ませるために長時間煮すぎると、型崩れしたり、 食材そのものの味が煮汁に溶け出してしまったりする。これらも、食材の質に応 じた調理加減が重要であり、食材を見極める熟練技と感が非常に重要である。
【0005】 日本人の食の基本である米に至っては、単純そうに見えて、寿司職人が「飯炊 き5年」と言われるほど、奥が深い。米や水の質や火加減によって、炊き上がり が大きく異なるためである。米と水と火加減とを三位一体となるように調整しな くてはならない。単純が故に炊飯を極めることは難しく、何かが欠けるとそのま ま結果に出てしまうことになる。
【0006】 このような水や油を使用した調理において、熟練を要さなくても、適切な調理 が行われるようにする工夫がなされている。例えば、木炭を使用する方法である 。これは清浄処理を行った炭を煮物や炊飯に使用するものであって、炭の多孔質 を利用して調理中の不要なものを取り除くのが主な役目である。煮物にあっては 灰汁取り効果が高く、炊飯にあっては余分な澱粉や糠などの吸着のためにふっく ら炊き上がるといった効果が得られる。 しかしながら、炭は使用前に洗浄するものの、使用限界があり短期間で交換の 必要が生じて経済的とは言えない。また、炭は、天ぷらなどの揚げ物の油調理に は使用できるものではなく、万能な調理具とは言い難い。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
このようなことから、本考案者は、多くの調理に使用することにより、調理効 率および出来上がりを簡単に向上させることができる調理具の必要性を鑑み、本 考案をするに至った。すなわち、本考案においては煮物および揚げ物調理におい て、調理効率および出来上がりを容易に向上することが出来、しかも繰り返して の長期間の使用においてその効果を維持することができるセラミック調理具を提 供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、セラミック調理具であって、希土類含有鉱石を含有する原材料を焼 成して製造されるセラミックから構成され、該セラミックに少なくともアルミニ ウム(Al)と、珪素(Si)と、ジルコニウム(Zr)とを含有するするよう にしたものである。
【0009】
【考案の実施の形態】
本考案のセラミック調理具は、表1に示すような希土類金属を多量に含有する 鉱石を原料として、これを粉砕したものを粘土と混合して、直径5mm〜20m m程度としたものを1,000〜1,800℃という高温で焼成し、調理容器お よび調理方法に応じた多孔面付きのステンレス製容器に封入し、これを水または 油の中に直接浸漬して、食材を加熱するものである。
【0010】
【表1】
【0011】 この調理具に使用された鉱石は、特にアルミニウム、珪素、ジリコニウムを多 量に含有しており、これらを焼成することにより、遠赤外線を多量に放射するた め、調理の効率と出来上がりを向上させる。詳細な各効果は下記実施例で説明す るが、本調理具を使用しない調理との相違点は、本調理具から放射される遠赤外 線によって、加熱効果を増長されるとともに、熱および遠赤外線が食材の内部ま で短時間で伝わるため、内部の調理が短時間でなされることから、食材全体に斑 の無い均一な仕上がりとなる点にある。
【0012】
【実施例】
実施例1 図1は実施例1で使用されたセラミック調理具の一部切り欠き斜視図である。 図1に示すように、本実施例のセラミック調理具は、ステンレス製直方体のケ ース2と、これに封入されたセラミックボール1とから構成されている。ケース 2の前後面は多孔面21となっており、セラミックボール1の直径より小さな孔 が複数穿設されている。セラミックボール1の直径は約15mmであり、上記し た材料を1,000〜1,800℃で焼成したものである。
【0013】 このセラミック調理具を、食用油に浸漬して鶏のから揚げを調理した。鶏肉は 火の通りにくい食材の一つであるため、通常は約180℃の温度で比較的長時間 揚げなくてはならない。これに対して、本セラミック調理具を使用した場合にお いては、比較的低温の165℃で調理したが、使用しない場合の調理時間の6〜 7割程度の時間で、中まで火がとおった状態になり、しかも表面がカラッと仕上 がった上に、肉汁の流れ出しがほとんど無く、非常に濃厚な味わいの出来上がり となった。
【0014】 実施例2 図2は実施例2で使用されたセラミック調理具の一部切り欠き斜視図である。 図2に示すように、本実施例のセラミック調理具は、円柱状をしたステンレス ケース3と、これに封入されたセラミックボール1aとから構成されている。ケ ース3の上下面は多孔面31となっており、セラミックボール1aの直径より小 さな孔が複数穿設されている。セラミックボール1aの直径は約5mmであり、 上記材料を1,000〜1,800℃で焼成したものである。
【0015】 このセラミック調理具をスープの出汁取りに使用した。ずん胴鍋の底に本セラ ミック調理具を入れ、出汁材料としての豚の骨や鶏がらと水を入れて加熱を開始 した。骨からの出汁取りは通常10時間以上を要し、加熱している間は灰汁が出 るため、頻繁に灰汁を掬う作業が不可欠であり、非常に手間と時間を必要とする 作業である。ところが、本セラミック調理具を使用した場合にあっては、沸騰当 初から灰汁が短時間で出きってしまい、その灰汁を掬った後は新たな灰汁がほと んど出てこないため、その間他の作業に従事できた。出汁を得るまでの時間につ いても、使用しない場合の出汁以上に濃厚な出汁を得るまでに6時間程度の加熱 で十分であった。
【0016】 その他の使用例 上記した各実施例では、揚げ物と出汁取りに本考案のセラミック調理具を使用 したが、これ以外にも下記の用途を含め使用用途は数限りなく考えられる。 (1)炊飯 炊飯に使用することにより、炊き上がったご飯は艶と張りがあって美味しいだ けでなく、保存においては色の変化や臭いの発生といった変質が非常に少ない。 (2)オーブン料理 パンなどをオーブンで焼く際に使用すると、内部の加熱が早いため、膨らみが 大きく且つ外側を過度に焦がすことなく、ふっくらと仕上ることができる。ビー フやチキンのロースとも同様で、特に加熱後の余熱調理の失敗が無い。 (3)熟成 漬物や発酵食品の熟成にも有効である。熟成が短期間でなされるため、効率的 である。また、酒類の熟成にも有効で、焼酎やウイスキーなどに浸漬すると、短 期間で深みとコクが増す。 (5)煮物 野菜や麺類を茹でたりする際に使用すると素材の変色が無い。また、おでんや 煮しめなどにおいては、素材に火が通りやすいだけではなく、味のしみ込みが十 分になされる。
【0017】
【本考案の効果】
本考案は上記のように構成したので次に示す効果を得られる。 (1)調理全般に適用することが出来、食材への火のとおりが飛躍的に早くなる 。 (2)食材本来の味を引き出すため、美味しく仕上ることが出来る。 (3)調理後の変質が少ないため、長い時間美味しく食べることが出来る。 (4)セラミック調理具の効果は衰えることが無いため、繰り返して長期間使用 することができる。 (5)食材が早く仕上がるため、時間及び燃料の節約になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で使用されたセラミック調理具の一部
切り欠き斜視図である。
【図2】実施例2で使用されたセラミック調理具の一部
切り欠き斜視図である。
【符号の説明】
1・・・・・・・・・セラミックボール 1a・・・・・・・セラミックボール 2・・・・・・・・・ケース 21・・・・・・・多孔面 3・・・・・・・・・ケース 31・・・・・・・多孔面

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 希土類含有鉱石を含有する原材料を焼成
    して製造されるセラミックから構成され、該セラミック
    に少なくともアルミニウム(Al)と、珪素(Si)
    と、ジルコニウム(Zr)とを含有することを特徴とす
    るセラミック調理具。
  2. 【請求項2】 ビーズ状に形成した原材料を焼成して得
    られた請求項1記載のセラミックを、多孔面を有するス
    テンレス製容器に封入したことを特徴とするセラミック
    調理具。
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