JP3085133B2 - 線状導体の布線ヘッド - Google Patents

線状導体の布線ヘッド

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JP3085133B2
JP3085133B2 JP07071432A JP7143295A JP3085133B2 JP 3085133 B2 JP3085133 B2 JP 3085133B2 JP 07071432 A JP07071432 A JP 07071432A JP 7143295 A JP7143295 A JP 7143295A JP 3085133 B2 JP3085133 B2 JP 3085133B2
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linear
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憲治 水谷
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、フィルム等の布線面
上に線状導体を布線する場合に使用される導体布線装置
における線状導体の布線ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】2枚のフィルム間に導体パターンが挟み
込まれたフラットケーブルは、通常、ベースフィルム上
に線状導体を布線することによって、所定の導体パター
ンを形成した後、この上にカバーレイフィルムを貼り合
わせて前記導体パターンが挟み込まれたラミネートフィ
ルムを形成し、このラミネートフィルムを前記導体パタ
ーンを含む所定形状に切断することによって製造される
が、上述したような線状導体の布線作業は、図7に示す
ように、上面に接着層を有するベースフィルムの設置面
51上をX方向、Y方向の2次元的に移動する布線ヘッ
ド52を備えた導体布線装置50を用いて行われる。
【0003】前記布線ヘッド52は、図8(a)、
(b)に示すように、支持部53の下端部にヘッド本体
54が一体的に形成されたものであり、このヘッド本体
54には、前記線状導体を下端部の導体押圧部まで導く
導体案内溝55が形成されている。
【0004】このヘッド本体54は、図9及び図10に
その詳細を示すように、先端に円錐部54aを有する略
円柱形状の金属ブロックであり、その円錐部54a先端
の中心点近傍から上方に向かって図面上の左半分が球面
状にえぐり取られた切除部54bを有している。そし
て、残存する前記円錐部54aの周縁部右側から前記中
心点に向かって、その幅が先細テーパ状で、かつその深
さが徐々に浅くなって前記切除部54bの先端縁54c
において消失する導体案内溝55が形成されている。
【0005】以上のように構成された布線ヘッド52
は、図11に示すように、前記線状導体Aを前記導体案
内溝55に沿わせてその先端側から引き出し、この引出
された線状導体Aを前記導体案内溝55が消失する前記
切除部54bの先端縁54cを前記導体押圧部として、
ベースフィルムの接着面である布線面Bに押圧しながら
この布線ヘッド全体52をその布線面B上で移動させる
ことによって、前記線状導体Aを布線面Bに貼着するこ
とができるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したよう
な布線ヘッド52では、線状の導体押圧部(先端縁54
c)によって線状導体Aを布線面Bに押圧するようにし
ているため、その押圧面積が非常に小さく、布線面Bに
線状導体Aを十分に貼着することができないといった問
題がある。
【0007】また、前記導体案内溝55の深さがその先
端に向かって徐々に浅くなって前記導体押圧部において
はその溝が消失しているため、この導体案内溝55に沿
わせた線状導体Aがその先端側で、導体案内溝55から
外れ易いといった問題もある。
【0008】そこで、この発明の課題は、布線面に対す
る線状導体の接着力を十分に確保でき、しかもセットさ
れた線状導体が外れにくい線状導体の布線ヘッドを提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、線状導体を下端の導体押圧部まで導く
導体案内溝を有し、その導体案内溝の先端から送り出さ
れる線状導体を前記導体押圧部によって布線面に押圧し
ながら移動させることで、前記線状導体を布線する線状
導体の布線ヘッドにおいて、前記導体押圧部を、前記導
体案内溝の開放端を含む平坦な押圧面によって形成した
のである。
【0010】前記押圧面を円形状に形成しておくことが
好ましい。
【0011】また、前記導体案内溝と前記押圧面との境
界部分には、その導体案内溝の底面と前記押圧面とを繋
ぐ湾曲面を形成しておくことが好ましく、その湾曲面を
前記導体案内溝と前記押圧面との境界部分に設けたガイ
ドローラのローラ面によって形成しておくことがより好
ましい。
【0012】さらに、前記導体案内溝を通る線状導体を
前記導体案内溝に向けて押さえる導体押さえバネを前記
導体案内溝を横切るように設け、前記導体案内溝の形成
面には、その導体押さえバネが嵌まり込む前記導体案内
溝より浅い収容溝を形成してもよい。
【0013】
【作用】以上のように構成された線状導体の布線ヘッド
は、導体押圧部が前記導体案内溝の開放端を含む平坦な
押圧面によって形成されているので、線状導体の押圧面
積が大きくなり、しかも、導体押圧部近傍の前記導体案
内溝の深さが十分に確保される。
【0014】また、前記押圧面を円形状に形成したもの
にあっては、線状導体を曲げながら布線する際に布線ヘ
ッドを回転させ場合でも線状導体が均等に押圧される。
【0015】
【0016】また、前記導体案内溝と前記押圧面との境
界部分には、その導体案内溝の底面と前記押圧面とを繋
ぐ湾曲面を形成したり、その湾曲面をガイドローラのロ
ーラ面によって形成したりしたものにあっては、線状導
体の導体案内溝から前記押圧面への送りがスムースに行
われる。
【0017】特に、導体押さえバネとその導体押さえバ
ネが嵌まり込む収容溝を形成したものにあっては、導体
押圧部近傍の前記導体案内溝の深さが十分に確保される
ことに相まって、前記収容溝の深さを十分に確保でき、
導体押圧部近傍に導体押さえバネを配置してもその導体
押さえバネが突出せず布線の障害にならない。
【0018】
【実施例】以下、実施例について図面を参照して説明す
る。図1に示すように、この布線ヘッド10は、線状導
体のガイド部材20と共にフレーム30に固定されたヘ
ッドユニット40の一構成要素であり、このヘッドユニ
ット40が上述した従来技術の欄において説明した導体
布線装置50に着脱自在に組み込まれている。
【0019】前記布線ヘッド10は、図1及び図2
(a)、(b)に示すように、支持部11の下端部にヘ
ッド本体12が一体的に形成されたものであり、このヘ
ッド本体12には、線状導体を導く導体案内溝13が形
成されていると共にこの導体案内溝13に沿わせた線状
電線を導体案内溝13に向けて押さえる導体押さえバネ
16が取り付けられている。
【0020】前記ヘッド本体12は、図3及び図4にそ
の詳細を示すように、一の側面が外方に突出するように
湾曲した略角柱形状の金属ブロックであり、その下端部
には、中央部分が下方に突出した角垂部12aが形成さ
れている。そして、この角錐部12aの頂部には、導体
押圧部として機能する平坦な円形状の押圧面14が形成
されており、湾曲した前記側面の下端部から前記押圧面
14の中心部に向かって前記導体案内溝13が形成され
ている。
【0021】前記導体案内溝13は、図3及び図4に示
すように、前記押圧面14に向かって、幅が先細テーパ
状で、深さが徐々に浅くなるように形成されており、こ
の導体案内溝13と前記押圧面14との境界部分は、線
状導体の送りを円滑に行うため、その導体案内溝13の
底面と前記押圧面14とを連続的に繋ぐ湾曲面が形成さ
れている。また、この導体案内溝13の表面と前記押圧
面14には、線状導体の滑りをよくするためにチタンコ
ーティングが施されている。
【0022】また、前記角垂部12aには、前記押圧面
14の近傍に前記導体案内溝13を横切るように前記導
体押さえバネ16が収容される、前記導体案内溝13よ
り浅い収容溝15が形成されている。
【0023】以上のように構成された布線ヘッド10
は、図5に示すように、線状導体Aを前記ヘッド本体の
導体案内溝13に沿わせて、その先端に位置している押
圧面14の中心部から引き出し、この引出された線状導
体Aを前記押圧面14で布線面Bの接着層に押圧しなが
ら移動させると、線状導体Aが接着層によって確実に貼
着されて布線面Bに線状導体Aが布線される。
【0024】この時、導体押圧部が平坦な円形状の押圧
面14によって形成されているため、従来の線状の導体
押圧部に比べて線状導体Aの押圧面積を十分に確保する
ことができ、これによって線状導体Aを確実に布線面B
に布線することができる。特に、押圧面14が円形状に
形成されているため、線状導体Aを曲げながら布線する
際に布線ヘッド10を回転させた場合でも線状導体Aが
均等に押圧されるので、直線部、曲線部に拘らず均一な
布線状態が得られる。
【0025】さらに、導体押圧部が面形状になっている
ため、前記導体案内溝13が前記押圧面14に開放され
る部分においても溝が消失することがなく、十分な溝深
さが確保できるので、線状導体Aが布線作業中に導体案
内溝13から外れにくく、布線作業を円滑に進めること
ができる。また、これに伴って、前記収容溝15を導体
押圧部である押圧面14近傍に形成することができるの
で、さらに線状導体Aが布線ヘッド10から外れにくく
なる。
【0026】なお、この実施例においては、上述したよ
うに前記導体案内溝13の底面と前記押圧面14とを連
続的に繋ぐ湾曲面が形成されているが、図6に示すよう
に、前記導体案内溝13と前記押圧面14との境界部分
に線状導体Aのガイドローラ17を設けて、このガイド
ローラ17のローラ面によって前記湾曲面を形成するよ
うにすると、線状導体Aの送りをより円滑に行うことが
できる。
【0027】また、前記導体案内溝13の表面と前記押
圧面14には、線状導体Aの滑りをよくするためにチタ
ンコーティングが施されているが、これに限定されるも
のではなく、導体との摩擦抵抗の小さな材料をコーティ
ング又はメッキすればよい。具体的には、クロムメッキ
等が考えられる。
【0028】
【発明の効果】以上のように、この発明の線状導体の布
線ヘッドは、導体押圧部を前記導体案内溝の開放端を含
む平坦な押圧面によって形成したため、線状導体の押圧
面積が大きくなると共に導体押圧部近傍の前記導体案内
溝の深さが十分に確保され、布線面に対する線状導体の
接着力を十分に確保できると共にセットされた線状導体
が外れにくいという効果がある。
【0029】また、導体押さえバネとその導体押さえバ
ネが嵌まり込む収容溝を形成したものにあっては、導体
押圧部近傍の前記導体案内溝の深さが十分に確保される
ことに相まって、前記収容溝の深さを十分に確保できる
ため、導体押圧部近傍に導体押さえバネを配置してもそ
の導体押さえバネが突出せず布線の障害にならず、導体
押圧部近傍における線状導体の離脱を有効に防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる一実施例を示す斜視図であ
る。
【図2】同上の布線ヘッドを示す図である。
【図3】同上の布線ヘッドのヘッド本体を示す拡大側面
図である。
【図4】同上の布線ヘッドのヘッド本体を示す拡大底面
図である。
【図5】同上の布線ヘッドの使用状態示す断面図であ
る。
【図6】他の実施例を示す断面図である。
【図7】導体布線装置を示す斜視図である。
【図8】従来の布線ヘッドを示す図である。
【図9】従来の布線ヘッドのヘッド本体を示す拡大側面
図である。
【図10】従来の布線ヘッドのヘッド本体を示す拡大底
面図である。
【図11】従来の布線ヘッドの使用状態示す断面図であ
る。
【符号の説明】
10 布線ヘッド 11 支持部 12 ヘッド本体 12a 角垂部 13 導体案内溝 14 押圧面 15 収容溝 16 導体押さえバネ 17 ガイドローラ

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線状導体を下端の導体押圧部まで導く導
    体案内溝を有し、その導体案内溝の先端から送り出され
    る線状導体を前記導体押圧部によって布線面に押圧しな
    がら移動させることで、前記線状導体を布線する線状導
    体の布線ヘッドにおいて、 前記導体押圧部を、前記導体案内溝の開放端を含む平坦
    な押圧面によって形成したことを特徴とする線状導体の
    布線ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記押圧面を円形状に形成した請求項1
    に記載の線状導体の布線ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記導体案内溝と前記押圧面との境界部
    分に、その導体案内溝の底面と前記押圧面とを繋ぐ湾曲
    面を形成した請求項1又は2に記載の線状導体の布線ヘ
    ッド。
  4. 【請求項4】 前記湾曲面を、前記導体案内溝と前記押
    圧面との境界部分に設けたガイドローラのローラ面によ
    って形成した請求項3に記載の線状導体の布線ヘッド。
  5. 【請求項5】 前記導体案内溝を通る線状導体を前記導
    体案内溝に向けて押さえる導体押さえバネを前記導体案
    内溝を横切るように設け、前記導体案内溝の形成面に
    は、その導体押さえバネが嵌まり込む前記導体案内溝よ
    り浅い収容溝を形成した請求項1、2、3又は4に記載
    の線状導体の布線ヘッド。
JP07071432A 1995-03-29 1995-03-29 線状導体の布線ヘッド Expired - Lifetime JP3085133B2 (ja)

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JPH08273457A JPH08273457A (ja) 1996-10-18
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