JP3085215U - 開蓋式携帯物構造 - Google Patents

開蓋式携帯物構造

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JP3085215U JP2001006552U JP2001006552U JP3085215U JP 3085215 U JP3085215 U JP 3085215U JP 2001006552 U JP2001006552 U JP 2001006552U JP 2001006552 U JP2001006552 U JP 2001006552U JP 3085215 U JP3085215 U JP 3085215U
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悟 田畑
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イーテック株式会社
岡谷鋼機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 必要な際にはワンタッチで迅速に開くことが
できると共に、携帯性を損なうことない折り畳み式の携
帯電話構造を提供する。 【解決手段】 本体部11と、不使用時にはこの本体部
11を覆うと共に使用時には開く蓋部12と、本体部1
1の端部15と蓋部12の端部16とを開閉可能に接合
するヒンジ部13を有する携帯電話構造であって、本体
部11に設けられた押圧部14を操作することにより蓋
部12を自動的に開くことができるように構成されてい
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、開蓋式携帯物構造に係り、特に、折り畳み式の携帯電話に使用され るワンタッチで開くことができる開蓋式携帯物構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、広く携帯電話が普及している。この種の携帯電話にあっては、受話部と 送話部とが一体の折り畳めないタイプのものもあれば、受話部及び各種通信機器 が内蔵された本体部と、不使用時にはこの本体部を覆うと共に使用時には開く、 送話部及びディスプレイ部が設けられた蓋部とを有し、本体部の端部に上記蓋部 の端部がヒンジを介して開閉可能に接合された、いわゆる折り畳み式のタイプの ものもある。
【0003】 このような折り畳み式の携帯電話にあっては、折り畳めないタイプのものに比 してより携帯性に優れると共に、使用時に蓋部を開いた場合には、電話としての 一定の大きさを確保することができることから使用時には手で把持しやすく、受 話部及び送話部を有する電話として使用しやすいことから、折り畳み式の携帯電 話がユーザーに広く使用されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、このような折り畳み式のタイプの携帯電話にあっては、使用時には 、その都度、手で、蓋部を、電話として使用可能な状態に至るまで、上記ヒンジ 部を中心に例えば、略180度、大きく回動させて開く必要があり、この使用の 際の回動動作が非常に煩雑であった。
【0005】 特に、電話を受けた場合には、急ぎ蓋部を開き送話可能な状態にする必要があ るにもかかわらず、例えば、歩行中、手に荷物を持っているような場合には、片 方の手のみでは当該蓋部を開きにくく、かかってきた電話に迅速に応答できない 場合もあった。
【0006】 また、従来、上記ヒンジ部の側方端部、即ち、本体部側に蓋部の開放ボタンを 設け、当該ボタンを押すことにより蓋部を開放することができるように構成され た携帯電話も提案されている。
【0007】 しかしながら、このような形式の携帯電話にあっては、当該開放ボタンがいず れの側部に設けられるかにより、ユーザーの利き腕の左右如何との関係で、当該 開放ボタンを操作しにくい場合があった。また、左右いずれの利き腕如何に拘わ らず対応できるようにするためには、左右双方側に開放ボタンが設けられた携帯 電話を製作する必要があり、製造コストが嵩む、という不具合も存していた。
【0008】 また、上記のように、ヒンジ部の側方端部に開放ボタンを設けた場合には当該 ボタンが携帯電話側方に突出することとなり、携帯性を損なうこととなる、とい う不具合もあった。
【0009】 また、上記のような事情は、折り畳み式の携帯電話のみに限らず、例えば、P DA、ハンドヘルドコンピュータ又は女性の化粧用コンパクト等の、本体部と、 本体部を覆うようにした蓋部とを備え、蓋を開いて使用するように構成されてい る携帯用の小物においても同様である。
【0010】 そこで、請求項1〜9記載の考案の課題は、必要な際にはワンタッチで迅速に 蓋部を開くことができると共に、蓋部を閉じた場合には良好な携帯性を備えた開 蓋式携帯物構造を提供することにある。
【0011】 また、請求項10記載の考案にあっては、蓋部を開放する際に、ユーザーが円 滑に蓋部の開放操作を行うことができる開蓋式携帯物構造を提供することにある 。
【0012】 さらに、請求項11記載の考案にあっては、本体部を一方の手で把持した状態 のままで、他の手の指を使って本体部に設けられたボタンの操作を行う必要がな く、容易に通話を開始及び終了することができる開蓋式携帯物構造を提供するこ とにある。
【0013】
【解決を解決するための手段】
このような課題解決のため、請求項1記載の考案に係る開蓋式携帯物構造にあ っては、本体部と、不使用時にはこの本体部を覆うと共に使用時には開く蓋部と 、本体部の端部と蓋部の端部とを開閉可能に接合するヒンジ部とを有する携帯電 話構造であって、本体部に設けられた押圧部を操作することにより蓋部を自動的 に開くことができるように構成されたことを特徴とする。
【0014】 従って、請求項1記載の考案にあっては、使用時には、本体部裏面側に設けら れた押圧部を操作することによりワンタッチで蓋部を開くことができる。
【0015】 その結果、請求項1記載の考案にあっては、従来のように、使用の際に、その 都度使用者が手で蓋部をヒンジ部を中心に略180度大きく回動させて開放する 必要がないことから、迅速に蓋部を開くことができる。
【0016】 請求項2記載の考案にあっては、上記開蓋式携帯物は携帯電話であって、本体 部裏面側に設けられた押圧部を操作することにより蓋部を自動的に開放すること ができるように構成されたことを特徴とする。
【0017】 従って、請求項2記載の考案にあっては、上記携帯電話を使用する際には、本 体部裏面側に設けられた押圧部を操作することにより蓋部を自動的に開放するこ とができる。
【0018】 請求項3記載の考案にかかる開蓋式携帯物構造にあっては、上記ヒンジ部は、 蓋部の端部が固定される軸部と、この軸部を回転可能に保持する軸受部と、上記 軸部を蓋部開放方向へ常時付勢する付勢手段と、上記付勢手段の付勢力の開放を 阻止するロック機構と、このロック機構の解除動作を行うロック解除手段とを備 えたことを特徴とする。
【0019】 従って、請求項3記載の考案にあっては、上記ロック解除手段を作動させた場 合には、ロック機構のロック状態が解除され、上記付勢手段により蓋部開放方向 へ付勢されている軸部は軸受部内において回転して、軸部に固定された蓋部を開 く。
【0020】 その結果、請求項3記載の考案にあっては、上記ロック機構の操作を行うこと により迅速に蓋部を開くことができる。
【0021】 請求項4記載の考案にかかる開蓋式携帯物構造にあっては、上記軸受部は、本 体部に固定される軸受部材と、この軸受部材に固定され軸部を固定可能に抱持す るロック部材とを有することを特徴とする。
【0022】 従って、請求項4記載の考案にあっては、上記軸部は、ロック部材を介して軸 受部材に支持される。
【0023】 請求項5記載の考案に係る開蓋式携帯物構造にあっては、上記ロック機構は、 軸部と軸受部とに設けられ、軸部を所定の回転位置で固定しうる係合部により構 成されていることを特徴とする。
【0024】 従って、請求項5記載の考案にあっては、軸部は上記係合部により所定の回転 位置で固定される。
【0025】 請求項6記載の考案にかかる開蓋式携帯物構造にあっては、上記係合部は、上 記軸部に設けられた複数の係合凹部と、上記軸受部に設けられ、上記係合凹部に 解除可能に係合する係合片とにより構成されている。
【0026】 従って、請求項5記載の考案にあっては、軸受部に設けられた係合片が上記係 合凹部に係合して軸部をロックする。
【0027】 請求項6記載の考案にかかる開蓋式携帯物構造にあっては、上記係合凹部は、 上記軸部の断面方向において互いに略対向して一対に設けられ、上記係合片は上 記軸部の周面部外方に配置され、常時軸部周面に圧接するように構成されている ことを特徴とする。
【0028】 従って、請求項6記載の考案にあっては、上記係合片の一方の係合凹部との係 合状態が解除された場合には、係合片が軸部周面に圧接した状態で軸部が付勢力 により回動することから、所定角度回動した後、係合片は他方の係合凹部に係合 する。
【0029】 その結果、請求項6記載の考案にあっては、ロック機構の解除により開いた蓋 部は所定の角度位置において、上記係合片の、軸部に設けられた他の係合凹部と の再度の係合により自動的に回動が停止し、当該開放角度を保持する。
【0030】 従って、請求項6記載の考案にあっては、ロック機構の操作により、自動的に かつ、ワンタッチで蓋部が開き、さらに、蓋部は所定角度において自動的に固定 されることから、例えば、使用者が片手しか使えない状態であっても、迅速に電 話による応答や、メール等を行うことができる。
【0031】 請求項7記載の考案にかかる開蓋式携帯物構造にあっては、上記係合凹部は、 上記軸部の断面方向において互いに略対向して一対に設けられ、上記係合片は上 記軸部の周面部外方に配置され、常時軸部周面に圧接するように構成されている ことを特徴とする。
【0032】 従って、請求項7記載の開蓋式携帯物構造にあっては、上記係合片の一方の係 合凹部との係合状態が解除された場合には、係合片が軸部周面に圧接した状態で 軸部が付勢力により回動することから、所定角度回動した後、係合片は他方の係 合凹部に係合する。
【0033】 その結果、請求項7記載の開蓋式携帯物構造にあっては、ロック機構の解除に より開いた蓋部は所定の角度において、上記係合片の、軸部に設けられた他の係 合凹部との再度の係合自動的に回動が停止し、当該開放角度を保持する。
【0034】 従って、請求項7記載の開蓋式携帯物構造にあっては、ロック機構の操作によ り自動的にかつ、ワンタッチで蓋部が開き、さらに、蓋部は所定角度において自 動的に固定されることから、例えば、使用者が片手しか使えない状態であっても 、迅速に電話による応答や、メールを行うことができる。
【0035】 請求項8記載の考案にかかる開蓋式携帯物構造にあっては、上記ロック解除手 段は、一端部は上記軸部に挿通され軸部を中心として回動すると共に上記係合片 と同軸上に設けられる一方、他端部には、本体部外面部に配置される押圧部が設 けられた回動部材により構成され、上記押圧部を操作して回動部材を回動させた 場合には、上記係合片の軸部に設けられた係合凹部との係合を解除するように構 成されていることを特徴とする。
【0036】 上記ロック解除手段の押圧部を操作した場合には、ロック解除手段である回動 部材は上記軸部を回動中心として回動して係合片の係合を解除する。
【0037】 請求項9記載の考案にかかる開蓋式携帯物構造にあっては、上記押圧部は、本 体部裏面側において、本体部裏面側の一般面と略同一面上に配置されていること を特徴とする。
【0038】 従って、請求項9記載の考案にあっては、不使用時には蓋部を閉じて携帯する 場合に何ら、押圧部が本体部一般面から突出しないため、携帯性を損なうことが ない。また、外観上全く違和感もなく、また、使用時にも操作性に優れた携帯電 話構造を提供することができる。
【0039】 請求項10記載の考案にかかる開蓋式携帯物構造にあっては、上記本体部両側 には、把持用突出部が形成され、使用時には当該把持用突出部を利用して把持し ながら上記押圧部を操作しうるように構成されていることを特徴とする。
【0040】 従って、請求項10記載の考案にあっては、使用時に携帯電話構造を把持した 際には、例えば、本体部両側に設けられた上記把持用突出部を親指と中指等で把 持しつつ人差し指で上記押圧部を押すことにより、蓋部の開放操作を行うことが できる。
【0041】 その結果、請求項10記載の考案にあっては、本体部裏面側から押圧部の押圧 動作を行った場合であっても、押圧動作による本体部裏面側から表面側へ作用す る押圧力を把持用突出部において親指および中指が支持しうることから、押圧部 の操作の際にも携帯電話構造が手のひらの中で滑ってしまうという事態や、場合 によっては手から落下してしまう、というような事態を防止することができ、そ の結果、安全確実に蓋部の開放操作を行うことができる。
【0042】 請求項11記載の開蓋式携帯物構造にあっては、上記把持用突出部には、電話 をかけ通話を開始するモード、又はかかってきた電話を受け通話を開始するモー ドにするための開始ボタン及び、通話を終了するモード、又は応答を保留するモ ードにするための終了保留ボタンが設けられていることを特徴とする。
【0043】 従って、請求項11記載の開蓋式携帯物構造にあっては、ユーザーは本体部を 把持した状態のままで、本体部両側に設けられた把持用突出部を把持した状態で 開始ボタンを押すことにより、電話をかけて通話を開始するモード、又はかかっ てきた電話を受け通話を開始するモードにすることができると共に、終了保留ボ タンを押すことにより、通話を終了するモード、又は応答を保留するモードにす ることができる。
【0044】 その結果、請求項11記載の開蓋式携帯物構造にあっては、本体部を一方の手 で把持した状態のままで、他の手の指を使って本体部に設けられたボタンの操作 を行う必要がなく、容易に通話を開始及び終了することができる開蓋式携帯物構 造を提供することにある。
【0045】
【考案の実施の形態】
以下、添付図面に示す実施の形態に基づき本考案に係る携帯電話構造を詳細に 説明する。
【0046】 図1、図2及び図3に示すように、本実施の形態にかかる携帯電話構造が適用 される携帯電話10は、送話部及び各種通信機器等を内蔵すると共に、表面部5 6に各種のプッシュボタン55が設けられた本体部11と、不使用時にはこの本 体部11の、プッシュボタン55が設けられた表面側56を覆うと共に使用時に は開き、ディスプレイ部57を有する蓋部12と、本体部11の端部15と蓋部 12の端部16とを開閉可能に接合するヒンジ部13とを有し、本体部11の裏 面側40の上記端部15に設けられた押圧部14を操作することにより蓋部12 を自動的に開放することができるように構成されている。
【0047】 本実施の形態にかかる携帯電話10に使用されるヒンジ部13は、図4に示す ように、上記蓋部12の端部16が固定される断面円形状の軸部17と、この軸 部17を回転可能に保持する軸受部18と、上記軸部17を蓋部12の開放方向 へ常時付勢する付勢手段としてのコイルスプリング19と、上記コイルスプリン グ19の付勢力の開放を阻止するロック機構20と、このロック機構20の解除 動作を行うロック解除手段21とを備えている。
【0048】 上記軸部17は棒状に形成され、両端部から長さ方向に沿って所定間隔に亘り 、一対の蓋部12の固定用のスリット41,41が設けられていると共に、長さ 方向全域に亘り溝状の係合凹部23,23が、軸部17の断面方向において互い に対向して略180度の角度位置において一対に設けられている。上記軸受部1 8は、上記本体部11に固定される軸受部材59と、この軸受部材59に固定さ れ上記軸部17を固定可能に抱持するロック部材32とにより構成されている。
【0049】 上記ロック機構20は、上記軸部17と上記軸受部18とに設けられ、上記軸 部17を所定の回転位置で固定しうる係合部22により構成されている。即ち、 上記軸部17はロック部材32を介して軸受部材59に支持されている。軸受部 材59は、所定の剛性を有する金属製であって、長方形状の固定片部42と、こ の固定片部42の端部において折曲して形成され、軸部17をロック部材32を 介して支持する、側面略J字状に形成され、軸部17と同一の曲率を有する軸支 持部53とにより構成され、固定片部42には固定用孔部38,38が開設され ている。
【0050】 上記ロック部材32は、軸受部材59同様に所定の剛性を有する金属製であっ て、軸受部材59と全体略同一の側面形状に形成され、軸受部材59上に重ねて 配置固定される。ロック部材32は上記軸受部材59とやや小さい寸法に形成さ れ、上記固定用孔部38,38と同一の部位に固定用孔部39,39が開設され た長方形状の固定片部43と、この固定片部43の先端部に形成され、上記軸支 持部53と同一角度により折曲して形成された上記軸部17を支持する、軸部1 7と同一の曲率を有する軸抱持部60とにより構成されている。上記軸抱持部6 0は、軸部17の周面25全体に、所定の弾性力を以て圧接した状態で抱持しう るように形成されている。また、この軸抱持部60は、ヒンジ部13の組立の際 に、下記のようにロック部材32が軸受部材59上に接合して配置された場合に 、上記軸支持部53内に収納されて軸部17を抱持しうるように構成されている 。
【0051】 従って、本実施の形態にかかる携帯電話10に使用されるヒンジ部13が組み 立てられた際には、図6に示すように、軸受部材59に重ねてロック部材32が 配置され、軸支持部53に軸抱持部60が配置されることから、上記軸抱持部6 0内に形成される円筒状空隙部52内に軸部17が挿通され、上記軸受部材59 により支持されるように構成されている。
【0052】 上記ロック部材32の軸抱持部60の先端部には係合片24が延設され、この 係合片24は、円筒状空隙部52内へ突出する係合凸部44と、この係合凸部4 4に連設された係合解除片部45とを備えており、円筒状空隙部52内へ軸部1 7が挿通配置された場合には、上記係合片24は上記軸部17の周面25に配置 され、軸抱持部60の弾性力により、常時、軸部17の周面25に圧接すると共 に、上記係合片24の先端部は蓋部12の閉持においては、常時、軸抱持部60 の内周面部54に当接するように構成されている。
【0053】 上記係合凸部44を軸部17の周面25へ圧接させる上記弾性力は、所定のも のであり、ヒンジ部13が本体部11及び蓋部12に対して組み付けられた場合 に、使用者が手で蓋部12を解放、閉止動作できる程度の押圧力を有するように 構成されている。
【0054】 また、上記係合片24の幅寸法は上記軸抱持部60の幅寸法よりも大きく形成 されており、組み立てられた際には、下記のロック解除手段21の軸片部47, 47に設けられた軸部挿通孔50,50に連設されたスリット51,51内に配 置されるように構成されている。
【0055】 上記ロック解除手段21は、上記軸部17を回動中心として回動する回動部材 として構成され、一端部26は上記軸部17に挿通され上記軸部17を中心とし て回動すると共に上記係合片24と同軸上に設けられる一方、他端部27には、 本体部11の外面部に配置される押圧部14が設けられた回動部材により構成さ れ、上記押圧部14を操作して回動部材を回動させた場合には、上記係合片24 の、軸部17に設けられた係合凹部23との係合を解除するように構成されてい る。
【0056】 即ち、上記他端部27側には、本体部11の裏面側40に配置され蓋部12の 開閉ボタンを構成する側面略L字状であって平面略長方形状に形成された押圧片 部46と、この押圧片部46の上端部において押圧片部46の幅方向両端部から 略垂直方向に立ち上がって延設された一対の軸片部47,47が形成されている 。この軸片部47,47の間の間隔寸法は、組み立てた際に、ロック解除手段2 1内に軸部17を介して軸受部材59を収納しうるように、上記軸受部材59の 幅寸法と略同一に形成されている。
【0057】 上記押圧片部46には孔部48が開設され、図5に示すように、キャップ部材 35が固定される。また、上記軸片部47,47の先端部には軸部挿通孔50, 50が開設されており、この軸部挿通孔50,50には上記押圧片部46方向へ 向けてスリット51,51が連続して形成されている。
【0058】 従って、このような携帯電話10に使用されるヒンジ部13を組み立てる際に は、上記軸受部材59の固定片部42上にロック部材32の固定片部43を載置 すると共に、上記軸ロック部材32の抱持部60を軸受部材59の軸支持部53 内に収納させるようにして、軸受部材59上にロック部材32を配置する。さら に、上記ロック解除手段21の軸片部47,47を、軸部挿通孔50,50を、 ロック部材32の円筒状空隙部52に合致させて配置する。この場合、上記ロッ ク部材32の上記係合片24の幅寸法は上記軸抱持部60の幅寸法よりも大きく 形成されていることから、係合片24は上記ロック解除手段21の軸片部47, 47に設けられ、軸部挿通孔50,50に連設されたスリット51,51内に配 置する。この場合、図6に示すように、係合片24の係合解除片部45はスリッ ト51,51の外方縁部66に当接した状態となっている。
【0059】 従って、このようにして、係合片24の上記スリット51,51内への配置に より、ロック解除手段21を軸部17を中心として時計方向に回動した場合には 、常態時には、常時、軸抱持部60の内周面部54に当接している係合片24の 当接状態を解しうるものである。
【0060】 その後、軸部17を上記ロック部材32の軸抱持部60内に形成される円筒状 空隙部52及び軸部挿通孔50,50を貫通するようにして挿通させる。そして 、コイルスプリング19を軸部17の端部から挿通させて、一端部を、軸部17 の一方のスリット41の端部に係合させて固定させると共に、他端部61を、コ イルスプリング19を捻り、軸部17に時計方向の付勢力を付与した状態で、ロ ック解除手段21のコイルスプリング19側の軸片部47aの外縁部67に係合 させる。
【0061】 この場合、上述のように、上記ロック部材32の係合片24は、軸抱持部60 の弾性力により、常時、軸部17の周面25に圧接すると共に、上記係合片24 の先端部は蓋部12の閉持においては、常時、軸抱持部60の内周面部54に当 接するように構成されていることから、係合片24を外方へ開き、係合凸部44 を、ロック部材32内に挿通された軸部17の係合凹部23,23の一方に係合 させる。
【0062】 これにより、図5に示すように、軸部17には常時時計方向の付勢力が付与さ れた状態で、上記係合凸部44と係合凹部23とによからなる係合部22により 構成されるロック機構20によりロックされた状態となる。従って、ヒンジ部1 3はこの状態で携帯電話10のフレーム部材に組み付けられる。
【0063】 組み付けにあたっては、軸受部18を構成する軸受部材59及びロック部材3 2の固定用孔部38,38及び固定用孔部39,39を、スクリュー等の適宜固 定手段を挿通させて本体部11を構成するフレーム部材(図示せず)に締め付け 固定すると共に、軸部17の軸受部18の両側部位64,64に上記スリット4 1,41を介して蓋部12のフレーム材を固定し、軸部17の両端部にキャップ 部材49,49を固定する。
【0064】 このようにして組み立てられたヒンジ部13は、図5に示すように、軸受部1 8は軸部17の略中央部において軸部17を支持するように構成されており、こ のような本実施の形態にかかるヒンジ構造13を携帯電話10に組み込んだ場合 には、図1及び図3に示すように、蓋部12の開閉ボタンを構成する押圧部14 は本体部11の裏面側40の端部15の幅方向中央部に小さな幅寸法で配置され る。
【0065】 この場合、押圧片部46は端寸に形成されていることから、本体部11の端部 13において大きな領域を占めることはなく、バッテリ31の組み付けに関して も何ら干渉することはない。従って、本実施の形態にかかるヒンジ部13にあっ ては、携帯電話10の他の構成部品に干渉することなく本体部11に組み込むこ とができる。
【0066】 また、図3及び図6に示すように、ヒンジ部13が組み込まれた場合には、押 圧部14においては、押圧片部46にキャップ部材35が固定されて使用される が、このキャップ部材35は本体部11の裏面側40の一般面65と略同一面上 に配置されることから、使用者が使用するにあたって何ら違和感なく使用するこ とができる。
【0067】 以下、本実施の形態にかかる携帯電話10において適用されるヒンジ部13を 用いて蓋部12を開放する場合を説明する。
【0068】 本実施の形態にかかる携帯電話10に使用されるヒンジ部13を用いて蓋部1 2を開放する場合には、図3に示すように、携帯電話10の裏面側40の端部1 5側に設けられた押圧部14を指で押圧する。
【0069】 この場合、図7に示すように、押圧片部46が指等により矢印A方向に向かっ て押圧された場合には、ロック解除手段21は軸部17を中心に時計方向へ回動 し、軸片部47,47に設けられたスリット51,51の外方側縁部66,66 に係合して、スリット51,51内に配置されているロック部材32の係合解除 片部45を、矢印B方向へ押圧する。これにより、係合解除片部45の基端部に 設けられた係合凸部44は、軸部17に設けられた一方の係合凹部23a,23a から離脱し、一方の係合凹部23a,23aとの係合が解除される。
【0070】 その結果、軸部17は、コイルスプリング19による付勢力により時計方向へ 回動する。この軸部17の回動動作により、軸部17に固定された蓋部12は本 体部11の表面部から離脱して開放される。
【0071】 軸部17は時計方向に回動動作を行っている際に、上述のように、上記係合凸 部44はロック部材32の軸抱持部60の弾性力により軸部17の周面25に圧 接した状態であることから、軸部17の時計方向への回動動作により上記一方の 係合凹部23a,23a に対向して、180度反対側に対向して設けられた他 方の係合凹部23b,23bに至った際には他方の係合凹部23b,23bに係 合する。
【0072】 その結果、軸部17の回動は停止し、軸部17に固定された蓋部12も所定角 度の開放位置で固定され、この状態で使用者は、図2に示すように、携帯電話1 0を使用することができる。
【0073】 また、上述のように、本実施の形態にかかる携帯電話10にあっては、上記本 体部11の基端部15側の両側には、把持用突出部62が形成されている。この 把持用突出部62は、所定の厚さ寸法を有し、全体平面略長方形状に形成された 本体部11の側面部63を基端部15に至るに従って除除に幅寸法を大きくし、 幅方向における基端部15へ向かって若干拡開する膨らみを形成したものである 。
【0074】 従って、基端部15を上方にした状態で、片手の手の平で携帯電話10を把持 した場合には、指が本体部11の把持用突出部62,62に引っかかりやすく、 把持しやすいように形成されている。さらに、携帯電話10を使用する際には、 この把持用突出部62,62により手で確実に携帯電話10を把持することがで きることから、蓋部12の開閉ボタンを構成する押圧部14を例えば、人差し指 で押圧する場合であっても、人差し指の本体部11表面側56へ向かう押圧力を 上記把持用突出部62,62を把持する親指及び中指により支持することができ ることから、押圧部14の操作を容易つ確実に行うことができる。
【0075】 上記把持用突出部62には、電話をかけ通話を開始するモード、又はかかって きた電話を受け通話を開始するモードにするための開始ボタン68及び、通話を 終了するモード、又は応答を保留するモードにするための終了保留ボタン69が 設けられている。
【0076】 本実施の形態にあっては、本体部11の右側には上記ヒンジ部13に近接した 部位に上記開始ボタン68が設けられ、本体部11の左側には同様に終了保留ボ タン69が設けられている。これらの開始ボタン68及び終了保留ボタン69は 把持用突出部62,62の一般面と略同一平面上に設けられていることから、把 持用突出部62,62を指で把持する場合にも、何ら、指が引っかかる等の不都 合はない。
【0077】 従って、本実施の形態にあっては、ユーザーは本体部11を把持した状態のま まで、本体部11両側に設けられた把持用突出部62を把持した状態で、例えば 、左手で電話を持った場合には、左手人差し指で開始ボタン68を操作すると共 に、左手親指で終了保留ボタン69を操作することができる。その結果、開始ボ タン68を押すことにより、電話をかけて通話を開始するモード、又はかかって きた電話を受け通話を開始するモードにすることができると共に、終了保留ボタ ン69を押すことにより、通話を終了するモード、又は応答を保留するモードに することができる。
【0078】 従って、本体部11を一方の手で把持した状態のままで、他の手の指を使って 本体部11に設けられた上記開始ボタン開始ボタン68及び終了保留ボタン69 の操作を行う必要がなく、容易に通話を開始及び終了することができる。
【0079】 また、本実施の形態にかかる携帯電話10にあっては、ヒンジ部13に配設さ れたコイルスプリング19の付勢力により自動的に蓋部12が開くが、この蓋部 12の開放時における蓋部12の開放動作により生ずる遠心力のモーメントを、 手で把持した本体部11において支持することが必要となるが、把持用突出部6 2,62が本体部11に設けられていることから、把持用突出部62,62を指 で把持して本体部11を保持することにより、上記蓋部12の開放時の力のモー メントを確実に受けることができる。
【0080】 従って、蓋部12が自動的に開放した場合であっても、蓋部12の開放の際に 、蓋部12の開放によって携帯電話10を取り落としたりする事態を防止するこ とができる。また、大きく本体部11の側方へ突出するものではないことから、 携帯電話10の携帯、及び使用に何ら障害となるものでもない。
【0081】 また、携帯電話10の使用が終了した場合には、一般の折り畳み式の携帯電話 と同様に、使用者は手で蓋部12を閉じることにより、折り畳むことができる。 この場合、上記のように、上記係合凸部44を軸部17の周面25へ圧接させる 上記弾性力は、所定のものであり、本体部11及び蓋部12に対して組み付けら れた場合に、使用者が手で蓋部12を解放、閉止動作できる程度の押圧力を有す るように構成されていることから、使用者は容易に蓋部12を反時計方向に回動 させて本体部11に接合させるようにして閉じることができる。
【0082】 この場合、上記係合凸部44は初期位置に復帰し、一方の係合凹部23a,2 3aへ再度係合して、軸部17をロックするものである。また、この蓋部12の 折り畳み動作により、コイルスプリング19は反時計方向に捻られることにより 、次回の蓋部12の開放動作のための付勢力を蓄積する。
【0083】 本実施の形態にあっては、蓋部12をヒンジ部13を利用して自動的に開放す る場合を例に説明したが、押圧部14を押すことなく、従来の一般的な多くの折 り畳み式の携帯電話における場合と同様に、手で蓋部12を開放し、かつ閉止す ることもできる。
【0084】 このようにして、手で開放させた場合には、軸部17は常時、コイルスプリン グ19により開放方向へ付勢されていることから、手で若干、蓋部12を開くよ うにすれば、上記ロック部材32の係合凸部44と軸部17の一方の係合凹部2 3a,23aとの係合は解除されることから、コイルスプリング19の付勢力に より、蓋部12は自動的に開放動作を行い、軸部17に対向して形成された他方 の係合凹部23b,23bと係合するまで回動して係合凹部23b,23bと係 合することにより蓋部12は開放状態で停止する。
【0085】 従って、押圧部14を操作することなく、手で蓋部12を開く場合であっても 、従来とは異なり、蓋部12が開ききるまで手で蓋部12を回動動作させる必要 はなく、迅速に蓋部12を開放することができる。
【0086】 本実施の形態にあっては、上記ヒンジ部13が、上記蓋部12の端部16が固 定される断面円形状の軸部17と、この軸部17を回転可能に保持する軸受部1 8と、上記軸部17を蓋部12の開放方向へ常時付勢する付勢手段としてのコイ ルスプリング19と、上記コイルスプリング19の付勢力の開放を阻止するロッ ク機構20と、このロック機構20の解除動作を行うロック解除手段21とを備 えている場合を例に説明したが、ヒンジ部13の具体的構成は、上記実施の形態 に限定されない。
【0087】 また、軸受部材59、ロック部材32及びロック解除手段21の具体的構成に 関しても同様に本実施の形態には限定されない。
【0088】 即ち、本実施の形態にあっては、上記ロック機構20が、ロック部材32に設 けられた係合凸部44と、軸部17側に設けられた係合凹部23,23とにより 構成される係合部22により形成される場合を例に説明したが、例えば、軸部1 7側に、軸部17周面に軸方向に沿って部分的に断面円形上の切り欠き部を設け 、この切り欠き部に細長円筒状のローラを回転可能に周面上に突出して配置して 係合凸部として形成すると共に、軸抱持部60側には上記ローラの係合溝部を設 けて係合凹部として形成し、このような係合凸部及び係合凹部によりロック機構 を構成してもよい。
【0089】 また、本実施の形態にあっては、本体部11の表面部右側の把持用突出部62 に開始ボタン68が設けられると共に、本体部11の表面部左側の把持用突出部 62に終了保留ボタン69が設けられている場合を例に説明したが、上記実施の 形態に限定されず、開始ボタン68を左側の把持用突出部62に設けると共に終 了保留ボタン69を右側の把持用突出部62に設けてもよく、上記実施の形態に 限定されない。
【0090】 実際の商品として双方のタイプを制作することにより、双方のタイプを選択で きることにより、ユーザーは自分の操作性にあった機種を選択することができる 。
【0091】 また、本実施の形態にあっては、本考案に係る開蓋式携帯物構造を、携帯電話 に適用した場合を例に説明したが、上記実施の形態には限定されず、例えば、P DA(パーソナルデジタルアシスタンツ)、コンピュータ、女性用の化粧品のコ ンパクト等の、移動に際して携帯して手に持って使用するもの一切に適用するこ とができる。
【0092】
【考案の効果】
請求項1〜9記載の考案にあっては、必要な際にはワンタッチで迅速に蓋部を 開くことができると共に、蓋部を閉じた場合には良好な携帯性を備えた折り畳み 式の携帯電話構造が提供される。
【0093】 特に、請求項1ないし8記載の考案にあっては、従来のように使用者が手で蓋 部を開ききるまで回動動作を行う必要がないことから、利き腕如何に関わらず、 また、手に荷物等を保持しており、片手しか使えない場合であっても、迅速にワ ンタッチで蓋部を開き、速やかに形態物を使用することができる。特に、携帯電 話の場合にあっては、電話やメール、その他、各種の通信に基づく操作を行うこ とができる、という効果を奏する。
【0094】 従って、例えば、手に荷物を持って歩行している場合のように、片手しか使え ない状況の中で相手から電話がかかってきたような際に、片手で携帯電話を操作 して応答することができるため、非常に便利である。
【0095】 また、請求項9記載の考案にあっては、押圧部が本体部裏面側において、本体 部裏面側の一般面と略同一面上に配置されており、蓋部の開放のための押圧部か らなる操作部が全く本体部一般面から突出しないため、携帯性を損なうことはな く、また、外観上全く違和感もなく、さらに、使用時にも操作性に優れた携帯電 話構造が提供される。
【0096】 請求項10記載の考案にあっては、蓋部を開放する際に、ユーザーが円滑に蓋 部の開放操作を行うことができる携帯電話構造が提供される。
【0097】 従って、請求項10記載の考案にあっては、本体部裏面側から押圧部の押圧動 作を行った場合であっても、押圧動作による本体部裏面側から表面側への力を把 持用突出部において親指および中指が支持しうることから、押圧部の操作の際に も携帯電話が手のひらの中で滑ってしまうことがなく、また、場合によっては携 帯電話が手から落下してしまう、というような事態を防止することができ、安全 確実に蓋部の開放操作を行うことができる、という効果を奏する。
【0098】 また、請求項10記載の考案にあっては、本体部裏面側から押圧部の押圧動作 を行った場合であっても、押圧動作による本体部裏面側から表面側へ作用する押 圧力を把持用突出部において親指および中指が支持しうることから、押圧部の操 作の際にも携帯電話構造が手のひらの中で滑ってしまうという事態や、場合によ っては手から落下してしまう、というような事態を防止することができ、その結 果、安全確実に蓋部の開放操作を行うことができる、という効果を奏する。
【0099】 さらに、請求項11記載の考案にあっては、ユーザーは、本体部を一方の手で 把持した状態のままで、容易に片手のみで通話を開始及び終了することができ、 他の手の指を使って本体部の表面側に設けられた開始ボタン及び終了保留ボタン の操作を行う必要がなく、携帯電話としての操作性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案にかかる折り畳み式の携帯電話構造の
一実施の形態であって、携帯電話の蓋部が閉じた状態に
おける全体の輪郭形状及び使用されるヒンジ部の構造を
示す斜視図である。
【図2】 本考案にかかる折り畳み式の携帯電話構造の
一実施の形態であって、携帯電話の蓋部が開放された状
態の全体の輪郭形状を示す斜視図である。
【図3】 本考案にかかる折り畳み式の携帯電話構造の
一実施の形態であって、携帯電話の蓋部が閉じられた状
態における本体部の裏面側の状態を示す斜視図である。
【図4】 本考案にかかる折り畳み式の携帯電話構造の
一実施の形態であって、携帯電話に使用されるヒンジ部
の構造を示す分解斜視図である。
【図5】 本考案にかかる折り畳み式の携帯電話構造の
一実施の形態であって、携帯電話構造に使用されるヒン
ジ部を組み立てた状態を示す分解斜視図である。
【図6】 本考案にかかる折り畳み式の携帯電話構造の
一実施の形態であって、携帯電話構造に使用されるヒン
ジ部の、蓋部が閉じた状態を示す側面図である。
【図7】 本考案にかかる折り畳み式の携帯電話構造
の一実施の形態であって、蓋部を開く際に、携帯電話構
造に使用されるヒンジ部の、押圧部を押してロック機構
のロックを解除しつつある状態を示す側面図である。
【図8】 本考案にかかる折り畳み式の携帯電話構造の
一実施の形態であって、携帯電話構造に使用されるヒン
ジ部の、押圧部を押してロック機構のロックを解除する
ことにより軸部が回転し、蓋部が開放されて停止し、携
帯電話として使用可能となった状態を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
10 携帯電話 11 本体部 12 蓋部 13 ヒンジ部 14 押圧部 15 端部(本体部) 16 端部(蓋部) 17 軸部 18 軸受部 19 付勢手段(コイルスプリング) 20 ロック機構 21 ロック解除手段 22 係合部 23 係合凹部 24 係合片 25 周面 26 一端部 27 他端部 31 バッテリ 32 ロック部材 35 キャップ部材 38 固定用孔部 39 固定用孔部 40 裏面側 41 スリット 42 固定片部 43 固定片部 44 係合凸部 45 係合解除片部 46 押圧片部 47 軸片部 48 孔部 49 キャップ部材 50 軸部挿通孔 51 スリット 52 円筒状空隙部 53 軸支持部 54 内周面部 55 プッシュボタン 56 表面側 57 ディスプレイ 59 軸受部材 60 軸抱持部 61 他端部 62 把持用突出部 63 側面部 64 両側部位 65 一般面 66 外方側縁部 67 外縁部 68 開始ボタン 69 終了保留ボタン

Claims (11)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体部と、不使用時にはこの本体部を覆
    うと共に使用時には開く蓋部と、本体部の端部と蓋部の
    端部とを開閉可能に接合するヒンジ部とを有する開蓋式
    携帯物構造であって、 本体部裏面側に設けられた押圧部を操作することにより
    蓋部を自動的に開放することができるように構成された
    ことを特徴とする開蓋式携帯物構造。
  2. 【請求項2】 上記開蓋式携帯物は携帯電話であって、
    本体部裏面側に設けられた押圧部を操作することにより
    蓋部を自動的に開放することができるように構成された
    ことを特徴とする請求項1記載の開蓋式携帯物構造。
  3. 【請求項3】 上記ヒンジ部は、蓋部の端部が固定され
    る軸部と、この軸部を回転可能に保持する軸受部と、上
    記軸部を蓋部開放方向へ常時付勢する付勢手段と、上記
    付勢手段の付勢力の開放を阻止するロック機構と、この
    ロック機構の解除動作を行うロック解除手段とを備えた
    ことを特徴とする請求項2記載の開蓋式携帯物構造。
  4. 【請求項4】 上記軸受部は、本体部に固定される軸受
    部材と、この軸受部材に固定され軸部を固定可能に抱持
    するロック部材とを有することを特徴とする請求項3記
    載の開蓋式携帯物構造。
  5. 【請求項5】 上記ロック機構は、軸部と軸受部とに設
    けられ、軸部を所定の回転位置で固定しうる係合部によ
    り構成されていることを特徴とする請求項3記載の開蓋
    式携帯物構造。
  6. 【請求項6】 上記係合部は、上記軸部に設けられた複
    数の係合凹部と、上記軸受部に設けられ、上記係合凹部
    に解除可能に係合する係合片とにより構成されている請
    求項5記載の開蓋式携帯物構造。
  7. 【請求項7】 上記係合凹部は、上記軸部の断面方向に
    おいて互いに略対向して一対に設けられ、上記係合片は
    上記軸部の周面部に配置され、常時軸部周面に圧接する
    ように構成されていることを特徴とする請求項6記載の
    開蓋式携帯物構造。
  8. 【請求項8】 上記ロック解除手段は、一端部は上記軸
    部に挿通され軸部を中心として回動すると共に上記係合
    片と同軸上に設けられると共に、他端部には本体部外面
    部に配置される押圧部が設けられた回動部材により構成
    され、上記押圧部を操作して回動部材を回動させた場合
    には、上記係合片の軸部に設けられた係合凹部との係合
    を解除するように構成されていることを特徴とする請求
    項3記載の開蓋式携帯物構造。
  9. 【請求項9】 上記押圧部は、本体部裏面側において、
    本体部裏面側の一般面と略同一面上に配置されているこ
    とを特徴とする請求項2記載の開蓋式携帯物構造。
  10. 【請求項10】 上記本体部両側には、把持用突出部が
    形成され、使用時には当該把持用突出部を利用して把持
    しながら上記押圧部を操作しうるように構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の開蓋式携帯物構造。
  11. 【請求項11】 上記把持用突出部には、電話をかけ通
    話を開始するモード、又はかかってきた電話を受け通話
    を開始するモードにするための開始ボタン及び、通話を
    終了するモード、又は応答を保留するモードにするため
    の終了保留ボタンが設けられていることを特徴とする請
    求項10記載の開蓋式携帯物構造。
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