JP3084366B2 - 容器の開封機構 - Google Patents
容器の開封機構Info
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- JP3084366B2 JP3084366B2 JP10227445A JP22744598A JP3084366B2 JP 3084366 B2 JP3084366 B2 JP 3084366B2 JP 10227445 A JP10227445 A JP 10227445A JP 22744598 A JP22744598 A JP 22744598A JP 3084366 B2 JP3084366 B2 JP 3084366B2
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- JP
- Japan
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- tray
- lid
- opening mechanism
- corner
- container
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D77/00—Packages formed by enclosing articles or materials in preformed containers, e.g. boxes, cartons, sacks or bags
- B65D77/10—Container closures formed after filling
- B65D77/20—Container closures formed after filling by applying separate lids or covers, i.e. flexible membrane or foil-like covers
- B65D77/2024—Container closures formed after filling by applying separate lids or covers, i.e. flexible membrane or foil-like covers the cover being welded or adhered to the container
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D2577/00—Packages formed by enclosing articles or materials in preformed containers, e.g. boxes, cartons, sacks, bags
- B65D2577/10—Container closures formed after filling
- B65D2577/20—Container closures formed after filling by applying separate lids or covers
- B65D2577/2041—Pull tabs
- B65D2577/205—Pull tabs integral with the closure
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
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- B65D2577/2075—Lines of weakness or apertures
- B65D2577/2091—Lines of weakness or apertures in cover
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Packages (AREA)
- Cartons (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はカートン開封機構
(carton opening features )に関する。こうしたタイ
プの構造は、一般に、直線シーリング法と、指定された
コーナ半径(specified corner radius )を有する蓋/
トレイアセンブリを利用している。そして、カートン
は、前述した指定されたコーナ半径のところで容易に開
封することができるようになっている。
(carton opening features )に関する。こうしたタイ
プの構造は、一般に、直線シーリング法と、指定された
コーナ半径(specified corner radius )を有する蓋/
トレイアセンブリを利用している。そして、カートン
は、前述した指定されたコーナ半径のところで容易に開
封することができるようになっている。
【0002】
【従来の技術】従来、板紙カートン業界においては、蓋
をトレイへヒートシールできるように構成された板紙パ
ッケージが利用されている。そのような従来の技術の例
としては、”イージー・オープニング・ブリスタ・パッ
ク(Easy Opening Blister Pack)”という名称を有する
エイチ・エー・ローディン(H.A.Rohdin)の米国特許第2,
973,087 号('087)や、”フード・コンテナ(Food Cont
ainer)”という名称を有するアール・エル・ゴードン
(R.L.Gordon ) の米国特許第3,863,832 号がある。これ
らの特許に記載されている蓋は、”自己通気”や”容易
な開封”を可能にする接着剤が予め塗布されている。こ
の蓋を製造するには、印刷の他に別のプロセスを必要と
する。従って、蓋をより安価に製造することができ、直
線シーリング装置を修正することなく、プレスされた紙
又はプラスチックのトレイへシールすることができれ
ば、より好ましいカートン開封機構が提供されるであろ
う。
をトレイへヒートシールできるように構成された板紙パ
ッケージが利用されている。そのような従来の技術の例
としては、”イージー・オープニング・ブリスタ・パッ
ク(Easy Opening Blister Pack)”という名称を有する
エイチ・エー・ローディン(H.A.Rohdin)の米国特許第2,
973,087 号('087)や、”フード・コンテナ(Food Cont
ainer)”という名称を有するアール・エル・ゴードン
(R.L.Gordon ) の米国特許第3,863,832 号がある。これ
らの特許に記載されている蓋は、”自己通気”や”容易
な開封”を可能にする接着剤が予め塗布されている。こ
の蓋を製造するには、印刷の他に別のプロセスを必要と
する。従って、蓋をより安価に製造することができ、直
線シーリング装置を修正することなく、プレスされた紙
又はプラスチックのトレイへシールすることができれ
ば、より好ましいカートン開封機構が提供されるであろ
う。
【0003】また、溶融又は常温接着剤を用いて蓋をト
レイへシールする必要のあるトレイ/蓋アセンブリも知
られている。そうした従来の技術の例としては、”イー
ジー・オープニング・リッド・フォー・オーブナブル・
カートンズ(Easy Opening Lid for Ovenable Cartons
)”という名称を有するダブリュ・アール・リグビ(W.
R.Rigby) の米国特許第4,955,530 号('530)や、”ト
レイ・リッド・アセンブリ(Tray-Lid Assembly) ”とい
う名称を有するジェー・エル・ストーン(J.L.Stone) の
米国特許第5,516,035 号('035)がある。これらのトレ
イ/蓋アセンブリでは、蓋をトレイへ適切にシールする
一方、これらトレイ/蓋アセンブリの開封機構が適切に
機能するには、トレイフランジの周囲で100%シールを行
う必要がある。従って、トレイフランジの周囲での100%
シールを不要にできるような開封機構であれば、さらに
好ましいカートン開封機構が提供されるであろう。
レイへシールする必要のあるトレイ/蓋アセンブリも知
られている。そうした従来の技術の例としては、”イー
ジー・オープニング・リッド・フォー・オーブナブル・
カートンズ(Easy Opening Lid for Ovenable Cartons
)”という名称を有するダブリュ・アール・リグビ(W.
R.Rigby) の米国特許第4,955,530 号('530)や、”ト
レイ・リッド・アセンブリ(Tray-Lid Assembly) ”とい
う名称を有するジェー・エル・ストーン(J.L.Stone) の
米国特許第5,516,035 号('035)がある。これらのトレ
イ/蓋アセンブリでは、蓋をトレイへ適切にシールする
一方、これらトレイ/蓋アセンブリの開封機構が適切に
機能するには、トレイフランジの周囲で100%シールを行
う必要がある。従って、トレイフランジの周囲での100%
シールを不要にできるような開封機構であれば、さらに
好ましいカートン開封機構が提供されるであろう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したことから明か
なように、当該分野においては、カートン開封機構を有
し、紙又はプラスチックトレイへ安価に適用でき、しか
しそれと同時に従来の直線シーリング法を使用しつつ、
トレイフランジの周囲で100%シールを使用する必要がな
いようなトレイ/蓋アセンブリが要求されている。この
発明の目的は、こうした要求や、当該分野におけるその
他の要求を、以下の説明を読めば技術者にとってより明
瞭となる形で満足させることである。
なように、当該分野においては、カートン開封機構を有
し、紙又はプラスチックトレイへ安価に適用でき、しか
しそれと同時に従来の直線シーリング法を使用しつつ、
トレイフランジの周囲で100%シールを使用する必要がな
いようなトレイ/蓋アセンブリが要求されている。この
発明の目的は、こうした要求や、当該分野におけるその
他の要求を、以下の説明を読めば技術者にとってより明
瞭となる形で満足させることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】一般的に言って、この発
明はこれらの要求を、以下のような、容器に対する容器
開封機構(container opening featuer )を提供するこ
とによって満している。この容器は、多角形形状の、フ
ランジを有するトレイと、別個の蓋とを有している。ト
レイは、第1及び第2のサイドと、指定されたコーナを
有する。この指定されたコーナは第1の半径を有し、ト
レイの残りのコーナは第2の半径を有している。トレイ
の第1のサイドとフランジとコーナにほぼ隣接するよう
に、ヒートシール可能なコーティングが配置されてい
る。蓋は、このコーティングによってトレイのフランジ
へ接合されていて容器を閉じている。蓋は、第1及び第
2のサイドを有し、また、蓋は、指定されたコーナを有
している。この指定されたコーナは、第1の半径と開封
機構を有している。蓋の他のコーナは、第2の半径を有
している。第1の半径の寸法と形状が、蓋とトレイフラ
ンジとの間に小さな空隙が形成されて開封機構を操作で
きるようなものになっており、蓋の指定されたコーナ
が、トレイの指定されたコーナのほぼ上に配置されるよ
うなものになっている。
明はこれらの要求を、以下のような、容器に対する容器
開封機構(container opening featuer )を提供するこ
とによって満している。この容器は、多角形形状の、フ
ランジを有するトレイと、別個の蓋とを有している。ト
レイは、第1及び第2のサイドと、指定されたコーナを
有する。この指定されたコーナは第1の半径を有し、ト
レイの残りのコーナは第2の半径を有している。トレイ
の第1のサイドとフランジとコーナにほぼ隣接するよう
に、ヒートシール可能なコーティングが配置されてい
る。蓋は、このコーティングによってトレイのフランジ
へ接合されていて容器を閉じている。蓋は、第1及び第
2のサイドを有し、また、蓋は、指定されたコーナを有
している。この指定されたコーナは、第1の半径と開封
機構を有している。蓋の他のコーナは、第2の半径を有
している。第1の半径の寸法と形状が、蓋とトレイフラ
ンジとの間に小さな空隙が形成されて開封機構を操作で
きるようなものになっており、蓋の指定されたコーナ
が、トレイの指定されたコーナのほぼ上に配置されるよ
うなものになっている。
【0006】ある実施の形態においては、蓋は、その第
1のサイドのまわりに、部分的深さの切断線/刻み目ラ
イン(partial depth cut/score lines )を含んだ周辺
部を有していて、蓋をトレイから取り外すときに除去可
能な周辺部を形成している。また、フランジは、指定さ
れたコーナ半径を有している。最後に、トレイは、プレ
スされた板紙又はプラスチックから構成されている。別
の実施の形態においては、容器の開封機構は、カートン
をシールするための手段として、遮断されることのない
(non-intercepting)直線的シールを利用している。
1のサイドのまわりに、部分的深さの切断線/刻み目ラ
イン(partial depth cut/score lines )を含んだ周辺
部を有していて、蓋をトレイから取り外すときに除去可
能な周辺部を形成している。また、フランジは、指定さ
れたコーナ半径を有している。最後に、トレイは、プレ
スされた板紙又はプラスチックから構成されている。別
の実施の形態においては、容器の開封機構は、カートン
をシールするための手段として、遮断されることのない
(non-intercepting)直線的シールを利用している。
【0007】この発明による容器は、以下のような利点
を提供している。すなわち、開封の容易さ、シーリング
の容易さ、従来のシーリング装置の利用、シールにおけ
る空隙の減少、優れた経済性、良好な安定性、良好な耐
久性といった利点を有している。実際、多くの実施の形
態においては、開封の容易さやシーリングの容易さ、優
れた経済性といったこれらの要因は、従来の容器におい
てこれまで達成されているものよりもかなり高いレベル
にまで最適化されている。この発明の上述した特徴やそ
の他の特徴は、添付図面に基づいた以下の詳しい説明を
読めば次第に明らかとなろう。添付図面において、類似
した参照番号はいくつかの図面にわたる類似した部材を
表している。
を提供している。すなわち、開封の容易さ、シーリング
の容易さ、従来のシーリング装置の利用、シールにおけ
る空隙の減少、優れた経済性、良好な安定性、良好な耐
久性といった利点を有している。実際、多くの実施の形
態においては、開封の容易さやシーリングの容易さ、優
れた経済性といったこれらの要因は、従来の容器におい
てこれまで達成されているものよりもかなり高いレベル
にまで最適化されている。この発明の上述した特徴やそ
の他の特徴は、添付図面に基づいた以下の詳しい説明を
読めば次第に明らかとなろう。添付図面において、類似
した参照番号はいくつかの図面にわたる類似した部材を
表している。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいてこの発
明の実施の形態を説明する。図1に示されているよう
に、容器2は、その一部として、トレイ4と蓋10を有
する。さらに詳しく説明すると、トレイ4は、一般に0.
046cm (0.018 インチ)の厚みの漂白硫酸塩シートから
構成された板紙基板から製造される。板紙という用語
は、0.018から0.0711cm(0.007 から0.028 インチ)の
厚み範囲の紙を表しているものと定義する。この発明
は、パッケージングやその他に用いられる、そうした範
囲すべてのものに関係している。
明の実施の形態を説明する。図1に示されているよう
に、容器2は、その一部として、トレイ4と蓋10を有
する。さらに詳しく説明すると、トレイ4は、一般に0.
046cm (0.018 インチ)の厚みの漂白硫酸塩シートから
構成された板紙基板から製造される。板紙という用語
は、0.018から0.0711cm(0.007 から0.028 インチ)の
厚み範囲の紙を表しているものと定義する。この発明
は、パッケージングやその他に用いられる、そうした範
囲すべてのものに関係している。
【0009】プレスされたトレイのための食品カートン
ストック(food carton stock )に使用するときには、
板紙は一般にクレイコーティングはされない。トレイ4
の蓋は、通常、少なくとも一方のサイドの表面がクレイ
コーティングされるが、両サイドがクレイコーティング
されることも多い。板紙トレイは、一方のサイドがコー
ティングされた板紙ウェブ又はシート(C1S)及び両
方のサイドがコーティングされたシート(C2S)によ
って特徴づけられる。成分的には、板紙コーティング
は、コーティング用クレイや炭酸カルシウム及び/又は
二酸化チタンなどの鉱物と、スターチ又は接着剤との流
動性ブレンドであり、走行するウェブ表面に滑らかに塗
布される。そのあとの濃縮(densification )と、カレン
ダ掛けによるポリッシングによって、鉱物がコーティン
グされた表面は非常に滑らかに仕上げられ、優れたグラ
フィックス印刷面を提供する。
ストック(food carton stock )に使用するときには、
板紙は一般にクレイコーティングはされない。トレイ4
の蓋は、通常、少なくとも一方のサイドの表面がクレイ
コーティングされるが、両サイドがクレイコーティング
されることも多い。板紙トレイは、一方のサイドがコー
ティングされた板紙ウェブ又はシート(C1S)及び両
方のサイドがコーティングされたシート(C2S)によ
って特徴づけられる。成分的には、板紙コーティング
は、コーティング用クレイや炭酸カルシウム及び/又は
二酸化チタンなどの鉱物と、スターチ又は接着剤との流
動性ブレンドであり、走行するウェブ表面に滑らかに塗
布される。そのあとの濃縮(densification )と、カレン
ダ掛けによるポリッシングによって、鉱物がコーティン
グされた表面は非常に滑らかに仕上げられ、優れたグラ
フィックス印刷面を提供する。
【0010】この発明においては、食品と接触するトレ
イ4のサイドは、コーティング8が施されている。この
コーティング8は、連続したポリマーコーティングであ
ることが好ましい。このポリマーコーティングは、204
゜C以下(400 ゜F以下)の比較的低い軟化温度を有し
ており、加熱され、加熱の時又は加熱の直後に一般的な
パッケージング速度で圧縮されタックボンディング(tac
k bond )されて、蓋10がトレイ4へ結合される必要が
ある。また、このアセンブリをオーブンで使用すること
を想定している場合には、ポリマーコーティング8は、
204゜C( 400゜F)まで温度安定性を有している必要
がある。最後に、プレスされたトレイ4には、延長部の
フランジ6も形成されている。トレイ4は、任意の適当
なポリマー材料から構成され、プレス成形やモールディ
ングによって形成されることも理解する必要がある。最
後に、トレイ4には、トレイ4の他のコーナとは異なる
半径で形成されたコーナ9が設けられている。
イ4のサイドは、コーティング8が施されている。この
コーティング8は、連続したポリマーコーティングであ
ることが好ましい。このポリマーコーティングは、204
゜C以下(400 ゜F以下)の比較的低い軟化温度を有し
ており、加熱され、加熱の時又は加熱の直後に一般的な
パッケージング速度で圧縮されタックボンディング(tac
k bond )されて、蓋10がトレイ4へ結合される必要が
ある。また、このアセンブリをオーブンで使用すること
を想定している場合には、ポリマーコーティング8は、
204゜C( 400゜F)まで温度安定性を有している必要
がある。最後に、プレスされたトレイ4には、延長部の
フランジ6も形成されている。トレイ4は、任意の適当
なポリマー材料から構成され、プレス成形やモールディ
ングによって形成されることも理解する必要がある。最
後に、トレイ4には、トレイ4の他のコーナとは異なる
半径で形成されたコーナ9が設けられている。
【0011】蓋10に関して説明すると、蓋10は、そ
の一部として、部分的深さの切断線/刻み目ライン12
と、開封機構(opening featuer )14を有している。
蓋10は、板紙から形成されていることが好ましい。グ
ラフィックスを印刷するコーティング(coating of pri
nt graphics )を所望する場合には、蓋10の上側(ト
レイ4と反対側のサイド)には、前述したような材料の
流動性ブレンド層がコーティングされる。蓋10の下側
(トレイ4と対向するサイド)には、部分的深さの切断
線/刻み目ライン12と開封機構14が設けられてい
る。部分的深さの切断線/刻み目ライン12は、通常の
刻み目/切断方法(conventional scoring/cuting tech
niques)によって、蓋10の上に設けられる。なお、刻
み目ラインは、部分的深さのものに限らず、厚みを貫通
するものでもよい。最後に、トレイ4の上に設けられる
材料と類似したポリマー材料を蓋10の上に連続的にコ
ーティングするか、又は部分的深さの切断線/刻み目ラ
イン12のすぐ向こうまで塗布して、トレイ4への蓋1
0のヒートシーリングを助けるようにされることを理解
すべきである。また、蓋10は、任意の適当なポリマー
コーティング材料(polymeric coated material )から
構成されている。
の一部として、部分的深さの切断線/刻み目ライン12
と、開封機構(opening featuer )14を有している。
蓋10は、板紙から形成されていることが好ましい。グ
ラフィックスを印刷するコーティング(coating of pri
nt graphics )を所望する場合には、蓋10の上側(ト
レイ4と反対側のサイド)には、前述したような材料の
流動性ブレンド層がコーティングされる。蓋10の下側
(トレイ4と対向するサイド)には、部分的深さの切断
線/刻み目ライン12と開封機構14が設けられてい
る。部分的深さの切断線/刻み目ライン12は、通常の
刻み目/切断方法(conventional scoring/cuting tech
niques)によって、蓋10の上に設けられる。なお、刻
み目ラインは、部分的深さのものに限らず、厚みを貫通
するものでもよい。最後に、トレイ4の上に設けられる
材料と類似したポリマー材料を蓋10の上に連続的にコ
ーティングするか、又は部分的深さの切断線/刻み目ラ
イン12のすぐ向こうまで塗布して、トレイ4への蓋1
0のヒートシーリングを助けるようにされることを理解
すべきである。また、蓋10は、任意の適当なポリマー
コーティング材料(polymeric coated material )から
構成されている。
【0012】図2は、完全に組み立てられた容器2を示
している。このようにして、”直線”シーリング法を使
用して、蓋10はトレイ4へシールされる。特に、マイ
クロ波エネルギー又は熱風を用いて、ヒートシーリング
装置でトレイ4及び蓋10を加熱し、その後、トレイ4
と蓋10を一体に圧縮することによって、加熱の直後に
トレイ4と蓋10の間に溶融接合を形成する。加熱と圧
縮は、両方とも直線的/連続的な動きで行われる。この
直線シーリング法については、図4及び図5に関連して
後述する。最後に、図3に示されているように、蓋10
の開封機構14は、トレイ4のコーナ9を越えて延びて
いる。従って、エンドユーザである消費者は、トレイ4
のコーナ9で蓋10の開封機構14を掴んで、容易に蓋
10をトレイ4から取り外せるようになっている。開封
機構14のところの蓋10のコーナ半径は、トレイ4の
コーナ9の半径と同じでもよいし、異なっていてもよ
い。しかし、開封機構14のところの蓋10のコーナ
は、コーナ9を越えて延びていて、蓋10をトレイ4か
ら適切に取り外せるようになっている必要がある。
している。このようにして、”直線”シーリング法を使
用して、蓋10はトレイ4へシールされる。特に、マイ
クロ波エネルギー又は熱風を用いて、ヒートシーリング
装置でトレイ4及び蓋10を加熱し、その後、トレイ4
と蓋10を一体に圧縮することによって、加熱の直後に
トレイ4と蓋10の間に溶融接合を形成する。加熱と圧
縮は、両方とも直線的/連続的な動きで行われる。この
直線シーリング法については、図4及び図5に関連して
後述する。最後に、図3に示されているように、蓋10
の開封機構14は、トレイ4のコーナ9を越えて延びて
いる。従って、エンドユーザである消費者は、トレイ4
のコーナ9で蓋10の開封機構14を掴んで、容易に蓋
10をトレイ4から取り外せるようになっている。開封
機構14のところの蓋10のコーナ半径は、トレイ4の
コーナ9の半径と同じでもよいし、異なっていてもよ
い。しかし、開封機構14のところの蓋10のコーナ
は、コーナ9を越えて延びていて、蓋10をトレイ4か
ら適切に取り外せるようになっている必要がある。
【0013】図3は、蓋10をトレイ4から取り外した
後のカートンの開封機構14を示している。図3に示さ
れているように、蓋10がトレイ4から取り外された
後、蓋10の部分16は、トレイ4のフランジ6へ付着
したままである。部分16は、図1及び図2に示されて
いる蓋10の上の部分的深さの切断線/刻み目ライン1
2の外側の周辺領域と一致している。このように、開封
機構14が設けられているために、トレイ4や、蓋10
をトレイ10へシーリングする前にトレイ4の中に収容
される食品内容物(図示されていない)に損傷を与える
ことなく、蓋10をトレイ4から容易に取り外すことが
できる。
後のカートンの開封機構14を示している。図3に示さ
れているように、蓋10がトレイ4から取り外された
後、蓋10の部分16は、トレイ4のフランジ6へ付着
したままである。部分16は、図1及び図2に示されて
いる蓋10の上の部分的深さの切断線/刻み目ライン1
2の外側の周辺領域と一致している。このように、開封
機構14が設けられているために、トレイ4や、蓋10
をトレイ10へシーリングする前にトレイ4の中に収容
される食品内容物(図示されていない)に損傷を与える
ことなく、蓋10をトレイ4から容易に取り外すことが
できる。
【0014】最後に、図4及び図5は、”直線”シーリ
ング法と、指定されたコーナ半径を有するフランジ6を
備えたトレイ4を利用しているカートン開封機構14の
新規な事項を示している。特に図4に示されているよう
に、従来のカートン20では、蓋22は、従来の板紙ト
レイのフランジ24へシールされる。蓋をトレイへヒー
トシールするのに使われるシーリング装置は、一般に直
線状のシールパターンを生じることに留意することが重
要である。丸いコーナを備えたフランジ24へ蓋10を
シールするときには、これらのシステムは適合性がなく
(not compatible)、従って、直線シールラインが交差
しないとコーナにシーリング空隙26が形成される。
ング法と、指定されたコーナ半径を有するフランジ6を
備えたトレイ4を利用しているカートン開封機構14の
新規な事項を示している。特に図4に示されているよう
に、従来のカートン20では、蓋22は、従来の板紙ト
レイのフランジ24へシールされる。蓋をトレイへヒー
トシールするのに使われるシーリング装置は、一般に直
線状のシールパターンを生じることに留意することが重
要である。丸いコーナを備えたフランジ24へ蓋10を
シールするときには、これらのシステムは適合性がなく
(not compatible)、従って、直線シールラインが交差
しないとコーナにシーリング空隙26が形成される。
【0015】これとは逆に、図5に示されているよう
に、この発明では、蓋10が板紙トレイの延長フランジ
6へ組み付けられヒートシールされる容器2を使用して
おり、トレイ4のコーナの延長フランジ6によって、シ
ーリング空隙はあまり形成されない。また、開封機構1
4は空隙をほとんど発生せず、開封機構14の機械的な
開封が可能である。
に、この発明では、蓋10が板紙トレイの延長フランジ
6へ組み付けられヒートシールされる容器2を使用して
おり、トレイ4のコーナの延長フランジ6によって、シ
ーリング空隙はあまり形成されない。また、開封機構1
4は空隙をほとんど発生せず、開封機構14の機械的な
開封が可能である。
【0016】いったん上述した説明を読めば、当該分野
の技術者には、その他の多くの特徴や修正、改良が明ら
かとなろう。従って、こうした特徴や修正、改善は、特
許請求の範囲によって定義されるこの発明の一部と考え
られる。
の技術者には、その他の多くの特徴や修正、改良が明ら
かとなろう。従って、こうした特徴や修正、改善は、特
許請求の範囲によって定義されるこの発明の一部と考え
られる。
【図1】この発明による容器の開封機構を示すための分
解図であり、蓋とトレイが分離されている。
解図であり、蓋とトレイが分離されている。
【図2】この発明による容器の開封機構を示す斜視図で
あり、蓋とトレイが互いに一体にシールされている。
あり、蓋とトレイが互いに一体にシールされている。
【図3】この発明による容器の開封機構を示す斜視図で
あり、トレイから蓋が取り外されている。
あり、トレイから蓋が取り外されている。
【図4】従来の蓋/トレイ構造を示す略図である。
【図5】この発明による蓋/トレイ構造を示す略図であ
る。
る。
2 容器 4 トレイ 6 フランジ 8 コーティング 9 コーナ 10 蓋 12 部分的深さの切断線/刻み目ライン 14 開封機構 16 部分 20 カートン 22 蓋 24 フランジ 26 空隙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 77/20 B65D 77/36
Claims (8)
- 【請求項1】容器の開封機構であって、 前記容器は、多角形状の、フランジを有するトレイと、
別個の蓋とを有し、 前記トレイが、第1と第2のサイドと、第1の半径を有
する1個の第1のコーナと、第1の半径とは異なる第2
の半径を有する残りの第2のコーナとを備え、前記第1
のサイドと前記フランジと前記第1と第2のコーナにほ
ぼ隣接するようにヒートシール可能なコーティングを有
し、 前記蓋が、前記コーティングにより前記トレイフランジ
へ接合されて前記容器を閉じており、第1と第2のサイ
ドとを有するとともに、おおよそ前記トレイの第1のコ
ーナ上に配置される1個の第3のコーナが、前記トレイ
の第1のコーナを超えて所定の距離延出されている、容
器開封機構。 - 【請求項2】前記トレイの第2のコーナは、前記第1の
コーナよりも外側に延出されている、請求項1記載の容
器開封機構。 - 【請求項3】前記第3のコーナにおいて、前記トレイフ
ランジと蓋との間にヒートシールされない空隙を備え
る、請求項1又は2記載の容器開封機構。 - 【請求項4】前記トレイがプレスされた板紙からなって
いる請求項1又は2記載の容器開封機構。 - 【請求項5】前記トレイがポリマー材料からなってい
る、請求項1又は2記載の容器開封機構。 - 【請求項6】前記蓋の前記第1のサイドは、ほぼその周
囲に配置されている部分的深さの切断線/刻み目ライン
を有して、前記蓋を前記トレイから取り外すときに除去
可能な部分を決定するようになっており、 前記開封機構は、前記部分的深さの切断線/刻み目ライ
ンに沿うとともに、前記指定されたコーナと隣接するよ
うに配置されている、請求項1又は2記載の容器の開封
機構。 - 【請求項7】前記トレイフランジと蓋とが、前記蓋を前
記トレイフランジの上に設置したときに前記蓋が前記ト
レイフランジの一つのコーナをのぞいた他のすべての上
にほぼ配置されるように構成されている、請求項1又は
2記載の容器の開封機構。 - 【請求項8】前記蓋の前記コーナがほぼ等しい半径を有
している、請求項1又は2記載の容器開封機構。
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