JPH11252226A - 携帯電話機 - Google Patents

携帯電話機

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JPH11252226A
JPH11252226A JP10049718A JP4971898A JPH11252226A JP H11252226 A JPH11252226 A JP H11252226A JP 10049718 A JP10049718 A JP 10049718A JP 4971898 A JP4971898 A JP 4971898A JP H11252226 A JPH11252226 A JP H11252226A
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JP
Japan
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mobile phone
unit
hinge
degrees
phone according
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JP10049718A
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English (en)
Inventor
Hisamitsu Takagi
久光 高木
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は携帯電話機に係り、特に電子手帳の
機能を備えた携帯電話機の小型化を図ることを課題とす
る。 【解決手段】 携帯電話機10は、開かれる手帳型であ
り、電話機の機能を備えている第1の半体部11と電子
手帳の機能を備えている第2の半体部12とがヒンジ部
13でもってつながれている構成である。ホイップアン
テナ14はヒンジ部13内に収容されている。携帯電話
機10は、携帯時には、閉じられて、第2の半体部12
が第1の半体部11に重なっている状態とされる。使用
時に、開かれた状態とされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯電話機に係り、
特に電子手帳(電子式情報管理処理装置)の機能を備
え、しかも、小型である構成の携帯電話機に関する。携
帯電話機は、その取扱上、サイズが小さいことが必要で
ある。また、携帯電話機が電子手帳の機能を備えていれ
ば、携帯電話機の他に電子手帳を携帯する必要がなく便
利であり、また、機能が拡大して、例えば、電子手帳で
処理した情報を送ることも可能となり便利である。この
場合に、携帯電話機の大きさを、携帯電話機の大きさに
電子手帳の大きさを加えた大きさとした場合には、携帯
電話機が大きくなりすぎて、携帯に不便となる。そこ
で、携帯電話機においては、電子手帳の機能を備えたも
のを、サイズをさほど大きくせずに実現することが望ま
れている。
【0002】
【従来の技術】従来の携帯電話機で、電子手帳の機能を
備えたものは、携帯電話機と電子手帳とを平面的に並べ
て一体としたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、携帯電話機
は、平面上のサイズが大きくなって、携帯に不便となっ
ていた。そこで、本発明は、上記課題を解決した携帯電
話機を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、電話
機用操作部と表示パネルとを有し、電話機の機能を備え
ている第1の半体部と、裏面に電子式情報管理処理装置
用操作部を有し、電子式情報管理処理装置の機能を備え
ている第2の半体部と、該第1の半体部と該第2の半体
部とをつないでいるヒンジ部とよりなり、通常は、該第
2の半体部が該第1の半体部に重なった閉じられた状態
にあり、この状態で使用可能であるスピーカ部とマイク
部とを有し、該第2の半体部が上記ヒンジ部に関して回
動されて開かれて、上記電話機用操作部及び上記電子式
情報管理処理装置用操作部が露出された状態とされる構
成としたものである。
【0005】第1の半体部と第2の半体部とがヒンジ部
でつながているため、携帯時及び通話時には小型とな
る。請求項2の発明は、ヒンジ部は、内部に、アンテナ
が収容されている構成としたものである。ヒンジ部の内
部をアンテナの収容に利用しているため、アンテナの収
容のための専用のスペースを設ける必要がないようにな
る。
【0006】請求項3の発明は、ヒンジ部は、上端側
に、上記アンテナを傾ける機構を有する構成としたもの
である。アンテナを傾ける機構によってアンテナを傾け
ることによって、アンテナを通話をしている人の頭から
離すことが可能となる。請求項4の発明は、ヒンジ部
は、下端側に、電源用プラグが差し込まれるジャックを
有する構成としたものである。
【0007】ヒンジ部の下端側にジャックを設けること
によって、ジャックを別の箇所に設けた場合に比べて、
携帯電話機は小型となる。請求項5の発明は、ヒンジ部
は、下端側に、電子式情報管理処理装置用操作部を操作
するための操作ペンを収容するための操作ペン収容部を
有する構成としたものである。
【0008】操作ペン収容部が存在することによって、
操作ペンを別途持ち運ぶ面倒が無くなる。また、操作ペ
ン収容部がヒンジ部の下端側に存在することによって、
操作ペン収容部を別の箇所に設場合に比べて、携帯電話
機は小型となる。請求項6の発明は、第1の半体部は、
第2の半体部が該第1の半体部に重なった状態を解除す
るリリースボタンを有し、ヒンジ部は、上記リリースボ
タンを操作したときに、該第1の半体部と該第2の半体
部との間の開き角度が約145度まで開かせるばね機構
を有する構成としたものである。
【0009】第1の半体部と第2の半体部との間を開か
せることを、リリースボタンを操作するだけの操作で済
ませることが可能となる。第1の半体部と第2の半体部
との間の開き角度が180度ではなく、約145度に留
まるため、開いた携帯電話機は手のひらになじむ。開い
た携帯電話機を落としてしまう事故は起きない。約14
5度に開いた状態は、電子式情報管理処理装置用操作部
及び電話機用操作部が露出して操作可能な状態となる。
【0010】請求項7の発明は、ヒンジ部は、更に、該
第1の半体部と該第2の半体部とを、開き角度が約14
5度から180度の間の任意の角度に仮固定する仮固定
機構を有する構成としたものである。第1の半体部と該
第2の半体部とを、開き角度が約145度から180度
の間の任意の角度に仮固定できることによって、電子式
情報管理処理装置として各操作者にとって使い易い状態
に設定することが可能となる。
【0011】請求項8の発明は、第2の半体部は、上記
閉じられた状態で上記液晶パネルに対向する部位に透明
窓を有し、且つ、上記電話機用操作部のうちのいくつか
のキーに対向する部位に、上記第2の半体部の厚さ方向
に貫いている間接操作キーを有する構成としたものであ
る。透明窓が存在することによって、第2の半体部が閉
じられた状態で、液晶パネルの表示を透明窓を通して見
ることが可能となる。また、間接操作キーが存在するこ
とによって、第2の半体部が閉じられた状態で、間接操
作キーを押すことによって、その下側の電話機用操作部
を押すことが可能となる。
【0012】請求項9の発明は、スピーカ部は、該第2
の半体部の表面に設けてある構成としたものである。ス
ピーカ部が第2の半体部の表面に設けてあるため、第2
の半体部が閉じられた状態でスピーカ部を耳元に近づけ
ることが可能となる。請求項10の発明は、スピーカ部
は、イヤピースであり、該第1の半体部に引き出し可能
に又は該第1の半体部の側面を向く姿勢をとりうるよう
に設けてある構成としたものである。
【0013】スピーカ部であるイヤピースを第1の半体
部より引き出すことによって、引き出した長さ分、アン
テナが電話をかけている人の頭から離れるようにするこ
とがが可能となる。スピーカ部であるイヤピースが第1
の半体部の側面を向く姿勢をとることによって、携帯電
話機の幅の分、アンテナが電話をかけている人の頭から
離れるようにすることがが可能となる。
【0014】請求項11の発明は、マイク部は、該第1
の半体部から携帯電話機の長手方向に突き出し可能に設
けてある構成としたものである。マイク部が突き出す
分、携帯電話機の長さ寸法を短く出来る。請求項12の
発明は、マイク部は、該第1の半体部から携帯電話機の
長手方向に突き出した状態で、先端が曲げられる構成と
したものである。
【0015】マイク部は第1の半体部から突き出した状
態で先端が曲げられる構成であるため、マイク部を携帯
電話機を使用する人の口元に近い位置にもってくること
が可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】〔第1実施例〕図1乃至図7に示
すように、携帯電話機10は、必要に応じて図1及び図
2(C)に示すように開かれる手帳型であり、電話機の
機能を備えている第1の半体部11と、電子手帳(電子
式情報管理処理装置)の機能を備えている第2の半体部
12と、第1の半体部11と第2の半体部12とをつな
いでいるヒンジ部13と、ホイップアンテナ14とを有
する。第1の半体部11の平面的サイズと第2の半体部
12の平面的サイズとは同じである。ヒンジ部13は第
1の半体部11の横側に位置しており、第2の半体部1
2を第1の半体部11に対して回動可能に支持してい
る。ホイップアンテナ14は、ヒンジ部13の内部に設
けてある。「上側、又は上端側」とは、ホイップアンテ
ナ14が引き出されるY1方向側(スピーカ側)をい
い、「下側、又は下端側」とは、マイク側であるY2方
向側をいう。
【0017】第1の半体部11は、携帯電話機10を上
(Z1方向の側)から見たときの表面11a側(閉じて
いる状態で第2の半体部12によって覆われている面)
に、電話機用操作部としての電話機用ファンクションキ
ー20と、表示パネルとしての液晶パネル部21と、可
動式のマイクユニット22とを有し、裏面11b側に凹
んでバッテリー装着部23を有し、側面に、第2の半体
部リリースボタン24と、マイクユニットリリースボタ
ン25とを有し、内部には、回路モジュール26が組み
込まれている(図5(F)参照)構造であり、電話機の
機能を備えており、厚さはt1である。電話機用ファン
クションキー20は、液晶パネル部21に近い側の列
に、電話を受けたりかけたりする場合に操作する基本的
はキーである、送話キー20−1,ページキー20−
2,終話キー20−3が並んでいる。図6(A)に示す
ように、バッテリー装着部23には、バッテリー27が
装着してある。
【0018】第2の半体部12は、携帯電話機10を上
から見たときの表面12a側に、上側(ホイップアンテ
ナ14が引き出される側)から順に、スピーカ部30、
透明アクリル窓31、送話キー32−1,ページキー3
2−2,終話キー32−3を有し、電子手帳の機能を備
えている。情報を管理処理する部分は、上記の回路モジ
ュール26内に設けてあり、この第2の半体部12は、
回路モジュールは内蔵していず、よって、厚さt2は第
1の半体部11の厚さt1より薄くなっており、第1の
半体部11を覆う蓋のような感触を有する。透明アクリ
ル窓31は、第2の半体部12が第1の半体部11上に
重なった状態で、液晶パネル部21のうち電話機用ファ
ンクションキー20寄りの部分に対応する部位に設けて
ある。送話キー32−1,ページキー32−2,終話キ
ー32−3は、第2の半体部12を厚さ方向に貫通して
第2の半体部12の裏面に突き出て設けてあり、第2の
半体部12が第1の半体部11上に重なった状態で、送
話キー20−1,ページキー20−2,終話キー20−
3に対応する部位に設けてある。即ち、送話キー32−
1,ページキー32−2,終話キー32−3は、第2の
半体部の厚さ方向に貫いており、押し付け操作すると、
その下側の送話キー20−1,ページキー20−2,終
話キー20−3を押す間接操作キーである。
【0019】第2の半体部12の裏面12b側(第2の
半体部12が第1の半体部11上に重なった状態で第1
の半体部11の表面11aに対向する面)には、第1の
電子手帳(電子式情報管理処理装置)用ファンクション
タッチパネル(操作部)33と、透明アクリル窓31の
裏面と、キー32−1,32−2,32−3の裏面の凸
部32−1a,32−2a,32−3aと、第2の電子
手帳用ファンクションタッチパネル(操作部)34とが
設けてある。第1の電子手帳用ファンクションタッチパ
ネル33は、スピーカ部30の裏側に位置しており、第
2の半体部12が第1の半体部11上に重なった状態
で、液晶パネル部21のうち上寄りの部分に対向する。
第2の電子手帳用ファンクションタッチパネル34は、
第2の半体部12が第1の半体部11上に重なった状態
で、電話機用ファンクションキー群20に対向する部分
に設けてある。
【0020】ヒンジ部13の構造については後述する。
ヒンジ部13は、ばね力でもって第2の半体部12を第
1の半体部11に対してA1方向に約145度の位置ま
で開かせる機能と、力を加えることによって更に180
度まで開くことが可能である機能と、145度から18
0度の間ではどの角度位置でも仮固定させる機能とを有
する。
【0021】ここで、携帯電話機10が180度までは
開かないで約145度に留まるようにしてあるのは、携
帯電話機10が手のひらの上で一気に180度まで開く
と手による保持がしにくくなって不安定となり、携帯電
話機10を誤って落としてしまう虞れがあるのに対し
て、開く角度が約145度に留まると、手による保持が
安定となり、携帯電話機10を誤って落としてしまう危
険が少なくなるとともに、違和感なく保持することが可
能であり、また、特に電話機用ファンクションキー20
の操作に支障がないからである。力を加えることによっ
て更に180度まで開くようになっているのは、145
度の位置に開いた状態でテーブル上に置かれている携帯
電話機10に押し付ける力が加わった場合に、180度
まで開くことによって、ヒンジ部13が破損しないよう
にするためである。145度から180度の間ではどの
角度位置でもロックされるようになっているのは、電子
手帳として使用する場合に、使い勝手が良い位置に固定
できるようにするためである。
【0022】また、ヒンジ部13の下側部には、ジャッ
ク90又は操作ペン収容部91(図12参照)が設けて
ある。設けてあるのがジャック90である場合には、携
帯電話機10を使用する場合に、必要に応じて電源用プ
ラグ92が差し込まれる。設けてあるのが操作ペン収容
部91である場合には、第1、2の電子手帳用ファンク
ションタッチパネル33、34を軽く押す操作ペン93
が差し込まれて収容されている。
【0023】次に、携帯電話機10の取扱い時における
状態を説明する。 携帯時 携帯時は、図2(A)、図3(A)に示すように、第2
の半体部12は、第1の半体部11を覆って第1の半体
部11上に重なっており(これを閉じられている状態と
いう)、携帯電話機10は、平面的には、第1の半体部
11と同じ大きさであり、長さL,幅Wであり、携帯し
易い。ホイップアンテナ14がヒンジ部13の中心の空
間を利用して設けてあるため、ホイップアンテナ14を
設けるための特別のスペースが用意されていない。この
点からも、携帯電話機10は平面的大きさが小さく、よ
って、携帯し易い。なお、第1の半体部11及び第2の
半体部12の厚さは共に薄く、特に第2の半体部12は
薄く、重なっていても、嵩張らず、携帯しにくくはな
い。
【0024】 電話を受ける場合 携帯電話機10は、閉じられている状態のままとされ
る。透明アクリル窓31を通して液晶パネル部21に表
示された内容を確認することが可能であり、キー32−
1,32−2,32−3を押すことによってキー20−
1,20−2,20−3を押すことが可能であるからで
ある。
【0025】話すときには、マイクユニットリリースボ
タン25を押して、マイクユニット22をばねの力で回
動させて、マイクユニット22が携帯電話機10から下
側に突き出た状態とし、更にマイクユニット22の先端
側を曲げた状態とすると共に、必要に応じてホイップア
ンテナ14を引き出す。通話完了後には、マイクユニッ
ト22の先端側を平らに戻し、マイクユニット22を回
動させて携帯電話機10内に戻し、ホイップアンテナ1
4を押し込み、元の状態とする。
【0026】 電話をかける場合 (1)電話機用ファンクションキー20を使用しないと
き。 携帯電話機10は、閉じられている状態のままとされ
る。マイクユニットリリースボタン25を押して、マイ
クユニット22をばねの力で回動させて、マイクユニッ
ト22が携帯電話機10から下側に突き出た状態とする
と共に、必要に応じてホイップアンテナ14を引き上
げ、キー32−1,32−2,32−3を適宜押す。
【0027】(2)電話機用ファンクションキー20を
使用するとき。 先ず、リリースボタン24を操作する。これによって、
ロックが解除され、第2の半体部12が第1の半体部1
1に対して約145度回動されて、図1、図2(C),
図3(B)に示す開いた状態となる。この状態で、電話
機用ファンクションキー20を操作して、相手の電話番
号を入力する。
【0028】次いで、第2の半体部12を閉じる方向に
回動させて、携帯電話機10を閉じた状態とする。その
後に、マイクユニットリリースボタン25を押して、マ
イクユニット22をばねの力で回動させて、マイクユニ
ット22が携帯電話機10から下側に突き出た状態とす
ると共に、必要に応じてホイップアンテナ14を引き出
す。
【0029】 電子手帳として使用するとき 先ず、リリースボタン24を操作し、第2の半体部12
が第1の半体部11に対して約145度回動されて、図
1、図2(C),図3(B)に示す開いた状態とする。
必要に応じて、手で力を加えて、第2の半体部12を最
大180度の位置まで開き、使い易い状態とする。第2
の半体部12は、後述するように摩擦力によってその位
置に仮固定される。
【0030】操作ペン93を抜いて取外し、操作ペン9
3を使用して、第1、第2の電子手帳用ファンクション
タッチパネル33、34を適宜操作する。この操作によ
って、データの入力、加工処理が行われ、処理した結果
が液晶パネル部21に表示される。使用後には、第2の
半体部12を閉じる方向に回動させて、携帯電話機10
を閉じられた状態とする。
【0031】 電子手帳で情報を処理し、処理した情
報を送信するとき 先ず、上記と同じく、リリースボタン24を操作し、携
帯電話機10を開いた状態とし、操作ペン93を使用し
て、第1、第2の電子手帳用ファンクションタッチパネ
ル33、34を適宜操作する。次いで、電話機用ファン
クションキー20を操作して、相手の電話番号を入力す
る。この操作によって、処理した結果が相手方に送信さ
れる。
【0032】使用後には、第2の半体部12を閉じる方
向に回動させて、携帯電話機10を閉じられた状態とす
る。次に、携帯電話機10の各部の構成について説明す
る。 (1)リリースボタン24及びこれと関係する部分の構
成 図8(A),(B),(C)に示すように、リリースボ
タン24に関連して線ばね40が設けてある。第2の半
体部12の引っかけ開口41が、リリースボタン24と
一体のフック部24aに掛止されて、携帯電話機10は
閉じた状態に保たれている。
【0033】リリースボタン24を押すと、フック部2
4aが引っかけ開口41から外れて、ロックが解除され
る。 (2)マイクユニット22及びこれと関係する部分の構
成 図9(A),(B)に示すように、マイクユニット22
は、アーム22aの根元側がピン50によって回動可能
に支持されており、アーム22aの先端側にマイク22
bが内蔵されており、アーム22aの途中の箇所にアー
ム22aを折れ曲がらせる関節部分22a1を有し、ば
ね51によってB1方向に付勢されている。通常は、マ
イクユニット22は、先端をマイクユニットリリースボ
タン25と一体のフック部25aによってロックされて
おり、第1の半体部11の下側の凹部11d内に収まっ
ている。
【0034】マイクユニットリリースボタン25を押す
操作をすると、ロックが解除され、マイクユニット22
はばね51の力によってA1方向に回動され、図2
(B)に示すように携帯電話機10より下方に突出し、
スピーカ部30とマイク22bとの間の距離が、延長さ
れて、人の顔の耳と口との間の距離に合うようにされ
る。スピーカ部30とマイク22bとの間の距離が延長
される構成であるため、この延長される距離の分、携帯
電話機10は長さLが短くなっている。
【0035】また、アーム22aは途中の箇所に関節部
22a1を有する。アーム22aの先端側部分22a2
を、関節部22a1で図2(B)に二点鎖線で示すよう
にZ1方向に折り曲げることによって、マイク22bが
人の口元に近づくようになる。 (3)ホイップアンテナ14を傾斜させる機構 図10(A)乃至(C)に示すように、ヒンジ部13の
上端部には、ホイップアンテナ支持部材60が設けてあ
る。図11を併せ参照するように、このホイップアンテ
ナ支持部材60は、略筒形状であり、下端に、Y2方向
に凸の円弧状であり、断面が逆V字状である円弧状V溝
60aを有する。ヒンジ部13を構成する筒部71は、
その上端に、Y2方向に凹の円弧状であり、断面が逆V
字状である円弧状Vレール部61を有する。ホイップア
ンテナ支持部材60は、円弧状V溝60aが円弧状Vレ
ール部61に嵌合してずれないようにされた状態で、軸
62によって第1の半体部11に対して回動可能に支持
されている。上記の円弧状V溝60aの円弧の中心及び
円弧状Vレール部61の円弧の中心は、上記の軸61と
一致している。ホイップアンテナ支持部材60は、図1
0(B)中時計方向に回動させることによって約10度
回動して、図10(D)に示すように凸部60bが第1
の半体部11の凹部11eとクリック的に嵌合してロッ
クされるようになっている。ホイップアンテナ14の頭
部14aに続くアンテナシャフト部14bのうち、頭部
14aの直ぐしたの部分14b−1(パイプ76からは
抜けている)がホイップアンテナ支持部材60内を通っ
ている。パイプ76は、ホイップアンテナ支持部材60
内に入っていない。
【0036】通常は、直線状のアンテナシャフト部14
bに倣って、ホイップアンテナ支持部材60は、図10
(A)乃至(C)に示す位置に位置している。ホイップ
アンテナ14の頭部14aをZ2方向に倒す力を加える
と、アンテナシャフト部14bが撓んで、ホイップアン
テナ支持部材60が時計方向に回動され、図10
(D),(E)に示すように、凸部60bが第1の半体
部11の凹部11eとクリック的に嵌合してロックされ
た状態となり、ホイップアンテナ14の頭部14aがZ
1方向に約10度傾斜した状態となってこの状態に保た
れる。
【0037】これによって、ホイップアンテナ14の頭
部14aを、電話をかける人の頭部から離すことが可能
となる。ホイップアンテナ14の頭部14aにZ1方向
の力を加えると、上記のロックが解除されて、ホイップ
アンテナ支持部材60はアンテナシャフト部14bの直
線状に復元しようとする力によって回動されて元の位置
に戻され、図10(A)乃至(C)に示す状態となる。
【0038】また、後述するように、ホイップアンテナ
14を引き出した状態で、ホイップアンテナ14全体が
傾斜するようにも出来る。 (4)ヒンジ部13の構造 図4及び図11に示すように、ヒンジ部13は、大略、
第1の半体部11と一体である、そのY1方向端側のY
1端側筒部71、中央の中央筒部72、及びY2方向端
側のY2端側筒部73と、第2の半体部12と一体であ
る、中央よりY1方向寄りのY1方向寄り筒部74、及
び中央よりY2方向寄りのY2方向寄り筒部75とが、
交互に、Y1端側筒部71、Y1方向寄り筒部74、中
央筒部72、Y2方向寄り筒部75、Y2端側筒部73
の順で交互に並んでおり、貫通するパイプ76によって
整列されており、パイプ76を中心に第2の半体部12
が第1の半体部11に対して開いたり閉じたりする構造
である。
【0039】 第2の半体部12を約145度の位置
まで開かせる機構 図13(A)及び(B)を併せて参照して示すように、
ねじりコイルばね77が、筒部75内に収まった状態で
筒部75とスリーブ78との間に組み込まれている。ま
た、スリーブ78は筒部73と嵌合しており筒部73と
略一体である。このねじりコイルばね77のねじりばね
力によって第2の半体部12が第1の半体部11に対し
て開かれる。
【0040】 第2の半体部12を145度から18
0度の間のどの角度位置でも仮固定させる機能 カム部材79は、半分をY1端側筒部71に嵌合固定さ
れており、残りの半分がY1方向寄り筒部74内に嵌合
している。この残りの半分に、カム部79aを有する。
Y1方向寄り筒部74内にも、カム部74aが形成して
ある。第2の半体部12が第1の半体部11に対して開
いたり閉じたりするときには、カム部74aが移動す
る。
【0041】図14(A)は、閉じた状態を示す。図1
4(B)に示すように、カム部74aが移動してカム部
79aに当たった状態が、第2の半体部12が約145
度回動した状態である。手でもって第2の半体部12を
更に開くと、図14(C)に示すように、カム部74a
がカム部79aに強制的に乗り上がり、カム部74aと
カム部79aとの間の摩擦力によって、第2の半体部1
2の第1の半体部11に対する開き位置が、手を放した
位置に保持される。よって、第2の半体部12は145
度から180度の間のどの角度位置でも仮固定される。
【0042】 フレキシブルケーブルに関連する構造 第1の半体部11と第2の半体部12とを電気的に接続
するフレキシブルケーブル80は、図15(A)及び
(B)に示すように、パイプ76の周りにゆるゆるに巻
かれるループを描くようにして、第2の半体部12の開
閉動作のときに無用な応力が作用しない状態で、中央筒
部72及びY1方向寄り筒部74内を通っている。中央
筒部72は、フレキシブルケーブル80を通してから取
付けられて蓋されるキャップ81を有する。
【0043】図15(C)に示すように、パイプ76の
手前側を通過するようにしてすることも可能である。 ホイップアンテナ14の取付け構造 図4及び図12に示すように、止め金具85がホイップ
アンテナ支持部材60にねじ込んで固定してあり、ホイ
ップアンテナ14は、止めキャップ部14cが止め金具
85にねじ込まれて固定されて、アンテナシャフト部1
4bがパイプ76内に挿入された状態で取付けられてい
る。
【0044】 ヒンジ部13のY2方向端の構造 図12(A)に示すように、Y2端側筒部73には、必
要に応じて電源用プラグが差し込まれるジャック90が
設けてある。ヒンジ部の下端側にジャック90を設ける
ことによって、ジャックを別の箇所に設けた場合に比べ
て、携帯電話機10は小型となっている。
【0045】また、図12(B)に示すように、Y2端
側筒部73内に、ジャック90に代えて、電子手帳用フ
ァンクションキーを操作するための操作ペンを収容する
ための操作ペン収容部91を設けた構成としてもよい。
操作ペン収容部91には、操作ペン93が挿入されて収
容されている。操作ペン収容部91が存在することによ
って、操作ペンを別途持ち運ぶ面倒が無くなる。また、
操作ペン収容部91がヒンジ部の下端側に存在すること
によって、操作ペン収容部を別の箇所に設場合に比べ
て、携帯電話機は小型となる。
【0046】〔第2実施例〕図16、図17(A),
(B),(C)に示すように、携帯電話機10Aは、必
要に応じて開かれる手帳型であり、第1の半体部11A
と、第2の半体部12Aと、第1の半体部11Aと第2
の半体部12Aとをつないでいるヒンジ部13Aと、ホ
イップアンテナ14とを有する。この携帯電話機10A
は、図1に示す携帯電話機10と実質上同じ構造であ
り、以下の点が相違するものである。
【0047】携帯電話機10Aは、携帯電話機10のス
ピーカ部30に代えて、スピーカ部としての引出し可能
なイヤーピース100を有する。イヤーピース100を
収めるために、第1の半体部11Aには、Y1方向端の
コーナ部に凹部11Aaが形成してあり、且つ、第2の
半体部12Aのうち閉じた状態で凹部11Aaに対応す
る部位に切り欠き部12Aaが形成してある。イヤーピ
ース100は、図18(A)乃至(C)に示すように収
まっている。
【0048】イヤーピース100に関連して、第1の半
体部11A内には、コード101を巻き取るリール10
3、及び、ばね等によってリール103をコード101
を巻き取る方向に回転させるコード巻き取り機構104
が組み込まれている。また、上記の凹部1Aaは、イヤ
ーピース100が姿勢を変えて横に向いた姿勢でも収ま
る形状となっている。
【0049】携帯電話機10Aは、携帯電話機10のマ
イクユニット22に代えて、マイク105が第1の半体
部11Aの側面11AcのうちY2方向端の近くの位置
に露出して設けてある。携帯電話機10Aの使用の仕方
は、基本的には、上記の携帯電話機10の場合と同じで
ある。図15(A),(B),(C)に示すように、イ
ヤーピース100を引き出して、又は、図18(B),
(C)に二点鎖線でに示すように横に向けて使用され
る。
【0050】イヤピース100を引き出して使用する場
合には、引き出した長さ分、アンテナが電話をかけてい
る人の頭から離れるようになる。イヤピース100を上
記のマイク105に合わせて第1の半体部11Aの側面
11Acの側面を向く姿勢とした場合には、携帯電話機
10Aの幅の分、アンテナが電話をかけている人の頭か
ら離れるようになる。イヤピース100を第1の半体部
11Aの側面11Acの側面を向く姿勢とすることが可
能であるのは、マイク105が第1の半体部11Aの側
面11Acに設けてあるからである。
【0051】〔変形例〕 (1)ヒンジ部13Bの構造(第2の半体部12を14
5度から180度の間のどの角度位置でも仮固定させる
機能) 図19に示すように、ヒンジ部13Aは、カム部材11
0と圧縮コイルばね111とを有する。カム部材110
は、円筒形状を有し、パイプ に緩く嵌合して、第2
の半体部12と一体であるY1方向寄り筒部74Bの凹
部74Ba内に嵌合してある。カム部材110と筒部7
4Bとは、カム部材110は筒部74Bに対してY1,
Y2方向には移動可能であり、筒部74Bが回動すると
カム部材110も一体に回動する関係にある。圧縮コイ
ルばね111は、筒部74Bの凹部74Ba内であっ
て、凹部74Baの底とカム部材110との間に設けて
あり、カム部材110をY1方向に軽く付勢している。
カム部材110のY1方向端面は、第1の半体部11と
一体であるY1方向端筒部74BのY2方向端面74B
aと当接している。カム部材110のY1方向端面に
は、凸部110aを有する。凸部110aの一端は傾斜
面110b1となっている。筒部74BのY2方向端面
には、凸部110aを受け入れる凹部74Bbを有す
る。この凹部74Bbの端は傾斜面74Bcとなってい
る。
【0052】第2の半体部12が145度回動する間
は、凸部110aは凹部74Bb内を移動する。第2の
半体部12が手でもって145度を越えて回動される
と、傾斜面110b1と傾斜面74Bcとの案内によっ
て、凸部110aが凹部74Bbより抜け出して端面7
4Baと当接する状態となる。凸部110aが凹部74
Bbより抜け出すときに、カム部材110はY2方向に
移動され、圧縮コイルばね111が圧縮され、凸部11
0aが端面74Baに押し当たる状態となり、押し当た
っている部分の摩擦力で、第2の半体部12が仮固定さ
れる。
【0053】(2)ホイップアンテナ14を傾斜させる
機構 図20(A)、(B)に示す機構は、ホイップアンテナ
14を引き出した状態でも、ホイップアンテナ14を傾
斜できる構造である。ホイップアンテナ支持部材60の
直ぐ下側にある筒部74Cは、貫通孔74Caを有す
る。貫通孔74CaのY2方向端側にガイド筒120が
嵌合してある。このガイド筒120のY1方向端には、
逆円錐形状の凹部120aが形成してある。パイプ76
の上端は、ガイド筒120内にあって、逆円錐形状の凹
部120a内には突き出ていない。筒部74C内には、
いっぱいに引き上げられた状態にあるホイップアンテナ
14の下端側部分14dを収容可能であって、下端が逆
円錐形状である空間121が形成してある。逆円錐形状
の凹部120aの内面120bは、ホイップアンテナ1
4を収容するときに下端側部分14dをパイプ76内に
導くようにガイドする役割を有する。
【0054】ホイップアンテナ14を引き出した状態で
ホイップアンテナ14をZ2方向に倒す力を加えると、
ホイップアンテナ支持部材60が回動し、下端側部分1
4dが空間121内で回動して、引き出されたホイップ
アンテナ14が傾斜される。ホイップアンテナ14は、
Z1方向に戻す力を加え、Y2方向に押し込むことによ
って、収容される。ホイップアンテナ14を傾斜したま
まの状態で、Y2方向に押し込んでも、下端側部分14
dが面120bに案内されてパイプ76内に入り込ん
で、ホイップアンテナ14は正常に収容される。
【0055】なお、ホイップアンテナ14が引き出され
ていない状態であっても、ホイップアンテナ14の頭部
14aが図10の場合と同じく傾斜される。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明
は、電話機用操作部と表示パネルとを有し、電話機の機
能を備えている第1の半体部と、裏面に電子式情報管理
処理装置用操作部を有し、電子式情報管理処理装置の機
能を備えている第2の半体部と、該第1の半体部と該第
2の半体部とをつないでいるヒンジ部とよりなり、通常
は、該第2の半体部が該第1の半体部に重なった閉じら
れた状態にあり、この状態で使用可能であるスピーカ部
とマイク部とを有し、該第2の半体部が上記ヒンジ部に
関して回動されて開かれて、上記電話機用操作部及び上
記電子式情報管理処理装置用操作部が露出された状態と
される構成としたものであるため、電子式情報管理処理
装置の機能を備えている携帯電話機であって、携帯時及
び通話時には小型である携帯電話機を実現出来る。
【0057】請求項2の発明は、ヒンジ部は、内部に、
アンテナが収容されている構成としたものであり、ヒン
ジ部の内部をアンテナの収容に利用しているため、アン
テナの収容のための専用のスペースを設ける必要がない
ようになり、よって、携帯電話機を小型に構成出来る。
請求項3の発明は、ヒンジ部は、上端側に、上記アンテ
ナを傾ける機構を有する構成としたものであるため、ア
ンテナを傾ける機構によってアンテナを傾けることによ
って、アンテナを通話をしている人の頭から離すことが
出来る。
【0058】請求項4の発明は、ヒンジ部は、下端側
に、電源用プラグが差し込まれるジャックを有する構成
としたものであるため、ヒンジ部の下端側にジャックを
設けることによって、ジャックを別の箇所に設けた場合
に比べて、携帯電話機を小型に出来る。請求項5の発明
は、ヒンジ部は、下端側に、電子式情報管理処理装置用
操作部を操作するための操作ペンを収容するための操作
ペン収容部を有する構成としたものであるため、操作ペ
ン収容部が存在することによって、操作ペンを別途持ち
運ぶ面倒が無くなる。また、操作ペン収容部がヒンジ部
の下端側に存在することによって、操作ペン収容部を別
の箇所に設場合に比べて、携帯電話機を小型に出来る。
【0059】請求項6の発明は、第1の半体部は、第2
の半体部が該第1の半体部に重なった状態を解除するリ
リースボタンを有し、ヒンジ部は、上記リリースボタン
を操作したときに、該第1の半体部と該第2の半体部と
の間の開き角度が約145度まで開かせるばね機構を有
する構成としたものであるため、第1の半体部と第2の
半体部との間を開かせることを、リリースボタンを操作
するだけの操作で済ませることが出来、操作性の向上を
図ることが出来る。また、第1の半体部と第2の半体部
との間の開き角度が180度ではなく、約145度に留
まるため、開いた携帯電話機は手のひらになじみ、開い
た携帯電話機を落としてしまう事故が起きないように出
来る。また、約145度に開くことによって、電子式情
報管理処理装置用操作部及び電話機用操作部が露出して
操作可能な状態となり、操作が出来る。
【0060】請求項7の発明は、ヒンジ部は、更に、該
第1の半体部と該第2の半体部とを、開き角度が約14
5度から180度の間の任意の角度に仮固定する仮固定
機構を有する構成としたものであり、第1の半体部と該
第2の半体部とを、開き角度が約145度から180度
の間の任意の角度に仮固定できることによって、電子式
情報管理処理装置として各操作者にとって使い易い状態
に設定することが出来る。
【0061】請求項8の発明は、第2の半体部は、上記
閉じられた状態で上記液晶パネルに対向する部位に透明
窓を有し、且つ、上記電話機用操作部のうちのいくつか
のキーに対向する部位に、上記第2の半体部の厚さ方向
に貫いている間接操作キーを有する構成としたものであ
るため、透明窓が存在することによって、第2の半体部
が閉じられた状態で、液晶パネルの表示を透明窓を通し
て見ることが可能となる。また、間接操作キーが存在す
ることによって、第2の半体部が閉じられた状態で、間
接操作キーを押すことによって、その下側の電話機用操
作部を押すことが可能となる。よって、操作性の向上を
図ることが出来る。
【0062】請求項9の発明は、スピーカ部は、該第2
の半体部の表面に設けてある構成としたものであるた
め、第2の半体部が閉じられた状態でスピーカ部を耳元
に近づけることが可能となる。請求項10の発明は、ス
ピーカ部は、イヤピースであり、該第1の半体部に引き
出し可能に又は該第1の半体部の側面を向く姿勢をとり
うるように設けてある構成としたものであるため、スピ
ーカ部であるイヤピースを第1の半体部より引き出すこ
とによって、引き出した長さ分、アンテナが電話をかけ
ている人の頭から離れるようにすることがが可能とな
る。また、スピーカ部であるイヤピースが第1の半体部
の側面を向く姿勢をとることによって、携帯電話機の幅
の分、アンテナが電話をかけている人の頭から離れるよ
うにすることがが可能となる。
【0063】請求項11の発明は、マイク部は、該第1
の半体部から携帯電話機の長手方向に突き出し可能に設
けてある構成としたものであるため、マイク部が突き出
す分、携帯電話機の長さ寸法を短く出来る。請求項12
の発明は、マイク部は、該第1の半体部から携帯電話機
の長手方向に突き出した状態で、先端が曲げられる構成
としたものであるため、マイク部は第1の半体部から突
き出した状態で先端が曲げられる構成であるため、マイ
ク部を携帯電話機を使用する人の口元に近い位置にもっ
てくることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例になる携帯電話機を示す図
である。
【図2】図1の携帯電話機がとる種々の形態を示す図で
ある。
【図3】図1の携帯電話機がとる種々の形態を別の方向
からみて示す図である。
【図4】図1の携帯電話機の分解斜視図である。
【図5】図1の携帯電話機を示す図である。
【図6】アンテナを引出し、スピーカユニットを出した
状態を示す図である。
【図7】携帯電話機を開いた状態を示す図である。
【図8】リリースボタン及びこれと関係する部分を示す
図である。
【図9】マイクユニット及びこれと関係する部分を示す
図である。
【図10】ホイップアンテナを傾斜させる機構を示す図
である。
【図11】アンテナ支持部材を示す図である。
【図12】ヒンジ部を示す図である。
【図13】ねじりコイルばねの組み込み状態を示す図で
ある。
【図14】第2の半体部を145〜180度の範囲の任
意の位置に仮固定する機構を示す図である。
【図15】フレキシブルケーブルが通る部分を示す図で
ある。
【図16】本発明の第2実施例になる携帯電話機を示す
図である。
【図17】図16の携帯電話機がとる種々の形態を示す
図である。
【図18】イヤピース周りの機構を示す図である。
【図19】ヒンジ部の変形例を示す図である。
【図20】アンテナ傾斜機構の変形例を示す図である。
【符号の説明】
10、10A 携帯電話機 11,11A 第1の半体部 12,12A 第2の半体部 13,13B ヒンジ部 14 ホイップアンテナ 20 電話機用ファンクションキー 21 液晶パネル部 22 可動式のマイクユニット 24、25 リリースボタン 31 透明アクリル窓 33、34 電子手帳用ファンクションタッチパネル 60 ホイップアンテナ支持部材 100 イヤーピース 101 コード 11Aa 凹部 12Aa 切り欠き部 104 コード巻き取り機構

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話機用操作部と表示パネルとを有し、
    電話機の機能を備えている第1の半体部と、 裏面に電子式情報管理処理装置用操作部を有し、電子式
    情報管理処理装置の機能を備えている第2の半体部と、 該第1の半体部と該第2の半体部とをつないでいるヒン
    ジ部とよりなり、 通常は、該第2の半体部が該第1の半体部に重なった閉
    じられた状態にあり、この状態で使用可能であるスピー
    カ部とマイク部とを有し、 該第2の半体部が上記ヒンジ部に関して回動されて開か
    れて、上記電話機用操作部及び上記電子式情報管理処理
    装置用操作部が露出された状態とされる構成としたこと
    を特徴とする携帯電話機。
  2. 【請求項2】 上記ヒンジ部は、内部に、アンテナが収
    容されている構成としたことを特徴とする請求項1記載
    の携帯電話機。
  3. 【請求項3】 上記ヒンジ部は、上端側に、上記アンテ
    ナを傾ける機構を有する構成としたことを特徴とする請
    求項2記載の携帯電話機。
  4. 【請求項4】 上記ヒンジ部は、下端側に、電源用プラ
    グが差し込まれるジャックを有する構成としたことを特
    徴とする請求項2記載の携帯電話機。
  5. 【請求項5】 上記ヒンジ部は、下端側に、電子式情報
    管理処理装置用操作部を操作するための操作ペンを収容
    するための操作ペン収容部を有する構成としたことを特
    徴とする請求項2記載の携帯電話機。
  6. 【請求項6】 上記第1の半体部は、上記第2の半体部
    が該第1の半体部に重なった状態を解除するリリースボ
    タンを有し、 上記ヒンジ部は、上記リリースボタンを操作したとき
    に、該第1の半体部と該第2の半体部との間の開き角度
    が約145度まで開かせるばね機構を有する構成とした
    ことを特徴とする請求項1記載の携帯電話機。
  7. 【請求項7】 上記ヒンジ部は、更に、該第1の半体部
    と該第2の半体部とを、開き角度が約145度から18
    0度の間の任意の角度に仮固定する仮固定機構を有する
    構成としたことを特徴とする請求項6記載の携帯電話
    機。
  8. 【請求項8】 上記第2の半体部は、上記閉じられた状
    態で上記液晶パネルに対向する部位に透明窓を有し、且
    つ、上記電話機用操作部のうちのいくつかのキーに対向
    する部位に、上記第2の半体部の厚さ方向に貫いている
    間接操作キーを有する構成としたことを特徴とする請求
    項1記載の携帯電話機。
  9. 【請求項9】 上記スピーカ部は、該第2の半体部の表
    面に設けてある構成としたことを請求項1記載の携帯電
    話機。
  10. 【請求項10】 上記スピーカ部は、イヤピースであ
    り、該第1の半体部に引き出し可能に又は該第1の半体
    部の側面を向く姿勢をとりうるように設けてある構成と
    したことを請求項1記載の携帯電話機。
  11. 【請求項11】 上記マイク部は、該第1の半体部から
    携帯電話機の長手方向に突き出し可能に設けてある構成
    としたことを請求項1記載の携帯電話機。
  12. 【請求項12】 上記マイク部は、該第1の半体部から
    携帯電話機の長手方向に突き出した状態で、先端が曲げ
    られる構成としたことを請求項11記載の携帯電話機。
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