JP3083361B2 - 吸収ヒートポンプ - Google Patents
吸収ヒートポンプInfo
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- JP3083361B2 JP3083361B2 JP03232518A JP23251891A JP3083361B2 JP 3083361 B2 JP3083361 B2 JP 3083361B2 JP 03232518 A JP03232518 A JP 03232518A JP 23251891 A JP23251891 A JP 23251891A JP 3083361 B2 JP3083361 B2 JP 3083361B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、暖房などに使用する吸
収ヒートポンプに関するものである。
収ヒートポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のヒートポンプ装置として
は、例えば特開昭58−60172号公報に提案された
装置が知られている。ここに提案されたヒートポンプ装
置は単効用機器2台の組み合わせにより、2つの独立し
たサイクルを熱媒を介して接続させたものであり、装置
全体が大きくコンパクト化を図るのが困難であると云う
問題があった。
は、例えば特開昭58−60172号公報に提案された
装置が知られている。ここに提案されたヒートポンプ装
置は単効用機器2台の組み合わせにより、2つの独立し
たサイクルを熱媒を介して接続させたものであり、装置
全体が大きくコンパクト化を図るのが困難であると云う
問題があった。
【0003】また、装置の成績係数(以下、COPと記
す)も必ずしも満足の行くものではなかった。すなわ
ち、一重効用のヒートポンプのCOPは一般に0.5前
後であるため、第一吸収式冷凍機の再生器での加熱量Q
G1を1としたとき蒸発器での熱量QE1は0.5となり、
温水系への放熱量QAC1 はQG1とQE1の和であるから QAC1 =QG1+QE1=1+0.5=1.5 である。そして、このQAC1 の熱量が第二吸収式冷凍機
の蒸発器での熱量となるため、第二吸収式冷凍機の再生
器における加熱量QG2は QG2=1.5÷0.5=3.0 となる。したがって、第二吸収式冷凍機での温水系への
放熱量QAC2 は QAC2 =QAC1 +QG2=1.5+3.0=4.5 であるため、装置全体(温水システム)のCOPは COP=QAC2 ÷(QG1+QG2) =4.5÷(1.0+3.0) =1.125 と低く、この点の改善も求められていた。
す)も必ずしも満足の行くものではなかった。すなわ
ち、一重効用のヒートポンプのCOPは一般に0.5前
後であるため、第一吸収式冷凍機の再生器での加熱量Q
G1を1としたとき蒸発器での熱量QE1は0.5となり、
温水系への放熱量QAC1 はQG1とQE1の和であるから QAC1 =QG1+QE1=1+0.5=1.5 である。そして、このQAC1 の熱量が第二吸収式冷凍機
の蒸発器での熱量となるため、第二吸収式冷凍機の再生
器における加熱量QG2は QG2=1.5÷0.5=3.0 となる。したがって、第二吸収式冷凍機での温水系への
放熱量QAC2 は QAC2 =QAC1 +QG2=1.5+3.0=4.5 であるため、装置全体(温水システム)のCOPは COP=QAC2 ÷(QG1+QG2) =4.5÷(1.0+3.0) =1.125 と低く、この点の改善も求められていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明は
吸収ヒートポンプのコンパクト化を図ると共に、COP
の改善を図ろうとするものである。
吸収ヒートポンプのコンパクト化を図ると共に、COP
の改善を図ろうとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来技術の
課題を解決するためになされたもので、高温再生器、低
温再生器、第一凝縮器、第二凝縮器、第一蒸発器、第二
蒸発器、第一吸収器、第二吸収器、高温熱交換器、低温
熱交換器とからなり、吸収液管路を第一吸収器の稀液が
低温熱交換器を経たのち第二吸収器からの稀液と混合さ
れ、高温熱交換器を経て高温再生器に流入し、冷媒を蒸
発分離して濃縮された濃液が高温熱交換器を経て低温再
生器に流入したのち一部が第二吸収器に、残部が低温熱
交換器を経て第一吸収器に還流可能に設け、冷媒管路を
高温再生器で生成した冷媒蒸気の一部が低温再生器を経
て第一凝縮器に流入したのち第一蒸発器に流入すると共
に、前記生成冷媒蒸気の残部が直接第二凝縮器に流入し
たのち第二蒸発器に流入可能に設け、冷水管路を下水処
理水、河川水などが第一蒸発器を経て下水、河川などに
排水可能に設け、中間温水管路を第一吸収器、第一凝縮
器、第二蒸発器の順に循環可能に設け、第二吸収器、第
二凝縮器の順に設けた高温水管路から高温水を取り出す
ことを特徴とする吸収ヒートポンプであり、第二凝縮器
から第二蒸発器に至る冷媒管路と、第一凝縮器から第二
蒸発器に至る中間温水管路との間に、冷媒中間温水熱交
換器を設けた吸収ヒートポンプであり、低温再生器から
分岐して第二吸収器と低温熱交換器に至る吸収液管路
と、第一吸収器と第二吸収器から合流して高温熱交換器
を経て高温再生器に至る吸収液管路の高温熱交換器手前
との間に、中温熱交換器を設けた吸収ヒートポンプであ
り、第二凝縮器から第二蒸発器に至る冷媒管路と、稀液
の一部を第一吸収器から高温再生器に直接流入可能に設
けた吸収液管との間に、ドレン熱交換器を設けた吸収ヒ
ートポンプである。
課題を解決するためになされたもので、高温再生器、低
温再生器、第一凝縮器、第二凝縮器、第一蒸発器、第二
蒸発器、第一吸収器、第二吸収器、高温熱交換器、低温
熱交換器とからなり、吸収液管路を第一吸収器の稀液が
低温熱交換器を経たのち第二吸収器からの稀液と混合さ
れ、高温熱交換器を経て高温再生器に流入し、冷媒を蒸
発分離して濃縮された濃液が高温熱交換器を経て低温再
生器に流入したのち一部が第二吸収器に、残部が低温熱
交換器を経て第一吸収器に還流可能に設け、冷媒管路を
高温再生器で生成した冷媒蒸気の一部が低温再生器を経
て第一凝縮器に流入したのち第一蒸発器に流入すると共
に、前記生成冷媒蒸気の残部が直接第二凝縮器に流入し
たのち第二蒸発器に流入可能に設け、冷水管路を下水処
理水、河川水などが第一蒸発器を経て下水、河川などに
排水可能に設け、中間温水管路を第一吸収器、第一凝縮
器、第二蒸発器の順に循環可能に設け、第二吸収器、第
二凝縮器の順に設けた高温水管路から高温水を取り出す
ことを特徴とする吸収ヒートポンプであり、第二凝縮器
から第二蒸発器に至る冷媒管路と、第一凝縮器から第二
蒸発器に至る中間温水管路との間に、冷媒中間温水熱交
換器を設けた吸収ヒートポンプであり、低温再生器から
分岐して第二吸収器と低温熱交換器に至る吸収液管路
と、第一吸収器と第二吸収器から合流して高温熱交換器
を経て高温再生器に至る吸収液管路の高温熱交換器手前
との間に、中温熱交換器を設けた吸収ヒートポンプであ
り、第二凝縮器から第二蒸発器に至る冷媒管路と、稀液
の一部を第一吸収器から高温再生器に直接流入可能に設
けた吸収液管との間に、ドレン熱交換器を設けた吸収ヒ
ートポンプである。
【0006】
【作用】請求項1に係わる吸収ヒートポンプにおいて
は、温度、圧力レベルの異なる第一吸収器、第二吸収器
からの吸収液(稀液)は混合されたのち、高温再生器、
低温再生器へと導かれ、冷媒蒸気を発生分離して濃縮さ
れ、低温再生器からの吸収液(濃液)は所定の比率で第
一吸収器と第二吸収器に流入する。また、高温再生器で
蒸発分離された冷媒は第二凝縮器と低温再生器を経て第
一凝縮器へと導かれたのち、それぞれ第二蒸発器、第一
蒸発器へと流入する。このようにして、第一蒸発器、第
一吸収器、第一凝縮器、低温再生器、高温再生器により
二重効用吸収ヒートポンプが形成され、第二蒸発器、第
二吸収器、第二凝縮器、高温再生器により単効用吸収ヒ
ートポンプが形成されているので、第一蒸発器における
下水処理水などからの入熱を、二重効用吸収ヒートポン
プサイクルにより中間温水側へ放熱させ、これを第二蒸
発器に入熱させることにより、第二吸収器、第二凝縮器
の順に配管した高温水管路から高温水を効率良く供給す
ることができる。
は、温度、圧力レベルの異なる第一吸収器、第二吸収器
からの吸収液(稀液)は混合されたのち、高温再生器、
低温再生器へと導かれ、冷媒蒸気を発生分離して濃縮さ
れ、低温再生器からの吸収液(濃液)は所定の比率で第
一吸収器と第二吸収器に流入する。また、高温再生器で
蒸発分離された冷媒は第二凝縮器と低温再生器を経て第
一凝縮器へと導かれたのち、それぞれ第二蒸発器、第一
蒸発器へと流入する。このようにして、第一蒸発器、第
一吸収器、第一凝縮器、低温再生器、高温再生器により
二重効用吸収ヒートポンプが形成され、第二蒸発器、第
二吸収器、第二凝縮器、高温再生器により単効用吸収ヒ
ートポンプが形成されているので、第一蒸発器における
下水処理水などからの入熱を、二重効用吸収ヒートポン
プサイクルにより中間温水側へ放熱させ、これを第二蒸
発器に入熱させることにより、第二吸収器、第二凝縮器
の順に配管した高温水管路から高温水を効率良く供給す
ることができる。
【0007】請求項2に係わる吸収ヒートポンプにおい
ては、第二凝縮器から第二蒸発器に流入する冷媒が冷媒
中間温水熱交換器において中間温水と熱交換して冷却さ
れ、冷媒が温度降下するのに必要な自己フラッシュ量が
減少するため冷媒の有効利用が促進され、高温水管路を
流れる温水を効率的に加熱する。
ては、第二凝縮器から第二蒸発器に流入する冷媒が冷媒
中間温水熱交換器において中間温水と熱交換して冷却さ
れ、冷媒が温度降下するのに必要な自己フラッシュ量が
減少するため冷媒の有効利用が促進され、高温水管路を
流れる温水を効率的に加熱する。
【0008】請求項3に係わる吸収ヒートポンプにおい
ては、第一吸収器から吸収液管路を通って高温再生器に
流入する稀液は低温熱交換器において加熱され、第二吸
収器から吸収液管路を通って来た稀液と混合して中温熱
交換器と高温熱交換器の二箇所において加熱され、高温
再生器には高温になって流入するため、冷媒を蒸発分離
する効率が向上する。一方、低温再生器から第一吸収器
と第二吸収器に分岐して流入する濃液は熱を奪われて温
度が低下し、第一吸収器と第二吸収器において、第一蒸
発器と第二蒸発器とからの冷媒蒸気の吸収能力が向上
し、冷媒蒸気が盛んに吸収されて発熱量が増大し、高温
水管路を流れる温水が効果的に加熱される。
ては、第一吸収器から吸収液管路を通って高温再生器に
流入する稀液は低温熱交換器において加熱され、第二吸
収器から吸収液管路を通って来た稀液と混合して中温熱
交換器と高温熱交換器の二箇所において加熱され、高温
再生器には高温になって流入するため、冷媒を蒸発分離
する効率が向上する。一方、低温再生器から第一吸収器
と第二吸収器に分岐して流入する濃液は熱を奪われて温
度が低下し、第一吸収器と第二吸収器において、第一蒸
発器と第二蒸発器とからの冷媒蒸気の吸収能力が向上
し、冷媒蒸気が盛んに吸収されて発熱量が増大し、高温
水管路を流れる温水が効果的に加熱される。
【0009】請求項4に係わる吸収ヒートポンプにおい
ては、稀液分岐管路を通って高温再生器に直接流入する
稀液がドレン熱交換器において高温の冷媒により加熱さ
れ、高温再生器に高温になって流入するため、冷媒を蒸
発分離する効率が向上し、第二凝縮器から第二蒸発器に
流入する冷媒は逆に熱を奪われて温度が低下し、冷媒が
温度降下するのに必要な自己フラッシュ量が減少するた
め冷媒の有効利用が促進され、高温水管路を流れる温水
が効果的に加熱される。
ては、稀液分岐管路を通って高温再生器に直接流入する
稀液がドレン熱交換器において高温の冷媒により加熱さ
れ、高温再生器に高温になって流入するため、冷媒を蒸
発分離する効率が向上し、第二凝縮器から第二蒸発器に
流入する冷媒は逆に熱を奪われて温度が低下し、冷媒が
温度降下するのに必要な自己フラッシュ量が減少するた
め冷媒の有効利用が促進され、高温水管路を流れる温水
が効果的に加熱される。
【0010】
【実施例】図中1aは高温再生器、1bは低温再生器、
2aは第一凝縮器、2bは第二凝縮器、3aは第一蒸発
器、3bは第二蒸発器、4aは第一吸収器、4bは第二
吸収器、5aは高温熱交換器、5bは低温熱交換器であ
り、何れも従来周知のものと変わるものではなく、以下
に記すように配管接続される他、特に記載しない限り、
従来システムと同様全ての機器が順調に機能するように
接続される。
2aは第一凝縮器、2bは第二凝縮器、3aは第一蒸発
器、3bは第二蒸発器、4aは第一吸収器、4bは第二
吸収器、5aは高温熱交換器、5bは低温熱交換器であ
り、何れも従来周知のものと変わるものではなく、以下
に記すように配管接続される他、特に記載しない限り、
従来システムと同様全ての機器が順調に機能するように
接続される。
【0011】(実施例1)図1に示した吸収ヒートポン
プは、第一吸収器4aの稀液が低温熱交換器5bを経た
のち第二吸収器4bからの稀液と混合され、高温熱交換
器5aを経て高温再生器1aに流入し、冷媒を蒸発分離
して濃縮された濃液が高温熱交換器5aを経て低温再生
器1bに流入したのち一部が第二吸収器4bに、残部が
低温熱交換器5bを経て第一吸収器4aに還流可能に吸
収液管路6が配管されている。P1、P2は、吸収液管
路6のそれぞれの位置に設置された、吸収液を循環させ
るためのポンプである。
プは、第一吸収器4aの稀液が低温熱交換器5bを経た
のち第二吸収器4bからの稀液と混合され、高温熱交換
器5aを経て高温再生器1aに流入し、冷媒を蒸発分離
して濃縮された濃液が高温熱交換器5aを経て低温再生
器1bに流入したのち一部が第二吸収器4bに、残部が
低温熱交換器5bを経て第一吸収器4aに還流可能に吸
収液管路6が配管されている。P1、P2は、吸収液管
路6のそれぞれの位置に設置された、吸収液を循環させ
るためのポンプである。
【0012】高温再生器1aにおいて発生分離した冷媒
蒸気の一部が低温再生器1bを経由して第一凝縮器2a
に流入したのち第一蒸発器3aに流入可能に、また、前
記生成した冷媒蒸気の残部が第二凝縮器2bに直接流入
したのち第二蒸発器3bに流入可能に冷媒管路7が配管
接続されている。
蒸気の一部が低温再生器1bを経由して第一凝縮器2a
に流入したのち第一蒸発器3aに流入可能に、また、前
記生成した冷媒蒸気の残部が第二凝縮器2bに直接流入
したのち第二蒸発器3bに流入可能に冷媒管路7が配管
接続されている。
【0013】そして、中間温水管路8が第一吸収器4
a、第一凝縮器2a、第二蒸発器3bの順に循環可能に
配管接続され、冷水管路9が下水処理水、河川水などを
第一蒸発器3aの内部に導いたのち下水、河川などに排
水可能に配管されている。P3は中間温水管路8に設け
たポンプである。
a、第一凝縮器2a、第二蒸発器3bの順に循環可能に
配管接続され、冷水管路9が下水処理水、河川水などを
第一蒸発器3aの内部に導いたのち下水、河川などに排
水可能に配管されている。P3は中間温水管路8に設け
たポンプである。
【0014】また、第二吸収器4b、第二凝縮器2bの
順に高温水管路10が配管され、第二吸収器4bにおい
ては高温再生器1aから供給された濃液が冷媒を吸収す
る際に生じる熱により、また第二凝縮器2bにおいては
高温再生器1aから供給される高温の冷媒蒸気によって
それぞれ加熱されるため、高温水管路10の吐出側から
高温水(例えば80℃)の取り出しが可能となってい
る。
順に高温水管路10が配管され、第二吸収器4bにおい
ては高温再生器1aから供給された濃液が冷媒を吸収す
る際に生じる熱により、また第二凝縮器2bにおいては
高温再生器1aから供給される高温の冷媒蒸気によって
それぞれ加熱されるため、高温水管路10の吐出側から
高温水(例えば80℃)の取り出しが可能となってい
る。
【0015】高温再生器1aで生成する冷媒および濃液
を分配することにより単効用ヒートポンプと二重効用ヒ
ートポンプとが形成される。 一般に、二重効用ヒートポンプの中間温水側COP;2.0 〃 熱源水側COP ;1.0 単効用ヒートポンプの温水側COP ;1.5 〃 中間温水側COP ;0.5 であるので、二重効用側の高温再生器入熱量を1とする
と、中間水側への出熱は2.0。これを単効用側の熱源
水として入熱させるため、単効用側の高温再生器 への入熱量は、2.0÷0.5=4.0である。 したがって、システム全体のCOPは COP=4.0×1.5÷(1+4.0)=1.2 であり、従来の吸収ヒートポンプのCOP(1.12
5)より約7%(1.2÷1.125≒1.07)の改
善が図られたことが分かる。
を分配することにより単効用ヒートポンプと二重効用ヒ
ートポンプとが形成される。 一般に、二重効用ヒートポンプの中間温水側COP;2.0 〃 熱源水側COP ;1.0 単効用ヒートポンプの温水側COP ;1.5 〃 中間温水側COP ;0.5 であるので、二重効用側の高温再生器入熱量を1とする
と、中間水側への出熱は2.0。これを単効用側の熱源
水として入熱させるため、単効用側の高温再生器 への入熱量は、2.0÷0.5=4.0である。 したがって、システム全体のCOPは COP=4.0×1.5÷(1+4.0)=1.2 であり、従来の吸収ヒートポンプのCOP(1.12
5)より約7%(1.2÷1.125≒1.07)の改
善が図られたことが分かる。
【0016】また、 QE1;第一蒸発器3aにおける交換熱量 QE2;第二蒸発器3bにおける交換熱量 N1 ;第一蒸発器3aにおける冷媒蒸発量 N2 ;第二蒸発器3bにおける冷媒蒸発量 G10;第一吸収器4aより流出する稀液量(濃度58
%) G20;第二吸収器4bより流出する稀液量(濃度60
%) G11;第一吸収器4aに流入する濃液量(濃度63.5
%) G21;第二吸収器4bに流入する濃液量(濃度63.5
%) とすると、 G10×0.58=G11×0.635 G20×0.60=G21×0.635 N1 =G10−G11 N2 =G20−G21 N1 :N2 ≒QE1:QE2=1:2.0 なる関係より、 G21/G11=3.28 したがって、高温再生器1aからの濃液は第一吸収器4
aと第二吸収器4bとに1:3.28の比率で分配され
て流入する。
%) G20;第二吸収器4bより流出する稀液量(濃度60
%) G11;第一吸収器4aに流入する濃液量(濃度63.5
%) G21;第二吸収器4bに流入する濃液量(濃度63.5
%) とすると、 G10×0.58=G11×0.635 G20×0.60=G21×0.635 N1 =G10−G11 N2 =G20−G21 N1 :N2 ≒QE1:QE2=1:2.0 なる関係より、 G21/G11=3.28 したがって、高温再生器1aからの濃液は第一吸収器4
aと第二吸収器4bとに1:3.28の比率で分配され
て流入する。
【0017】また、 NLG;低温再生器1bにおける冷媒発生量 nC1;低温再生器1bを経て第一凝縮器2aに導かれる
冷媒蒸気量 nC2;第二凝縮器2bに導かれる冷媒蒸気量 とすると、 NLG+nC1=N1 nC2=N2 NLG=4/6×nC1 なる関係より、 N1 :N2 =10/6×nC1:nC2=1:2.0 ∴nC1/nC2=3/10 したがって、高温再生器1aで発生する冷媒(蒸気)は
低温再生器1bと第二凝縮器2bに3:10の比率で分
配されて流入する。
冷媒蒸気量 nC2;第二凝縮器2bに導かれる冷媒蒸気量 とすると、 NLG+nC1=N1 nC2=N2 NLG=4/6×nC1 なる関係より、 N1 :N2 =10/6×nC1:nC2=1:2.0 ∴nC1/nC2=3/10 したがって、高温再生器1aで発生する冷媒(蒸気)は
低温再生器1bと第二凝縮器2bに3:10の比率で分
配されて流入する。
【0018】なお、第二凝縮器2bから第二蒸発器3b
に至る冷媒管路7と、第一凝縮器2aから第二蒸発器3
bに至る中間温水管路8との間に冷媒中間温水熱交換器
5cを設けることも可能であり、このような構成の吸収
ヒートポンプにおいては、第二凝縮器2bから第二蒸発
器3bに流入する冷媒が冷媒中間温水熱交換器5cにお
いて中間温水と熱交換して冷却され、冷媒が温度降下す
るのに必要な自己フラッシュ量が減少するため冷媒の有
効利用が促進され、高温水管路10を流れる温水が効率
的に加熱される。
に至る冷媒管路7と、第一凝縮器2aから第二蒸発器3
bに至る中間温水管路8との間に冷媒中間温水熱交換器
5cを設けることも可能であり、このような構成の吸収
ヒートポンプにおいては、第二凝縮器2bから第二蒸発
器3bに流入する冷媒が冷媒中間温水熱交換器5cにお
いて中間温水と熱交換して冷却され、冷媒が温度降下す
るのに必要な自己フラッシュ量が減少するため冷媒の有
効利用が促進され、高温水管路10を流れる温水が効率
的に加熱される。
【0019】(実施例2)図2は、図1に示した吸収ヒ
ートポンプの第一吸収器4aの稀液と第二吸収器4bの
稀液が合流する高温熱交換器5a手前の吸収液管路6
と、低温再生器1bから分岐して低温熱交換器5bと第
二吸収器4bに至る吸収液管路6との間に、中温熱交換
器5dを取り付けた実施例である。
ートポンプの第一吸収器4aの稀液と第二吸収器4bの
稀液が合流する高温熱交換器5a手前の吸収液管路6
と、低温再生器1bから分岐して低温熱交換器5bと第
二吸収器4bに至る吸収液管路6との間に、中温熱交換
器5dを取り付けた実施例である。
【0020】この吸収ヒートポンプにおいては、第一吸
収器4aから吸収液管路6を通って高温再生器1aに流
入する稀液は低温熱交換器5bにおいて加熱され、第二
吸収器4bから吸収液管路6を通って来た稀液と混合し
て中温熱交換器5dと高温熱交換器5aの二箇所におい
て加熱され、高温再生器1aには高温になって流入する
ため、冷媒を蒸発分離する効率が向上する。一方、低温
再生器1bから第一吸収器4aと第二吸収器4bに分岐
して流入する濃液は熱を奪われて温度が低下し、第一吸
収器4aと第二吸収器4bにおいて、第一蒸発器3aと
第二蒸発器3bとからの冷媒蒸気の吸収能力が向上し、
冷媒蒸気が盛んに吸収されて発熱量が増大し、高温水管
路10を流れる温水が効果的に加熱される。
収器4aから吸収液管路6を通って高温再生器1aに流
入する稀液は低温熱交換器5bにおいて加熱され、第二
吸収器4bから吸収液管路6を通って来た稀液と混合し
て中温熱交換器5dと高温熱交換器5aの二箇所におい
て加熱され、高温再生器1aには高温になって流入する
ため、冷媒を蒸発分離する効率が向上する。一方、低温
再生器1bから第一吸収器4aと第二吸収器4bに分岐
して流入する濃液は熱を奪われて温度が低下し、第一吸
収器4aと第二吸収器4bにおいて、第一蒸発器3aと
第二蒸発器3bとからの冷媒蒸気の吸収能力が向上し、
冷媒蒸気が盛んに吸収されて発熱量が増大し、高温水管
路10を流れる温水が効果的に加熱される。
【0021】(実施例3)図3は、図1に示した吸収ヒ
ートポンプの第二凝縮器2bから第二蒸発器3bに至る
冷媒管路7と、稀液を第一吸収器4aから低温熱交換器
5b、高温熱交換器5aを経由して高温再生器1aに送
っている吸収液管路6の低温熱交換器5b手前で分岐
し、稀液の一部を高温再生器1aに直接流入可能に設け
た稀液分岐管路61との間にドレン熱交換器5eを設け
た実施例である。
ートポンプの第二凝縮器2bから第二蒸発器3bに至る
冷媒管路7と、稀液を第一吸収器4aから低温熱交換器
5b、高温熱交換器5aを経由して高温再生器1aに送
っている吸収液管路6の低温熱交換器5b手前で分岐
し、稀液の一部を高温再生器1aに直接流入可能に設け
た稀液分岐管路61との間にドレン熱交換器5eを設け
た実施例である。
【0022】この吸収ヒートポンプにおいては、稀液分
岐管路61を通って高温再生器1aに流入する稀液がド
レン熱交換器5eにおいて高温の冷媒により加熱され、
高温再生器1aに高温になって流入するため、冷媒を蒸
発分離する効率が向上し、第二凝縮器2bから第二蒸発
器3bに流入する冷媒は逆に熱を奪われて温度が低下
し、冷媒が温度降下するのに必要な自己フラッシュ量が
減少するため冷媒の有効利用が促進され、高温水管路1
0を流れる温水が効果的に加熱される。
岐管路61を通って高温再生器1aに流入する稀液がド
レン熱交換器5eにおいて高温の冷媒により加熱され、
高温再生器1aに高温になって流入するため、冷媒を蒸
発分離する効率が向上し、第二凝縮器2bから第二蒸発
器3bに流入する冷媒は逆に熱を奪われて温度が低下
し、冷媒が温度降下するのに必要な自己フラッシュ量が
減少するため冷媒の有効利用が促進され、高温水管路1
0を流れる温水が効果的に加熱される。
【0023】なお、冷媒中間温水熱交換器5c、中温熱
交換器5d、ドレン熱交換器5eは適宜組み合わせて取
り付けることも可能である。
交換器5d、ドレン熱交換器5eは適宜組み合わせて取
り付けることも可能である。
【0024】
【発明の効果】本発明の吸収ヒートポンプは、上記した
ように単効用機器を単に2台組み合わせただけあった従
来の装置を、1台の装置にまとめ上げたものであり、大
幅な省スペース化が図れる。また、二重効用サイクルと
単効用サイクルとの組み合わせであるため、従来装置に
比べてCOPが約7%改善され、12℃程度の河川水を
低温熱源として利用し、80℃程度の高温水を効率良く
取り出すことができる。
ように単効用機器を単に2台組み合わせただけあった従
来の装置を、1台の装置にまとめ上げたものであり、大
幅な省スペース化が図れる。また、二重効用サイクルと
単効用サイクルとの組み合わせであるため、従来装置に
比べてCOPが約7%改善され、12℃程度の河川水を
低温熱源として利用し、80℃程度の高温水を効率良く
取り出すことができる。
【図1】実施例1の説明図である。
【図2】実施例2の説明図である。
【図3】実施例3の説明図である。
1a 高温再生器 1b 低温再生器 2a 第一凝縮器 2b 第二凝縮器 3a 第一蒸発器 3b 第二蒸発器 4a 第一吸収器 4b 第二吸収器 5a 高温熱交換器 5b 低温熱交換器 5c 冷媒中間温水熱交換器 5d 中温熱交換器 5e ドレン熱交換器 6 吸収液管路 7 冷媒管路 8 中間温水管路 9 冷水管路 10 高温水管路 P1 ポンプ P2 ポンプ P3 ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金子 敏之 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 山崎 志奥 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−60172(JP,A) 特開 昭60−33460(JP,A) 特開 昭58−62468(JP,A) 特開 昭60−245973(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25B 15/00 303 F25B 30/06
Claims (4)
- 【請求項1】 高温再生器、低温再生器、第一凝縮器、
第二凝縮器、第一蒸発器、第二蒸発器、第一吸収器、第
二吸収器、高温熱交換器、低温熱交換器とからなり、吸
収液管路を第一吸収器の稀液が低温熱交換器を経たのち
第二吸収器からの稀液と混合され、高温熱交換器を経て
高温再生器に流入し、冷媒を蒸発分離して濃縮された濃
液が高温熱交換器を経て低温再生器に流入したのち一部
が第二吸収器に、残部が低温熱交換器を経て第一吸収器
に還流可能に設け、冷媒管路を高温再生器で生成した冷
媒蒸気の一部が低温再生器を経て第一凝縮器に流入した
のち第一蒸発器に流入すると共に、前記生成冷媒蒸気の
残部が直接第二凝縮器に流入したのち第二蒸発器に流入
可能に設け、冷水管路を下水処理水、河川水などが第一
蒸発器を経て下水、河川などに排水可能に設け、中間温
水管路を第一吸収器、第一凝縮器、第二蒸発器の順に循
環可能に設け、第二吸収器、第二凝縮器の順に設けた高
温水管路から高温水を取り出すことを特徴とする吸収ヒ
ートポンプ。 - 【請求項2】 第二凝縮器から第二蒸発器に至る冷媒管
路と、第一凝縮器から第二蒸発器に至る中間温水管路と
の間に、冷媒中間温水熱交換器を設けた請求項1記載の
吸収ヒートポンプ。 - 【請求項3】 低温再生器から分岐して第二吸収器と低
温熱交換器に至る吸収液管路と、第一吸収器と第二吸収
器から合流して高温熱交換器を経て高温再生器に至る吸
収液管路の高温熱交換器手前との間に、中温熱交換器を
設けた請求項1記載の吸収ヒートポンプ。 - 【請求項4】 第二凝縮器から第二蒸発器に至る冷媒管
路と、稀液の一部を第一吸収器から高温再生器に直接流
入可能に設けた吸収液管との間に、ドレン熱交換器を設
けた請求項1記載の吸収ヒートポンプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03232518A JP3083361B2 (ja) | 1991-08-21 | 1991-08-21 | 吸収ヒートポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03232518A JP3083361B2 (ja) | 1991-08-21 | 1991-08-21 | 吸収ヒートポンプ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0552439A JPH0552439A (ja) | 1993-03-02 |
| JP3083361B2 true JP3083361B2 (ja) | 2000-09-04 |
Family
ID=16940588
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP03232518A Expired - Fee Related JP3083361B2 (ja) | 1991-08-21 | 1991-08-21 | 吸収ヒートポンプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3083361B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6198152B1 (en) | 1998-02-05 | 2001-03-06 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Semiconductor device |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3787508B2 (ja) | 2001-07-19 | 2006-06-21 | 株式会社日立製作所 | 高圧燃料供給ポンプ |
| JP4110123B2 (ja) | 2004-07-12 | 2008-07-02 | 株式会社神戸製鋼所 | スクリュ圧縮機 |
| MX2013003520A (es) * | 2010-09-29 | 2013-12-02 | Sunengen Ltd | Refrigeracion con absorcion de vapor. |
| JP2014190680A (ja) * | 2013-03-28 | 2014-10-06 | Ebara Refrigeration Equipment & Systems Co Ltd | 吸収ヒートポンプ |
| CN109708338A (zh) * | 2017-10-25 | 2019-05-03 | 北京华源泰盟节能设备有限公司 | 一种污水、海水真空蒸发装置及吸收式热泵 |
-
1991
- 1991-08-21 JP JP03232518A patent/JP3083361B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6198152B1 (en) | 1998-02-05 | 2001-03-06 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Semiconductor device |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0552439A (ja) | 1993-03-02 |
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|---|---|---|---|
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